JP4439196B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は集合住宅インターホンシステムに係わり、特に各住戸の住宅情報盤、集合玄関に取り付けられた集合玄関機、管理人室の管理室親機等の各端末装置間の信号伝送に関する。
【0002】
【従来の技術】
集合住宅インターホンシステムでは、システムにおける各種制御を行うための制御信号、端末装置間での通話の際の通話信号、館内放送等の音声放送信号、および玄関等の前の監視カメラ等での映像信号を扱う。これらの信号の伝送を全てディジタル回線で行ったインターホンシステムとして、従来、端末装置間をカスケード接続したものがあった(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−285501号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、通常アナログ信号である放送信号や画像信号も含めてディジタル化したインターホンシステムにおいては、これらの信号は情報量が多いために高速な通信伝送路が要求され、これを実現するために例えば端末装置間はカスケード接続されるが、カスケード接続した場合には各端末装置にはその両側の端末装置に対してそれぞれトランシーバが必要であり(すなわち各端末装置にそれぞれ2つのトランシーバが必要)、また端末装置数が増えるに従い接続が複雑になりさらに伝送制御も複雑になり、効率のよい伝送が行えないという課題があった。
【0005】
この発明は上記の課題を解消するためになされたもので、制御信号、通話信号、音声放送信号および映像信号を全てディジタル伝送で行う場合でも、より効率のよい端末装置間の通信伝送路接続、および伝送制御を可能とした集合住宅インターホンシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に鑑みこの発明は、住戸に設けられる住宅情報盤と、集合玄関に設けられる集合玄関機と、管理人室に設けられる管理室親機と、制御装置とを備え、前記住宅情報盤、集合玄関機および管理室親機を含む端末装置と制御装置間で、該制御装置が、制御信号、通話信号、及び映像信号を含む各種信号の伝送を制御し、前記各種信号をディジタル化して伝送路に伝送する集合住宅インターホンシステムであって、前記伝送路は、前記制御装置および複数の各端末装置にそれぞれ接続されるバス型の半2重伝送路およびバス型の1方向伝送路から構成され、前記1方向伝送路は、前記集合玄関機から出力される前記映像信号の伝送と、前記管理室親機から前記住宅情報盤へ出力される前記音声放送信号の伝送とが行われ、前記半2重伝送路は、双方向の情報伝達が必要な前記制御信号および前記通話信号の伝送が行われることを特徴とする集合住宅インターホンシステムにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態による集合住宅インターホンシステムの構成、特にその伝送路の接続を示す図である。このインターホンシステムにおいては、制御信号、通話信号、音声放送信号、及び映像信号がディジタル化されて伝送路に伝送される。また制御装置CUによって、伝送路を伝送される各種信号の伝送が制御される。制御装置CUには複数のハブHが直並列に接続され、各ハブHには各住戸の住宅情報盤等からなる複数の端末装置Tが接続されている。各ハブHに接続された複数の端末装置Tはそれぞれ異なるアドレスを有しており図1に示すように、システムにおける各種制御を行うための制御信号および端末間での通話の際の通話信号のような受信確認が必要な信号の伝送を行うバス型の半2重伝送路HD(各装置の下側に示す)と、館内放送等の音声放送信号および玄関等の前の監視用のTVカメラ等での映像信号のような1方向へのみの流しっ放しの信号のためのバス型の1方向伝送路OD(各装置の上側に示す)と、により接続されている。なお、半2重伝送路HDは例えばRS485規格のものであり、1方向伝送路ODは例えばRS422規格のものである。また端末装置Tは住宅情報盤だけでなく、音声放送信号を住宅情報盤へ出力する管理人室親機、及び集合玄関の映像信号を住宅情報盤へ出力する集合玄関機も含まれ、制御装置の近傍に、ハブHを介して接続される。
【0008】
半2重伝送路HDは、制御装置CUと端末装置Tでのハンドシェイク動作が必要であり、タイミング等の制御が複雑になるが、1方向伝送路ODの場合、制御装置CUは端末装置Tとの同期を取る必要もなく信号を送出するのみである。端末装置Tにおいても受信データに応答する必要がないので、必要な信号のみを受け取るだけでよい。TVカメラによる監視映像の伝送や管理室からの音声放送には、リアルタイム制が要求され、かつ住宅情報盤への単方向のデータの流れしかないため1方向伝送路ODを用いた方が伝送の手順が単純になり、効率の良いシステムを構成できる。警報信号やシステム制御信号等(これらを制御信号とする)は確実なデータの受け渡しが必要であり、端末装置T間等での通話の際の通話信号は双方向のデータ通信が不可欠である。このようなデータ信号伝送には半2重伝送路HDを用いて行う。勿論、データ量が少なければ半2重伝送路のみを設けて全ての信号を伝送させるようにしてもよい。このように双方向の情報伝達が必要なデータと一方向の情報伝達のみのデータとを分離して形成して、バス型の伝送路を構成すると、カスケード型のものに比べて伝送データの要求を満たし、かつシンプルな制御手順のネットワークが構成できる。
【0009】
図2には各ハブHに設けられる半2重伝送路用のハブユニットの構成の一例を示す。制御装置側の通信I/F(インターフェース)h1と端末装置側の通信I/F)h2〜h4は出力(送信)モードか入力(受信)モードかの何れかのモードに設定されるトランシーバである。初期状態(通常状態)はすべての通信I/F h1〜h4は入力モードに設定されており、受信検出部h6により何れかの通信I/Fに信号が入力されたことが検出されると方向制御部h7により即座に他の通信I/Fは出力モードに設定される。入力された信号は受信バッファh5に一時記憶されかつ波形成形されて、出力に設定された通信I/Fから出力される。タイマh8は信号のタイムアウトを検出するためのもので、受信信号の検出によってタイマh8はリセットされる。タイマh8がタイムアウトすると方向制御部h7もリセットされる。即ち入力に設定された通信I/Fからの信号入力が一定期間無いと、再び全ての通信I/Fが入力に設定され初期状態に戻る。なお、任意の通信I/Fの入力に対して残りの全てのI/Fが出力になるような構成としてもよいし、あるいは制御装置側の通信I/Fと端末装置側の通信I/Fからの2方向の制御としてもよい。
【0010】
図3には各ハブHに設けられる1方向伝送路用のハブユニットの構成の一例を示す。1方向伝送路用のハブユニットの構成は図2から受信検出部、タイマ、方向制御部を省いたもので、制御装置側は常に入力の受信I/F h11、端末装置側は常に出力の送信I/F h22〜h44となり、入力用の受信I/Fh11への入力信号を複数の出力用の送信I/Fh22〜h44に分配するようになっている。受信バッファh55は信号を一時記憶しかつ波形成形機能を有する。
【0011】
なお、本願発明は図1の制御装置CUと1つのハブHとこれにバス型の半2重伝送路HDおよびバス型の1方向伝送路ODで接続された複数の端末装置Tからなる構成を基本構成とするもので、図1はこれをさらに直並列に接続して大規模ネットワークを構成する場合の構成を示すものである。このように構成することにより、バス型のネットワークで大規模なネットワークを安価に構築することができる。また上述のハブHの半2重伝送路および1方向伝送路のI/Fは様々な規格の汎用トランシーバが存在するため、伝送容量とコストに合わせて選択ができる。また、従来のように各端末装置が2つのトランシーバを設ける必要がない。また、イーサネット(登録商標)の配線を使用した場合に、通常4ペアの電線の2ペアが使用されるが、この残りの2ペアの電線を利用して配線すれば、無駄な配線のないシステムとすることができる。
なお、本実施の形態においては、ハブを介して端末装置を伝送路に接続するようにしたが、半2重伝送路及び1方向伝送路それぞれに直接、端末装置及び制御装置を接続するようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、制御信号、通話信号、音声放送信号および映像信号を全てディジタル伝送で行う場合でも、より効率のよい端末装置間の通信伝送路接続、および伝送制御を可能とした集合住宅インターホンシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態による集合住宅インターホンシステムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の集合住宅インターホンシステムにおける各ハブHに設けられる半2重伝送路用のハブユニットの構成の一例を示す図である。
【図3】 この発明の集合住宅インターホンシステムにおける各ハブHに設けられる1方向伝送路用のハブユニットの構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
CU 制御装置、H ハブ、T 端末装置、h1〜h4 通信I/F、h5,h55 受信バッファ、h6 受信検出部、h7 方向制御部、h8 タイマ、h11 受信I/F、h22,h33,h44 送信I/F。
Claims (2)
- 住戸に設けられる住宅情報盤と、集合玄関に設けられる集合玄関機と、管理人室に設けられる管理室親機と、制御装置とを備え、
前記住宅情報盤、集合玄関機および管理室親機を含む端末装置と制御装置間で、該制御装置が、制御信号、通話信号、及び映像信号を含む各種信号の伝送を制御し、前記各種信号をディジタル化して伝送路に伝送する集合住宅インターホンシステムであって、
前記伝送路は、前記制御装置および複数の各端末装置にそれぞれ接続されるバス型の半2重伝送路およびバス型の1方向伝送路から構成され、
前記1方向伝送路は、前記集合玄関機から出力される前記映像信号の伝送と、前記管理室親機から前記住宅情報盤へ出力される前記音声放送信号の伝送とが行われ、
前記半2重伝送路は、双方向の情報伝達が必要な前記制御信号および前記通話信号の伝送が行われることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記半2重伝送路に接続された半2重伝送路用のハブユニットと前記1方向伝送路に接続された1方向伝送路用のハブユニットを共に設けたハブを備え、該ハブを介して、前記端末装置を前記半2重伝送路および前記1方向伝送路に接続することを特徴とする請求項1に記載の集合住宅インターホンシステム。
Priority Applications (1)
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JP2004304457A JP2004304457A (ja) | 2004-10-28 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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2003
- 2003-03-31 JP JP2003094079A patent/JP4439196B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004304457A (ja) | 2004-10-28 |
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