JP2009111012A - 半導体発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】非極性面または半極性面を成長主面としたIII族窒化物半導体を用いて、偏光比の大きな発光が可能な半導体発光素子を提供する。
【解決手段】この発光ダイオードは、m面を主面とするGaN単結晶基板1上にIII族窒化物半導体層2を成長させて構成された素子本体を有している。III族窒化物半導体層2は、GaN単結晶基板1側から順に、n型コンタクト層21、n型圧縮応力印加層22、発光層としての多重量子井戸層23、GaNファイナルバリア層24、p型電子阻止層25およびp型コンタクト層26を積層した積層構造を有している。n型圧縮応力印加層22は、ストレインフリーのAlGaN層からなる。多重量子井戸層23、GaNファイナルバリア層24、p型電子阻止層25およびp型コンタクト層26は、n型圧縮応力印加層22に対してコヒーレントにエピタキシャル成長された層である。
【選択図】図1

Description

この発明は、III族窒化物半導体を用いた半導体発光素子(発光ダイオード、レーザダイオード等)に関する。
III族窒化物半導体とは、III-V族半導体においてV族元素として窒素を用いた半導体である。窒化アルミニウム(AlN)、窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウム(InN)が代表例である。一般には、AlXInYGa1-X-YN(0≦X≦1,0≦Y≦1,0≦X+Y≦1)と表わすことができる。
c面を主面とする窒化ガリウム(GaN)基板上にIII族窒化物半導体を有機金属化学気相成長法(MOCVD法)によって成長させる窒化物半導体の製造方法が知られている。この方法を適用することにより、n型層およびp型層を有するGaN半導体積層構造を形成することができ、この積層構造を利用した発光デバイスを作製できる。このような発光デバイスは、たとえば、液晶パネル用バックライトの光源として利用可能である。
c面を主面とするGaN基板上に再成長されたIII族窒化物半導体の主面はc面である。このc面から取り出される光は、ランダム偏光(無偏光)状態となっている。そのため、液晶パネルに入射する際に、入射側偏光板に対応した特定偏光以外は遮蔽され、出射側への輝度に寄与しない。そのため、高輝度な表示を実現し難い(効率は最大でも50%)という問題がある。
この問題を解決するために、c面以外、すなわち、a面、m面等の非極性(ノンポーラ)面、または半極性(セミポーラ)面を主面とするIII族窒化物半導体を成長させて、発光デバイスを作製することが検討されている。非極性面または半極性面を主面とするIII族窒化物半導体層によってp型層およびn型層を有する発光デバイスを作製すると、強い偏光状態の発光が可能である。そこで、このような発光デバイスの偏光の方向と、液晶パネルの入射側偏光板の通過偏光の方向とを一致させておくことにより、入射側偏光板での損失を少なくすることができる。その結果、高輝度な表示を実現できる。
T. Takeuchi et al., Jap. J. Appl. Phys. 39, 413-416, 2000 S. Ghosh et al., "Electronic band structure of wurtzite GaN under biaxial strain in the M plane investigated with photoreflectance spectroscopy", Physical Review B, Volume 65, 075202, 2002, The American Physical Society
たとえば、m面を主面とするIII族窒化物半導体で発光デバイスを作製すると、電場がc軸に平行な偏光成分と、電場がc軸に垂直な偏光成分とが生じる。これらの偏光成分の比(偏光比)が大きいほど、良好な偏光光源となる。
そこで、この発明の目的は、非極性面または半極性面を成長主面としたIII族窒化物半導体を用いて、偏光比の大きな発光が可能な半導体発光素子を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、非極性面または半極性面を成長主面としたストレインフリーのAlxGa1-xN(0<x≦1)層と、このAlxGa1-xN層上に、当該AlxGa1-xN層に対してコヒーレントに結晶成長され、前記AlxGa1-xN層から面内圧縮応力を受ける発光層とを含む、半導体発光素子である。
この構成によれば、非極性面または半極性面を成長主面とした半導体層を用いていることにより、発光層から偏光を生じさせることができる。AlxGa1-xN層は、格子定数が小さいので、これに対してコヒーレントに結晶成長された発光層は、面内圧縮応力を受けることになる。面内圧縮応力を受けることにより、価電子帯のうち、電場に垂直な偏光を生じるエネルギー準位と、電場に平行な偏光を生じるエネルギー準位との差が大きくなる。その結果、偏光比が増大する。
また、面内圧縮応力は、AlxGa1-xN層のAl組成xに依存するため、このAl組成xを変化させることによって、偏光比を制御することができる。
ストレインフリー(Strain Free)のAlxGa1-xN層とは、AlxGa1-xN本来の格子定数で結晶成長された層であり、したがって、下地層等からの面内方向応力を受けていない層をいう。
コヒーレントな成長とは、下地層からの格子の連続性を保って結晶成長させることをいう。エピタキシャル層の膜厚が充分に薄いときには、下地層との格子不整合は、エピタキシャル層の格子の歪みによって吸収され、下地層との界面での格子の連続性が保たれる。これがコヒーレントな成長である。この発明では、発光層は、その格子が歪むことにより、AlxGa1-xN層からの格子の連続性を保った状態で結晶成長されており、そのために、AlxGa1-xN層からの面内圧縮応力を受けている。
請求項2記載の発明は、前記発光層が、前記AlxGa1-xN層よりも格子定数の大きな量子井戸層を含む、請求項1記載の半導体発光素子である。
この構成によれば、AlxGa1-xN層よりも格子定数の大きな量子井戸層は、AlxGa1-xN層からの圧縮応力を受ける。これにより、価電子帯のうち、電場に垂直な偏光を生じるエネルギー準位と、電場に平行な偏光を生じるエネルギー準位との差が大きくなるので、偏光比を大きくすることができる。
請求項3記載の発明は、前記量子井戸層が、AlaInbGa1-a-bN(a≧0、b>0、1−a−b<1)の混晶からなるものである、請求項1または2記載の半導体発光素子である。
この構成によれば、量子井戸層がInを含む組成となっている。AlaInbGa1-a-bNの混晶からなる量子井戸層がAlxGa1-xN層から受ける圧縮歪みの大きさは、In組成に依存している。そのため、量子井戸層をInを含む組成とすることによって、当該量子井戸層に対してAlxGa1-xN層からの圧縮応力を効果的に印加できる。
請求項4記載の発明は、非極性面または半極性面を主面とし、前記AlxGa1-xN層とは組成の異なるIII族窒化物半導体層をさらに含み、前記AlxGa1-xN層は、前記III族窒化物半導体層の主面上に臨界膜厚以上の厚さで結晶成長された層である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体発光素子である。
この構成によれば、AlxGa1-xN層を異種III族窒化物半導体層上に臨界膜厚以上の厚さで結晶成長してあるので、このAlxGa1-xN層をストレインフリーとすることができる。
臨界膜厚とは、歪みエネルギーを緩和するためのミスフィット転位(misfit dislocation)が生じて、当該層の本来の格子定数となる最小膜厚である。すなわち、膜厚が小さいとコヒーレント成長となるが、臨界膜厚に達すると歪みエネルギーを緩和するためにミスフィット転位が生じて格子緩和が起こり、当該層の本来の格子定数の値に近づく。したがって、臨界膜厚以上の厚さで結晶成長されたAlxGa1-xN層は、下地層からの面内方向歪みを受けていないストレインフリーな層となる。
請求項5記載の発明は、非極性面または半極性面を主面とするAlGaN基板をさらに含み、前記AlxGa1-xN層は、前記AlGaN基板の主面上に結晶成長された層である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体発光素子である。
この構成によれば、AlGaN基板上にAlxGa1-xN層を形成しているので、両者間に実質的な格子不整合がない。したがって、AlxGa1-xN層をストレインフリーの状態とすることができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る発光ダイオードの構造を説明するための図解的な断面図である。この発光ダイオードは、GaN(窒化ガリウム)単結晶基板1上にIII族窒化物半導体積層構造をなすIII族窒化物半導体層2を成長させて構成された素子本体を有している。III族窒化物半導体層2は、GaN単結晶基板1側から順に、n型コンタクト層21、n型圧縮応力印加層22、発光層としての多重量子井戸(MQW:Multiple Quantum Well)層23、GaNファイナルバリア層24、p型電子阻止層25、およびp型コンタクト層26を積層した積層構造を有している。p型コンタクト層26層の表面には、透明電極としてのp型電極(アノード電極)3が形成されており、さらに、このp型電極3の一部には、配線接続のための接続部4が接合されている。また、n型コンタクト層21には、n型電極(カソード電極)5が接合されている。こうして、発光ダイオード構造が形成されている。
GaN単結晶基板1は、支持基板(配線基板)10に接合されている。支持基板10の表面には、配線11,12が形成されている。そして、接続部4と配線11とがボンディングワイヤ13で接続されており、n型電極5と配線12とがボンディングワイヤ14で接続されている。さらに、図示は省略するが、前記発光ダイオード構造と、ボンディングワイヤ13,14とが、エポキシ樹脂等の透明樹脂によって封止されることにより、発光ダイオード素子が構成されている。
n型コンタクト層21は、シリコンをn型ドーパントとして添加したn型GaN層からなる。層厚は3μm以上とすることが好ましい。シリコンのドーピング濃度は、たとえば、1018cm-3とされる。
n型圧縮応力印加層22は、シリコンをn型ドーパントとして添加したn型AlxGa1-xN(0<x≦1)層からなる。その膜厚は、臨界膜厚以上とされ、たとえば、1μmとされる。n型圧縮応力印加層22は、Alを含む組成であるため、下地層のn型GaNコンタクト層21よりも格子定数が小さい。しかし、このn型圧縮応力印加層22は、臨界膜厚以上の膜厚を有しているので、AlGaN本来の格子定数を有しており、n型コンタクト層21からの面内方向応力を受けていないストレインフリーの層となっている。
多重量子井戸層23は、シリコンをドープしたInGaN層(量子井戸層:たとえば3nm厚)とGaN層(バリア層:たとえば9nm厚)とを交互に所定周期(たとえば5周期)積層したものである。この多重量子井戸層23と、p型電子阻止層25との間に、GaNファイナルバリア層24(たとえば40nm厚)が積層される。
p型電子阻止層25は、p型ドーパントとしてのマグネシウムを添加したAlGaN層からなる。層厚は、たとえば、28nmである。マグネシウムのドーピング濃度は、たとえば、3×1019cm-3とされる。
p型コンタクト層26は、p型ドーパントとしてのマグネシウムを高濃度に添加したGaN層からなる。層厚は、たとえば、70nmである。マグネシウムのドーピング濃度は、たとえば、1020cm-3とされる。p型コンタクト層26の表面はIII族窒化物半導体層2の表面2aをなし、この表面2aは鏡面となっている。この表面2aは、多重量子井戸層23で発生した光が取り出される光取り出し側表面である。
多重量子井戸層23、GaNファイナルバリア層24、p型電子阻止層25およびp型コンタクト層26は、いずれも、n型圧縮応力印加層22に対してコヒーレントにエピタキシャル成長させたものである。すなわち、n型圧縮応力印加層22よりも上の構成層23〜26は、n型圧縮応力印加層22から格子の連続性を保った状態で結晶成長されている。
p型電極3は、Ni層とAu層とから構成される透明な薄い金属層(たとえば、200Å以下)で構成される。III族窒化物半導体層2の表面2aが鏡面であるので、この表面2aに接して形成されるp型電極3の表面3a(光取り出し側表面)も鏡面となる。このように、III族窒化物半導体層2の光取り出し側表面2aおよびp型電極3の光取り出し側表面3aがいずれも鏡面であるので、多重量子井戸層23から発生した光は、その偏光状態にほとんど影響を与えることなく、p型電極3側へと取り出されることになる。
n型電極5は、Ti層とAl層とから構成される膜である。
GaN単結晶基板1は、非極性面(この実施形態ではm面)を主面とするGaN単結晶からなる基板である。より具体的には、GaN単結晶基板1の主面は、非極性面の面方位から±1°以内のオフ角を有する面である。したがって、GaN単結晶基板1上に結晶成長させられたIII族窒化物半導体層2の成長主面は、GaN単結晶基板1の主面と同じ面、すなわち、非極性面(この実施形態ではm面)となっている。
図2は、III族窒化物半導体の結晶構造のユニットセルを表した図解図である。III族窒化物半導体の結晶構造は、六方晶系で近似することができ、一つのIII族原子に対して4つの窒素原子が結合している。4つの窒素原子は、III族原子を中央に配置した正四面体の4つの頂点に位置している。これらの4つの窒素原子は、一つの窒素原子がIII族原子に対して+c軸方向に位置し、他の三つの窒素原子がIII族原子に対して−c軸側に位置している。このような構造のために、III族窒化物半導体では、分極方向がc軸に沿っている。
c軸は六角柱の軸方向に沿い、このc軸を法線とする面(六角柱の頂面)がc面(0001)である。c面に平行な2つの面でIII族窒化物半導体の結晶を劈開すると、+c軸側の面(+c面)はIII族原子が並んだ結晶面となり、−c軸側の面(−c面)は窒素原子が並んだ結晶面となる。そのため、c面は、+c軸側と−c軸側とで異なる性質を示すので、極性面(Polar Plane)と呼ばれる。
+c面と−c面とは異なる結晶面であるので、それに応じて、異なる物性を示す。具体的には、+c面は、アルカリに強いなどといった化学反応性に対する耐久性が高く、逆に、−c面は化学的に弱く、たとえば、アルカリに溶けてしまうことが分かっている。
一方、六角柱の側面がそれぞれm面(10-10)であり、隣り合わない一対の稜線を通る面がa面(11-20)である。これらは、c面に対して直角な結晶面であり、分極方向に対して直交しているため、極性のない平面、すなわち、非極性面(Nonpolar Plane)である。
さらに、c面に対して傾斜している(平行でもなく直角でもない)結晶面は、分極方向に対して斜めに交差しているため、若干の極性のある平面、すなわち、半極性面(Semipolar Plane)である。半極性面の具体例は、(10-1-1)面、(10-1-3)面、(11-22)面などの面である。
非特許文献1に、c面に対する結晶面の偏角と当該結晶面の法線方向の分極との関係が示されている。この非特許文献1から、(11-24)面、(10-12)面なども分極の少ない結晶面であり、大きな偏光状態の光を取り出すために採用される可能性のある有力な結晶面であると言える。
たとえば、m面を主面とするGaN単結晶基板は、c面を主面としたGaN単結晶から切り出して作製することができる。切り出された基板のm面は、たとえば、化学的機械的研磨処理によって研磨され、(0001)方向および(11−20)方向の両方に関する方位誤差が、±1°以内(好ましくは±0.3°以内)とされる。こうして、m面を主面とし、かつ、転位や積層欠陥といった結晶欠陥のないGaN単結晶基板が得られる。このようなGaN単結晶基板の表面には、原子レベルの段差が生じているにすぎない。
このようにして得られるGaN単結晶基板上に、MOCVD法によって、発光ダイオード(LED)構造が成長させられる。
図3は、m面を主面とするGaN結晶について、遷移エネルギー(Transition energy)の歪み依存性を調べたグラフである。このグラフは、非特許文献2の報告に基づいて、m面GaNの遷移エネルギー歪み依存性(図3では、m軸方向歪みεyyに対する依存性)を求めたものである。
価電子帯には、エネルギー遷移の生じる3つの準位がある。これらと伝導体との間の遷移は、歪みが生じていないときには、遷移エネルギーの小さいものから順に「A遷移」、「B遷移」、「C遷移」と呼ばれ、歪みが生じているときには小さいものから順に「E1遷移」,「E2遷移」,「E3遷移」と呼ばれる。
歪みがないか、または歪みが小さいときには、A遷移またはE1遷移から生じる光は、偏光方向(電場Eの方向)がc軸に垂直な偏光成分が支配的であり、B遷移またはE2遷移から生じる光は、偏光方向がc軸に垂直な偏光成分が支配的であり、C遷移またはE3遷移から生じる光は、偏光方向がc軸に平行な偏光成分が支配的である。
これに対して、歪みが0.1%以上の領域では、E1遷移から生じる光は、偏光方向がc軸に垂直な成分が支配的であるのに対して、E2遷移から生じる光は、偏光方向がc軸に平行な成分が支配的になり、E3遷移から生じる光は、偏光方向がc軸に垂直な成分が支配的になる。
さらに、歪みが大きくなるにしたがって、E1遷移、E2遷移間の遷移エネルギーの差、ならびにE2遷移およびE3遷移間の遷移エネルギーの差がそれぞれ大きくなっていることがわかる。このことは、E1遷移およびE2遷移間の遷移エネルギーの差の歪み依存性を表す図4に表れている。
遷移エネルギーの小さい方が遷移確率が高いので、E1遷移およびE2遷移間の遷移エネルギー差が大きくなれば、E1遷移の確率とE2遷移の確率との差が大きくなる。このことは、E2遷移から生じるc軸平行偏光に対するE1遷移から生じるc軸垂直偏光の比が大きくなることを意味する。すなわち、偏光比が高くなる。
このことから、InGaNについても同様に、歪みを印加することによって、偏光比が高まると予測できる。
図5は、m面GaN基板上にコヒーレントに成長させたInGaN/GaN多重量子井戸層における面内圧縮歪みのInNモル分率依存性を示すグラフである。この図5から、InNモル分率(InN molar fraction)を増やすことによって、a軸方向圧縮歪みεxxおよびc軸方向圧縮歪みεyy、ならびにm軸方向伸張εzz歪みが増大することが分かる。また、a軸方向圧縮歪みεxxおよびc軸方向圧縮歪みεyyの差がInNモル分率の増大に伴って大きくなっていることがわかる。すなわち、InNモル分率の増大に伴い、面内方向の異方性圧縮歪みが大きくなることが分かる。
一方、本願発明者らの実験によれば、InGaN/GaN多重量子井戸層のInNモル分率を多くすることによって、偏光比が増大することが確認されている。これは、InNモル分率を多くした結果、面内方向に印加される異方性圧縮歪みが大きくなり、その結果、E1遷移とE2遷移との遷移エネルギー差が増大した結果であると考えるのが妥当である。
この実施形態では、多重量子井戸層23に隣接してn型圧縮応力印加層22が配置されており、このn型圧縮応力印加層22から多重量子井戸層23に面内圧縮歪みが印加されている。n型圧縮応力印加層22は、ストレインフリーのAlxGa1-xN層からなるので、その格子定数はAlGaN本来の値であり、GaNまたはInGaNよりも小さい。そのため、n型圧縮応力印加層22は、多重量子井戸層23に対して効果的に面内圧縮歪みを印加する。したがって、多重量子井戸層23内のInGaN量子井戸層は、E1遷移とE2遷移との遷移エネルギーの差が大きい状態となっているので、ここから発生する光は、大きな偏光比を有することになる。
図6は、III族窒化物半導体層2を構成する各層を成長させるための処理装置の構成を説明するための図解図である。処理室30内に、ヒータ31を内蔵したサセプタ32が配置されている。サセプタ32は、回転軸33に結合されており、この回転軸33は、処理室30外に配置された回転駆動機構34によって回転されるようになっている。これにより、サセプタ32に処理対象のウエハ35を保持させることにより、処理室30内でウエハ35を所定温度に昇温することができ、かつ、回転させることができる。ウエハ35は、前述のGaN単結晶基板1を構成するGaN単結晶ウエハである。
処理室30には、排気配管36が接続されている。排気配管36はロータリポンプ等の排気設備に接続されている。これにより、処理室30内の圧力は、1/10気圧〜常圧力(好ましくは1/5気圧程度)とされ、処理室30内の雰囲気は常時排気されている。
一方、処理室30には、サセプタ32に保持されたウエハ35の表面に向けて原料ガスを供給するための原料ガス供給路40が導入されている。この原料ガス供給路40には、窒素原料ガスとしてのアンモニアを供給する窒素原料配管41と、ガリウム原料ガスとしてのトリメチルガリウム(TMG)を供給するガリウム原料配管42と、アルミニウム原料ガスとしてのトリメチルアルミニウム(TMAl)を供給するアルミニウム原料配管43と、インジウム原料ガスとしてのトリメチルインジウム(TMIn)を供給するインジウム原料配管44と、マグネシウム原料ガスとしてのエチルシクロペンタジエニルマグネシウム(EtCp2Mg)を供給するマグネシウム原料配管45と、シリコンの原料ガスとしてのシラン(SiH4)を供給するシリコン原料配管46とが接続されている。これらの原料配管41〜46には、それぞれバルブ51〜56が介装されている。各原料ガスは、いずれも水素もしくは窒素またはこれらの両方からなるキャリヤガスとともに供給されるようになっている。
たとえば、m面を主面とするGaN単結晶ウエハをウエハ35としてサセプタ32に保持させる。この状態で、バルブ52〜56は閉じておき、窒素原料バルブ51を開いて、処理室30内に、キャリヤガスおよびアンモニアガス(窒素原料ガス)が供給される。さらに、ヒータ31への通電が行われ、ウエハ温度が1000℃〜1100℃(たとえば、1050℃)まで昇温される。これにより、表面の荒れを生じさせることなくIII族窒化物半導体を成長させることができるようになる。
ウエハ温度が1000℃〜1100℃に達するまで待機した後、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびシリコン原料バルブ56が開かれる。これにより、原料ガス供給路40から、キャリヤガスとともに、アンモニア、トリメチルガリウムおよびシランが供給される。その結果、ウエハ35の表面に、シリコンがドープされたGaN層からなるn型コンタクト層21が成長する。
次に、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびシリコン原料バルブ56を開いた状態で、さらに、アルミニウム原料バルブ53が開かれる。これにより、原料ガス供給路40から、キャリヤガスとともに、アンモニア、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウムおよびシランが供給される。その結果、ウエハ35の表面に、シリコンがドープされたAlGaN層からなるn型圧縮応力印加層22が成長する。
次に、アルミニウム原料バルブ53およびシリコン原料バルブ56が閉じられ、多重量子井戸層23の成長が行われる。多重量子井戸層23の成長は、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびインジウム原料バルブ54を開いてアンモニア、トリメチルガリウムおよびトリメチルインジウムをウエハ35へと供給することによりInGaN層(量子井戸層)を成長させる工程と、インジウム原料バルブ54を閉じ、窒素原料バルブ51およびガリウム原料バルブ52を開いてアンモニアおよびトリメチルガリウムをウエハ35へと供給することにより、無添加のGaN層(バリア層)を成長させる工程とを交互に実行することによって行える。たとえば、GaN層を始めに形成し、その上にInGaN層を形成する。これを5回に渡って繰り返し行った後、最後に、InGaN層上にGaNファイナルバリア層24が形成される。多重量子井戸層23およびGaNファイナルバリア層24の形成時には、ウエハ35の温度は、たとえば、700℃〜800℃(たとえば730℃)とされることが好ましい。
次いで、p型電子阻止層25が形成される。すなわち、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52、アルミニウム原料バルブ53およびマグネシウム原料バルブ55が開かれ、他のバルブ54,56が閉じられる。これにより、ウエハ35に向けて、アンモニア、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウムおよびエチルシクロペンタジエニルマグネシウムが供給され、マグネシウムがドープされたAlGaN層からなるp型電子阻止層25が形成されることになる。このp型電子阻止層25の形成時には、ウエハ35の温度は、1000℃〜1100℃(たとえば1000℃)とされることが好ましい。
次に、p型コンタクト層26が形成される。すなわち、窒素原料バルブ51、ガリウム原料バルブ52およびマグネシウム原料バルブ55が開かれ、他のバルブ53,54,56が閉じられる。これにより、ウエハ35に向けて、アンモニア、トリメチルガリウムおよびエチルシクロペンタジエニルマグネシウムが供給され、マグネシウムがドープされたGaN層からなるp型コンタクト層26が形成されることになる。p型コンタクト層26の形成時には、ウエハ35の温度は、1000℃〜1100℃(たとえば1000℃)とされることが好ましい。
こうして、ウエハ35上にIII族窒化物半導体層2が成長させられると、このウエハ35は、エッチング装置に移され、たとえばプラズマエッチングによって、図1に示すように、n型コンタクト層21を露出させるための凹部7が形成される。凹部7は、n型圧縮応力印加層22、多重量子井戸層23、GaNファイナルバリア層24、p型電子阻止層25およびp型コンタクト層26を島状に取り囲むように形成されてもよく、これにより、多重量子井戸層23、GaNファイナルバリア層24、p型電子阻止層25およびp型コンタクト層26をメサ形に整形するものであってもよい。
次いで、抵抗加熱または電子線ビームによる金属蒸着装置によって、p型電極3、接続部4、n型電極5が形成される。これにより、図1に示す発光ダイオード構造を得ることができる。
このようなウエハプロセスの後に、ウエハ35の劈開によって個別素子が切り出され、この個別素子は、ダイボンディングおよびワイヤボンディングによってリード電極に接続された後、エポキシ樹脂等の透明樹脂中に封止される。こうして、発光ダイオード素子が作製される。
ウエハ35(GaN単結晶基板1)上でのIII族窒化物半導体層2の構成層21〜26の成長に際しては、いずれの層の成長の際も、処理室30内のウエハ35に供給されるガリウム原料(トリメチルガリウム)のモル分率に対する窒素原料(アンモニア)のモル分率の比であるV/III比は、3000以上の高い値に維持される。この実施形態では、このような高いV/III比を用い、かつ、GaN単結晶基板1とIII族窒化物半導体層2との間にバッファ層を介在することなく、m面等を主面とするIII族窒化物半導体層2が、無転位の状態で、かつ、平坦に成長する。
図7は、この発明の他の実施形態に係る発光ダイオードの構造を説明するための図解的な断面図である。前述の実施形態の構成におけるGaN単結晶基板1に代えて、非極性面(この実施形態ではm面)を主面とするn型AlGaN基板1Aが用いられている。このAlGaN基板1Aの主面に、III族窒化物半導体層2がエピタキシャル成長させられている。ただし、この実施形態では、n型GaNコンタクト層21が省かれており、前述の実施形態におけるn型コンタクト層21およびn型圧縮応力印加層22を兼ねるn型AlGaN層27(AlxGa1-xN(0<x≦1)からなるもの)が設けられている。このn型AlGaN層27に、n型電極5がオーミック接触している。
多重量子井戸層23、GaNファイナルバリア層24、p型電子阻止層25およびp型コンタクト層26は、いずれも、n型AlGaN層27に対してコヒーレントにエピタキシャル成長させたものである。すなわち、n型AlGaN層27上の構成層23〜26は、n型AlGaN層27から格子の連続性を保った状態で結晶成長されている。
n型AlGaN層27は、その下地のn型AlGaN基板1Aと格子整合しているので、膜厚の大小によらずに、面内方向の応力を受けていないストレインフリーのAlGaN層である。したがって、このn型AlGaN層27は、その上に積層される多重量子井戸層23に対して、効果的に圧縮応力を印加することができる。
このような構成によっても、前述の第1の実施形態の場合と同様に、偏光比の高い発光が可能になる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、一つの非極性面であるm面を成長主面とするIII族窒化物半導体積層構造を有する発光ダイオードを例にとったが、別の非極性面であるa面を成長主面とするIII族窒化物半導体積層構造でダイオード構造を形成してもよい。さらには、非極性面に限らず、半極性面を成長主面とするIII族窒化物半導体積層構造でダイオード構造を形成した場合にも、優れた偏光比を得ることができる。
また、前述の実施形態では、発光ダイオードにこの発明が適用された例について説明したが、窒化物半導体レーザ素子のような他の形態の発光素子に対してもこの発明を適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る発光ダイオードの構造を説明するための図解的な断面図である。 III族窒化物半導体の結晶構造のユニットセルを表した図解図である。 m面を主面とするGaN結晶について、遷移エネルギーの歪み依存性を調べたグラフである。 E1遷移およびE2遷移間の遷移エネルギーの差の歪み依存性を表す図である。 m面GaN基板上にコヒーレントに成長させたInGaN/GaN多重量子井戸層における面内圧縮歪みのInNモル分率依存性を示すグラフである。 III族窒化物半導体層を構成する各層を成長させるための処理装置の構成を説明するための図解図である。 この発明の他の実施形態に係る発光ダイオードの構造を説明するための図解的な断面図である。
符号の説明
1 GaN単結晶基板
2 III族窒化物半導体層
3 p型電極
4 接続部
5 n型電極
7 凹部
10 支持基板
11,12 配線
13,14 ボンディングワイヤ
21 n型コンタクト層
22 n型圧縮応力印加層
23 多重量子井戸層
24 GaNファイナルバリア層
25 p型電子阻止層
26 p型コンタクト層
30 処理室
31 ヒータ
32 サセプタ
33 回転軸
34 回転駆動機構
35 ウエハ
36 排気配管
40 原料ガス供給路
41 窒素原料配管
42 ガリウム原料配管
43 アルミニウム原料配管
44 インジウム原料配管
45 マグネシウム原料配管
46 シリコン原料配管
51 窒素原料バルブ
52 ガリウム原料バルブ
53 アルミニウム原料バルブ
54 インジウム原料バルブ
55 マグネシウム原料バルブ
56 シリコン原料バルブ

Claims (5)

  1. 非極性面または半極性面を成長主面としたストレインフリーのAlxGa1-xN(0<x≦1)層と、
    このAlxGa1-xN層上に、当該AlxGa1-xN層に対してコヒーレントに結晶成長され、前記AlxGa1-xN層から面内圧縮応力を受ける発光層とを含む、半導体発光素子。
  2. 前記発光層が、前記AlxGa1-xN層よりも格子定数の大きな量子井戸層を含む、請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 前記量子井戸層が、AlaInbGa1-a-bN(a≧0、b>0、1−a−b<1)の混晶からなるものである、請求項1または2記載の半導体発光素子。
  4. 非極性面または半極性面を主面とし、前記AlxGa1-xN層とは組成の異なるIII族窒化物半導体層をさらに含み、
    前記AlxGa1-xN層は、前記III族窒化物半導体層の主面上に臨界膜厚以上の厚さで結晶成長された層である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
  5. 非極性面または半極性面を主面とするAlGaN基板をさらに含み、
    前記AlxGa1-xN層は、前記AlGaN基板の主面上に結晶成長された層である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体発光素子。
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