JP2012109754A - パケット中継装置、省電力制御装置、およびネットワークシステム - Google Patents

パケット中継装置、省電力制御装置、およびネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】
省電力機能を備えたパケット中継装置において、パケットロスを発生させずに、高い省電力効果を得るための動的な省電力運用方法を提供する。
【解決手段】
本発明のパケット中継装置は、ネットワークに接続された通信端末のネットワーク認証の結果に基づいて、認証済みの通信端末が接続されていて、実際に通信を行うリンクを判別し、通信を行うリンクのポート帯域を合計することにより、パケット中継装置に必要な帯域を算出する。その必要帯域に対し、最適な省電力モードを選択することにより、高い省電力効果と、省電力機能を有効にしていてもパケットロスの発生しないパケット中継装置を実現することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パケット中継装置、省電力制御装置、ネットワークシステムに係わり、特に省電力運用が可能な装置、システムに係わる。
近年、省電力機能を備えたルータ、スイッチが製品化されており、消費電力を抑えつつネットワークを運用することが多くなっている。
図1、図2により一般的な省電力機能を備えたルータ、スイッチ(以下、パケット中継装置と呼ぶ)により構成されるネットワークについて説明する。
図1に示すように、省電力機能を持ったパケット中継装置11が上位ネットワーク16とリンク18−7で接続されている。また、パケット中継装置11はハブ17−1、17−2とリンク18−1、18−3で接続されている。さらに、通信端末である、PC A19−1、PC B19−2、PC C19−3がそれぞれ、リンク18−4,リンク18−5,リンク18−2でハブ17−1とパケット中継装置11に接続されている。パケット中継装置11は、パケット転送部14の省電力動作を変更する機能を持つ省電力制御部12と、パケット転送部14の動作の設定を保持する設定情報15と、上位ネットワーク16や、ハブ17や、PC19から受信した通信パケットを必要なリンクに転送する機能を持ち、通常動作時には500Mbpsの転送性能(以下、Highモードと呼ぶ)で動作し、省電力動作時には250Mbpsの転送性能(以下、Lowモードと呼ぶ)で動作するパケット転送部14からなり、省電力制御部12は、設定情報15を参照してパケット転送部14の動作状態を変更する電力切替制御部13からなる。図1の例では設定情報15には、Lowモードで動作する情報が保持されている。リンク18はそれぞれの機器を接続するレイヤ1の回線である。PC19はレイヤ1でリンク18を終端する通信端末である。上位ネットワーク16はPC19が必要な場合に通信を行うあて先となるネットワークである。
図2は図1のネットワーク構成でパケット中継装置11に要求される転送性能と、パケット中継装置11の転送性能を経過時間毎に示したグラフであり、Lowモード時の装置の転送性能601とHighモード時の装置の転送性能603とパケット中継装置101に要求される転送性能602を示している。
図1、図2の例では、リンク18−1、18−2、18−3いずれも100Mbpsでリンクアップしているが、ネットワークの管理者が、実際にPCが接続されているリンクがリンク18−1,18−2である事から、最大で200Mbpsの性能があればパケットロスが起こらないため、設定情報15にパケット転送部14の動作モードを省電力モードであるLowモードとする設定がされており、電力切替制御部13が設定情報15を参照し、パケット転送部14の動作モードをLowモードに制御する。経過時間t1の間はPC A19−1、PC B19−2、PC C19−3が接続されており、パケット中継装置11に要求される転送性能602は200Mbpsを示しているため、パケットロスは発生しない。
以上のように一般的なルータ、スイッチの省電力機能は実現されている。
また、別の例として特許文献1には、リンクアップしていないポートに関連する回路への電源供給を停止し、装置の省電力化を行う技術が開示されている。
特開平11−88458号公報
背景技術で示すように、ネットワークを構成するルータ、スイッチにおいて省電力動作を行うには、転送性能を下げて消費電力を下げるのが一般的である。しかしながら、ルータ、スイッチの転送性能が足りないことにより、パケットロスをすることは許されないため、通常、ネットワークを構成するルータ、スイッチでは、転送性能に余裕を持たせた運用をする。このため十分な省電力効果を得られないという課題がある。また、省電力動作の切替は、コンフィグレーションによる指定でネットワーク管理者が手作業で行っており、静的であるため、リンクアップしているポート数などから転送性能を計算する必要がある。
ところが、ネットワークを構成する際、ルータ、スイッチに通信端末を直接接続することはまれであり、ほとんどの場合はハブ等を用いて、ルータ、スイッチの1ポートに対し、複数の通信端末を接続する構成となるため、ルータ、スイッチとハブを接続するポートは常にリンクアップしている。そのため、ルータ、スイッチのリンクアップしているポート数からは実際に必要な転送性能を算出することができない。
図1、図2の例では、経過時間t2になる際、PC D19−4がリンク18−6を介してハブ17−2に接続されると、パケット中継装置11に要求される転送性能602は300Mbpsになるが、経過時間t2の間は、パケット中継装置の転送性能601よりも、パケット中継装置11に要求される転送性能602の方が大きくなるため、図1のネットワーク構成において、転送性能不足によるパケットロスが発生してしまう。
また、特許文献1の技術では、各ポートがリンクアップしているか否かで電源供給の要否を決定しているため、例えばハブと接続しているポートの場合は常にリンクアップしているため、ハブに通信端末が接続されていなかったとしてもパケット中継装置に電源供給が行われてしまい、十分な省電力効果を得ることができない。
本発明では、上述した問題点を解決するため、必要な転送性能を動的に満たしながら省電力動作を行うネットワーク接続装置を提供する。
上記課題を解決するため、本発明では、複数のポートを有し、通信端末とネットワークを介して接続されるパケット中継装置であって、前記ポートから受信したパケットを転送し、消費電力の異なる少なくとも2種類の動作モードを備えるパケット転送部と、前記通信端末を認証し、認証済みの通信端末が接続するポート情報および当該ポートの帯域情報を管理する認証制御部と、前記ポート情報および前記帯域情報に基づいて算出された必要帯域に応じて、前記パケット転送部の動作モードを切り換える省電力制御部とを備えることを特徴とするパケット中継装置を提供する。
また、別の適用例として、本発明では、複数のポートを有し、通信端末とネットワークを介して接続されるパケット中継装置と、前記パケット中継装置とネットワークを介して接続される省電力制御サーバを有するネットワークシステムであって、前記省電力制御サーバは、前記通信端末を認証し、認証済みの通信端末が接続する前記パケット中継装置のポート情報および当該ポートの帯域情報を保持し、前記ポート情報および前記帯域情報に基づいて前記パケット中継装置に必要な転送性能を算出して前記パケット中継装置に通知し、前記パケット中継装置は、前記ポートから受信したパケットを転送し、消費電力の異なる少なくとも2種類の動作モードを備えるパケット転送部を備え、前記省電力制御サーバから通知された転送性能に応じて、前記パケット転送部の動作モードを切り換えることを特徴とするネットワークシステムを提供する。
また、別の適用例として、本発明では、通信端末を収容するパケット中継装置とネットワークを介して接続される省電力制御装置であって、前記通信端末からの認証要求を受信して前記通信端末を認証する認証制御部と、認証済みの通信端末が接続する前記パケット中継装置のポート情報および当該ポートの帯域情報を保持する記憶部とを備え、前記認証制御部は、前記記憶部が保持するポート情報および帯域情報に基づいて前記パケット中継装置に必要な転送性能を算出し、前記パケット中継装置に通知することを特徴とする省電力制御装置を提供する。
また、別の適用例として、本発明では、複数のポートを有し、通信端末とネットワークを介して接続されるパケット中継装置であって、前記ポートから受信したパケットを転送するパケット転送部と、前記通信端末から認証要求を受信して前記通信端末を認証する認証制御部と、認証済みの通信端末が接続するポート情報および当該ポートの帯域情報を保持する記憶部とを備え、前記認証制御部は、前記記憶部が保持するポート情報および帯域情報に基づいて前記パケット転送部に必要な転送性能を算出することを特徴とするパケット中継装置を提供する。
また、別の適用例として、本発明では、通信端末および省電力制御装置とネットワークを介して接続され、通信パケットを転送し、省電力動作への切り替えが可能なパケット転送部と、前記パケット転送部の省電力切り替えの動作状態を制御する省電力制御部とを備えるパケット転送装置であって、前記省電力制御部は、前記省電力制御装置から必要帯域情報を受信し、当該必要帯域情報に応じて前記パケット転送部の省電力動作への切り替え要否を判定し、前記パケット転送部の省電力動作を切替えることを特徴とするパケット中継装置を提供する。
本発明によれば、認証情報を用いてパケット転送に必要な性能を算出するため、パケットロスを防ぎつつ省電力の効果を得る事が可能となる。
従来のパケット中継装置11を用いたネットワーク構成図である。 従来のパケット中継装置11における必要帯域と装置の転送性能の推移を説明するグラフである。 本実施形態のパケット中継装置101を用いたネットワーク構成図である。 本実施形態の認証情報202のテーブル構成を説明する図である。 本実施形態の認証制御部201の処理を示すフローチャートである。 本実施形態の動的帯域制御部203の処理を示すフローチャートである。 電力切替制御部103の処理を示すフローチャートである。 本実施形態の例を示すシーケンス図である。 実施例1における認証情報202のテーブル構成を説明する図である。 実施例1におけるパケット中継装置101を説明するグラフである。 実施例1におけるネットワーク構成図である。 実施例1における認証情報202のテーブル構成を説明する図(2)である。 本実施形態の認証制御部201の処理を示すフローチャート(2)である。 実施例1における例を示すシーケンス図(2)である。 実施例2におけるネットワーク構成図である。 本実施形態の認証情報503のテーブル構成を説明する図である。 本実施形態のエッジ認証制御部507の処理を示すフローチャートである。 本実施形態のサーバ認証制御部502の処理を示すフローチャートである。 実施例2における動的帯域制御部203の処理を示すフローチャートである。 実施例2における例を示すシーケンス図である。 本実施形態の認証情報503のテーブル構成を説明する図(2)である。 実施例2で用いる通信パケットの構成を説明する図である。 実施例2におけるネットワーク構成図(2)であある。 本実施形態の認証情報503のテーブル構成を説明する図(3)である。 本実施形態におけるサーバ認証制御部502の処理を示すフローチャート(2)である。 実施例2における例を示すシーケンス図(2)である。 実施例2における動的帯域制御部203の処理を示すフローチャート(2)である。 本実施形態におけるサーバ認証制御部502の処理を示すフローチャート(3)である。 実施例2における例をしめすシーケンス図(3)である。 本実施形態におけるエッジ認証制御部507の処理を示すフローチャート(2)である。 本実施形態におけるサーバ認証制御部502の処理を示すフローチャート(4)である。 実施例2における例をしめすシーケンス図(4)である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本実施形態形態に係わるネットワーク構成を示す図である。図3に示すように、パケット中継装置101が上位ネットワーク106とリンク108−7で接続されている。また、パケット中継装置101はハブ107−1、107−2とリンク108−1、108−3で接続されている。さらに、通信端末である、PC A109−1、PC B109−2、PC C109−3がそれぞれ、リンク108−4,リンク108−5,リンク108−2でハブ107−1とパケット中継装置101に接続されている。パケット中継装置101はパケット転送部104の省電力切替の動作状態を制御する省電力制御部102と、通信パケットを転送し、省電力動作としてLowモード(250Mbpsの転送性能)とHighモード(500Mbpsの転送性能)の切り替えが可能なパケット転送部104と、PC109のネットワーク認証を行い、認証結果に基づいて必要な転送性能を計算して動的帯域制御部203に通知する認証制御部201と、認証結果に基づいて、パケット中継装置101に必要な帯域を算出するための認証情報202とを備える。
認証情報202の構成について、図4を用いて説明する。図示するように、認証情報202は、認証したPCを列挙したPC識別子4011とその接続されたポートを示す接続ポート4012を持った、認証ポートテーブル401と、パケット中継装置101が持つポートを示すポート番号4021と、そのポートの帯域を示すポート帯域4022と、そのポートが実際に通信に使われるかどうかを示す有効ポート4023を持った有効ポートテーブル402とを備える。有効ポート4023は、実際に通信に使われる場合“○”が、使われない場合には“×”が設定される。
省電力制御部102には認証制御部201から必要な帯域情報を受信し、パケット転送部104の動作状態を変更する必要がある場合に電力切替制御部103に通知する動的帯域制御部203と、動的帯域制御部203から、パケット転送部104の動作状態変更通知を受信し、パケット転送部104の省電力動作状態を変更する電力切替制御部103を備える。
図3の例ではPC A 109−1、PC B 109−2、PC C 109−3が認証を行って接続している状態であるとする。そのときの認証情報202は図4のように、認証ポートテーブル401には、PC A 109−1、PC B 109−2がポート1に、PC C 109−3がポート2に接続されていることを示す設定がされる。また、有効ポートテーブル402には、ポート1、ポート2のポート帯域がそれぞれ100Mbpsで、PC A 109−1、PC B 109−2、PC C 109−3が認証済であることから、実際に通信に使われるため、有効ポート4023に“○”が設定される。ポート3は、ポート帯域は100Mbpsで同じであるが、認証された通信端末が接続されていないことから、通信には使われないポートであるため、有効ポート4023に“×”が設定される。このように、ポート3が仮にリンクアップしていたとしても、認証された通信端末が接続されていないため、有効ポート4023には“×”が設定される。
さらに、図3の例では、パケット中継装置101の必要帯域は、ポート1とポート2のポート帯域の合計となる、200Mbpsであることから、パケット転送部104は省電力モードであるLowモードで動作している。
次に、図5を用いて、本実施形態のパケット中継装置101における認証制御部201の処理について説明する。図5は認証制御部201のフローチャートである。
認証制御部201は、ステップ341でPC109から認証要求301を受信することにより処理を開始し、ステップ312に処理を進める。ステップ312では、認証制御部201は、PC109からの認証要求301がログイン要求であるか、ログアウト要求であるかを判別する。ステップ312においてログイン要求であった場合には、ステップ313において認証が成功したかどうかを判別する。ステップ313において認証が成功した場合(ステップ313でYES)には、ステップ314に処理を進める。次に、ステップ314においてPC109に認証完了303通知を行う。
次に、ステップ384において、認証ポートテーブル401のPC識別子4011に認証要求301を送信してきたPC109の識別子を追加し、接続ポート4012に認証要求を受信したポートを追加する。次に、ステップ318において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023が、認証要求301を受信したポートで“○”になっているかどうかを判別する。ステップ318において、有効ポート4023が“○”になっている場合(ステップ318でYES)には、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ318において有効ポート4023が“×”になっている場合(ステップ318でNO)には、ステップ320において、認証要求301を受信したポートについて、有効ポートテーブル402の有効ポート4023を“○”に変更し、有効ポートに変更してステップ322に処理を進める。次に、ステップ322において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023が“○”になっているポートの、ポート帯域4022を合計することにより、パケット中継装置101の必要帯域(パケット中計装置101に要求される転送性能)を算出する。
次に、ステップ342において、動的帯域制御部203に、帯域情報通知305を通知する。次に、ステップ343において、動的帯域制御部203から帯域準備完了通知311を受信するまでステップ343を実行し続け(ステップ343でNO)、帯域準備完了通知311を受信すると(ステップ343でYES)、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ313において、認証に失敗した場合(ステップ313でNO)には、ステップ315においてPC109に対し認証失敗通知を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ312において、ログアウト要求であった場合には、ステップ316に処理を進める。次に、ステップ316において、PC109に対しログアウト完了通知を送信する。
次に、ステップ385において、認証ポートテーブル401のPC識別子4011から、認証要求301を送信してきたPC109のPC識別子4011と、対応する接続ポート4012を削除する。次にステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012に、ログアウト要求を受信したポートが残っているかを判別する。つまり、ログアウト要求を受信したポートに他の認証済みPCが接続されているかを判別する。ステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012に、ログアウト要求を受信したポートがあれば(ステップ319でYES)、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012に、ログアウト要求を受信したポートが残っていなければ(ステップ319でNO)、ステップ321に処理を進め、認証要求301を受信したポートについて、有効ポートテーブル402の有効ポート4023を“×”にし、無効ポートに変更してステップ322に処理を進め、ステップ322から先は、上述したように処理を実施する。
次に、図6を用いて、本実施形態のパケット中継装置101における、動的帯域制御部203の処理について説明する。図6は動的帯域制御部203のフローチャートである。図6は、図5のステップ342において認証制御部201から帯域情報通知305を通知された場合における動的帯域制御部203の処理フローを示している。
動的帯域制御部203は、ステップ344において認証制御部201から帯域情報通知305を受信することによって処理を開始し、ステップ324に処理を進める。次に、ステップ324において、受信した必要帯域がLowモードを超える帯域かどうかを判別する。ステップ324において、Lowモードを超える帯域であった場合(ステップ324でYES)には、ステップ325に処理を進める。次に、ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードかどうかを判別する。ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであった場合(ステップ325でYES)には、ステップ346に処理を進める。次に、ステップ346において、認証制御部201に帯域準備完了通知311を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであった場合(ステップ325でNO)には、ステップ327に処理を進める。次に、ステップ327において、電力切替制御部103に対し、パケット転送部104の省電力モードをHighモードに切替えるための省電力モード切替通知307を送信し、ステップ345に処理を進める。
次に、ステップ345において、電力切換制御部103から省電力モード切替完了通知310を受信するまで、ステップ345を実行し続け(ステップ345でNO)、省電力モード切替完了通知310を受信すると(ステップ345でYES)、ステップ346に処理を進め、以下同様にしてステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ324において、Lowモードを超える帯域でなかった場合(ステップ324でNO)には、ステップ326に処理を進める。次に、ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードかどうかを判別する。ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであった場合(ステップ326でYES)にはステップ346に処理を進め、以下同様にしてステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであった場合(ステップ326でNO)には、ステップ328に処理を進める。次に、ステップ328において、電力切替制御部103に対し、パケット転送部104の省電力モードをLowモードに切替えるための省電力モード切替通知307を送信し、ステップ345に処理をすすめ、以下同様にしてステップ346を経てステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図7を用いて、本実施形態のパケット中継装置101における、電力切替制御部103の処理について説明する。図7は電力切替制御部103のフローチャートである。図7は、図6のステップ327,328において動的帯域制御部203から省電力モード切替通知307を通知された場合における電力切替制御部103の処理フローを示している。
電力切替制御部103は、ステップ347において動的帯域制御部203から省電力モード切替通知307を受信することによって処理を開始し、ステップ350に処理を進める。次に、ステップ350において、省電力モード切替処理308を行い、パケット転送部104の省電力モードを切替える。次に、ステップ348において、パケット転送部104から切替完了通知309を受信するまで、ステップ348を実行し続け(ステップ348でNO)、切替完了通知309を受信すると(ステップ348でYES)、ステップ349に処理を進める。次に、ステップ349において、動的帯域制御部203へ省電力モード切替完了通知310を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図8を用いて、PC109から認証要求301が送信され、パケット転送部104の省電力モードを切替える場合の、パケット中継装置101における処理シーケンスを説明する。図8はPC109とパケット中継装置101の処理を示したシーケンス図である。
PC109から送信された認証要求301を認証制御部201が受信すると、認証制御部201は認証処理302を行う。この処理は、図5におけるステップ312、およびステップ313の処理である。次に、認証制御部201はPC109に対し認証完了通知を送信する。この処理は、図5におけるステップ314〜ステップ316の処理である。なお、認証に失敗した場合は認証失敗通知が送信され、ログアウト要求に対してはログアウト完了通知が送信される。
次に認証制御部201は認証情報作成304を行う。この処理は、図5におけるステップ318〜ステップ322、ステップ384、およびステップ385の処理である。次に、認証制御部201は動的帯域制御部203に帯域情報通知305を送信する。
動的帯域制御部203が帯域情報通知305を受信すると、次に省電力モード切替要否判定306を行う。この処理は、図6におけるステップ324〜ステップ326の処理である。次に、動的帯域制御部203は、電力切替制御部103に省電力モード切替通知307を送信する。
電力切替制御部103が省電力モード切替通知307を受信すると、次にパケット転送部104の省電力モード切替308を行う。
パケット転送部104は電力切替制御部103からの省電力モード切替処理により、直ちに省電力モードが切り替わり、電力切替制御部103に切替完了通知309を送信する。次に、電力切替制御部103が切替完了通知309を受信すると、動的帯域制御部203に対し、省電力モード切替完了通知310を送信する。
動的帯域制御部203が省電力モード切替完了通知310を受信すると、認証制御部201に帯域準備完了通知311を送信する。認証制御部201が帯域準備完了通知311を受信することにより、PC109から認証要求301が送信され、パケット転送部104の省電力モードを切替えるまでの一連の処理を終了する。
以上で説明した構成、および、フローチャートを用いて、図3において新たにPC D 109−4がネットワークに接続された場合の例を説明する。PC D 109−4をハブ107−2に接続すると、ネットワーク認証を行うためにログイン要求である、認証要求301を送信する。パケット中継装置101は、認証要求301を受信すると、認証制御部201の処理を開始する。
認証制御部201は、図5のフローチャートに従い、ステップ341から処理を開始する。受信した認証要求301は、ログイン要求であるため、ステップ312でログイン要求と判別され、ステップ313に処理を進める。次に、ステップ313において、認証成功すると、続いてステップ314においてPC D 109−4に認証完了通知303を送信する。
ステップ384において、図4の認証ポートテーブル401のPC識別子4011に“D”を加え、接続ポート4012に“ポート3”を加える。次に、ステップ318において、PC D 109−4から認証要求301を受信したポート3が有効ポートテーブル402の有効ポート4023において“×”であることから、ステップ320に処理を進める。次に、ステップ320において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023のポート3について、“○”に変更する。このときの認証情報202は図9の状態となる。次に、ステップ322において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023が“○”となっているポートのポート帯域4022を合計し、必要帯域として300Mbpsの値を得る。
次に、ステップ342において、動的帯域制御部203に対し、帯域情報通知305で300Mbpsを通知し、ステップ343において、動的帯域制御部203からの帯域準備完了通知311受信を待つ。
次に、動的帯域制御部203は、図6のフローチャートに従い、ステップ344から処理を開始する。次に、ステップ324において、受信した必要帯域が300MbpsであることからLowモードを超える帯域が必要であると判別し、ステップ325に処理を進める。次に、ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowであることから、ステップ327に処理を進める。
次に、ステップ327において、電力切替制御部103にパケット転送部104の省電力モードをHighに切替えるための、省電力モード切替通知307を送信し、ステップ345に進んで省電力モード切替完了通知310の受信を待つ。
次に、電力切替制御部103は、図7のフローチャートに従い、ステップ347から処理を開始する。次に、ステップ350において、省電力モード切替処理を実行し、パケット転送部104の省電力モードをHighモードに切替える。次に、ステップ348において、切替え完了通知309の受信を待ち、切替え完了通知309を受信したら、ステップ349において動的帯域制御部203へ省電力モード切替完了通知310を送信する。
動的帯域制御部203は、上記省電力モード切替完了通知310を受信し、ステップ346において、認証制御部201に対し、帯域準備完了通知311を送信する。認証制御部201は、上記帯域準備完了通知311を受信し、ステップ317に進んでPC D 109−4の認証要求受信から始まる一連の処理を終了する。以上に説明したように、PC D 109−4が新たにネットワークに接続された場合、動的に必要帯域に応じて省電力モードを切替えることができる。
図10はPC D 109−4の認証前t1と認証後t2のパケット中継装置101に要求される転送性能605とパケット中継装置101の転送性能604を示したグラフである。PCD109−4認証前のt1では、パケット中継装置101に要求される転送性能605は200Mbpsを示し、パケット中継装置101の転送性能604はパケット転送104部の省電力モードLowモードに当たる、250Mbpsを示している。PCD109−4が認証を行い、経過時間がt2になる際に、パケット中継装置101に要求される転送性能605は300Mbpsになるが、同時にパケット転送部104の省電力モードをHighモードに変更することにより、パケット中継装置101の転送性能604は500Mbpsとなり、パケット中継装置に要求される転送性能605が、パケット中継装置の転送性能604を上回ることがないため、パケット中継装置101の転送性能不足によるパケットロスが発生しない。
次に、図5、および、図9〜図12を用いて、図3の例において、PC D 109−4を接続した後、さらに、PC E 109−5をハブ107−2に接続する例を説明する。
図11は、図3の状態からPC D 109−4を接続した後の構成図であり、新たにPC E 109−5を接続する以外は全て図3と同じ構成である。
図11の構成において、PC E 109−5をハブ107−2に接続すると、ネットワーク認証を行うためにログイン要求である、認証要求301を送信する。パケット中継装置101は、認証要求301を受信すると、認証制御部201の処理を開始する。
認証制御部201は、図5のフローチャートに従い、ステップ341から処理を開始する。PC E 109−5からの認証要求301は、上述した例と同様にログイン要求であるため、ステップ312でログイン要求であると判別し、ステップ313に処理を進める。ステップ313において認証成功すると、続いて、ステップ314において、PC E 109−5に認証完了通知303を送信する。
ステップ384において、図9の認証ポートテーブル401のPC識別子4011に“E”を加え、接続ポート4012にポート3を加える。次に、ステップ318において、PC E 109−5から認証要求301を受信したポート3が有効ポートテーブル402の有効ポート4023において“○”であることから、ステップ317に進んでPCD109−5の認証要求受信から始まる一連の処理を終了する。このときの認証情報202は図12の状態となる。
上記のとおり、認証済みのPC109が増えても有効ポートが増えない場合には、パケット中継装置101に必要な帯域が変わらないため、パケット転送部104の省電力モードの切り替えは行われない。
次に、図5、および図9〜図12を用いて、図11の状態で、PC E 109−5を接続した後、PC E 109−5がログアウトする例を説明する。
図11の構成において、PC E 109−5がログイン後、ログアウトを行うと、PC E 109−5から、ネットワーク認証のログアウト処理を行うために認証要求301を送信する。パケット中継装置101は、認証要求301を受信すると、認証制御部201の処理を開始する。認証制御部201は、図5のフローチャートに従い、ステップ341から処理を開始する。ここで、PC E 109−5からの認証要求301はログアウト要求であることから、ステップ312でログアウト要求であると判別し、続いてステップ316において、PC E 109−5にログアウト完了通知を送信してステップ385に処理を進める。
ステップ385において、図12の認証ポートテーブル401のPC識別子4011から“E”を削除し、接続ポート4012から、対応する“ポート3”を削除する。次に、ステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012にPC D 109−4に対応する“ポート3”があることから、ログアウトしたポートには他の認証済みPC109(PC D 109−4)がつながっていると判別し、ステップ317に進んでPC E 109−5の認証要求受信から始まる一連の処理を終了する。このときの認証情報202は、図9の状態となる。
上記のとおり、認証済みのPC109が減っても、有効ポートが減らない場合には、パケット中継装置101に必要な帯域が変わらないため、パケット転送部104の省電力モードの切り替えは行われない。
次に、図4〜図7、および図9、を用いて、図11の状態からPC D 109−4がログアウトする例を説明する。
図11の構成において、PC D 109−4がログアウトを行うと、PC D 109−4から、ネットワーク認証のログアウト処理を行うために認証要求301を送信する。パケット中継装置101は、認証要求301を受信すると、認証制御部201の処理を開始する。
認証制御部201は、図5のフローチャートに従い、ステップ341から処理を開始する。ここで、PC D 109−4からの認証要求301は、ログアウト要求であることから、ステップ312でログアウト要求であると判別し、続いてステップ316において、PC D 109−4にログアウト完了通知を送信する。
ステップ385において、図9の認証ポートテーブル401のPC識別子4011から“D”を削除し、接続ポート4012から、対応する“ポート3”を削除する。次に、ステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012にPC D 109−4がログアウトした“ポート3”がないことから、ログアウトしたポートには他の認証済みPC109がつながっていないと判別し、ステップ321に処理を進める。次に、ステップ321において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023のポート3について、“×”に変更する。このときの認証情報202は図4の状態となる。次に、ステップ322において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023が“○”となっているポートのポート帯域4022を合計し、必要帯域として200Mbpsの値を得る。次に、ステップ342において、動的帯域制御部203に対し、帯域情報通知305で200Mbpsを通知し、ステップ343において、動的帯域制御部203からの帯域準備完了通知311受信を待つ。
次に、動的帯域制御部203は、図6のフローチャートに従い、ステップ344から処理を開始する。次に、ステップ324において、受信した必要帯域が200MbpsであることからLowモードを超えない帯域であると判別し、ステップ326に処理を進める。次に、ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighであることから、ステップ328に処理を進める。次に、ステップ328において、電力切替制御部103にパケット転送部104の省電力モードをLowに切替える、省電力モード切替通知307を送信し、ステップ345に進んで省電力モード切替完了通知310の受信を待つ。
次に、電力切替制御部103は、図7のフローチャートに従い、ステップ347から処理を開始する。次に、ステップ350において、省電力モード切替処理を実行し、パケット転送部104の省電力モードをLowモードに切替える。次にステップ348において、切替え完了通知309の受信を待ち、切替え完了通知309を受信したら、ステップ349において動的帯域制御部203へ省電力モード切替完了通知310を送信する。
動的帯域制御部203は、上記省電力モード切替完了通知310を受信し、ステップ346において、認証制御部201に対し、帯域準備完了通知311を送信する。認証制御部201は、上記帯域準備完了通知311を受信し、ステップ317に進んでPC D 109−4の認証要求受信から始まる一連の処理を終了する。
上記のとおり、認証済みのPC109が減って有効ポートが減る場合には、パケット中継装置101に必要な帯域が変わる。必要帯域が減って、パケット転送部104の省電力モードがLowモードでも、必要帯域を満たすようになると、直ちにパケット転送部104の省電力モードを切替えることにより、パケットロスを発生させずに高い省電力効果を得ることができる。
上記で説明した処理によって、パケット中継装置101に必要な帯域とパケット中継装置101の転送性能は、図10のグラフで示すようになる。経過時間t1の間は接続されているPC109は、PCA109−1、PCB109−2、PCC109−3である。この状態から図11のようにPCD109−4を接続すると、t2の状態となり、パケット転送部104の省電力モードがHighモードとなって、パケット中継装置101の転送性能が上がる。この状態から図11のようにPCE109−5を接続しても、パケット中継装置101に必要な帯域は変わらないため、t2の状態のままである。この状態から、PCD109−4およびPCE109−5がログアウトすると、図10のt3の状態となり、パケット中継装置101に必要となる帯域が減るため、パケット転送部104の省電力モードがLowモードとなって省電力効果を得ることができる。
上記のとおり、本実施形態によると、省電力状態で動作させることによるパケットロスを発生させずに、パケット中継装置101の省電力切替を動的に行うことができる。
ここで、認証制御部201は、より確実にパケットロスを発生させないために、パケット転送部104の省電力モード切替が完了するまで、PC109への認証完了通知303を送信しなくてもよい。
図13は、パケット転送部104の省電力モードが切り替わってから、PC109へ認証完了通知303を送信する場合の認証制御部201のフローチャートである。以下、図13を用いて認証制御部201の処理について説明する。
認証制御部201は、ステップ341でPC109から認証要求301を受信することにより処理を開始し、ステップ312に処理を進める。ステップ312では、認証制御部201は、PC109からの認証要求301がログイン要求であるか、ログアウト要求であるかを判別する。ステップ312においてログイン要求であった場合には、ステップ313において認証が成功したかどうかを判別する。ステップ313において認証が成功した場合(ステップ313でYES)には、ステップ384に処理を進める。
次に、ステップ384において、認証ポートテーブル401のPC識別子4011に認証要求301を送信してきたPC109の識別子を追加し、接続ポート4012に認証要求を受信したポートを追加する。次に、ステップ318において、認証要求301を受信したポートが有効ポートテーブル402において有効ポート4023が“○”になっているかどうかを判別する。ステップ318において、有効ポート4023が“○”になっている場合(ステップ318でYES)には、ステップ314において、PC109に認証完了303を送信して、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ318において有効ポート4023が“×”になっている場合(ステップ318でNO)には、ステップ320において、認証要求301を受信したポートについて、有効ポートテーブル402の有効ポート4023を“○”にし、有効ポートに変更してステップ350に処理を進める。次に、ステップ350において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023が“○”になっているポートの、ポート帯域4022を合計することにより、パケット中継装置101の必要帯域を算出する。
次に、ステップ352において、動的帯域制御部203に、帯域情報通知305を通知する。次に、ステップ354において、帯域準備完了通知311を受信するまでステップ354を実行し続け(ステップ354でNO)、帯域準備完了通知311を受信すると(ステップ354でYES)、ステップ314に処理を進める。次に、ステップ314において、PC109に認証完了303を送信して、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ313において、認証が失敗した場合(ステップ313でNO)には、ステップ315に処理を進める。次に、ステップ315において、PC109に対し認証失敗通知を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ312において、ログアウト要求であった場合には、ステップ385に処理を進める。次に、ステップ385において、認証ポートテーブル401のPC識別子4011から、認証要求301を送信してきたPC109のPC識別子4011と、対応する接続ポート4012を削除する。次に、ステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012に、ログアウト要求を受信したポートが残っているかを判別する。ステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012に、ログアウト要求を受信したポートが残っていなければ(ステップ319でNO)、ステップ321に処理を進める。次に、ステップ321において、認証要求301を受信したポートについて、有効ポートテーブル402の有効ポート4023を“×”にし、無効ポートに変更する。次に、ステップ351において、有効ポートテーブル402の有効ポート4023が“○”になっているポートの、ポート帯域4022を合計することにより、パケット中継装置101の必要帯域を算出する。
次に、ステップ353において、動的帯域制御部203に、帯域情報通知305を通知する。次に、ステップ355において、帯域準備完了通知311を受信するまでステップ355を実行し続け(ステップ355でNO)、帯域準備完了通知311を受信すると(ステップ355でYES)、ステップ316に処理を進める。次に、ステップ316において、PC109に対しログアウト完了通知を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ319において、認証ポートテーブル401の接続ポート4012に、ログアウト要求を受信したポートが残っていれば(ステップ319でYES)、ステップ316に処理を進め、以下同様にしてステップ316を経てステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図14を用いて、パケット転送部104の省電力モードが切り替わってから、認証完了通知303をPC109へ送信する場合の処理シーケンスを説明する。
図14は、PC109から認証要求301が送信され、パケット転送部104の省電力モードを切替える場合の、パケット中継装置101におけるシーケンス図である。
PC109から送信された認証要求301をパケット中継装置101が受信すると、認証制御部201が処理を開始し、認証処理302を行う。この処理は、図13におけるステップ312、および、ステップ313の処理である。次に認証制御部201は認証情報作成304を行う。この処理は、図13におけるステップ318〜ステップ321、ステップ350、ステップ351、ステップ384、およびステップ385の処理である。次に、認証制御部201は動的帯域制御部203に帯域情報通知305を送信する。
動的帯域制御部203が帯域情報通知305を受信すると、次に省電力モード切替要否判定306を行う。この処理は、図6におけるステップ324〜ステップ326の処理である。次に、動的帯域制御部203は、電力切替制御部103に省電力モード切替通知307を送信する。
電力切替制御部103が省電力モード切替通知307を受信すると、次にパケット転送部104の省電力モード切替308を行う。パケット転送部104は電力切替制御部103からの省電力モード切替処理により、直ちに省電力モードが切り替わり、電力切替制御部103に切替完了通知309を送信する。次に、電力切替制御部103が切替完了通知309を受信すると、動的帯域制御部203に対し、省電力モード切替完了通知310を送信する。動的帯域制御部203が省電力モード切替完了通知310を受信すると、認証制御部201に帯域準備完了通知311を送信する。次に、認証制御部201が帯域準備完了通知311を受信すると、PC109に対し認証完了303通知する。
以上により、PC109から認証要求301が送信され、パケット中継装置101のパケット転送部104の省電力モードを切替えてから、認証完了303通知を行うため、PC109からの送信パケットのロスをより確実に防止することが可能となる。
以下、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図15は、本実施形態に係わるネットワーク構成を示す図である。図15に示すように、コア側で用いられるパケット中継装置である、コアパケット中継装置504が他のネットワークへの接続を行う、上位ネットワーク106とリンク108−19で接続されている。また、コアパケット中継装置504は、エッジ側で用いられるパケット中継装置である、エッジパケット中継装置1〜4 506−1〜506−4と、リンク108−15〜108−18でそれぞれ接続されている。
コアパケット中継装置504および、エッジパケット中継装置1〜4 506−1〜506−4の必要帯域(要求される転送性能)を算出する、省電力制御サーバ501は上位ネットワーク106とリンク108−20で接続されており、上位ネットワーク106を介してコアパケット中継装置504等と通信が可能である。
エッジパケット中継装置1 506−1は、複数の通信端末を接続する、ハブ107−3とリンク108−8で接続されており、ハブ107−3にはリンク108−14で通信端末である、PC A 109−1が接続されている。また、エッジパケット中継装置1 506−1にはリンク108−9によりPC B 109−2が接続されている。エッジパケット中継装置3 506−3は、リンク108−11、108−12により、それぞれPC D 109−4とPC E 109−5が接続されている。エッジパケット中継装置4 506−4は、ハブ107−4とリンク108−13によって接続されている。
コアパケット中継装置504は、通信パケットを転送し、省電力動作としてLowモードとHighモードの切り替えが可能なパケット転送部104−1と、パケット転送部104−1の省電力切り替えの動作状態を制御する省電力制御部102−1を備え、省電力制御部102−1には、省電力制御サーバ501から必要な帯域情報を受信し、パケット転送部505の動作状態を変更する必要がある場合に、電力切替制御部103−1に通知する、動的帯域制御部203−1と、動的帯域制御部203−1から、パケット転送部104−1の動作状態変更通知を受信し、パケット転送部104−1の省電力動作状態を変更する電力切替制御部103−1を備える。なお、コアパケット中継装置504に備えるパケット転送部104−1は、Lowモードにおいて400Mbps、Highモードにおいて1000Mbpsの転送性能を備えるものとする。
エッジパケット中継装置506は、PC109からの認証要求を受信して省電力制御サーバ501に通知し、省電力制御サーバ501から認証結果を受け取ってPC109に通知する、エッジ認証制御部507と、パケット転送部104の省電力切替えの動作状態を制御する省電力制御部102と、通信パケットを転送し、省電力動作としてLowモードとHighモードの切り替えが可能なパケット転送部104を備え、省電力制御部102には、省電力制御サーバ501から必要な帯域情報を受信し、パケット転送部104の動作状態を変更する必要がある場合に、電力切替制御部103に通知する、動的帯域制御部203と、動的帯域制御部203から、パケット転送部104の動作状態変更通知を受信し、パケット転送部104の省電力動作状態を変更する電力切替制御部103を備える。なお、エッジパケット中継装置506に備えるパケット転送部104−2〜5は、Lowモードにおいて250Mbps、Highモードにおいて500Mbpsの転送性能を備えるものとする。
省電力制御サーバ501は、エッジ認証制御部507から認証要求を受信し、認証結果をエッジ認証制御部507に通知し、コアパケット中継装置504とエッジパケット中継装置506の動的帯域制御部に帯域情報を通知する、サーバ認証制御部502と、認証結果に基づいて、コアパケット中継装504とエッジパケット中継装置506に必要な帯域を算出するための認証情報503を備える。
認証情報503の構成について、図16を用いて説明する。図示するように、認証情報503は、認証したPCを列挙したPC識別子4031と、接続した装置を示す接続装置4032と、接続したポート番号を示す接続ポート4033を持った、認証ポートテーブル403と、接続した装置を示す接続装置4041と、接続した装置の持つポートを示すポート番号4042と、そのポートのポート帯域を示すポート帯域4043と、そのポートが実際に通信に使われるかどうかを示す、有効ポート4044を持った有効ポートテーブル404とを備える。有効ポート4044は、実際に通信に使われる場合“○”が、使われない場合には“×”が設定される。
図15の例では、PC A 109−1、PC B 109−2、PC D 109−4、PC E 109−5が認証を行って接続している状態である。そのときの認証情報503は図16のように、認証ポートテーブル403には、PC A 109−1が、エッジパケット中継装置1 506−1のポート1に、PC B 109−2が、エッジパケット中継装置1 506−1のポート2に、PC D 109−4が、エッジパケット中継装置3 506−3のポート1に、PC E 109−5が、エッジパケット中継装置3 506−3のポート2に接続されていることを示す設定がされる。
また、有効ポートテーブル404には、エッジパケット中継装置1 506−1のポート1、ポート2のポート帯域がそれぞれ100Mbpsで、PC A 109−1と、PC B 109−2が認証済みであることから、有効ポート4044に“○”が設定され、エッジパケット中継装置2 506−2のポート1は、ポート帯域は100Mbpsであるが、認証済みの通信端末が接続されていないことから、有効ポート4044には“×”が設定され、エッジパケット中継装置3 506−3のポート1、ポート2のポート帯域がそれぞれ100Mbpsで、PC D 109−4と、PC E 109−5が認証済みであることから、有効ポート4044に“○”が設定され、エッジパケット中継装置2 506−2のポート1は、ポート帯域は100Mbpsであるが、認証済みの通信端末が接続されていないことから、有効ポート4044には“×”が設定される。
図15の例では、コアパケット中継装置504の必要帯域は、エッジパケット中継装置1 506−1のポート1、ポート2と、エッジパケット中継装置3 506−3のポート1、ポート2の合計となる、400Mbpsであることから、コアパケット中継装置のパケット転送部104−1はLowモードで動作している。また、エッジパケット中継装置1〜4 506−1〜506−4の必要帯域は200M以下であることから、パケット転送部104−2〜104−5はすべてLowモードで動作している。
次に、図17を用いて、本発明のエッジパケット中継装置506におけるエッジ認証制御部507の処理について説明する。図17は、エッジ認証制御部507のフローチャートである。
エッジ認証制御部507は、ステップ356においてPC109から認証要求301を受信することにより処理を開始し、ステップ357に処理を進める。次に、ステップ357において、認証要求301を受信したポートのポート識別子と、受信したエッジパケット中継装置506の識別子と、認証要求301を受信したポートのポート帯域を付加した認証情報通知702を、省電力制御サーバ501に送信する。次に、ステップ358において、認証完了通知704を受信するまで、ステップ358を実行し続け(ステップ358でNO)、認証完了通知704を受信すると(ステップ358でYES)、ステップ330に処理を進める。
次にステップ330において、PC109からの認証要求がログイン要求か、ログアウト要求かを判別する。ステップ330において、ログイン要求と判別した場合、ステップ331に処理を進める。次に、ステップ331において、認証が成功したかどうかを判別する。ステップ331において、認証が成功した場合(ステップ331でYES)は、ステップ314に処理を進め、PC109に対し、認証完了303を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ331において、認証が失敗した場合(ステップ331でNO)は、ステップ315に処理を進め、PC109に対し、認証失敗を通知し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。一方、ステップ330において、ログアウト要求と判別した場合は、ステップ316に処理を進め、PC109に対し、ログアウト完了を通知し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に図18を用いて、本実施形態の省電力制御サーバ501における、サーバ認証制御部502の処理について説明する。図18は、サーバ認証制御部502のフローチャートである。
サーバ認証制御部502は、ステップ359において、エッジパケット中継装置506のエッジ認証制御部507から認証情報通知702を受信することにより処理を開始し、ステップ312に処理を進める。次に、ステップ312において、受信した認証情報通知702がログイン要求か、ログアウト要求かを判別する。ステップ312において、ログイン要求と判別した場合は、ステップ313に処理を進める。次に、ステップ313において、認証が成功したかどうかを判別する。ステップ313において、認証が成功した場合(ステップ313でYES)は、ステップ314に処理を進める。次に、ステップ314において、エッジ認証制御部507に対し、認証成功を示した認証完了通知704を送信する。
次に、ステップ384において、認証ポートテーブル403のPC識別子4031に認証情報通知702に示されているPCの識別子を追加し、接続装置4032に、認証情報通知702に示されている、受信したエッジパケット中継装置506の識別子を追加し、接続ポート4033に、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したポートの識別子を追加する。次に、ステップ332において、有効ポートテーブル404の有効ポート4044が、認証情報通知702に示されている、受信したポートで“○”になっているかどうかを判別する。ステップ332において、有効ポート4044が“○”であった場合(ステップ332でYES)は、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ332において、有効ポート4044が“×”であった場合(ステップ332でNO)は、ステップ334に処理を進める。次に、ステップ334において、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したポートについて、有効ポートテーブル404のポート帯域4043に、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したポートの、ポート帯域を入れ、有効ポート4044を“○”に変更し、有効ポートに変更してステップ336に処理を進める。
次に、ステップ336において、認証要求を受信したエッジパケット中継装置506に必要な帯域を以下の方法で算出する。有効ポートテーブル404の接続装置4041が認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506の識別子で、有効ポート4044が“○”となっているポートについて、ポート帯域4043を合計し、認証要求を受信したエッジパケット中継装置506の必要帯域とする。また、コアパケット中継装置504に必要な帯域を、有効ポートテーブル404の有効ポート4044が“○”となっているポートの、ポート帯域4043を合計することにより算出する。
次に、ステップ360において、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203に対し、帯域情報通知706を送信する。次に、ステップ361において、帯域情報通知706を送信したすべての装置から、帯域準備完了通知311を受信するまで、ステップ361を実行し続け(ステップ361でNO)、帯域準備完了通知311を受信し終わると(ステップ361でYES)、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ313において、認証成功しなかった場合(ステップ313でNO)は、ステップ315に処理を進め、認証失敗を示した認証完了通知704をエッジ認証制御部507に送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ312において、ログアウト要求と判別した場合は、ステップ316に処理を進める。次に、ステップ316において、ログアウト完了を示した認証完了通知704をエッジ認証制御部507に送信する。
次にステップ385において、認証情報通知702に示されているPC識別子を認証ポートテーブル403のPC識別子4031から削除し、対応する接続装置4032および接続ポート4033を削除する。次に、ステップ333において、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506の認証要求301を受信したポートに、他の認証済みPC109が接続されているかどうかを、認証ポートテーブル403から判別する。ステップ333において、他に認証済みPC109が接続されていた場合(ステップ333でYES)は、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ333において、他に認証済みPC109が接続されていない場合(ステップ333でNO)は、ステップ335に処理を進める。次に、ステップ335において、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506の、認証要求301を受信したポートの、有効ポート4044を“×”に変更する。次に、ステップ336に処理を進め、以下同様にしてステップ336、ステップ360ステップ361を経て、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図19を用いて、本実施形態における動的帯域制御部203−1〜5の処理について説明する。図19は、動的帯域制御部203−1〜5のフローチャートである。
動的帯域制御部203は、ステップ362において、省電力制御サーバ501から帯域情報通知706を受信することによって処理を開始し、ステップ324に処理を進める。次に、ステップ324において、受信した必要帯域がLowモードを超える帯域かどうかを判別する。ステップ324において、Lowモードを超えると判別した場合(ステップ324でYES)は、ステップ325に処理を進める。次に、ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであるかどうかを判別する。ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであった場合(ステップ325でYES)は、ステップ364に処理を進める。次に、ステップ364において、省電力制御サーバ501に帯域準備完了通知311を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであった場合(ステップ325でNO)は、ステップ327に処理を進める。次に、ステップ327において、電力切替制御部103に対し、パケット転送部104の省電力モードをHighモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を送信する。次に、ステップ363において、省電力モード切替完了通知310を受信するまで、ステップ363を実行し続け(ステップ363でNO)、省電力モード切替完了通知310を受信すると(ステップ363でYES)、ステップ364に進み、以下同様にして、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ324において、Lowモードを超えないと判別した場合(ステップ324でNO)は、ステップ326に処理を進める。次に、ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであるかどうかを判別する。ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであった場合(ステップ326でYES)は、ステップ364に進み、以下同様にして、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであった場合(ステップ326でNO)は、ステップ328に処理を進める。次に、ステップ328において、電力切替制御部103に対し、パケット転送部104の省電力モードをLowモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を送信し、ステップ363に処理を進め、以下同様にしてステップ364を経てステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図20を用いて、PC109から認証要求301が送信され、省電力モードを切替える場合の、エッジパケット中継装置506、省電力サーバ501、およびコアパケット中継装置504における処理シーケンスを説明する。図20は、PC109、エッジパケット中継装置506、コアパケット中継装置504、および省電力サーバ501の処理を示したシーケンス図である。
PC109から送信された認証要求301をエッジ認証制御部507が受信すると、エッジ認証制御部507は認証情報付与701を行い、サーバ認証制御部502に対し、認証情報通知702を送信する。この処理は、図17における、ステップ357の処理である。
省電力制御サーバ501が認証情報通知702を受信すると、次にサーバ認証制御部502が認証処理703を行う。この処理は、図18における、312、および313の処理である。次に、サーバ認証制御部502は、エッジ認証制御部507に対し、認証完了通知704を送信する。
エッジパケット中継装置506が認証完了通知704を受信すると、エッジ認証制御部507は、PC109に対し認証完了303を送信する。
次に、サーバ認証制御部502は、認証情報作成705を行う。この処理は、図18における、ステップ332〜ステップ336、ステップ384、およびステップ385の処理である。次に、サーバ認証制御部502は、エッジパケット中継装置506、およびコアパケット中継装置504の動的帯域制御部203に対し、帯域情報通知706−1、706−2を送信する。
以下、エッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504において、同様の処理を行う。まず、帯域情報通知706を受信すると、動的帯域制御部203が処理を開始し、省電力モード切替要否判定306を行う。この処理は、図19における、ステップ324〜ステップ326の処理である。次に、動的帯域制御部203は、電力切り替え制御部103に対し、省電力モード切替通知307を送信する。省電力モード切替通知307を受信した電力切替制御部103は、パケット転送部104の省電力モード切替308を行う。パケット転送部104は、電力切替制御部102からの省電力モード切替処理により、直ちに省電力モードが切り替わり、電力切替制御部103に切替え完了通知309を送信する。次に、電力切替制御部103が切替え完了通知309を受信すると、動的帯域制御部203に対し、省電力モード切替完了通知310を送信する。動的帯域制御部203が省電力モード切替完了通知310を受信すると、サーバ認証制御部502に対し、帯域準備完了通知311を送信する。
サーバ認証制御部502が帯域準備完了通知311−1、および311−2を受信することにより、PC109から認証要求301が送信され省電力モードを切替えるまでの一連の処理が終了する。
次に、図22を用いて、エッジ認証制御部507がサーバ認証制御部502に通知する、認証情報通知702、および、サーバ認証制御部502から、エッジ認証制御部507に通知する、認証完了通知704の例について説明する。図22のパケット901は、Remote Authentication Dial In User Service(RADIUS)認証を用いる場合の、認証情報通知702、および認証完了通知704で送信されるパケットの例である。
認証情報通知702および、認証完了通知704で送信されるパケット901は、RADIUSサーバと認証に必要な情報のやり取りを行うためのRADIUS packet部903と、認証要求301を受信したポートの、ポート識別子を示すPort ID部904と、認証要求301を受信した装置を示すChassis ID部905と、認証要求301を受信したポートのポート帯域を示す、Port Bandwidth部906を持つ。ここで、Port ID部904はRADIUSの規格である、RFC2865、およびRFC2866で規定されているNAS-Port Attributeでもよく、Chassis ID部905は、NAS-Identifierでもよい。
また、RADIUS認証を用いない場合には、認証情報通知702および、認証完了通知704で送信されるパケットは、図22のパケット902のように、RADIUS packet部の代わりに、認証に必要な、ユーザID、パスワード等の情報を含む、認証用情報部907を持ち、RADIUSを使用した場合と同様に、ポート識別子を示すPort ID部908と、認証要求301を受信した装置を示すChassis ID部909と、認証要求301を受信したポートのポート帯域を示す、Port Bandwidth部910を持つパケットでもよい。
また、電力切替制御部103−1〜5の処理については、図7と同様である。
以上で説明した構成、および、フローチャートを用いて、図15に示す新たなPC C 109−3がネットワークに接続された場合の例を説明する。PC C 109−3をエッジパケット中継装置2 506−2に接続すると、ネットワーク認証を行うために、ログイン要求である認証要求301を送信する。エッジパケット中継装置2 506−2は、認証要求301を受信すると、エッジ認証制御部507−2の処理を開始する。
エッジ認証制御部507−2は、図17のフローチャートに従い、ステップ356から処理を開始する。次に、ステップ357において、認証要求301を受信したポートのポート識別子である、“ポート1”と、受信したエッジパケット中継装置506の識別子である、“エッジパケット中継装置2”と、受信したポートのポート帯域である“100Mbps”を付加した認証情報通知702を、サーバ認証制御部502に送信し、ステップ358において、サーバ認証制御部502からの認証完了通知704受信を待つ。
次に、省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、認証情報通知702を受信すると、図18のフローチャートに従い、ステップ359から処理を開始する。次に、ステップ312において、PC C 109―3から受信した認証要求301がログイン要求であることから、ステップ313に処理を進める。次に、ステップ313において、認証成功すると、続いてステップ314においてエッジ認証制御部507−2に認証完了通知704を送信する。
次に、ステップ384において、認証ポートテーブル403のPC識別子4031に“C”を加え、接続装置4032に“エッジパケット中継装置2”を加え、接続ポート4033に“ポート1”を加える。次に、ステップ332において、認証を行うポートが有効ポートテーブル404の有効ポート4044において“×”であることから、無効ポートと判別し、ステップ334に処理を進める。次にステップ334において、エッジパケット中継装置2 506−2のポート1に該当する、有効ポートテーブル404の有効ポート4044を“○”に変更する。このときの認証情報503は、図21の状態となる。
次に、ステップ336において、エッジパケット中継装置2 506−2に必要とされる帯域を算出するため、有効ポートテーブル404において、接続装置4041が“エッジパケット中継装置2”に該当するポートで有効ポート4044が“○”となっているポートのポート帯域4043を合計し、100Mbpsの値をえる。また、コアパケット中継装置に必要とされる帯域を算出するため、有効ポートテーブル404の、有効ポート4044が“○”となっているポートの、ポート帯域4043を合計し、500Mbpsの値を得る。
次に、ステップ360において、エッジパケット中継装置2 506−2に対し、必要帯域が100Mbpsの値となる帯域情報通知706−1を送信し、コアパケット中継装置504に対し、必要帯域が500Mbpsの値となる帯域情報通知706−2を送信する。次に、ステップ361において、エッジパケット中継装置2 506−2と、コアパケット中継装置504からの帯域準備完了通知311の受信を待つ。
認証完了通知704を受信した、エッジパケット中継装置2 506−2のエッジ認証制御部507−2は、ステップ330に処理を進める。ステップ330において、受信した認証完了通知704がログイン要求に対するものであることから、ステップ331に処理を進める。ステップ331において、認証が成功したと判別し、ステップ314においてPC C 109−3に対し認証完了303通知を行い、ステップ317に進んで、処理を終了する。
帯域情報通知706−1を受信した、エッジパケット中継装置2 506−2の動的帯域制御部203−3は、図19のフローチャートに従い、ステップ362から処理を開始する。次に、ステップ324において、通知された必要帯域(100Mbps)がLowモード(250Mbps)を超える帯域ではないと判別し、ステップ326に処理を進める。ステップ326において、現在の省電力モードがLowモードであることから、ステップ364に処理を進める。ステップ364において、省電力制御サーバ501に対し、帯域準備完了通知311−1を送信し、処理を終了する。
帯域情報通知706−2を受信した、コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203−1は、図19のフローチャートに従い、ステップ362から処理を開始する。次に、ステップ324において、通知された必要帯域(500Mbps)がLowモード(400Mbps)を超える帯域であると判別し、ステップ325に処理を進める。ステップ325において、パケット転送部104−1の現在の省電力モードがLowモードであることから、ステップ327に処理を進める。ステップ327において、パケット転送部104−1の省電力モードをHighモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を電力切替制御部103−1に送信する。次に、ステップ363において、省電力モード切替完了通知310−2の受信を待つ。
次に、省電力モード切替通知307を受信したコアパケット中継装置504の電力切替制御部103−1は、図7のフローチャートに従い、ステップ347から処理を開始する。次に、ステップ350において、省電力モード切替処理を実行し、パケット転送部104−1の省電力モードをHighモードに切替える。次に、ステップ348において、切替え完了通知309の受信を待ち、切替え完了通知309を受信したら、ステップ349において、コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203−1へ省電力モード切替完了通知310を送信する。
コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203−1は、上記省電力モード切替完了通知310を受信し、ステップ364に処理を進める。次に、ステップ364において、省電力制御サーバ501に対し、帯域準備完了通知311−2を送信し、処理を終了する。
省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、上記帯域準備完了通知311−1、311−2を受信し、ステップ317に進んで、PC C 109−3の認証要求受信から始まる一連の処理を終了する。
以上説明したように、PC C 109−3が新たにネットワークに接続された場合、動的に各装置の必要帯域に応じて省電力モードを切替えることができる。
次に、図17、図18、図23、および図24を用いて、図15の例において、PC C 109−3を接続した後、さらに、PC F 109−6をネットワークに接続する例を説明する。図23は、図15の状態からPC C 109−3を接続した後の構成図であり、新たにPC F 109−6を接続する点以外は全て図15と同じ構成である。
図23の構成において、PC F 109−6をネットワークに接続すると、ネットワーク認証を行うために、ログイン要求である、認証要求301を送信する。エッジパケット中継装置506−1は、認証要求301を受信すると、エッジ認証制御部507−1の処理を開始する。エッジ認証制御部507−1は、図17のフローチャートに従い、ステップ356から処理を開始する。次に、ステップ357において、認証要求301を受信したポートのポート識別子である、“ポート1”と、受信したエッジパケット中継装置506−1の識別子である、“エッジパケット中継装置1”と、受信したポートのポート帯域である“100Mbps”を付加した認証情報通知702を、サーバ認証制御部502に送信し、ステップ358において、サーバ認証制御部502からの認証完了通知704受信を待つ。
次に、省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、上記認証情報通知702を受信すると、図18のフローチャートに従い、ステップ359から処理を開始する。
次に、ステップ312において、PC F 109−6から受信した認証要求301がログイン要求であることから、ステップ313に処理を進める。次に、ステップ313において、認証成功すると、続いてステップ314においてエッジ認証制御部507−1に認証完了通知704を送信する。
次に、ステップ384において、受信した認証情報通知702に格納されている情報を参照し、認証ポートテーブル403のPC識別子4031に“F”を加え、接続装置4032に“エッジパケット中継装置1”を加え、接続ポート4033に“ポート1”を加える。次にステップ332において、認証を行うポートが有効ポートテーブル404の有効ポート4044において“○”であることから、すでに有効ポートであると判別し、ステップ317に進んで処理を終了する。
認証完了通知704を受信した、エッジ認証制御部507−1は、ステップ330おいて、受信した認証完了通知704が、ログイン要求に対するものであることから、ステップ331に処理を進める。ステップ331において、認証が成功したと判別し、ステップ314においてPC F 109−6に対し認証完了303通知を行い、ステップ317に進んで、PC F 109−6の認証要求301受信から始まる一連の処理を終了する。このとき、認証情報503は、図24の状態である。
上記のとおり、認証済みのPC109が増えても、有効ポートが増えない場合には、ネットワークに必要な帯域が変わらないため、省電力モードの切り替えは行われない。
次に、図17、図18、図23を用いて、図23の状態で、PC F 109−6を接続した後、PC F 109−6がログアウトする例を説明する。
図23の構成において、PC F 109−6がログイン後、ログアウトを行うと、PC F 109−6から、ネットワーク認証のログアウト処理を行うために認証要求301を送信する。エッジパケット中継装置1 506−1は、認証要求301を受信すると、エッジ認証制御部507−1の処理を開始する。
エッジ認証制御部507−1は、図17のフローチャートに従い、ステップ356から処理を開始する。次に、ステップ357において、認証要求301を受信したポートの、ポート識別子である“ポート1”と、受信したエッジパケット中継装置1 506−1の識別子である、“エッジパケット中継装置1”と、受信したポートのポート帯域である“100Mbps”を付加した認証情報通知702を、サーバ認証制御部502に送信し、ステップ358において、サーバ認証制御部502からの認証完了通知704受信を待つ。
次に、省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、上記認証情報通知702を受信すると、図18のフローチャートに従い、ステップ359から処理を開始する。次に、ステップ312において、PC F 109−6から受信した認証要求301がログアウト要求であることから、ステップ316に処理を進める。次に、ステップ316において、エッジ認証制御部507−1に認証完了通知704を送信する。
次に、ステップ385において、認証ポートテーブル403から、PC F 109−6に対応する、PC識別子4031の“F”と、接続装置4032の“エッジパケット中継装置1”と、接続ポート4033の“ポート1”を削除する。次に、ステップ333において、ログアウトを行うポートに他の認証済みPC109が存在することから、ステップ317に進み、処理を終了する。
認証完了通知704を受信した、エッジ認証制御部507−1は、ステップ330において、受信した認証完了通知704が、ログアウト要求に対するものであることから、ステップ316に進み、PC F 109−6に対し、ログアウト完了を示す認証完了303通知を行い、ステップ317に進んで、PC F 109−6の認証要求301受信から始まる一連の処理を終了する。このとき、認証情報503は、図21の状態である。
上記のとおり、認証済みのPC109が減っても、有効ポートが減らない場合には、ネットワークに必要な帯域が変わらないため、省電力モードの切り替えは行われない。
次に、図16〜図20、23を用いて、図23の例からPC C 109−3がログアウトする例を説明する。
図23の構成において、PC C 109−3がログアウトを行うと、PC C 109−6から、ネットワーク認証のログアウト処理を行うために認証要求301を送信する。
エッジパケット中継装置2 506−2は、認証要求301を受信すると、エッジ認証制御部507−2の処理を開始する。エッジ認証制御部507−2は、図17のフローチャートに従い、ステップ356から処理を開始する。次に、ステップ357において、認証要求301を受信したポートの、ポート識別子である“ポート1”と、受信したエッジパケット中継装置2 506−2の識別子である、“エッジパケット中継装置2”と、受信したポートのポート帯域である“100Mbps”を付加した認証情報通知702を、サーバ認証制御部502に送信し、ステップ358において、サーバ認証制御部502からの認証完了通知704受信を待つ。
次に、省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、上記認証情報通知702を受信すると、図18のフローチャートに従い、ステップ359から処理を開始する。次に、ステップ312において、PC C 109−3から受信した認証要求301がログアウト要求であることから、ステップ316に処理を進める。次に、ステップ316において、エッジ認証制御部507−2に認証完了通知704を送信する。
次に、ステップ385において、認証ポートテーブル403から、PC C 109−3に対応する、PC識別子4031の“C”と、接続装置4032の“エッジパケット中継装置2”と、接続ポート4033の“ポート1”を削除する。次に、ステップ333において、ログアウトを行うポートに他の認証済みPC109が存在しないことから、ステップ335に処理を進め、PC C 109−3がログアウトしたポートについて、有効ポートテーブル404の有効ポート4044を“×”に変更する。このときの認証情報503は、図16の状態になる。次に、ステップ336において、エッジパケット中継装置2 506−2に必要とされる帯域を算出するため、有効ポートテーブル404において、接続装置4041が“エッジパケット中継装置2”に該当するポートで、有効ポート4044が“○”となっているポートのポート帯域4043を合計し、0Mbpsの値を得る。また、コアパケット中継装置に必要とされる帯域を算出するため、有効ポートテーブル404の、有効ポート4044が“○”となっているポートの、ポート帯域4043を合計し、400Mbpsの値を得る。
次に、ステップ360において、エッジパケット中継装置2 506−2に対し、必要帯域が0Mbpsの値となる帯域情報通知706−1を送信し、コアパケット中継装置504に対し、必要帯域が400Mbpsの値となる帯域情報通知706−2を送信する。次に、ステップ361において、エッジパケット中継装置2 506−2と、コアパケット中継装置504からの帯域準備完了通知311の受信を待つ。
認証完了通知704を受信した、エッジ認証制御部507−2は、ステップ330に処理を進める。ステップ330において、受信した認証完了通知704がログアウト要求に対するものであることから、ステップ316に進み、PC C 109−3に対し、ログアウト完了を示す認証完了303通知を行い、ステップ317に進んで、処理を終了する。
帯域情報通知706−1を受信した、エッジパケット中継装置2 506−2の動的帯域制御部203−3は、図19のフローチャートに従い、ステップ362から処理を開始する。次に、ステップ324において、必要帯域がLowモードを超える帯域ではないと判別し、ステップ326に処理を進める。ステップ326において、現在の省電力モードがLowモードであることから、ステップ364に処理を進める。ステップ364において、省電力制御サーバ501に対し、帯域準備完了通知311−1を送信し、処理を終了する。
帯域情報通知706−2を受信した、コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203−1は、図19のフローチャートに従い、ステップ362から処理を開始する。次に、ステップ324において、必要帯域がLowモードを超える帯域ではないと判別し、ステップ326に処理を進める。ステップ326において、パケット転送部104−1の現在の省電力モードがHighモードであることから、ステップ328に処理を進め、パケット転送部104−1の省電力モードをLowモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を電力切替制御部103−1に送信する。次に、ステップ363において、省電力モード切替完了通知310−2の受信を待つ。
次に、省電力モード切替通知307を受信したコアパケット中継装置504の電力切替制御部103−1は、図7のフローチャートに従い、ステップ347から処理を開始する。次に、ステップ350において、省電力モード切替処理を実行し、パケット転送部104−1の省電力モードをLowモードに切替える。次に、ステップ348において、切替え完了通知309の受信を待ち、切替え完了通知309を受信したら、ステップ349において動的帯域制御部203−1へ省電力モード切替完了通知310を送信する。
コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203−1は、上記省電力モード切替完了通知310を受信し、ステップ364に処理を進める。次に、ステップ364において、省電力制御サーバ501に対し、帯域準備完了通知311−2を送信し、処理を終了する。
省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、上記帯域準備完了通知311−1、311−2を受信し、ステップ317に進んで、PC C 109−3の認証要求受信から始まる一連の処理を終了する。
上記に説明したとおり、認証済みのPC109が減って、有効ポートが減る場合には、ネットワークに必要な帯域が変わる。必要帯域が減って、パケット転送部104の省電力モードがLowモードでも、必要帯域を満たすようになると、直ちにパケット転送部104の省電力モードを切替えることにより、パケットロスを発生させずに高い省電力効果を得る事ができる。
上記のとおり、本実施形態によると、省電力状態で動作させることによるパケットロスを発生させずに、パケット中継装置101の省電力切替を動的に行うことができる。
ここで、サーバ認証制御部502は、より確実にパケットロスを発生させないために、ネットワークを構成する、コアパケット中継装置504および、エッジパケット中継装置1〜4 506−1〜506−4のパケット転送部104の省電力モード切替が完了するまで、認証完了通知704を送信しなくてもよい。
図25は、パケット転送部104の省電力モードが切り替わってから、認証完了通知704を送信する場合のサーバ認証制御部502のフローチャートである。以下、図25を用いて、サーバ認証制御部502の処理について説明する。
サーバ認証制御部502は、ステップ359において、エッジパケット中継装置506のエッジ認証制御部507から認証情報通知702を受信することにより処理を開始し、ステップ312に処理を進める。次に、ステップ312において、受信した認証情報通知702がログイン要求か、ログアウト要求かを判別する。ステップ312において、ログイン要求と判別した場合は、ステップ313に処理を進める。次に、ステップ313において、認証が成功したかどうかを判別する。ステップ313において、認証が成功した場合(ステップ313でYES)は、ステップ384に処理を進め、認証ポートテーブル403のPC識別子4031に認証情報通知702に示されているPCの識別子を追加し、接続装置4032に、認証情報通知702に示されている、受信したエッジパケット中継装置506の識別子を追加し、接続ポート4033に、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したポートの識別子を追加する。
次に、ステップ332において、有効ポートテーブル404の有効ポート4044が、認証情報通知702に示されている、受信したポートで“○”になっているかどうかを判別する。ステップ332において、有効ポート4044が“○”であった場合(ステップ332でYES)は、ステップ314に進み、エッジ認証制御部507に対し、認証成功を示した認証完了通知704を送信し、ステップ317に進んで本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ332において、有効ポート4044が“×”であった場合(ステップ332でNO)は、ステップ334に処理を進める。次に、ステップ334において、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したポートについて、有効ポートテーブル404のポート帯域4043に、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したポートの、ポート帯域を入れ、有効ポート4044を“○”に変更し、有効ポートに変更してステップ336に処理を進める。次に、ステップ336において、認証要求を受信したエッジパケット中継装置506に必要な帯域を以下の方法で算出する。有効ポートテーブル404の接続装置4041が認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506の識別子で、有効ポート4044が“○”となっているポートについて、ポート帯域4043を合計し、認証要求を受信したエッジパケット中継装置506の必要帯域とする。また、コアパケット中継装置504に必要な帯域を、有効ポートテーブル404の有効ポート4044が“○”となっているポートの、ポート帯域4043を合計することにより算出する。
次に、ステップ367において、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203に対し、帯域情報通知706を送信する。次に、ステップ369において、帯域情報通知706を送信したすべての装置から、帯域準備完了通知311を受信するまで、ステップ369を実行し続け(ステップ369でNO)、帯域準備完了通知311を受信し終わると(ステップ369でYES)、ステップ314に進み、エッジ認証制御部507に対し、認証成功を示した認証完了通知704を送信し、ステップ317に進んで本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ313において、認証成功しなかった場合(ステップ313でNO)は、ステップ315に処理を進め、認証失敗を示した認証完了通知704をエッジ認証制御部507に送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ312において、ログアウト要求と判別した場合は、ステップ385に進み、認証情報通知702に示されているPC識別子を認証ポートテーブル403のPC識別子4031から削除し、対応する接続装置4032および接続ポート4033を削除する。
次に、ステップ333において、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506の認証要求301を受信したポートに、他の認証済みPC109が接続されているかどうかを、認証ポートテーブル403から判別する。ステップ333において、他に認証済みPC109が接続されていた場合(ステップ333でYES)は、ステップ316に進み、ログアウト完了を示した認証完了通知704をエッジ認証制御部507に送信し、ステップ317に進んで本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ333において、他に認証済みPC109が接続されていない場合(ステップ333でNO)は、ステップ335に処理を進める。次に、ステップ335において、認証情報通知702に示されている、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506の、認証要求301を受信したポートの、有効ポート4044を“×”に変更する。次に、ステップ366において、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506に必要な帯域を以下の方法で算出する。有効ポートテーブル404の接続装置4041が認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506の識別子で、有効ポート4044が“○”となっているポートについて、ポート帯域4043を合計し、認証要求を受信したエッジパケット中継装置506の必要帯域とする。また、コアパケット中継装置504に必要な帯域を、有効ポートテーブル404の有効ポート4044が“○”となっているポートの、ポート帯域4043を合計することにより算出する。
次に、ステップ368において、認証要求301を受信したエッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504の動的帯域制御部203に対し、帯域情報通知706を送信する。次に、ステップ370において、帯域情報通知706を送信したすべての装置から、帯域準備完了通知311を受信するまで、ステップ370を実行し続け(ステップ370でNO)、帯域準備完了通知311を受信し終わると(ステップ370でYES)、ステップ316に進み、エッジ認証制御部507に対し、ログアウト完了を示した認証完了通知704を送信し、ステップ317に進んで本フローチャートの処理を終了する。
次に、図26を用いて、パケット転送部104の省電力モードを切替えてから、認証完了通知303を送信する場合の処理シーケンスを説明する。図26は、PC109から認証要求301が送信され、パケット転送部104の省電力モードを切替える場合の、PC109、エッジパケット中継装置506、省電力制御サーバ501、コアパケット中継装置504の動作を示すシーケンス図である。
PC109から送信された認証要求301をエッジパケット中継装置506が受信すると、エッジ認証制御部507が処理を開始し、認証情報付与701を行う。次に、エッジ認証制御部507は、省電力制御サーバ501に対し、認証情報通知702を送信する。
認証情報通知702を省電力制御サーバが受信すると、サーバ認証制御部502が処理を開始し、認証処理703を行う。この処理は、図25における、ステップ312〜313、およびステップ384〜ステップ385である。続いて、サーバ認証制御部502は、認証情報作成705を行う。この処理は図25における、ステップ332〜ステップ336、およびステップ366である。次に、サーバ認証制御部502は、エッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504に、帯域情報通知706−1、706−2を送信する。
以下、エッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504において、同様の処理を行う。まず、帯域情報通知706を受信すると、動的帯域制御部203が処理を開始し、省電力モード切替要否判定306を行う。この処理は、図19における、ステップ324〜ステップ326の処理である。次に、動的帯域制御部203は、電力切り替え制御部103に対し、省電力モード切替通知307を送信する。省電力モード切替通知307を受信した電力切替制御部は、パケット転送部104の省電力モード切替308を行う。パケット転送部104は、電力切替制御部102からの省電力モード切替処理により、直ちに省電力モードが切り替わり、電力切替制御部103に切替え完了通知309を送信する。次に、電力切替制御部103が切替え完了通知309を受信すると、動的帯域制御部203に対し、省電力モード切替完了通知310を送信する。動的帯域制御部203が省電力モード切替完了通知310を受信すると、サーバ認証制御部502に対し、帯域準備完了通知311を送信する。
サーバ認証制御部502が帯域準備完了通知311−1、および311−2を受信すると、エッジパケット中継装置506に対し認証完了通知704を送信する。
認証完了通知704をエッジパケット中継装置506が受信すると、エッジ認証制御部507が処理を開始し、PC109に対し、認証完了303通知を行い、PC109の認証処理を完了する。
以上により、PC109から認証要求301が送信され、エッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504のパケット転送部104の省電力モードを切替えてから、認証完了303通知を行うため、PC109からの送信パケットのロスをより確実に防止することが可能となる。
次に、図27〜図29を用いて、コアパケット中継装置504の起動時、または、運用中にコアパケット中継装置504が再起動した場合の処理を説明する。図27は、コアパケット中継装置が起動した場合の、動的帯域制御部203のフローチャートである。
コアパケット中継装置504が起動すると、動的帯域制御部203はステップ337から処理を開始し、ステップ371において、省電力制御サーバ501に対して送信元装置の識別子を示した、帯域情報問い合わせ801を送信する。次に、ステップ372において、帯域情報通知803を受信するまで、ステップ372を実行し続け(ステップ372でNO)、帯域情報通知803を受信すると(ステップ372でYES)、ステップ324に処理を進める。
次に、ステップ324において、受信した必要帯域がLowモードを超える帯域かどうかを判別する。ステップ324において、Lowモードを超えると判別した場合(ステップ324でYES)は、ステップ325に処理を進める。次に、ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであるかどうかを判別する。ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであった場合(ステップ325でYES)は、ステップ364に処理を進める。次に、ステップ364において、省電力制御サーバ501に帯域準備完了通知311を送信し、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ325において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであった場合(ステップ325でNO)は、ステップ327に処理を進める。次に、ステップ327において、電力切替制御部103に対し、パケット転送部104の省電力モードをHighモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を送信する。次に、ステップ373において、省電力モード切替完了通知310を受信するまで、ステップ373を実行し続け(ステップ373でNO)、省電力モード切替完了通知310を受信すると(ステップ373でYES)、ステップ364に進み、以下同様にして、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ324において、Lowモードを超えないと判別した場合(ステップ324でNO)は、ステップ326に処理を進める。次に、ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであるかどうかを判別する。ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがLowモードであった場合(ステップ326でYES)は、ステップ364に進み、以下同様にして、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップ326において、現在のパケット転送部104の省電力モードがHighモードであった場合(ステップ326でNO)は、ステップ328に処理を進める。次に、ステップ328において、電力切替制御部103に対し、パケット転送部104の省電力モードをLowモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を送信する。次に、ステップ374において、省電力モード切替完了通知310を受信するまで、ステップ374を実行し続け(ステップ374でNO)、省電力モード切替完了通知310を受信すると(ステップ374でYES)、ステップ364に進み、以下同様にして、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図28を用いて、サーバ認証制御部502の処理について説明する。図28は、サーバ認証制御部502が帯域情報問い合わせ801を受信した際の処理を示すフローチャートである。
サーバ認証制御部502は、帯域情報問い合わせ801を受信すると、ステップ376から処理を開始する。次に、ステップ802において、帯域情報問い合わせ801の送信元装置で必要な帯域を、認証情報503の、有効ポートテーブル404で、有効ポート4044が“○”になっているポートのポート帯域4043を合計することにより算出する。次に、ステップ377において、帯域情報問い合わせ801の送信元装置に対し、帯域情報803を通知し、ステップ386に処理を進める。次に、ステップ386において、帯域準備完了通知311を受信するまで、ステップ386を実行し続け(ステップ386でNO)、帯域準備完了通知311を受信すると(ステップ386でYES)、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図29を用いて、コアパケット中継装置504の起動時の、コアパケット中継装置504と、省電力制御サーバ501の処理シーケンスを説明する。図29は、コアパケット中継装置504と省電力制御サーバ501の処理を示したシーケンス図である。
コアパケット中継装置504が起動すると、動的帯域制御部203は、省電力制御サーバ501に対し、帯域情報問い合わせ801を送信する。
省電力制御サーバ501が帯域情報問い合わせ801を受信すると、サーバ認証制御部502が処理を開始し、帯域算出802を行い、帯域情報通知803を問い合わせ元装置に送信する。
コアパケット中継装置504は、帯域情報通知を受信すると、動的帯域制御部203が処理を開始し、省電力モード切替要否判定306を行う。この処理は、図27におけるステップ324〜ステップ326である。次に、動的帯域制御部203は、電力切替制御部103に省電力モード切替通知307を行う。省電力モード切替通知307を受信した、電力切替制御部103は、パケット転送部104の省電力モード切替308を行う。パケット転送部104は、電力切替制御部102からの省電力モード切替処理により、直ちに省電力モードが切り替わり、電力切替制御部103に切替え完了通知309を送信する。次に、電力切替制御部103が切替え完了通知309を受信すると、動的帯域制御部203に対し、省電力モード切替完了通知310を送信する。動的帯域制御部203が省電力モード切替完了通知310を受信すると、サーバ認証制御部502に対し、帯域準備完了通知311を送信する。
省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、上記省電力モード切替完了通知310を受信し、コアパケット中継装置504起動時に行う省電力モード切替の一連の処理が終了する。
以上で説明した処理を用いて、図15、および図16の構成でコアパケット中継装置504が再起動した場合の例を説明する。この例では、コアパケット中継装置504起動時のパケット転送部104−1の省電力モードはHighモードで開始するものとする。
図15の構成でコアパケット中継装置504が再起動すると、コアパケット中継装置504は動的帯域制御部203−1の処理を、図27のフローチャートに従って、ステップ337から開始する。次に、ステップ371において、省電力制御サーバ501に、問い合わせ元装置の識別子である、“コアパケット中継装置”を示した、帯域情報問い合わせ801を送信し、ステップ372において、帯域情報通知803の受信を待つ。
省電力制御サーバ501が帯域情報問い合わせ801を受信すると、サーバ認証制御部502は、図28のフローチャートに従ってステップ376から処理を開始する。次に、ステップ802において、帯域情報問い合わせ801の問い合わせ元装置がコアパケット中継装置504であることから、有効ポートテーブル404の有効ポート4044が“○”になっているポートの、ポート帯域4043を合計し、コアパケット中継装置504の必要帯域として400Mbpsの値を得る。次に、サーバ認証制御部502はステップ377において、コアパケット中継装置504に帯域情報通知803を行い、ステップ386において、帯域準備完了通知311の受信を待つ。
帯域情報通知803を受信したコアパケット中継装置504は、動的帯域制御部203−1の処理をステップ324から再開する。ステップ324において、必要帯域が400Mbpsであることから、Lowモードを超えないと判断し、ステップ326に処理を進める。次にステップ326において、現在のパケット転送部104−1の省電力モードがHighモードであることから、ステップ328に処理を進め、パケット転送部104−1の省電力モードをLowモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を電力切替制御部103−1に送信する。次に、ステップ374において、省電力モード切替完了通知310の受信を待つ。
次に、省電力モード切替通知307を受信した電力切替制御部103−1は、図7のフローチャートに従い、ステップ347から処理を開始する。次に、ステップ350において、省電力モード切替処理を実行し、パケット転送部104−1の省電力モードをLowモードに切替える。次に、ステップ348において、切替え完了通知309の受信を待ち、切替え完了通知309を受信したら、ステップ349において動的帯域制御部203−1へ省電力モード切替完了通知310を送信する。動的帯域制御部203−1は、上記省電力モード切替完了通知310を受信し、ステップ364に処理を進める。次に、ステップ364において、省電力制御サーバ501に対し、帯域準備完了通知311を送信する。
省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、上記帯域準備完了通知311を受信し、ステップ317に進んで、コアパケット中継装置504の再起動から始まる一連の処理を終了する。
以上説明したとおり、コアパケット中継装置504が運用中に再起動しても、認証情報に基づく省電力運用が可能となる。
次に、図30〜図32を用いて、エッジパケット中継装置506の起動時、または、運用中にエッジパケット中継装置506が再起動した場合の処理を説明する。
図30は、エッジパケット中継装置506が起動した場合の、エッジ認証制御部507のフローチャートである。
エッジパケット中継装置506が起動すると、エッジ認証制御部507はステップ338から処理を開始し、ステップ378において省電力制御サーバ501に、送信元装置の装置識別子を示した起動通知804を送信する。次に、ステップ379において、初期化通知806を受信するまで、ステップ379を実行し続け(ステップ379でNO)、初期化通知806を受信すると、(ステップ379でYES)、ステップ317に進み、本フローチャートの処理を完了する。
次に、図31を用いて、サーバ認証制御部502がエッジ認証制御部507から起動通知を受信した際の処理について説明する。
図31は、サーバ認証制御部502のフローチャートである。省電力制御サーバ501が起動通知804を受信すると、サーバ認証制御部502はステップ380から処理を開始する。次に、ステップ339において、起動通知804の送信元装置で認証を行ったPC109の情報を、認証情報503から削除する。まず、認証ポートテーブル403から、接続装置4032が、当該の装置であるものを削除する。次に、有効ポートテーブル404の、当該の装置の有効ポート4044を全て“×”に変更する。次に、ステップ340において、起動通知804の送信元装置と、コアパケット中継装置504の必要帯域を算出する。起動通知804の送信元装置は、起動直後で認証済みのPC109が接続されていないため、必要帯域は0Mbpsとなる。コアパケット中継装置504の必要帯域は、有効ポートテーブル404において、有効ポート4044が“○”となっているポートの、ポート帯域4043を合計することにより算出する。
次に、ステップ381において、起動したエッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504に帯域情報803を送信する。次に、ステップ383において、帯域準備完了通知311を受信するまで、ステップ383を実行し続け(ステップ383でNO)、帯域準備完了通知311を受信すると(ステップ383でYES)、ステップ317に進んで、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図32を用いて、エッジパケット中継装置506起動時の、エッジパケット中継装置506と、省電力制御サーバ501と、コアパケット中継装置504の処理シーケンスを説明する。
図32はエッジパケット中継装置506と、省電力制御サーバ501と、コアパケット中継装置504の処理を示したシーケンス図である。
エッジパケット中継装置506が起動すると、エッジ認証制御部507は省電力制御サーバに起動通知804を送信する。
省電力制御サーバは、起動通知804を受信すると、サーバ認証制御部502が処理を開始し、認証情報作成805を行う。この処理は図31における、ステップ339、およびステップ340の処理である。次に、サーバ認証制御部502は、エッジパケット中継装置506に初期化通知806を行う。
エッジパケット中継装置506は、初期化通知806を受信するとエッジ認証制御部507の処理を終了する。
次に、省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502は、エッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504に帯域情報通知803−1、803−2を送信する。
以下、エッジパケット中継装置506と、コアパケット中継装置504において、同様の処理を行う。まず、帯域情報通知803を受信すると、動的帯域制御部203が処理を開始し、省電力モード切替要否判定306を行う。この処理は、図19における、ステップ324〜ステップ326の処理である。次に、動的帯域制御部203は、電力切り替え制御部103に対し、省電力モード切替通知307を送信する。省電力モード切替通知307を受信した電力切替制御部103は、パケット転送部104の省電力モード切替308を行う。パケット転送部104は、電力切替制御部102からの省電力モード切替処理により、直ちに省電力モードが切り替わり、電力切替制御部103に切替え完了通知309を送信する。次に、電力切替制御部103が切替え完了通知309を受信すると、動的帯域制御部203に対し、省電力モード切替完了通知310を送信する。動的帯域制御部203が省電力モード切替完了通知310を受信すると、サーバ認証制御部502に対し、帯域準備完了通知311を送信する。
省電力制御サーバ501のサーバ認証制御部502が帯域準備完了通知311−1、および311−2を受信することにより、エッジパケット中継装置506が起動してから、省電力モードを切替えるまでの一連の処理が終了する。
以上で説明した処理を用いて、図15の構成でエッジパケット中継装置1 506−1が再起動した場合の例を説明する。この例では、エッジパケット中継装置506起動時のパケット転送部104の省電力モードはHighモードで開始するものとする。
図15の構成でエッジパケット中継装置1 506−1が再起動すると、エッジパケット中継装置1 506−1はエッジ認証制御部507−1の処理を、図30のフローチャートに従って、ステップ338から開始する。次に、ステップ378において、省電力制御サーバ501に、送信元装置の識別子である、“エッジパケット中継装置1”を示した起動通知804を送信し、ステップ379において、初期化通知806の受信を待つ。
起動通知804を受信した省電力制御サーバ501は、サーバ認証制御部502の処理を、図31のフローチャートに従ってステップ380から開始する。次に、ステップ339において、エッジパケット中継装置1 506−1で認証を行っているPC109について、認証ポートテーブル403から削除し、有効ポートテーブル404の、エッジパケット中継装置1 506−1のポート1とポート2の有効ポート4044を“×”に変更する。次に、ステップ340において、起動通知804の送信元装置と、コアパケット中継装置504に必要な帯域を算出する。起動通知804の送信元装置は、認証が全て解除された状態であることから、必要帯域として0Mbpsの値を得る。コアパケット中継装置504に必要な帯域は、有効ポートテーブル404において有効ポート4044が“○”となっているポートの、ポート帯域4043を合計し200Mbpsの値を得る。
次に、ステップ381において、起動したエッジパケット中継装置1 506−1に対し、初期化通知806を送信し、続いてステップ382において、エッジパケット中継装置1 506−1と、コアパケット中継装置504に対し帯域情報803を通知する。次に、ステップ383において、エッジパケット中継装置1 506−1と、コアパケット中継装置504からの帯域準備完了通知311受信を待つ。
初期化通知806を受信した、エッジパケット中継装置1 506−1は、エッジ認証制御部507−1の処理をステップ379から開始し、ステップ317に進んで処理を終了する。
次に、帯域情報通知803を受信したエッジパケット中継装置1 506−1は、動的帯域制御部203−2の処理を、図19のフローチャートに従ってステップ362から開始する。次にステップ324において、受信した必要帯域が0Mbpsであることから、Lowモードを超えない帯域であると判別しステップ326に処理を進める。ステップ326において、現在のパケット転送部104−2の省電力モードがHighであることから、ステップ328に処理を進め、パケット転送部104−2の省電力モードをLowモードに切替えるための、省電力モード切替通知307を電力切替制御部103−2に送信する。次に、ステップ363において、省電力モード切替完了通知310の受信を待つ。
次に、省電力モード切替通知307を受信した電力切替制御部103−2は、図7のフローチャートに従い、ステップ347から処理を開始する。次に、ステップ350において、省電力モード切替処理を実行し、パケット転送部104−2の省電力モードをLowモードに切替える。次に、ステップ348において、切替え完了通知309の受信を待ち、切替え完了通知309を受信したら、ステップ349において動的帯域制御部203−2へ省電力モード切替完了通知310を送信する。
動的帯域制御部203−1は、上記省電力モード切替完了通知310を受信し、ステップ364に処理を進める。次に、ステップ364において、省電力制御サーバ501に対し、帯域準備完了通知311を送信する。
一方、帯域情報通知803を受信した、コアパケット中継装置504は、動的帯域制御部203−1の処理を、図19のフローチャートに従ってステップ362から開始する。次にステップ324において、受信した必要帯域が200Mbpsであることから、Lowモードを超えない帯域であると判別しステップ326に処理を進める。ステップ326において、現在のパケット転送部104−1の省電力モードがLowモードであることから、ステップ364において、省電力制御サーバ501に対し、帯域準備完了通知311を送信する。
省電力制御サーバ501は、エッジパケット中継装置1 506−1と、コアパケット中継装置504から帯域準備完了通知311を受信することにより、サーバ認証制御の処理を終了し、エッジパケット中継装置1 506−1の再起動から始まる一連の処理を終了する。
以上に説明したとおり、エッジパケット中継装置1 506−1が運用中に再起動しても、認証情報に基づく省電力運用が可能となる。
なお、上述した各実施形態においては、パケット中継装置のパケット転送部は、省電力動作としてLowモードとHighモードという消費電力の異なる2種類の動作モードを備えるものとして説明したが、これに限らず、LowモードとMiddleモードとHighモードといった3種類の動作モードを備えても良いし、必要な転送性能に応じてきめ細かく動作モードを切り換えるより多くの動作モードを備えていてもよい。いずれの場合でも、必要な転送性能を満たす動作モードを選択すればよいため、本発明を適用可能である。
さらに、上述した各実施形態においては、認証制御部が必要な帯域情報を算出したが、これに限らず、認証情報に基づいて省電力制御部が必要な帯域情報を算出してもよい。
このように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
101:パケット中継装置、102:省電力制御部、103:電力切替制御部、104:パケット転送部、106:上位ネットワーク、107:ハブ、108:リンク、109:PC、201:認証制御部、202:認証情報、203:動的帯域制御部、501:省電力制御サーバ、502:サーバ認証制御部、503:認証情報、504:コアパケット中継装置、506:エッジパケット中継装置、507:エッジ認証制御部

Claims (9)

  1. 複数のポートを有し、通信端末とネットワークを介して接続されるパケット中継装置であって、
    前記ポートから受信したパケットを転送し、消費電力の異なる少なくとも2種類の動作モードを備えるパケット転送部と、
    前記通信端末を認証し、認証済みの通信端末が接続するポート情報および当該ポートの帯域情報を管理する認証制御部と、
    前記ポート情報および前記帯域情報に基づいて算出された必要帯域に応じて、前記パケット転送部の動作モードを切り換える省電力制御部とを備えることを特徴とするパケット中継装置。
  2. 請求項1に記載のパケット中継装置であって、
    前記認証制御部は、前記通信端末から認証要求を受信した場合、前記パケット転送部の動作モード切り換え後に認証結果を前記通信端末に通知することを特徴とするパケット中継装置。
  3. 複数のポートを有し、通信端末とネットワークを介して接続されるパケット中継装置と、前記パケット中継装置とネットワークを介して接続される省電力制御サーバを有するネットワークシステムであって、
    前記省電力制御サーバは、前記通信端末を認証し、認証済みの通信端末が接続する前記パケット中継装置のポート情報および当該ポートの帯域情報を保持し、前記ポート情報および前記帯域情報に基づいて前記パケット中継装置に必要な転送性能を算出して前記パケット中継装置に通知し、
    前記パケット中継装置は、前記ポートから受信したパケットを転送し、消費電力の異なる少なくとも2種類の動作モードを備えるパケット転送部を備え、前記省電力制御サーバから通知された転送性能に応じて、前記パケット転送部の動作モードを切り換えることを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項3に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記省電力制御サーバは、前記通信端末から認証要求を受信した場合、前記パケット転送部の動作モード切り換え後に認証結果を前記通信端末に通知することを特徴とするネットワークシステム。
  5. 通信端末を収容するパケット中継装置とネットワークを介して接続される省電力制御装置であって、
    前記通信端末からの認証要求を受信して前記通信端末を認証する認証制御部と、
    認証済みの通信端末が接続する前記パケット中継装置のポート情報および当該ポートの帯域情報を保持する記憶部とを備え、
    前記認証制御部は、前記記憶部が保持するポート情報および帯域情報に基づいて前記パケット中継装置に必要な転送性能を算出し、前記パケット中継装置に通知することを特徴とする省電力制御装置。
  6. 複数のポートを有し、通信端末とネットワークを介して接続されるパケット中継装置であって、
    前記ポートから受信したパケットを転送するパケット転送部と、
    前記通信端末から認証要求を受信して前記通信端末を認証する認証制御部と、
    認証済みの通信端末が接続するポート情報および当該ポートの帯域情報を保持する記憶部とを備え、
    前記認証制御部は、前記記憶部が保持するポート情報および帯域情報に基づいて前記パケット転送部に必要な転送性能を算出することを特徴とするパケット中継装置。
  7. 請求項6に記載のパケット中継装置であって、
    前記パケット転送部は、消費電力の異なる複数の動作モードを備え、
    さらに、前記認証制御部が算出した転送性能に応じて、前記パケット転送部の動作モードを切り換える省電力制御部を備えることを特徴とするパケット中継装置。
  8. 請求項7に記載のパケット中継装置であって、
    前記認証制御部は、前記通信端末から認証要求を受信した場合、前記パケット転送部の動作モード切り換え後に認証結果を前記通信端末に通知することを特徴とするパケット中継装置。
  9. 通信端末および省電力制御装置とネットワークを介して接続され、
    通信パケットを転送し、省電力動作への切り替えが可能なパケット転送部と、
    前記パケット転送部の省電力切り替えの動作状態を制御する省電力制御部とを備えるパケット転送装置であって、
    前記省電力制御部は、前記省電力制御装置から必要帯域情報を受信し、当該必要帯域情報に応じて前記パケット転送部の省電力動作への切り替え要否を判定し、前記パケット転送部の省電力動作を切替えることを特徴とするパケット中継装置。
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