JP2009112554A - 身体組成推計装置及び身体組成推計方法 - Google Patents

身体組成推計装置及び身体組成推計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被験者の身体組成が誤認されることを抑制することができる電気特性推計装置を提供する。
【解決手段】身体組成推計装置1は、電気インピーダンス測定部50と、インピーダンス軌跡算出部11と、判断部13と、報知部14と、身体組成推計部15とを備えている。電気インピーダンス測定部50は、被験者の体の電気インピーダンスを測定する。インピーダンス軌跡算出部11は、インピーダンス軌跡を算出する。判断部13は、各周波数における電気インピーダンスのインピーダンス軌跡に対する分布、及びインピーダンス軌跡の大きさの少なくとも一方に基づいて電気インピーダンスの測定に異常がなかったか否かを判断する。報知部14は、異常があったと判断された際に異常を報知する。身体組成推計部15は、少なくとも判断部において異常がなかったと判断された際に、インピーダンス軌跡から被験者の身体組成を推計する。
【選択図】図1

Description

本発明は、身体組成推計装置に関し、特には生体電気インピーダンス法に基づいて、被験者の体脂肪の状態や体水分分布などといった身体組成の推計に用いられる身体組成推計装置及び身体組成推計方法に関する。
従来、例えば特許文献1〜4などにおいて、生体電気インピーダンス法に基づいて、被験者の体脂肪の状態や体水分分布などといった身体組成を推計する身体組成推計装置が種々提案されている。具体的には、特許文献1には、以下に示す身体組成推計方法を用いた身体組成推計装置が開示されている。
すなわち、特許文献1に記載された身体組成推計装置では、周波数の異なる複数の電流が印加されたときの生体電気インピーダンスが測定される。得られた複数周波数における生体電気インピーダンスから、最小二乗法を用いることによりインピーダンス軌跡が演算される。そのインピーダンス軌跡から被験者の体の周波数が0の場合の生体電気インピーダンスR0と、周波数が∞である場合の生体電気インピーダンスR∞とが算出される。そして、生体電気インピーダンスR0及びR∞から被験者の体の身体組成が推計される。
特開2000−316829号公報 特開平9−154829号公報 特開2003−116805号公報 特許第3984332号
被験者の体の電気インピーダンス測定値は、電気インピーダンスを測定する際の被験者の姿勢や、被験者の体と身体組成推計装置の電極との接触状態によって大きく変化する。このため、被験者の姿勢が好ましくない場合や、被験者の体の一部がベッドの枠などの金属部材に接触している場合などにおいては電気インピーダンスが正確に測定されない場合がある。
しかしながら、特許文献1に開示された身体組成推計装置では、電気インピーダンスが正確に測定されなかった場合であっても、身体組成が推計され、推計された身体組成が出力される。この場合、不正確な電気インピーダンスに基づいて身体組成が推計されることとなるため、得られた身体組成推計値も不正確なものとなる。従って、このような不正確な身体組成推計値が出力されてしまうと、身体組成の誤認が生じるおそれがある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被験者の身体組成が誤認されることを抑制することができる電気特性推計装置を提供することにある。
なお、例えば、特許文献2には、身体組成推計値と共に、インピーダンス軌跡を画面に表示させる方法が開示されている。また、特許文献3には、インピーダンス軌跡の変化をリアルタイムで表示させる技術が開示されている。これらの技術によれば、被験者や診断者が、表示されたインピーダンス軌跡を見て、正確な測定が行われたか否かを判断できないこともない。
しかしながら、これらの技術では、正確な測定が行われたか否かの判断は、被験者や測定者の主観的な判断に委ねられるため、定量的な判断が困難であり、判断者によって正常な測定が行われたか否かの判断が異なることとなる。また、電気特性推計装置の使用に慣れていない被験者には、インピーダンス軌跡から正常な測定が行われた否かを判断することは困難である。
本発明に係る身体組成推計装置は、被験者の身体組成を推計するものである。本発明に係る身体組成推計装置は、電気インピーダンス測定部と、インピーダンス軌跡算出部と、判断部と、報知部と、身体組成推計部とを備えている。電気インピーダンス測定部は、周波数の異なる複数のプローブ電流を生成し、その各周波数のプローブ電流を被験者の体に印加して、被験者の体の電気インピーダンスを測定する。インピーダンス軌跡算出部は、電気インピーダンス測定部によって測定された各周波数における電気インピーダンスからインピーダンス軌跡を算出する。判断部は、測定された各周波数における電気インピーダンスのインピーダンス軌跡に対する分布、及びインピーダンス軌跡の大きさの少なくとも一方に基づいて、電気インピーダンスの測定に異常がなかったどうかを判断する。報知部は、判断部において異常があったと判断された際に、異常を報知する。身体組成推計部は、少なくとも判断部において異常がなかったと判断された際に、インピーダンス軌跡から被験者の身体組成を推計する。
本発明のある特定の局面では、判断部はΣe(f)、下記数式(1)で求められるΣe’(f)または下記数式(2)によって求められるΣe’’(f)が、あらかじめ定められた閾値よりも大きいときに電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断する。
Σe’(f)=Σ{e(f)/r} ………(1)
Σe’’(f)=Σ{e(f)/h} ………(2)
但し、
e(f):周波数(f)における電気インピーダンスとインピーダンス軌跡の間の所定方向における距離、
r:インピーダンス軌跡の半径、
h:被験者の身長、
である。
本発明の別の特定の局面では、判断部はインピーダンス軌跡においてリアクタンスが最小となる点における周波数があらかじめ定められた範囲外であるときに、電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断する。
本発明のさらに別の特定の局面では、判断部はインピーダンス軌跡から算出されるプローブ電流の周波数が∞であるときの電気インピーダンスR∞をプローブ電流の周波数が0である場合の電気インピーダンスR0で除算して得られる値R∞/R0があらかじめ定められた範囲外であるときに、電気インピーダンスの測定に異常があったもの判断する。
本発明のある特定の局面において、判断部は、インピーダンス軌跡において、リアクタンスが最小となる点における周波数があらかじめ定められた範囲にないときも、電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断するものであってもよい。
また、その場合において、判断部は、インピーダンス軌跡から算出されるプローブ電流の周波数が∞であるときの電気インピーダンスR∞をプローブ電流の周波数が0である場合の電気インピーダンスR0で除算して得られる値R∞/R0があらかじめ定められた範囲外であるときにも、電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断するものであってもよい。
本発明のある特定の局面または別の特定の局面において、判断部は、インピーダンス軌跡から算出されるプローブ電流の周波数が∞であるときの電気インピーダンスR∞をプローブ電流の周波数が0である場合の電気インピーダンスR0で除算して得られる値R∞/R0があらかじめ定められた範囲外であるときにも、電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断するものであってもよい。
本発明に係る身体組成推計部において、身体組成推計部は判断部において異常がなかったと判断された際にのみ、被験者の身体組成を推計するものであってもよい。
本発明に係る身体組成推計方法は、被験者の身体組成を推計する方法であって、電気インピーダンス測定工程と、インピーダンス軌跡算出工程と、判断工程と、報知工程と、身体組成推計工程とを備えている。電気インピーダンス測定工程は、周波数の異なる複数のプローブ電流を生成し、その生成した各周波数のプローブ電流を被験者の体に印加して、被験者の体の電気インピーダンスを測定する工程である。インピーダンス軌跡算出工程は、電気インピーダンス測定工程において測定された各周波数における電気インピーダンスからインピーダンス軌跡を算出する工程である。判断工程は、測定された各種周波数における電気インピーダンスのインピーダンス軌跡に対する分布、及びインピーダンス軌跡の半径の大きさの少なくとも一方に基づいて電気インピーダンスの測定に異常がなかった否かを判断する工程である。報知工程は判断工程において異常があったと判断された際に、異常があったことを報知する工程である。身体組成推計工程は、少なくとも判断部において異常がなかったと判断された際にインピーダンス軌跡から被験者の身体組成を推計する工程である。
本発明によれば、判断部において電気インピーダンスの測定に異常があったか否かが自動的に判断され、電気インピーダンスの測定に異常があったと判断された場合には、報知部によって異常が報知されるため、被験者により身体組成が誤認されることを抑制することができる。
(生体電気インピーダンス法)
本発明の実施形態について説明するに先立って、下記実施形態の身体組成推計装置において利用される生体電気インピーダンス法の原理について説明する。
生体電気インピーダンス法は、生体電気インピーダンスから被験者の体水分分布や、体脂肪率、体脂肪量などといった身体組成を推計する方法である。生体電気インピーダンスは、生体中のイオンによって運送される電流に対する生体のレジスタンスと、細胞膜、組織界面、あるいは非イオン化組織によって作り出される様々な種類の分極プロセスと関連したリアクタンスとにより構成される。
リアクタンスの逆数であるキャパシンタスは、主として電流に時間的遅れをもたらし、位相のずれ(フェーズシフト)を作り出す。このフェーズシフトは、レジスタンスに対するリアクタンスの比率の逆正接角(アークタンジェント)である電気位相角として幾何学的に定量することができる。なお、生体電気インピーダンスZの大きさは、レジスタンスをRとし、リアクタンスをXとすると、Z=R+Xによって定義される。
生体電気インピーダンスZ、レジスタンスR、リアクタンスX及び電気位相角Φは周波数依存性を有する。電流の周波数が非常に低い場合は、細胞膜と組織界面の生体電気インピーダンスZは非常に高くなる。このため、電流は細胞膜や組織界面を通じて流れず、細胞外液を通じてのみ流れる。従って、測定される生体電気インピーダンスZは、レジスタンスRと実質的に等しくなる。
電流の周波数が増加するにつれて、電流は細胞膜や組織界面を通じて流れるようになる。このため、リアクタンスXが高くなると共に、位相角Φが広がる。但し、電流の周波数が、臨界周波数fcを超えると、細胞膜及び組織界面の容量性性能が失われる。このため、電流の周波数が臨界周波数fcを超えてさらに大きくなると、リアクタンスXは減少する。電流の周波数が非常に高くなると、生体電気インピーダンスZは、再びレジスタンスRと実質的に等しくなる。なお、「臨界周波数」とは、リアクタンスが最大となるときの周波数をいう。
図3は、人体の電気等価回路図である。図3に示すように、人体の等価回路は、細胞膜容量Cmk及び細胞内液抵抗Rikが直列に接続された回路と、細胞外液抵抗Reとの並列回路により構成されている。
電流の周波数が低い場合、電流は主として細胞外スペースを流れる。このため、インピーダンスZは細胞外液抵抗Reと実質的に等しくなる。一方、電流の周波数が高い場合、電流は実質的に細胞膜を通るようになる。このため、細胞膜容量Cmは実質的に短絡されているものとみなされる。従って、電流の周波数が高い場合は、インピーダンスZは、合成抵抗Ri・Re/(Ri+Re)と実質的に等しくなる。ここでCm、Riは組織全体としてのCmk、Rikの合成容量、合成抵抗を意味する。
従って、周波数の低い電流を印加して被験者の体の電気インピーダンスを測定することで細胞外液抵抗Reを求めることができる。また、求められた細胞外液抵抗Reと、周波数の高い電流を印加したときの被験者の体の電気インピーダンスとから、Z=Ri・Re/(Ri+Re)に基づいて細胞内液抵抗Riを求めることができる。そして、得られた細胞内液抵抗Riと細胞外液抵抗Reとに基づいて被験者の身体組成値を推計することができる。なお、被験者の身体組成の推計方法は、特に限定されず、従来既知の方法を用いることができる。
なお、本明細書において「身体組成」とは、身体の組成に関わるデータ全般をいう。例えば「身体組成」は、身体の組成の量、身体に対する特定の組成の割合、身体に対する特定の組成の分布などを含む。「組成」とは、身体を組成するものであり、組成の具体例としては、例えば、水分、細胞内液、細胞外液、タンパク質、脂肪、カルシウム分などが挙げられる。身体組成の具体例としては、体脂肪率、被験者の身体に含まれる脂肪の重量、徐脂肪体重、体水分分布、骨密度などが挙げられる。体水分分布の具体例としては、細胞内液量、細胞外液量、体内水分量などが挙げられる。など、体内水分量は、細胞内液量と細胞外液量との総和である。
(第1の実施形態)
−身体組成推計装置1の構成−
次に、図1及び図2に示す第1の実施形態に係る身体組成推計装置1について説明する。図2に示すように、身体組成推計装置1は、被験者の体Eの身体組成を推計するための装置である。身体組成推計装置1は、図1に示すように、CPU(central processing unit)10と、電流検出部20と、信号出力部30と、電圧検出部40と、記録部62と、入力部63と、スピーカー64と、表示部65と、表面電極Lc及びHcと、表面電極Lp及びHpとを備えている。
CPU10は、インピーダンス軌跡算出部11と、インピーダンス算出部12と、判断部13と、身体組成推計部15と、報知部14とを備えている。CPU10のインピーダンス算出部12と、電流検出部20と、信号出力部30と、電圧検出部40とは、電気インピーダンス測定部50を構成している。
まず、図1及び図2を参照しながら、電気インピーダンス測定部50について説明する。電気インピーダンス測定部50は、周波数の異なる複数のプローブ電流を生成し、その各周波数のプローブ電流を被験者の体Eに印加して、各周波数のプローブ電流が被験者の体Eに流されているときに被験者の体Eの電気インピーダンスを測定する。
信号出力部30は、CPU10からの指示に従って被験者の体Eに対してマルチ周波数電流Ibを流す。信号出力部30は、PIO(パラレル・インターフェイス)31と、測定信号発生機32と、出力バッファ33とを備えている。測定信号発生機32は、PIO31を介して行われるCPU10の指示に従って、所定の周期ごとに測定信号(電流)Iaを出力バッファ33に対して出力する。測定信号発生機32が測定信号Iaを出力する周期は、例えば800nsec程度とすることができる。測定信号Iaは、上記所定の周期内において、所定の周波数間隔で随時変化する信号である。測定信号Iaは、例えば1kHz〜400kHzの範囲で15kHzの周波数間隔で変化するものであってもよい。もしくは特開平10−14898号公報に示されるM系列信号のように多くの周波数成分を含んだ測定信号であってもよい。
出力バッファ33は、入力される測定信号Iaを定電流状態に保ちながら、マルチ周波数電流Ibとして表面電極Hcに出力する。図2に示すように、表面電極Hcは、測定時において被験者の体Eの右手甲部Hに対して取り付けられる。これにより、マルチ周波数電流Ibが被験者の体Eに流れる。なお、マルチ周波数電流Ibの電流値は特に限定されない。マルチ周波数電流Ibの電流値は、例えば100〜800μA程度とすることができる。
表面電極Hcは、表面電極Lcと対をなしている。表面電極Lcは、右足甲部Lに対して取り付けられる。図1に示すように、表面電極Lcは、電流検出部20に接続されている。電流検出部20は、被験者の体Eを流れるマルチ周波数電流Ibを検出し、マルチ周波数電流Ibを電圧に変換した後に、得られた電圧信号Vbを出力する。
図1に示すように、電流検出部20は、I/V変換器24と、BPF23と、A/D変換器22と、サンプリングメモリ21とを有する。I/V変換器24は、電流/電圧変換器である。I/V変換器24は、図2に示すように、表面電極Hcと表面電極Lcとの間に流れるマルチ周波数電流Ibを検出して電圧Vbに変換する。I/V変換器24は、得られた電圧VbをBPF23に対し出力する。
BPF23は、バンドパスフィルタである。BPF23は、電圧信号Vbから不要な帯域の信号をカットしてA/D変換器22に出力する。なお、BPF23の通過帯域は、身体組成推計装置1の仕様に応じて適宜選択することができる。BPF23の通過帯域は、例えば、約1kHz〜800kHzに設定することができる。
A/D変換器22は、CPU10からのデジタル変換指示に従って、アナログの電圧Vbをデジタルの電圧信号Vbに変換する。デジタルの電圧信号Vbは、電流データVbとして、測定信号Iaの周波数毎にサンプリングメモリ21に格納される。
サンプリングメモリ21は、測定信号Iaの周波数毎に一時格納されたデジタル電圧信号Vbを、CPU10の求めに応じて、CPU10に送信する。具体的には、デジタル電圧信号Vbは、CPU10内のインピーダンス算出部12に対して送信される。なお、サンプリングメモリ21及び後述するサンプリングメモリ41は、例えばSRAMにより構成することができる。
このように、信号出力部30と電流検出部20とにより、デジタル電圧信号Vbがインピーダンス算出部12に入力される。
一方、デジタル電圧信号Vpは電圧検出部40からインピーダンス算出部12に対して入力される。
図1に示すように、電圧検出部40は、差動増幅器44と、BPF43と、A/D変換器42と、サンプリングメモリ41とを備えている。
差動増幅器44は、図2に示すように、被験者の右手甲部Hに貼り付けられた表面電極Hpと足後部Lに貼り付けられた表面電極Lpとの間の電圧Vpを検出する。図1に示すように、差動増幅器44は、検出された電圧VpをBPF43に対して出力する。
BPF43は、入力された電圧信号Vpから所定の帯域の信号をカットしてA/D変換器42に出力する。なお、BPF43の通過帯域は、身体組成推計装置1の仕様に応じて適宜選択することができる。BPF43の通過帯域は、例えば、約1kHz〜800kHzに設定することができる。
A/D変換器42は、CPU10からのデジタル変換指示に従って、アナログの電圧Vpをデジタルの電圧信号Vpに変換する。デジタルの電圧信号Vpは、測定信号Iaの周波数毎にサンプリングメモリ41に格納される。
サンプリングメモリ41は、一時格納されたデジタル電圧信号Vpを、CPU10の求めに応じて、CPU10に送信する。具体的には、デジタル電圧信号Vpは、CPU10内のインピーダンス算出部12に対して送信される。
インピーダンス算出部12は、入力されたデジタル電圧信号Vb及びVpから被験者の体Eの電気インピーダンスを算出する。インピーダンス算出部12は、算出した電気インピーダンスをインピーダンス軌跡算出部11と、判断部13と、身体組成推計部15とに対して出力する。
インピーダンス軌跡算出部11は、インピーダンス算出部12から入力された各周波数における電気インピーダンスからインピーダンス軌跡の中心座標と半径を算出する。また、インピーダンス軌跡算出部11は、プローブ電流の周波数が∞であるときのレジスタンスR∞と、プローブ電流の周波数が0であるときのレジスタンスR0と、R∞/R0と、臨界周波数fcとをさらに算出する。インピーダンス軌跡算出部11は、インピーダンス軌跡、R∞、R0及びR∞/R0と、臨界周波数fcと、ステップS1において算出された電気インピーダンスとを判断部13及び身体組成推計部15に対して出力する。
なお、インピーダンス軌跡は最小二乗法を用いて算出する。レジスタンスR∞及びR0は、算出されたインピーダンス軌跡とリアクタンスX=0との交点を求めることにより算出することができる。また、臨界周波数fcは、インピーダンス軌跡のうち、リアクタンスが最も小さくなる点の左右両側に位置する電気インピーダンス測定値に対応する周波数から算出することができる。
図6は、理想的なインピーダンス軌跡を表したグラフである。図6に示すグラフの横軸はレジスタンスRであり、縦軸はリアクタンスXである。図6にドットで示すデータは各周波数の電気インピーダンス測定値である。図6中、ドットDが最も周波数の高い電流を印加した際に測定されたデータである。図6中、ドットEが最も周波数の低い電流を印加した際に測定されたデータである。
インピーダンス軌跡は、各周波数の電気インピーダンス測定値にフィットするように、算出された曲線である。通常、インピーダンス軌跡は、ほぼCole-Coleの円弧となる。
上述のように、周波数が非常に低い場合及び非常に高い場合には、リアクタンスXは実質的に0となり、電気インピーダンスZは、レジスタンスRと実質的に等しくなる。このため、図6に示すように、インピーダンス軌跡とX=0との交点のうち、レジスタンスの大きい方が、周波数が0のときのレジスタンスR0となり、レジスタンスの小さい方が、周波数が∞のときのレジスタンスR∞となる。
図1に示す判断部13は、各周波数における電気インピーダンス測定値のインピーダンス軌跡に対する分布、及びインピーダンス軌跡の半径の大きさの少なくとも一方に基づいて電気インピーダンス測定に異常がなかったか否かを判断する。判断部13は、電気インピーダンス測定に異常がなかったと判断された際には、「異常なし」を示すOK信号を身体組成推計部15及び報知部14に対して出力する。一方、判断部13は、電気インピーダンス測定に異常があったと判断された際には、「異常あり」を示すNG信号を身体組成推計部15及び報知部14に対して出力する。
報知部14は、OK信号が入力された際には何もせず、NG信号が入力された際には、被験者や身体組成推計装置1の操作者に対して異常を報知する。異常の報知方法は特に限定されない。例えば、スピーカー64から異常報知音を出力する方法や、表示部65に電気インピーダンス測定に異常があった旨を表示させる方法、またはそれらを組み合わせた方法によって異常を報知してもよい。
身体組成推計部15は、電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡と、キーボードなどにより構成される入力部63から入力された被験者の情報に基づいて身体組成を推計する。身体組成推計部15は、少なくともOK信号が入力された際に身体組成を推計する。身体組成推計部15は、OK信号が入力されたときにのみ身体組成を推計するものであってもよいし、OK信号が入力された際及びNG信号が入力された際の両方に身体組成を推計するものであってもよい。なお、本実施形態では、OK信号が入力されたときにのみ身体組成が推計される場合を例に挙げて説明する。
身体組成推計部15は、推計した身体組成を表示部65に出力する。表示部65は、推計された身体組成を表示する。判断部13より報知部14に対してNG信号が出力された場合は、電気インピーダンス測定に異常があったものとして、身体組成の推計が中止された旨が表示される。
また、身体組成推計部15は、記録部62に対しても推計した身体組成を出力する。記録部62は、推計された身体組成を記録する。なお、記録部62は、RAMやROM、またはハードディスクなどによって構成することができる。
なお、身体組成の具体的推計方法は、特に限定されるものではなく、従来既知の方法を用いることができる。例えば、体水分量は、回帰分析により推計することができる。具体的には、人体の導体部分、すなわち体水分部分を長さL、断面積Sの円柱と仮定する。その場合、人体の導体部分の抵抗は長さLに比例し、断面積Sに反比例する。よって、R=ρL/Sとなり変形するとS=ρL/Rとなる。これを体積V=LSに代入すると人体の導体部分の体積VはρL/Rと推計される。従って、体水分量(TBW)は、TBW=α+βL/Rにより推計することができる。ここで、αとβとは統計的に求められる定数である。また、身長などの人体特徴データを上記式に加算することにより、推計される体水分量の精度を向上させることができる。具体的には、体水分量(TBW)は、TBW=α+βL/R+γW+δAGEにより推計することで、より正確な体水分量の推計が可能となる。ここで、Wは体重であり、AGEは年齢である。
同様の手法により除脂肪重量(FFM)も推計することができる。
−身体組成推計装置1の動作−
次に、主として図4及び図5と図1とを参照しつつ、身体組成推計装置1の動作について説明する。
(1)電気インピーダンスの測定(ステップS1)
図4に示すように、まず、ステップS1において、被験者の体Eの電気インピーダンスが測定される。ステップS1は、ステップS1−1、ステップS1−2及びステップS1−3を含んでいる。ステップS1−1では、電圧Vbの検出が行われる。詳細には、図1に示す信号出力部30からマルチ周波数電流Ibが被験者の体Eに流される。電流検出部20により、被験者の体Eに流れたマルチ周波数電流Ibが検出される。検出されたマルチ周波数電流Ibは、I/V変換器24により、電圧Vbに変換される。電圧Vbは、BPF23において不要な帯域の電圧信号がカットされ、さらに、A/D変換器22においてデジタルの電圧信号Vbに変換される。デジタルの電圧信号Vbは、一旦サンプリングメモリ21に格納された後、CPU10の求めに応じて、CPU10内のインピーダンス算出部12に対して出力される。
図4に示すように、ステップS1−2はステップS1−1と並行して行われる。S1−2では、電圧Vpの検出が行われる。具体的には、図1に示す信号出力部30からプローブ電流Ibが流されたときに、差動増幅器44によって、表面電極Hpと表面電極Lpとの間の電圧Vpが検出される。検出された電圧Vpは、BPF43において、不要な帯域の電圧信号がカットされ、さらにA/D変換器42において、デジタルの電圧信号Vpに変換される。デジタルの電圧信号Vpは一旦サンプリングメモリ41に格納された後、CPU10の求めに応じて、CPU10内のインピーダンス算出部12に対して出力される。
図4に示すように、ステップS1−1及びステップS1−2に続いて、ステップS1−3が行われる。ステップS1−3では、インピーダンス算出部12に対して出力されたデジタルの電圧Vb、Vpとから、インピーダンス算出部12において、各周波数のプローブ電流が印加された際の電気インピーダンスが算出される。具体的には、測定信号がM系列信号のように多くの周波数成分を含んだものである場合は、まず時間の関数である電圧Vb、Vpに対してフーリエ変換処理が行われる。これにより、周波数の関数であるVp(f)、Vb(f)が得られる。測定信号が周波数が随時変化する信号である場合は、周波数の関数としてVp(f)、Vb(f)が直接測定されるのでこの処理は不要である。続いて、電圧Vp(f)、Vb(f)に対して、平均化が行われた後、周波数毎の電気インピーダンスZ(f)=Vp(f)/Vb(f)が算出される。
(2)インピーダンス軌跡の測定(ステップS2)
算出された各周波数の電気インピーダンスZ(f)は、図1に示すように、インピーダンス算出部12からインピーダンス軌跡算出部11に対して出力される。そして、インピーダンス軌跡算出部11において、インピーダンス軌跡の中心座標と半径が算出される(ステップS2)。また、ステップS2では、算出されたインピーダンス軌跡から、プローブ電流の周波数が∞であるときのレジスタンスR∞と、プローブ電流の周波数が0であるときのレジスタンスR0と、R∞/R0と、臨界周波数fcとが算出される。ステップS2において算出されたインピーダンス軌跡と、R∞、R0及びR∞/R0と、臨界周波数fcと、ステップS1において算出された電気インピーダンスとは、判断部13に対して出力される。
(3)電気インピーダンスの測定に異常がなかったか否かの判断(ステップS10)と、身体組成の推計(ステップS3)及び報知、推計の中止(ステップS4)
次に、図4に示すように、ステップS10において、インピーダンス測定に異常があったか否かが図1に示す判断部13によって判断される。ステップS10において、電気インピーダンスの測定に異常があったか否かの判断は、各周波数における電気インピーダンスのインピーダンス軌跡に対する分布、及びインピーダンス軌跡の半径の大きさの少なくとも一方に基づいて行われる。
ステップS10において、インピーダンス測定に異常がなかったと判断された場合は、図4に示すように、ステップS3に進む。そして、ステップS3において身体組成の推計が身体組成推計部15により行われる。
具体的には、身体組成推計部15は、記録部62に記録されている身体組成推計プログラムを読み出す。身体組成推計部15は、その身体組成推計プログラムを用いて、電気インピーダンスZ(f)及びインピーダンス軌跡と、入力部63から入力された、被験者の身長、体重、性別及び年齢などの人体特徴データとに基づいて、被験者の体Eの人体組成を推計する。身体組成推計部15は、推計した人体組成を表示部65に出力する。これにより、推計された身体組成が被験者の人体特徴データなどと共に表示される。また、推計された身体組成は記録部62に対しても出力され、記録部62において記録される。
一方、ステップS10において、電気インピーダンスの測定に異常があったと判断された場合は、図4に示すように、ステップS4に進む。ステップS4では、判断部13から、インピーダンス測定に異常があったと判断されたことを示す異常信号が報知部14に対して出力される。報知部14は、被験者や身体組成推計装置1の操作者に対してインピーダンス測定に異常があったことを報知する。なお、異常報知の方法は特に限定されない。例えば、スピーカー64から報知音を出力することにより異常を報知してもよい。また、表示部65にインピーダンス測定に異常があったことを表示させることにより異常を報知してもよい。また、本実施形態において、判断部13は、インピーダンス測定に異常があったと判断した場合は、身体組成の推計を中止させる。
(4)ステップS10の詳細
次に、主として図5を参照しながら、ステップS10のインピーダンス測定に異常があったか否かを判断する工程について詳細に説明する。
本実施形態では、図5に示すように、ステップS10は、ステップS10−1、ステップS10−2及びステップS10−3を含む。ステップS10−1及びステップS10−2は、インピーダンス軌跡に対する各周波数の電気インピーダンス測定値の分布に基づいて電気インピーダンス測定に異常がなかったか否かを判断する工程である。一方、ステップS10−3は、インピーダンス軌跡の半径の大きさに基づいて電気インピーダンス測定に異常がなかったか否かを判断する工程である。
具体的には、ステップS10−1はインピーダンス軌跡に対する各周波数におけるインピーダンス測定値のばらつきを評価することにより電気インピーダンス測定に異常がなかったか否かを判断する工程である。ステップS10−2は、臨界周波数fcを指標とし、インピーダンス軌跡に対する各周波数におけるインピーダンス測定値の分布の偏りを評価することにより電気インピーダンス測定に異常がなかったか否かを判断する工程である。ステップS10−3は、R∞/R0を指標とし、インピーダンス軌跡の大きさが正常範囲以内であるか否かに基づいて電気インピーダンス測定に異常がなかったか否かを判断する工程である。
なお、本実施形態では、ステップS10−1、ステップS10−2及びステップS10−3がこの順番で行われる例について説明する。但し、本発明は、この構成に限定されない。ステップS10−1、ステップS10−2及びステップS10−3をどのような順番で実施してもよい。
本実施形態では、図5に示すように、まずステップS10−1において、インピーダンス軌跡に対する各周波数におけるインピーダンス測定値のばらつきを評価することにより電気インピーダンス測定に異常がなかったかが判断される。詳細には、周波数(f)において測定された電気インピーダンスZ(f)とインピーダンス軌跡との間の所定方向における距離eを算出する。距離eは、例えば電気インピーダンスとインピーダンス軌跡との間の、インピーダンス軌跡の半径方向における距離であってもよく、横軸方向または縦軸方向における距離であってもよい。例えば半径方向の場合は測定された電気インピーダンスZ(f)とインピーダンス軌跡との距離は、Z(f)とインピーダンス軌跡の中心との距離d(f)と半径rを用いて以下のように表せる。
e(f)=d(f)−r
次に、算出された距離eの二乗和Σe(f)を求める。そして、算出されたΣe(f)があらかじめ定められた閾値よりも大きいか否かが判断される。Σe(f)があらかじめ定められた閾値よりも小さい場合には、インピーダンス軌跡に異常がないものと判断され、ステップS10−2に進む。一方、Σe(f)があらかじめ定められた閾値よりも大きいときには、インピーダンス軌跡に異常があったものと判断され、ステップS4に進む。
ここで、Σe(f)に対してあらかじめ定められた閾値は、身体組成推計装置1の目的や使用によって適宜設定することができる。例えば、標準的な健常者のインピーダンス軌跡の半径の5〜10%の値の2乗に電気インピーダンスの測定周波数ポイント数を乗じたものとしてもよい。
また、算出された距離eを、インピーダンス軌跡の半径rとを、下記式(1)に入力することにより、Σe’(f)を求める。
Σe’(f)=Σ{e(f)/r} ………(1)
但し、
e(f):周波数(f)における電気インピーダンスとインピーダンス軌跡との間の所定方向における距離、
r:インピーダンス軌跡の半径、
である。
そして、算出されたΣe’(f)があらかじめ定められた閾値よりも大きいか否かが判断される。Σe’(f)があらかじめ定められた閾値よりも小さい場合には、インピーダンス軌跡に異常がないものと判断され、ステップS10−2に進む。一方、Σe’(f)があらかじめ定められた閾値よりも大きいときには、インピーダンス軌跡に異常があったものと判断され、ステップS4に進む。
ここで、Σe’(f)に対してあらかじめ定められた閾値は、身体組成推計装置1の目的や使用によって適宜設定することができる。例えば、インピーダンス軌跡の半径の5〜10%の値の2乗に電気インピーダンスの測定周波数ポイント数を乗じたものとしてもよい。
なお、上記式(1)において、e(f)をrで除算したのは、被験者の体Eのサイズを考慮したためである。インピーダンス軌跡の半径rは、被験者の体Eのサイズ(長さや断面積)により大きく異なる。このため、e(f)の大きさは、被験者の身長などによって大きく異なることとなる。e(f)/rとすることで、被験者の体Eのサイズによらず、画一的な判断が可能になる。すなわち、上記式(1)を用いることで、被験者の身長が大きい場合と小さい場合とのどちらの場合においても正確に電気インピーダンス測定の可否を評価することができる。
また、上記式(1)では、e(f)をrで除算しているが、e(f)を被験者の身長hで除算するようにしてもよい。すなわち、下記数式(2)により、求められるΣe’’(f)があらかじめ定められた閾値よりも大きいか否かによってインピーダンス軌跡に異常がなかった否かを判断するようにしてもよい。
Σe’’(f)=Σ{e(f)/h} ………(2)
但し、
e(f):周波数(f)における電気インピーダンスとインピーダンス軌跡との間の所定方向における距離、
r:インピーダンス軌跡の半径、
h:被験者の身長、
である。
ステップS10−2では、図1に示すインピーダンス軌跡算出部11において算出された臨界周波数fcがあらかじめ定められた範囲外であるか否かが判断される。臨界周波数fcがあらかじめ定められた範囲内にあると判断されたときは、臨界周波数fcに異常がなかったものとしてステップS10−3に進む。一方、臨界周波数fcがあらかじめ定められた範囲外であるときには、臨界周波数fcに異常があったものとして、ステップS4に進む。
通常、健常者であれば臨界周波数fcは50kHz前後である。但し、臨界周波数fcには個人差がある。このため、臨界周波数fcの下限は5〜20kHz程度、上限は90〜150kHzであることが好ましい。すなわち、ステップS10−2において、臨界周波数fcの許容範囲として5〜150kHz程度から20〜90kHz程度の範囲が定められていることが好ましい。
ステップS10−3では、R∞/R0があらかじめ定められた範囲内にあるか否かが判断される。R∞/R0があらかじめ定められた範囲内にあると判断された場合は、図5に示すように、値R∞/R0に異常がなく、インピーダンス測定に異常がなかったものとして、ステップS10を終了し、ステップS3に進む。一方、値R∞/R0があらかじめ定められた範囲外であるときは、R∞/R0に異常があったものとして、ステップS4に進む。
通常、健常者の場合、値R∞/R0は0.6〜0.8(60%〜80%)程度となる。このため、ステップS10−3において、R∞/R0の許容範囲は、0.85〜0.9程度以下に設定することができる。
なお、本実施形態では、ステップS10−3では、値R∞/R0についてのみ判断する例についてのみ説明するが、値R∞/R0と共に、R∞及びR0についても適切な範囲内にあるか否かを判断するようにしてもよい。すなわち、R∞やR0が異常に大きくなったり異常に小さくなったりした場合にも電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、ステップS10において、インピーダンス測定に異常がなかったか否かが判断される。そして、インピーダンス測定に異常があったと判断された場合は、ステップS4において異常が報知される。このため、電気インピーダンスの正確な測定が行われなかった際にも、被験者の身体組成が被験者や身体組成推計装置1の操作者によって誤認されることを抑制することができる。
また、本実施形態では、ステップS10−1が行われるため、電極の接触不良などといった外乱が発生し、インピーダンス測定値がインピーダンス軌跡に対してばらついた場合に、正確ではない身体組成が推計されることを抑制することができる。
図7は、電気インピーダンス測定に異常がなかった場合に得られる、電気インピーダンス測定値とインピーダンス軌跡とを表すグラフである。図7に示すように、電気インピーダンス測定に異常がなかった場合は、各周波数における電気インピーダンス測定値は、ほぼCole−Cole軌跡上に配列される。従って、各周波数における電気インピーダンス測定値は、ほぼインピーダンス軌跡上に配列される。
しかしながら、電極の接触不良などの外乱が生じると、各周波数における電気インピーダンス測定値がCole−Cole軌路上に整然と配列されないようになる場合がある。図8は、その一例である。図8に示す場合、各周波数における電気インピーダンス測定値は、Cole−Cole軌跡とは大きく異なる分布を示している。このため、電気インピーダンス測定値の分布とはかけ離れたインピーダンス軌跡が算出されている。従って、図8に示す電気インピーダンス測定値を用いたのでは、被験者の体Eの正確な身体組成を推計することはできない。しかしながら、特許文献1に示すような従来の身体組成推計装置では、このような場合にも被験者の体Eの身体組成の推計が行われていた。
一方、本実施形態では、図8に示すように、各周波数における電気インピーダンス測定値のインピーダンス軌跡に対するばらつきが大きい場合は、上記式(1)で求められるΣe’(f)が大きくなるため、ステップS10−1においてインピーダンス測定に異常があったものと判断される。このため、身体組成の推計が中止されると共に、異常が報知される。従って、被験者の体Eの身体組成の誤認が生じることが抑制される。
また、本実施形態では、ステップS10−2が行われるため、電極の接触不良などの外乱が生じ、電気インピーダンス測定値がインピーダンス軌跡に対して偏って分布した場合に、正確ではない身体組成が推計されることを抑制することができる。
図7に示すように、電気インピーダンスの測定が正常に行われた場合は、電気インピーダンス測定値は、インピーダンス軌跡上に比較的まんべんなく分布する。しかしながら、電極の接触不良などの外乱が生じると、図9や図10に示すように、インピーダンス測定値がインピーダンス軌跡の一部に偏って分布することとなる。そうなると、正確なインピーダンス軌跡の算出ができず、その結果、被験者の体Eの正確な身体組成を推計することが困難となる。
それに対して、本実施形態では、ステップS10−2において、臨界周波数fcがあらかじめ定められた範囲内にあるか否かが判断される。図9や図10に示すように、インピーダンス測定値がインピーダンス軌跡の一部に偏って分布している場合は、臨界周波数fcが極端に大きくなるか、極端に小さくなる。具体的に、図9のように電気インピーダンス測定値がR0側に偏っている場合は、インピーダンス軌跡の極小点付近に位置する電気インピーダンス測定値に対応する周波数が大きくなる。従って、臨界周波数fcは極端に大きくなる。一方、図10に示すように、電気インピーダンス測定値がR∞側に偏っている場合は、インピーダンス軌跡の極小点付近に位置する電気インピーダンス測定値に対応する周波数が小さくなる。従って、臨界周波数fcは極端に小さくなる。よって、ステップS10−2においてインピーダンス測定に異常があったものと判断される。その結果、身体組成の推計が中止されると共に、異常が報知される。従って、被験者の体Eの身体組成の誤認が生じることが抑制される。
なお、例えば、電気インピーダンスの測定を周波数が2.5kHz〜350kHzの間で2.5kHzごとに合計140回測定する場合、図9のように電気インピーダンス測定値が分布すると臨界周波数fcは約115kHzとなる。図10のように電気インピーダンス測定値が分布すると臨界周波数fcは0となる。これは、インピーダンス軌跡の極小点付近に電気インピーダンス測定値が存在しないからである。図12に示す場合は、臨界周波数fcは約5kHzとなる。図13に示す場合は、臨界周波数fcは約20kHzとなる。図14に示す場合は、臨界周波数fcは約50kHzとなる。図15に示す場合は、臨界周波数fcは約90kHzとなる。図16に示す場合は、臨界周波数fcは約150kHzとなる。このように、通常、臨界周波数fcが50kHz付近にあるときに、電気インピーダンス測定値がインピーダンス軌跡に対して特に均一に分布する。
また、本実施形態では、ステップS10−3が行われるため、被験者の体Eが金属に触れるなどの外乱が生じ、短絡が発生した場合に、正確ではない身体組成が推計されることを抑制することができる。
図7に示すように、電気インピーダンスの測定が正常に行われた場合は、R∞/R0が0.7(70%)程度となる大きさとなる。しかしながら、被験者の体Eが金属に接触するなどして短絡が発生すると、R∞/R0が非常に小さくなり、図11に示すように、インピーダンス軌跡が非常に小さくなる場合がある。これは、周波数選択性が実質的にない金属によって短絡が発生することで、周波数が0のときのレジスタンスと周波数が∞のときのレジスタンスとが近い値になるためである。このように短絡が発生するなどしてR∞/R0が所定の範囲外になった場合は、正確なインピーダンス軌跡が算出されず、被験者の体Eの身体組成が正確に推計されなくなり、不正確な身体組成が出力されるおそれがある。
それに対して、本実施形態では、ステップS10−3において、R∞/R0があらかじめ定められた範囲内にあるか否かが判断される。このため、短絡が発生するなどしてR∞/R0が所定の範囲外になった場合には、身体組成の推計が中止されると共に異常が報知される。従って、被験者の体Eの身体組成の誤認が生じることが抑制される。
このように、本実施形態によれば、電極の接触不良や被験者の体Eが金属などの導電体に接触することで短絡が発生した場合には、身体組成の推計が中止されると共に異常が報知されるので、被験者の体Eの身体組成の誤認が生じることが効果的に抑制される。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、ステップS10において電気インピーダンスの測定に異常があったと判断された場合は、身体組成の推計が中止される場合について説明した。但し、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップS10において電気インピーダンスの測定に異常があったと判断された場合にも身体組成が推計されるようにしてもよい。
以下、図17を参照しつつ本実施形態における身体組成の推計工程について説明する。なお、本実施形態の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素を第1の実施形態と共通の参照符号で説明し、説明を省略する。
第2の実施形態では、図17に示すように、ステップS10において電気インピーダンスの測定に異常があったと判断された際には、ステップS5に進む。そして、ステップS5において身体組成の推計が行われ、その後ステップS6において、図1に示す表示部65に推計された身体組成と共に異常報知表示がなされる。
このように、電気インピーダンスの測定に異常があったと判断された場合に推計された身体組成を表示させるのであっても、異常の報知と共に推計された身体組成を表示させるのであれば、被験者や身体組成推計装置1の操作者が身体組成を誤認しにくくなる。
(変形例)
上記第1の実施形態では、ステップS10においてステップS10−1、ステップS10−2及びステップS10−3の全てを行う場合を例に挙げて説明した。しかしながら、ステップS10においてステップS10−1、ステップS10−2及びステップS10−3の全てを行う必要は必ずしもない。
例えば、図18〜図20に示すように、ステップS10−1、ステップS10−2及びステップS10−3のいずれかひとつのみを行ってもよい。また、図21及び図22に示すように、ステップS10−1、ステップS10−2及びステップS10−3のうちの二つを行うようにしてもよい。
第1の実施形態に係る身体組成推計装置のブロック図である。 身体組成推計装置の使用状態を表す概念図である。 被験者の体の等価回路図である。 第1の実施形態における身体組成推計工程を表すフローチャートである。 第1の実施形態におけるステップS10の詳細フローチャートである。 インピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定が正常に終了した場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定に異常があった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定に異常があった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定に異常があった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定に異常があった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定を周波数が2.5kHz〜350kHzの間で2.5kHzごとに合計140回測定したときに、臨界周波数が5kHzであった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定を周波数が2.5kHz〜350kHzの間で2.5kHzごとに合計140回測定したときに、臨界周波数が20kHzであった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定を周波数が2.5kHz〜350kHzの間で2.5kHzごとに合計140回測定したときに、臨界周波数が50kHzであった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定を周波数が2.5kHz〜350kHzの間で2.5kHzごとに合計140回測定したときに、臨界周波数が90kHzであった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 電気インピーダンスの測定を周波数が2.5kHz〜350kHzの間で2.5kHzごとに合計140回測定したときに、臨界周波数が150kHzであった場合の電気インピーダンス測定値及びインピーダンス軌跡を例示するグラフである。 第2の実施形態における身体組成推計工程を表すフローチャートである。 変形例1における身体組成推計工程を表すフローチャートである。 変形例2における身体組成推計工程を表すフローチャートである。 変形例3における身体組成推計工程を表すフローチャートである。 変形例4における身体組成推計工程を表すフローチャートである。 変形例5における身体組成推計工程を表すフローチャートである。
符号の説明
1…身体組成推計装置
10…CPU
11…インピーダンス軌跡算出部
12…インピーダンス算出部
13…判断部
14…報知部
15…身体組成推計部
20…電流検出部
21…サンプリングメモリ
22…A/D変換器
23…BPF
24…I/V変換器
30…信号出力部
31…PIO
32…測定信号発生機
33…出力バッファ
40…電圧検出部
41…サンプリングメモリ
42…A/D変換器
43…BPF
44…差動増幅器
50…電気インピーダンス測定部
62…記録部
63…入力部
64…スピーカー
65…表示部

Claims (8)

  1. 被験者の身体組成を推計する身体組成推計装置であって、
    周波数の異なる複数のプローブ電流を生成し、前記各周波数のプローブ電流を前記被験者の体に印加して前記被験者の体の電気インピーダンスを測定する電気インピーダンス測定部と、
    前記電気インピーダンス測定部によって測定された前記各周波数における電気インピーダンスからインピーダンス軌跡を算出するインピーダンス軌跡算出部と、
    前記測定された各周波数における電気インピーダンスの前記インピーダンス軌跡に対する分布、及び前記インピーダンス軌跡の大きさの少なくとも一方に基づいて前記電気インピーダンスの測定に異常がなかったか否かを判断する判断部と、
    前記判断部において異常があったと判断された際に、異常を報知する報知部と、
    少なくとも前記判断部において異常がなかったと判断された際に、前記インピーダンス軌跡から前記被験者の身体組成を推計する身体組成推計部と、
    を備えていることを特徴とする、身体組成推計装置。
  2. 前記判断部は、Σe(f)、下記数式(1)で求められるΣe’(f)または下記数式(2)によって求められるΣe’’(f)が、あらかじめ定められた閾値よりも大きいときに前記電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断する、請求項1に記載の身体組成推計装置;
    Σe’(f)=Σ{e(f)/r} ………(1)
    Σe’’(f)=Σ{e(f)/h} ………(2)
    但し、
    e(f):周波数(f)における電気インピーダンスとインピーダンス軌跡の間の所定方向における距離、
    r:インピーダンス軌跡の半径、
    h:被験者の身長、
    である。
  3. 前記判断部は、前記インピーダンス軌跡においてリアクタンスが最小となる点における周波数があらかじめ定められた範囲外であるときに前記電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断する、請求項1に記載の身体組成推計装置。
  4. 前記判断部は、前記インピーダンス軌跡から算出される前記プローブ電流の周波数が∞である場合の電気インピーダンスR∞を前記プローブ電流の周波数が0である場合の電気インピーダンスR0で除算して得られる値R∞/R0があらかじめ定められた範囲外であるときに前記電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断する、請求項1に記載の身体組成推計装置。
  5. 前記判断部は、前記インピーダンス軌跡においてリアクタンスが最小となる点における周波数があらかじめ定められた範囲外であるときにも前記電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断する、請求項2に記載の身体組成推計装置。
  6. 前記判断部は、前記インピーダンス軌跡から算出される前記プローブ電流の周波数が∞である場合の電気インピーダンスR∞を前記プローブ電流の周波数が0である場合の電気インピーダンスR0で除算して得られる値R∞/R0があらかじめ定められた範囲外であるときにも前記電気インピーダンスの測定に異常があったものと判断する、請求項2,3または5に記載の身体組成推計装置。
  7. 前記身体組成推計部は、前記判断部において異常がなかったと判断された際にのみ前記被験者の身体組成を推計する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の身体組成推計装置。
  8. 被験者の身体組成を推計する方法であって、
    周波数の異なる複数のプローブ電流を生成し、前記各周波数のプローブ電流を前記被験者の体に印加して前記被験者の体の電気インピーダンスを測定する電気インピーダンス測定工程と、
    前記電気インピーダンス測定工程において測定された前記各周波数における電気インピーダンスからンピーダンス軌跡を算出するインピーダンス軌跡算出工程と、
    前記測定された各周波数における電気インピーダンスの前記インピーダンス軌跡に対する分布、及び前記インピーダンス軌跡の大きさの少なくとも一方に基づいて前記電気インピーダンスの測定に異常がなかったか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程において異常があったと判断された際に、異常を報知する報知工程と、
    少なくとも前記判断部において異常がなかったと判断された際に、前記インピーダンス軌跡から前記被験者の身体組成を推計する身体組成推計工程と、
    を備えていることを特徴とする、身体組成推計方法。
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