JP2009112713A - 商品前出し器具及び商品前出し陳列用什器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商品前出し器具が、商品前出し用面を有する本体と、商品前出し用面とは反対側で、商品前出し用面に対して傾斜又は湾曲するバネ板部を有するように本体に取り付けられた板バネとを備え、バネ板部の先端部が商品陳列ケースの後方壁に押し付けられることで生じるバネ板部の反発により、商品を商品前出し用面で後方から前方に自動的に押し出すように構成する。
【選択図】図5B
Description
しかしながら、当該方法では、2枚のバネ板の弾性力のバランスが崩れると、すなわちいずれか一方のバネ板の弾性力が他方より大きくなると、商品が傾いて移動経路で詰まり、商品を前出しできない恐れがある。したがって、2枚のバネ板の弾性力のバランスの管理が重要となるが、当該バランスは、製造時の寸法誤差や経年変化等によって発生するため、その管理は困難である。また、商品の背面が2枚のバネ板から均等に弾性力を受ける構成(例えば面一)でなければならず、従って、対応できる商品も限定されるという欠点がある。
本発明の第1態様によれば、商品陳列ケースに陳列された商品が取り出される毎に、残りの商品を前記商品陳列ケースの後方から前方に自動的に押し出す商品前出し器具であって、
前記商品前出し器具は、
商品前出し用面を有する本体と、
前記商品前出し用面とは反対側で前記商品前出し用面に対して傾斜又は湾曲するバネ板部を有するように前記本体に取り付けられた板バネと、
を備え、
前記バネ板部の先端部が前記商品陳列ケースの後方壁に押し付けられることで生じる前記バネ板部の反発により、前記商品を前記商品前出し用面で後方から前方に自動的に押し出すことを特徴とする商品前出し器具を提供する。
前記板バネの先端側で折り曲げられた部分で前記バネ板部を構成し、
前記板バネの後端側で折り曲げられた部分で前記脚部を構成し、
前記バネ板部と前記脚部との間の部分を取付部として前記本体に取り付けられる、第4態様に記載の商品前出し器具を提供する。
商品前出し用面を有する本体と、前記商品前出し用面とは反対側で前記商品前出し用面に対して傾斜又は湾曲するバネ板部を有するように前記本体に取り付けられた板バネとを有する商品前出し器具と、
を備える商品前出し陳列用什器であって、
前記商品陳列箱は、前方壁が前記収納した商品の高さよりも低くなるようにその上部を取り外し可能に構成され、
前記商品前出し器具は、前記商品陳列箱内において前記商品よりも後方に配置され、前記商品陳列箱内から商品が取り出される毎に、前記バネ板部の先端部が前記商品陳列箱の後方壁に押し付けられることで生じる前記バネ板部の反発により、前記商品陳列箱内に残っている商品を前記商品前出し用面で後方から前方に自動的に押し出して前記前方壁に当接させる
ことを特徴とする商品前出し陳列用什器を提供する。
また、商品陳列箱の前方壁が前記収納した商品の高さよりも低くなるように、商品陳列箱の上部が取り外し可能に構成されているので、例えばメーカーから小売業者への運搬時には、上部が取り付いた状態で商品陳列箱の中に商品を入れて運搬することができる。一方、小売業者が商品を展示する際には、前記上部を取り外すだけで商品陳列箱が商品陳列ケースとして機能し、商品を別の商品陳列ケースに入れ替える必要性を無くすことができる。このとき、前記上部が取り外された商品陳列箱の前方壁は前記収納した商品の高さよりも低いので、顧客は商品の表面の一部を見てその商品がどんな商品であるかを確認することができるともに、商品の取り出しをスムーズに行うことができる。
図1〜図5Cを用いて、本発明の第1実施形態にかかる商品前出し器具について説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる商品前出し器具を前方側から見た斜視図であり、図2は、当該商品前出し器具を後方側から見た斜視図である。図3は、商品前出し器具を構成する板バネの展開図である。図4は、商品前出し器具が使用される商品陳列ケースの一例を示す図である。図4中では、左下側が前方であり、右上側が後方である。図5A〜図5Cは、商品陳列ケース内で商品前出し器具が商品を前方に押し出す状態を段階的に示す側断面図である。図5A〜図5C中では、左側が前方であり、右側が後方である。
また、本体2は、その前面で商品前出し用面21を構成している。商品前出し用面21は、平面であることが好ましいが、商品50の背面の形状に起伏があれば、その起伏に応じた起伏があってもよい。すなわち、商品前出し用面21は、商品50を奥行き方向に平行に押し出すことができるように、できる限り広い面で商品50の背面と接触可能に構成されていればよい。
図6を用いて、本発明の第2実施形態にかかる商品前出し陳列用什器について説明する。図6は、本発明の第2実施形態にかかる商品前出し陳列用什具の構成を示す側断面図である。図6中では、左側が前方であり、右側が後方である。
商品陳列箱10Aは、前方壁12が商品50の高さよりも低くなるように、その上部10Bを取り外し可能に構成されている。図6の実線で示すように上部10Bを取り外した際、商品陳列箱10Aの残りの部分が商品陳列ケース1となる。なお、上部10Bの取り外し方法は、特に限定されるものではないが、例えば、商品陳列箱10Aの材質を紙とし、取り外す部分に2つの平行なミシン目を入れ、当該ミシン目に沿って上部10Bを切り離すようにしてもよい。
また、商品陳列箱10Aの前方壁12が商品50の高さよりも低くなるように、商品陳列箱10Aの上部10Bが取り外し可能に構成されているので、例えばメーカーから小売業者への運搬時には、上部10Bが取り付いた状態で商品陳列箱10Aの中に商品を入れて運搬することができる。すなわち、運搬が容易である。一方、小売業者が商品50を展示する際には、上部10Bを取り外すだけで商品陳列箱10Aが商品陳列ケース10として機能し、商品50を商品陳列ケース10に入れる必要性を無くすことができる。このとき、上部10Bが取り外された商品陳列箱10Aの前方壁12は商品50の高さよりも低いので、顧客は商品50の表面の一部を見てその商品がどんな商品であるかを確認することができるともに、商品50の取り出しをスムーズに行うことができる。
図7及び図8を用いて、本発明の第3実施形態にかかる商品前出し器具について説明する。図7は、本発明の第3実施形態にかかる商品前出し器具を後方側から見た斜視図である。図8は、本発明の第3実施形態にかかる商品前出し器具が商品陳列ケース内で商品を前方に押し出す状態を示す側断面図である。
本発明の第3実施形態にかかる商品前出し器具によれば、バネ脚部33を設けずに、さらに板バネを加工する手間を減らすことができる。
また、上記では、バネ板部31は、本体2の上端部より下方の位置で取付部32から折れ曲がって後方に突出するように構成したが、当該折れ曲げ位置は、商品50をほぼ水平に前出しすることができる位置であればよく、商品50の重心等に応じて適宜設定すればよい。例えば、図9に示すように、本体2の上端部で取付部32から折れ曲がって後方に突出するように構成してもよい。
また、図9では板バネ3がバネ脚部33を有するように示したが、図10及び図11に示す板バネ3Cのようにバネ脚部33は無くてもよい。
2 本体
3 板バネ
10 商品陳列ケース
11 後方壁
12 前方壁
21 商品前出し面
31 バネ板部
31a 先端部
32 取付部
33 バネ脚部
41〜44 折り目線
Claims (11)
- 商品陳列ケースに陳列された商品が取り出される毎に、残りの商品を前記商品陳列ケースの後方から前方に自動的に押し出す商品前出し器具であって、
前記商品前出し器具は、
商品前出し用面を有する本体と、
前記商品前出し用面とは反対側で前記商品前出し用面に対して傾斜又は湾曲するバネ板部を有するように前記本体に取り付けられた板バネと、
を備え、
前記バネ板部の先端部が前記商品陳列ケースの後方壁に押し付けられることで生じる前記バネ板部の反発により、前記商品を前記商品前出し用面で後方から前方に自動的に押し出すことを特徴とする商品前出し器具。 - 前記バネ板部の先端部は、前記商品陳列ケースの後方壁に対する傾斜角度が前記バネ板部の前記傾斜又は湾曲する本体部よりも小さく又は前記後方壁と平行になるように折れ曲がっている、請求項1に記載の商品前出し器具。
- 前記商品前出し器具は、それ自体で自立可能に構成されている、請求項1又は2に記載の商品前出し器具。
- 前記板バネは、中間部に折り目を有する一枚の板状部材で構成され、前記折り目を挟んで一方を前記バネ板部とし、前記折り目を挟んで他方を本体に取り付けるための取付部として構成されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の商品前出し器具。
- 前記商品前出し用面とは反対側に前記本体が転倒する力を軽減するように、前記本体の前記反対側の下部に取り付けられた脚部を有する、請求項1〜4のいずれか1つに記載の商品前出し器具。
- 前記板バネは、一枚の弾性板で構成され、
前記板バネの先端側で折り曲げられた部分で前記バネ板部を構成し、
前記板バネの後端側で折り曲げられた部分で前記脚部を構成し、
前記バネ板部と前記脚部との間の部分を取付部として前記本体に取り付けられる、請求項5に記載の商品前出し器具。 - 前記バネ板部の長さは、前記商品陳列ケースの奥行き方向の長さから前記本体の奥行き方向の長さを差分した長さよりも長い、請求項1〜6のいずれか1つに記載の商品前出し器具。
- 前記本体の前記商品前出し用面に商品関連情報が付されている、請求項1〜7のいずれか1つに記載の商品前出し器具。
- 前記商品関連情報は、前記商品の表面デザインである、請求項8に記載の商品前出し器具。
- 前記板バネは、前記折り目を挟んで設けられる前記バネ板部と前記取付部のみで構成され、脚部を有しないことを特徴とする、請求項4に記載の商品前出し器具。
- 複数個の商品を奥行き方向に陳列した状態で収納可能な商品陳列箱と、
商品前出し用面を有する本体と、前記商品前出し用面とは反対側で前記商品前出し用面に対して傾斜又は湾曲するバネ板部を有するように前記本体に取り付けられた板バネとを有する商品前出し器具と、
を備える商品前出し陳列用什器であって、
前記商品陳列箱は、前方壁が前記収納した商品の高さよりも低くなるようにその上部を取り外し可能に構成され、
前記商品前出し器具は、前記商品陳列箱内において前記商品よりも後方に配置され、前記商品陳列箱内から商品が取り出される毎に、前記バネ板部の先端部が前記商品陳列箱の後方壁に押し付けられることで生じる前記バネ板部の反発により、前記商品陳列箱内に残っている商品を前記商品前出し用面で後方から前方に自動的に押し出して前記前方壁に当接させる
ことを特徴とする商品前出し陳列用什器。
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2007
- 2007-11-09 JP JP2007292140A patent/JP5252886B2/ja not_active Expired - Fee Related
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