JP2002190685A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002190685A
JP2002190685A JP2000390966A JP2000390966A JP2002190685A JP 2002190685 A JP2002190685 A JP 2002190685A JP 2000390966 A JP2000390966 A JP 2000390966A JP 2000390966 A JP2000390966 A JP 2000390966A JP 2002190685 A JP2002190685 A JP 2002190685A
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heat
fan
port
exhaust
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JP2000390966A
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Michinobu Inoue
道信 井上
Takashi Kobarigawa
尚 小梁川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、2個のファンを備え、発熱量が大な
る電子部品と、その他の電子部品の発熱状態に対応し
て、常に最適な冷却環境が得られる電子機器を提供す
る。 【解決手段】吸気口11,12と排気口13が開口さ
れ、内部に発熱量が大なる電子部品4などが収容される
筐体1に配置される2個の送風ファン2,3と、これら
送風ファンを筐体とともに囲んで空気の流れを案内する
通気口7を備えた壁部材10と、この壁部材の通気口と
筐体の吸気口および排気口を開閉するシャッタ14とを
備え、シャッタの変位による通気口と吸気口および排気
口の開閉により、2個の送風ファンを並列に動作させて
2つに分離した空気流路と、2個の送風ファンを直列に
動作させて1つに統合した空気流路とのいずれかを形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱量が大なる電
子部品に対して送風ファンによる空気流路を形成し、電
子部品を強制空冷する冷却装置を備えた電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平5−304379号公報や、特開
平9−172113号公報には、電子機器に備えた発熱
量が大なる電子部品を冷却するため、ファンとヒートシ
ンクが一体になった冷却構造が開示されている。
【0003】その一例として、図18(A)に、電子機
器であるノートパソコンの内部の概略構成を示し、図1
8(B)に、ノートパソコン内に備えられる冷却装置を
断面にして示す。
【0004】筐体121内には回路基板122が取付け
られ、この回路基板上にCPUなどの発熱量が大なる電
子部品123(以下、発熱電子部品と言う)と、その他
の電子部品124(ICやハードディスク、バッテリ
等)が実装されている。
【0005】上記発熱電子部品123には、ダクト構造
のヒートシンク125と送風ファン126が一体形成さ
れた冷却装置が取付けられている。上記ヒートシンク1
25は、フィン127が一体に設けられた放熱ベース1
28(アルミダイキャスト材)をアルミ板金からなるカ
バー129で覆っている。
【0006】上記ファン126として、ロータにブレー
ドを取付けた遠心ファンが用いられていて、上記ロータ
を放熱ベース128に支持し回転駆動することにより、
遠心ファンの垂直方向からヒートシンク125内へ吸気
される。そして、ブレードの周方向に風が流れ、放熱ベ
ース128とフィン127を冷却したあと排気口130
から外部へ排出される。
【0007】すなわち、遠心ファン126からヒートシ
ンク125内部に送風することで、主要発熱部品123
の発熱をフィン127から送風空気へ熱交換する。遠心
ファンからの送風はダクト内部だけを通過するので、フ
ィン127近傍の風速が大きい熱交換が行われる。
【0008】上記筐体121の側壁に複数の吸気口13
5が設けられていて、遠心ファン126の吸気によって
吸気口135からファンまでの間に、筐体121内に複
数の空気流路が形成される。この空気流路中に他の電子
部品124が配置されていて、これら電子部品は確実に
冷却される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ノートパソ
コン等の電子機器においては、使用状況によって搭載さ
れている発熱電子部品123の発熱量が変化する。常
時、発熱電子部品123の温度が仕様温度を超える場合
には、ファン126の風量を増大させたり、ヒートシン
クの大型化が必要となる。
【0010】しかしながら、ファン126の風量を増大
するためには、ファンの回転数を上げなければならず、
それにともなって運転騒音が大となる。また、実装スペ
ースの小さいノートパソコンでは、ヒートシンク125
の大型化は困難である。
【0011】上述の冷却構造では、筐体121の吸気口
135から吸気され、電子部品124を冷却したあとの
温度上昇した空気が、ファン126を通過してヒートシ
ンク125内に導かれる。
【0012】そのため、発熱電子部品123を冷却する
のは既に温度上昇した空気であって、効率のよい熱交換
が行えず、肝心な発熱電子部品123に対する冷却効果
は低いものである。
【0013】さらに、ヒートシンク125の排気口13
0から排出される空気はかなり温度上昇していて、排気
口周辺の筐体部位が加熱される。そのため、高温の排気
風に吹かれた場合や、加熱された排気口周辺の筐体部位
が、人体が許容できる限度以上に温度上昇することも考
えられる。
【0014】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたものであり、第1の目的とするところは、2個のフ
ァンを並列動作して発熱電子部品とその他の電子部品に
対し独立した空気流路を形成でき、もしくは、2個のフ
ァンを直列動作して発熱電子部品に集中する空気流路を
形成でき、電子部品の発熱状態に対応して常に最適な冷
却環境が得られる電子機器を提供しようとするものであ
る。
【0015】また、第2の目的とするところは、電子機
器の高性能化により搭載されている発熱電子部品の発熱
量がさらに増大しても、排気温度および排気開口部周囲
の筐体温度を人体の許容限度以下に抑制し、比較的簡素
な構造で安全性の向上を図れる電子機器を提供しようと
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を満足す
るため本発明の電子機器は、請求項1として、吸気口と
排気口が設けられ、内部に発熱量が大なる電子部品など
が収容される筐体を具備した電子機器において、上記筐
体内に配置され、吸気口から外部空気を取り込んで筐体
内に空気の流れを発生させ上記電子部品から発生する熱
を奪って排気口から外部へ排出する2個の送風ファン
と、上記2個の送風ファンを筐体とともに囲んで、これ
ら送風ファンが発生させた空気の流れを案内する通気口
を備えた壁部材と、この壁部材の通気口と、上記筐体の
吸気口および排気口を開閉するシャッタとを備え、上記
シャッタの変位による通気口と吸気口および排気口の開
閉により、2個の送風ファンを並列に動作させて2つに
分離した空気流路と、2個の送風ファンを直列に動作さ
せて1つに統合した空気流路とのいずれかを形成するこ
とを特徴とする。
【0017】請求項2として、請求項1記載の電子機器
において上記2個の送風ファンは、それぞれ軸流ファン
であることを特徴とする。
【0018】請求項3として、請求項1記載の電子機器
において上記2個の送風ファンは、その一方が軸流ファ
ンであり、他方が遠心ファンであることを特徴とする。
【0019】上記第2の目的を満足するため本発明の電
子機器は、請求項4として、送風ファンを駆動すること
により吸気口から空気を導入し、この空気流路に設けら
れたフィンと熱交換して発熱量が大なる電子部品を冷却
したあと、排気開口部から外部に排気するダクト構造の
電子機器において、上記排気開口部の近傍で、この排気
開口部とフィンとの間に、その軸方向が温度上昇して排
出される空気の流通方向と鋭角になるように設定される
補助空気取入れ口が設けられることを特徴とする。
【0020】請求項5として、送風ファンを駆動するこ
とにより吸気口から空気を導入し、この空気流路に設け
られたフィンと熱交換して発熱量が大なる電子部品を冷
却したあと、排気口から外部に排気するダクト構造の電
子機器において、上記排気開口部の近傍に、温度上昇し
て排出される空気の流通にともなって外部の空気を取入
れ案内する二重壁部を具備したことを特徴とする。
【0021】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、請求項1ないし請求項3の発明によれば、
電子機器の使用状況の変化に対応できるように、発熱量
が大なる電子部品とその他の電子部品に対するそれぞれ
独立したファンの並列動作による冷却と、発熱量が大な
る電子部品に対する温度上昇抑制に著しく効果のある冷
却をなすファンの直列動作による冷却との切換えを可能
として、常に最適な冷却効率が得られる。
【0022】また、請求項4および請求項5の発明によ
れば、電子機器の高性能化により搭載されている発熱部
品の消費電力が増大しても、外部に排出される空気温度
および排気開口部近傍の筐体温度を人体の許容限度以下
に抑制して、比較的簡素な構成で安全性の向上を図れ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1(A),(B)は、本発明
の基本的な構成である、第1の実施の形態を示す概略図
である。
【0024】筐体1内には、2個の送風ファン2,3が
搭載されている。一方のファン2は、CPUなどの特に
発熱量が大なる電子部品4(以下、発熱電子部品と言
う)に送風するように配置される。さらに、ファン2の
送風側にはダクト型のヒートシンク5が配置されてい
て、ファン2の送風が筐体1内に漏れずに、すべて排気
口6から外部へ排出されるようになっている。
【0025】他方のファン3は、上記ファン2の吸気側
に配置されている。各ファン2,3は通気口7,8,9
を有する壁部材10と、筐体1に設けられる吸気口1
1,12と、排気口13に囲まれている。ファン2,3
を駆動することにより形成される空気流路は、これらの
通気口7,8,9と、吸気口11,12と、排気口13
を経由する。
【0026】ファン2の吸気側に壁部材10の通気口7
が設けられる。壁部材10の通気口7,8,9および筐
体の吸気口11,12と排気口13は、壁部材10に組
み合せて設けられるシャッタ14によって開閉される。
【0027】上記シャッタ14には、複数の整流板15
〜19が一体に備えられいて、整流板15は通気口7
を、整流板16は吸気口11および排気口13を、整流
板17は吸気口12を、整流板18は通気口8を、整流
板19は通気口9を、それぞれ開閉する。
【0028】図1(A)は、電子機器が通常動作すると
きの冷却状態を示し、シャッタ14により壁部材10の
通気口7,9が閉成され、通気口8が開放される。ま
た、筐体1の吸気口12は閉成され、吸気口11と排気
口13が開放される。
【0029】ファン3を駆動することにより、筐体1に
設けられる吸気口20から内部に外部空気を取り込む。
外部空気は吸気口20に対向して実装される、あるいは
発熱電子部品4以外の筐体内領域に実装される電子部品
21を通過して冷却する。
【0030】上記電子部品21は、発熱電子部品4と比
較して発熱量が小さく、したがって確実に冷却される。
この電子部品21を冷却したあとの外部空気は、壁部材
10の通気口8からファン3側に取り込まれ、さらにフ
ァン3と筐体1の排気口13を介して外部へ排出され
る。
【0031】同時に、ファン2を駆動することにより、
発熱電子部品4だけを冷却する空気流路が形成される。
すなわち、ファン2は筐体1の吸気口11から筐体内に
外部空気を取込み、ファン2を介して発熱電子部品4へ
送風する。
【0032】上記発熱電子部品4には外部空気が直接導
かれるので、効率よく冷却される。この発熱電子部品4
を冷却したあとの温度上昇した外部空気は、筐体1内と
は区画されるヒートシンク5によって案内され、筐体内
部に漏れることなく排気口6から外部へ排出される。
【0033】このようにして、電子機器が通常状態にあ
るときは、各ファン2,3の各空気流路が混合せずに完
全分離され、各ファン2,3は並列動作することにな
る。そして、各ファン2,3による空気流路を分離する
ことで、発熱電子部品4と、その他の電子部品21をそ
れぞれ独立して冷却できる。
【0034】図1(B)は、発熱電子部品4の温度上昇
が著しい場合の冷却状態を示している。シャッタ14が
移動して、通気口7が開放状態に変わり、通気口8が閉
成状態に変わる。また、筐体1の吸気口12が開放状態
に変わり、吸気口11と排気口13が閉成状態に変わ
る。
【0035】ファン3が駆動されて、外部空気を吸気口
12から筐体1内の壁部材10内に取り込む。外部空気
はファン3から通気口7を介してファン2の吸気側へ導
かれる。吸気口11が閉成されているので、ファン2は
ファン3側からしか吸気できない。したがって、ファン
3の送風とファン2の吸気は直結することとなり、直列
動作をなす。
【0036】これらファン2,3の直列動作により、単
体動作時よりも静圧特性が向上する。しかも、発熱電子
部品4に対し、これを冷却する空気流路が前述のファン
2,3の並列動作時と同様に形成され、通風抵抗も同程
度である。
【0037】前述のファンの並列動作と比較して、通風
抵抗が等しく、ファンの静圧特性が向上するところか
ら、ファン風量が増大して発熱電子部品4に対する冷却
効果が向上する。
【0038】また、このとき、シャッタ14が壁部材1
0の通気口9を開放して、発熱電子部品4以外の領域で
ある筐体1内へ送風でき、この領域に実装される他の電
子部品21が冷却される。
【0039】他の電子部品21と外部空気との間の熱交
換特性が自然空冷よりも向上するため、この電子部品に
対する送風は筐体1内の空気を若干対流させる程度とす
る。風量の調整は、通気口9の開口面積を調整すること
により可能である。
【0040】以上説明したように、発熱電子部品4と、
その他の電子部品21をそれぞれ冷却するファン2,3
を個別に設置し、各ファンによる空気流路が干渉しない
ように分離させて冷却を行う。
【0041】筐体1内に、ファン2,3が発生する独立
した空気流路によって、発熱電子部品4の冷却と同時
に、他の電子部品21の冷却も行える。このとき、電子
部品21を冷却して温度上昇した風が発熱電子部品4を
冷却するための空気流路に合流しないため、発熱電子部
品を外部空気に近い温度で効率よく冷却できる。
【0042】また、発熱電子部品4が所定温度より上昇
した場合には、シャッタ14の動作によってそれぞれの
ファン2,3が直列に配置する空気流路を形成し、一方
のファン3からの送風を他方のファン2の吸気面に送る
ことで、発熱電子部品4への送風量を増大させる。
【0043】これらファン2,3が直列に動作すること
で、各ファンが単体で動作する際の風量よりも増大す
る。また、これらファン2,3が外部からのみ吸気を行
うことによって、この吸気温度が外部空気に近い温度ま
で低減するため、空気流路を分離した場合よりも、発熱
電子部品4の冷却性能が上昇し、電子機器の動作状況変
化による発熱電子部品の温度上昇に対応できる。
【0044】そして、ファン2,3が直列動作する場合
に、発熱電子部品4だけでなく、他の電子部品21方向
へもわずかに送風を行えば、筐体1内の空気が対流し、
電子部品の冷却にも寄与できる。
【0045】各ファン2,3による空気流路の切換え制
御は、整流板15〜19を備えたシャッタ14の1回の
移動で行われる。各ファン2,3は通気口を有する壁部
材10と、吸気口と排気口を有する筐体1に囲まれてい
て、シャッタによってこれらの通気口、吸気口および排
気口が開閉され、空気流路が切換る。
【0046】図2ないし図7は、具体的な構成である第
2の実施の形態を示していて、冷却装置に2個の軸流フ
ァンを備えた例である。図2は、電子機器であるノート
パソコンと、ここに搭載される冷却装置を分解して示し
ている。すなわち、筐体31内には回路基板32、IC
などの電子部品33、ハードディスク34、CPUなど
の特に発熱量が大なる電子部品(以下、発熱電子部品と
言う)35、バッテリ36が搭載されている。
【0047】冷却装置を構成する2つの軸流ファン3
7,38は、後述する壁部材39およびシャッタ40に
囲まれて設置されている。上記発熱電子部品33には、
フィン41が一体形成された放熱ベース42をカバー4
3で覆ったダクト型のヒートシンクが接続されている。
【0048】ファン37からヒートシンクのダクト内へ
送風することによって、発熱電子部品33から受熱した
フィン41がダクト内で空気と熱交換して冷却が行なわ
れる。温度上昇した外部空気は、全く筐体31内に漏れ
ることなく、筐体に設けられる排気口44を介して全て
外部へ排出される。
【0049】図3は、筐体31の一部を拡大して示して
いて、この側壁には吸気口45,46と、排気口47が
それぞれ2個づつ千鳥状に設けられている。すなわち、
吸気口45と排気口47は同じ高さに設けられ、吸気口
46は一段下がった位置で吸気口45と排気口47の上
下相互間に対向する部位に設けられる。
【0050】上記吸気口45の近傍には上下方向に長
く、筐体31側壁高さとほぼ同一長さの爪部49が設け
られ、上記吸気口46の近傍には爪部49よりも上下方
向寸法が短く、かつ幅寸法の大なる突起部48が設けら
れる。
【0051】これら爪部49と突起部48間に上記壁部
材39が取付け固定されるとともに、この壁部材と密接
して上記シャッタ40が上下方向に移動自在に取付けら
れる。そして、シャッタ40の移動にともなって吸気口
45,46および排気口47を開閉する。
【0052】図4(A)(B)に、互いに異なる方向か
ら見た壁部材39の斜視図を示す。この壁部材39は、
外壁50と、外壁51a,51bと、内壁52および補
助杆部53とから構成される。
【0053】上記外壁50の一側部には2個の通気口5
4が上下に並設されていて、これは組立てられた状態で
上記筐体31に設けられる吸気口45および排気口47
と高さを揃えられている。
【0054】さらに、上記通気口54近傍の外壁50外
面側に上下方向に亘って爪部55が設けられる。この爪
部55は、組立てられた状態でシャッタ40の側端縁が
掛合して、シャッタの上下方向のガイドをなす。
【0055】さらに、壁部材39の内壁52には2個の
通気口56が上下に並設されていて、これら通気口は筐
体31の吸気口46と高さ位置を揃えられる。組立てら
れた状態で、内壁52の両側に各ファン37,38が配
置されることになる。なお、ファン38と筐体31に隙
間ができる場合には、空気の流れを遮断する補助杆部5
3を追加する。
【0056】筐体31および壁部材39に設けられる全
ての開口部、すなわち吸気口45,46と、排気口47
と、通気口54,56は、シャッタ40で完全に開閉さ
れるよう全て統一された同一幅寸法に形成されている。
【0057】図5に示すように、シャッタ40が構成さ
れる。このシャッタ40は、上述した吸気口45,46
と排気口47と通気口54,56の全てを開閉するた
め、2枚対で複数の同一幅の整流板57,58,59,
60を備えている。
【0058】このシャッタ40は、筐体31と壁部材3
9に対して上下方向に移動自在に組み込まれていて、そ
の位置に応じて、整流板57は吸気口45を、整流板5
8は吸気口46と排気口47を、整流板59は通気口5
6を、整流板60は通気口54をそれぞれ開閉する。
【0059】組立てられた状態でシャッタ40は、筐体
31側壁内面に当接し、整流板60の両側縁が筐体31
の爪部49と突起部48に掛合する。そして、シャッタ
40は、壁部材39の外壁50,51b外面に当接し、
整流板60の先端縁が壁部材の爪部55に掛合して、上
下方向にガイドされる。
【0060】図6(A)(B)に示すように、通常状態
で各軸流ファン37,38を並列動作させる場合には、
シャッタ40を下降位置に置く。吸気口46と通気口5
6が整流板57,59によって閉成され、吸気口45
と、排気口47および通気口54が開放される。
【0061】筐体31の吸気口31a,31bから内部
に導入された外部空気が電子部品34,35,36を冷
却したあと、通気口54を介して壁部材39内に吸込ま
れ、ファン38を介して排気口47から排出される空気
流路が形成される。
【0062】一方、吸気口45から壁部材39内に吸込
まれ、ファン37を介してヒートシンクのフィン41間
を流通し、発熱電子部品33を冷却して外部に排出され
る空気流路が形成される。
【0063】図7(A)(B)に示すように、特に発熱
電子部品33の発熱量が大になってヒートシンク内の温
度上昇が著しい場合は、各ファン37,38を直列動作
させるため、シャッタ40を上昇変位させる。
【0064】吸気口45と、排気口47と、通気口54
が閉成する一方で、吸気口46と、通気口56がそれぞ
れ開口される。したがって、外部空気が吸気口46から
直接筐体31の壁部材39内に導入され、ファン38と
通気口56を介してファン37からヒートシンクに導か
れる。
【0065】外部空気はフィン41間を流通して上記発
熱電子部品33を冷却する。ここでは、2つの軸流ファ
ン37,38を作動して1つの空気流路が形成されるこ
とになり、ヒートシンク内に外部空気が直接導かれ、発
熱電子部品33を効率よく冷却してから外部に排出され
る。
【0066】図8ないし図13は、具体的な構成である
第3の実施の形態を示していて、冷却装置に、それぞれ
1つの軸流ファンと遠心ファンを備えた例である。図8
は、電子機器であるノートパソコンと、ここに搭載され
る冷却装置を分解して示している。冷却装置を構成する
遠心ファン77は後述するダクト構造のヒートシンクに
取付けられ、軸流ファン78は後述する壁部材79およ
びシャッタ80に囲まれて設置されている。
【0067】筐体71内には回路基板72、CPUなど
の特に発熱量が大なる電子部品(以下、発熱電子部品と
言う)73、ハードディスク74、ICなどの電子部品
75およびバッテリ76が搭載されている。
【0068】上記発熱電子部品73は、放熱ベース82
に密着状態になっていて、この放熱ベースにはフィン8
1が一体に設けられる。さらに、放熱ベース82には遠
心ファン77が取付けられ、これら遠心ファン77と放
熱ベース82およびフィン81はカバー83で覆われて
いて、ダクト型のヒートシンクが構成される。
【0069】そして、遠心ファン77からヒートシンク
のダクト内へ送風することによって、発熱電子部品73
から受熱したフィン81と熱交換し、発熱電子部品の冷
却がなされる。冷却したあとの空気は、筐体71の側壁
に設けられる排気口84から外部へ排出される。
【0070】このように、ヒートシンクは遠心ファン7
7の上方にあるカバー83に設けられる開口部を介して
内部に吸気され、遠心ファン77は発熱電子部品73の
みを対象とした冷却をなす。
【0071】図9に示すように、筐体71には、1個の
吸気口85と、それぞれ2個の吸気口86および排気口
87とが千鳥状に設けられる。すなわち、上記吸気口8
5は、上部側の排気口87と同じ位置に、かつ上記吸気
口86は、排気口87相互間に一段下がった位置に設け
られる。
【0072】上記吸気口85近傍の筐体71側壁に突起
部88が設けられ、上記吸気口86近傍の筐体側壁には
爪部89が設けられていて、それぞれ後述するシャッタ
80の上下方向の移動をガイドするようになっている。
【0073】図10(A)(B)に示すように、壁部材
79は外壁90,91a,91bと、内壁92および補
助杆部93とで構成されている。外壁90には、2個の
通気口94が設けられている。これらは組立てられた状
態で、筐体71側壁の排気口87と同一高さに揃えら
れ、したがって上部側の通気口94が吸気口85と同一
高さとなる。
【0074】上記通気口94近傍の外壁90外面側には
シャッタ80を位置決めガイドする爪部95が設けられ
る。内壁92には1個の通気口96が設けられていて、
これは筐体71側壁の吸気口86のうちの上部吸気口と
同じ高さに揃えられる。
【0075】組立てられた状態で、内壁92は遠心ファ
ン77と軸流ファン78との間を仕切る位置にある。ま
た、軸流ファン78と筐体71との間に隙間ができる場
合には、空気の流れを遮断する補助杆部(内壁)93を
追加する。
【0076】外壁91は遠心ファン77と軸流ファン7
8の送風を遮断する。このとき、遠心ファン77の吸気
が吸気口85または通気口96でしか行えないように、
遠心ファン77の吸気面を囲む形で外壁面91を構成す
る。
【0077】なお、筐体71および壁部材79に設けら
れる全ての開口部である吸気口85,86と、排気口8
7と、通気口94,96は、シャッタ80で完全に開閉
が可能なように同一幅に形成される。
【0078】図11に示すように、上記シャッタ80
は、吸気口85,86と、排気口87と、通気口94,
96を完全に開閉する複数の整流板97,98,99,
100を備えている。
【0079】そして、整流板97は吸気口85を、整流
板98は吸気口86および排気口87を、整流板99は
通気口96を、整流板100は通気口94を、それぞれ
開閉するよう組立てられる。それぞれの開口部とシャッ
タ80の対応が一対一になるよう、整流板97,99は
1枚、整流板98,100は2枚から構成される。
【0080】組立てられた状態でシャッタ80は筐体7
1の側壁内面と壁部材79の外面に密接し、かつ筐体7
1の突起88と爪部89および壁部材79の爪部95に
上下変位自在に掛合される。このシャッタ80の上下位
置の選択に応じて、吸気口85,86と、排気口87お
よび通気口94,96が開閉される。
【0081】図12(A)(B)に示すように、通常状
態で軸流ファン78と遠心ファン77を並列動作させる
場合には、シャッタ80を下降位置する。吸気口86と
通気口96がそれぞれ整流板98,99によって閉成さ
れ、吸気口85と、排気口87および通気口94が開放
される。
【0082】そのため、筐体71の吸込口71a,71
bから内部に導入された外部空気が電子部品等74,7
5,76を冷却したあと、通気口94を介して壁部材7
9内に吸込まれ、軸流ファン78を介して排気口87か
ら排出される空気流路が形成される。
【0083】一方、吸気口85から壁部材79内に吸込
まれ、遠心ファン77を介してヒートシンクのフィン8
1間を流通し、発熱電子部品73を冷却して外部に排気
される空気流路が形成される。
【0084】図13(A)(B)に示すように、特に発
熱電子部品73の発熱量が大になってヒートシンク内の
温度上昇が著しい場合は、軸流ファン78と遠心ファン
77を直列動作させるため、シャッタ40を上昇変位さ
せる。
【0085】吸気口85と、排気口87と、通気口94
が整流板97、98、100によって閉成される一方
で、吸気口86と、通気口96がそれぞれ開口される。
外部空気は吸気口86から直接筐体71の壁部材80内
に導入され、軸流ファン78と通気口96を介して遠心
ファン777からヒートシンク内に導かれる。
【0086】外部空気はフィン81間を流通して上記発
熱電子部品73を冷却する。ここでは、軸流ファン78
と遠心ファン77が作動して1つの空気流路が形成され
ることになり、ヒートシンク内に外部空気が直接導か
れ、発熱電子部品33を効率よく冷却してから外部に排
出される。
【0087】図14(A)(B)は、シャッタ111を
上下移動する昇降駆動機構の概略を示している。
【0088】すなわち、図14(A)では、シャッタ1
11の内面側に上下方向に沿ってラックギヤ112が取
付け固定される。一方、筐体115内に収容される回路
基板116の所定部位には、正逆回転自在なモータ11
4が配置される。このモータ114の回転軸にはギヤ1
13が嵌着され、このギヤは上記ラックギヤ112に噛
合している。
【0089】モータ114が正回転してギヤ113を時
計回り方向に駆動することにより、ラックギヤ112と
ともにシャッタ111が下降変位され、図の位置で停止
する。したがって、先に説明した第2の実施の形態にお
ける軸流ファン37と軸流ファン38の並行動作が可能
となるとともに、第3の実施の形態における遠心ファン
77と軸流ファン78の並行動作が可能となる。
【0090】また、モータ114を逆回転させギヤ11
3を反時計回り方向に駆動することにより、ラックギヤ
112とともにシャッタ111が上昇変位され、所定位
置で停止する。したがって、第2の実施の形態における
軸流ファン37と軸流ファン38の直列動作が可能とな
るとともに、第3の実施の形態における遠心ファン77
と軸流ファン78の直列動作が可能となる。
【0091】図14(B)は、回路基板116に正逆回
転自在なモータ114を配置し、この回転軸にワイヤ1
17の一端部を巻装固定している。ワイヤ117の中途
部は筐体115の側壁上部に設けられる滑車118にか
けられ、さらにワイヤ117の他端部はシャッタ111
に取付け固定される。
【0092】モータ114の正転と逆転に応じてワイヤ
117を介してシャッタ111が上昇もしくは下降変位
させられ、上述した各ファンの並列動作もしくは直列動
作の切換えが可能となる。
【0093】なお、上記モータ114は、発熱電子部品
の近傍に取付けたサーミスタによって温度をモニタリン
グし、この発熱電子部品が規定温度以上になった場合に
所定方向の駆動を行うようにするとよい。
【0094】図15,16は、第4の実施の形態であ
り、冷却装置のみを示している。図15(A)(B)に
示すように、回路基板200上の所定部位にCPUなど
の発熱量が大なる電子部品(以下、発熱電子部品と言
う)201が実装される。冷却装置であるヒートシンク
は、放熱ベース202の底面一部に熱伝導性シート20
4を介して上記発熱電子部品201に接触する受熱部2
03を備えている。
【0095】上記放熱ベース202は一側端を除いて側
縁が立ち上がり形成され、かつこの上面一側部にはフィ
ン205が一体に設けられ、他側部には遠心ファン20
6が載設される。
【0096】放熱ベース202の上面開口部はカバー2
08で閉成され、フィン205が覆われる。カバー20
8には、上記遠心ファン206の軸芯に対向して吸気口
207が設けられる。
【0097】また、放熱ベース202とカバー208の
側端縁に排気開口部209が形成される。したがって、
電子機器をなすヒートシンクは上記吸気口207と排気
開口部209を備えたダクト構造である。
【0098】ここでは、上記フィン205と離間してい
る放熱ベース202の立上り両側壁で、かつ排気開口部
209近傍部位に、補助空気取入れ口210が設けられ
ることが特徴である。
【0099】なお、この補助空気取入れ口210は、放
熱ベース202の両側壁に設けるばかりでなく、上記フ
ィン205が突設される放熱ベース底面壁で排気開口部
209と受熱部203との間に設けてもよい。
【0100】図16(A)(B)に拡大して示すよう
に、上記補助空気取入れ口210として正面視は円形孔
であるが、軸方向Xは遠心ファン206が作動すること
によって形成される空気流路の流通方向Yと、鋭角θを
なすように設定される。
【0101】以上の構成から、遠心ファン206を回転
駆動することにより、この軸芯に対向する吸気口207
から外部空気が吸込まれ、周方向に吹出される。吹出さ
れた空気は放熱ベース202とカバー208とで囲まれ
る空間部を案内され、排気開口部209から排出され
る。
【0102】この途中でフィン205に沿って流通し、
フィンと熱交換する。したがって、発熱電子部品201
から熱伝導性シート204と受熱部203を介してフィ
ン205に伝導した熱が外部に放出され、発熱電子部品
201が冷却される。
【0103】そして、排気開口部209から外部へ排出
される空気は、吸気口207から吸込まれフィン205
を通過して温度上昇した空気と、補助空気取入れ口21
0を介して直接ヒートシンク内部に導入される空気との
混合気となる。
【0104】当然、補助空気取入れ口210から導かれ
るヒートシンク外部の空気温度は、フィン205と熱交
換して温度上昇した空気温度よりも低い。したがって、
フィン205を通過したあとの空気は補助空気取入れ口
210から導かれた空気によって温度低下する。
【0105】結局、排気開口部209から排出される空
気温度は、補助空気取入れ口210から導入される空気
の分だけフィン205での熱交換直後の空気温度よりも
低い温度になる。この排気開口部209から吹出される
風にさらされても、あるいは排気開口部周辺の筐体部位
に接触しても、熱的悪影響の低下を得る。
【0106】なお、補助空気取入れ口210からヒート
シンク内部に空気が流入する現象は、ベルヌーイの定理
を根拠とする。すなわち、ダクト構造のヒートシンクの
内部構造と、外部の圧力(静圧)を比較すると、流速の
大きいヒートシンク内部の静圧が小さく、流速の小さい
外部の静圧が大であるところから、必然的に静圧の大き
な外部から内部に向かう空気の流れが発生する。
【0107】しかも、上述したように補助空気取入れ口
210の軸方向Xを、ヒートシンク内の空気の流通方向
Yと鋭角θになる向きに設けたので、ヒートシンク内部
の流動空気が補助空気取入れ口210から外部に流出す
るような運動エネルギのベクトル成分は発生しない。
【0108】以上の理由から、遠心ファン206を駆動
している限り、外部空気が補助空気取入れ口210を介
してヒートシンク内部に導かれることとなり、排気開口
部209から排出される空気の温度低下を得られる。
【0109】このように、電子機器の高性能化により搭
載されているCPUなどの発熱部品の消費電力が増大し
ても、単に補助空気取入れ口210を設けることだけ
で、排出される空気温度と筐体温度の低下をなし、人体
の許容限度以下に抑制して、安全性の向上を図れる。
【0110】図17(A)(B)(C)に示す構成も、
後述するように、ベルヌーイの定理を応用して外部空気
をヒートシンク内部に導入する二重壁部220A,22
0B,220Cを備え、排気開口部209から排出され
る空気の温度低下を図るようにしたものである。
【0111】すなわち、図17(A)においては、排気
開口部209近傍の放熱ベース202側面と底面の壁面
に開口部Sを設けるとともに、この開口部Sを覆うよう
に壁面を外方に延出させ、かつこの延出端部を開口した
ものである。したがって、開口部Sを覆う部分が二重壁
となる。
【0112】図17(B)においては、排気開口部20
9近傍の放熱ベース202側面と底面の壁面に開口部S
を設けるとともに、この開口部S端と同一の位置に延出
される端部を有する壁面を延出させ、かつこの延出端部
を開口したものである。したがって、開口部Sの近傍が
二重壁となる。
【0113】図17(C)においては、排気開口部20
9近傍の放熱ベース202側面と底面の壁面に開口部S
を設けるとともに、この開口部Sを覆うように壁面を内
方に延出させ、かつこの延出端部を開口したものであ
る。したがって、開口部Sを覆う部分が二重壁となる。
【0114】上述したいずれの構成においても、熱交換
した後の温度上昇した空気が流通すれば、二重壁部22
0A,220B,220Cを介して外部空気がヒートシ
ンク内部に導入され、排気開口部209から排出される
空気の温度低下を図れ、安全性が向上する。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
熱電子部品の温度上昇があっても、動作の安定性が向上
した電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す、電子機器と
冷却装置における並列動作と直列動作を説明する図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す、電子機器
と、この電子機器に備えられる冷却装置を分解した斜視
図。
【図3】同実施の形態の、筐体の一部斜視図。
【図4】同実施の形態の、壁部材の互いに異なる方向か
ら見た斜視図。
【図5】同実施の形態の、シャッタの斜視図。
【図6】同実施の形態の、2個の軸流ファンによる並列
動作を説明する電子機器と、冷却装置の斜視図。
【図7】同実施の形態の、2個の軸流ファンによる直列
動作を説明する電子機器と、冷却装置の斜視図。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す、電子機器
と、この電子機器に備えられる冷却装置の分解した斜視
図。
【図9】同実施の形態の、筐体の一部斜視図。
【図10】同実施の形態の、壁部材の互いに異なる方向
から見た斜視図。
【図11】同実施の形態の、シャッタの斜視図。
【図12】同実施の形態の、それぞれ1個の軸流ファン
と遠心ファンによる並列動作を説明する電子機器と、冷
却装置の斜視図。
【図13】同実施の形態の、それぞれ1個の軸流ファン
と遠心ファンによる直列動作を説明する電子機器と、冷
却装置の斜視図。
【図14】各実施の形態に対応する、互いに異なるシャ
ッタの昇降機構の概略構成図。
【図15】本発明の第4の実施の形態を示す、電子機器
の一部を省略した斜視図と、概略の断面図。
【図16】同実施の形態の、補助空気取入れ口を説明す
るためのケースの一部断面図と、一部斜視図。
【図17】同実施の形態の変形例で、二重壁部を説明す
るためのケースの一部断面図。
【図18】従来の、電子機器と、この電子機器に備えら
れる冷却装置の斜視図および断面図。
【符号の説明】
11,12…吸気口、 13…排気口、 4…発熱電子部品、 21…電子部品、 1…筐体、 2,3…送風ファン、 10…壁部材、 14…シャッタ、 37,38,78…軸流ファン、 77…遠心ファン、 206…遠心ファン(送風ファン)、 207…吸気口、 205…フィン、 209…排気開口部、 210…補助空気取入れ口、 220A,220B,220C…二重壁部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気口と排気口が設けられ、内部に発熱量
    が大なる電子部品などが収容される筐体を具備した電子
    機器において、 上記筐体内に配置され、吸気口から外部空気を取り込ん
    で筐体内に空気の流れを発生させ上記電子部品から発生
    する熱を奪って排気口から外部へ排出する2個の送風フ
    ァンと、 上記2個の送風ファンを筐体とともに囲んで、これら送
    風ファンが発生させた空気の流れを案内する通気口を備
    えた壁部材と、 この壁部材の通気口と、上記筐体の吸気口および排気口
    を開閉するシャッタとを備え、 上記シャッタの変位による通気口と吸気口および排気口
    の開閉により、2個の送風ファンを並列に動作させて2
    つに分離した空気流路と、2個の送風ファンを直列に動
    作させて1つに統合した空気流路とのいずれかを、選択
    的に形成する冷却装置を具備することを特徴とする電子
    機器。
  2. 【請求項2】上記2個の送風ファンは、それぞれ軸流フ
    ァンであることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】上記2個の送風ファンは、その一方が軸流
    ファンであり、他方が遠心ファンであることを特徴とす
    る請求項1記載の電子機器。
  4. 【請求項4】送風ファンを駆動することにより吸気口か
    ら空気を導入し、この空気流路に設けられたフィンと熱
    交換して発熱量が大なる電子部品を冷却したあと、排気
    口から外部に排気するダクト構造の電子機器において、 上記排気開口部の近傍に、温度上昇して排出される空気
    の流通にともなって外部空気を取入れ、かつその取入れ
    軸方向が排出空気の流通方向と鋭角になるように開口さ
    れる補助空気取入れ口を具備したことを特徴とする電子
    機器。
  5. 【請求項5】送風ファンを駆動することにより吸気口か
    ら空気を導入し、この空気流路に設けられたフィンと熱
    交換して発熱量が大なる電子部品を冷却したあと、排気
    口から外部に排気するダクト構造の電子機器において、 上記排気開口部の近傍に設けられ、温度上昇して排出さ
    れる空気の流通にともなって外部の空気を取入れ案内す
    る二重壁部を具備したことを特徴とする電子機器。
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