JP2009111707A - パケット転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
通信を実施する回線数および該回線から入力するトラフィック量に応じた電力を実現する省電力なパケット転送装置を提供する。
【解決手段】
パケット転送装置が備えるヘッダ処理部100はパケット処理を実施するパケット処理回路110を複数備える。回路数判定回路170は通信を実施する回線数、回線から入力するトラフィック量を監視してパケット処理回路110の動作の有無を判定する。この判定結果に基づき、必要の無いパケット処理回路110の電源やクロックは遮断され、パケット転送装置の省電力化が実現される。
【選択図】図1

Description

本発明は、省電力にパケットを転送するパケット転送装置に関する。
インターネットの普及を背景に、構成するルータやスイッチなどのパケット転送装置の高速化が求められている。ルータやスイッチは複数の入力回線と出力回線を備え、パケットが該入力回線より入力すると、ヘッダ内の宛先アドレスから出力回線を判定し(本処理を本願では出力先判定処理と呼ぶ)、該出力回線にパケットを転送する。さらに、ルータやスイッチは該パケットが属する一連のパケット流れであるフローをヘッダより識別し、フロー毎にパケットの通過/廃棄を判定するフィルタリング処理やネットワークにおける優先度の判定処理等(本処理を本願ではフロー処理と呼ぶ)を実施する。
パケット転送装置の高速化には、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのデバイスの数を多くしたり、その周波数を高くしたりすることが必要となるため、ルータ、スイッチの高速化に伴い、その消費電力が増加する。このため、消費電力を低減し、高速化に伴う電力増加を最小限とすることが求められている。
パケット転送装置の消費電力を低減する実現方式は、例えば、特許文献1に記載されている。本文献のパケット転送装置は、具備する複数の回線のリンク接続の有無を監視し、パケット処理を実施するポート制御回路の電源を、リンク接続が有りの時にOnにすると記載されている。処理を実施する必要の無いポート制御回路の電源をOffすることで、パケット転送装置の消費電力低減が実現される。
パケット転送装置の他の消費電力を低減する実現方式は、例えば、特許文献2に記載されている。本文献のパケット転送は、回線を収容する複数のインタフェースポートと前記インタフェースポートのアクセス状態を監視するアクセス状態監視部と、前記アクセス状態監視部の監視状況に応じて前記各インタフェースポートに通電するか否か定める電源制御部とを備える。アクセスが無いインタフェースポートの電源をOffすることで、消費電力低減が実現される。
また、ネットワーク中継装置の性能を犠牲とすることなく消費電力を抑制する技術として、特許文献3がある。
特開平11-88458号公報 特開平11-234344号公報 特開2007-228491号公報
特許文献1および2記載のパケット転送装置は、パケットを処理するポート回路制御部やインタフェースポートが一つの回線に対応している。ここで、ポート回路制御部やインタフェースポートが前記回線に比べて低速な回線を収容することを考える。この際、ポート回路制御部やインタフェースポートは低速な回線であれば、複数の回線を収容することが通常である。特許文献1においては、ポート回路制御部のリンク接続の有無に応じてOn/Offを切り替えると記載されているが、複数回線を収容し、一部回線のリンク接続が有りの場合、リンク接続が有りの回線に対応するためポート回線制御部を常にOnにせざるを得ない。このため、必要以上の性能を維持する電力をポート回路制御部に供給することとなり無駄な電力を消費するといった課題がある。
特許文献2においては、インタフェースポートのアクセス状態に応じてインタフェースポートのOn/Offを切り替えることが記載されている。しかし、複数回線を収容し、一部回線のアクセス状態が有りの場合、これらの回線に対応するためインタフェースポートを常にOnにせざるを得ない。必要以上の性能を維持する電力をインタフェースポートに供給することとなり無駄な電力を消費するといった課題がある。
特許文献1、2記載のパケット転送装置において、ポート回路制御部やインタフェースポートが収容する回線の帯域の一部を使用して通信が行われている場合を考える。この際、入力するパケットの処理を実施するため、ポート回路制御部やインタフェースポートの電源を常にOnにせざるを得ない。結果的に必要以上の性能を維持する電力をポート回路制御部やインタフェースポートに供給することとなり無駄な電力を消費するといった課題がある。
一方、特許文献3には、中継処理ボードに2つの中継セットを搭載する構成が開示されているが、これらのセットに対するクロック信号の停止・供給の切替を、パケット流量の監視に基づき動的に実行することについて示唆されているにとどまる。
本発明はこれらの課題を解決するために考案されたものである。本発明の第一の目的は、パケット処理を行う機能部の電力が通信を実施する回線数に応じた電力となるパケット転送装置を提供することである。換言すれば、通信を実施する回線数が少なくなれば消費電力を低減可能なパケット転送装置を提供することである。また、本発明の第二の目的は、パケット処理を行う機能部の電力が処理するパケットの帯域に応じた電力となるパケット転送装置を提供することである。即ち、パケット転送装置に到着あるいはパケット転送装置から送信するパケットが少なくなれば、消費電力を低減可能なパケット転送装置を提供することである。
前述した課題を解決するため、本発明のパケット転送装置は、パケットのヘッダ情報より該パケットを転送する出力回線の判定処理、該パケットの転送有無の判定処理、該パケットの転送優先度の判定処理、該パケットの属するフローの統計情報の収集処理の内の一つ乃至複数の処理を実施する複数のパケット処理回路と、それぞれの前記パケット処理回路の動作の有無を判定し、前記パケット処理回路に判定結果を通知する回路数判定回路と、動作中のパケット処理回路に前記処理をパケット毎に振り分ける振分回路を備えることを特徴とする。上記以外の本願が解決しようとする課題、その解決手段は、後で詳述される実施例の説明および図面で明らかにされる。
本発明のパケット転送装置は、パケット処理を行う機能部の電力を通信を実施する回線数に応じた電力とすることができる。即ち、通信を実施する回線数が少なくなれば消費電力を低減することができる。さらに、本発明のパケット転送装置は、パケット処理を行う機能部の電力を処理するパケットの帯域に応じた電力とすることができる。即ち、パケット転送装置に到着あるいはパケット転送装置から送信するパケットが少なくなれば、消費電力を低減することができる。
以下、本発明を実施するための実施例を図面を用いて詳述する。
本発明の第一の実施例であるパケット転送装置の概要動作を図2、図3および図4を用いて説明する。図2は実施例1のパケット転送装置200のブロック図を示す。パケット転送装置200はNのインターフェース部210-i (i=1-N)と、インターフェース部210-iが収容するMの入力回線201-ij(i=1-N)(j=1-M)、出力回線202-ij (i=1-N)(j=1-M)、ヘッダ処理部100と、インターフェース部210-iを結合する一つのパケット中継処理部250と、一つのプロセッサ290から構成される。プロセッサ290は外部の制御端末10と接続され制御端末10の指示をインターフェース部210に通知したり、インターフェース部210の情報を制御端末10に通知したりする。
図2のパケット転送装置200のインターフェース部210-1は入力回線201-11と201-12と201-13と201-14と出力回線202-11と202-12と202-13と202-14を、インターフェース部210-2は入力回線201-21と201-22と出力回線202-21と202-22を、インターフェース部210-Nは入力回線201-N1と出力回線202-N1を収容している。インターフェース部210-iはパケットの受信処理を行うパケット受信回路230と入力側パケットバッファ(PB) 240、パケットの送信処理を行うパケット送信回路270と出力側パケットバッファ(PB)280から構成される。
図3は図2の入力回線201-ij、出力回線202-ijから入出力されるパケットのフォーマットの一例を示す。本フォーマットはヘッダ部310とデータ部320から構成される。ヘッダ部310はネットワーク層の送信元アドレス(送信端末のアドレス)である送信元IPアドレス(Source IP Address:以下「SIP」という。)311と、宛先アドレス(受信端末のアドレス)である宛先IPアドレス(Destination IP Address:以下「DIP」という。)312と、プロトコル(=上位アプリケーション)を表す送信元ポート(Source Port:以下「SPORT」という。)313と宛先ポート(Destination Port:以下「DPORT」という。)314とネットワーク層の転送優先度を表すDSCP(Differentiated Services Code Point)315と、データリンク層の送信元アドレスである送信元MACアドレス(Source MAC Address:以下「SMAC」という。)316と、宛先アドレスである宛先MACアドレス(Destination MAC Address:以下「DMAC」という。)317と、データリンク層の転送優先度を表すイーサ優先度(User Priority:以下「UPRI」という。)318から構成される。また、データ部320はユーザデータ321から構成される。
図4は図2のパケット転送装置(ノード)200内部のパケットフォーマット例を示す。本フォーマットは前述のフォーマットに内部ヘッダ部330が備わる。この内部ヘッダ部330はパケットが入力した回線の識別番号である入力回線番号331と出力する回線の識別番号である出力回線番号332とパケットの送信優先度を表すQoS情報333から構成される。
図2のインターフェース部210-1において、パケットが入力回線201より入力するとパケット受信回路230は内部ヘッダ部330を付加して本パケットを入力側パケットバッファ(PB)240に蓄積すると同時に、パケットが入力した回線の番号:入力回線番号を入力回線番号331に書込み、ヘッダ部310の全情報と入力回線番号331をヘッダ情報21としてヘッダ処理部100に送信する。
ヘッダ処理部100は前記ヘッダ情報21内のSIP311、DIP312、SPORT313、DPORT314、DSCP315、SMAC316、DMAC317、UPRI318より入力したパケットの出力回線番号を判定する出力先判定処理やパケットが属するフローを判定し、該フローのフィルタ情報、QoS情報を決定したり、フロー毎に入力パケットをカウントしたりするフロー処理を実施する。その後、ヘッダ処理部100は判定された出力回線番号から成る出力回線情報22とフィルタ情報、QoS情報から構成されるフロー情報23をパケット受信回路230に送信する。
フロー情報23内のフィルタ情報が“転送”の場合、パケット受信回路230は出力回線情報22内の出力回線番号とフロー情報23内のQoS情報を、入力側パケットバッファ240内に蓄積されているパケットのそれぞれ出力回線番号332とQoS情報333のフィールドに書き込み、パケット中継処理部250へ送信する。一方、フロー情報23内のフィルタ情報が“廃棄”の場合には、パケット中継処理部250へ蓄積パケットを転送しない。このパケットは最終的に他のパケット到着時に上書きされ廃棄される。パケット中継処理部250は出力回線番号332に対応するインターフェース部210-iのパケット送信回路270に受信したパケットを送信する。
パケット送信回路270は該パケットを出力側パケットバッファ280に蓄積すると同時に、ヘッダ部310の全情報と出力回線番号332をヘッダ情報25としてヘッダ処理部100に送信する。ヘッダ処理部100は前記ヘッダ情報25内のSIP311、DIP312、SPORT313、DPORT314、DSCP315、SMAC316、DMAC317、UPRI318より入力したパケットが属するフローを検出しフィルタ情報、QoS情報を決定し、フロー毎に入力パケットをカウントするフロー処理を実施する。その後、ヘッダ処理部100は判定されたフィルタ情報、QoS情報から構成されるフロー情報26をパケット送信回路270に送信する。
フロー情報26内のフィルタ情報が“転送”の場合、パケット送信回路270はフロー情報26内のQoS情報を、出力側パケットバッファ280内に蓄積されているパケットのQoS情報333のフィールドに書き込み、出力回線番号332のフィールドに記載される値の基づき出力回線202-ijへ送信する。一方、フロー情報26内のフィルタ情報が“廃棄”の場合には、出力回線202-ijへ蓄積パケットを転送しない。このパケットは最終的に他のパケット到着時に上書きされ廃棄される。
次に図1に示す実施例1のヘッダ処理部100の詳細動作を説明する。ヘッダ処理部100はパケット受信回路230の通知するヘッダ情報21に基づいてパケット処理を実施する入力側ヘッダ処理部101と、パケット送信回路270の通知するヘッダ情報25に基づいてパケット処理を実施する出力側ヘッダ処理部102から構成される。
入力側ヘッダ処理部101は前述の出力先判定処理に必要なルーティングテーブル用CAM500、ルーティングテーブル用メモリ600と、前述のフロー処理に必要なフローテーブル用CAM700、フローテーブル用メモリ800と、ルーティングテーブル用CAM500およびフローテーブル部600にアクセスして出力先判定処理やフロー処理を実施する4つのパケット処理回路110-k(k=1-4)と、パケット処理回路110-k(k=1-4)からのルーティングテーブル用CAM500、ルーティングテーブル用メモリ600へのアクセス要求に応じて、CAM500やメモリ600へのアクセスを実施するルーティングテーブル制御部150と、パケット処理回路110-k(k=1-4)からのフローテーブル用CAM700およびフローテーブル用メモリ800へのアクセス要求に応じて、CAM700やメモリ800へのアクセスを実施するフローテーブル制御部160を備える。
また、ヘッダ情報21を複数蓄積して何れかのパケット処理回路110-kにヘッダ情報21を振分/送信するヘッダ情報蓄積用バッファ120と、パケット処理回路110-kが判定した送信先情報、フィルタ情報、QoS情報を、これらの情報に対応するヘッダ情報21が入力した順番に入力回線毎に並び替えて、フロー情報23として出力する整列回路140を備える。更に、後で詳述する回路数判定回路170を備える。
出力側ヘッダ処理部102は、入力側ヘッダ処理部101の出力先判定処理に使用する機能ブロックであるルーティングテーブル制御部150、ルーティングテーブル用メモリ600、ルーティングテーブル用CAM500を備えていないこと以外は同一の構成となる。出力側ヘッダ処理部102は、ヘッダ情報25を受信するとフロー処理を実施し、フロー情報26をパケット送信回路270に送信する。
ヘッダ情報21が入力側ヘッダ処理部101に入力するとヘッダ情報蓄積用バッファ120は該情報を入力回線毎に入力した順番で蓄積する。ヘッダ情報蓄積用バッファ120はパケット処理回路110-kより該回路110-kがパケット処理中か否かを示すBUSY信号(図1では図示が省略されている点、留意されたい。)を受信しており、パケット処理中では無いパケット処理回路110-kに、最も早く到着したヘッダ情報21を読み出して転送する。
ヘッダ情報蓄積用バッファ120の一実現例を図5に示す。図5記載のバッファ120はシーケンス番号付与回路122とキュー121と振分回路123より構成される。シーケンス番号付与回路122は入力回線毎にカウンタを備え、ヘッダ情報21が入力されると、ヘッダ情報21内の入力回線番号331に対応するカウンタ値をヘッダ情報21に付与し、キュー121に送信する。この際、入力回線番号331に対応するカウンタ値を1だけカウントアップする。キュー121は受信したヘッダ情報21を蓄積する。振分回路123は、BUSY信号をパケット処理回路110-kより、動作させるパケット処理回路110-kの数を回路数判定回路170より受信している。動作させる回路数が1の場合、パケット処理回路110-1のみが、2の場合、処理回路110-1と110-2が、3の場合、処理回路110-1と110-2と110-3が、4の場合、すべての処理回路110-1〜4が動作していることを表している。振分回路123は動作中のパケット処理回路110-kであってBUSY信号を送信していない一つ乃至は複数のパケット処理回路110-kが存在する場合には、キュー121に一番早く蓄積されたヘッダ情報21を、該パケット処理回路110-kの一つに送信する。
<出力先判定処理>
パケット処理回路110-kは、DIP312とルーティングテーブル検索リクエストをルーティングテーブル制御部150に送信することで出力先判定処理を開始する。ルーティングテーブル制御部150はDIP312と該リクエストを受信するとルーティングテーブル用CAM500にDIP312を検索キーとして送信する。
ルーティングテーブル制御部150は、該リクエストを複数のパケット処理回路110-kから受信した際に一つのリクエストを選択するため、1から4までカウント可能なカウンタを備える。カウンタ値はパケット転送装置200の起動と同時に1にリセットされる。複数のパケット処理回路110-kより該リクエストを受信している場合、カウンタ値がAであるとルーティングテーブル制御部150はパケット処理回路110-Aのリクエストを選択する。該リクエストが存在しない場合にはパケット処理回路110-(A+1)、パケット処理回路110-(A+2)と順にリクエストの有無を確認し、存在する場合にはそのリクエストを選択する。また、パケット処理回路110-4の有無を確認した際に対応するリクエストが無いと判断した場合には、パケット処理回路110-1に戻り、以後、パケット処理回路110-(A+1)、パケット処理回路110-(A+2)と順に選択すべきリクエストを探索することとなる。ルーティングテーブル制御部150はリクエストを選択すると、該リクエストに対応するDIP312をルーティングテーブル用CAM500に検索キーとして送信する。さらに、リクエストを送信したパケット処理回路110-kに対応するカウンタ値に1加えた値 'k+1'にカウンタ値を再設定する。
図6および図7に、図1のルーティングテーブル用CAM500とルーティングテーブル用メモリ600のフォーマットの一例を示す。ルーティングテーブル用CAM500はDIP312の条件を表すエントリ510を複数備え、ルーティングテーブル用メモリ600は該エントリ510記載の条件に一致するDIP312を備えたパケットの送信先情報をエントリ610に格納する。CAM500はDIP312の条件をマスク(如何なる値でも良い事を表す)付きで記憶することができる。
ルーティングテーブル用CAM500はDIP312を受信するとDIP312とエントリ510の値を一致比較し、一致したエントリ510のアドレスの内、最も小さなアドレス値をルーティングテーブル制御部150に送信する。ルーティングテーブル制御部150は、本アドレスを、リクエストを送信したパケット処理回路110-kに送信する。該アドレス値を受信したパケット処理回路110-kはルーティングテーブル制御部150に該アドレス値とルーティングテーブル用メモリ600の読み出しリクエストを送信する。
複数のパケット処理回路110-kより読み出しリクエストを受信した際の該リクエストの選択動作は複数のルーティングテーブル検索リクエストを受信した場合と同様である。ルーティンテーブル制御部150は選択された読み出しリクエストに対応するアドレス値を用いてルーティングテーブルメモリ600のエントリ610内の送信先情報を読み出し、該情報を読み出しリクエストを送信したパケット処理回路110-kに送信する。パケット処理回路110-kは、該送信先情報を出力回線番号として、シーケンス番号と共に整列回路140に送信する。
<フロー処理>
フロー処理ではパケット処理回路110-kは、前記ヘッダ情報21内のSIP311、DIP312、SPORT313、DPORT314、DSCP315、SMAC316、DMAC317、UPRI318およびフローテーブル検索リクエストをフローテーブル制御部160に送信することでフロー処理を開始する。フローテーブル制御部160は該リクエストを受信するとフローテーブル用CAM700にSIP311、DIP312、SPORT313、DPORT314、DSCP315、SMAC316、DMAC317、UPRI318を検索キーとして送信する。なお、複数のパケット処理回路110-kからリクエストを受信した際の該リクエストの選択動作はルーティングテーブル制御部150の動作と同一である。
図8および図9にフローテーブル用CAM700とフローテーブル用メモリ800のフォーマットを示す。フローテーブル用CAM700はSIP311、DIP312、SPORT313、DPORT314、DSCP315、SMAC316、DMAC317、UPRI318の条件を表すエントリ710を複数備え、フローテーブル用メモリ800は該エントリ710記載の条件に一致するSIP311、DIP312、SPORT313、DPORT314、DSCP315、SMAC316、DMAC317、UPRI318を備えたパケットのフィルタ情報、QoS情報、カウンタ値をエントリ810に格納する。CAM700は条件をマスク(如何なる値でも良い事を表す)付きで記憶することができる。
フローテーブル用CAM700は検索キーを受信するとエントリ710との一致比較を実施し、一致したエントリ810のアドレスの内、最も小さなアドレス値をフローテーブル制御部160に送信する。フローテーブル制御部160はフローテーブル検索リクエストを送信したパケット処理回路110-kに該アドレスを送信する。パケット処理回路110-kはフローテーブル制御部160に該アドレスとフローテーブル用メモリ800の読み出しリクエストを送信する。フローテーブル制御部160は該アドレス値に対応するフローテーブル用メモリ800のエントリ810記載のフィルタ情報、QoS情報、カウンタ値を読み出し、読み出しリクエストを送信したパケット処理回路110-kに送信する。パケット処理回路110-kは、カウンタ値を1カウントアップしてフローテーブル制御部160に前記アドレス値とカウンタ値と書き込みリクエストを送信する。フローテーブル制御部160は該アドレスに対応するフローテーブル用メモリ800のエントリ810に受信したカウンタ値を書き込む。さらに、パケット処理回路110-kは、受信したフィルタ情報、QoS情報を、シーケンス番号と共に整列回路140に送信する。
整列回路140は受信した送信先情報、フィルタ情報、QoS情報の組の情報を入力回線毎にシーケンス番号の順に並べ替えて送信する。本回路が必要であるのは、ヘッダ情報蓄用バッファ120から出力されたパケットは4つのパケット処理回路110-kにて並列に処理されるが、各テーブルの検索時間等の違いによりパケットの順序が入れ替わることがあるためである。
整列回路140の一実現例を図10に示す。図10の整列回路はヘッダ処理結果送信回路141と入力回線毎の読み出し回路142-k(k=1〜4)と整列メモリ143-kと整列メモリ振分回路144と入力回線毎の読み出しポインタ蓄積部145-kから構成される。図10には読み出し回路142-1に接続される読み出しポインタ蓄積部145-1のみ図示しているが、読み出し回路142-2〜4に対応する読み出しポインタ蓄積部144-2〜4も存在する。
整列メモリ143-kの一実現例を図11に示す。整列メモリ143-kは送信先情報、フィルタ情報、QoS情報を格納するエントリ145を16エントリ備える。このエントリ145の数は、あるヘッダ情報21の出力先情報が同一回線のヘッダ情報21の出力先情報を追い越して整列回路140に到着するヘッダ情報の数より大きく、かつ、あるヘッダ情報21のフロー情報が同一回線のヘッダ情報21のフロー情報を追い越して整列回路140に到着するヘッダ情報の数より大きな値とする必要がある。本実施例では本エントリ143の数を16として説明するが、他の値であっても同様に動作が可能である。
整列メモリ振分回路144は、パケット処理回路110-kより送信先情報を受信すると入力回線番号に対応する整列メモリ143-kのエントリ145の内で、シーケンス番号の下位4ビットのアドレスに対応するエントリ145に、送信先情報23を書き込む。同様に入力回線番号に対応する整列メモリ143-kのエントリ145の内で、シーケンス番号の下位4ビットのアドレスに対応するエントリ145に、パケット処理回路110-kより送信されるフィルタ情報とQoS情報を書き込む。
読み出しポインタ蓄積部145-kには、入力回線毎の次に読み出す整列メモリ143-kのエントリ145のアドレスが記載される。読み出し回路142-kは、該アドレスに対応するエントリ145に送信先情報とフィルタ情報とQoS情報が全て書き込まれると、該エントリ145を読み出して、ヘッダ処理結果送信回路141に送信する。ヘッダ処理結果送信回路141は送信先情報を出力回線情報22として、フィルタ情報とQoS情報をフロー情報23としてパケット受信回路230に送信する。
これまで、入力側ヘッダ処理部101がヘッダ情報21を受信した際の動作について説明した。出力側ヘッダ処理部102がヘッダ情報25を受信した際には、ヘッダ情報蓄積用バッファ120がヘッダ情報25に出力回線毎にシーケンス番号を付与し、整列回路140が、ヘッダ情報25の入力した順序を出力回線毎に保証するように整列する。さらに、パケット処理回路110-kは出力先判定処理を実施しない。それ以外の動作は入力側ヘッダ処理部101がヘッダ情報21を受信した際の動作と同一である。
整列回路140は読み出し回路142-k、整列メモリ143-k、読み出しポインタ蓄積部145-kを出力回線毎に備え、整列メモリ振分回路144が出力回線に応じて整列メモリ143-kを振り分けることとなる。さらに、整列メモリ143-kの送信先情報は存在せず、ヘッダ処理結果送信回路141はエントリ145にフィルタ情報とQoS情報が書き込まれると該情報をフロー情報26としてパケット送信回路270へ送信することとなる。
以上説明した、実施例1のヘッダ処理部100を備えるパケット転送装置200において、パケット受信回路230およびパケット送信回路270に接続される入力回線201および出力回線202の接続数に応じて、動作させるパケット処理回路110-kの数を切り替える。なお、入力回線201-ijと出力回線202-ijは組をなし、この組単位での接続/非接続となる。以下、この入力回線201-ijと出力回線202-ijの組を回線ijと記載する。
ここでは、4つの回線1j(j=1-4)を収容可能なインターフェース部210-1について考える。インターフェース部210-1の4つのパケット処理回路110-kの処理性能が4つの回線1jより入力するトラフィックの最大値と一致している。ここでは格納される回線数がA(≦4)で有る場合にはA個のパケット処理回路110が動作する。
この回線数はパケット受信回路230が送信する回線数情報24により通知される。パケット受信回路230は通常の受信回路の構成に加え、そのインターフェース部に格納回線数を判定する回路が付加される。図18にパケット受信回路230のインターフェース部210-1が備える格納回線数判定回路1800を示す。本判定回路1800は入力回線201-1j (j=1-〜4)と、入力回線201-1jを接続する4つのコネクタ1810-jと、OSI参照モデルの第一層である物理層を終端する該コネクタに対応したPHY1820-jと、回路数通知回路1830より構成される。図18では、本判定回路1800には、4つの入力回線201-1jが接続される場合が記載されているが、該入力回線201-1jの一部あるいは全てが接続されていなくても良い。
入力回線201-1jが接続されると、PHY1820-jは入力回線201-1jにて接続される他のパケット転送装置や端末が送信するデータを受信し、該データの内容を解析して入力回線201-1jの接続有無を判定する。さらに、判定結果を回線数通知回路1830に送信する。回線数通知回路1830は、判定結果が「有り」の情報を送信するPHY1820-jの数を判定し、回線数情報24としてヘッダ処理部100に送信する。
ヘッダ情報21により実施される入力側ヘッダ処理部101の受信側の処理には回線数情報24が使用される。該回線数情報を受信した回路数判定回路170は動作させるパケット処理回路110-kの回路数を判定し、ヘッダ情報蓄積用バッファ120に通知する。ヘッダ情報蓄積用バッファ120の振分回路123は通知の回路数:Aから予測される動作中のパケット処理回路110-1〜Aに対してヘッダ情報21あるいは25を転送する。即ち、回路数:Aが1の場合、パケット処理回路110-1に、パケット処理回路110-1、2の場合、処理回路110-1と110-2に、3の場合、処理回路110-1と110-2と110-3に、4の場合、すべての処理回路110-1〜4に転送する。
さらに、回路数判定回路170は動作させるパケット処理回路110-kにパケット処理信号を、パケット処理動作を停止するパケット処理回路110-kにパケット処理停止信号を送付する。(なお、これらの信号は、図1において、回路数判定回路170からパケット処理回路110各々への点線矢印で纏めて示している。)パケット処理信号を受信しているパケット処理回路110-kはパケット処理を実施し、パケット処理停止信号を受信しているパケット処理回路110-kはパケット処理を停止する。パケット処理の停止の手段としては、例えばパケット処理回路110-kの電源を切断したり、クロックを停止したりすることが考えられるが、他の手段であっても良い。
以上に述べた振分動作と停止動作により、パケット処理を行うパケット処理回路110-kの電力の総和が、収容する回線数に応じた電力となるパケット転送装置を提供することが可能となる。
以上では、回線ijの数が4であるインターフェース部210-1が、4つのパケット処理回路110-kを備えるについて記載したが、収容する回線ijの数やパケット処理回路110-kの数が異なっても、以下の式に従い、動作させる回路数を判定すれば良い。
動作させる回路数 = 接続中の回線ijの数÷収容可能な回線ijの数×パケット処理回路の数
続いて、回路数判定回路170の一構成例の詳細ブロック図を図19に示す。判定回路170は判定部1〜3、通知部179、モード蓄積部177より構成される。なお、本図では判定部2の判定回路171-2のみがプロセッサ290に接続される様に記載されているが、172〜177の各機能ブロックもプロセッサ290に接続されている。
前述の式に基づく回路数の判定は判定部1によって実施される。回線数情報24を受信すると判定回路171-1は収容可能回路数蓄積部172およびパケット処理回路数蓄積部173にそれぞれ蓄積される収容可能な回線ijの数とパケット処理回路の数を読み出して前述の式に基づき動作させる回路数を判定して通知部179に送信する。なお、蓄積部172および173の設定は制御端末10よりプロセッサ290経由で実施される。通知部179は回路数をヘッダ情報蓄積用バッファ120に通知すると共に、前述の通り動作させるパケット処理回路110-kにパケット処理信号を、パケット処理動作を停止するパケット処理回路110-kにパケット処理停止信号を送付する。なお、判定部2および3については後述する。
パケット処理回路110-kの数を変更する他の方法としては、パケットの予測入力帯域や出力帯域を外部の制御端末10よりプロセッサ290経由で回路数判定回路170に通知する方法が考えられる。この際、回路数判定回路170は前記予測入力帯域に基づいて動作させるパケット処理回路110-kの数を判定する。ここでは、4つの回線1j(j=1-4)を収容可能なインターフェース部210-1について考える。このインターフェース部210-1の4つのパケット処理回路110-kの処理性能が4つの回線1jより入力するトラフィックの最大値と一致している。この際、入力側ヘッダ処理部101の回路数判定回路170は、予測入力帯域が4つの回線ijの回線帯域の総和の0%から25%以下であればパケット処理回路110-kの数を1個、25%を超過し50%以下であれば2個、50%を超過し75%以下であれば3個、75%を超過する場合には4個と判定する。出力側ヘッダ処理部102の回路数判定回路170も予測出力帯域に対して同様の判定を実施する。予測入力帯域や出力帯域は時間に対して変化していても良い。例えば、図12に記載の様に、各時間に実線で示す予測入力帯域をパケット転送装置200に通知することが考えられる。
この際の回路数判定は図19の回路数判定回路170の判定部2において実施される。判定部2が備える判定回路171-2はプロセッサ290経由で通知された予測帯域と回線帯域情報蓄積部174に蓄積される回線帯域の総和から処理回路110-kの数を判定し、通知部179に送信する。なお、蓄積部174の設定は制御端末10よりプロセッサ290経由で実施される。通知部179は回路数をヘッダ情報蓄積用バッファ120に通知すると共に、動作させるパケット処理回路110-kにパケット処理信号を、パケット処理動作を停止するパケット処理回路110-kにパケット処理停止信号を送付する。通知部179には判定部1、2および、後述する判定部3から処理回路の数が入力されることになる。通知部179はモード蓄積部177を備え、この蓄積部177内の値に基づき複数の処理回路数情報の内の一つの情報を選択し送付することとなる。蓄積部177の設定は制御端末10よりプロセッサ290経由で実施されることとなる。
パケット処理回路110-kの数を変更する他の方法としては、回路数判定回路170がパケット転送装置200の送受信するトラフィック量の情報やトラフィック量に関わる他の情報を参照して動作させるパケット処理回路110-kの数を判定する方法が考えられる。例えば、ヘッダ情報蓄積用バッファ120が備えるキュー121のキューカウンタ124の値:QLEN(ヘッダ情報の蓄積数情報)に基づき、回路数を判定する。回路数判定回路170はタイマー(タイマー値:T)と、Tの閾値Tmaxと、キューの二つの閾値:THRminとTHRmax (THRmin<THRmax)を備える。キュー121に蓄積されているヘッダ情報21あるいは25がTHRmin個未満となっている時間がTmax以上となるとNを1減少させ、ヘッダ情報21あるいは25がTHRmax以上となるとNを1増加させる。
以下、図13のフローチャートと図19の回線数判定回路170(主に判定部3)を用いて詳細を説明する。ここでは、4つの回線1j(j=1-4)を収容可能なインターフェース部210-1について考える。なお、図19の閾値蓄積部176には、制御端末10よりプロセッサ290経由でTHRmin、THRmax、Tmaxの値が設定されている。
まず、判定部3の判定回路171-3は、自身が備える回路数:Nを、パケット処理回路数蓄積部173に蓄積される4に初期設定し(ステップ1501)、タイマー175の値:Tを0にリセットする(ステップ1502)。次にキューカウンタ124の値:QLENと閾値蓄積部176内のTHRminを比較し(ステップ1503)、QLEN≦THRminの場合にはTと閾値蓄積部176内のTmaxを比較する(ステップ1504)。比較結果がT≧TmaxであってTmax以上の間QLENがTHRminを下回っている場合には、回路数:Nを1減少させ(ステップ1505)、ステップ1502に戻りTを0にリセットする。なお、ステップ1505において、Nが負の値になった場合は0に修正する。比較結果がT<Tmaxである場合には、再度ステップ1503を実施する。ステップ1503にてQLEN>THRminの場合には、QLENと閾値蓄積部176内のTHRmaxを比較する(ステップ1506)。QLEN>THRmaxであって過剰なヘッダ情報21が蓄積されている場合にはNを1増加させ(ステップ1507)、ステップ1502に戻りTを0にリセットする。QLEN≦THRmaxであって過剰なヘッダ情報21が蓄積されていない場合にはステップ1502に戻りTを0にリセットする。なお、ステップ1507において、Nがパケット処理回路数蓄積部173の値である4よりも大きく5以上となった場合は4に修正する。判定回路171-3は以上に述べた動作を実施すると同時に回路数:Nをヘッダ情報蓄積用バッファ120に送付する。通知部179は回路数をヘッダ情報蓄積用バッファ120に通知すると共に、動作させるパケット処理回路110-kにパケット処理信号を、パケット処理動作を停止するパケット処理回路110-kにパケット処理停止信号を送付する(図1の点線矢印)。
以上に述べた外部の制御端末10が通知する予測入力帯域あるいは予測出力帯域に従いパケット処理回路数を判定したり、パケット転送装置200のキュー121の蓄積状況を参照してパケット処理回路数を判定したりすることで、本実施例の目的であるパケット処理を行うパケット処理回路110-kの電力の総和が、パケットの入力帯域あるいは出力帯域に応じた電力となるパケット転送装置を提供することが可能となる。
さらに、本実施例では収容する回線の数と、帯域の両方に応じた電力となるパケット転送装置を提供することも可能である。制御端末10により予測入力帯域あるいは予測出力帯域を通知する場合には、制御端末10がパケット受信回路230あるいはパケット送信回路270に収容される回線ijに入出力されるパケットの帯域を予測入力帯域あるいは予測出力帯域として回路数判定回路170に通知すれば良い。また、キュー121の蓄積状況を参照して回路数を判定する場合には、回路数判定回路170が動作させるパケット処理回路110-kの数:Nの最大値を回線数情報24にて通知される値とすれば良い。
また、収容する回線の数と、キュー121の蓄積状況に基づいて回路数を判定する場合には、判定部3の判定回路171-3が前述のステップ1501および1507で用いる蓄積部173の処理回路110-kの数(図13では4)の代わりに判定回路171-1が出力する処理回路110-kの数を用いれば良い。この際、モード蓄積部177には、判定回路171-3の回路数を示す値が記載されることとなる。
ヘッダ処理部100の省電力施策について説明する。ヘッダ処理部100は入力側ヘッダ処理部101と出力側ヘッダ処理部102より構成されているが、これは、ヘッダ情報21受信時(パケット受信時)に使用するパケット処理回路110-kとヘッダ情報25受信時(パケット送信時)に使用するパケット処理回路110-kを分離するためである。それぞれのパケット処理回路110-kを分離することで、ヘッダ情報21あるいは25が入力した際に、それぞれのヘッダ情報に対応したパケット処理回路110-kだけを動作させることが可能となる。パケット受信時と送信時のパケット処理回路110-kが一つのパケット処理回路で実現された場合、パケット受信時に送信時の回路を、パケット送信時には受信時の回路も動作させる必要がある。
第2の実施例として、出力先判定処理とフロー処理のパケット処理回路を分割する場合を説明する。
本実施例においては、ヘッダ処理部100の省電力施策として、入力側ヘッダ処理部101の出力先判定処理とフロー処理を別々のパケット処理回路が実施する構成とする。この構成により、フロー処理の必要の無いパケットが存在する場合、動作させるフロー処理用の回路を低減できるため、更なる電力の削減が可能となる。
第2の実施例の入力側ヘッダ処理部1601の構成を図16に示す。入力側ヘッダ処理部1601は、図1のパケット処理回路110-kが、出力先判定処理を実施するパケット処理回路1610-1kとフロー処理を実施するパケット処理回路1610-2kに分割された構成となる。また、ヘッダ情報蓄積用バッファ120と回路数判定回路170も、出力先判定処理用のヘッダ情報蓄積用バッファ1620-1とフロー処理用のヘッダ情報蓄積用バッファ1620-2および出力先判定処理用の回路数判定回路1670-1とフロー処理用の回路数判定回路1670-2に分割される。ルーティングテーブル制御部150はパケット処理回路1610-1kに、フローテーブル制御部160はパケット処理回路1610-2kに接続される。整列回路140は一つのままであるが、該回路は全てのパケット処理回路1610と接続されることとなる。なお、図が煩雑となるため整列回路140とパケット処理回路1610-22〜24の接続は省略してある。
ヘッダ情報蓄積用バッファ1620-1と2は、ヘッダ情報21を実施例1と同様にシーケンス番号を付与して蓄積し、それぞれパケット処理回路1610-1kとパケット処理回路1610-2kにヘッダ情報21とシーケンス番号を送信する。この際、送信されるパケット処理回路1610は動作中でかつBUSY信号(図16では図示を省略してある。)を受信していないパケット処理回路1610である。
パケット処理回路1610-1kは前述の実施例と同様に出力先判定処理をルーティングテーブル制御部150、ルーティングテーブル用CAM500、ルーティングテーブルメモリ600を用いて実施し、送信先情報とシーケンス番号を整列回路140に送信する。パケット処理回路1610-2kは前述の実施例と同様にフロー処理をフローテーブル制御部160、フローテーブル用CAM700、フローテーブル用メモリ800を用いて実施し、フィルタ情報とQoS情報とシーケンス番号を整列回路140に送信する。整列回路140は受信した送信先情報とフィルタ情報とQoS情報の組の情報を前述の実施例と同様にシーケンス番号の順に並べ替えて送信する。
入力側ヘッダ処理部1601では、全てのパケットに対してフロー処理を実施する必要が無ければ、予め制御端末10がプロセッサ290経由で回路数判定回路1670-2および整列回路140に通知しておき、回路数判定回路1670-2は全てのパケット処理回路1610-2kの動作を停止させる。整列回路140においては、送信先情報のみが揃った時点で出力回線情報22とフロー情報23が送信可能となる。フロー情報23のQoS情報は固定の任意の値、フィルタ情報は”転送”となる。
このように、全パケットに対してフロー処理を実施する必要が無い場合には、本実施例の入力側ヘッダ処理部1601は必要の無いパケット処理回路1610-2kの動作を停止させることが可能であり、更なる消費電力の低下を実現することができる。
パケット毎にフロー処理の有無が決まる際には、制御端末10がプロセッサ290経由で出力先判定処理とフロー処理の予測入力帯域を別々に回路数判定回路1670-1と2に通知しても良い。前述のパケット処理回路110では、全パケットに対してフロー処理用の回路が動作するため、フロー処理の必要の無いパケットが存在する場合、無駄な回路を動作させて無駄な電力を消費することとなる。一方、本実施例の入力側ヘッダ処理部1610は、制御端末10より各処理に最適な予測入力帯域が回路数判定回路1670-1と2に通知され、本帯域に基づいてパケット処理回路数1610を判定することで必要の無いフロー処理用の回路の動作を低減できる。このため、更なる電力削減を実現することが可能となる。
この際のパケット受信回路230は、パケット毎にフロー処理の動作/停止をヘッダ部310乃至入力回線番号331に基づき判定し、ヘッダ情報21にフロー処理の有無を加えてヘッダ処理部100に送信する。例えば、入力回線番号331を参照することで、入力回線番号331が奇数の入力回線201からのフロー処理を実施し、偶数の入力回線201からのフロー処理を不実施といった処理を実施することができる。さらに、送信元IPアドレス311および宛先IPアドレス312を参照することで、送信元あるいは宛先の端末毎にフロー処理の有無を判定することができる。
ヘッダ情報蓄積用バッファ1620-2はフロー処理の有無が”有”の場合には従来通りヘッダ情報21をパケット処理回路1610-2kに送信するが、フロー処理の有無が”無”の場合には、ヘッダ情報21を廃棄しフロー処理を実施しないこととなる。また、ヘッダ情報蓄積用バッファ1620-2はこの廃棄と同時に、シーケンス番号と、任意の固定値としたQoS情報と、”転送”を表すフィルタ情報を整列回路140に送信する。整列回路140はパケット処理回路1610-2kより送信される情報の代わりにこれらの情報を用いて整列およびフロー情報23の送信を実施する。
回路数判定回路1620-2は、制御端末10通知の予測入力帯域からパケット処理回路1610-2kの数を判定する代わりに、ヘッダ情報蓄積用バッファ1620-2が備えるキュー121のキューカウンタ124の値:QLEN(ヘッダ情報の蓄積数情報)に基づき、動作させる回路数を判定しても良い。この場合、フロー処理の必要の無いヘッダ情報21が多く入力されると、フロー処理用のパケット処理回路1610-2kの処理負荷が低くなり、回路数判定回路1670-2は動作させるパケット処理回路1610-2kの数を低減する。従来の入力側ヘッダ処理部101は出力先判定用の回路とフロー処理用の回路の性能を同一とする必要があったが、本実施例の入力側ヘッダ処理部1601はフロー処理を実施しないパケットが存在する場合には動作させるパケット処理回路1610-2kの数を低減できるため、更なる電力の削減を実現できる。
次に、第3の実施例として、DMACによる出力先判定を実施する際の実施例を説明する。
これまで、出力先判定処理においてDIP312に基づき送信先情報を判定することを考えてきた。しかし、L3スイッチは、パケットに応じてDIP312やDMAC317によって送信先情報を判定するため、L3スイッチを実現するためにはDMAC317により送信先情報を判定する機能部を新たに備えることが必要となる。
図16の点線で記載されている出力先判定処理用機能部2000に、DMAC317による出力先判定処理機能を追加した出力先判定処理用機能部2100を図17に示す。図17の出力先判定処理用機能部2100はDMAC317による出力先判定処理を実施するため、パケット処理回路1610-3kとFDBテーブル制御部151とFDBテーブル用メモリ601とFDBテーブル用CAM501と回路数判定回路1670-3とヘッダ蓄積用バッファ1620-3が新たに追加される。
FDBテーブル用CAM501はDIP312の条件に代わってDMAC317の条件が設定される以外はルーティングテーブル用CAM500と同一であり、FDBテーブル用メモリ601とルーティングテーブル用メモリ600のフォーマットは同一である。また、パケット処理回路1610-3kの動作はDIP312の代わりにDMAC317によって出力先判定が行われること以外同一で、回路数判定回路1670-3の動作は回路数判定回路1670-1と同様である。また、整列回路140は、パケット処理回路1610-1kに加えて1610-3kより受信した送信先情報を整列して送信することとなる。なお、図17の整列回路140はパケット処理回路1610-3kとも図16と同様に接続されるが、図が煩雑となるため接続を省略してある。
全てのパケットがDIP312を用いて出力先判定処理を実施する場合には、そのことを予め制御端末10がプロセッサ290経由で回路数判定回路1670-3に通知しておき、回路数判定回路1670-3は全てのパケット処理回路1610-3kの動作を停止させる。一方、全てのパケットがDMAC317を用いて出力先判定処理を実施する場合には、そのことを予め制御端末10がプロセッサ290経由で回路数判定回路1670-1に通知しておき、回路数判定回路1670-1は全てのパケット処理回路1610-1kの動作を停止させる。
一方、パケット毎に出力先判定に使用する情報(DIP312乃至DMAC317)が変わる際には、パケットの予測入力帯域を外部の制御端末10よりプロセッサ290経由で通知しても良い。この際、制御端末10はDIP312による出力先判定処理とDMAC317による出力先判定処理の予測入力帯域を別々に回路数判定回路1670-1と3に通知することとなる。回路数判定回路1670-1と3が実施する通知情報に基づくパケット処理回路1610の数の判定処理や回路1610の動作/停止に関する処理は前述の通りである。
この際、以下の動作が新たに加わる。パケット受信回路230は、パケット毎に出力先判定に使用する情報をヘッダ部310乃至入力回線番号331に基づき判定し、ヘッダ情報21に本情報を加えてヘッダ処理部100に送信する。ヘッダ処理部100のヘッダ情報蓄積用バッファ1620-1および3は、それぞれのバッファに対応する情報を出力先判定に用いる場合には従来通りヘッダ情報21をパケット処理回路1610に送信する。一方、用いない場合には、ヘッダ情報21を廃棄する。
この様な制御端末10による予測入力帯域の通知の代わりにヘッダ情報蓄積用バッファ1670-1および3が備えるキュー121のキューカウンタ124の値:QLEN(ヘッダ情報の蓄積数情報)に基づき、回路数判定回路1670-1または3 が回路数を判定しても良い。この際の回路数判定回路1670-1および3の動作は前述の回路数判定回路170の動作と同一である。
以下、本出力先判定処理用機能部2100の優れている点について説明する。従来のパケット処理回路1610-1kにDMAC317による出力先判定処理用の回路を加えた場合を考える。この際、全ての出力先判定用の回路が常に動作するため、必要の無い一方の回路が無駄に動作してしまう問題がある。一方、本実施例の出力先判定処理用機能部2000はDMAC317による出力先判定処理を行うパケット処理回路1610-3kを新たに備えることにより、使用しないパケット処理回路1610を停止することができるため、電力の無駄が発生しない。
以上では、DMAC317による出力先判定処理を追加実施する際の実施例を記載したが、DIP312とSIP311を用いるマルチキャスト用の出力先判定処理を追加実施する場合も同様である。本実施例のDMAC317で出力先判定処理を実施するパケット処理回路を追加する代わりにDIP312とSIP311で出力先判定処理を実施するパケット処理回路を追加すれば良い。
次に、性能の粒度を細かくするための第4の実施例を説明する。
これまで、パケット処理回路110-kが4つの場合を説明してきた。この際には、パケット処理性能の粒度は25%となり、最悪の場合、25%の無駄な電力を消費してしまう(例えば、必要な処理性能が25.1%の場合、50%の処理性能(パケット処理回路110-k 2個分)となってしまう。)。この問題を解決するためには、より多くのパケット処理回路110-kを備える方法以外には、処理回路110-kの周波数を低下させる方法がある。処理回路110-kの周波数を1/nとし性能を1/nとすれば、電力を最大で1−1/n削減することが可能となる。この際、nを2とし、50%の周波数に切替可能とすれば、パケット処理回路110-kが8個の場合と同様の性能粒度を実現することが可能となる。
続いて、第5の実施例として通信品質向上を実現するための実施例を説明する。本実施例では、通信品質を向上するため、別のヘッダ情報蓄積用バッファの構成を提示する。
図1、図5に示したヘッダ情報蓄積用バッファ120はバースト的なヘッダ情報21あるいは25の入力があると初めはキューにパケットを蓄積するが、このバースト的な入力が長期間持続するとキューにヘッダ情報を格納できず、該ヘッダ情報を廃棄してしまうこととなる。廃棄が発生しない場合にもキューに多くのヘッダ情報が蓄積されるとパケットの遅延が発生してしまう。ヘッダ情報の廃棄や遅延が発生すると該ヘッダを備えるパケットの廃棄や遅延が発生してしまうこととなる。
そこで、パケットの転送の優先度が高いパケットの廃棄や遅延を防止する機能が必要となる。高優先度のパケットの廃棄や遅延を防止するヘッダ情報蓄積バッファの一実現例を図14に示す。図14のヘッダ情報蓄積用バッファ1320はバッファ120に簡易優先度判定部125を新たに備え、二つのシーケンス番号付与回路122-1および122-2、優先キュー121-1および非優先キュー121-2を備える。
パケット入力時にヘッダ情報21あるいは25が入力すると、簡易優先度判定部125がヘッダ情報内の比較的情報量が小さなフィールドを用いて、該ヘッダ情報を備えるパケットの優先度を判定する。フィールドとしては、例えば、図3で説明したUPRI318やDSCP315が考えられる。優先度が「優先」のヘッダ情報をシーケンス番号付与回路122-1に、「非優先」のヘッダ情報をシーケンス番号付与回路122-2に送信する。シーケンス番号付与回路122-1および122-2はヘッダ情報に入力回線あるいは出力回線毎にシーケンス番号と判定された優先度を付与し、それぞれ優先キュー121-1および非優先キュー121-2に送信する。振分回路123は優先キュー121-1にヘッダ情報とシーケンス番号と優先度が蓄積される際には該キューより該情報を読み出し、優先キュー121-1にヘッダ情報とシーケンス番号と優先度が蓄積されていない場合には非優先キュー121-2より該情報を読み出して、パケット処理回路110-kに送信することとなる
また、キューカウンタ124には、回路数判定回路170がキュー121のカウンタ値の代わりに使用する優先キュー121-1と非優先キュー121-2の総和がカウントされるよう構成する。
以上の動作を実行することで高優先度のヘッダ情報が低優先度のヘッダ情報を追い越してパケット処理回路110-kで処理される。このため、優先キュー121-1へのヘッダ情報の蓄積を防止し、高優先のヘッダ情報の廃棄、遅延を防止することが可能となる。優先度が異なるヘッダ情報間で追い越しを発生させることにより高優先度のパケットの廃棄や遅延を防止するため、簡易優先度判定部125は同一の順序を保証して転送すべきパケットのヘッダ情報を同一の優先度と判定する必要がある。
パケット処理回路110-kの基本動作は同一であるが、送信先情報、フィルタ情報、QoS情報に加えて簡易優先度判定部125で判定された優先度も整列回路1440に送信することとなる。
図14のヘッダ情報蓄積用バッファ1320を用いた際の整列回路は図10の整列回路140とは異なり、図15の整列回路1440となる。整列回路1440は、入力回線あるいは出力回線毎の優先度毎にパケットの順序を保証し、前述の通り、同一の入出力回線の優先度が異なるパケットの順序は保証しない。図15の整列回路1440は入力回線毎あるいは出力回線毎かつ優先度毎に整列メモリ143-ab(a(回線番号)=1〜4,b(優先度)=1 or 2)および読み出し回路142-abを備えている。入力回線番号aあるいは出力回線番号a用の高優先パケット用のメモリが整列メモリ143-a1、非優先パケット用のメモリが整列メモリ143-a2であり、整列メモリ143-a1の読み出しを読み出し回路142-a1が、メモリ143-a2の読み出しを読み出し回路142-a2が実施する。整列メモリ振分回路1444は簡易優先度判定部125で判定した優先度と入力回線番号331に基づいて、蓄積すべき整列メモリ143-abを判定する。整列メモリ143-abのフォーマットは図11と同一であり、シーケンス番号の下位4ビットをアドレスとして送信先情報、フィルタ情報、QoS情報が書き込まれる。なお、出力側ヘッダ処理部102のヘッダ情報蓄積用バッファ1320の場合、送信先情報は存在せず、書込みも行われない。読み出しポインタ蓄積部145-abには、入力回線あるいは出力回線毎の次に読み出す整列メモリ143-abのエントリ145のアドレスが記載される。図15には読み出し回路142-11に接続される読み出しポインタ蓄積部145-11のみ記載されているが、読み出し回路142-21〜42に対応する読み出しポインタ蓄積部145-21〜42も存在する。読み出し回路142-abは、読み出しポインタ蓄積部145-abに蓄積されるアドレスに対応するエントリ145に送信先情報とフィルタ情報とQoS情報が全て書き込まれると、該エントリ145を読み出して、ヘッダ処理結果送信回路1441に送信する。なお、出力側ヘッダ処理部102のヘッダ情報蓄積用バッファ1320の場合、フィルタ情報とQoS情報が全て書き込まれると、該エントリ145を読み出して、ヘッダ処理結果送信回路1441に送信する。ヘッダ処理結果送信回路1441は送信先情報を出力回線情報22として、フィルタ情報とQoS情報をフロー情報23あるいは26としてそれぞれパケット受信回路230あるいはパケット送信回路270に送信する。なお、出力側ヘッダ処理部102のヘッダ情報蓄積用バッファ1320の場合、出力回線情報22は送信されない。
本発明の実施例1におけるヘッダ処理部の構成を示す図である。 実施例1におけるパケット転送装置の全体構成を示す図である。 実施例1のパケット転送装置が送受信するパケットのフォーマットを示す図である。 実施例1のパケット転送装置におけるパケットのフォーマットを示す図である。 実施例1のヘッダ情報蓄積用バッファの構成を示す図である。 実施例1のルーティングテーブル用CAMのフォーマットを表す図である。 実施例1のルーティングテーブル用メモリのフォーマットを表す図である。 実施例1のフローテーブル用CAMのフォーマットを表す図である。 実施例1のフローテーブル用メモリのフォーマットを表す図である。 実施例1の整列回路の構成図である。 実施例1の整列メモリのフォーマットを表す図である。 実施例1の制御端末から入力される予測入力帯域の時間変化を表す図である。 実施例1の回路数判定回路170のフローチャートを示す図である。 実施例5のヘッダ情報蓄積用バッファ1320の構成を示す図である。 実施例5の整列回路1440の構成を示す図である。 実施例2の入力側ヘッダ処理部1601の構成図である。 実施例3の出力先判定処理用機能部2100の構成を示す図である。 実施例1のパケット受信回路の一部である格納回線数判定回路の一構成例を示す図である。 実施例1の回線数判定回路の一構成例を示す図である。
符号の説明
21、25…ヘッダ情報、
22…出力回線情報、
23、26…フロー情報、
24…回線数情報、
100…ヘッダ処理部、
110…パケット処理部、
120…ヘッダ情報蓄積用バッファ、
140…整列回路、
150…ルーティングテーブル制御部、
160…フローテーブル制御部、
170…回路数判定回路、
200…パケット転送装置、
230…パケット受信回路、
240…入力側PB、
250…中継処理部、
270…パケット送信回路、
280…出力側PB、
290…プロセッサ。

Claims (15)

  1. 複数の入力回線と複数の出力回線とを有し、前記入力回線よりパケットが入力すると前記パケットを一つ乃至は複数の前記出力回線に転送するパケット転送装置であって、
    前記パケットのヘッダ情報より該パケットを転送する出力回線の判定処理、該パケットの転送有無の判定処理、該パケットの転送優先度の判定処理、該パケットの属するフローの統計情報の収集処理の内の一つ乃至複数の処理を実施する複数のパケット処理回路と、
    それぞれの前記パケット処理回路の動作の有無を判定し、前記パケット処理回路に判定結果を通知する回路数判定回路と、
    動作中の前記パケット処理回路に前記処理をパケット毎に振り分ける振分回路と、を備える
    パケット転送装置。
  2. 請求項1記載のパケット転送装置であって、
    前記回路数判定回路は、通信に使用する前記入力回線および前記出力回線の数に基づき、前記パケット処理回路の動作の有無を判定する
    パケット転送装置。
  3. 請求項1記載のパケット転送装置であって、
    前記回路数判定回路は、前記パケット転送装置に接続される端末から入力される情報に基づき、前記パケット処理回路の動作の有無を判定する
    パケット転送装置。
  4. 請求項1記載のパケット転送装置であって、
    前記パケットのヘッダ情報を格納するキューを備え、
    前記振分回路は、前記キューより読み出した前記ヘッダ情報に基づき、前記パケット処理回路に前記処理を振り分ける
    パケット転送装置。
  5. 請求項4記載のパケット転送装置であって、
    前記回路数判定回路は、前記キューに蓄積される前記ヘッダ情報の数に応じて前記パケット処理回路の動作の有無を判定する
    パケット転送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載のパケット転送装置であって、
    前記処理の実施に必要な情報が格納されるテーブルを更に有し、
    複数の前記パケット処理回路は、前記テーブルに格納された前記処理の実施に必要な情報を共通に参照する
    パケット転送装置。
  7. 請求項4記載のパケット転送装置であって、
    前記キューは、前記ヘッダ情報を備える前記パケットの優先度毎に対応した優先キューから構成され、
    前記振分回路が優先度の高い前記優先キューより、優先的に前記ヘッダ情報を読み出し、前記パケット処理回路に転送する
    パケット転送装置。
  8. 請求項1記載のパケット転送装置であって、
    前記回路数判定回路は、動作有りと判定した前記パケット処理回路の動作周波数を合わせて判定する
    パケット転送装置。
  9. パケットを転送するパケット転送装置であって、
    複数の入力回線に接続されるパケット受信回路、複数の出力回線に接続されるパケット送信回路、及び前記パケットのヘッダ情報を処理するヘッダ処理部とを備えるインターフェース部と、
    前記インターフェース部に接続され、前記入力回線より入力した前記パケットを一つ乃至は複数の前記出力回線に中継する中継処理部とを有し、
    前記ヘッダ処理部は、前記パケットのヘッダ情報より前記パケットを転送する前記出力回線の判定処理、前記パケットの転送有無の判定処理、前記パケットの転送優先度の判定処理、前記パケットの属するフローの統計情報の収集処理の内の一つ乃至複数の処理を実施する複数のパケット処理回路と、前記パケット処理回路各々の動作の有無を判定して前記パケット処理回路に通知する回路数判定回路と、動作中の前記パケット処理回路に前記処理をパケット毎に振り分ける振分回路とを含む
    パケット転送装置。
  10. 請求項9項記載のパケット転送装置であって、
    前記ヘッダ処理部は、前記処理の実施に必要な情報が格納されるテーブルを更に有し、複数の前記パケット処理回路は、前記テーブルを共通に参照する
    パケット転送装置。
  11. 請求項9記載のパケット転送装置であって、
    前記回路数判定回路は、通信に使用する前記入力回線および前記出力回線の数に基づいて、前記パケット処理回路の動作の有無を判定する
    パケット転送装置。
  12. 請求項9記載のパケット転送装置であって、
    前記回路数判定回路は、前記パケット転送装置に接続される制御端末から入力される情報に基づき、前記パケット処理回路の動作の有無を判定する
    パケット転送装置。
  13. 請求項9記載のパケット転送装置であって、
    前記ヘッダ処理部は、前記パケットのヘッダ情報を格納するキューを更に有し、
    前記振分回路は、前記キューより読み出した前記ヘッダ情報に基づき、前記パケット処理回路に前記処理を振り分ける
    パケット転送装置。
  14. 請求項13記載のパケット転送装置であって、
    前記回路数判定回路は、前記キューに蓄積される前記ヘッダ情報の数に応じて前記パケット処理回路の動作の有無を判定する
    パケット転送装置。
  15. 請求項13記載のパケット転送装置であって、
    前記キューは、前記ヘッダ情報を備える前記パケットの優先度に対応した複数の優先度キューからなり、
    前記振分回路は、優先度の高い前記優先度キューより優先的に前記ヘッダ情報を読み出して前記パケット処理回路に転送する
    パケット転送装置。
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