JP2003122731A - ネットワークプロセッサの負荷分散装置 - Google Patents

ネットワークプロセッサの負荷分散装置

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JP2003122731A
JP2003122731A JP2001320959A JP2001320959A JP2003122731A JP 2003122731 A JP2003122731 A JP 2003122731A JP 2001320959 A JP2001320959 A JP 2001320959A JP 2001320959 A JP2001320959 A JP 2001320959A JP 2003122731 A JP2003122731 A JP 2003122731A
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    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力情報の振り分け先が特定のネットワークプ
ロセッサに偏った場合に、他のネットワークプロセッサ
に振り分けられた入力情報に影響を与えることなく偏り
を解消するネットワークプロセッサの負荷分散装置を提
供する。 【解決手段】ロードバランス制御部を直列に多段接続
し、あるロードバランス制御部による振り分けに偏りが
発生した場合に、偏りが発生している方路のフレームの
み、次段のロードバランス制御部において、フレームの
再振り分けを自動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーティングやア
ドレス検索等の機能を持つ複数のネットワークプロセッ
サを実装した通信装置に適用され、個々のネットワーク
プロセッサに対するフレーム処理の負荷分散制御を行う
負荷分散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット人口の急激な増加
に伴い、インターネット上で扱われるデータ量も急激に
増加している。これに伴い、ルータやスイッチ等の通信
装置においても、IP等の通信フレーム(パケット)の
ルーティング処理やスイッチング処理、及びアドレス検
索やルーティングテーブル検索等の処理に対する負荷が
急激に増加し、通信装置の性能向上、及びネットワーク
プロセッサの処理能力向上が要求されている。このた
め、通信装置に対して要求される処理能力を満足するネ
ットワークプロセッサを通信装置に実装する必要があ
る。
【0003】しかし、ここ数年のインターネット通信量
の急激な増加に伴い、必ずしも個々のネットワークプロ
セッサの処理能力が装置開発時点において要求を満足出
来るとは限らない。この場合は、処理能力の劣るネット
ワークプロセッサを複数実装した並列処理を行うと共
に、個々のネットワークプロセッサの処理能力を超えな
いように、各ネットワークプロセッサに対してフレーム
処理量の負荷分散(ロードバランス)を行う必要があ
る。
【0004】従来技術においては、並列実装されたネッ
トワークプロセッサに対して、ロードバランスの処理を
行う場合は、各フレームの持つアドレス等の情報から送
信する方路の振り分けを行い、各ネットワークプロセッ
サへフレーム送信を行っていた。また、この方路の振り
分けを計算する際の制御パラメータを予め複数設定して
おき、特定のネットワークプロセッサに対して、送信フ
レームが集中するようなフレーム振り分けの偏りが生じ
た場合には、この制御パラメータの変更を行い、フレー
ムの振り分け先を一括変更して、フレーム振り分けの偏
りの解消を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、フレームの振り分け先が一括変更され
るため、パラメータの変更の前後において、全てのフレ
ームに対するフレームの送信先変更が発生する可能性が
あった。このとき、フレーム振り分けの偏りが生じてい
ない方路のフレームが、制御パラメータの変更前後で異
なるネットワークプロセッサへ送信された場合には、フ
レームの連続性が破壊される。これによって、フレーム
の切断が発生し、フレームが正常に通信できない。この
ような制御パラメータの動的な変更が頻繁に行われる場
合には、通信装置の信頼性が低下する可能性があった。
【0006】本発明の目的は、入力情報の振り分け先が
特定のネットワークプロセッサに偏った場合に、他のネ
ットワークプロセッサに振り分けられた入力情報に影響
を与えることなく偏りを解消可能なネットワークプロセ
ッサの負荷分散装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために以下の構成を採用する。即ち、本発明
は、受信手段と、この受信手段で受信された入力情報に
対する処理を行う複数のネットワークプロセッサとを含
む通信装置に設けられ、直列に多段接続され、受信手段
から入力情報を夫々受け取り、入力情報を所定の振り分
け条件に従ってネットワークプロセッサの何れかに振り
分ける振り分け処理を入力情報毎に実行する複数のロー
ドバランス制御部を含み、2段目以降の各ロードバラン
ス制御部は、前段のロードバランス制御部による振り分
け処理を監視し、入力情報の振り分け先が特定のネット
ワークプロセッサに偏っている場合には、自身に入力さ
れた入力情報であって前段のロードバランス制御部にて
前記特定のネットワークプロセッサに振り分けられた入
力情報を、前段のロードバランス制御部で使用された振
り分け条件と異なる振り分け条件に従って、他のネット
ワークプロセッサに振り分ける、ネットワークプロセッ
サの負荷分散装置である。
【0008】本発明によると、ロードバランス制御部を
直列に多段接続し、入力情報(例えばフレーム)の振り分
けに偏りが発生した場合に、偏りが発生している振り分
け先(方路)の入力情報のみ、次段のロードバランス制御
部において、フレームの再振り分け処理を自動的に行う
ことにより、他の方路向けのフレームに影響を与えるこ
と無く、迅速にフレーム振り分けの偏りを解消すること
が可能となる。
【0009】本発明による負荷分散装置は、最終段のロ
ードバランス制御部による振り分け処理を監視し、入力
情報の振り分け先が特定のネットワークプロセッサに偏
っている場合には、全てのロードバランス制御部で使用
されている振り分け条件を更新する更新制御部をさらに
含む、構成とするのが好ましい。
【0010】このようにすれば、全段のロードバランス
制御部を使用してもロードバランスの偏りが解消されな
い場合は、全段のロードバランス制御部の振り分け条件
(パラメータ)を自動的に更新し、最終的にネットワーク
形態に適したロードバランス制御を提供することが可能
となる。
【0011】本発明による負荷分散装置は、各ロードバ
ランス制御部が、受信手段から受け取った入力情報に対
し、前記振り分け処理を実行することなく所定のネット
ワークプロセッサに振り分けるように構成するのが好ま
しい。このようにすれば、本発明による負荷分散装置に
対し、開発評価を効率的に行う為の機能を付加すること
ができる。
【0012】本発明による負荷分散装置は、各ロードバ
ランス制御部が、複数のネットワークプロセッサの何れ
かに障害が発生した場合に、自身が使用している振り分
け条件を、この障害が発生したネットワークプロセッサ
を除く振り分け先に対応する他の振り分け条件に変更す
る、ように構成するのが好ましい。
【0013】このようにすれば、障害発生時においても
最適なロードバランス制御を継続させる機能も具備する
こととなり、ロードバランスシステム全体の信頼性を高
めることができる。
【0014】また、本発明は、受信手段と、前記受信手
段で受信された入力情報に対する処理を行う複数のネッ
トワークプロセッサと、直列に多段接続され、前記受信
手段から入力情報を夫々受け取り、入力情報を所定の振
り分け条件に従ってネットワークプロセッサの何れかに
振り分ける振り分け処理を入力情報毎に実行する複数の
ロードバランス制御部を含み、2段目以降の各ロードバ
ランス制御部は、前段のロードバランス制御部による振
り分け処理を監視し、入力情報の振り分け先が特定のネ
ットワークプロセッサに偏っている場合には、自身に入
力された入力情報であって前段のロードバランス制御部
にて前記特定のネットワークプロセッサに振り分けられ
た入力情報を前段のロードバランス制御部で使用された
振り分け条件と異なる振り分け条件に従って他のネット
ワークプロセッサに振り分ける負荷分散装置と、を含む
通信装置として特定することもできる。
【0015】本発明による通信装置は、前記受信手段で
受信された異常な入力情報を、前記ネットワークプロセ
ッサの何れかに与えることなく廃棄する、ように構成す
るのが好ましい。このようにすれば、ネットワークプロ
セッサに与えられる入力情報が減り、ネットワークプロ
セッサに対する負荷が軽減される。
【0016】また、本発明は、受信手段と、前記受信手
段で受信された入力情報に対する処理を行う複数のネッ
トワークプロセッサと、直列に多段接続され、前記受信
手段から入力情報を夫々受け取り、入力情報を所定の振
り分け条件に従って前記複数のネットワークプロセッサ
の何れかに振り分ける振り分け処理を入力情報毎に実行
する複数のロードバランス制御部を含み、2段目以降の
各ロードバランス制御部が、前段のロードバランス制御
部による振り分け処理を監視し、入力情報の振り分け先
が特定のネットワークプロセッサに偏っている場合に
は、自身に入力された入力情報であって前段のロードバ
ランス制御部にて前記特定のネットワークプロセッサに
振り分けられた入力情報を、前段のロードバランス制御
部で使用された振り分け条件と異なる振り分け条件に従
って他のネットワークプロセッサに振り分ける、複数の
負荷分散装置とを含み、前記負荷分散装置の何れかが現
用系として使用され、他の負荷分散装置が予備系となっ
ている場合に、この現用系の負荷分散装置に含まれた各
ロードバランス制御部で使用される振り分け条件を、予
備系の負荷分散装置に含まれた各ロードバランス制御部
に設定する、通信装置として特定することもできる。
【0017】このようにすれば、通信装置が冗長構成を
持つ場合においても最適なロードバランス制御を継続さ
せる機能も具備することとなり、ロードバランスシステ
ム全体の信頼性を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】〔本発明の原理〕図1は、本発明
の原理説明図である。図1には、本発明による負荷分散
装置100と、負荷分散装置100が実装される通信装
置の主要な構成要素が示されている。通信装置は、外部
から送信されてきた入力情報としての通信データ(以
下、「フレーム」という)をその宛先に応じた出方路へ
出力するものであり、ルータ、レイヤ3スイッチ、MP
LSラベルスイッチ、これらの組み合わせを例示するこ
とができる。
【0019】図1では、通信装置の主要構成要素とし
て、受信手段としての回線インターフェイス部1と、負
荷分散装置100と、位相補正部3と、分配部7と、複
数のネットワークプロセッサ(以下、「NWP」と表記)
8と、スイッチ部(以下、「SW」と表記)9と、制御手
段としてのCPU10が示されている。
【0020】回線インターフェイス部1は、通信装置の
外部からのフレームを受信する。回線インターフェイス
部1にて受信されたフレームは、フレームを負荷分散装
置100及び位相補正部3に与えられる。
【0021】負荷分散装置100は、回線インターフェ
イス部1から入力されるフレームが持つアドレス等の情
報を用い、NWP8へフレームを送信する方路の振り分
け処理(NWP8に対するフレーム処理の割り当て)を、
複数のNWP8に対する負荷が分散されるように行い、
この振り分け処理の結果に基づくフレーム送信許可信号
を位相補正部3に与えるとともに、方路選択信号を分配
部7に与える。
【0022】位相補正部3は、内部にFIFO(First-I
n-First-Out)を具備している。位相補正部3は、回線イ
ンタフェース部1から送信されるフレームを受信すると
共に、負荷分散装置100(負荷分散装置100のセレ
クタ4)からフレーム送信許可信号を受信するまで、F
IFOに一時的にフレームを蓄える。位相補正部3は、
負荷分散装置100からのフレーム送信許可信号に従
い、分配部7へフレームを送信する。
【0023】分配部7は、位相補正部3から受信したフ
レームを、負荷分散装置100(負荷分散装置100の
セレクタ5)から送信される方路選択信号に従い、任意
のNWP8に対して振り分ける。
【0024】各NWP8は、分配器7から受信したフレ
ームのルーティング処理やアドレスフィルタリング処理
等を行い、フレームにルーティングヘッダを付加し、S
W9へフレームを送信する。ここでは、NWP8の1個
当たりの処理能力が、回線インタフェース部1からフル
レートで送信されるフレームに対する処理能力を下回る
ので、フルレートで送信されるフレームの処理を可能と
するために、M(Mは1以上の整数)個のNPW8が並列
に実装されている。以下、特定のNWP8を指す場合に
は、「NWP8-#Y(Y=1,2,3,・・・,M−1,
M;Yは番目(NWP8に割り当てられた番号)を指す1
以上の整数)」と表記する。
【0025】SW9は、各NWP8から入力されるフレ
ームに対し、フレームに付加されたルーティングヘッダ
等を用いてフレームのスイッチング処理を行う。CPU
10は、CPUバス経由で負荷分散装置100内のロー
ドバランス制御部2に各種の設定を施す。
【0026】本発明による負荷分散装置100は、NW
P8に対する負荷を分散するため、複数個のロードバラ
ンス制御部2と、セレクタ4と、セレクタ5と、デコー
ド部6とを備えている。ロードバランス制御部2は、複
数個が多段(2段以上)接続されている。以下、特定の
ロードバランス制御部2を指す場合には、「ロードバラ
ンス制御部2-#X(X=1,2,3,・・・,N−1,N;
Xは段目を指す1以上の整数)」と表記する。図1で
は、N(Nは1以上の整数)個のロードバランス制御部2
が直列にN段接続されている。また、ロードバランス制
御部2は、CPUバスインタフェースを持ち、CPU1
0から、ソフトウェアによる各種設定を施される。
【0027】各ロードバランス制御部2は、回線インタ
ーフェイス部1から送信されるフレームを受信し、フレ
ームのヘッダに含まれたプロトコルID やアドレス値
をもとに、CPU10から設定されるパラメータに従
い、任意のNWP8へフレームを振り分ける処理(ロー
ドバランス制御)を行う。
【0028】図1においては、前段のロードバランス制
御部2による振り分け処理の結果は、次段のロードバラ
ンス制御部2へ、振り分け情報として通知される。各ロ
ードバランス制御部2は、フレームの振り分け処理が完
了すると、フレーム送信許可信号をセレクタ4へ送信す
ると共に、方路選択信号をセレクタ5へ送信する。さら
に、各ロードバランス制御部2はステータス信号をデコ
ード部6に与える。
【0029】セレクタ4は、各ロードバランス制御部2
から与えられるフレーム送信許可信号の中から何れか1
つを選択する。どれを選択するかはデコード部6から受
信するセレクタ信号に従う。
【0030】セレクタ5は、各ロードバランス制御部2
から与えられる方路選択信号の中から何れか1つを選択
する。どれを選択するかはデコード部6から受信するセ
レクタ信号に従う。
【0031】デコード部6は、各ロードバランス制御部
2のON/OFF 状態を示すステータス信号を受信
し、ONになっているロードバランス制御部2の中で一
番後段に存するロードバランス制御部2から送信される
フレーム送信許可信号及び方路選択信号がセレクタ4及
びセレクタ5にて夫々選択されるように、デコード処理
したセレクタ信号をセレクタ4及びセレクタ5に送信す
る。
【0032】本発明による負荷分散装置100の作用を
図1をもとに説明する。複数のロードバランス制御部2
による振り分け処理(ロードバランス制御)は、負荷分散
装置100の動作開始時(例えば、通信装置の電源投入
後、またはリセット解除後)にスタートする。このと
き、1段目のロードバランス制御部2-#1のロードバ
ランス制御のみON状態となり、その他はOFF状態と
なっている。各ロードバランス制御部2は、電源投入/
リセット解除後は、自身のロードバランス制御のON/
OFF状態を示すステータス信号を常時デコード部6へ
通知する状態となる。
【0033】また、電源投入/リセット解除後の初期設
定として、CPU10は、各ロードバランス制御部2に
対し、NWP8の負荷分散に必要な設定を行う。ここで
行われる設定は、ロードバランス制御のON/OFF設
定、フレームの振り分け時に使用するパラメータの設定
を含む。さらに、初期設定は、試験モードのON/OF
F設定を含むこともできる。
【0034】フレームの振り分け処理(ロードバランス
制御)は、所定の振り分け条件に従って実行される。振
り分け条件は、ある条件式を演算することにより得るこ
とができる。例えば、受信フレーム内に格納されている
アドレスを、ある生成多項式で除算を行い、その余り値
を振り分け先を示す方路番号(方路選択番号)として選択
し、この方路選択番号に対応するNWP8の番号(予め
割り当てられている)を持つNWP8へフレームを振り
分けるという振り分け条件に従ってフレームの振り分け
を行う方法が挙げられる。
【0035】この場合、パラメータは生成多項式を指
し、フレームの振り分け処理において、特定の方路に対
してフレームの振り分けが集中した時に、パラメータの
動的変更により振り分け条件を変更して異なるフレーム
の振り分け結果を得られるように、複数の異なる生成多
項式を各ロードバランス制御部2に対して設定する。
【0036】回線インターフェイス部1は、フレームを
受信すると、そのフレームを各ロードバランス制御部2
及び位相補正部3に送信する。各ロードバランス制御部
2は、回線インターフェイス部1からフレームを受信す
ると、フレーム内に格納されているプロトコルIDやア
ドレスをチェックする。但し、この段階では、1段目の
ロードバランス制御部2-#1のみがONとなっている
ので、ロードバランス制御部2-#1のみが、フレーム
のプロトコルID やアドレスのチェックを開始する。
【0037】上記プロトコルIDは、例えば、回線イン
タフェースがPOS(Packet Over SONET/SDH)インタフ
ェースの場合は、PPP(Point to Point Protocol)で
規定されているプロトコルIDを指す。また、上記アド
レスは、IPv4(Internet Protocol version 4)やI
Pv6(Internet Protocol version 6)等のプロトコル
で夫々規定されている宛先アドレスや送信元アドレスを
指している。
【0038】ロードバランス制御部2-#1は、設定さ
れた生成多項式に従い、フレーム単位に、振り分け演算
処理を行う。即ち、ロードバランス制御部2-#1は、
フレームのアドレスの格納領域をチェックし、そのアド
レス値を生成多項式で除算し、その結果得られる余り値
を方路選択番号として取得し、これを含む信号を方路選
択信号として、セレクタ5へ通知する。
【0039】また、ロードバランス制御部2-#1は、
上記振り分けの演算処理が完了した時点で、位相補正部
3にフレーム送信許可信号を送信する。なお、OFF状
態となっている残りのロードバランス制御部2-#2〜
Nは、受信したフレームに対する振り分け処理を行わな
い。
【0040】デコード部6は、各ロードバランス制御部
2からステータス信号を受信し、ステータス信号をデコ
ードして、セレクタ信号を生成し、セレクタ4及びセレ
クタ5へそれぞれ送信する。ロードバランス制御部2-
#1のみがONであれば、ロードバランス制御部2-#
1から送信される方路選択信号及びフレーム送信許可信
号が選択されるように、デコード部6はセレクタ信号を
生成する。
【0041】位相補正部3は、受信したフレームをセレ
クタ4から送信されるフレーム送信許可信号を受信する
までFIFOへ一旦蓄積し、フレーム送信許可信号がO
Nになる(フレーム送信許可信号をセレクタ4から受け
取る)と、FIFOに蓄積していたフレームを分配部7
へ送信する。分配部7は、セレクタ5から送信される方
路選択信号に従い、位相補正部3から受信したフレーム
を、該当するNWP8へ送信する。
【0042】各NWP8は、分配部7から受信したフレ
ームに対してルーティング等の処理やアドレスフィルタ
リング処理を行い、フレームにルーティングヘッダ等を
付加してSW9へ送信する。SW9は、フレームのルー
ティングヘッダ等に従ったスイッチングを行い、フレー
ムを適宜の出方路へ送出する。
【0043】以上の動作によって、回線インタフェース
部1で受信されたフレームは、ロードバランス制御部2
-#1に設定されたパラメータに従って振り分けられ、
振り分け結果に該当するNWP8に与えられる。このよ
うにして、NWP8によるフレーム処理の負荷分散が行
われる。
【0044】次に、振り分けに偏りが生じた場合を説明
する。ロードバランス制御部2-#1による振り分け処
理に偏りが発生し、特定のNWP8に対するフレーム振
り分けが集中した場合は、ロードバランス制御部2-#
1のすぐ後段(次段)に存するロードバランス制御部2-
#2は、ロードバランス制御部2-#1から送信される
振り分け情報により振り分け先の偏りを認識する。
【0045】ここで、ロードバランス制御部2-#2
は、自身がOFF状態であり、前段のロードバランス制
御部2-#1にてフレーム振り分けの偏りを検出した場
合は、自身のロードバランス制御をON状態に切り替
え、偏りが発生している方路のフレームに対してのみ振
り分け処理(再振り分け)を行う。
【0046】後段に存するロードバランス制御部2(こ
こでは、ロードバランス制御部2-#2)には、再振り分
け時に使用する生成多項式として、その前段のロードバ
ランス制御部2(ここでは、ロードバランス制御部2-#
1)にて振り分け処理に使用される生成多項式と異なる
生成多項式が、CPU10により初期設定時に設定され
ている。この異なる生成多項式では、偏りが生じている
方路が選択される余り値が求められないようになってい
る。このため、次段の振り分け条件は前段の振り分け条
件と異なる。従って、再振り分けの結果は、前段の振り
分け結果と当然異なり、前段にて偏りが発生している方
路(振り分け先)へ振り分けられたフレームは、他の方路
に分散して振り分けられる。これによって、偏りが解消
される。
【0047】一方、ロードバランス制御部2-#2 は、
再振り分けの対象以外のフレームについては、ローバラ
ンス制御部2-#1からの振り分け情報を使用して、セ
レクタ4にフレーム送信許可信号を、セレクタ5へ方路
選択信号を送信する。
【0048】また、ロードバランス制御部2-#2がO
Nとなった時点で、ロードバランス制御部2-#2から
デコード部6に与えられるステータス信号は、OFFか
らONに切り替わる。ここに、デコード部6は、ON状
態のロードバランス制御部2のうち最も後段に存するロ
ードバランス制御部2のフレーム送信許可信号及び方路
選択信号を選択するようになっている。このため、デコ
ード部6は、ロードバランス制御部2-#2のフレーム
送信許可信号と方路選択信号を選択するセレクタ信号を
セレクタ4及びセレクタ5に送信する。
【0049】さらに、ロードバランス制御部2-#2に
よる再振り分け処理によっても偏りが解消されない場合
には、同様に、次段のロードバランス制御部2(ロード
バランス2-#3)のロードバランス制御が、ロードバラ
ンス制御部2-#2からの振り分け情報に基づいてON
となり、同様の再振り分け処理を行う。
【0050】以上のようにして、前段のロードバランス
制御部2によるフレームの振り分けに偏りが生じた場合
に、次段のロードバランス制御部2が、偏りの発生した
方路のフレームのみ再度振り分けを行う。これによっ
て、偏りが解消されるとともに、偏りが発生していない
方路のフレームは、再振り分けによる影響を受けること
なく通信装置による処理が継続されるので、フレームの
連続性が維持され、そのフレームを用いた通信を継続す
ることができる。
【0051】図2及び図3は、図1に示した負荷分散装
置が実装される通信装置20の構成を示す図である。図
2において、通信装置20は、例えばルータであり、ス
イッチ部(SW)9と、SW9に対して並列に接続される
1以上の(図2ではL個(Lは1以上の整数))回線インタ
ーフェイスカード21とを備えている。
【0052】各回線インターフェイスカード21は、通
信装置20の外部から入力される入力情報としての通信
データ(フレーム)を制御する通信データ入力制御部22
と、SW9から出力されるフレームを制御する通信デー
タ出力制御部23とを備えている。
【0053】図3は、図2に示した回線インターフェイ
スカード21(例として#1)中の通信データ入力制御部
22の構成を示しており、図1に示した構成は、通信デ
ータ入力制御部22の構成に相当する。このように、負
荷分散装置100は、例えば、通信装置に実装される回
線インターフェイスカードの通信データ入力制御部に設
けられる。なお、本発明の「通信装置」は、通信データ
入力制御部22を持つ回線インターフェイスカード21
のようなインターフェイス装置と、このインターフェイ
ス装置が実装されるルータ(通信装置20),レイヤ3ス
イッチ,MPLSラベルスイッチのような交換機との双
方を指す。
【0054】〔第1実施例〕次に、本発明の第1実施例
を、図4〜8を用いて説明する。図4は、第1実施例に
よる負荷分散装置100が実装される通信装置20の主
要な構成要素(回線インターフェイスカード21の通信
データ入力制御部22)を示すブロック図である。図5
は、1段目のロードバランス制御部による振り分け処理
を示すフローチャートである。図6は、2段目以降のロ
ードバランス制御部による振り分け処理(再振り分け処
理)を示すフローチャートである。図7は、第1実施例
で扱われるPOSフレームのフォーマットを示す図であ
る。図8は、第1実施例で扱われるPOS−PHYイン
タフェースの構成図である。
【0055】図4に示すように、第1実施例による負荷
分散装置100は、図1に示した負荷分散装置100と
ほぼ同じ構成を備えている。但し、第1実施例では、回
線上を転送されるフレームとしてPOSフレームが適用
され、回線インターフェイスとしてPOSインターフェ
イスが適用される。このため、第1実施例の通信装置
(通信データ入力制御部22)は、回線インターフェイス
部1に相当する受信手段としてのPOSインターフェイ
ス部(POS−PHYインターフェイス部)1Aを有し、
POSインターフェイス部1で受信されるPOSフレー
ムに対する処理を行う。
【0056】図7に示すように、POSフレームは、S
ONET/SDHフレームとPPPフレームからなる。
POSは、“Packet Over SONET/SDH”の略で、SON
ET/SDH上でPPP(Point to Point Protocol)フ
レームを送信するためのプロトコルであり、RFC−1
661等で規定されている(RFCはプロトコルを始め
とするインターネット関連の情報をまとめた文書であ
る)。
【0057】簡単に説明すると、SONET/SDHフ
レームはOSI参照モデルのレイヤ1に当たり、PPP
フレームはレイヤ2 に当たる。図7中のSOHは“Sec
tionOver Head”の略で、SONET/SDHフレーム
のレイヤ1の情報を格納する領域であり、ペイロードは
ユーザデータを格納する領域であり、ペイロードにPP
Pフレームが格納されている。
【0058】PPPフレームはHDLC−likeのフ
レーム構成を取っており、PPPパケット内のInfo
rmation領域にIPv4,IPv6等のレイヤ3
のデータを格納している。またInformation
領域に格納されているレイヤ3のプロトコルを示す情報
をProtocol ID領域に格納している。プロト
コルIDは、例えば、IPv4は“0x0021”に規
定され、IPv6は“0x0057”に規定されてい
る。
【0059】図4に戻って、POSインターフェイス部
1Aは、POSフレームを受信すると、SONET/S
DHのフレームヘッダ(SOH)を外し、ペイロード内に
格納されているPPPフレームのFlagとFCSを外
したフレームを、各ロードバランス制御部2と、位相補
正部3へPOS−PHYインタフェースを使用して送信
する。
【0060】POS−PHYインターフェイスは、PP
Pフレームをパラレル伝送するための一般的なインタフ
ェースであり、通常、POSインタフェースを持つ回線
インタフェース用デバイスは、POS−PHYインタフ
ェースを具備している。
【0061】POS−PHYインタフェースは、PHY
デバイスとLINKデバイス間のデータ転送のためのイ
ンタフェースを規定したものであり、図4では、POS
インターフェイス部1AがPHYデバイスに相当し、各
ロードバランス制御部2、及び位相補正部3がLINK
デバイスに相当する。
【0062】図8(A)は、POS−PHYインターフェ
イスの構成イメージを示す図であり、図8(B)は、PH
YデバイスからLINKデバイスへ伝送される信号のタ
イムチャートを示す図であり、図8(C)は、MOD
[1:0]の機能説明表である。
【0063】図8(A)において、CLKは、データ転送
のためのクロック信号であり、PHY及びLINKデバ
イスに夫々供給される。PHYデバイスは、CLKに従
って、LINKデバイスにDATA,SOP,EOP,
MOD,VALID,及びERRの各信号を伝送する。
【0064】図8(B)に示すように、DATA,SO
P,EOP,MOD,VALID,及びERRの各信号
はCLKの立ち上がりエッジに同期する。DATA[3
1 :0]は、データバスであり、ビット幅は32ビッ
トである。SOPは“1(ON)”の時、DATA[3
1:0]上にフレームの先頭データがあることを示す。
また、フレームの先頭バイトは、いつもDATA[3
1:24]のMSB側に配置されることが決められてい
る。
【0065】EOPは“1(ON)”の時、DATA[3
1:0]上にフレームの最終データがあることを示す。
MOD[1:0]は、EOP=1の時におけるDATA
[31:0]上の無効バイト数を示す。
【0066】ERRは、EOP=1の時にERR=1で
あれば、そのフレームがエラーフレームであることを示
す。エラーフレームは、POSインターフェイス1Aが
POSフレーム受信時にFCS(Frame Check Sequence)
エラーを検出した障害発生フレームである。
【0067】VALIDは、“1”の時、DATA,S
OP,EOP,MODが有効であることを示す。図8
(B)に示すタイムチャートは、10バイト長の正常フレ
ーム(ERR=0)と19バイト長のエラーフレーム
(ERR=1)とを転送したときを例として示してい
る。
【0068】図8(C)に示すように、MOD[1:0]
は、“00”,“01”,“10”,“11”の4つの状
態をとり、“00”のときDATA[31:0]が有効デ
ータであることを示し、“01”のときDATA[7:
0]が無効データであることを示し、“10”のときD
ATA[15:0]が無効データであることを示し、“1
1”のときDATA[23:0]が無効データであること
を示す。第1実施例の構成は、上記した点を除き、図1
〜3とほぼ同じであるので、同じ点については説明を省
略する。
【0069】次に、第1実施例における負荷分散装置1
00の動作を、図5及び図6に示したフローチャートと
併せて説明する。図5において、通信装置の電源投入又
はリセットが解除されると、CPU10は、CPUバス
を介して、各ロードバランス制御部2に対し、初期設定
を実施する(ステップ(以下、「S」と表記)01)。即
ち、CPU10は、初期設定として、ロードバランス制
御部2-#1に対し、ロードバランス制御のON/OF
F設定、DBGモードの設定、DBGモードON時の固
定振り分け先値、振り分け処理で使用する生成多項式を
設定する。
【0070】もっとも、CPU10は、この初期設定
を、2段目以降のロードバランス制御部2に対しても行
う(図6のS01)。但し、CPU10は、ロードバラン
ス制御部2-#1のみにロードバランス制御のON設定
を行い、その他のロードバランス制御部2にはOFF設
定を行う。
【0071】DBGモードはDebug(試験/評価)
モードを意味し、DBGモードがONの時(S02;Y
ES)は、予め設定した固定振り分け先値(方路番号)
が、方路選択信号としてセレクタ5に送信される(S1
4)。これによりDBGモードがON設定時は、ロード
バランス制御による振り分けは発生せず、固定的に設定
した方路に対してフレーム送信が可能となる。このた
め、評価時や試験時に効率良くフレームの負荷試験やロ
ードバランス制御部の動作評価等を実施することが可能
となる。このDBGモードは、本発明の負荷分散装置に
対する付加的な構成であり、必要に応じて付加・削除で
きるものである。
【0072】第1実施例で使用される振り分けアルゴリ
ズム(ロードバランス制御)は、ロードバランス制御部2
に入力されるフレームのアドレスビットを設定された生
成多項式で除算するものとし、NWP8の実装数がN
(Nは1以上の整数)個の場合、余りがN−1以下になる
ような生成多項式が設定される。これは、生成多項式の
最高次数をNにすることで実現可能である。また、余り
がL(Lは0以上の整数)であれば、L+1番のNWP8
に対してフレーム送信を行う。例えば、NWP8の実装
数が5個であれば、余りが4以下になるように最高次数
が5の生成多項式を設定する。この生成多項式によるア
ドレスビットの除算において、余りが0であればNWP
8-#1へフレームを送信し、余りが4であれば、NW
P8-#5へ送信する。
【0073】ロードバランス制御部2-#1は、POS
−PHYインタフェース上で、VALID=1且つSO
P=1を受信時(S03;YES)に、DATA上にフレ
ームの先頭バイトがあることを認識し、Informa
tionフィールドに格納されているレイヤ3のプロト
コルを示すプロトコルIDの検索を行う(S04,S0
5,S06)。
【0074】このとき、位相補正部3は、ロードバラン
ス制御部2と同時にVALID=1且つSOP=1を受
信すると、セレクタ4経由で、ロードバランス制御部2
-#1からのフレーム送信許可信号がONとなる迄、こ
のフレームを位相補正部3の内部に設けられたFIFO
に格納し、分配部7への送信を停止する。これは、ロー
ドバランス制御部2-#1によるフレーム振り分け処理
による振り分け先が決定する前に、分配部7へフレーム
が送信されるのを防ぐ為である。
【0075】ロードバランス制御部2は、プロトコル検
索として、入力されたフレームのプロトコルIDがIP
v4か否かの判定(S04)、IPv6か否かの判定(S
05)、及びMPLS(MultiProtocol Label Switching)
かそれ以外かの判定(S06)を行う。ここで、MPL
S,IPv4,IPv6であるか否かをチェックするの
は、POSフレーム上では、ユーザデータとしてMPL
S,IPv4,IPv6が大半を占め、これら以外のプ
ロトコルのレートはMPLS,IPv4,及びIPv6
に比べて非常に低いことが予想されるので、特定のNW
P8に集中して割り振るようにしても、通信品質に影響
を与えないと考えられる為である。
【0076】ロードバランス制御部2-#1は、MPL
S,IPv4,IPv6以外の他プロトコルを検出した
場合(S06;NO)には、振り分け先(割り振り先)の固
定によりハードウェアの制御を簡易にするために、該当
フレームが特定のNWP8(ここでは、NWP8-#1)
に常に送信されるようにする。これは、方路選択信号と
して、NWP8-#1への振り分けを意味する値(ここで
は、“0”)を送信することで実現される(S11)。
【0077】ロードバランス制御部2-#1は、MPL
S,IPv4,IPv6の各プロトコルを検出した場合
には、各プロトコルに対応する演算処理(フレームの振
り分け処理)を行う(S07,S08,S09)。各演算処
理において、ロードバランス制御部2-#1は、プロト
コルのアドレスフィールドを検索し、アドレスフィール
ドに格納されたアドレスビットに対して、設定された生
成多項式による除算を行う。
【0078】続いて、ロードバランス制御部2-#1
は、除算の結果により得られた余り値を、方路選択信号
として、セレクタ5へ送信する(S10)。さらに、ロー
ドバランス制御部2-#1は、除算の結果が得られた演
算終了時点,又は方路選択信号の送出が終わった時点
で、セレクタ4に対し、フレーム送信許可信号をOFF
→ON→OFFする送信制御を行う(S12,S13)。
【0079】このとき、デコード部6は、ロードバラン
ス制御部2-#1からのステータス信号がONであり、
他のロードバランス制御部2からのステータス信号がO
FFとなっているため、セレクタ信号“0”を各セレク
タ4,5に与える。
【0080】セレクタ信号“X−1”は、各セレクタ4
及び5がX段目のロードバランス制御部2が出力した方
路選択信号及びフレーム許可信号を夫々選択することを
意味する。セレクタ信号が“0”であれば、ロードバラ
ンス制御部2-#1から送信されたフレーム送信許可信
号がセレクタ4を経由して位相補正部3に与えられ、方
路選択信号がセレクタ5を経由して分配部7へ与えられ
る。
【0081】その後、位相補正部3は、フレーム送信許
可信号がONとなると、FIFOに一旦蓄積していたフ
レームを分配部7へ送信する。分配部7は、方路選択信
号の値に従い、フレームを送信すべきNWP8を選択す
る。例えば方路選択信号が“1”であれば、NWP8-
#2へフレームが送信される制御を行う。これによっ
て、位相補正部3から送信されたフレームは、分配部7
を介して振り分け先に相当するNWP8に与えられる。
負荷分散装置100は、1段目のロードバランス制御部
2-#1による振り分け処理で偏りが発生しない場合に
は、上記の通り動作する。
【0082】次に、1段目のロードバランス制御部2-
#1によるフレームの振り分け処理によって、フレーム
振り分けの偏りが生じた場合には、負荷分散装置100
は、以下のように動作する。
【0083】図6において、2段目のロードバランス制
御部2-#2は、1段目のロードバランス制御部2-#1
のロードバランス制御がON状態の時に、ロードバラン
ス制御部2-#1から送信される振り分け情報をモニタ
(監視)し、振り分けの偏りが発生しているか否かを判定
する(S101)。
【0084】前段に相当するロードバランス制御部2
は、フレームに対する方路選択信号を生成する毎に、そ
の方路選択信号を振り分け情報(振り分け結果)として次
段のロードバランス制御部2に入力する。次段のロード
バランス制御部2は、前段のロードバランス制御部2か
らの振り分け情報に基づき、単位時間あたりの振り分け
数(方路選択信号の数)を方路(NWP8)毎にカウントす
る。各単位時間あたりの振り分け数には、所定の閾値が
夫々設定(CPU10による初期設定で設定)されてい
る。2段目以降のロードバランス制御部2は、ある方路
に対する単位時間あたりの振り分け数が閾値を上回る
と、フレームの振り分け先がその方路に偏っているもの
と判定し、これを偏りとして検出する。
【0085】ロードバランス制御部2-#2は、フレー
ムの振り分けに偏りを検出した場合(S101;YES)
には、自身の振り分けアルゴリズム(ロードバランス制
御)をONにし(S102)、その後、POSインターフ
ェイス部1から入力されるフレームに対し、偏りの発生
した方路向けのフレームか否かを判定する(S103)。
【0086】次段のロードバランス制御部2は、自身に
入力されるフレームに対する処理を、そのフレームに対
する前段のロードバランス制御部2による振り分け結果
(振り分け情報としての方路選択信号)と同期をとって行
う(フレームの振り分け処理をその振り分け結果を参照
して行う)ようになっており、そのフレームに対する振
り分け結果が、偏りの発生している方路の方路選択信号
であるか否かを判定することによって、当該フレームが
偏りの発生した方路向けか否かを判定する。
【0087】ロードバランス制御部2-#2は、入力さ
れたフレームが偏りの発生した方路向けである場合(S
103;YES)には、そのフレームに対してのみ、再
度のフレームの振り分け処理を行い、振り分け結果とし
て得た方路選択信号と異なる値の方路選択信号を生成し
セレクタ5に送出する(図6のS04〜S10)。
【0088】これに対し、ロードバランス制御部2-#
2は、入力されたフレームが偏りの発生した方路向けで
ない場合(S103;NO)には、そのフレームに対する
振り分け結果として得た方路選択信号をそのままセレク
タ5に送出する(S104)。
【0089】ロードバランス制御部2-#2からセレク
タ5へ送信される方路選択信号は、振り分け情報とし
て、次段のロードバランス制御部2-#3に与えられ、
次段のロードバランス制御部2-#3の監視及び偏りの
検出処理の利用に供される。
【0090】ロードバランス制御部2-#2は、方路選
択信号を送出した後に、フレーム送信許可信号のOFF
→ON→OFF制御を行う(図6のS12,S13)。例
えば、ロードバランス制御部2-#1によるフレーム振
り分けにおいて、NWP8-#1に対するフレーム振り
分けが集中し、偏りが発生した場合に、2段目のロード
バランス制御部2-#2は、振り分け情報のモニタによ
り、NWP8-#1向けのフレームに偏りが生じている
ことを検出し、自身のロードバランス制御をOFFから
ONに自律的に切り替えて、NWP8-#1向けのフレ
ームに対してのみ、1段目のロードバランス制御部2-
#1とは異なる生成多項式で除算を行い、フレームの再
振り分けを行う。一方、NWP8-#1向け以外のフレ
ームは偏りが発生していないため、ロードバランス制御
部2-#2は、ロードバランス制御部2-#1の振り分け
をそのまま使用し、振り分け情報として得た方路選択信
号を送信する。
【0091】デコード部6は、ロードバランス制御部2
-#2のステータス信号がOFFからONに切り替わっ
た時点で、セレクタ信号を“0”から“1”(ロードバ
ランス制御部2-#2からの出力を選択することを意味
する)に変更し、セレクタ4及びセレクタ5ヘ送信す
る。
【0092】従って、セレクタ4は、ロードバランス制
御部2-#2からのフレーム送信許可信号を選択して位
相補正部3に入力し、セレクタ4は、ロードバランス制
御部2-#2からの方路選択信号を選択して分配部7に
入力する。
【0093】以上の動作によれば、フレームが集中して
いたNWP8-#1向けのフレームは、ロードバランス
制御部2-#2において、再度他の方路(他のNWP8)
に向けて散らばる。これによって、NWP8-#1へさ
らに負荷が集中することが防止されるとともに、振り分
け先が分散されることによって、特定の他の方路へ振り
分け先が集中することを防止することができる。一方、
1段目のロードバランス制御部2-#1において、他の
方路へ振り分けられていたフレームは、その振り分け先
のままで、ロードバランス制御を継続して行うことが可
能となる。従って、この方路に対しては、再振り分けに
よる影響は生じず、通信の品質を維持することができ
る。
【0094】その後、2段目のロードバランス制御部2
-#2をONにしてもフレーム振り分けの偏りが解消し
ない場合や、逆に他の方路でフレームの偏りが発生した
場合には、次段に相当する3段目のロードバランス制御
部2-#3のロードバランス制御がONとなる。ロード
バランス制御部2-#3は、上記したロードバランス制
御部2-#2と同様のロードバランス制御(図6参照)を
行う。このような形式で次段以降のロードバランス制御
が実施されることとなる。
【0095】第1実施例による負荷分散装置100によ
れば、ロードバランス制御部2を1段通過することで、
フレームは各方路へ散ることとなり、2段目以降は、偏
った方路のフレームのみ再度振り分けを行う。このた
め、他の方路に対する影響を最小限に抑えたまま、各段
を通過する度にフレームは均等な負荷分散に近づく。こ
のようにして、負荷が集中していないNWP8へのフレ
ームの振り分けは維持したままで、NWP8に対する負
荷を均等に分散させることができる。
【0096】〔第2実施例〕本発明による負荷分散装置
の第2実施例を、図9,10及び11を用いて説明す
る。図9は、負荷分散装置の第2実施例を実装した通信
装置の主要な構成要素(回線インターフェイスカード2
1の通信データ入力制御部22)を示す図であり、図1
0は、第2実施例における1段目のロードバランス制御
部2の処理を示すフローチャートであり、図11は、第
2実施例における2段目以降のロードバランス制御部2
の処理を示すフローチャートである。第2実施例は、第
1実施例と共通点を有するので、共通点については説明
を省略し、主として相違点について説明する。
【0097】図9に示すように、第2実施例の負荷分散
装置100Aは、第1実施例の負荷分散装置100に対
し、更新制御部11を追加した構成となっている。更新
制御部11は、N段目のロードバランス制御部2-#N
のロードバランス動作(振り分け処理)のON/OFF動
作を示すステータス信号と振り分け情報をモニタ(監視)
する。更新制御部11による最終段のロードバランス制
御部2-#Nの監視及び偏りの検出手法は、2段目以降
のロードバランス制御部2による手法と同様である。
【0098】更新制御部11は、ロードバランス制御部
2-#Nのロードバランス制御がON状態で、且つロー
ドバランス制御部2-#Nのフレーム振り分けに偏りが
生じた場合には、全てのロードバランス制御部2に対
し、更新制御信号を与える。この更新制御信号の付与
は、更新制御部11が各ロードバランス制御部2に対
し、更新制御信号のOFF→ON→OFFの送信制御を
行うことで実現される。
【0099】第2実施例では、ロードバランス制御部2
-#Nのロードバランス制御がON状態で、且つロード
バランス制御部2-#Nのフレーム振り分けに偏りが生
じた場合には、更新制御部11が、N段全てのロードバ
ランス制御部2を使用してもフレームの偏りが解消され
なかったものとして、全てのロードバランス制御部2に
対し、更新制御信号が与えられる。
【0100】図9に示すように、1段目のロードバラン
ス制御部2-#1は、更新制御部11による更新制御信
号のONを監視するようになっており(S201)、更新
制御信号のONを検出した場合(S201;YES)に
は、フレームの振り分け処理に使用している生成多項式
を更新する(S202)。
【0101】一方、図11に示すように、2段目以降の
ロードバランス制御部2-#2〜Nの夫々は、ロードバ
ランス制御部2-#1と同様に、更新制御部11による
更新制御信号のONを監視するようになっており(S2
01)、更新制御信号のONを検出した場合(S201;
YES)には、フレームの振り分け処理に使用している
生成多項式を更新するとともに、自身のロードバランス
制御(振り分け処理)をOFFにする(S203)。
【0102】これによって、各ロードバランス制御部2
の生成多項式が更新されると共に、1段目のロードバラ
ンス制御部2-#1のみONとなりフレームの振り分け
が再度開始される。各ロードバランス制御部2には、初
期設定時にCPU10より、それぞれ異なる更新用の複
数の生成他項式が設定されるようになっている。このた
め、最終的に最適なロードバランスを実施できる生成多
項式を選択することができる。
【0103】〔第3実施例〕次に、本発明による負荷分
散装置の第3実施例を、図4,5及び12を用いて説明
する。図12は、第3実施例における2段目以降のロー
ドバランス制御部2の処理を示すフローチャートであ
る。第3実施例は、第1実施例と共通点を有するので、
共通点については説明を省略し、主として相違点につい
て説明する。
【0104】第3実施例では、2段目以降のロードバラ
ンス制御部2の夫々は、図12のフローチャートに示し
た動作を行う。ロードバランス制御部2-#1は、第1
実施例と同様に、図5のフローチャートに示した動作を
行う。
【0105】第3実施例では、2段目以降のロードバラ
ンス制御部2は、前段のロードバランス制御部2による
フレーム振り分け状態の監視用のタイマを持つ。図12
に示すように、CPU10は、初期設定において、タイ
マ値を設定する(S301)。タイマ値は、比較的大きな
値(例えば、1時間以上)を設定可能となっている。
【0106】2段目以降のロードバランス制御部2のロ
ードバランス制御は、前段のロードバランス制御部2に
おいて振り分けの偏りが生じた場合にONとなる。しか
し、フレームの送信状態が時間経過とともに変化し、前
段のロードバランス制御部2の振り分け処理による振り
分け先(方路)の偏りが解消した場合(単位時間あたりの
振り分け数が閾値を下回った場合)には、2段目以降の
ロードバランス制御部2は、自身のロードバランス制御
によって、偏りの生じた方路のフレームの再振り分けを
する必要が無くなる。
【0107】このため、偏り解消の状態が、タイマ(例
えば、1時間周期)時間継続すれば(S302)、2段目
以降のロードバランス制御部2は、自身のロードバラン
ス制御をONからOFFに自律的に切り替える(S30
3)。これによって、限りのあるロードバランス制御の
段数を有効的に使用することが可能となる。
【0108】〔第4実施例〕次に、本発明による負荷分
散装置の第4実施例を、図13,14,15及び16を用
いて説明する。図13は、負荷分散装置の第4実施例
(負荷分散装置100B)を実装した通信装置の主要な構
成要素(回線インターフェイスカード21の通信データ
入力制御部22)を示す図であり、図14は、第4実施
例における1段目のロードバランス制御部2の処理を示
すフローチャートであり、図15は、第4実施例におけ
る2段目以降のロードバランス制御部2の処理を示すフ
ローチャートである。第4実施例は、第1実施例と共通
点を有するので、共通点については説明を省略し、主と
して相違点について説明する。
【0109】図13に示すように、第4実施例では、各
NWP8がCPUインタフェースを持ち、CPUバスを
介してCPU10と通信を行う。CPU10は、CPU
バスを介して、各NWP8の正常性を監視しており、特
定のNWP8に障害が発生した場合には、直ちにそれを
認識する。例えば、CPU10は、障害が発生したNW
P8からのアラームを検出することによって障害発生を
認識する。
【0110】第4実施例では、特定のNWP8が障害と
なった場合、そのNWP8に振り分けられたフレームが
通信不可となり廃棄されることを避ける為、CPU10
は、各ロードバランス制御部2に対し、リセットを起動
すると共に、正常なNWP8の数を意識した生成多項式
を新たに設定する。これは、正常時にN個のNWP8が
動作しているとすると、生成多項式は余りがN−1以下
になるように最高次数がNの生成多項式が設定されてい
るが、ある1つのNWP8が障害になった場合には、余
りN−2以下となるように最高次数がN−1の生成多項
式を新たに更新することを指す。
【0111】また、複数のNWP8には、予め除算の余
り値と1対1に対応するように方路番号を割り振ってい
る為、この番号を変換する方法が必要となる。例えば、
NWP8が5個実装されている場合には、NWP8-#
1〜5に対応して、0〜4の方路番号を割り振ると共
に、生成多項式で除算した余りも4以下になるように、
最高次数が5の生成多項式が初期時に設定される。
【0112】上記例でNWP8-#4が障害になった場
合は、正常に動作可能なNWP8が4個となるため、除
算の余りが3以下になるように最高次数が4の生成多項
式に設定を変更する。ところが、正常なNWP8は、#
1、#2、#3、#5(#4は障害)の4つであるの
で、生成多項式を変更するだけでは、余りが3の場合
に、フレームがNWP8-#4へ送信されてしまう。こ
のため、余りが3の場合には、NWP8-#5へ送信さ
れるように、除算の余り値と方路選択信号の関係を正常
時と異常時で変換する必要がある。
【0113】第4実施例では、各ロードバランス制御部
2は、除算の余り値と方路選択信号の関係を変換するた
めの方路番号変換テーブルを持ち、リセット後の初期設
定時にCPU10から初期設定(方路番号変換テーブル
の設定内容変更)を行う。
【0114】図16は、方路番号変換テーブルの例を示
す。図16の例では、NWP8が通信装置に8個実際さ
れている場合で、全てのNWP8が正常な場合(図16
(A))、NWP8-#3が障害になった場合(図16
(B))、NWP8-#及びNWP8-#5が障害になった
場合(図16(C))の方路番号変換テーブルの設定内容を
示している。
【0115】CPU10は、全ての障害発生パターン
(正常パターンを含む)の方路番号変換テーブルのマスタ
データを持ち、初期設定時において、障害発生パターン
に応じた設定内容を、各ロードバランス制御部2の方路
番号変換テーブルに書き込む(図14,15のS40
1)。
【0116】一方、各ロードバランス制御部2は、S0
4,S05,S06の何れかの演算処理により除算の余り
値を求めた場合には、方路番号変換テーブルを参照し、
余り値に対応する値の方路選択信号を取得し、これを送
出する(図14,15のS402)。
【0117】以上により、NWP8に障害が発生した場
合でも、速やかに他の正常なNWP8にフレームの割り
振りが可能となり、障害NWP8が交換等で正常に戻る
までの間、障害による影響を最小限に抑えることが可能
となる。
【0118】なお、図14,15に示すフローチャート
では、IPv4,IPv6及びMPLS以外のプロトコ
ルのフレームが割り振られるNWP8に障害が発生した
場合を考慮していないが、方路番号変換テーブルの設定
内容を、当該NWP8に障害が発生した場合を想定して
作成し、ロードバランス制御部2が、S06にてNOと
判定した場合に、S11において方路番号変換テーブル
を参照し、IPv4,IPv6及びMPLS以外のプロ
トコルのフレームが割り振られるNPW8の方路選択信
号の値(方路選択番号)を取得し、これを送出するように
すれば良い。また、DBGモードの固定振り分け先(S
14)についても、同様にすることが可能である。
【0119】〔変形例〕本発明の原理及び第1〜4実施
例で示した通信装置(回線インターフェイスカード)は、
以下の変形が可能である。第1の変形例として、位相補
正部3は、不完全なフレーム長のフレームやエラーフレ
ームを受信した場合に、NWP8に対する負荷を低減さ
せるために該当フレームの廃棄処理を行うようにしても
良い。
【0120】不完全なフレーム長とは、本来あるべきフ
レーム長さでないフレームを指し、これは各プロトコル
のヘッダ内に格納されているフレーム長フィールドの情
報(フレームに付加されている)により、各ロードバラン
ス制御部2においてチェックすることができる。また、
エラーフレームとはPOS−PHYインタフェース上で
EOP=1且つERR=1のフレームを指す。
【0121】第1の変形例では、位相補正部3は、SO
P=1のフレームをFIFOに受信及び蓄積したときに
は、EOP=1となるまで、ONのフレーム送信許可信
号を受け取ってもそのフレーム送信を待機する。その
後、EOP=1を受信した時に、フレーム長及びERR
信号の状態をチェックし、正常であればそのフレームを
分配部7に送信し、フレ−ム長違反やエラーフレームを
受信した時は、そのフレーム全体を廃棄する。フレーム
廃棄は、SOP=1のデータを格納したFIFOアドレ
スの1つ前のアドレスに強制的にアドレスポインタを戻
すことにより容易に実現することができる。
【0122】第1の変形例によれば、異常なフレームを
受信した場合に、そのフレームをNWP8へ送信せず廃
棄することで、NWP8に対する負荷を低減させること
が可能となる。
【0123】第2の変形例として、負荷分散装置100
が2重化構成のような冗長構成を持つようにしても良
い。この場合には、現用系(アクティブ系)の負荷分散装
置の各ロードバランス制御部2に設定される生成多項式
と同じ生成多項式を予備系(スタンバイ系)の負荷分散装
置の各ロードバンス制御部2に設定する。この設定は、
例えば、CPU10が初期設定において行う。
【0124】第2の変形例によれば、系の切り替えが発
生した場合においても、新現用系の各ロードバランス制
御部2は、旧現用系において直前まで使用されていた生
成多項式を使用できる。このため、系の切り替え後であ
っても、瞬時に最適なロードバランス制御を提供するこ
とが可能となる。
【0125】第3の変形例として、CPUバスに表示手
段としての表示装置(ディスプレイ)を接続し、振り分け
処理を実行しているロードバランス制御部で使用されて
いる振り分け条件、各ネットワークプロセッサに対する
入力情報の振り分け状態、振り分け処理を実行する状態
となっているロードバランス制御部の数として、各段の
ロードバランス制御部2によるフレーム振り分け状況、
各方路への振り分け比率、方路単位の送信フレーム数、
現在ON状態のロードバランス制御部、現在選択されて
いる生成多項式等が、CPU10によるソフトウェアの
実行によってディスプレイに表示されるようにしても良
い。
【0126】第3の変形例によれば、システム全体(負
荷分散装置全体)としてのロードバランス状態をネット
ワーク管理者やユーザに対して公開し、運用管理を容易
に行うことが可能となる。
【0127】以上説明したように、本発明によれば、ロ
ードバランス制御部を多段接続することで、フレームの
振り分けに偏りが発生した場合でも、その偏りの生じた
方路向けのフレームのみ次段のロードバランス制御部で
再度振り分けを行うことより、他の方路のフレームに影
響を与えることなく、最適なロードバランス制御の提供
を行うことが可能となる。
【0128】また、NWPの障害発生時や負荷分散装置
の冗長構成時においても速やかに最適なロードバランス
制御の提供を行うことが可能となり、通信装置内のNW
P8の能力を最大限に引き出すことができる。これによ
り、通信装置の性能向上、及び信頼度の高いネットワー
クの提供に大きく寄与することができる。
【0129】〔その他〕本発明は、以下のように特定す
ることができる。 (付記1) 受信手段と、この受信手段で受信された入
力情報に対する処理を行う複数のネットワークプロセッ
サとを含む通信装置に設けられ、直列に多段接続され、
受信手段から入力情報を夫々受け取り、入力情報を所定
の振り分け条件に従ってネットワークプロセッサの何れ
かに振り分ける振り分け処理を入力情報毎に実行する複
数のロードバランス制御部を含み、2段目以降の各ロー
ドバランス制御部は、前段のロードバランス制御部によ
る振り分け処理を監視し、入力情報の振り分け先が特定
のネットワークプロセッサに偏っている場合には、自身
に入力された入力情報であって前段のロードバランス制
御部にて前記特定のネットワークプロセッサに振り分け
られた入力情報を、前段のロードバランス制御部で使用
された振り分け条件と異なる振り分け条件に従って、他
のネットワークプロセッサに振り分ける、ネットワーク
プロセッサの負荷分散装置。 (付記2) 最終段のロードバランス制御部による振り
分け処理を監視し、入力情報の振り分け先が特定のネッ
トワークプロセッサに偏っている場合には、全てのロー
ドバランス制御部で使用されている振り分け条件を更新
する更新制御部をさらに含む、付記1記載のネットワー
クプロセッサの負荷分散装置。 (付記3) 前記2段目以降の各ロードバランス制御部
は、前段のロードバランス制御部の振り分け処理による
振り分け先の偏りが解消してから所定時間が経過した場
合に、自身が振り分け処理を実行しているときには、こ
の振り分け処理を停止する、付記1記載のネットワーク
プロセッサの負荷分散装置。 (付記4) 各ロードバランス制御部が、受信手段から
受け取った入力情報に対し、前記振り分け処理を実行す
ることなく所定のネットワークプロセッサに振り分け
る、付記1記載のネットワークプロセッサの負荷分散装
置。 (付記5) 各ロードバランス制御部は、複数のネット
ワークプロセッサの何れかに障害が発生した場合に、自
身が使用している振り分け条件を、この障害が発生した
ネットワークプロセッサを除く振り分け先に対応する他
の振り分け条件に変更する、付記1記載のネットワーク
プロセッサの負荷分散装置。 (付記6) 受信手段と、前記受信手段で受信された入
力情報に対する処理を行う複数のネットワークプロセッ
サと、直列に多段接続され、前記受信手段から入力情報
を夫々受け取り、入力情報を所定の振り分け条件に従っ
てネットワークプロセッサの何れかに振り分ける振り分
け処理を入力情報毎に実行する複数のロードバランス制
御部を含み、2段目以降の各ロードバランス制御部は、
前段のロードバランス制御部による振り分け処理を監視
し、入力情報の振り分け先が特定のネットワークプロセ
ッサに偏っている場合には、自身に入力された入力情報
であって前段のロードバランス制御部にて前記特定のネ
ットワークプロセッサに振り分けられた入力情報を前段
のロードバランス制御部で使用された振り分け条件と異
なる振り分け条件に従って他のネットワークプロセッサ
に振り分ける負荷分散装置と、を含む通信装置。 (付記7) 前記受信手段で受信された異常な入力情報
を、前記ネットワークプロセッサの何れかに与えること
なく廃棄する、付記6記載の通信装置。 (付記8) 前記振り分け処理を実行しているロードバ
ランス制御部で使用されている振り分け条件、各ネット
ワークプロセッサに対する入力情報の振り分け状態、前
記振り分け処理を実行する状態となっているロードバラ
ンス制御部の数のうち、少なくとも一つを表示する表示
手段をさらに含む、付記6記載の通信装置。 (付記9) 受信手段と、前記受信手段で受信された入
力情報に対する処理を行う複数のネットワークプロセッ
サと、直列に多段接続され、前記受信手段から入力情報
を夫々受け取り、入力情報を所定の振り分け条件に従っ
て前記複数のネットワークプロセッサの何れかに振り分
ける振り分け処理を入力情報毎に実行する複数のロード
バランス制御部を含み、2段目以降の各ロードバランス
制御部が、前段のロードバランス制御部による振り分け
処理を監視し、入力情報の振り分け先が特定のネットワ
ークプロセッサに偏っている場合には、自身に入力され
た入力情報であって前段のロードバランス制御部にて前
記特定のネットワークプロセッサに振り分けられた入力
情報を、前段のロードバランス制御部で使用された振り
分け条件と異なる振り分け条件に従って他のネットワー
クプロセッサに振り分ける、複数の負荷分散装置とを含
み、前記負荷分散装置の何れかが現用系として使用さ
れ、他の負荷分散装置が予備系となっている場合に、こ
の現用系の負荷分散装置に含まれた各ロードバランス制
御部で使用される振り分け条件を、予備系の負荷分散装
置に含まれた各ロードバランス制御部に設定する、通信
装置。
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、入力情報の振り分け先
が特定のネットワークプロセッサに偏った場合に、他の
ネットワークプロセッサに振り分けられた入力情報に影
響を与えることなく偏りを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の原理説明図である。
【図2】図2は、本発明による負荷分散装置が実装され
る通信装置の構成を示す図である。
【図3】図3は、本発明による負荷分散装置が実装され
る通信装置の構成を示す図である。
【図4】図4は、負荷分散装置の第1実施例を示すブロ
ック図である。
【図5】図5は、1段目のロードバランス制御部による
振り分け処理を示すフローチャートである。
【図6】図6は、2段目以降のロードバランス制御部に
よる振り分け処理(再振り分け処理)を示すフローチャー
トである
【図7】図7は、第1実施例で扱われるPOSフレーム
のフォーマットを示す図である。
【図8】図8(A)はPOS−PHYインターフェイスの
構成イメージを示す図であり、図8(B)はPHYデバイ
スからLINKデバイスへ伝送される信号のタイムチャ
ートを示す図であり、図8(C)はMOD[1:0]の機能
説明表である。
【図9】図9は、負荷分散装置の第2実施例を示すブロ
ック図である。
【図10】図10は、第2実施例における1段目のロー
ドバランス制御部の処理を示すフローチャートである。
【図11】図11は、第2実施例における2段目以降の
ロードバランス制御部の処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】図12は、第3実施例における2段目以降の
ロードバランス制御部の処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】図13は、負荷分散装置の第4実施例を示す
ブロック図である。
【図14】図14は、第4実施例における1段目のロー
ドバランス制御部の処理を示すフローチャートである。
【図15】図15は、第4実施例における2段目以降の
ロードバランス制御部の処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】図16(A)、(B)及び(C)は、方路番号変換
テーブルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 回線インターフェイス部 1A POSインターフェイス部 2 ロードバランス制御部 3 位相補正部 4,5 セレクタ 6 デコーダ部 7 分配部 8 ネットワークプロセッサ(NWP) 9 スイッチ部(SW) 10 CPU 11 更新制御部 20 通信装置 21 回線インターフェイスカード 22 通信データ入力制御部 100 負荷分散装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信手段と、この受信手段で受信された
    入力情報に対する処理を行う複数のネットワークプロセ
    ッサとを含む通信装置に設けられ、直列に多段接続さ
    れ、受信手段から入力情報を夫々受け取り、入力情報を
    所定の振り分け条件に従ってネットワークプロセッサの
    何れかに振り分ける振り分け処理を入力情報毎に実行す
    る複数のロードバランス制御部を含み、 2段目以降の各ロードバランス制御部は、前段のロード
    バランス制御部による振り分け処理を監視し、入力情報
    の振り分け先が特定のネットワークプロセッサに偏って
    いる場合には、自身に入力された入力情報であって前段
    のロードバランス制御部にて前記特定のネットワークプ
    ロセッサに振り分けられた入力情報を、前段のロードバ
    ランス制御部で使用された振り分け条件と異なる振り分
    け条件に従って、他のネットワークプロセッサに振り分
    ける、ネットワークプロセッサの負荷分散装置。
  2. 【請求項2】 各ロードバランス制御部は、複数のネッ
    トワークプロセッサの何れかに障害が発生した場合に、
    自身が使用している振り分け条件を、この障害が発生し
    たネットワークプロセッサを除く振り分け先に対応する
    他の振り分け条件に変更する、請求項1記載のネットワ
    ークプロセッサの負荷分散装置。
  3. 【請求項3】 受信手段と、 前記受信手段で受信された入力情報に対する処理を行う
    複数のネットワークプロセッサと、 直列に多段接続され、前記受信手段から入力情報を夫々
    受け取り、入力情報を所定の振り分け条件に従ってネッ
    トワークプロセッサの何れかに振り分ける振り分け処理
    を入力情報毎に実行する複数のロードバランス制御部を
    含み、2段目以降の各ロードバランス制御部は、前段の
    ロードバランス制御部による振り分け処理を監視し、入
    力情報の振り分け先が特定のネットワークプロセッサに
    偏っている場合には、自身に入力された入力情報であっ
    て前段のロードバランス制御部にて前記特定のネットワ
    ークプロセッサに振り分けられた入力情報を前段のロー
    ドバランス制御部で使用された振り分け条件と異なる振
    り分け条件に従って他のネットワークプロセッサに振り
    分ける負荷分散装置と、を含む通信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段で受信された異常な入力情
    報を、前記ネットワークプロセッサの何れかに与えるこ
    となく廃棄する、請求項3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 受信手段と、 前記受信手段で受信された入力情報に対する処理を行う
    複数のネットワークプロセッサと、 直列に多段接続され、前記受信手段から入力情報を夫々
    受け取り、入力情報を所定の振り分け条件に従って前記
    複数のネットワークプロセッサの何れかに振り分ける振
    り分け処理を入力情報毎に実行する複数のロードバラン
    ス制御部を含み、2段目以降の各ロードバランス制御部
    が、前段のロードバランス制御部による振り分け処理を
    監視し、入力情報の振り分け先が特定のネットワークプ
    ロセッサに偏っている場合には、自身に入力された入力
    情報であって前段のロードバランス制御部にて前記特定
    のネットワークプロセッサに振り分けられた入力情報
    を、前段のロードバランス制御部で使用された振り分け
    条件と異なる振り分け条件に従って他のネットワークプ
    ロセッサに振り分ける、複数の負荷分散装置とを含み、 前記負荷分散装置の何れかが現用系として使用され、他
    の負荷分散装置が予備系となっている場合に、この現用
    系の負荷分散装置に含まれた各ロードバランス制御部で
    使用される振り分け条件を、予備系の負荷分散装置に含
    まれた各ロードバランス制御部に設定する、通信装置。
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