JP2009111503A - 撮像装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレの状態に応じた適切な撮影を行なう。
【解決手段】被写体像を撮影する撮影部(11,12)と、撮影部(11,12)の撮影条件と複数段階のブレのレベルとを対応付けてテーブルとして予め記憶し、その時点で発生しているブレのレベルを3次元加速度センサ18により検出し、撮影部(11,12)での実撮影条件と検出した内容とからテーブルを参照し、その時点で発生しているブレのレベルを段階的に判断する制御部19と、制御部19で得たブレのレベルに基づいてブレの発生を防止するガイド情報を表示する表示部22とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブレ補正機能を有したデジタルカメラ等に好適な撮像装置及びプログラムに関する。
従来、ブレの少ない画像を撮像可能にするために、カメラの振れ状態を監視し、該振れ状態が検出されたとき該振れ状態の程度に応じた警告を報知する振れ状態報知方法において、上記振れ状態が検出されたとき該振れ状態から振れ方向と振れ幅と求め、該振れ方向と振れ幅とを警告表示するようにした技術が提案されている。(例えば、特許文献1)
特開2006−243615号公報
しかしながら、上記特許文献の技術も含めて、従来はブレの発生に対する警告は行なうものの、その警告に基づいてユーザはどのように対処すればいいのか全く分からないので、適切な撮影を行なうことが難しかった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ブレの状態に応じた適切な撮影を行なうことが可能な撮像装置及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、被写体像を撮影する撮影手段と、ブレのレベルを検出する検出手段と、上記検出手段により検出されたブレのレベルに応じた撮影設定ガイド情報を報知する報知手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記撮影手段の撮影条件と複数段階のブレのレベルとを対応付けて予め記憶した記憶手段と、上記撮影手段での実撮影条件と上記検出手段での検出内容とから上記記憶手段を参照し、その時点で発生しているブレのレベルを段階的に判断する判断手段とをさらに具備し、上記報知手段は、上記判断手段により判断されたブレのレベルに応じた撮影設定ガイド情報を出力することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記報知手段は、上記撮影設定ガイド情報を視覚化して表示することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記報知手段は、上記撮影設定ガイド情報を音声化して放音することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記報知手段は、上記検出手段により検出されたブレのレベルが所定以上である場合に上記撮影設定ガイド情報を報知することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記報知手段は、上記検出手段により検出されたブレのレベルが所定以下である場合に上記撮影設定ガイド情報を報知することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、上記報知手段は、撮影設定ガイド情報と併せて発生しているブレのレベルをメータ表示することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、上記請求項7記載の発明において、上記報知手段は、上記ブレのレベルを段階的に区分したメータにより表示することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、上記請求項8記載の発明において、上記報知手段は、上記撮影手段での撮影条件の変更が必須となる段階を区分したメータにより表示することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記報知手段が報知する撮影設定ガイド情報は、上記撮影手段で選択しているシャッタ速度と焦点距離に基づいた内容を報知することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、上記撮影手段は、ブレに対する軽減構造を有し、上記報知手段が報知する撮影設定ガイド情報は、上記軽減構造の動作開始を促すことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、上記撮影手段は、ブレに対する軽減構造を有し、上記報知手段が報知する撮影設定ガイド情報は、上記軽減構造の動作停止を促すことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記報知手段は、複数の撮影設定ガイド情報を報知することを特徴とする。
請求項14記載の発明は、上記請求項13記載の発明において、上記報知手段が報知する複数の撮影設定ガイド情報中の1つを選択して設定する設定手段をさらに具備したことを特徴とする。
請求項15記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記検出手段により検出されたブレのレベルに基づいて上記撮影手段での撮影条件を自動的に変更設定する自動化手段と、上記報知手段により撮影設定ガイド情報を表示すると共に使用者に上記自動化手段による変更設定を行なわせるかどうかを判断する撮影設定判断手段とをさらに具備したことを特徴とする。
請求項16記載の発明は、撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、ブレのレベルを検出する検出ステップと、上記検出ステップにより検出されたブレのレベルに応じた撮影設定ガイド情報を報知する報知ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ブレの状態に応じた適切な撮影を行なうことが可能となる。
以下本発明をデジタルカメラに適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ10の回路構成を示すものである。同図で、レンズ光学系11により撮像素子であるCCD12上に被写体の光像が結像される。
このCCD12は、撮影光軸と直交する面内で互いに直交する方向に位置がシフトするXステージ13及びYステージ14と一体的に構成される。
Xステージ13及びYステージ14はそれぞれアクチュエータ15,16の駆動により位置をシフトするものであり、アクチュエータ15,16は手ブレ制御部17からの駆動信号に応じて動作する。
手ブレ制御部17はまた、上記レンズ光学系11の設けられた図示しないレンズ鏡筒に配設された3次元加速度センサ18からの検知信号をデジタル化して後述する制御部19に送出すると共に、該制御部19からの制御信号に基づいて上記アクチュエータ15,16によりXステージ13及びYステージ14の位置をシフトさせる。
一方、上記CCD12での撮像により得た画像信号は画像処理部20に送られ、その時点で設定されているISO感度に応じた自動ゲイン調整とA/D変換処理が実行された後に画素補間処理、γ補正処理を含むカラープロセス処理が施されてバッファメモリ21に一時的に保持される。
このバッファメモリ21に保持された画像データが画像処理部20に読出されて表示部22へ送られ、モニタ画像として表示される。
以上の動作をすべて制御部19が統括制御する。この制御部19は、CPUと、メインメモリ、動作プログラムやデータ等を固定的に記憶した不揮発性メモリ等から構成されるもので、不揮発性メモリから必要なプログラム等を読出し、メインメモリに適宜必要なプログラムやデータを一時的に展開して書込みながら、このデジタルカメラ10全体の制御動作を司る。
この制御部19は、キー入力部23から直接入力されるキー操作信号に対応して各種制御動作を実行するもので、システムバスSBを介して上記手ブレ制御部17、画像処理部20、表示部22の他、レンズ駆動部24、フラッシュ駆動部25、メモリカードインターフェイス(I/F)26、音声処理部27、及び電源制御部28とも接続される。
レンズ駆動部24は、制御部19からの制御信号を受けてレンズモータ(M)29を回転制御し、レンズ光学系11を構成する一部のレンズ、具体的にはフォーカスレンズ及びズームレンズの位置をそれぞれ光軸方向に沿って移動させる。
フラッシュ駆動部25は、静止画像撮影時に図示しないフラッシュ駆動用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部19からの制御信号を受けてキセノン放電管等で構成されるフラッシュバルブ30を撮影タイミングに同期して閃光駆動する。
メモリカードインターフェイス26は、このデジタルカメラ10に記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード31の入出力制御を行なうものであり、撮影時には撮影により得た画像データを記録し、また再生時にはメモリカード31に記録されている画像データを読出して上記画像処理部20に転送し、バッファメモリ21に保持させる。
音声処理部27は、PCM音源等の音源回路を備え、音声の録音時にはこのデジタルカメラ10の筐体前面に配設されたマイクロホン部32より入力された音声信号をデジタル化し、所定のデータファイル形式、例えばMP3(Moving Picture coding Experts Group−1 audio layer 3)規格にしたがってデータ圧縮して音声データファイルを作成し、上記メモリカード31へ送出する。
一方、音声処理部27は、音声の再生時にメモリカード31から読出されてきた音声データファイルの圧縮を解いてアナログ化し、上記デジタルカメラ10の背面に設けられるスピーカ部33を駆動して、拡声放音させる。
電源制御部28は、このデジタルカメラ10の電源であるリチウムイオン電池34からの供給電圧により各種動作電圧を発生し、上記制御部19をはじめとする各回路へ分配、供給する。
次に上記実施形態の動作について説明する。
なお、このデジタルカメラ10では通常一般に市販されているデジタルカメラと同様に、上記キー入力部23の一部を構成するシャッタキーが2段階の操作ストロークを有するものとし、該シャッタキーを全操作ストロークの半分程度押圧する第1段階の操作、所謂ハーフシャッタ、半押し等と称される操作状態(以下「半押し」)でAF(自動合焦)処理及びAE(自動露光)処理を実行してそれらの値を共にロックし、そのままさらに全操作ストローク操作する第2段階の操作、所謂フルシャッタ、全押し等と称される状態(以下「全押し」)で実際の撮影と撮影により得た画像データのメモリカード31への記録とを実行するものとする。
図2及び図3は、静止画撮影モード時の基本的な処理内容を示すものである。その当初には、CCD12を所定の駆動条件、例えば1/30[秒]より高いシャッタ速度、フレームレート:30[フレーム/秒]で周期的に撮影駆動し、バッファメモリ21に随時保持される画像データを表示部22にて表示することで、その時点でCCD12に得られている画像をモニタ表示する、所謂スルー画像表示を実行する(ステップS101)。
その上で、キー入力部23の一部を構成する上記シャッタキーが半押し操作されたか否かを判断する(ステップS102)。ここでシャッタキーが半押し操作されていなければ、再び上記ステップS101からの処理に戻り、以後ステップS101,S102の処理を繰返し実行することで、スルー画像の表示を行ないながら、シャッタキーが半押し操作されるのを待機する。
そして、シャッタキーが半押し操作されると上記ステップS102でこれを判断し、次にその半押し操作が、直前に一度シャッタキーを半押し操作してそれを解除した後の再操作であるか否かを判断する(ステップS103)。
これは、制御部19内のメインメモリ内に再半押し用のフラグレジスタを設定しておき、その内容がすでに一度シャッタキーを半押ししたことを示すフラグ「1」となっているか否かにより判断する。
上記再半押しフラグレジスタの内容が「0」であり、シャッタキーの半押し操作が再度の操作ではない場合には、その時点で通常のAF処理及びAE処理として適正な絞り値(F)、シャッタ速度(SS)、ISO感度、焦点距離(f)、及び事前のフラッシュ発光モード設定に応じたフラッシュ発光の有無の各情報を取得する(ステップS104)。
そして、取得した各情報中の特にシャッタ速度と焦点距離とに基づいて、後述する手ブレの判断基準X0,X1,X2を決定する(ステップS107)。
図7は、制御部19内の不揮発性メモリに予め記憶されている手ブレ判断基準テーブルの内容を例示するものである。同図に示すように取得した焦点距離(f)が属する範囲f1〜f6のいずれかと、シャッタ速度(SS)が属する範囲SS1〜SS8のいずれかとの組合せにより、上記手ブレの判断基準X0,X1,X2が予め決定されているため、同組合せ中から該当するものを読出す。
因みに、上記判断基準X0,X1,X2は、
X0:手ブレ補正が全く必要ない領域と、手ブレ補正を行なわないでも撮影が可能である領域との境界。
X1:手ブレ補正を行なわないでも撮影が可能である領域と、手ブレ補正を行なえば撮影が可能である領域との境界。
X2:手ブレ補正を行なえば撮影が可能である領域と、手ブレ補正を行なってもなお手ブレの影響が懸念されるために撮影条件の変更を推奨する領域との境界。
を示すものとする。
上記手ブレの判断基準X0,X1,X2の決定後、手ブレのサンプリング周期を設定するための変数Aに初期値「0」を入力する(ステップS108)。その後、実際に上記3次元加速度センサ18から手ブレの発生量TBを検出する(ステップS109)。
ここで手ブレの発生量TBは、撮影光軸を(Z軸)として該撮影光軸と直交するX−Y平面上での各軸方向のブレ量(X,Y)を3次元加速度センサ18の検出結果から求めた上で、その絶対値を式
TB=(X2+Y22
で算出するものとする。
そして、得た手ブレの発生量をレベルメータ化し、表示部22でのスルー画像に重畳して表示させる(ステップS110)。
図8は、このとき表示部22でスルー画像上に重畳して表示される手ブレ発生量のレベルメータLMを例示するものである。同図では、表示部22の画面左端側で16個の矩形セグメントによりレベルメータLMを構成しており、上記判断基準X0,X1,X2により全体を各エリア4個ずつ、計4つのエリアL1〜L4に分割して色別表示するものとする。
同図は、参考のための4つのエリアL1〜L4の計16個のセグメントをすべて点灯表示させた状態を各セグメント中のハッチング示すが、当然ながら実際には下側のエリアL1から順に、その時点の手ブレ発生量に応じた個数のセグメントのみが点灯表示されることとなる。
因みに、本実施形態では上述した如く、
エリアL1:手ブレ補正が全く必要ない領域で、青色で点灯する、
エリアL2:手ブレ補正を行なわないでも撮影が可能である領域で、緑色で点灯する、
エリアL3:手ブレ補正を行なえば撮影が可能である領域で、黄色で点灯する、
エリアL4:手ブレ補正を行なってもなお手ブレの影響が懸念されるために撮影条件の変更を推奨する領域で、赤色で点灯する、
の計4つに分割して、必要により後述する他のガイド情報も併せて表示するものとする。
ここでさらに、上記エリアL1とL2との差異についても説明しておく。
手ブレの状態がエリアL2にあったとしても、いざ全押しをした時に、全押しをした時の衝動でブレが大きくなり、ぶれた画像として撮影してしまう場合がある。
この全押しをした時の衝動の大きさを鑑みて、通常の押し方をした場合であれば全押しをしてもぶれた撮影画像とならない手ブレの状態を示すエリアをL1とすることが好ましい。これにより、手ブレをオフしても問題なく撮影可能となるのである。
つまり、手ブレ補正機能が動作していない場合に、L1は全押しした時にも手ブレが発生しない可能性が高いエリアで、L2は全押しした時に手ブレが発生する可能性が比較的高いエリアであると言える。
なお、図8に示す表示部22中の他の情報としては、例えば画面の上端側でフラッシュモードEF、オートブラケットAB、静止画撮影モードPG、(現撮影サイズでの)残撮影可能枚数NB、撮影画像サイズSZ、及びバッテリ残量BTを表示する他、画面の中央でフォーカスエリアFAを表示し、さらに画面の右下端でその時点の撮影条件TTとしてシャッタ速度、絞りF値、及びISO感度を表示している。
上記のように表示部22で手ブレ発生量のレベルメータLMを表示した後、その時点で手ブレ補正機能が設定されているか否かを判断する(ステップS111)。ここで手ブレ補正機能が設定されていると判断した場合、次いで直前のステップS109で取得した手ブレの発生量TBが上記判断基準X0より小さいか否か、すなわち手ブレ補正機能が必要ないにも拘わらず設定し、上記Xステージ13及びYステージ14を移動させるための電力を無駄に消費しているか否かを判断する(ステップS112)。
ここで手ブレの発生量TBが判断基準X0より小さいと判断した場合にのみ、無駄な電力の消費を避けるべく手ブレ補正の設定をオフにするような推奨処理を開始する(ステップS113)。
図4は、上記ステップS113で開始される手ブレ補正の設定オフを推奨する処理の内容を示すもので、当該処理は上記図2及び図3の処理と平行して制御部19の制御により実行される。
その処理当初には、手ブレ補正の設定オフを推奨するガイド表示の時間に対応する変数Bに初期値「0」を入力した後(ステップS301)、手ブレ補正の設定オフを推奨するガイドメッセージの表示を開始する(ステップS302)。
図9は、このとき表示部22でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する。手ブレ発生量のレベルメータLMは上記判断基準X0未満を示すエリアL1内での表示となっており、該エリアL1の横で、手ブレ補正のマークと「SAFE」の文字、及び「SET OFF!」の文字をガイドメッセージGM1として併せて表示することで、このデジタルカメラ10のユーザに対して手ブレ補正の設定をオフすることを強く推奨している。
こうしたガイドメッセージの表示を開始した後、推奨した内容に従った変更指示(変更指示1)の操作、具体的には上記キー入力部23の一部を構成する「SET」キーの操作がなされた否かを判断する(ステップS303)。
当該操作がなされていなければ、次に上記ガイド表示の時間に対応する変数Bがその最大値Bmax以上となったか否かを判断する(ステップS304)。時間の変数Bがその最大値Bmax以上となっていないと判断した場合、変数Bを「+1」更新設定した上で(ステップS305)、再度上記ステップS303からの処理に戻る。
こうしてステップS303〜S305の処理を繰返し実行することで、手ブレ補正の設定オフを推奨するガイドメッセージの表示を行ないながら、推奨した内容に従った変更指示の操作がなされるか、あるいは予め定められたガイドメッセージの表示時間(Bmax)が経過するのを待機する。
しかして、推奨した内容の通り手ブレ補正の設定をオフにする操作がなされた場合、上記ステップS303でこれを判断し、当該指示操作に従って手ブレ補正の設定をオフにした後(ステップS306)、上記図9で示したガイドメッセージGM1に代えて、設定が変更されたことを示す、例えば
「手ブレ補正オフに設定を変更しました」
のようなガイドメッセージを一定時間、例えば2秒間だけ表示する(ステップS307)。
その後、手ブレ補正に関するガイドメッセージの表示を終了すると共に(ステップS308)、以上でこの図4による手ブレ補正の設定オフを推奨する処理を完了する。
また、上記ステップS303〜S305の処理を繰返し実行している過程で、手ブレ補正の設定をオフにする操作がなされないままに予め定められたガイドメッセージの表示時間(Bmax)が経過した場合には、ステップS304でこれを判断し、そのまま上記ステップS308に進んでそれまでのガイドメッセージの表示を終了すると共に、以上でこの図4による手ブレ補正の設定オフを推奨する処理を完了する。
なお、上記図2のステップS112で手ブレ補正機能が設定されている状態において手ブレの発生量TBが判断基準X0以上であった場合には、上記ステップS113での手ブレ補正の設定をオフにするような推奨処理の開始は行なわない。
図10は、このとき表示部22でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する。手ブレ発生量のレベルメータLMは上記判断基準X0とX1との間を示すエリアL2内での表示となっており、手ブレ補正のマークのみを表示することで、このデジタルカメラ10のユーザに対して手ブレ補正の設定をオンされていることが示されている。
また、上記ステップS111においてその時点では手ブレ補正機能が設定されていないと判断した場合、次いで直前のステップS109で取得した手ブレの発生量TBが上記判断基準X1より大きいか否か、すなわち手ブレ補正機能を設定する必要があるか否かを判断する(ステップS114)。
ここで手ブレの発生量TBが判断基準X1より大きいと判断した場合にのみ、手ブレ補正の設定をオンにするような推奨処理を開始する(ステップS115)。
図5は、上記ステップS115で開始される手ブレ補正の設定オンを推奨する処理の内容を示すもので、当該処理は上記図2及び図3の処理と平行して制御部19の制御により実行される。
その処理当初には、手ブレ補正の設定オンを推奨するガイド表示の時間に対応する変数Cに初期値「0」を入力した後(ステップS501)、手ブレ補正の設定オンを推奨するガイドメッセージの表示を開始する(ステップS502)。
図11は、このとき表示部22でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する。手ブレ発生量のレベルメータLMは上記判断基準X1とX2との間のエリアL3内での表示となっており、手ブレ補正のマークと、「SET ON!」の文字をガイドメッセージGM2として併せて表示することで、このデジタルカメラ10のユーザに対して手ブレ補正の設定をオンすることを強く推奨している。
こうしたガイドメッセージの表示を開始した後、推奨した内容に従った変更指示(変更指示1)の操作、具体的には上記キー入力部23の一部を構成する「SET」キーの操作がなされた否かを判断する(ステップS503)。
当該操作がなされていなければ、次に上記ガイド表示の時間に対応する変数Cがその最大値Cmax以上となったか否かを判断する(ステップS504)。時間の変数Cがその最大値Cmax以上となっていないと判断した場合、変数Cを「+1」更新設定した上で(ステップS505)、再度上記ステップS503からの処理に戻る。
こうしてステップS503〜S505の処理を繰返し実行することで、手ブレ補正の設定オンを推奨するガイドメッセージの表示を行ないながら、推奨した内容に従った変更指示の操作がなされるか、あるいは予め定められたガイドメッセージの表示時間(Cmax)が経過するのを待機する。
しかして、推奨した内容の通り手ブレ補正の設定をオンにする操作がなされた場合、上記ステップS503でこれを判断し、当該指示操作に従って手ブレ補正の設定をオンにした後(ステップS306)、上記図11で示したガイドメッセージGM2に代えて、設定が変更されたことを示す、例えば
「手ブレ補正オンに設定を変更しました」
のようなガイドメッセージを一定時間、例えば2秒間だけ表示する(ステップS507)。
その後、手ブレ補正に関するガイドメッセージの表示を終了すると共に(ステップS508)、以上でこの図5による手ブレ補正の設定オンを推奨する処理を完了する。
また、上記ステップS503〜S505の処理を繰返し実行している過程で、手ブレ補正の設定をオンにする操作がなされないままに予め定められたガイドメッセージの表示時間(Cmax)が経過した場合には、ステップS504でこれを判断し、そのまま上記ステップS508に進んでそれまでのガイドメッセージの表示を終了すると共に、以上でこの図5による手ブレ補正の設定オンを推奨する処理を完了する。
なお、上記図2のステップS114で手ブレ補正機能が設定されていない状態において手ブレの発生量TBが判断基準X1以下であった場合には、上記ステップS115での手ブレ補正の設定をオンにするような推奨処理の開始は行なわない。
このとき表示部22では、上記図10で示した表示画面から手ブレ補正のマークのみを除いた内容をスルー画像に重畳して表示する。このデジタルカメラ10のユーザは、手ブレ発生量のレベルメータLMの表示に併せて手ブレ補正のマークが表示されないことから、手ブレ補正の設定がオフであることを理解できる。
さらに、上記ステップS113での処理後、上記ステップS112で手ブレの発生量TBが判断基準X0以上であると判断した後、上記ステップS115の処理後、及び上記ステップS114で手ブレの発生量TBが判断基準X1以下であると判断した後に、直前のステップS109で取得した手ブレの発生量TBが判断基準X2より大きいか否か、すなわち手ブレ補正を行なってもなお手ブレの影響が懸念されるために撮影条件の変更が必要であるか否かを判断する(ステップS116)。
ここで手ブレの発生量TBが判断基準X2より大きいと判断した場合にのみ、撮影条件の変更を推奨する処理を開始する(ステップS117)。
図6は、上記ステップS117で開始される撮影条件の変更を推奨する処理の内容を示すもので、当該処理は上記図2及び図3の処理と平行して制御部19の制御により実行される。
その処理当初には、撮影条件の変更を推奨するガイド表示の時間に対応する変数Dに初期値「0」を入力した後(ステップS701)、撮影条件の変更を推奨するガイドメッセージの表示を開始する(ステップS702)。
図12は、このとき表示部22でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する。手ブレ発生量のレベルメータLMは上記判断基準X3より高いエリアL4内での表示となっており、手ブレ補正のマークと「ALARM!」の文字、加えて「ISO400△up」「F2.8△up」「Flash−ON!」の3つの撮影条件の具体的な変更内容をガイドメッセージGM3として併せて表示することで、このデジタルカメラ10のユーザに対して明示した撮影条件の少なくともいずれか1つの変更を強く推奨している。
こうしたガイドメッセージの表示を開始した後、推奨した内容に従った変更指示(変更指示1)の操作、具体的には上記キー入力部23の一部を構成する「SET」キーの操作がなされた否かを判断する(ステップS703)。
当該操作がなされていなければ、次に撮影条件の変更のために上記シャッタキーの半押し操作状態が解除された(変更指示2)か否かを判断する(ステップS704)。ここでシャッタキーの半押し操作が解除されない場合には、さらに上記ガイド表示の時間に対応する変数Dがその最大値Dmax以上となったか否かを判断する(ステップS705)。時間の変数Dがその最大値Dmax以上となっていないと判断した場合、変数Dを「+1」更新設定した上で(ステップS706)、再度上記ステップS703からの処理に戻る。
こうしてステップS703〜S706の処理を繰返し実行することで、撮影条件の変更を推奨するガイドメッセージの表示を行ないながら、推奨した内容に従った変更指示の操作がなされるか、あるいは予め定められたガイドメッセージの表示時間(Dmax)が経過するのを待機する。
しかして、上記ガイドメッセージGM3の表示に対して一旦シャッタキーの半押し操作が解除された場合、上記ステップS704でこれを判断し、撮影条件中で特にシャッタ速度(SS)に重み付けを行なって、より高速シャッタとなるように他の撮影条件を変更し易くするような設定を行なう(ステップS707)。さらに、制御部19内のメインメモリ内に設定した再半押し用のフラグレジスタにすでに一度シャッタキーを半押ししたことを示すフラグ「1」をセットする(ステップS708)。
そして、この再半押しフラグの状態を維持するべく、時間の変数Eに初期値「0」を入力し(ステップS709)、変数Eがその最大値Emax以上となったか否かを判断し(ステップS710)、そうでなければ変数Eを「+1」更新設定した上で(ステップS711)、再度上記ステップS709からの処理に戻る。
こうしてステップS709,S710の処理を繰返し実行することで、上記Emaxで規定される時間分だけ上記再半押しフラグのセット状態を維持する。
しかして、変数Eの値がEmax以上となった時点で上記ステップS710によりこれを判断し、再半押し用のフラグレジスタのフラグ「1」を解除して「0」とし(ステップS712)、合わせて上記ステップS707で実行したシャッタ速度(SS)の重み付け設定を解除した後に(ステップS713)、上記図12で示した撮影条件の変更を推奨するガイドメッセージの表示を終了すると共に(ステップS714)、以上でこの図6による撮影条件の変更を推奨する処理を完了する。
また、上記ステップS703〜S706の処理を繰返す過程で、推奨した内容に従った変更指示(変更指示1)の操作、具体的には上記キー入力部23の一部を構成する「SET」キーの操作がなされた場合、ステップS703でこれを判断し、具体的な変更設定の先端状態に移行する(ステップS715)。
これは、上記ガイドメッセージGM3で表示した3つの変更設定候補
「ISO400△up:ISO感度を400に上げる」
「F2.8△up:絞りF値を2.8に開ける」
「Flash−ON!:フラッシュをオンにする」
中の1つ、例えば最上段にある「ISO400△up」を反転表示して選択可能な状態とした上で、キー入力部23を構成するカーソルキー(「↑」キーと「↓」キー)、及び「SET」キーの操作によりそれらのいずれかが選択された後に確定指示されることで処理する。
そして、撮影条件の変更設定候補中から1つが選択して確定されると、撮影条件中で特にシャッタ速度(SS)に重み付けを行なって、より高速シャッタとなるように他の撮影条件を変更し易くするような設定を行なった上で(ステップS716)、あらためて絞りF値、シャッタ速度、ISO感度、フラッシュ機能のうち、上記ステップS715での選択確定に対応した項目の設定を変更してシャッタ速度をより高速となるように処理する(ステップS717)。
そして、設定変更後の撮影条件により再度手ブレの判断基準X0,X1,X2を決定し直す(ステップS718)。これら新たな判断基準X0,X1,X2に基づいて手ブレ発生量のレベルメータLMの表示を行なう一方で、撮影条件を変更したことを示す、例えば
「…(変更後の項目)に設定を変更しました」
のメッセージを一定時間、例えば2秒間だけ表示する(ステップS719)。
その後、撮影条件の変更を推奨するガイドメッセージの表示を終了すると共に(ステップS714)、以上でこの図6による撮影条件の変更を推奨する処理を完了する。
上記図3の処理に戻って、上記ステップS117での撮影条件の変更を推奨する上記図6で示した処理の開始の有無に拘わらず、その後も依然としてシャッタキーが半押し操作されているか否かを確認する(ステップS118)。
ここでシャッタキーの半押し操作が解除されたと判断した場合は、上記ステップS101からの処理に戻り、再度スルー画像の表示状態からシャッタキーが半押し操作されるのを待機する。
また、上記ステップS118でシャッタキーが依然として半押し操作されているのを確認すると、次いで同シャッタキーが全押し操作されたか否かを判断する(ステップS119)。
シャッタキーが全押し操作されていない場合、次いで上記手ブレのサンプリング周期を示す変数Aの値がその最大値Amax以上となったか否かを判断し(ステップS120)、そうでなければ該変数Aの値を「+1」更新設定した上で(ステップS121)、再び上記ステップS18からの処理に戻る。
しかして、ステップS118〜S121の処理を繰返し実行することで、シャッタキーの半押し操作の確認をしながら、シャッタキーが全押し操作されること、及び変数Aがその最大値Amaxとなって手ブレの発生量TBが次のサンプリングタイミングとなることを待機する。
シャッタキーが全押し操作されないままに上記変数Aがその最大値Amaxとなった場合、上記ステップS120でこれを判断し、次の手ブレの発生量TBを検出するべく上記ステップS108からの処理に戻る。
また、上記変数Aがその最大値Amaxとなる前にシャッタキーが全押し操作された場合、ステップS119でこれを判断し、次にその時点で手ブレ補正がオン設定されているか否かを判断する(ステップS121)。
ここで手ブレ補正がオン設定されていると判断した場合にのみ、上記CCD12と一体に構成されたXステージ13及びYステージ14を3次元加速度センサ18での手ブレ検出内容に対応してシフト移動させる手ブレ補正動作を開始させた後(ステップS123)、CCD12での適正なシャッタ速度による撮影とその撮影により得た画像データを適宜画像処理部20で処理してメモリカード31への記録を実行させる(ステップS124)。
その後、即時上記手ブレ補正動作を終了させ、上記Xステージ13及びYステージ14を駆動するアクチュエータ15,16での電力消費を最少限に抑えた上で(ステップS125)、再び上記ステップS101からの処理に戻り、次の撮影に備えて待機する。
また、上記ステップS122で手ブレ補正がオン設定されていないと判断した場合には、そのままCCD12での適正なシャッタ速度による撮影とその撮影により得た画像データを適宜画像処理部20で処理してメモリカード31への記録を実行させ(ステップS126)、その後に上記ステップS101からの処理に戻り、次の撮影に備えて待機する。
なお、上記ステップS103でシャッタキーが半押し操作された際にその操作が再半押しであると判断した場合、すなわち上記図6のステップS708〜S712での処理による、再半押しフラグが「1」にセットされ、変数Eがその最大値Emax未満である状態で再度シャッタキーの半押し操作がなされたと判断した場合には、シャッタ速度に重み付けを行なった状態でのAF処理及びAE処理として適正な絞り値(F)、シャッタ速度(SS)、ISO感度、焦点距離(f)、及び事前のフラッシュ発光モード設定に応じたフラッシュ発光の有無の各情報を再度取得する(ステップS105)。
その上で、シャッタキーの再半押しにより各撮影条件が変更されたことを、例えば
「…(変更された内容)を変更しました」
のようなメッセージ表示を行なう(ステップS106)。
これにより、再半押しという簡易的な判断をするのみで、簡単に自動的に撮影条件を変更することができるというメリットがある。
そして、上記ステップS107に進み、新たに取得した各情報中の特にシャッタ速度と焦点距離とに基づいて手ブレの判断基準X0,X1,X2を再度決定する。
なお、上記図11では、必要に応じて手ブレ補正をオン設定するように推奨するガイドメッセージGM2を手ブレ発生量のレベルメータLM横に表示するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、単に手ブレ補正をオン設定することで手ブレ補正の機能が発揮される範囲を指標として手ブレ発生量のレベルメータLMと合わせて表示するものとしても良い。
図13は、そのような表示部22での他のガイドメッセージを例示するものである。すなわち、同図では、手ブレ発生量のレベルメータLMが上記判断基準X1とX2の間のエリアL3内での表示となっているのに併せて、同エリアL3内の最下レベルのセグメントに対してその位置を示す三角形と手ブレ補正のマーク、及び「UPPER LEVEL」の文字をガイドメッセージGM4として表示している。手ブレ発生量のレベルメータLMでの表示が上記「UPPER LEVEL」を僅かに超えていることから、手ブレ補正の機能が有効に発揮されることが容易に理解できる。
以上詳述した如く本実施形態では、その時点で発生している手ブレの状態に対応して常に適切なガイド情報をユーザに報知することが可能となる。
そのガイド情報の報知に際しては、上記図8乃至図13でも示した如く手ブレの状態に対応したガイドメッセージ等をすべて視覚化してデジタルカメラ10の表示部22で表示するものとしたので、撮影時にはその内容をモニタ画像と共に視認して即時必要な操作に移行することができる。
そのようなガイド情報の報知に際して、特に上記図11でも示した如く、手ブレ補正のオン設定が必要となるレベル以上となった場合に、その旨をガイドメッセージとして報知するものとしたので、手ブレ補正機能を有効に活用して積極的に手ブレを抑制した画像を撮影することができる。
また、上記とは別に、ガイド情報の報知に際して、特に上記図9でも示した如く、手ブレ補正を設定を必要としない程度に手ブレの発生量が低いレベルである場合には、反対に手ブレ補正をオフ設定するようなガイド情報を報知するものとしたので、手ブレ補正を行なうことで生じる無駄な電力消費を回避し、容量が制限される電源の電池を有効に使用することができる。
さらに、上記手ブレの発生量をレベルメータLMとして表示するものとしたので、ユーザはその時点で生じている手ブレの量をより視覚的に認識し易い。
加えて、上記手ブレ発生量のレベルメータLMでは、手ブレのレベルを複数の段階、例えば3つの基準値X0〜X2により4段階に区分して表示することとした。これにより、その時点で生じている手ブレの量をきわめて客観的に把握することができ、必要な対応を簡易に判断できる。
そのうち、手ブレ補正の機能をオン設定してもなお、手ブレを完全には抑制できないような、撮影条件の変更が必須となる段階をメータ中で区分表示することで、ユーザがより迅速に必要な対応をとることができる。
なお、上記実施形態では、図7のテーブルでも示した如く、手ブレの発生要因としてシャッタ速度(SS)と焦点距離(f)とによる基準を用いて判断するものとしたので、手ブレの量を一義的に導き出すことができ、制御をより簡易化することができる。
また、上記ガイドメッセージにおいては、手ブレ補正機能のオン設定、及びオフ設定を必要に応じて表示するものとしたので、特に手ブレ補正機能のオン設定及びオフ設定を独立した1つの操作キーで行なうような機種であれば、ユーザは即時そのガイドに従った操作を実行することができ、撮影動作を無闇に中断してしまうことなく、短時間の操作で撮影を続行できる。
さらに、上記図12でも示した如く、手ブレの発生量が大きく撮影条件の変更が必要である場合でも、変更すべき複数の撮影条件候補、例えばISO感度と絞りF値、及びフラッシュの発光方法を並列して報知することで、ユーザに現況を正確に提示することができる。
また、そうして提示された複数の撮影条件候補の中から1つを選択することで撮影条件の変更設定に移行できるものとしたので、ユーザに分かり易い形で円滑に撮影条件の変更を実行でき、ユーザの撮影意図を活かした撮影を続行できる。
さらに、上記実施形態では、手ブレの発生に関するガイド情報はいずれも表示部でのメータや文字、マーク等による表示で行なうものとして説明したが、本発明はこれに限ることなく、静止画の撮影に際してユーザが認識し易いようにガイド情報を音声データ化してスピーカより拡声放音するものとしても良いし、さらには表示と音声とをユーザの設定によりどちらか一方、あるいは双方で行なうものとしても良い。
また、上記実施形態では、手ブレの発生に対するガイド情報を提示するに止まったが、そのような提示を行なった後に当該ガイド情報の内容による各種動作状態の変更を自動的に実行するものとしても良い。
この場合、単に必要な変更動作を自動的に行なうのではなく、ユーザに対してどのような変更が必要であるのかを報知した上で行なうことにより、ユーザが無意識のうちに撮影条件が変更されており、したがってユーザの意図しない撮影条件で撮影が実行されてしまうような事態を未然に防止できる。
なお、上記実施形態では手ブレ補正として撮影光軸と直交する面に沿って撮像素子であるCCD12を移動させる場合について説明したが、これと併せて撮影光軸中の他の光学部材であるレンズ等を移動させる場合にも同様に適用することが可能であり、且つその相対的な変位量が大きくなるために、補正による効果もより大きくなるものと考えられる。
さらに、上記実施形態では、ブレの補正を撮像素子であるCCD12の位置を撮影光軸と直交する面に沿ってシフトして移動することで補正しているが、ブレ補正用の光学部材を駆動して補正する、所謂、レンズ駆動方式の手ブレ補正にも本発明が適用可能であることを再度強調して記載しておく。
また、上記実施形態では、ブレの補正を手ブレ補正に限定して記載している。
しかし、顔認識技術を用いて撮影画像中から顔位置を検出し、検出した顔位置を追尾し続けることで被写体ブレを検出し、その検出結果応じて撮像素子またはブレ補正用光学部材を駆動して補正するような、所謂、被写体ブレ補正にも本発明は同様に適用することが可能である。
さらに、手ブレ検出手段と被写体ブレ検出手段とを備え、その両方の検出を考慮して、撮像素子またはブレ補正用光学部材を駆動し、手ブレと被写体ブレの両方を加味してブレの補正を行なうように構成することも可能である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件により適宜の組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係るデジタルカメラの回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係る静止画撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る静止画撮影モード時の処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る上記図2のステップS113で開始される手ブレ補正オフ設定の推奨処理の内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る上記図2のステップS115で開始される手ブレ補正オン設定の推奨処理の内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る上記図3のステップS113で開始される手ブレ補正オフ設定の推奨処理の内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る予め記憶されたシャッタ速度と焦点距離に対応した手ブレ判断基準テーブルの内容を例示する図。 同実施形態に係る手ブレ発生量のレベルメータを含む表示部での表示例を示す図。 同実施形態に係る表示部でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する図。 同実施形態に係る表示部でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する図。 同実施形態に係る表示部でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する図。 同実施形態に係る表示部でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する図。 同実施形態に係る表示部でスルー画像に重畳して表示される内容を例示する図。
符号の説明
10…デジタルカメラ、11…レンズ光学系、12…CCD、13…Xステージ、14…Yステージ、15,16…アクチュエータ、17…手ブレ制御部、18…3次元加速度センサ、19…制御部、20…画像処理部、21…バッファメモリ、22…表示部、23…キー入力部、24…レンズ駆動部、25…フラッシュ駆動部、26…メモリカードインターフェイス(I/F)、27…音声処理部、28…電源制御部、29…レンズモータ(M)、30…フラッシュバルブ、31…メモリカード、32…マイクロホン部、33…スピーカ部、34…リチウムイオン電池、AB…オートブラケット、BT…バッテリ残量、EF…フラッシュモード、GM1〜GM3…ガイドメッセージ、LM…レベルメータ、NB…残撮影可能枚数、PG…静止画撮影モード、SB…システムバス、SZ…撮影画像サイズ、TT…撮影条件、X0〜X2…手ブレ量基準値。

Claims (16)

  1. 被写体像を撮影する撮影手段と、
    ブレのレベルを検出する検出手段と、
    上記検出手段により検出されたブレのレベルに応じた撮影設定ガイド情報を報知する報知手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記撮影手段の撮影条件と複数段階のブレのレベルとを対応付けて予め記憶した記憶手段と、
    上記撮影手段での実撮影条件と上記検出手段での検出内容とから上記記憶手段を参照し、その時点で発生しているブレのレベルを段階的に判断する判断手段と
    をさらに具備し、
    上記報知手段は、上記判断手段により判断されたブレのレベルに応じた撮影設定ガイド情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記報知手段は、上記撮影設定ガイド情報を視覚化して表示することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 上記報知手段は、上記撮影設定ガイド情報を音声化して放音することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 上記報知手段は、上記検出手段により検出されたブレのレベルが所定以上である場合に上記撮影設定ガイド情報を報知することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 上記報知手段は、上記検出手段により検出されたブレのレベルが所定以下である場合に上記撮影設定ガイド情報を報知することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 上記報知手段は、撮影設定ガイド情報と併せて発生しているブレのレベルをメータ表示することを特徴とする上記請求項3記載の撮像装置。
  8. 上記報知手段は、上記ブレのレベルを段階的に区分したメータにより表示することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 上記報知手段は、上記撮影手段での撮影条件の変更が必須となる段階を区分したメータにより表示することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
  10. 上記報知手段が報知する撮影設定ガイド情報は、上記撮影手段で選択しているシャッタ速度と焦点距離に基づいた内容を報知することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  11. 上記撮影手段は、ブレに対する軽減構造を有し、
    上記報知手段が報知する撮影設定ガイド情報は、上記軽減構造の動作開始を促す
    ことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  12. 上記撮影手段は、ブレに対する軽減構造を有し、
    上記報知手段が報知する撮影設定ガイド情報は、上記軽減構造の動作停止を促す
    ことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  13. 上記報知手段は、複数の撮影設定ガイド情報を報知することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  14. 上記報知手段が報知する複数の撮影設定ガイド情報中の1つを選択して設定する設定手段をさらに具備したことを特徴とする請求項13記載の撮像装置。
  15. 上記検出手段により検出されたブレのレベルに基づいて上記撮影手段での撮影条件を自動的に変更設定する自動化手段と、
    上記報知手段により撮影設定ガイド情報を表示すると共に使用者に上記自動化手段による変更設定を行なわせるかどうかを判断する撮影設定判断手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  16. 撮像装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
    ブレのレベルを検出する検出ステップと、
    上記検出ステップにより検出されたブレのレベルに応じた撮影設定ガイド情報を報知する報知ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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