JP2017079399A - 伝送装置及び伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】予備パスを第1の現用パスと共有する第2の現用パスに対して、前記予備パスと区別可能な別の予備パスを設定できるようにして、通信の信頼性向上を図る。【解決手段】第1及び第2の現用パス#1及び#2に共有される第1の予備パスへ、第1のVLAN IDを付与したAPS信号を送信し、第2の現用パス#2に対する予備パス候補である第2の予備パスへ、第2のVLAN IDを付与したAPS信号を送信する。【選択図】図8

Description

本明細書に記載する技術は、伝送装置及び伝送システムに関する。
通信ネットワークの冗長化技術の一例として、Shared mesh protection(SMP)、あるいは、shared mesh restoration(SMR)と呼ばれる技術がある。
SMP又はSMRは、通信ネットワークにおける伝送帯域の有効利用を図りつつ、通信路(「パス」と称してよい。)の冗長化を図る技術の一例として注目されている。
例えば、ネットワーク運用の観点から、冗長パスをpre-configuredで提供又は設定するSMPに対する関心が高い。ITU−Tにおいても、線形リングプロテクションに続いて、SMPの標準化が進められている。例えば、OTNにおけるSMPの標準化もITU−Tにおいて進められている。
なお、「ITU−T」は、「International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector」の略称である。「OTN」は、「Optical Transport Network」の略称である。
国際公開第2014/017162号 特開2013−236131号公報 特開2015−023458号公報
ITU−T勧告G.8032 ITU−T勧告Y.1731 RFC4328 RFC7139
SMPやSMRにおいては、伝送帯域の有効利用の観点から、複数の現用(ワーク)パスのそれぞれに対して予備(プロテクション)パスを準備するのではなく、複数の現用パスに対して各現用パスに共有の1つの予備パスが準備される。
現用パスのいずれか1つに障害が発生すると、当該現用パスが共有の予備パスに切り替えられて、障害の発生した現用パスの通信が予備パスで救済される。
しかし、共有の予備パスが或る現用パスの救済に使用されている状態で、更に別の現用パスに障害が発生すると、当該別の現用パスの通信は、共有の予備パスによっては救済できない。
別言すると、SMPやSMRにおいては、或る現用パスの障害発生に応じて、別の現用パスに対する予備パスが喪失し得る。現用パスに対して予備パスが確保されない時間が生じることは、通信の信頼性の観点から好ましい状況とは云えない。
1つの側面では、本明細書の記載する技術の目的の1つは、予備パスを第1の現用パスと共有する第2の現用パスに対して、前記予備パスと区別可能な別の予備パスを設定できるようにして、通信の信頼性向上を図ることにある。
1つの側面において、伝送装置は、受信部と、送信部と、を備えてよい。受信部は、第1の現用パスと第2の現用パスとに共有される第1の予備パスに、障害の生じた前記第1の現用パスが切り替えられることを示すAPS(Automatic Protection Switching)信号を、前記第1の予備パスを通じて受信してよい。送信部は、前記APS信号の受信に応じて、前記第1の予備パスへ、第1のVLAN ID(Virtual Local Area Network identifier)を付与したAPS信号を送信し、前記第2の現用パスに対する予備パス候補である第2の予備パスへ、第2のVLAN IDを付与したAPS信号を送信してよい。
また、1つの側面において、伝送システムは、第1の現用パスと、第2の現用パスと、前記第1の現用パスと前記第2の現用パスとに共有される第1の予備パスと、前記第1の予備パスが経由する第1の伝送装置と、前記第2の現用パスが経由する第2の伝送装置と、を備えてよい。前記第1の伝送装置は、障害の生じた前記第1の現用パスが前記第1の予備パスへ切り替えられることを示すAPS信号を、前記第1の予備パスへ送信してよい。前記第2の伝送装置は、前記第1の予備パスを通じた前記APS信号の受信に応じて、前記第1の予備パスへ、第1のVLAN IDを付与したAPS信号を送信し、前記第2の現用パスに対する予備パス候補である第2の予備パスへ、第2のVLAN IDを付与したAPS信号を送信してよい。
1つの側面として、予備パスを第1の現用パスと共有する第2の現用パスに対して、前記予備パスと区別可能な別の予備パスを設定できるので、通信の信頼性向上を図ることができる。
一実施形態に係る通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。 図1に例示した通信ネットワークに対応する制御プレーンの構成例を模式的に示す図である。 図2に例示した制御プレーンに流れる制御メッセージを説明するための模式図である。 図1に例示した通信ネットワーク(データプレーン)において障害の発生したワークパスを、制御プレーンにて、共有区間のプロテクションパスに切り替える動作例を説明するための模式図である。 図4の動作例を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係る制御メッセージに有効又は無効を示すフラグ情報が設定されることを説明するための模式図である。 一実施形態に係る制御メッセージのフォーマット例を示す図である。 一実施形態に係る通信ネットワークの動作例を説明するための模式図である。 一実施形態に係るノードの動作例を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係るノードの動作例を説明するためのフローチャートである。 一実施形態に係るノードの構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係るノードの構成例を示すブロック図である。 図11及び図12に例示したパス状態管理テーブルの一例を示す図である。 図11及び図12に例示したパス切替管理テーブルの一例を示す図である。 図11及び図12に例示したパス状態管理テーブルの一例を示す図である。 図11及び図12に例示したパス状態管理テーブルの一例を示す図である。 図11及び図12に例示したパス状態管理テーブルの一例を示す図である。 一実施形態の第1変形例に係る通信ネットワークの動作例を説明するための模式図である。 第1変形例に係る通信ネットワークの構成例及び動作例を説明するための模式図である。 第1変形例に係る通信ネットワークの構成例及び動作例を説明するための模式図である。 第1変形例に係るノードの動作例を説明するためのフローチャートである。 第1変形例に係るノードの構成例示すブロック図である。 一実施形態の第2変形例に係る通信ネットワークの構成例及び動作例を説明するための模式図である。 第2変形例に係るノードの動作例を説明するためのフローチャートである。 第2変形例に係るノードの構成例を示すブロック図である。 各変形例を含む実施形態に係るノードのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。また、以下に説明する各種の例示的態様は、適宜に組み合わせて実施しても構わない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
(一実施形態)
図1は、一実施形態に係る通信ネットワークの構成例を示すブロック図である。図1に示す通信ネットワーク1は、「伝送システム1」と称してもよく、例示的に、伝送装置の一例である複数の通信ノードA〜F,X,Y,P及びQを備えてよい。
「通信ネットワーク」及び「通信ノード」は、それぞれ、「ネットワーク」及び「ノード」と略称することがある。ノードA〜F,X,Y,P及びQは、ネットワーク1のエレメント(NE)の一例であり、例示的に、メッシュ状に通信可能に接続されてメッシュネットワークを形成してよい。なお、図1には、NE数=10のケースを例示しているが、NE数は「10」に限られない。
図1に例示するように、ノードA−B間には第1の現用(ワーク)パス#1が設定されてよく、ノードC−D間には第2の現用(ワーク)パス#2が設定されてよい。ノードA−B間には、1又は複数のノードが存在してもよい。同様に、ノードC−D間にも、1又は複数のノードが存在してもよい。
第1のワークパス#1に対して、ノードA−X−Y−Bを経由する予備(プロテクション)パスが設定されてよい。また、第2のワークパス#2に対して、ノードC−X−Y−Dを経由するプロテクションパスが設定されてよい。
ノードX−Y間のプロテクションパスは、各ワークパス#1及び#2に共有(シェア)されてよい。そのため、共有のプロテクションパスが設定されたノードX−Yの区間は、便宜的に、「共有区間」と称してよい。
ワークパス#1及び#2の一方に障害が発生した場合、共有区間を経由するプロテクションパスにて、障害の発生したワークパスの通信を救済することができる。なお、ノードX−Y間に、1又は複数のノードが存在してもよい。
なお、ノードP−Q間にも、プロテクションパスが設定されてよい。ノードP−Q間のプロテクションパスは、第2のワークパス#2と、ワークパス#1とは異なる別の第3のワークパス#3と、に共有されてよい。第3のワークパス#3は、例示的に、ノードE−F間に設定されてよい。なお、ノードP−Q間に、1又は複数のノードが存在してもよい。
ノードX及びYを経由するプロテクションパスは、第1のプロテクションパスの一例であり、ノードP及びQを経由するプロテクションパスは、第2のプロテクションパスの一例である。
図2に、図1に例示したネットワーク1に対応する制御プレーンの構成例を示す。制御プレーンには、制御信号が伝送される。制御信号には、パスの設定やパスの切り替えを制御する制御メッセージが含まれてよい。制御メッセージは、制御信号の一例である。
パスの設定や切り替えの制御は、例示的に、イーサネット(登録商標)リングプロテクション(Ethernet Ring Protection, ERP)の自動プロテクション切替(Auto Protection Switching)動作に基づいて実現されてよい。なお、ERPは、例えば、ITU−Tの勧告G.8032に記述がある。以下では、ERPのAPSを便宜的に「リングAPS」あるいは「R−APS」と表記することがある。
図2に例示するように、ネットワーク1においてSMP又はSMRを実現するために、制御プレーンにおいて、パス毎に論理リングが設定されてよい。なお、SMPは、「shared mesh protection」の略称であり、「SMR」は、「shared mesh restoration」の略称である。
例えば、ノードA,X,Y及びBによって形成されるリング状の経路に論理リング#A1が設定されてよい。また、ノードX,C,D及びYによって形成される経路に論理リング#A2が設定されてよい。更に、ノードC,P,Q及びDによって形成される経路に論理リング#B1が設定されてよい。
論理リング#A1,#A2及び#B1のそれぞれに、R−APSの制御メッセージが伝送されてよい。当該制御メッセージは、便宜的に、「R−APSメッセージ」と称してよい。R−APSメッセージは、APS信号の一例である。
論理リング#A1,#A2及び#B1を伝送されるR−APSメッセージは、それぞれ便宜的に、「R−APS#A1」,「R−APS#A2」及び「R−APS#B1」と表記することがある
R−APSメッセージは、例示的に、各ノードから定期的に送信されてよい。例えば、ネットワーク1に障害が発生していない場合、各ノードは、NR(No Request)を示すR−APSメッセージを送信してよい。「NR」は、パスの設定又は切り替えについての要求が無いことを示す。
例えば図3に示すように、ワークパス#1及び#2のいずれにも障害が発生していない場合、論理リング#A1,#A2及び#B1のそれぞれに、「NR」を示すR−APSメッセージが伝送されてよい。「NR」を示すR−APSメッセージは、便宜的に、「NRメッセージ」と称してもよい。
なお、図3において、論理リング#A1,#A2及び#B1を伝送されるNRメッセージは、それぞれ、「R−APS#1(NR)」,「R−APS#A2(NR)」及び「R−APS#B1(NR)」と表記している。当該表記法は、以下に説明するSFメッセージ及びFSメッセージについても同様である。
ここで、図4及び図5を参照して、例えばデータプレーンにおいてワークパス#1に障害が発生した場合に、制御プレーンにて、ワークパス#1を共有区間(ノードX−Y間)を経由するプロテクションパスに切り替える動作例について説明する。なお、「データプレーン」は、ノード間のデータ転送処理を担当する。データプレーンを伝送されるデータは、例示的に、クライアントデータであってよい。
データプレーンにおいてノードA−B間に障害が発生すると、当該障害の発生がノードA及びBで検出される。障害検出に応じて、ノードA及びBは、制御プレーンにおいて論理リング#A1へ、信号喪失(signal fail, SF)を示すR−APSメッセージを送信する。「SF」を示すR−APSメッセージは、便宜的に、「SFメッセージ」と称してもよい。
例えば、ノードAは、ワークパス#1の障害検出に応じて、ノードXへSFメッセージを送信し、ノードXは、ノードAからのSFメッセージの受信に応じて、SFメッセージをノードYへ送信してよい。
当該SFメッセージには、ノードY−B間のパスの設定を要求する情報が設定されてよい。パスの設定を要求する情報には、障害を検出したワークパス#1のパス識別子や伝送容量(「伝送速度」又は「伝送帯域」と称してもよい。)の情報等が含められてよい。
ノードYは、ノードXからのSFメッセージの受信に応じて、SFメッセージをノードBへ送信してよい。ノードBは、ノードYからのSFメッセージの受信に応じて、ノードYとの間にパスを設定してよい。SFメッセージに、伝送容量の情報が含まれていれば、ノードBは、ノードYとの間に、当該伝送容量をサポートするパスを設定できる。
一方、ノードBは、ワークパス#1の障害検出に応じて、ノードYへSFメッセージを送信し、ノードYは、ノードBからのSFメッセージの受信に応じて、SFメッセージをノードXへ送信してよい。
当該SFメッセージには、ノードX−A間のパスの設定を要求する情報が設定されてよい。パスの設定を要求する情報には、障害を検出したワークパス#1のパス識別子や伝送容量の情報等が含められてよい。
ノードXは、ノードYからのSFメッセージの受信に応じて、SFメッセージをノードAへ送信してよい。ノードAは、ノードXからのSFメッセージの受信に応じて、ノードXとの間にパスを設定してよい。SFメッセージに、伝送容量の情報が含まれていれば、ノードAは、ノードXとの間に、当該伝送速度をサポートするパスを設定できる。
ノードA−X間、及び、ノードB−Y間にパスが設定されると、ノードA及びBは、それぞれ、再度、SFメッセージをノードX及びYへ送信してよい。当該SFメッセージには、トリビュータリスロット(TS)を指定する情報(「TS情報」と略称してよい。)が設定されてよい。
TSは、時分割スロットの一例であり、TSにクライアントデータがマッピングされて伝送される。ノードX及びYは、それぞれ、ノードA及びBからTS情報が設定されたSFメッセージの受信に応じて、ノードX−Y間のプロテクションパスにおいてTS情報で指定されたTSにてデータが伝送されるように、自ノードのスイッチを設定してよい。
これにより、ノードX及びYにおいて、スイッチ設定に応じたクロスコネクト(XC)処理の設定がなされて、ノードX−Y間のプロテクションパスが起動され、ワークパス#1からプロテクションパスへの切り替えが完了する。
ワークパス#1からプロテクションパスへの切り替えに応じて、ノードX及びYは、それぞれ、プロテクションパスがワークパス#2の救済に使用できない状態にあることを示すR−APSメッセージを、制御プレーンの論理リング#A2へ送信してよい。
当該R−APSメッセージには、例示的に、強制的な切り替え(forced switch, FS)を示すR−APSメッセージが用いられてよい。FSを示すR−APSメッセージは、便宜的に、「FSメッセージ」と称してよい。
例えば、ノードX及びYは、それぞれ、ワークパス#2への強制的な切り替えを示すFSメッセージを、ノードC及びDへ送信してよい。
ノードC及びDは、それぞれ、ノードX及びYからのFSメッセージの受信によって、プロテクションパスが使用できない状態にあることを認識し、ワークパス#2を選択し続ける。
なお、ワークパス#1及び#2のうち、ワークパス#2に障害が発生した場合は、論理リング#A2にSFメッセージが伝送され、論理リング#A1にFSメッセージが伝送される。
したがって、ノードC−D間のワークパス#2は、ノードX−Y間のプロテクションパスを経由するパスに切り替えられ、障害未検出のノードA及びBは、ワークパス#1を選択し続ける。
以上のように、共有区間のプロテクションパスが、或るワークパスの障害救済のために実際に使用されると、当該プロテクションパスを共有する他のワークパスについては、プロテクションパスが準備あるいは確保されていない状態となる。
そのため、プロテクションパスを共有する2以上のワークパスに障害が多重的に発生すると、通信の救済に失敗することになる。SMPやSMRは、そもそも、このようなリスクがあることを許容する技術ではある。
しかし、ワークパスのためのプロテクションパスが他のワークパスの障害発生に応じて喪失する状況が発生することは、好ましい状況とは云えない。
そこで、本実施形態では、例示的に、制御プレーンにおいて、第1のプロテクションパスを共有する第1及び第2のワークパスの少なくとも一方に対して、第1のプロテクションパスとは異なる第2のプロテクションパスを設定できるようにする。第2のプロテクションパスは、例示的に、第1及び第2のワークパスとは異なる第3のワークパスに共有されるプロテクションパスであってよい。
図2の例では、ノードA−B間のワークパス#1が「第1のワークパス」に相当し、ノードC−D間のワークパス#2が「第2のワークパス」に相当してよい。また、ノードX及びYを経由するプロテクションパスが「第1のプロテクションパス」に相当し、ノードP及びQを経由するプロテクションパスが「第2のプロテクションパス」に相当してよい。
ノードP及びQを経由する第2のプロテクションパスは、既述のように、ノードC−D間のワークパス#2と、ワークパス#1及び#2とは異なる第3のワークパス#3と、に共有されるプロテクションパスであってよい。
なお、ノードX又はYは、第1のプロテクションが経由する第1のノードの一例であり、ノードC又はDは、第2のワークパス#2が経由する第2のノードの一例である。
ノードC−P−Q−Dを経由する経路に、ノードC−D間のワークパス#2に対する第2のプロテクションパスを、ノードX−Y間の第1のプロテクションパスに加えて設定するには、例えば、論理リング#B1にR−APSメッセージを伝送すればよい。
論理リング#B1は、既述のとおり、制御プレーンにおいて、ノードC,P,Q及びDによって形成されたリング状の経路であり、当該論理リング#B1に、R−APSメッセージを伝送することで、ノードC,P,Q及びDのAPS動作を設定、制御できる。
なお、論理リング#B1は、事前に設定(pre-configured)されていてもよいし、ノードX及びYを経由する第1のプロテクションパスの使用状態に応じて設定されてもよい。以下では、便宜的に、論理リング#B1は事前に設定されていると仮定して説明する。
ノードC−D間に着目すると、ノードC−D間の制御プレーンには、論理リング#A2を伝送されるR−APSメッセージ(R−APS#A2)と、論理リング#B1を伝送されるR−APSメッセージ(R−APS#B1)と、が流れる。
R−APS#A2は、ノードX及びYを経由する第1のプロテクションパスに対するAPS動作を設定、制御する制御メッセージの一例である。R−APS#B1は、ノードC及びDを経由する第2のプロテクションパスに対するAPS動作を設定、制御する制御メッセージの一例である。
したがって、ノードC−D間には、2つのR−APSメッセージが流れる。これら2つのR−APSメッセージには、優先度が設定されてよい。例示的に、R−APS#A2がプライマリに設定され、R−APS#B1がセカンダリに設定されてよい。
また、ノードC−D間を流れる2つのR−APSメッセージは、同じパスID(例えば、ワークパス#2のID)を有するため、2つのR−APSメッセージをノードC及びDにて識別可能にするための情報が、R−APSメッセージに付与されてよい。
2つのR−APSメッセージを識別可能にする情報は、便宜的に、「R−APS識別子」と称してよい。R−APS識別子には、非限定的な一例として、仮想ローカルエリアネットワーク識別子(virtual local area network identifier, VLAN ID)が用いられてよい。
例えば、ノードC及びDにおいて、2つのR−APSメッセージは、論理リング#A2及び#B1に対応した異なるポートを通じて入出力されてよい。この場合、ポート単位のVLAN IDをR−APSメッセージに付与することで、2つのR−APSメッセージを識別することが可能になる。
例えば、ノードC又はDは、第1のプロテクションパスに対応する論理リング#A2へ、第1のVLAN IDを付与したR−APSメッセージを送信してよい。また、ノードC又はDは、第2のワークパス#2に対するプロテクションパス候補である第2のプロテクションパスに対応する論理リング#B1へ、第1のVLAN IDとは異なる第2のVLAN IDを付与したR−APSメッセージを送信してよい。
R−APSメッセージには、当該R−APSメッセージが「有効」であるか「無効」であるかを示すフラグ情報が設定されてよい。フラグ情報によって、論理リング#A1,#A2及び#B1のうち、R−APSメッセージに基づくAPS動作を有効化又は無効化する論理リングを制御できる。
例えば図6に示すように、R−APS#A2(FS)には「無効」を示すフラグ情報(「無効フラグ」と称してよい。)を設定し、R−APS#B1(NR)には「有効」を示すフラグ情報(「有効フラグ」と称してよい。)を設定してよい。
この場合、論理リング#A2において無効フラグを設定されたR−APS#A2(FS)に基づくAPS動作が無効となり、論理リング#B1において有効フラグを設定されたR−APS#B1(NR)に基づくAPS動作が有効となる。
なお、例示的に、フラグ情報=1(有り)で「無効」を示し、フラグ情報=0(無し)で「有効」を示してよい。フラグ情報=1を0に変更することを「フラグオフ」と称してよい。「フラグオフ」でAPS動作が有効化されると捉えてよい。
次に、図7に、本実施形態に係るR−APSメッセージのフォーマット例を示す。図7に示すように、R−APSメッセージは、例示的に、DA/SAフィールド、VLANフィールド、イーサネットタイプフィールド、OAM共通ヘッダフィールド、及び、R−APSプロトコルデータユニット(PDU)を有してよい。オプションとして、拡張TLV(type-length-value)フィールドが、R−APSメッセージに付与されてもよい。
例示的に、VLANフィールドに、既述のVLAN IDが設定されてよく、OAM共通ヘッダフィールドに、既述のフラグ情報が設定されてよい。「OAM」は、「operations,administration,and maintenance」の略称である。
DA/SAフィールドには、当該R−APSメッセージの宛先アドレス及び送信元アドレスが設定されてよい。イーサネットタイプフィールドには、イーサネットタイプを示す情報(例示的に、0x8902)が設定されてよい。
R−APS PDUには、例示的に、R−APSメッセージの内容(例えば、NRやSF、FS)や、既述のパスID及び伝送容量の情報等が設定されてよい。パスID及び伝送容量を示す情報は、例示的に、R−APS PDUに用意されている、24ビットのリザーブフィールドに設定されてよい。
拡張TLVフィールドは、共有区間を伝送されるR−APSメッセージに付与されてよい。拡張TLVフィールドには、既述の伝送容量やTSの情報が設定されてよい。
拡張TLVフィールドは、例えば、「RFC4328」、又は、「RFC7139」の「Label Request(G.709 traffic parametersを含む。)」及び「Label Space」に準拠してよい。「Label Request」を利用してノード間で「伝送容量」が通知されてよい。「Label Space」を利用してノード間でTS情報が通知されてよい。
(動作例)
以下、図8〜図10を参照して、本実施形態の動作例について説明する。
図8に例示するように、ノードA−B間のワークパス#1に障害が発生すると、ノードA及びBから論理リング#A1にSFメッセージが送信される。
ノードA及びBと共に論理リング#A1を形成するノードX及びYは、論理リング#A1を通じてSFメッセージを受信すると、論理リング#A2へFSメッセージを送信する。
ノードX及びYと共に論理リング#A2を形成するノードC及びDは、ノードX及びYが論理リング#A2へ送信したFSメッセージを受信する(図9の処理S11)。当該FSメッセージの受信により、ノードC及びDは、ノードX及びYを経由するプロテクションパスがノードA−B間のワークパス#1の障害救済に使用されているため、ノードX及びYを経由するプロテクションパスへの切り替えが不能であることを認識する。
FSメッセージを受信したノードCは、ワークパス#2の対向ノードに相当するノードDが、ノードCと同じくFSメッセージを受信している状態にあるかを確認してよい(図9の処理S12)。
例えば、ノードCは、論理リング#A2を通じてFSメッセージをノードDから受信していれば、ノードDがノードCと同じくFSメッセージを受信している状態にあると判断してよい。
ノードDも、ノードCと同様に、ワークパス#2の対向ノードに相当するノードCが、ノードCと同じくFSメッセージを受信している状態にあるかを確認してよい(図9の処理S12)。
ノードC及びDは、それぞれ、対向ノードD及びCがFSメッセージを受信している状態にないか、あるいは、対向ノードD及びCの状態を確認できない場合(処理S12でNO)、ノーアクションで処理を終了してよい。
一方、ノードC及びDは、それぞれ、対向ノードD及びCがFSメッセージを受信している状態にあることを確認できれば(処理S12でYES)、論理リング#B1へ送信するR−APSメッセージに有効フラグを設定してよい。併せて、ノードC及びDは、論理リング#A2へ送信するFSメッセージに有効フラグを設定(フラグオフ)してよい(図9の処理S13)。
これにより、ノードC及びDは、論理リング#A2のR−APSメッセージに基づくAPS動作を無効化し、論理リング#B1のR−APSメッセージに基づく動作を有効化する。したがって、ノードC及びDは、ノードP及びQを経由するプロテクションパスを、ワークパス#2に供することができる状態にあると認識する。
一方、ノードP及びQは、論理リング#B1を通じてノードC及びDの双方からフラグオフされたR−APSメッセージを受信すると(図10の処理S21)、ノードC及びDを経由するワークパス#2に関する情報を記憶してよい(図10の処理S22)。
ワークパス#2に関する情報には、図7にて説明したように、ワークパス#2のパスIDや伝送容量の情報が含まれてよい。なお、ワークパス#2に関する情報は、後述するパス状態管理テーブルにて記憶、管理されてよい。
これにより、ノードP及びQは、ノードP−Q間のプロテクションパスを、ワークパス#2の伝送容量と同じ伝送容量にてワークパス#2に供することが可能な状態となる。別言すると、障害の発生したワークパス#1の救済に使用されている共有区間(ノードX−Y間)のプロテクションパスに代わって、ノードP−Q間のプロテクションパスを、ワークパス#2に対する新たなプロテクションパスに設定することが可能になる。
ワークパス#2に障害が発生すれば、論理リング#B1を伝送されるR−APSメッセージに従って各ノードC,D,P及びQが動作することで、ワークパス#2を、ノードP及びQを経由するプロテクションパスに切り替えることができる。
(ノードの構成例)
次に、図11及び図12を参照して、上述した動作例を実現可能なノードC,D,X,Y,P及びQの構成例について説明する。
図11は、ノードC及びDの構成例を示すブロック図であり、図12は、ノードX,Y,P及びQの構成例を示すブロック図である。図11に示す構成例は、ノードC及びDに共通であってよく、図12に示す構成例は、ノードX,Y,P及びQに共通であってよい。なお、図11に示す構成例は、ノードA及びBに共通であってもよい。
図11に例示するように、ノードC及びDは、送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、障害検出部14、R−APS処理部15、判定部16、パス状態管理テーブル17、パス切替管理テーブル18、スイッチ20を備えてよい。
送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14のセットは、他のノードとの物理的な通信路毎に設けられてよい。
例えば、ノードCであれば、ノードDとの間、ノードXとの間、及び、ノードPとの間の各通信路(#1〜#3)に対応して、3セットの送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14が備えられてよい。
一方、ノードDであれば、ノードCとの間、ノードYとの間、及び、ノードQとの間の各通信路(#1〜#3)に対応して、3セットの送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14が備えられてよい。
送受信装置11は、例示的に、他のノードとの間の通信路を通じて受信した信号を終端し、また、他のノードとの間の通信路へ信号を送信してよい。
分離多重部12は、例示的に、パス切替管理テーブル18の内容に基づいて、受信信号をパスID毎に分離して、パスIDに対応するR−APS抽出/多重部13へ出力してよい。また、分離多重部12は、他のノードへ送信するパスID毎の信号を多重化してよい。
R−APS抽出多重部13は、例示的に、パスID毎に設けられて、対応するパスIDの受信信号からR−APSメッセージを抽出してR−APS処理部15へ出力してよい。また、R−APS抽出多重部13は、スイッチ20から入力された信号に、R−APS処理部15で生成されたR−APSメッセージを多重化してよい。
障害検出部14は、例示的に、パスID毎に設けられて、パスの障害を検出する。例えば、障害検出部14は、対応するパスIDの受信信号のフレーム同期を確立できなければ、当該パスIDのパスに障害が発生したと判定してよい。
R−APS処理部15は、R−APSメッセージの処理を担当する。R−APS処理部15は、例示的に、パスID毎に備えられてよい。図9に例示した処理S11〜S13は、R−APS処理部15にて実行されてよい。
R−APS処理部15は、例示的に、パス状態管理テーブル17の内容に基づいて、R−APSメッセージの受信処理、中継処理、及び、送信処理を行なう。「中継処理」は、「リレー処理」と称してもよい。これらの各処理結果に応じて、R−APS処理部15は、パス状態管理テーブル17の内容を更新してよい。
例えば、ノードA−B間のワークパス#1がノードX及びYを経由するプロテクションパスに切り替えられることを示すFSメッセージは、通信路#1〜#3のいずれかに対応するR−APS抽出多重部13にて受信、抽出される。抽出されたFSメッセージは、R−APS処理部15にて受信処理される。
したがって、R−APS抽出多重部13は、ワークパス#1が第1のプロテクションパスに切り替えられることを示すFSメッセージを受信する第1受信部の一例に相当すると捉えてよい。
FSメッセージの受信処理に応じて、R−APS処理部15は、第1のVLAN ID及び無効フラグを付与したR−APSメッセージと、第2のVLAN ID及び有効フラグを付与したR−APSメッセージと、を生成してよい。
第1のVLAN IDが付与されたR−APSメッセージは、通信路#1〜#3のいずれかに対応するR−APS抽出多重部13に与えられて、ノードX及びYを経由する第1のプロテクションパスへ送信される。
また、第2のVLAN IDが付与されたR−APSメッセージは、通信路#1〜#3のいずれかに対応するR−APS抽出多重部13に与えられて、ノードP及びQを経由する第2のプロテクションパスへ送信される。
したがって、R−APS抽出多重部13は、第1のプロテクションパスへ第1のVLAN IDを付与したR−APSメッセージを送信し、第2のプロテクションパスへ第2のVLAN IDを付与したR−APSメッセージを送信する第1送信部の一例でもある。
判定部16は、例示的に、受信したR−APSメッセージ及びパス状態管理テーブル17の内容に基づいて、パス状態を判定し、また、他のノードへ送信するR−APSメッセージを決定する。
パス状態管理テーブル17及びパス切替管理テーブル18は、図12に例示するノードX,Y,P及びQに共通であってよいため、各テーブル17及び18の一例については、図12に例示するノードX,Y,P及びQの構成例についての説明と併せて説明する。
スイッチ20は、パス切替管理テーブル18の内容に基づいて、内部的な信号経路の設定、別言すると、クロスコネクト設定を行なう。
一方、図12に例示するノードX,Y,P及びQには、例示的に、3つの通信路#1〜#3に対応して、3セットの送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14が備えられてよい。
例えば、ノードXであれば、ノードAとの間、ノードCとの間、及び、ノードYとの間の各通信路#1〜#3に対応して、3セットの送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14が備えられてよい。
ノードYであれば、ノードBとの間、ノードDとの間、及び、ノードXとの間の各通信路(#1〜#3)に対応して、3セットの送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14が備えられてよい。
ノードPであれば、ノードCとの間、ノードEとの間、及び、ノードQとの間の各通信路#1〜#3に対応して、3セットの送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14が備えられてよい。
ノードQであれば、ノードDとの間、ノードFとの間、及び、ノードPとの間の各通信路#1〜#3に対応して、3セットの送受信装置11、分離多重部12、R−APS抽出多重部13、及び、障害検出部14が備えられてよい。
また、図12に例示するように、ノードX,Y,P及びQは、図11に例示したノードC及びDの構成例に対して、リソース管理部19を追加的に備えてよい。また、ノードX,Y,P及びQのR−APS処理部15は、図10に例示した処理S21及びS22を実施する点で、ノードC及びDのR−APS処理部15とは相違する。
例えば、ノードP又はQのR−APS処理部15は、有効フラグが設定されたR−APSメッセージを受信すると、ノードP−Q間のプロテクションパスをノードC−D間のワークパスの救済に使用できるように、パス状態管理テーブル17を更新する。
パス状態管理テーブル17には、図13に例示するように、パスID毎に、パスの状態を管理するための情報が登録されてよい。図13において、「優先度」は、パスの優先度を表す。パスの優先度は、例えば、ユーザまたはネットワーク管理者により予め設定されてよい。
「フラグ(signaled)」は、受信したR−APSメッセージのフラグ情報を表す。「フラグ」によってパスの「優先度」が制御されてよい。
「R−APS(signaled)」は、受信したR−APSメッセージのタイプを表す。「R−APS(signaling)」は、送信(signaling)するR−APSメッセージのタイプを表す。R−APSメッセージのタイプは、例示的に、既述のNRやSF、FS等である。
「ローカル情報」は、自ノードC又はDと他のノードとの間における障害の有無等の状態を表す。「ローカル警報情報」は、自ノードC又はDと、共有区間を成すノードX又はY(あるいはノードP又はQと、の間で検出される警報の有無を表す。
「状態」は、パスの状態を表す。パスの状態は、例示的に、「アイドル(idle)」、「プロテクション(protection)」、「故障(fail)」のいずれかを取り得る。例えば、「アイドル」状態のパスにおいて障害が検出され、ワークパスからプロテクションパスへの切り替えが行なわれると、パスの「状態」は「プロテクション」状態に遷移する。
「プロテクション」状態のパスの障害が回復して、プロテクションパスからワークパスへの切り替えが行なわれると、パスの「状態」は「アイドル」状態に遷移する。「アイドル」状態のパスにおいて障害が検出され、ワークパスからプロテクションパスへの切り替えが実行できない場合は、パスの「状態」は「故障」状態に遷移する。
「故障」状態のパスの障害が回復すると、パスの「状態」は「アイドル」状態に遷移する。パス間の優先制御の結果、「プロテクション」状態のパスに対応するプロテクションパスが使用できなくなった場合、パスの状態は「故障」状態に遷移する。パス間の優先制御の結果、「故障」状態のパスに対応するプロテクションパスが使用できるようになった場合、パスの「状態」は「プロテクション」状態に遷移する。
図13において、パスID=「n+1」は、例示的に、ノードC−D間のワークパス#2に対するプロテクションパスのIDを表す。
図13の例は、ノードP−Q間のパスが、パスID=「1〜n」にそれぞれ対応するパスのいずれにもプロテクションパスとして提供されていない状態を示している。そのため、「R−APS(signaled)」及び「R−APS(signaling)」は、いずれも、「NR」メッセージである。
また、パスID=「n+1」のパスには「フラグ」が存在し、「優先度」は「フラグ」が存在しないパス(パスID=1〜n)よりも下位に設定(例えばn+1)される。優先度=「n+1」のパスは、R−APS処理部15での処理において存在しない扱いでよい。
パス切替管理テーブル18には、図14に例示するように、各パスの切り替えを管理するための情報が登録されてよい。図14において、「伝送速度」は、ネットワーク管理者等から要求された伝送速度を表す。OTN(Optical Transport Network)では、伝送速度はTSの個数で表されてもよい。
「入出力ポート」は、データを入力又は出力するポートを表す。例えば、ノードYは、入出力ポートとして「B(ノードBと接続するポート)」及び「D(ノードDと接続するポート)」を有する。「状態」は、パス状態管理テーブル17における「状態」とよりTS管理される情報と同じである。
「スイッチ接続」は、スイッチ20においてクロスコネクト処理が実行されるか否かを表す。なお、パスの状態が「アイドル」又は「故障」である場合、受信信号は終端されるので、クロスコネクト処理は実行されない。
「入出力ポートTS」は、非共有区間でデータを伝送するために指定されたTSを表す。「共有区間TS」は、共有区間でデータを伝送するために指定されたTSを表す。
リソース管理部19は、例示的に、共有区間のデータ伝送に使用可能な空きリソース(例えば、TS)を管理する。
次に、図15〜図17を参照して、ノードC−D間のワークパス#2に障害が生じた場合に、ノードP又はQにおけるパス状態管理テーブル17の更新例について説明する。当該更新例は、図10に例示した処理S22に対応すると捉えてよい。
ノードC−D間のワークパス#2に障害が生じた場合、ノードP又はQは、ノードC又はDからSFメッセージを受信する。そのため、R−APSメッセージ処理部15は、図15に例示するように、パス状態管理テーブル17において、「R−APS(signaled)」及び「R−APS(signaling)」を共に「SF」に更新し、かつ、パスの「状態」を「故障」状態に更新する。
ただし、受信したSFメッセージの「フラグ」は「無効」フラグであるため、R−APS処理部15は、当該SFメッセージに基づくAPS動作は実施しない。別言すると、当該SFメッセージの受信に応じてパス状態管理テーブル17は更新されるが、当該SFメッセージはAPS動作としては無視される。
障害の生じたノードC−D間のワークパス#2に対して、ノードX−Y間のプロテクションパスを使用できない場合には、ノードC又はDから、フラグオフされたFSメッセージが、ノードP又QのR−APS処理部15にて受信される。
フラグオフであるため、例示的に、R−APS処理部15は、パスID=「n+1」のパスを含めて「優先度」を設定する。例えば図16に示すように、パスID=「n+1」の「優先度」=「n+1」が、「k」(0<k<i;iは1以上の整数であり優先度を示す。)に変更される。
また、R−APS処理部15は、フラグオフの検出に応じて、パスID=「n+1」のパス経由でNRメッセージを送受信する。そのため、図16において、R−APS(signaled)」及び「R−APS(signaling)」が共に「NR」に更新され、また、パスの「状態」が「アイドル」状態に更新される。
仮に、優先度が最も高いk=1であり、ノードX−Y間のパスがノードA−B間のワークパス#1(パスID=1のパス)の救済に使用されている状態で、ノードC−D間のワークパス#2に障害が発生したとする。
この場合、最も高い優先度k=1をもつパスID=「n+1」のパスが、ワークパス#2のプロテクションパスに使用され、パス状態管理テーブル17は、例えば図17に示すように更新される。
例示的に、パスID=1のパスについて、パスの「状態」は、「プロテクション」状態に更新され、「R−APS(signaling)」は、「SF」に更新(維持)される。また、パスID=「n+1」のパスについて、パスの「状態」は、ワークパス#2の救済に使用されており他のパスのプロテクションに使用できないため「故障」状態に更新され、「R−APS(signaling)」は、「NR」から「SF」に更新される。
以上のように、上述した実施形態によれば、或るワークパス(例えば、ワークパス#2)に対して、別のワークパス#1と共有のプロテクションパスと、別のプロテクションパスと、を設定できる。ワークパス#2に対して複数のプロテクションパスが設定されても、各プロテクションパスに送信するR−APSメッセージのVLAN IDによって、各プロテクションパスを識別できる。
したがって、複数のワークパス#1及び#2に共有のプロテクションパスがワークパス#1に使用されてワークパス#2が共有のプロテクションパスを使用できなくなっても、別のパスをワークパス#2のためのプロテクションパスに確保できる。
よって、ワークパス#2のためのプロテクションパスが喪失することを抑制でき、ネットワーク1における通信の信頼性を向上できる。
なお、上述した例では、ワークパス#2に対して2つのプロテクションパスを提供する「2:1」プロテクションの例であるが、VLAN IDによって識別可能な3つ以上のプロテクションパスがワークパス#2に対して提供されてよい。
別言すると、上述した実施形態は、1つのワークパスに対して、VLAN IDによって識別可能なm個(mは2以上の整数)のプロテクションパスを提供する「m:1」プロテクションに一般化することが可能である。
また、上述した実施形態は、3つのワークパス#1〜#3のうち、ワークパス#2に対して、「m:1」プロテクションを提供する例であるが、他のワークパス#1やワークパス#2に対しても、同様にして、「m:1」プロテクションを提供できる。
別言すると、上述した実施形態によれば、ネットワーク1において、複数のワークパスのいずれに対しても、SMPやSMRの「m:1」プロテクションを実現、提供することが可能である。
更に、各プロテクションパスを伝送されるR−APSメッセージに、有効フラグ又は無効フラグを付与することで、各プロテクションパスのうち有効化するプロテクションパスを適応的に選択できる。したがって、APS動作の誤動作を防止できる。
(第1変形例)
上述した実施形態(例えば図8)では、論理リング#B1のR−APSメッセージが事前に設定されている例であるが、例えば図18に示すように、論理リング#A2の状態に応じて、論理リング#B1のR−APSメッセージを設定してもよい。
例えば、論理リング#A2を伝送されるR−APSメッセージが、ワークパス#1の障害発生により、NRメッセージからFSメッセージに遷移したことに応じて、論理リング#B1のR−APSメッセージが設定されてよい。
図19に、第1変形例に係るネットワーク1の構成例を示す。図19に例示するように、ネットワーク1には、管理装置(又は制御装置)31が備えられてよい。
管理装置31は、ネットワークマネジメントシステム(NMS)、あるいは、オペレーションシステム(OPS)と称されてもよい。管理装置31は、例示的に、各ノードA〜D、並びに、ノードX,Y,P及びQと通信可能に接続されてよい。
ノードC及びDは、論理リング#A2を通じて受信されるR−APSメッセージが、NRメッセージからFSメッセージに遷移したことを検出すると、ノードX及びYを経由するプロテクションパスが使用できないことを認識する(図21の処理S31)。
FSメッセージの受信に応じて、ノードC及びDは、ノードX及びYを経由するプロテクションパスに代わるプロテクションパス候補の探査、設定が必要かどうかを判定してよい(図21の処理S32)。なお、プロテクションパス候補の探査、設定が必要かどうかは、事前に設定されてよい。
代替のプロテクションパス候補の探査、設定が必要なければ(処理S32でNO)、ノードC及びDは、処理を終了してよい。
代替のプロテクションパス候補の探査、設定が必要であれば(処理S32でYES)、ノードC及びDは、管理装置31に、代替のプロテクションパスを設定可能な経路を問い合わせてよい(図19及び図21の処理S33)。
管理装置31は、当該問い合わせに応じて、代替のプロテクションパスを設定可能な経路を、例えばネットワーク1のトポロジ情報に基づいて計算する。
経路計算によって、代替のプロテクションパスを設定可能な経路が得られれば、管理装置31は、設定可能であることを示す応答を、問い合わせ元のノードC及びDへ送信してよい(図20の処理S34)。例えば、ノードC−P−Q−Dの経路が経路計算によって得られたと仮定する。
管理装置31は、ノードC−P−Q−Dの経路に対応する論理リング#B1でのR−APSメッセージの処理を規定する設定情報を、論理リングR−APS#Bを形成する各ノードC、P、Q及びDに送信してよい(図20の処理S35)。
ノードC及びDでは、代替のプロテクションパスを設定可能であることを示す応答が管理装置31から受信されるか否かを監視してよい(図21の処理S34)。
設定可能を示す応答が管理装置31から受信されなければ(図21の処理S34でNO)、ノードC及びDは、処理を終了してよい。
設定可能を示す応答が管理装置31から受信されれば(図21の処理S34でYES)、ノードC及びDは、管理装置31から受信される設定情報に従って論理リング#B1の送受信設定を行ない、論理リング#B1を起動する(図20及び図21の処理S35)。
ノードP及びQにおいても、ノードC及びDと同様に、管理装置31から受信される設定情報に従って、論理リング#B1でのR−APSメッセージに対する処理設定を行ない、論理リング#B1を起動する。
論理リング#B1の起動に応じて、ノードC、P、Q及びDは、論理リング#B1を通じたR−APSメッセージ(例えば、NRメッセージ)の送受信を開始する。ノードC及びDは、論理リング#B1を通じてR−APSメッセージが実際に受信されるか否かをチェック(別言すると「疎通確認」)してよい(図21の処理S36)。
或る設定時間が満了(タイムアウト)するまで、ノードC及びDは、論理リング#B1の疎通確認を継続してよい(図21の処理S36及びS37でNO)。
設定時間がタイムアウトしても、論理リング#B1の疎通が確認できなければ(図21の処理S36でNO、及び、処理S37でYES)、ノードC及びDは、再度、管理装置31へ経路の問い合わせを行なってよい(図21の処理S33)。
設定時間がタイムアウトするまでに、論理リング#B1の疎通が確認できれば(図21の処理S36でYES)、ノードC及びDは、論理リング#B1を運用してよい(図21の処理S38)。ノードP及びQにおいても、同様に、論理リング#B1の疎通確認によって、論理リング#B1を運用してよい。
以上のように、第1変形例によれば、既述の実施形態と同様の作用効果が得られるほか、論理リング#A2の状態に応じて、論理リング#B1のR−APSメッセージを適応的に設定できる。したがって、既述の実施形態のように事前に設定しておく例に比して、APS設定作業を簡易化できる。
図22に、第1変形例に係るノードC及びDの構成例を示す。図22は、図11に例示した構成に比して、プロテクションパス設定処理部21が追加的に備えられている点が異なる。
プロテクションパス設定処理部21にて、図21に例示した処理S31〜S37が実行されると捉えてよい。例示的に、プロテクションパス設定処理部21は、判定部211と、制御メッセージ送受信部212と、を備えてよい。
制御メッセージ送受信部212は、管理装置31宛に問い合わせるメッセージを送信する。また、制御メッセージ送受信部212は、管理装置31から、経路の問い合わせに対する応答や、代替のプロテクションパスに対応する論理リング(例えば#B1)の設定情報を制御メッセージにて受信する。
したがって、制御メッセージ送受信部212は、管理装置31に対して、プロテクション候補の問い合わせを送信する第2送信部の一例であり、また、プロテクションパス候補の情報を管理装置31から受信する第2受信部の一例でもある。
判定部211は、例示的に、論理リング#2Aの状態を判断する処理と、論理リング#B1の状態を判断する処理と、論理リング#B1に対する設定情報をR−APS処理部15に与えて論理リング#B1の設定を指示する処理と、を実施してよい。
なお、ノードP及びQの構成例は、図22に例示するノードC及びDの構成例と同一若しくは同様でよいが、判定部211での論理リングの状態判断処理や、制御メッセージ送受信部212を通じた管理装置31への経路の問い合わせ処理は不要でよい。
図11及び図12に例示したノード構成例では、論理リング#A2の状態に依存しないで論理リング#B1が静的に設定される例であるため、プロテクションパス設定処理部21は図示されていない。しかし、図11及び図12のノード構成例においても、プロテクションパス設定処理部21が備えられて構わない。論理リング#A2の状態に応じて動的に論理リング#B1を設定する場合に、プロテクションパス設定処理部21が起動される態様であってもよい。
(第2変形例)
第1変形例は、管理装置31が、代替のプロテクションパスを設定可能な経路に位置する各ノードC,P,Q及びDに対して論理リング#B1におけるR−APSメッセージの送受信設定を行なう例である。
これに対して、第2変形例では、図23に例示するように、管理装置31は、各ノードC,P,Q及びDのいずれか1つ(例示的に、ノードC)に対して論理リング#B1におけるR−APSメッセージの設定を実施してよい(処理S34)。
当該設定を実施されたノードCが、論理リング#B1を形成する他のノードP,Q及びD宛に制御信号を送信することで、第1変形例と同等の、論理リング#B1におけるR−APSメッセージの設定を実施してよい。
以上のように、第2変形例によれば、既述の実施形態及び第1変形例と同様の作用効果が得られるほか、管理装置31が、論理リング#B1を形成するノードC,P,Q及びDのそれぞれに対して設定を行なわなくてもよい。したがって、管理装置31の負荷軽減を図ることができる。
図24に、第2変形例に係るノードC及びDの動作例を示す。図24は、第1変形例の図21に比して、処理S35が処理S35aに置き換わっている点が異なる。
処理S35aにおいて、ノードCは、管理装置31から受信される設定情報に基づいて、論理リング#B1を形成する他のノードP,Q及びD宛に、R−APSメッセージの処理を規定する設定情報を含む設定制御信号を送信してよい。
図25に、第2変形例に係るノードCの構成例を示す。図25に例示するように、第2変形例のノードCは、例示的に、第1変形例(図22)の構成例に比して、プロテクションパス設定処理部21に、設定制御信号生成部213が追加的に備えられる点が異なる。
また、図25では、図22に例示したR−APS抽出多重部13が、制御信号抽出多重部22に置き換えられる。ただし、制御信号抽出多重部22は、R−APS抽出多重部13と同等の機能を有してよい。
設定制御信号生成部213は、例示的に、制御メッセージ送受信部212にて受信された、管理装置31からの設定情報に基づいて、他のノードP,Q及びD宛の設定制御信号を生成する。生成された設定制御信号は、制御信号抽出多重部22にて、他のノードP,Q及びDにそれぞれ対応するパスに多重されてノードP,Q及びD宛に送信される。
設定制御信号生成部213は、第3送信部の一例である。第3送信部213は、制御メッセージ送受信部212で受信した設定情報に基づいて、第2のプロテクションパスに対応する論理リング#B1が経由する他のノード宛に、当該論理リング#B1でのR−APSメッセージの処理を規定する設定情報を送信する。
なお、ノードP,Q及びDの構成例も、図25と同一若しくは同様でよく、制御信号抽出多重部22にて、ノードCが送信した設定制御信号を抽出することができる。抽出された設定制御信号は、R−APS処理部15に与えられてよい。R−APS処理部15は、設定制御信号に基づいて、論理リング#B1を通じたR−APSメッセージの送受信処理設定を実施することができる。
制御信号抽出多重部22で多重又は抽出される制御信号には、設定制御信号に限らずR−APSメッセージが含まれてよい。別言すると、制御信号抽出多重部22は、設定制御信号の多重及び抽出と、R−APSメッセージの多重及び抽出と、に共通であってよい。
第2変形例においても、第1変形例と同様に、ノードP及びQでは、判定部211での論理リングの状態判断処理や、制御メッセージ送受信部212を通じた管理装置31への経路の問い合わせ処理は不要でよい。
(その他)
上述した各変形例を含む実施形態は、OTN等の時分割多重(TDM)ネットワークに限らず、例えば、パケットデータを伝送するネットワークにも適用可能である。例えば、上述した各変形例を含む実施形態は、イーサネット(登録商標)やMPLS(Multi-Protocol Label Switching)ネットワーク等にも適用可能である。
図11、図12、図22、及び、図25に例示したノード構成において、障害検出部14とスイッチ20との間に、パス毎の帯域制御部が備えられてよい。
帯域制御部は、例示的に、シェーパやポリサによって実現されてよく、パス単位で指定された伝送帯域に応じてパケットデータの送信量(又は、パケット送信間隔)を制御してよい。
あるいは、帯域制御部は、パス単位で指定された伝送帯域に応じて受信したパケットデータを廃棄してよい。パスの伝送帯域は、例えば、R−APSメッセージを利用してターゲットノードに通知されてよい。R−APSメッセージには、GMPLS ODU Signalingではなく、伝送帯域を要求する情報を含むシグナリング拡張を付加してもよい。
(ノードのハードウェア構成例)
図26は、上述した各変形例を含む実施形態に係るノードのハードウェア構成例を示すブロック図である。
ノードは、例示的に、プロセッサ101、メモリ102、記憶装置103、読み取り装置104、通信インタフェース106、及び、入出力装置107を備えてよい。
プロセッサ101、メモリ102、記憶装置103、読み取り装置104、通信インタフェース106、入出力装置107は、例えば、バス108を介して互いに接続されてよい。
プロセッサ101は、演算能力を備えたハードウェア回路又はデバイスであってよく、例示的に、CPU(Central Processing Unit)であってよい。プロセッサ101は、メモリ102を利用してプログラムを実行することにより、上述した各変形例を含む実施形態にて説明したノードの動作を実現可能である。
メモリ102は、例えば半導体メモリであってよく、RAM(Random Access Memory)領域及びROM(Read Only Memory)領域を含んでよい。
記憶装置103は、例えばハードディスク装置であってよく、既述のノードの動作を実現するプログラムを記憶してよい。なお、記憶装置103は、フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。また、記憶装置103は、外部記憶装置であってもよい。メモリ102や記憶装置103に、既述のパス状態管理テーブル17及びパス切替管理テーブル18が記憶されてよい。
読み取り装置104は、プロセッサ101の指示に従って可搬記録媒体105にアクセスしてよい。可搬記録媒体105は、例えば、半導体デバイス(USBメモリ等)、磁気的作用により情報が入出力される媒体(磁気ディスク等)、光学的作用により情報が入出力される媒体(CD−ROM、DVD等)等であってよい。
通信インタフェース106は、プロセッサ101の指示に従ってネットワークを介してデータを送信および受信することができる。
入出力装置107は、ネットワーク管理者からの指示や設定を受け付けるデバイス、プロセッサ101の処理結果を出力するデバイス等を含んでよい。
上述した各変形例を含む実施形態にて説明したノードの動作を実現可能なプログラムは、例えば、記憶装置103に予めインストールされていてもよいし、可搬記録媒体105によって提供されてもよいし、サーバ110から提供されてもよい。
1 通信ネットワーク
11 送受信装置
12 分離多重部
13 R−APS抽出多重部
14 障害検出部
15 R−APS処理部
16 判定部
17 パス状態管理テーブル
18 パス切替管理テーブル
19 リソース管理部
20 スイッチ
21 プロテクションパス設定処理部
211 判定部
212 制御メッセージ送受信部
213 設定制御信号生成部
31 管理装置
101 プロセッサ
102 メモリ
103 記憶装置
104 読み取り装置
105 可搬記録媒体
106 通信インタフェース
107 入出力装置
108 バス
110 サーバ

Claims (5)

  1. 第1の現用パスと第2の現用パスとに共有される第1の予備パスに、障害の生じた前記第1の現用パスが切り替えられることを示すAPS(Automatic Protection Switching)信号を、前記第1の予備パスを通じて受信する第1受信部と、
    前記APS信号の受信に応じて、前記第1の予備パスへ、第1のVLAN ID(Virtual Local Area Network identifier)を付与したAPS信号を送信し、前記第2の現用パスに対する予備パス候補である第2の予備パスへ、第2のVLAN IDを付与したAPS信号を送信する第1送信部と、
    を備えた、伝送装置。
  2. 前記第1送信部は、
    前記第1のVLAN IDを付与した前記APS信号に、当該APS信号に基づく動作が無効であることを示すフラグ情報を付与し、
    前記第2のVLAN IDを付与した前記APS信号に、当該APS信号に基づく動作が有効であることを示すフラグ情報を付与する、請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記伝送装置を含むネットワークの管理装置に対して、前記予備パス候補の問い合わせを送信する第2送信部と、
    前記予備パス候補に対するAPS信号の設定情報を、前記管理装置から受信する第2受信部と、を備えた、請求項1又は2に記載の伝送装置。
  4. 前記第2受信部で受信した前記設定情報に基づいて、前記第2の予備パスが経由する他の伝送装置宛に、前記第2の予備パスでのAPS信号の処理を規定する設定情報を送信する第3送信部を備えた、請求項3に記載の伝送装置。
  5. 第1の現用パスと、
    第2の現用パスと、
    前記第1の現用パスと前記第2の現用パスとに共有される第1の予備パスと、
    前記第1の予備パスが経由する第1の伝送装置と、
    前記第2の現用パスが経由する第2の伝送装置と、を備え、
    前記第1の伝送装置は、
    障害の生じた前記第1の現用パスが前記第1の予備パスへ切り替えられることを示すAPS(Automatic Protection Switching)信号を、前記第1の予備パスへ送信し、
    前記第2の伝送装置は、
    前記第1の予備パスを通じた前記APS信号の受信に応じて、前記第1の予備パスへ、第1のVLAN ID(Virtual Local Area Network identifier)を付与したAPS信号を送信し、前記第2の現用パスに対する予備パス候補である第2の予備パスへ、第2のVLAN IDを付与したAPS信号を送信する、
    伝送システム。
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