JP2009111159A - 冷却装置及び冷却装置を組み込んだパソコンと、冷却装置の制御装置 - Google Patents

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正人 竹本
Junichi Hasegawa
純一 長谷川
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哲哉 山本
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Abstract

【課題】冷却時も、清掃時も大風量、高風速で運転することができる冷却装置及び冷却装置の制御装置を提供する。
【解決手段】一方向に送風する冷却ファン1と、冷却ファン1の風下側に配置した放熱フィン2と、冷却ファン1を、冷却ファンの送風方向に直交する方向で支持する支持部3と、冷却ファン1の風上側に配置した吸気口4と、冷却ファン1の風上側に、吸気口4に対向する位置に配置した排気口5とを備える。そして、支持部3を中心にして冷却ファン1を回転させることによって、吸気口4より吸気し、冷却ファン1により放熱フィン2に送風する正流方向Aと、放熱フィン2より吸気し、冷却ファン1により排気口5より排気する逆流方向Bに切り替える回転機構7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、放熱フィンを冷却する冷却装置及びこの冷却装置を組み込んだパソコンと、冷却装置の制御装置に関し、特に放熱フィンの目詰まりを除去する機能を備える冷却装置及びその制御装置に関する。
近年、電子機器は、小型化、軽量化、高性能化のため、機器内部に高機能部品が高密度実装される。特に、パソコン(personal computer)は、CPU(central processing unit)を内蔵し、更にハードディスクやROM、RAM等を高密度実装するが、CPUなどの高熱を発生する部品を内蔵している。このように高熱を発生する部品を冷却するため、冷却装置が設けられる。冷却装置は、例えば、発熱部品に熱的に結合する放熱フィンと、この放熱フィンに送風する冷却ファンとからなる。
冷却装置は、発熱部品の発熱量が大きくなるに従い、放熱効果を高くするため放熱フィン間のピッチは0.5〜1.0mm程度に小さくなっている。そのため、図7に示すように、放熱フィンの上流側に塵埃が付着し、放熱フィン間の目詰まりを生じ、冷却能力を低下させる。図7は、電子機器の筐体51内部に配置された冷却装置50を模式的に示し、排気ダクト52の出口側に備えられた放熱フィン53に、冷却ファン54を利用して、筐体外より流入する空気を矢印55で示すように送風することにより、強制空冷する。
しかしながら、このとき埃や塵のような異物56も空気の流れによって筐体内に取り込まれる。塵や埃のような異物56は放熱フィン53の上流側に付着、もしくは放熱フィン53の周囲に堆積する。放熱フィン53の上流側に付着し、もしくは堆積した塵埃のような異物56が増加すると、放熱フィン53間は目詰まりを起こす。目詰まりにより、放熱フィン間の空気の流れが悪くなり、冷却装置の冷却能力が低下する。異物56が放熱フィン53間のピッチより小さい場合、異物56は放熱フィン53の間を通り抜けて排出される。しかし、異物56の一部は放熱フィン53の端面に衝突して付着、もしくは放熱フィン53の周囲に堆積し、放熱フィン53のピッチより大きくなった異物56は放熱フィン53を通り抜けることができず、放熱フィン53の上流側に滞留してしまう。
このような冷却装置に関して、塵埃の進入を防止し、また塵埃を除去する発明が、特許文献1及び2に開示されている。特許文献1及び2は、ラジエータ冷却用ファンにより外気を吸引する吸気ダクトに防塵網を設けて外気吸入部を構成し、この外気吸入部内に正逆転可能なファンモータを設け、ラジエータの直前にシャッターを設ける構成である。そして、シャッターが開状態であるときファンモータが外気を吸気する方向に回転し、シャッターを閉状態に操作することにより防塵網に付着した塵埃を吹き落とす方向にファンモータを回転させるものである。
また、特許文献3は、冷却ファンの羽根を支軸の周りで回転させることにより、防塵網からラジエータの方向へ送風する冷却姿勢と、ラジエータから防塵網へ送風する除塵姿勢に切り替えるものである。また特許文献4は、空気流入側の放熱フィンの間隙を空気流出側の間隔より狭く形成し、塵埃の進入を防止し、かつ放熱動作後に、放熱ファンを逆回転させて、放熱フィンの入口側に付着した塵埃を剥落させ、塵埃を除去するものである。
特開平09−39586号公報 特開平09−125960号公報 特開2004−211581号公報 特開2005−347450号公報
上記特許文献1〜4に記載の発明はいずれも除塵のときにモータを逆転させるものであるが、そのためには正逆転可能なモータが必要となる。このような正逆転可能なモータは一方向に回転するモータより一般的には高価であり、逆転方向では正方向より風量、風速が低下する。
本発明は、上記のような問題を解決するものであり、冷却動作時も、清掃動作時も大風量、高風速で運転することができる冷却装置及び冷却装置を組み込んだパソコンと、冷却装置の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の冷却装置は、上記課題を解決するため、一方向に送風する冷却ファンと、前記冷却ファンの風下側に配置した放熱フィンと、前記冷却ファンを、冷却ファンの送風方向で直交する方向に支持する支持部と、前記冷却ファンの風上側に配置した吸気口と、前記冷却ファンの風上側に、前記吸気口に対向する位置に配置した排気口と、前記支持部を中心にして、前記冷却ファンを回転させることによって、前記吸気口より吸気し、前記冷却ファンにより前記放熱フィンに送風する正流方向と、前記放熱フィンより吸気し、前記冷却ファンにより前記排気口より排気する逆流方向に切り替える回転機構とを備える。
これにより、冷却装置は、冷却動作時も、清掃動作時も大風量、高風速で運転することができる。また、冷却動作時に付着した異物を、清掃動作時に冷却動作時と同じ風量、風速で除去するので、異物を確実に除去することができる。
本発明の冷却装置は、実施形態において、前記回転機構に連動して、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記吸気口を開き、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記吸気口を閉じる第1の開閉弁と、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記排気口を閉じ、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記排気口を開く第2の開閉弁を備える。
これにより、冷却動作時の送風方向と、清掃動作時の送風方向を確実に形成することができる。
また、本発明の第2の冷却装置は、上記課題を解決するため、一方向に送風する冷却ファンと、前記冷却ファンの上方に形成した吸気口と、前記冷却ファンの下方に形成した排気口と、前記冷却ファンの下流側に配置した放熱フィンと、前記冷却ファンと前記放熱フィンの間に配置し、前記吸気口より吸気し、前記冷却ファンにより前記放熱フィンに送風する正流方向と、前記放熱フィンより吸気し、前記冷却ファンにより前記排気口より排気する逆流方向に切り替える送風方向切替弁とを備える。
これにより、冷却装置は、冷却動作時も、清掃動作時も大風量、高風速で運転することができる。また、冷却動作時に付着した異物を、清掃動作時に冷却動作時と同じ風量、風速で除去するので、異物を確実に除去することができる。
本発明の第2の冷却装置は、実施形態において、前記冷却ファンは、筐体の中間位置に配置され、前記吸気口は前記冷却ファンの上方の筐体の一部に形成され、前記排気口は前記吸気口に対向し、前記冷却ファンの下方の筐体の一部に形成される。
これにより、冷却ファンと吸気口及び排気口を合理的に配置することができる。
本発明の第2の冷却装置は、実施形態において、前記送風方向切替弁に連動して、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記吸気口を開き、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記吸気口を閉じる吸気口弁と、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記排気口を閉じ、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記排気口を開く排気口弁を備える。
これにより、冷却動作時の送風方向と、清掃動作時の送風方向を確実に形成することができる。
本発明の第2の冷却装置は、実施形態において、前記吸気口弁と排気口弁は、連結されて摺動弁を形成することを特徴とする。
これにより、吸気口弁と排気口弁は同時に動作することができ、冷却動作時の送風方向と、清掃動作時の送風方向を確実に形成することができる。
また本発明の第1または第2の冷却装置は、実施形態において、前記回転機構または摺動弁は、表示装置のヒンジに連動する機構により作動することを特徴とする。
これにより、簡単な機構により本発明の冷却装置を冷却動作と清掃動作に切り替えることができる。
また本発明のパソコンは、パソコンの表示装置の開閉に連動して、前記回転機構または送風方向切替弁が動作するようパソコン本体に第1または第2の冷却装置を組み込んだことを特徴とする。
これにより、パソコンのCPUを冷却することができる。
本発明の冷却装置の制御装置は、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のときは、中央演算装置の温度センサが所定温度以上を検出したとき、時計が一定時間を計測したとき、前記冷却ファンの回転数総数を一定回転数カウントしたとき、前記冷却ファンの回転速度が回転数制御装置の回転数制御と不一致を生じたとき、表示装置の開閉を検知したとき、パソコンの電源スイッチが投入されたとき、ほこり除去スイッチが投入されたとき、中央演算装置によりシステムのショットダウンまたはスリープを検知したとき、中央演算装置がシステムの負荷状態を検知し、特定の負荷状態になったときのいずれか1つ以上である。
これにより、放熱フィンに堆積する異物が大きくなる前に除去することができる。
本発明によれば、冷却動作時も、清掃動作時も大風量、高風速で運転することができる冷却装置が提供される。また、冷却動作時に付着した異物を、清掃動作時に冷却動作時と同じ風量、風速で除去するので、異物を確実に除去することができる。
(実施形態1)
図1は実施形態1の構成図である。図1に示すように、本発明の第1の冷却装置は、一方向に送風する冷却ファン1と、冷却ファン1の風下側に配置した放熱フィン2と、冷却ファン1を、冷却ファンの送風方向に直交する方向で支持する支持部3と、冷却ファン1の風上側に配置した吸気口4と、冷却ファン1の風上側に、吸気口4に対向する位置に配置した排気口5とを備える。そして、支持部3を中心にして冷却ファン1を回転させることによって、吸気口4より吸気し、冷却ファン1により放熱フィン2に送風する正流方向Aと、放熱フィン2より吸気し、冷却ファン1により排気口5より排気する逆流方向Bに切り替える回転機構7とを備えるものである。
図1(a)及び図1(b)に示すように、冷却ダクト10の上下方向及び左右方向のほぼ中央部に冷却ファン1を回転軸(支持部3)により取り付ける。この冷却ファン1の下流側の吸排気口6に接するように放熱フィン2を配置する。冷却ダクト10は少なくとも冷却ファン1から放熱フィン2まで延びるように形成され、冷却ファン1の送風がほぼ全部放熱フィン2に送風されるようにするのが望ましい。そして、冷却ファン1の上流側に、冷却ダクト10の上部に吸気口4を設け、冷却ダクト10の下部に排気口5を設ける。
図1(a)は、吸気口4より吸気し、冷却ファン1により放熱フィン2に正流方向に送風する冷却動作の場合を示し、冷却ファン1は右下がりに傾いている。この場合、冷却ファン1は右側面aから左側面bに送風する。このとき、排気口5から吸気しないように排気口5を閉じる弁8を設けることが好ましい。これによって、放熱フィン2は強制空冷される。このとき、放熱フィン2に異物20が付着することがある。
一方、図1(b)は、図1(a)の位置から冷却ファン1が回転軸(支持部3)を中心に反時計方向に回転して、冷却ファン1は右上がりに傾いている状態を示す。この場合、冷却ファン1は左側面aから右側面bに送風することにより、放熱フィン2より吸気し、排気口4より排気するので、逆流方向に送風し清掃動作をする。このとき、吸気口4を閉じる弁9を設けることが好ましい。これによって、放熱フィン2に堆積した異物20を除去することができる。
このようにして、異物を除去する清掃動作の後、回転軸(支持部3)を中心にして時計方向に回転することにより、図1(a)の冷却動作に戻る。
上記弁8及び弁9としては、例えば冷却ファン1の回転部先端に1つの弁を取り付けると、冷却ファン1の回転動作に連動して冷却動作のとき排気口5を閉じ、清掃動作のとき吸気口4を閉じるようにすることができる。このように1つの弁を、弁8と弁9に兼用するように構成する場合は、排気口5の方が吸気口4より確実に閉じられるように設計するのが望ましい。
上記のように、冷却ファン1は、図1(a)のように冷却動作する場合も、図1(b)のように清掃動作する場合も、面aから面bの方向に送風するので、冷却ファン1は同じ方向に送風することになる。従って、冷却ファン1の回転方向を反転する必要はなく、そのため冷却動作の場合も、清掃動作場合も同じ風量、風速で運転することができる。
図2は、図1の冷却動作及び清掃動作のときの空気流を安定化し、また確実にするものであり、吸気口4及び排気口5にそれぞれ弁を設けたものである。その他の構成部分は図1と同じである。
図2に示すように、吸気口4に設ける第1の弁11は、吸気口4の冷却ファン1より上流側の冷却ダクト10に設けた吸気弁軸12により回転自在に取り付けられる。排気口5に設ける第2の弁13は、排気口5の冷却ファン1より上流側の冷却ダクト10に設けた排気弁軸14により回転自在に取り付けられる。
上記第1の弁11は、冷却動作のとき開き、清掃動作のとき閉じるように動作する。第1の弁11のこのような動作は、冷却動作及び清掃動作のときの風圧により自動的に動作する。しかし、第1の弁11が常に吸気口4を閉じる方向に付勢し、冷却動作のとき空気圧力によって開くようなバネ、スプリング等の弾性体(図示しない)を掛けてもよい。また上記第2の弁13は、冷却動作のとき閉じ、清掃動作のとき開くように動作する。第2の弁13のこのような動作は、冷却動作及び清掃動作のときの風圧により自動的に動作する。しかし、第2の弁13が常に排気口4を閉じる方向に付勢し、清掃動作のとき空気圧力によって開くようなバネ、スプリング等の弾性体(図示しない)が掛けてもよい。
以上のような構成により、冷却動作のとき、第1の弁11が開き、放熱フィン2を強制空冷する。清掃動作のとき、第2の弁13が開き、放熱フィン2に堆積した異物を除去する。
(実施形態2)
図3は実施形態2の構成図である。図3に示すように、本発明の第2の冷却装置は、一方向に送風する冷却ファン21と、冷却ファン21の上方に形成した吸気口22と、冷却ファン21の下方に形成した排気口23と、冷却ファン21の下流側に配置した放熱フィン24を備える。さらに、冷却ファン21と放熱フィン24の間に、吸気口22より吸気し、冷却ファン21により放熱フィン24に送風する正流方向Aと、放熱フィン24より吸気し、冷却ファン21により排気口23より排気する逆流方向Bに切り替える送風方向切替弁25を備える。
図3(a)及び図3(b)に示すように、冷却ダクト29の上下方向のほぼ中間に冷却ファン21を取り付ける。この冷却ファン21の下流側に吸排気口26に接するように放熱フィン24を配置する。そして、冷却ファン21の上方の冷却ダクト29に吸気口22を設け、冷却ファン21の下方の冷却ダクト29に排気口23を設ける。送風方向切り替え弁25は、断面がL字形であり、その折れ曲がり部分を、冷却ファン21の下流側に配置した弁軸47により回転自在に取り付けられる。送風方向切替弁25は、自重で図3(b)に示すように清掃動作の位置になるようにする。或いは、図3(b)に示すように清掃動作の位置になるようにバネ、スプリング等の弾性体(図示しない)を掛けてもよい。
図3(a)は、吸気口22より吸気し、冷却ファン21により放熱フィン24に正流方向に送風する冷却動作の場合を示す。この場合、冷却ファン21は上側面aから下側面bに送風する。これによって、送風方向切替弁25は風圧のために時計方向に回転し、放熱フィン24を強制空冷する方向に送風する。このとき、排気口23を閉じる排気口弁27を設けることが好ましい。この冷却動作のとき、放熱フィン2に異物20が付着する。
一方、図3(b)は、放熱フィン24より吸気し、排気口23より排気することにより、逆流方向に送風する清掃動作の場合を示す。この場合、送風方向切替弁25は自重のため図3(b)の位置に回転し、冷却ファン21は上側面aから下側面bに送風することによって、放熱フィン24に堆積した異物20を除去することができる。このとき、吸気口23を閉じる吸気口弁28を設けることが好ましい。
上記のように、冷却ファン21は、図3(a)のように冷却動作する場合も、図3(b)のように清掃動作する場合も、面aから面bの方向に送風するので、冷却ファン1は同じ方向に送風する。従って、冷却ファン21の回転方向を反転する必要はなく、そのため冷却動作の場合も、清掃動作の場合も、同じ風量、風速で運転することができる。
上記排気口弁27と吸気口弁28は、同方向に動作するので、図3(c)に示すように、送風方向が開き、冷却ファン21と冷却ダクト29の間で連結板により連結し、その上部に吸気口弁28を設け、下部に排気口弁27を設けた一体型の摺動弁30により構成することができる。この摺動弁30の高さHは冷却ダクトの高さhよりも高く、上方向に移動したとき吸気口22を開くとともに排気口23を閉じ、下方向に移動したとき吸気口22を閉じるとともに排気口23を開く。この摺動弁30に送付方向切替弁25を連動するように連結すると、送付方向切替弁25と排気口弁27と吸気口弁28が同時に動作するので、より好ましい。
図4は、上記実施形態1または2に示した冷却装置を備えるパソコンにおいて、主として冷却装置の制御装置のブロック図を示す。図4はパソコンを示すが、パソコン以外に、冷却装置を備える情報機器、電機機器であってもかまわない。図4において、中央演算装置(CPU)101は、バスライン102に主記憶装置103、時計104、表示装置105、電源制御装置107を介して電源回路106を接続する。また本発明の冷却装置の制御装置のために、バスライン102に表示装置105の表示開閉ヒンジ108の開閉動作を検出するヒンジ開閉センサ109、電源スイッチ110およびほこり除去開始スイッチ111の動作を検出するスイッチ入力検出装置112、冷却ファンの回転数を制御する回転数制御装置113、冷却ファンの回転数検知装置114、中央演算装置(CPU)101の温度センサ115、冷却装置の吸排気切り替え機構116を切り替え動作させる吸排気切り替え制御装置117が接続される。
図4において、中央演算装置(CPU)101に熱的に結合するCPUヒートシンク121、このヒートシンク121に熱的に接触するように取り付けられた放熱フィン122、冷却ファン123により、中央演算装置101を冷却する。
図4に示すブロック図において、次の各状態のときに吸排気切り替え制御装置117を清掃動作に切り替え、吸排気切り替え機構116を清掃動作する。これらの各状態は一例であって、本発明はこれらを全て必要とするものではなく、またこれ以上の状態があってもかまわない。本発明はこれらの少なくとも1つ以上のときに清掃動作すればよい。
中央演算装置(CPU)101の温度センサ115が定常動作温度以上の温度上昇を検出したとき、その温度情報をトリガとして、清掃動作する。
また、時計104の時計情報をトリガとして、例えば10時間ごと、50時間ごとのように一定時間を計測するごとに、清掃動作する。
また回転数検出装置114により、冷却ファンの回転数総数をカウントし、例えば1万回転ごと、100万回転ごとのように一定回転数カウントごとに、清掃動作する。
また回転数検出装置114により、冷却ファンの回転速度を検出し、回転数制御装置113による回転数制御との不一致を検出したとき、あるいは不一致が一定時間以上継続したとき、清掃動作する。
また、ヒンジ開閉センサ109により表示装置110の表示開閉ヒンジ108を検知し、表示装置110を閉じたときは、パソコンの非使用状態にあるので、清掃動作する。
パソコンの電源スイッチ110のオン、オフをスイッチ入力検出装置112により検知し、電源スイッチのオフ操作後、清掃動作する。この清掃動作の終了後、パソコンの
電源回路106がオフになる。電源スイッチのオフ操作後、冷却装置が冷却動作から清掃動作に切り替わる間、放熱フィンの冷却能力が低下して、放熱フィンの温度が冷却動作時より上昇するので、清掃動作を開始するのに都合がよい。
ほこり除去開始スイッチ111の投入をスイッチ入力検出装置112により検知したとき、清掃動作する。ただし、パソコンがビジー状態のときは、ビジー状態が終了後、清掃動作になるように制御するのが望ましい。
中央演算装置(CPU)101により、システムのシャットダウンまたはスリープを検知したとき、清掃動作する。
中央演算装置(CPU)101または主記憶装置103によりシステムの負荷状態を検知し、特定の負荷状態になったとき、例えば軽負荷のとき清掃動作することが可能であるので、清掃動作する。
以上、清掃動作を実施する場合を説明したが、これらを2つ以上組合せて実施してもよい。例えば、一定時間経過後または冷却ファンの回転数総数が一定回転数であって、かつ表示装置が閉じられたとき、または電源スイッチがオフにされたとき、またはほこり除去開始スイッチが投入されたとき、またはシステムが軽負荷のときに清掃動作を実施する。
図5は本発明の実施形態1の冷却装置をノート型パソコンに組み込んだ場合の構成を示す図である。図5において、図1または図2に示した冷却装置は、ユニット形状に形成され、冷却動作と清掃動作の風量、風速を同じにするため、吸気口4、排気口5、吸排気口6以外は、冷却ダクト10によってほぼ密閉されるようになっている。ここで、ほぼ密閉とは、配線の穴、勘合の隙間などはあってもかまわないことを意味している。
図5に示すように、本発明の冷却装置は表示装置の開閉動作に連動して、清掃動作が実施されるようにしている。即ち、パソコン本体31に表示装置32がヒンジ33により開閉可能に取り付けられる。このヒンジ33はカム機構34を備え、カム機構34はヒンジ33とともに回転する構成である。このカム機構34に連動する第1のシャフト35が軸36により回転自在に取り付けられ、この第1のシャフト35は折れ曲がり部37を経て第2のシャフト38が、実施形態1で説明した冷却ファン1の回転軸3(図1,図2)に連結し、回転機構7を構成している。第1のシャフト35及び第2のシャフト38の動作を確実、円滑にするため、折れ曲がり部37とパソコン本体31の上部壁間にバネ39を掛けている。バネ39は軸36に掛けた軸バネに代えてもよい。カム機構34が第1のシャフト35に力を加えないとき、バネ39により回転機構7によって冷却ファン1を冷却動作の方向に付勢する。即ち、表示装置32が開いているとき、冷却装置は冷却動作する。
図5(a)は、冷却動作を示し、表示装置32を開いたとき、冷却ファン1は図1(a)に示す状態になる。
図5(b)は、清掃動作を示し、表示装置32が閉じられたとき、カム機構34により第1のシャフト35が軸36を中心に回転して、冷却ファン1の回転機構7を回転させる。したがって、図1(b)に示す清掃動作状態になる。
図6は本発明の実施形態2の冷却装置をノート型パソコンに組み込んだ場合の構成を示す図である。図6に示すように、本発明の冷却装置は表示装置の開閉動作に連動して、清掃動作が実施されるようにしている。即ち、パソコン本体41に表示装置42がヒンジ43により開閉可能に取り付けられる。このヒンジ43はカム機構44を備え、カム機構44はヒンジ43とともに回転する構成である。このカム機構44によって、実施形態2で説明した排気口弁26及び吸気口弁27を動作させる。排気口弁26及び吸気口弁27の動作を確実、円滑にするため、パソコン本体31の下部壁にバネ45を配置している。排気口弁26及び吸気口弁27は、冷却動作のときと、清掃動作のときとで同方向に動作するので、実施形態2(図3(c))に説明したように摺動弁30を作動させる。バネ45はカム機構44が摺動弁30に力を加えないとき、摺動弁30を押し上げ、冷却装置が冷却動作するように付勢する。
図6(a)は、冷却動作を示し、表示装置32を開いたとき、バネ45により摺動弁30が押し上げられ、吸気口22を開く。これにより冷却ファン21は図3(a)に示す冷却動作状態になる。
図6(b)は、清掃動作を示し、表示装置32が閉じられたとき、カム機構34により摺動弁30が押し下げられ、排気口23を開く。これにより冷却ファン21は図3(b)に示す清掃動作状態になる。
なお、図5及び図6は、本発明の冷却装置をパソコンに組み込んだ例を示したが、本発明の冷却装置はパソコンだけでなく、CPUなど発熱部品を使用する製品、例えば情報機器や、冷蔵庫、洗濯機などの電気機器、ヒートポンプ、強電機器設備の電源にも適用可能である。
本発明の実施形態1の冷却装置の構成図を示す。 本発明の実施形態1において、別の形態の冷却装置の構成図を示す。 本発明の実施形態2の冷却装置の構成図を示す。 本発明の冷却装置の制御装置のブロック図を示す。 本発明の実施形態1の冷却装置をパソコンに組み込んだ場合の構成図を示す。 本発明の実施形態2の冷却装置をパソコンに組み込んだ場合の構成図を示す。 従来の冷却装置を示す図である。
符号の説明
1,21、123 冷却ファン
2,24,122 放熱フィン
3 支持部
4、22 吸気口
5,23 排気口
6,26 吸排気口
7 回転機構
8,27 排気口弁
9,28 吸気口弁
10,29 冷却ダクト
11 第1の弁
12 第1の弁軸
13 第2の弁
14 第2の弁軸
20 異物
25 送風方向切替弁
30 摺動弁
31、41 パソコン本体
32、42 105 表示装置
33、43、108 表示開閉ヒンジ
34、44 機構
35 第1のシャフト
36 第1のシャフト軸
37 シャフト折れ曲がり部
38 第2のシャフト
39 シャフト-本体間バネ
45 摺動弁-パソコン本体間バネ
47 送風方向切替弁軸
50 冷却装置
51 電子機器の筐体
55 送風方向
101 中央演算装置
102 バスライン
103 主記憶装置
104 時計
106 電源回路
107 電源制御装置
109 ヒンジ開閉センサ
110 電源スイッチ
111 ほこり除去開始スイッチ
112 スイッチ投入検出装置
113 回転数制御装置
114 回転数検知装置
115 CPU温度センサ
116 吸排気切り替え機構
117 吸排気切り替え制御装置
121 CPUヒートシンク

Claims (9)

  1. 一方向に送風する冷却ファンと、
    前記冷却ファンの風下側に配置した放熱フィンと、
    前記冷却ファンを、冷却ファンの送風方向に直交する方向に支持する支持部と、
    前記冷却ファンの風上側に配置した吸気口と、
    前記冷却ファンの風上側に、前記吸気口に対向する位置に配置した排気口と、
    前記支持部を中心にして、前記冷却ファンを回転させることによって、前記吸気口より吸気し、前記冷却ファンにより前記放熱フィンに送風する正流方向と、前記放熱フィンより吸気し、前記冷却ファンにより前記排気口より排気する逆流方向に切り替える回転機構と、
    を備える冷却装置。
  2. 前記回転機構に連動して、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記吸気口を開き、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記吸気口を閉じる第1の開閉弁と、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記排気口を閉じ、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記排気口を開く第2の開閉弁を備える請求項1に記載の冷却装置。
  3. 一方向に送風する冷却ファンと、
    前記冷却ファンの上方に形成した吸気口と、
    前記冷却ファンの下方に形成した排気口と、
    前記冷却ファンの下流側に配置した放熱フィンと、
    前記冷却ファンと前記放熱フィンの間に配置し、前記吸気口より吸気し、前記冷却ファンにより前記放熱フィンに送風する正流方向と、前記放熱フィンより吸気し、前記冷却ファンにより前記排気口より排気する逆流方向に切り替える送風方向切替弁と、
    を備える冷却装置。
  4. 前記冷却ファンは、筐体の中間位置に配置され、前記吸気口は前記冷却ファンの上方の筐体の一部に形成され、前記排気口は前記吸気口に対向し、前記冷却ファンの下方の筐体の一部に形成される請求項3に記載の冷却装置。
  5. 前記送風方向切替弁に連動して、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記吸気口を開き、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記吸気口を閉じる吸気口弁と、前記放熱フィンに送風する正流方向のとき前記排気口を閉じ、前記放熱フィンより吸気する逆流方向のとき前記排気口を開く排気口弁を備える請求項3に記載の冷却装置。
  6. 前記吸気口弁と排気口弁は、連結されて摺動弁を形成する請求項5に記載の冷却装置。
  7. 前記回転機構または摺動弁は、表示装置のヒンジに連動する機構により作動する請求項1または6に記載の冷却装置。
  8. パソコンの表示装置の開閉に連動して、前記回転機構または送風方向切替弁が動作するようパソコン本体に請求項1または3に記載の冷却装置を組み込んだパソコン。
  9. 前記放熱フィンより吸気する逆流方向のときは、中央演算装置の温度センサが所定温度以上を検出したとき、時計が一定時間を計測したとき、前記冷却ファンの回転数総数を一定回転数カウントしたとき、前記冷却ファンの回転速度が回転数制御装置の回転数制御と不一致を生じたとき、表示装置の開閉を検知したとき、パソコンの電源スイッチが投入されたとき、ほこり除去スイッチが投入されたとき、中央演算装置によりシステムのショットダウンまたはスリープを検知したとき、中央演算装置がシステムの負荷状態を検知し、特定の負荷状態になったときのいずれか1つ以上である請求項1または3に記載の冷却装置を制御する冷却装置の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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