JP2004153342A - 構内通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】LANやインターネット上で映像データ、音声データをIPプロトコルによってデジタル多重パケット伝送する際に、各情報端末が接続される集中結線装置のポート別に帯域管理を行う構内通信システムを提供する。
【解決手段】(1)住宅情報盤1hからゲートキーパー装置4に対して、送信元を示す住宅情報盤1hのIPアドレス(192.168.0.8)を含む音声通信要求コマンドを送信する。ゲートキーパー装置4は、(2)このIPアドレス(192.168.0.8)と、ポート/アドレス情報T2とを参照して、(3)住宅情報盤1hが接続しているポート3の使用通信帯域300kbps(今までの使用通信帯域:150kbps+今回の音声通信要求コマンドによる通信使用帯域:150kbps)を記憶し、使用通信帯域300kbpsは閾値1.5Mbps以下なので、(4)通信許可を住宅情報盤1hに送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LAN(Local Area Network)上で映像、音声をIPプロトコルによって、デジタル多重パケット伝送する構内通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の構内通信システムの例としてマンションHAシステムについて説明する。従来のシステムは、図7に示すように、10/100MbpsのEthernet(R)を用いたLAN上で映像データ、音声データをIPプロトコルによってデジタル多重パケット伝送するもので、映像、音声のデータ通信を行う情報端末(住宅情報盤1a〜1l、ロビーインターホン1m、監視カメラ1n)と、ネットワークの通信帯域の管理を行うゲートキーパー装置104とが配置され、情報端末やゲートキーパー装置104が接続されてデータの中継を行う集中結線装置として住宅情報盤1a〜1cがポートに各々接続されるハブ2aと、住宅情報盤1d〜1fがポートに各々接続されるハブ2bと、住宅情報盤1g〜1iがポートに各々接続されるハブ2cと、住宅情報盤1j〜1lがポートに各々接続されるハブ2dと、ロビーインターホン1m及び監視カメラ1nがポートに各々接続されるハブ2eと、ハブ2a〜2e及びゲートキーパー装置104がポートに各々接続されるLANスイッチ3とが用いられている。
【0003】
次に図8に示すように、音声通信の使用帯域が150kbps、映像通信の使用帯域が1Mbpsであって、ゲートキーパー装置104は、ネットワークの使用可能な通信帯域の閾値1.5Mbpが予め設定されている場合のシステムの動作について説明する。まず住宅情報盤1a(IPアドレス(192.168.0.1))と住宅情報盤1b(IPアドレス(192.168.0.2))とが互いに音声通信する場合、(31)ゲートキーパー装置104に音声通信要求コマンドを送信することにより、ゲートキーパー装置104は、今回の音声通信要求コマンドによるネットワークの使用通信帯域150kbpsを閾値1.5Mbpsと比較する。使用通信帯域150kbpsは閾値1.5Mbps以下なので、ゲートキーパー装置104は、(32)通信許可コマンドを住宅情報盤1a,1bに送信し、住宅情報盤1a,1bは互いに通信可能となる。
【0004】
続いて、ロビーインターホン1m(IPアドレス(192.168.0.10))と住宅情報盤1c(IPアドレス(192.168.0.3))とが互いに映像・音声通信する場合、(33)ゲートキーパー装置104に映像・音声通信要求コマンドを送信することにより、ゲートキーパー装置104は、今回の映像・音声通信要求コマンドによる通信を含むネットワークの使用通信帯域1.3Mbps(=150kbps+1Mbps+150kbps)を閾値1.5Mbpsと比較する。使用通信帯域1.3Mbpsは閾値1.5Mbps以下なので、ゲートキーパー装置104は、(34)通信許可コマンドをロビーインターホン1m,住宅情報盤1cに送信し、ロビーインターホン1mと住宅情報盤1cとは互いに通信可能となる。
【0005】
さらに、監視カメラ1n(IPアドレス(192.168.0.11))と住宅情報盤1d(IPアドレス(192.168.0.4))とが互いに映像・音声通信する場合、(35)ゲートキーパー装置104に映像・音声通信要求コマンドを送信することにより、ゲートキーパー装置104は、今回の映像・音声通信要求コマンドによる通信を含むネットワークの使用通信帯域2.45Mbps(=150kbps+1Mbps+150kbps+150kbps+1Mbps)を閾値1.5Mbpsと比較する。使用通信帯域2.45Mbpsは閾値1.5Mbps以上なので、ゲートキーパー装置104は、(36)通信拒否コマンドを監視カメラ1n,住宅情報盤1dに送信し、監視カメラ1nと住宅情報盤1dとは互いに通信不可能となる。
【0006】
別の従来例として図9に示す構内通信システムは、集中結線装置としてレイヤ3スイッチ5を用い、レイヤ3スイッチ5のポート1〜ポート4に住宅情報盤1a〜1d(IPアドレス(192.168.0.1〜192.168.0.4))を接続し、ポート5にロビーインターホン1o(IPアドレス(192.168.0.5))を接続し、ポート8にゲートキーパー装置104(IPアドレス(192.168.0.8))を接続する。
【0007】
レイヤ3スイッチ5は、自動記憶手段(自動アドレス学習機能)を有しており、情報端末からの映像・音声データを受信した場合、受信したポート番号、及びその送信データに含まれる送信元アドレス(IPアドレス)より、各ポート番号と各ポートに接続された情報端末のアドレス情報(IPアドレス)とを対にして、ポート/アドレス情報T10として記憶する。以降、このポート/アドレス情報T10を参照して、ポート/アドレス情報T10に記憶されたアドレス宛のデータを受信した場合は、宛先アドレスの情報端末が接続したポートのみにデータを送出することで通信帯域を有効に活用することができる。
【0008】
例えば、住宅情報盤1dから住宅情報盤1bに音声データD10(宛先アドレス(192.168.0.2),送信元アドレス(192.168.0.4))を送信した場合、レイヤ3スイッチ5は音声データD10の送信元アドレスより、ポート4に接続されている情報端末のIPアドレスは(192.168.0.4)であると認識し、ポート/アドレス情報T10では、ポート4に対応してIPアドレス(192.168.0.4)を記憶する。
【0009】
また、ロビーインターホン1oから住宅情報盤1aに映像データD11(宛先アドレス(192.168.0.1),送信元アドレス(192.168.0.5))を送信した場合、レイヤ3スイッチ5はポート/アドレス情報T10を参照して、宛先アドレス(192.168.0.1)の情報端末が接続したポート1にのみ映像データD11を送出する。(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−064553号公報(4頁左欄第5行〜右欄第50行、図1〜図3)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ゲートキーパー装置104は、レイヤ3スイッチ5のどのポートにどの情報端末が接続されているかまで分らないため、ネットワーク全体に対してしか帯域管理を行うことができず、帯域を有効に活用できないという問題があった。
【0012】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、LANやインターネット上で映像データ、音声データをIPプロトコルによってデジタル多重パケット伝送する際に、各情報端末が接続される集中結線装置のポート別に帯域管理を行う構内通信システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、建物構内に設けられたローカルネットワークを通じてIPプロトコルによって映像データ、音声データをデジタル多重パケット伝送する構内通信システムにおいて、固有のアドレスを有する情報端末と、ネットワークの通信帯域の管理を行うゲートキーパー装置と、情報端末及びゲートキーパー装置が接続された複数のポートを有し、各ポートで受信した信号に含まれる送信元の情報端末のアドレスより、各ポ−トと各ポートに接続した情報端末のアドレスとを対応させたポート/アドレス情報を記憶して、各ポートで受信した信号に含まれる宛先の情報端末のアドレスとポート/アドレス情報とをもとに、宛先の情報端末が接続されたポートにのみ信号を送出する集中結線装置とから構成され、ゲートキーパー装置は、集中結線装置からポート/アドレス情報を取得して記憶部に登録する情報登録手段と、通信を行う情報端末のアドレスを含む通信要求コマンドまたは通信終了コマンドを情報端末から受信した場合に、通信を行う情報端末のアドレスとポート/アドレス情報とをもとに、ポート別に使用通信帯域を記憶する帯域記憶手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1において、前記ゲートキーパー装置は、集中結線装置を介して全情報端末に対して生存確認コマンドを一定間隔で送信する生存確認送信手段を備え、前記情報端末は、生存確認コマンドを受信したときに自端末のアドレスを送信元アドレスとした応答コマンドを集中結線装置を介して返信する応答送信手段を備え、前記集中結線装置は、各ポートで受信した応答コマンドに含まれる送信元の情報端末のアドレスより、記憶しているポート/アドレス情報を更新し、前記ゲートキーパー装置の情報登録手段は、集中結線装置から更新したポート/アドレス情報を取得して記憶部に登録することを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記ゲートキーパー装置は、通信を行う情報端末のアドレスを含む通信要求コマンドを情報端末から受けた場合に、通信を行う情報端末が接続されるポートの今回の通信要求コマンドによる通信を含めた使用通信帯域と予め設定されている該ポートの閾値とを比較する比較手段と、前記使用通信帯域が閾値を超える場合は今回の通信要求コマンドによる情報端末の通信を拒否する通信拒否手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明は、請求項3において、前記ゲートキーパー装置は、通信を拒否された情報端末に拒否通知を伝達する通信拒否報知手段と、通信を拒否された情報端末が接続しているポートの使用通信帯域を管理し、使用通信帯域と該ポートの閾値とを比較して通信可能と判断した場合は通信を拒否された情報端末に通信可能通知を伝達する通信可能報知手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
本実施形態の構内通信システムの例としてマンションHAシステムを用いて説明する。本実施形態のシステムは、図1に示すように、10/100MbpsのEthernet(R)を用いたLAN上で映像データ、音声データをIPプロトコルによってデジタル多重パケット伝送するもので、映像、音声のデータ通信を行う情報端末(住宅情報盤1a〜1i、ロビーインターホン1m、監視カメラ1n)と、ネットワークの通信帯域の管理を行うゲートキーパー装置4とが配置されており、住宅情報盤1a〜1iはIPアドレス(192.168.0.1〜192.168.0.9)を各々有し、ロビーインターホン1mはIPアドレス(192.168.0.10)を有し、監視カメラ1nはIPアドレス(192.168.0.11)を有している。
【0019】
そして、情報端末やゲートキーパー装置4が接続されてデータの中継を行う集中結線装置として、住宅情報盤1a〜1cがポートに各々接続されるハブ2aと、住宅情報盤1d〜1fがポートに各々接続されるハブ2bと、住宅情報盤1g〜1iがポートに各々接続されるハブ2cと、ロビーインターホン1m及び監視カメラ1nがポートに各々接続されるハブ2dと、ハブ2a〜2d及びゲートキーパー装置4がポートに各々接続されるレイヤ3スイッチ5とが用いられている。レイヤ3スイッチ5のポート1〜ポート3にはハブ2a〜2cが各々接続し、ポート4にはゲートキーパー装置4が接続し、ポート5にはハブ2dが接続している。
【0020】
図2は、情報端末1(住宅情報盤1a〜1i、ロビーインターホン1m、監視カメラ1n)の構成を示しており、制御部10、記憶部11、操作部12、Ethernet(R)インターフェース13、映像入力部14、映像出力部15、映像処理部16、音声入力部17、音声出力部18、音声処理部19から構成される。
【0021】
制御部10は、映像・音声データのパケット/アンパケット化、及び各処理部の統括を行い、記憶部11は、映像・音声データ、自端末のIPアドレス、ゲートキーパー装置4のIPアドレスの保存を行い、操作部12は、IPアドレスの設定や、他の端末と通信する際の指定を行う。Ethernet(R)インターフェース13は、他の端末との間で映像・音声データ、各種コマンドのパケット送受信を行う。映像入力部14は、カメラ等によるアナログ映像信号の入力を行い、映像出力部15は、アナログ映像信号を出力してモニタ等による映像表示を行い、映像処理部16は、映像入力部14から入力されたアナログ映像信号のA/D変換、符号化、及びEthernet(R)インターフェース13より受信した映像データの複合化、D/A変換によるアナログ映像信号への変換を行う。音声入力部17は、マイク等によるアナログ音声信号の入力を行い、音声出力部18は、アナログ音声信号を出力してスピーカ等による音声出力を行い、音声処理部19は、音声入力部17から入力されたアナログ音声信号のA/D変換、符号化、及びEthernet(R)インターフェース13より受信した音声データの複合化、D/A変換によるアナログ音声信号への変換を行う。
【0022】
図3は、ゲートキーパー装置4の構成を示しており、制御部40、記憶部41、操作部42、Ethernet(R)インターフェース43、映像出力部44、映像処理部45から構成される。
【0023】
制御部40は、各端末のポート/アドレス情報の登録、ネットワークの帯域管理、各処理部の統括を行い、記憶部41は、自端末のIPアドレス、全情報端末のポート/アドレス情報の保存を行い、操作部42は、自端末のIPアドレスや全情報端末のポート/アドレス情報の設定等を行う。Ethernet(R)インターフェース43は、他の端末との間で、通信要求/通信許可/通信拒否/GETリクエスト/GETレスポンス/状態確認/応答のパケット送受信を行う。映像出力部44は、アナログ映像信号を出力してモニタ等による映像表示を行い、映像処理部45は、記憶部41からの各種映像データの複合化、D/A変換によるアナログ映像信号への変換を行う。
【0024】
ここで、各端末を接続するハブ2a〜2d、レイヤ3スイッチ5等の集中結線装置はEthernet(R)によるLAN等で一般的に用いられているものであり、周知の技術であるため説明は省略する。
【0025】
また、図1のシステム構成でネットワークを10/100MbpsのEthernet(R)としているが、必要に応じて1GbpsのEthernet(R)や、集中結線装置(ハブ)を必要としないバス配線が可能なHomePNA2.0(10Mbps)等に変更してもよい。
【0026】
次に図1を用いて本願発明の構内通信システムの基本動作について説明する。各情報端末はゲートキーパー装置4に対して、他の情報端末と通信を行う前に送信元アドレスとして自アドレスを設定した通信要求コマンドを送信し、通信を終了する際には送信元アドレスとして自アドレスを設定した通信終了コマンドを送信する。
【0027】
レイヤ3スイッチ5は、従来例と同様に自動記憶手段(自動アドレス学習機能)を有しており、映像・音声データを受信した場合、受信したポート番号、及びその送信データに含まれる送信元アドレス(IPアドレス)より、各ポート番号と各ポートに接続された情報端末の各アドレス情報(IPアドレス)とを対にして、ポート/アドレス情報T1として記憶する。以降、このポート/アドレス情報T1を参照して、ポート/アドレス情報T1に記憶されたアドレス宛のデータをレイヤ3スイッチ5が受信した場合は、宛先アドレスの情報端末が接続したポートのみにデータを送出することで通信帯域を有効に活用することができる。
【0028】
ゲートキーパー装置4は、レイヤ3スイッチ5からポート4を介しポート/アドレス情報T1を取得してポート/アドレス情報T2として記憶部41に登録し、情報端末から送信される通信要求コマンドまたは通信終了コマンドに含まれる送信元アドレスと、ポート/アドレス情報T2とをもとにポート別に使用している通信帯域を記憶、管理するもので、各ポート毎に使用可能な通信帯域の閾値1.5Mbpsを予め設定されている。なお、音声通信の使用帯域を150kbps、映像通信の使用帯域を1Mbpsとする。
【0029】
今、住宅情報盤1b,1c間、及び住宅情報盤1a,1g間で音声通信を行い、ロビーインターホン1mと住宅情報盤1eとの間で映像・音声通信を行っており、各ポート毎の使用通信帯域は、ポート1では300kbps(=150kbps+150kbps)、ポート2では1.15Mbps(=1Mbps+150kbps)、ポート3では150kbps、ポート4では1.15Mbps(=1Mbps+150kbps)となっている。
【0030】
この状態で、住宅情報盤1hが住宅情報盤1iに対して音声通信を行う場合、まず(1)住宅情報盤1hからゲートキーパー装置4に対して音声通信要求コマンドを送信する。この音声通信要求コマンドには送信元を示す住宅情報盤1hのIPアドレス(192.168.0.8)が含まれており、ゲートキーパー装置4は、(2)このIPアドレス(192.168.0.8)と、ポート/アドレス情報T2とを参照して、(3)IPアドレス(192.168.0.8)を有する住宅情報盤1hが接続しているポート3の使用通信帯域300kbps(今までの使用通信帯域:150kbps+今回の音声通信要求コマンドによる通信使用帯域:150kbps)を記憶し、このポート3の使用通信帯域300kbpsとポート3の閾値1.5Mbpsとを比較する。使用通信帯域300kbpsは閾値1.5Mbps以下なので、ゲートキーパー装置4は、(4)通信許可を住宅情報盤1hに送信し、住宅情報盤1hは通信可能となる。このように、ゲートキーパー装置4はポート毎の使用通信帯域を記憶し、管理している。
【0031】
住宅情報盤1iも同様にゲートキーパー装置4によって通信使用帯域の記憶、管理をされており、住宅情報盤1iに対しても通信許可が送信されれば、住宅情報盤1h,1i間で通信を行うことができる。
【0032】
次に図4を用いて、ゲートキーパー装置4が、レイヤ3スイッチ5からポート/アドレス情報T1を取得してポート/アドレス情報T2として登録する動作について説明する。図4に示すシステム構成は図1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。ゲートキーパー装置4、及びレイヤ3スイッチ5はSNMP(Simple Network Management Protocol)をサポートしており、ゲートキーパー装置4はレイヤ3スイッチ5に対し、(11)GETリクエストコマンドによりポート/アドレス情報T1の取得を要求し、レイヤ3スイッチ5はゲートキーパー装置4に対し、(12)GETレスポンスコマンドによりポート/アドレス情報T1を報告する。このようにSNMPの通信手順を用いて、ゲートキーパー装置4はレイヤ3スイッチ5からポート/アドレス情報T1を自動的に取得し、ポート/アドレス情報T2として記憶部41に登録することができる。
【0033】
次に図5を用いて、レイヤ3スイッチ5のポート/アドレス情報T1の更新動作について説明する。図5に示すシステム構成は図1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。まずゲートキーパー装置4は、定期的にTTL(Time To aLive)シーケンスとして、(21)宛先の情報端末のIPアドレスを含む状態確認コマンドを、レイヤ3スイッチ5を介して全情報端末に対して送信する。状態確認コマンドを受信した情報端末は、(22)自端末のアドレスを送信元アドレスとした応答コマンドをレイヤ3スイッチ5を介してゲートキーパー装置4に返信する。
【0034】
そしてレイヤ3スイッチ5は、応答コマンドを受信した場合、受信したポート番号、及びその応答コマンドに含まれる送信元アドレスより、各ポート番号と各ポートに接続された情報端末の各アドレス情報(IPアドレス)とを対にして、ポート/アドレス情報T1として記憶することで、ポート/アドレス情報T1を定期的に更新している。
【0035】
上記TTLシーケンスの終了後、ゲートキーパー装置4は、実施形態1と同様にSNMPの通信手順を用いてレイヤ3スイッチ5からポート/アドレス情報T1を自動的に取得し、ポート/アドレス情報T2として記憶部41に登録することで、ポート/アドレス情報T2を定期的に最新の情報に更新している。
【0036】
次に図6を用いて、レイヤ3スイッチ5のポートの使用通信帯域が、各ポート毎の閾値1.5Mbpsを超えた場合の動作について説明する。図6に示すシステム構成は図1と同様であり、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。今、住宅情報盤1b,1c間、住宅情報盤1a,1g間、及び住宅情報盤1h,1i間で音声通信を行い、ロビーインターホン1mと住宅情報盤1eとの間で映像・音声通信を行っており、各ポート毎の使用通信帯域は、ポート1では300kbps(=150kbps+150kbps)、ポート2では1.15Mbps(=1Mbps+150kbps)、ポート3では300kbps(=150kbps+150kbps)、ポート4では1.15Mbps(=1Mbps+150kbps)となっている。
【0037】
この状態で、住宅情報盤1dと監視カメラ1nとの間で映像通信を行おうとすると、まず(1)住宅情報盤1dからゲートキーパー装置4に対して映像通信要求コマンドを送信する。この映像通信要求コマンドには送信元を示す住宅情報盤1dのIPアドレス(192.168.0.4)が含まれており、ゲートキーパー装置4は、(2)このIPアドレス(192.168.0.4)と、ポート/アドレス情報T2とを参照して、(3)IPアドレス(192.168.0.4)を有する住宅情報盤1dが接続しているポート2の使用通信帯域2.15Mbps(今までの使用通信帯域:1.15Mbps+今回の映像通信要求コマンドによる通信使用帯域:1Mbps)を記憶し、このポート2の使用通信帯域2.15Mbpsとポート2の閾値1.5Mbpsとを比較する。使用通信帯域2.15Mbpsは閾値1.5Mbps以上なので、ゲートキーパー装置4は、(4)通信拒否を住宅情報盤1dに送信し、住宅情報盤1dと監視カメラ1nとは通信不可能となる。このように、ゲートキーパー装置4はポート毎の使用通信帯域を制限している。
【0038】
そして、ポート2の使用通信帯域が、映像通信の使用帯域1Mbpsを加えても閾値1.5Mbps以下となる数値にまで減少すると(すなわち使用帯域500kbps以下になると)、ゲートキーパー装置4は通信可能であると判断して通信許可を住宅情報盤1dに送信し、住宅情報盤1dは通信可能となる。
【0039】
なお、本実施形態では、ゲートキーパー装置4で管理するアドレスの例として、IPアドレスを挙げたが、MACアドレスであってもよい。
【0040】
【発明の効果】
請求項1の発明は、建物構内に設けられたローカルネットワークを通じてIPプロトコルによって映像データ、音声データをデジタル多重パケット伝送する構内通信システムにおいて、固有のアドレスを有する情報端末と、ネットワークの通信帯域の管理を行うゲートキーパー装置と、情報端末及びゲートキーパー装置が接続された複数のポートを有し、各ポートで受信した信号に含まれる送信元の情報端末のアドレスより、各ポ−トと各ポートに接続した情報端末のアドレスとを対応させたポート/アドレス情報を記憶して、各ポートで受信した信号に含まれる宛先の情報端末のアドレスとポート/アドレス情報とをもとに、宛先の情報端末が接続されたポートにのみ信号を送出する集中結線装置とから構成され、ゲートキーパー装置は、集中結線装置からポート/アドレス情報を取得して記憶部に登録する情報登録手段と、通信を行う情報端末のアドレスを含む通信要求コマンドまたは通信終了コマンドを情報端末から受信した場合に、通信を行う情報端末のアドレスとポート/アドレス情報とをもとに、ポート別に使用通信帯域を記憶する帯域記憶手段とを備えるので、ネットワーク全体として集中結線装置のポート数に比例した通信帯域を確保でき、通信帯域の拡大を図ることができるという効果がある。さらにゲートキーパー装置にポートアドレス情報を自動で設定することができ、手動で設定する手間を省くことができる。
【0041】
請求項2の発明は、請求項1において、前記ゲートキーパー装置は、集中結線装置を介して全情報端末に対して生存確認コマンドを一定間隔で送信する生存確認送信手段を備え、前記情報端末は、生存確認コマンドを受信したときに自端末のアドレスを送信元アドレスとした応答コマンドを集中結線装置を介して返信する応答送信手段を備え、前記集中結線装置は、各ポートで受信した応答コマンドに含まれる送信元の情報端末のアドレスより、記憶しているポート/アドレス情報を更新し、前記ゲートキーパー装置の情報登録手段は、集中結線装置から更新したポート/アドレス情報を取得して記憶部に登録するので、全情報端末のポート/アドレス情報を確実に取得することができ、情報端末の追加、削除にも対応できるという効果がある。
【0042】
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記ゲートキーパー装置は、通信を行う情報端末のアドレスを含む通信要求コマンドを情報端末から受けた場合に、通信を行う情報端末が接続されるポートの今回の通信要求コマンドによる通信を含めた使用通信帯域と予め設定されている該ポートの閾値とを比較する比較手段と、前記使用通信帯域が閾値を超える場合は今回の通信要求コマンドによる情報端末の通信を拒否する通信拒否手段とを備えるので、通信可能な端末の数を制限することができ、ネットワークの輻輳を回避することができるという効果がある。
【0043】
請求項4の発明は、請求項3において、前記ゲートキーパー装置は、通信を拒否された情報端末に拒否通知を伝達する通信拒否報知手段と、通信を拒否された情報端末が接続しているポートの使用通信帯域を管理し、使用通信帯域と該ポートの閾値とを比較して通信可能と判断した場合は通信を拒否された情報端末に通信可能通知を伝達する通信可能報知手段とを備えるので、情報端末側で通信の可否を認識して、状況に応じた対応を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構内通信システムの構成,通信帯域管理の基本動作を示す図である。
【図2】同上の情報端末の構成を示す図である。
【図3】同上のゲートキーパー装置の構成を示す図である。
【図4】同上のSNMPによるポート/アドレス情報の自動登録手順を示す図である。
【図5】同上のTTLシーケンスによるポート/アドレス情報の更新手順を示す図である。
【図6】同上の通信拒否手順を示す図である。
【図7】従来の構内通信システムの第1の構成を示す図である。
【図8】同上の通信帯域管理動作を示す図である。
【図9】従来の構内通信システムの第2の構成,通信帯域管理動作を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1i 住宅情報盤
1m ロビーインターホン
1n 監視カメラ
2a〜2d ハブ
4 ゲートキーパー装置
5 レイヤ3スイッチ
T1,T2 ポート/アドレス情報

Claims (4)

  1. 建物構内に設けられたローカルネットワークを通じてIPプロトコルによって映像データ、音声データをデジタル多重パケット伝送する構内通信システムにおいて、固有のアドレスを有する情報端末と、ネットワークの通信帯域の管理を行うゲートキーパー装置と、情報端末及びゲートキーパー装置が接続された複数のポートを有し、各ポートで受信した信号に含まれる送信元の情報端末のアドレスより、各ポ−トと各ポートに接続した情報端末のアドレスとを対応させたポート/アドレス情報を記憶して、各ポートで受信した信号に含まれる宛先の情報端末のアドレスとポート/アドレス情報とをもとに、宛先の情報端末が接続されたポートにのみ信号を送出する集中結線装置とから構成され、ゲートキーパー装置は、集中結線装置からポート/アドレス情報を取得して記憶部に登録する情報登録手段と、通信を行う情報端末のアドレスを含む通信要求コマンドまたは通信終了コマンドを情報端末から受信した場合に、通信を行う情報端末のアドレスとポート/アドレス情報とをもとに、ポート別に使用通信帯域を記憶する帯域記憶手段とを備えることを特徴とする構内通信システム。
  2. 前記ゲートキーパー装置は、集中結線装置を介して全情報端末に対して生存確認コマンドを一定間隔で送信する生存確認送信手段を備え、前記情報端末は、生存確認コマンドを受信したときに自端末のアドレスを送信元アドレスとした応答コマンドを集中結線装置を介して返信する応答送信手段を備え、前記集中結線装置は、各ポートで受信した応答コマンドに含まれる送信元の情報端末のアドレスより、記憶しているポート/アドレス情報を更新し、前記ゲートキーパー装置の情報登録手段は、集中結線装置から更新したポート/アドレス情報を取得して記憶部に登録することを特徴とする請求項1記載の構内通信システム。
  3. 前記ゲートキーパー装置は、通信を行う情報端末のアドレスを含む通信要求コマンドを情報端末から受けた場合に、通信を行う情報端末が接続されるポートの今回の通信要求コマンドによる通信を含めた使用通信帯域と予め設定されている該ポートの閾値とを比較する比較手段と、前記使用通信帯域が閾値を超える場合は今回の通信要求コマンドによる情報端末の通信を拒否する通信拒否手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の構内通信システム。
  4. 前記ゲートキーパー装置は、通信を拒否された情報端末に拒否通知を伝達する通信拒否報知手段と、通信を拒否された情報端末が接続しているポートの使用通信帯域を管理し、使用通信帯域と該ポートの閾値とを比較して通信可能と判断した場合は通信を拒否された情報端末に通信可能通知を伝達する通信可能報知手段とを備えることを特徴とする請求項3記載の構内通信システム。
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