JP2009109720A - 用紙加湿装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙粉等の異物が加湿ローラや給水ローラ等に付着して、記録紙に水が均一に塗布されなくなるという問題を解決する。
【解決手段】用紙加湿手段に水を供給する給水皿からオーバーフローにより水が排出される位置を一定にする破水排水溝を前記給水皿に設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は用紙に水を付与する用紙加湿装置、及び用紙加湿装置を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置、即ち、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を有する複合機においては、定着工程において、用紙から水分が奪われる結果、用紙がカールしたり波打ち状に変形することが問題となる。この問題を解決する手段として、定着処理後の用紙に水を付与することが提案されている。
特許文献1は、用紙を搬送してニップ部を形成する一対の加湿ローラ及び該加湿ローラに接触して水を供給する一対の給水ローラを有する用紙加湿装置が開示されている。
用紙に付与される水は前記給水ローラから前記加湿ローラへと供給されるる。また、前記給水ローラへの水の供給は、特許文献1では、給水皿から行われ、給水皿内に高密度の含水素材が配置され、前記給水ローラが前記含水素材に接触して回転することにより、前記給水ローラの周面に水が塗布される。
特開平11−161107号公報
用紙に水を付与する過程では、紙粉等の異物が用紙から前記加湿ローラへ、更に、前記加湿ローラから給水ローラへと付着し、更に、前記給水ローラに水を供給する給水槽内の水に前記給水ローラから混入する。
またさらには、前記給水槽内の異物が前記給水ローラ及び前記加湿ローラに再付着する。
前記加湿ローラ及び前記給水ローラ上の異物により、加湿が均一に行われなくなる場合があるという問題がある。
特許文献1のように、高密度含有水素材から前記給水ローラに水を供給する加湿装置では、高密度含有水素材に異物が付着して、給水ローラ上に均一な水の膜が形成されなくなるという問題がある。
本発明は、従来の加湿装置における前記の問題を解決し、長期間に亘って、用紙に対して均一な水の付与を行うことができる用紙加湿装置及び加湿装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は、下記の発明により達成される。
1.
互いに接触してニップを形成し、該ニップを通過する用紙に水を付与する一対の加湿ローラを有する加湿手段及び、
前記加湿手段に供給される水を収容する給水皿を有する用紙加湿装置において、
前記給水皿は水を収容する部屋を形成する壁を有し、該壁には前記部屋から水をオーバーフローさせる排水溝が形成されていることを特徴とする用紙加湿装置。
2.
前記部屋は用紙の搬送幅方向に長く、前記排水溝は前記搬送幅方向の中央部に形成されていることを特徴とする前記1に記載の用紙加湿装置。
3.
前記加湿手段は、前記給水皿内の水に浸漬し、前記加湿ローラに接触して水を供給する一対の給水ローラを有することを特徴とする前記1又は前記2に記載の用紙加湿装置。
4.
前記排水溝は、前記加湿ローラと前記給水ローラとの接触位置に対して、前記給水ローラの回転方向上流側に配置されたことを特徴とする前記3に記載の用紙加湿装置。
5.
前記排水溝は、前記加湿ローラと前記給水ローラとの接触位置に対して、前記給水ローラの回転方向下流側に配置されたことを特徴とする前記3に記載の用紙加湿装置。
6.
前記給水皿の底部に、前記給水皿に水を供給する給水口が設けられていることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の用紙加湿装置。
7.
前記給水口は、最大幅の用紙が通過する範囲の外側に配置されていることを特徴とする前記6に記載の用紙加湿装置。
8.
前記給水皿及び前記給水皿から排出された水を収容する水槽を有する水船、水が貯留される貯水槽、前記貯水槽から前記水船に水を供給する給水管並びに前記水船から前記貯水槽に水を排出する排水管を有することを特徴とする前記1〜7のいずれか1項に記載の用紙加湿装置。
9.
用紙に画像を形成する画像形成装置本体及び該画像形成装置本体から排出された用紙に水を付与する前記1〜8のいずれか1項に記載の用紙加湿装置を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明では、用紙に水を付与する加湿手段に供給される水を収容する給水皿の壁に、水をオーバーフローさせる排水溝が設けられているので、前記給水皿内に一定した水の流路が形成されて、異物が効率良く回収され、加湿手段に異物が付着することが防止される。
その結果、水の用紙へのの均一な付与が長期間にわたって維持される。
以下に、実施の形態により本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
[画像形成装置]
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体図であり、該画像形成装置は画像形成装置本体A、用紙加湿装置B及び用紙後処理装置FSから構成される。
画像形成装置本体Aは、自動原稿搬送装置1及び画像読取部2を上部に有し、下部がプリンタ部で構成される。
プリンタ部において、3は用紙Sを収納する用紙収納部である。感光体4に対して、帯電、露光及び現像を行う電子写真プロセスにより、感光体4上にトナー像を形成する画像形成手段(プリンタエンジン)5において、用紙Sに画像が形成され、形成された画像は定着装置6において定着される。定着装置6は熱源6aが内蔵された加熱ローラ6bと加圧ローラ6cで用紙Sを搬送するニップ部を形成し、用紙Sを搬送しつつ加熱・加圧してトナーを溶融し、画像を用紙Sに定着する。
用紙Sは用紙収納部3から第1給紙手段3aにより給送され、第2給紙手段3bにおいて一時停止した後に給紙されて画像形成が行われ、画像形成された用紙Sは、排紙ローラ8により排紙口から排出される。
用紙Sの搬送経路としては、用紙収納部3から画像形成手段5までの給紙路7、画像形成手段5から定着装置6、排紙ローラ8を経て排紙口に至る搬送路9a及び反転搬送を行う裏面用搬送路9bが設けられる。
画像形成モードとしては、片面フェースダウン排紙モード、片面フェースアップ排紙モード及び両面モードがある。片面フェースダウン排紙モードでは、片面に画像が形成され、定着装置6を通過した用紙Sは、反転処理により表裏反転した後に、排紙ローラ8で搬送されて排出される。
片面フェースアップ排紙モードでは、片面に画像形成され、搬送路9aを搬送された用紙Sは、そのまま排紙ローラ8により搬送され排出される。
両面モードにおいては、片面に画像形成され、定着装置6を通過した用紙Sは、下方に走行して裏面用搬送路9bに進行し、表裏反転した後に、給紙路7に再給紙される。
再給紙された用紙Sの裏面に画像形成手段5において裏面画像が形成され、裏面画像形成された用紙Sは定着装置6を通過し、排紙ローラ8により搬送されて排出される。
10は操作部であり、画像形成装置本体部Aにおける各種のモード及び用紙後処理装置FSを用いた出力モードの設定を操作部10における操作で設定することができる。
画像形成装置本体Aに配置された制御手段C1は、通信手段C4を介して用紙加湿装置Bの制御手段C2、及び用紙後処理装置FSの制御手段C3に接続されている。
画像形成装置本体Aから排出された用紙Sは、用紙加湿装置Bを経て用紙後処理装置FSに搬送される。
用紙加湿装置Bは、画像形成装置本体Aから排出された用紙Sを受け入れ搬送する第1搬入搬送部100、用紙Sに水を付与する用紙加湿部120、画像形成装置本体Aから排出された用紙Sを受け入れ搬送する第2搬入搬送部150、第1デカール部160、第2デカール部170,第3デカール部180及び用紙Sを排出し、用紙後処理装置FSへと受け渡す排紙搬送部200を有する。
用紙後処理装置FSは、画像形成装置本体Aから排出される用紙Sに対して各種の後処理装置を行うもので、穿孔折り機、平綴じ機、中綴じ機、糊付け製本機、断裁機等を総称する。
用紙後処理装置FSの一実施の形態として糊付け製本機を代表として説明する。
糊付け製本機は、用紙導入手段21、排紙手段22、用紙束収納手段23、用紙束搬送手段24、糊塗布手段25、表紙供給手段26、表紙断裁手段27、表紙外装手段(くるみ製本手段)28、整合手段29を備えている。
用紙導入手段21に導入された用紙Sは、用紙束収納手段23上に載置された後、斜め下方に逐次搬送され、用紙束搬送手段24の把持手段241によって把持される。把持手段241は、用紙束Saを把持したまま用紙束Saに糊塗布処理をする面(背部)を下側になるように旋回して所定位置に停止する。糊塗布手段25は、用紙束Saの背部に糊を塗布する。
表紙供給手段26に収納された表紙Kは、表紙断裁手段27を経由して表紙外装手段28に搬送された後、表紙Kの後端部が表紙断裁手段27によって所定長に断裁される。表紙Kの断裁長は、用紙Sの進行方向の2枚分の長さに用紙束Saの背部の厚さを加えた長さである。
表紙外装手段28は、表紙供給手段26から供給された表紙Kを受容して搬送し、所定位置に停止させた後、整合手段29により幅方向の位置決めを行う。表紙外装手段28は、用紙束Saの糊塗布面Nに圧接して接着される。
用紙束Saの背部に対向する加圧部材の下降と、表紙外装手段28の上部に配置された左右対称な一対の折曲部材の移動とにより、表紙Kは用紙束Saの糊塗布面Nの側縁に沿って折り曲げられ、用紙束Saの表裏面に表紙Kを装着した用紙束Saが形成される。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、表紙外装手段28が下降して待避した後、整合手段29の退避と共に表紙Kの幅方向外側に退避していた排出ベルト30が用紙束Saの下方の幅方向内側まで移動して停止する。その後、把持手段241による挟持が解除されると、用紙束Saは下降し、用紙束Saの下方の背部が排出ベルト30の上面に当接する位置に停止する。回動する排出ベルト30は、用紙束Saに表紙Kを貼着してくるみ製本処理された冊子を装置外に排出する。
[用紙加湿装置]
図2は、本発明の実施の形態に係る用紙加湿装置Bの全体図である。
第1搬入搬送部100は搬送路R1を、用紙加湿部120は搬送路R2を、第2搬入搬送部150は搬送路R3を、第1〜第3デカール部160、170、180は搬送路R4を排紙搬送路200は搬送路R5を有する。
搬送路R1〜R5は図示のように、複数のガイド部材により形成される。
搬送路R1の一部は第1、第2搬入搬送部100、150に共有される。
用紙加湿装置Bに搬入された用紙Sは切替ゲートGの切替作用により、第1搬入搬送部100から第2搬入搬送路150を経て、第1デカール部160に搬送され、第2デカール部170、第3デカール部180及び排紙搬送部200を経て排出されるか又は第1搬入搬送部100から用紙加湿部120に搬送され、用紙加湿部120から、第2搬入搬送部150、第1〜第3デカール部160、170、180及び排紙搬送部200を経て排出される。
第1搬入搬送部100においては、搬送ローラ101〜105により用紙Sが搬送されて用紙加湿部120に搬送される。
用紙加湿部120においては、加湿ローラ122、123及び搬送ローラ142により用紙Sが搬送される。
第2搬入搬送部150においては、搬送ローラ101,102、151及び152により用紙Sが搬送される。
排紙搬送部200においては、搬送ローラ201〜204により用紙Sが搬送され、排出される。
次に、用紙加湿装置Bの各処理部について説明する。
<用紙加湿部>
図1〜5により用紙加湿部120の構造及び作用を説明する。図3は用紙加湿部の構成を示す図、図4は水船の斜視図、図5は水船121の平面図である。
用紙を加湿する水を収容する水船121は、搬送される用紙Sの最大幅(搬送方向に直角な方向の用紙長さ)よりも若干長い、水槽121Aを形成する。
水船121には、左右に並んだ給水皿121B1、121B2が形成される。
給水皿121B1、121B2は水船121により形成される水槽121Aより高い位置で水を収容する部屋を形成する。
後に説明するように、給水皿121B1、121B2に収容されている水はオーバフローして水槽121Aに落下する。
水船121の中央部には用紙Sが通過する間隙121Eが形成される。
図5に示すように、給水皿121B1、121B2及び間隙121Eを形成する用紙通過部は、水槽121A中に島状に形成される。
2個の給水皿121B1、121B2はそれぞれ、給水ローラ124、125の円筒形外周面に対応した円弧状の内周面を有する。
給水皿121B1、121B2は後に説明するように、給水管131から水が供給され、排水溝121D1、121D2からのオーバーフローにより常に一定の水位WSが保持される。
給水皿121B1、121B2の上方には、給紙皿121Bの内周面と所定の間隔を隔てて配置された給水ローラ124、125が配置され、給水ローラ124、125の下部は給水皿121B1、121B2に収容されている水に浸漬する。
給水ローラ124、125は金属の軸芯にゴム層を形成したゴムローラからなり、給水ローラ124は矢印D1のように回転し、給水ローラ125は矢印D2のように回転する。
給水ローラ124に接触するように加湿ローラ122が、給水ローラ125に接触する加湿ローラ123がそれぞれ配置され、加湿ローラ122と加湿ローラ123とは接触する。
加湿ローラ122、123はそれぞれ金属の軸芯にゴム層を形成したゴムローラからなり、加湿ローラ122は矢印D3のように回転し、加湿ローラ123は矢印D4のように回転して、加湿ローラ122の周面と加湿ローラ123の周面とは接触位置において、図示のように同一方向である上方に移動し用紙Sを挟持搬送する。
加湿ローラ122又は123のいずれかが駆動源(図示せず)により回転駆動されて駆動ローラとして回転し、他の加湿ローラ及び給水ローラ124、125は駆動ローラに従動して回転する。
126は給水ローラ124に接触する規制部材、127は給水ローラ125に接触する規制部材である。
規制部材126、127は金属の円筒体からなり、給水ローラ124、125に従動して回転する。
130は貯水槽、131は給水管、132は排水管、133はフィルタである。
水Wは貯水槽130からポンプ(図示せず)により給水管131を経て水船121の給水皿121B1、121B2に供給され、排水管132を経て水船121から貯水槽130に還流する。
用紙に水を付与する過程で水Wに混入した紙粉等の異物はフィルタ133により濾過され、水Wは貯水槽130と水船121との間で循環する。
用紙Sへの水の付与は次のようにして行われる。
用紙Sは搬送ローラ105により用紙加湿部120に搬入され、間隙121Eを通過し加湿ローラ122、123により搬送される。
加湿ローラ122、123の外周面には、水船121から給水ローラ124、125を経て水Wが供給され、用紙Sは搬送の過程で連続的に水が付与される。
給水ローラ124、125の外周面には均一な水の皮膜が形成されるが、規制部材126、127により更に均一化される。
用紙の水を付与する過程で、用紙Sから紙粉等の異物が加湿ローラ122、123に付着し、更に水Wに混入するが、水Wに混入した異物はフィルタ133により濾過される。
図3及び図5において矢印で給水皿121B1、121B2及び水槽121Aにおける水Wの流れを示す。
給水皿121B1には搬送幅方向(搬送方向に直角な方向)の両端部に給水口121C1、121C2が設けられる、給水皿121B2には、搬送幅方向の端部に給水口121C3、121C4が設けられる。
給水口121C1〜121C4は好ましくは、搬送される用紙Sの最大幅の外側となる位置に設けられる。
搬送幅方向に関して、給水口121C1〜121C4の内側では良好な水の流れが形成されるので、前記にのような給水口121C1〜121C4の配置により、給水ローラ124、125への異物の付着が防止される。
給水口121C1〜121C4は図2における給水管131の上端に形成される。
また、水槽121Aと給水皿121B1との間の壁の搬送幅方向の中央部には、排水溝121D1が形成され、水槽121Aと給水皿121B2との間の壁の搬送幅方向中央部には排水溝121D2がそれぞれ設けられる。
給水皿121B1、121B2はそれぞれ前記に説明したように、給水ローラ124、125の外周面に対応した円弧状の内周面を有し、図3に示すように、端部は給水皿121B1、121B2の縁部を形成する。
給水皿121B1、121B2の縁部を形成する壁であって、搬送幅方向中央部には、排水溝121D1、121D2が形成される。
給水皿121B1、121B2の深さは、6mm程度であり、排水溝121D1、121D2と壁の上縁との段差は約2〜3mmに形成される。
このような給水皿121B1、121B2の構成により、端部の給水口121C1〜121C4より供給された水は、矢印D51〜D54で示すように中央部に向かって流れ、排水溝121D1、121D2からオーバーフローして水槽121Aに落下する。
落下した水は、排水口132Aから排水管132に排水される。
排水溝121D1、121D2を設けない場合、給水皿121B1、121B2から水槽121Aに水が落下する位置が特定せず、給水皿121B1、121B2における水の流路が不規則になる。
このために、用紙に水を付与する過程で水に混入した異物が給水皿121B1、121B2の各所に付着し、その結果、給水ローラ122、123上に形成される水の皮膜が不均一になる等の不具合が生ずる。
排水溝121D1、121D2を設けることにより、給水皿121B1、121B2における水の流路が一定となり、異物は給水皿121B1、121B2に付着することなく水槽121Aに落下し、排水管132を経て排出され、フィルタ133に回収される。
排水溝121D1、121D2の位置は、加湿装置Bの設置状態を考慮して搬送幅方向の中央部に設けることが好ましい。
排水溝121D1、121D2を中央部に設けることにより、加湿装置Bがある程度傾斜して配置された場合であっても、排水溝121D1、121D2が排水溝として適切に機能しやすく、給水皿121B1、121B2に収容されている水の水位が大きく変化せず、均一な水の付与が保証される。
図示の例では、給水ローラ124が加湿ローラ122に水を受け渡す位置、即ち、給水ローラ124と加湿ローラ122との接触位置から見て、給水ローラ124の回転方向D1の上流側に排水溝121D1が設けられている。
このような排水溝121D1の設置により、給水ローラ124の回転による水Wと異物の流れにより、加湿ローラ122から給水ローラ124に転移した異物が効率良く排水溝121D1から排出されるとともに、矢印D51〜D54で示す水流が形成され、水Wが円滑に流れる。
排水溝121D2の配置も同様であり、給水ローラ125と加湿ローラ123との接触位置から見て給水ローラ125の回転方向D2の上流側に排水溝121D2が配置される。
なお、排水溝を前記のように上流側配置された排水溝121D1、121D2に代えて、又は排水溝121D1、121D2に加えて、給水ローラ124、125の回転方向下流側に設けてもよい。
図6に下流側排水溝MZ1と上流側排水溝MZ2とを設けた例を示す。
給水皿121Bの両側に上流側排水溝MZ1及び下流側排水溝MZ2が設けられる。
上流側排水溝MZ1は前記に説明した排水溝121D1、121D2と同様に、加湿ローラKTRと給水ローラKURとの接触位置SPから見て、給水ローラKURの回転方向DRの上流側に配置され、下流側排水溝MZ2は、加湿ローラKTRと給水ローラKURとの接触位置SPから見て、給水ローラKURの回転方向DRの下流側に配置される。
上流側排水溝MZ1は、給水ローラKURの回転により形成される水流の先に形成されるので、給水皿における水の循環を円滑にし、結果として、給水ローラ上に均一な水の皮膜を形成させる。
下流側排水溝MZ2は、水Wの循環を円滑にするとともに、給水ローラKURと加湿ローラKTRとの接触位置に近い側に配置されているために、給水ローラKURにより運ばれた異物を効率よく回収して排出する。
また、給水口121C1〜121C4は図示の例では、給水皿121B1、121B2の底部に形成されているが、図7に示すように、給水口AWを給水皿KSの搬送幅方向端部の側壁TWに設けることもできる。
水が付与された用紙Sは一対のガイド部材141によりガイドされて上方に搬送される。
ガイド部材141によりガイドされる位置で、一対のファン140により過剰な水を用紙Sの両面から除去する調湿が行われる。
<デカール装置>
図8を参照してデカール装置を説明する。
デカール装置は第1デカール部160、第2デカール部170及び第3デカール部180を有する。
第1デカール部160において、一対のローラ161、162にはベルト163が張架され、ベルト163には、押圧ローラ164が接触する。
押圧ローラ164は図示のように、ローラ161と162間の中間位置でベルト163を押圧し、ベルト163を屈曲させる。
その結果、ローラ161、162、ベルト163及び押圧ローラ164により用紙Sを図の右方向に曲げる搬送路H1が形成される。
165は用紙Sを搬送路H1又はH2に切替ガイドする切替ゲートであり実線の位置では用紙Sを搬送路H1にガイドし、点線の位置では用紙Sを搬送路H2にガイドする。
搬送路H1にガイドされた用紙Sはローラ161、162、ベルト163及び押圧ローラ164により屈曲され、カールが矯正される。
搬送路H2にガイドされた用紙Sは緩い曲率の搬送路H2を搬送されるので、カール矯正されることはない。
デカール部160からは、用紙Sは搬送ローラ167により搬送されて、デカール部170へと搬送される。
第2デカール部170において、一対のローラ171、172はベルト173が張架され、ベルト173には、押圧ローラ174が接触する。
押圧ローラ174は図示のように、ローラ171と172間の中間位置でベルト173を押圧し、ベルト173を屈曲させる。
その結果、ローラ171、172、ベルト173及び押圧ローラ174により用紙Sを図の左方向に曲げる搬送路H4が形成される。
175は用紙Sを搬送路H3又はH4に切替ガイドする切替ゲートであり実線の位置では用紙Sを搬送路H4にガイドし、点線の位置では用紙Sを搬送路H3にガイドする。
搬送路H4にガイドされた用紙Sはローラ171、172、ベルト173及び押圧ローラ174により屈曲され、カールが矯正される。
搬送路H3にガイドされた用紙Sは緩い曲率の搬送路を搬送されるので、カール矯正されることはない。
第3デカール部180では、ローラ181、182、187及び189にベルト183が張架され、ローラ185、186及び188にベルト190が張架される。
図示のように、ローラ181、182、185〜189は、ベルト183、190を蛇行させるように配置される。
ベルト183とベルト190とは接触し、接触部において、用紙Sを挟持し搬送する。
184はデカール部180に用紙Sを導入する搬送ローラである。
ローラ187、189はベルト183を張架する、即ち、ベルト183の内周面に接触するとともに、ベルト190をその外周面側から押圧する。
ローラ188はベルト190を張架する、即ち、ベルト190の内周面に接触するとともに、ベルト183をその外周面側から押圧する。
ローラ187、189はそれぞれ実線の位置と点線の位置とに変位可能である。
ローラ187、189は実線の位置にあって、用紙Sを左向きに屈曲させてカールを矯正し、点線の位置にあるときは、カール矯正を行わない。
また、ローラ188は、ローラ187、189が実線の位置にあるときは、用紙Sを右向きに屈曲させてカールを矯正する。
第3デカール部180は、微少なカールを矯正する。
即ち、第1デカール部160及び第2デカール部170において、大きなカールが矯正され、第3デカール部180において、残った微少なデカールが矯正される。
切替ゲート165、175、ローラ187、189の位置を、例えば、用紙Sの種類に応じて制御することにより、用紙Sのカール矯正が適切に行われる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体図。 本発明の実施の形態における用紙加湿装置の全体図である。 用紙加湿部の構成を示す図である。 水船の斜視図である。 水船の平面図である。 下流側排水溝と上流側排水溝とを設けた例を示す図である。 給水口の配置例を示す図である。 デカール装置を示す図である。
符号の説明
120 用紙加湿部
121 水船
121B1、121B2 給水皿
122、123 加湿ローラ
124 125 給水ローラ
121C1〜121C4 給水口
121D1、121D2 MZ1、MZ2

Claims (9)

  1. 互いに接触してニップを形成し、該ニップを通過する用紙に水を付与する一対の加湿ローラを有する加湿手段及び、
    前記加湿手段に供給される水を収容する給水皿を有する用紙加湿装置において、
    前記給水皿は水を収容する部屋を形成する壁を有し、該壁には前記部屋から水をオーバーフローさせる排水溝が形成されていることを特徴とする用紙加湿装置。
  2. 前記部屋は用紙の搬送幅方向に長く、前記排水溝は前記搬送幅方向の中央部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙加湿装置。
  3. 前記加湿手段は、前記給水皿内の水に浸漬し、前記加湿ローラに接触して水を供給する一対の給水ローラを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙加湿装置。
  4. 前記排水溝は、前記加湿ローラと前記給水ローラとの接触位置に対して、前記給水ローラの回転方向上流側に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の用紙加湿装置。
  5. 前記排水溝は、前記加湿ローラと前記給水ローラとの接触位置に対して、前記給水ローラの回転方向下流側に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の用紙加湿装置。
  6. 前記給水皿の底部に、前記給水皿に水を供給する給水口が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の用紙加湿装置。
  7. 前記給水口は、最大幅の用紙が通過する範囲の外側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の用紙加湿装置。
  8. 前記給水皿及び前記給水皿から排出された水を収容する水槽を有する水船、水が貯留される貯水槽、前記貯水槽から前記水船に水を供給する給水管並びに前記水船から前記貯水槽に水を排出する排水管を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の用紙加湿装置。
  9. 用紙に画像を形成する画像形成装置本体及び該画像形成装置本体から排出された用紙に水を付与する請求項1〜8のいずれか1項に記載の用紙加湿装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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