JP2009109257A - 検知システムおよび検知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】遮蔽物の有無に影響されず安定した動作と狭い範囲に限定した検知を可能とした検知システムおよび検知方法を提供する。
【解決手段】送信部1は、CPU3と、RF処理部4と、高周波スイッチ5と、アンテナA6と、アンテナB7と、から構成される。受信部2はCPU8と、RF処理部9と、アンテナC10と、から構成される。送信部1から所定の時間長さで交互に切替えて送信された送信波A12と送信波B11を受信部2により受信し、送信波A12と送信波B11の両者の受信強度の差分に基づいて受信部2が所定の範囲内に位置しているか否かを判定する。
【選択図】図1
【解決手段】送信部1は、CPU3と、RF処理部4と、高周波スイッチ5と、アンテナA6と、アンテナB7と、から構成される。受信部2はCPU8と、RF処理部9と、アンテナC10と、から構成される。送信部1から所定の時間長さで交互に切替えて送信された送信波A12と送信波B11を受信部2により受信し、送信波A12と送信波B11の両者の受信強度の差分に基づいて受信部2が所定の範囲内に位置しているか否かを判定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、送信機から送信した送信波をもちいて対象物が検知範囲内であるか否かを検知する検知システムおよび検知方法に関する。
従来において、たとえば超音波センサと焦電型赤外線センサを組み合わせて人検知センサとする技術が知られている。超音波センサによる反射波の検出に加え、焦電型赤外線センサの検出結果を合わせて人検出を行っている(特許文献1参照)。
特開平08−218310号公報
ところが、従来の技術においては、単に赤外線や超音波を照射して、その反射波を受信するのみであるので、検知対象物が検知可能範囲内に在ることはわかるものの、検知可能範囲を自在に設定することはできなかった。
本発明の目的は、上記に鑑みてなされたものであり、安定した動作と任意の範囲に限定した検知が可能な検知システムおよび検知方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、所定の範囲内に存在する受信機を検知するための送信機と前記受信機を組み合わせた検知システムにおいて、前記送信機は、複数種類の送信信号を送信するための複数の送信手段を互いに距離をもって備え、前記受信機は、複数の前記送信信号を受信するための受信手段と、前記受信した複数の前記送信信号をそれぞれ識別して相互の受信強度についての差分を演算により算出するための演算部と、前記算出された差分に基づいて前記受信機が前記所定の範囲内に存在するか否かを判定して結果を表示するための結果判定部と、を備える。
また、請求項2に記載の本発明は、所定の範囲内に存在する受信機を検知するための送信機と前記受信機を組み合わせた検知システムにおいて、前記送信機は、第1の送信波を送信するための第1の送信電界特性を有する第1の送信アンテナと、第2の送信波を送信するための第2の送信電界特性を有する第2の送信アンテナと、を備え、前記受信機は、前記第1の送信波と前記第2の送信波を受信するための受信アンテナと、前記受信した前記第1の送信波と前記第2の送信波とを識別して両者の受信強度についての差分を演算により算出するための演算部と、前記算出された差分が正の値である場合において前記受信機が前記所定の範囲内に存在すると判定して結果を表示するための結果判定部と、を備える。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項2において、前記第1の送信波と前記第2の送信波は同一周波数であって両者を前記識別するための識別情報が含まれる。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項2において、前記第1の送信波と前記第2の送信波は互いに異なる周波数である。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項2〜4のいずれかにおいて、前記送信機は、前記第1の送信波と前記第2の送信波を同時もしくは交互に切替えて送信する。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項2〜5のいずれかにおいて、前記第1の送信アンテナと前記第2の送信アンテナは互いに近接して配置され、前記第1の送信波と前記第2の送信波がそれぞれ形成する電界強度分布が相互に部分的に重なり、かつ、前記第2の送信波の電界強度分布が前記第1の送信波の電界強度分布に比して狭指向性を有する。
また、請求項7に記載の本発明は、請求項2〜6のいずれかにおいて、前記第1の送信アンテナと前記第2の送信アンテナは、共にヘリカルアンテナであって前記第1の送信波と前記第2の送信波は共に円偏波である。
また、請求項8に記載の本発明は、請求項2〜6のいずれかにおいて、前記第1の送信アンテナは、モノポールアンテナであって前記第1の送信波は無指向性である。
また、請求項9に記載の本発明は、請求項2〜8のいずれかにおいて、前記結果判定部が前記判定する前記差分にあらかじめ補正値を与えて前記判定の範囲を補正する。
また、請求項10に記載の本発明は、請求項2〜9のいずれかにおいて、前記結果判定部は、ブザーによる鳴動、発光手段の点灯と点滅、振動、のうちのすくなくともいずれかの手段により前記表示を行う。
また、請求項11に記載の本発明は、送信機と受信機を組み合わせて所定の範囲内に存在する前記受信機を検知するための検知方法において、前記送信機において、第1の送信アンテナにおいて第1の送信波を送信するステップと、第2の送信アンテナにおいて第2の送信波を送信するステップと、を実行し、前記受信機において、アンテナにおいて前記第1の送信波と前記第2の送信波を受信するステップと、演算部において前記受信した前記第1の送信波と前記第2の送信波とを識別して両者の受信強度についての差分を演算により算出するステップと、結果判定部において前記算出された差分が正の値でかつ所定値以上である場合において前記受信機が前記所定の範囲内に存在すると判定して結果を表示するステップと、を実行して前記受信機を検知することを特徴とする検知方法。
本発明によれば、安定した動作と任意の範囲に限定した検知が可能な検知システムおよび検知方法を提供することができる。
電波を安定して通信し、検知精度を高める目的のために、円偏波の電波を利用し、反射や散乱による偏波面の不安定さを改善し、実現した。
図1には、本発明の検知システムの構成図を示している。
この図1には、検知システムを構成する送信部1と、送信部1から送信された送信波(電波)を受信するための受信部2と、が示されており、この送信部1と受信部2の組み合わせにより検知システムの実施の形態が構成されている。
図1に示す送信部1は、CPU3と、RF処理部4と、高周波スイッチ5と、アンテナA6と、アンテナB7と、から構成されている。また受信部2はCPU8と、RF処理部9と、アンテナC10と、から構成されている。
この図1の構成において、本発明の検知システムの実施の形態による基本的な動作は、送信部1から所定の時間長さで交互に切替えて送信された送信波A12と送信波B11を受信部2により受信し、送信波A12と送信波B11の両者の受信強度の差分に基づいて受信部2が所定の範囲内に位置しているか否かを判定するものである。
送信部1は、RF処理部4にて送信波A12および送信波B11とするための所定の周波数の送信波を生成し出力している。出力される送信波はパケット通信波であり、送信波A12と送信波B11をそれぞれ区別するための識別符号が含まれている。
このRF処理部4の動作を制御するのはCPU3であり、CPU3にてあらかじめ設定された周波数の送信波の生成と動作/停止の命令がRF処理部4に対して発せられる。RF処理部4にて生成される送信波の周波数は実施の形態では1種類としたが、必要に応じてさらに多くの種類の周波数による送信波を生成してもよく、その送信波の波形も必要に応じて種々設定することができる。なお、本実施の形態においては2.4GHzの周波数を用いているが、必要に応じてたとえば400MHzや800MHzといった周波数でもよい。
CPU3はRF処理部4の動作を制御するのと同時に、高周波スイッチ5の動作制御も行っている。高周波スイッチ5はRF処理部4から出力された送信波をCPU3からの命令に従って所定の周期で切替えてアンテナA6とアンテナB7へ出力している、この切替動作によりアンテナA6かアンテナB7のいずれか一方からのみ送信波が送信される。
また、アンテナA6とアンテナB7は互いに異なる形状を備え、その形状の違いによりそれぞれの送信特性も異なっている。本実施の形態においてはアンテナA6とアンテナB7を共にヘリカルアンテナとしており、それぞれに独自の指向性と送信特性を持たせるために巻き線数を違えて構成している。また受信部2が備えるアンテナC10もヘリカルアンテナとしている。これらのヘリカルアンテナの構成は、たとえば図4に示す構成が好ましい。なお、ヘリカルアンテナ以外のアンテナ形式としては、たとえばターンスタイルアンテナやクロス八木アンテナおよびパッチアンテナなどを用いてもよい。
この図4に示すヘリカルアンテナは、アンテナA6とアンテナB7の両者に適用されている。このヘリカルアンテナは、送信波A12を送信するために高周波スイッチ5に接続された放射器20と、放射器20の後方へ放射された送信波A12を反射するための反射器21と、から構成されている。
放射器20はらせん形状に巻かれて形成され、図4中の矢印12の方向へ送信波A12を指向性を持たせて送信する。送信される送信波A12は強度の指向性を有する以外に、送信波形の位相がらせん形状に合わせてねじれて円偏波となる。この円偏波により受信側での水平偏波と垂直偏波の不一致により発生するフェージングなどの影響を少なくすることができる。
また、円偏波の特徴として移動体が任意の方向を向いた場合でも受信可能になる特性があり、水平偏波アンテナや垂直偏波アンテナでは、通信経路において、反射の影響等で電波の偏波面がずれると感度が悪くなってしまう。そこで、円偏波アンテナと水平偏波アンテナや垂直偏波アンテナを組み合わせると、円偏波アンテナでは偏波面が回転しているため、偏波面を送信・受信アンテナで合わせる必要がなくなる。なお本実施の形態では、アンテナA6とアンテナB7の放射器20の回旋方向と受信部2のアンテナC10の回旋方向とを同じ方向に形成し、その方向は右回旋もしくは左回旋のいずれかで統一している。
このヘリカルアンテナの指向特性を設定するためには、らせん形状の放射器20の巻き線数を変えることにより可能である。すなわち、巻き線数を多くして放射器20の導体の長さが長くなるほどアンテナ利得は大きくなり、指向性を絞ることができる。例えばアンテナA6の放射器の巻き線数を多くして指向性を絞り込み、一方、アンテナB7の巻き線数をアンテナA6の巻き線数よりも少なくすることで、比較的に広い指向特性をもたせることができる。
また、このように円偏波を用いることにより、送信波の指向性の精度を上げることもできる。指向性の精度を上げるには送信波の反射を抑制する必要があり、円偏波を利用することで反射波の影響を減らし、直接波を受信することにより、受信側での受信電力値の精度が向上し、指向性の精度も上がる。これは、送信波が反射する際に偏波面が逆転するため、受信側では反射波の受信がしにくくなるためである。
なお、アンテナB7の変形例としては、その送信特性に指向性を持たせない構成でもよい。指向特性を持たせないためには、その一例としてモノポールアンテナを用いることができる。モノポールアンテナとすることで、そこから送信される送信波の電界強度分布はアンテナB7を中心とした円球形状となって分布する。さらに、モノポールアンテナを用いずに円偏波を発生するパッチアンテナを用いてもよい。パッチアンテナを用いることで指向性を強めることなく円偏波を発生させることもできる。
ここで、送信部1が送信する送信波A12と送信波B11の電界強度分布に注目して、互いの位置関係について模式的に図2に示す。この図2には送信部1が備えるアンテナA6とアンテナB7が模式的に示されており、それぞれの送信波は無視しうる程度の距離にまで近接された位置から送信されているものとする。なお、アンテナA6とアンテナB7との実装上の設置位置も互いに可能な限り近接している。
この図2において、アンテナA6は電界強度分布16に示すようにアンテナA6を構成するヘリカルアンテナが生成した指向性を持つ。また、アンテナB7は破線で示した電界強度分布15に示すようにアンテナB7を構成するヘリカルアンテナが生成した無指向性のパターンを持つ。
図1に示した受信部2はアンテナC10によって送信波A12が示す電界強度分布16と、送信波B11が示す電界強度分布15と、を受信しRF処理部9により処理されて電力値を得る。なお、このときに受信した電力値のばらつきを低減させるために移動平均をとってもよい。そして、電界強度分布16と電界強度分布15の両者の電界強度の差分となる電力値の差をCPU8における演算で求める。ここで、送信波A12と送信波B11は互いが同時に送信されず、受信部2では受信した送信波A12と送信波B11のそれぞれを別々のタイミングで受信し、これらに含まれる識別符号に基づいて、それぞれを別々にCPU8の内部に記憶している。この記憶はCPU8内のキャッシュメモリや、図示しない外付けの記憶手段を適用してもよい。
このCPU8で演算されるのは送信波A12が形成する電界強度分布16と送信波B11が形成する電界強度分布15との差分であり、送信波A12の受信強度から送信波B11の受信強度を減算して求めている。この演算式としては、たとえば以下の数式1と数式2を適用している。
[数式1]…アンテナAの電力値−アンテナBの電力値>0
[数式2]…アンテナAの電力値−アンテナBの電力値≦0
この数式1が成立する場合は受信部2(あるいはアンテナC10)が電界強度分布16内に位置していると判断する。また、数式2が成立する場合は受信部2(あるいはアンテナC10)が電界強度分布16から外れていると判断する。なお、この演算を行う際の演算式に任意の補正値を入れて演算してもよい。この補正値を入れることにより、たとえば図3に示すように電界強度分布15を拡大することもできる。この補正値を入れた数式を以下に示す。
[数式3]…アンテナAの電力値−アンテナBの電力値−補正値>0
[数式4]…アンテナAの電力値−アンテナBの電力値−補正値≦0
この数式3が成立する場合は受信部2(あるいはアンテナC10)が電界強度分布16内に位置していると判断する。また、数式4が成立する場合は受信部2(あるいはアンテナC10)が電界強度分布16から外れていると判断する。
このようにして送信部1により形成された電界強度分布16に受信部2が入ったか否か、あるいは存在するか否かを検知することができる。なお、検知した後は、その検知結果を外部へ知らせるためにブザーの鳴動や振動、および発光手段(LED、電球など)の点灯や明滅などの方法が実行される。
受信部2が備えるアンテナC10の受信特性は無指向性のものを選択してもよいが、このアンテナC10の受信感度に指向性を持たせてもよい。アンテナC10が指向性を備えることにより、送信部1のアンテナA6に受信部2のアンテナC10が正対した状態で精度よく検知することができる。
また、送信部1から送信される指向性をもった送信波は送信波A12の一本のみであるが、この送信波を複数本にしてもよい。この場合は送信部1側の指向性をもつ送信アンテナは同一地点に設置されず、任意の距離で離れてそれぞれが設置されている。一つの指向性送信アンテナから出る送信波の電界強度分布は、立体的には空間内に広がる略楕円立体の立体形状となるが、この立体形状の電界強度分布が複数の位置から重なるように送信される。たとえば、送信アンテナがアンテナA6以外に、アンテナD、アンテナEといったように複数本あれば、無指向性の送信波11と、これら複数のアンテナA、D、Eの3つの差分から受信部2を検知することができる。これにより受信部2を立体空間内の所定位置にて精度よく検知することが可能になる。
図5〜図7には、本発明の検知システムの第3の実施の形態を説明するため図を示している。図5は、送信機30に備わる赤外線放射素子A31、赤外線放射素子B32が形成する送信信号の到達範囲A34、到達範囲B35を示している。また到達範囲A34、到達範囲B35と受信端末33との関係も示している。送信機30には2種類の発光特性を備えた赤外線放射素子A31、赤外線放射素子B32が備わり、赤外線放射素子A31は到達範囲A34の指向特性をもって光信号を送信している。また、赤外線放射素子B32は破線で示した到達範囲B35の指向特性をもって光信号を送信している。赤外線放射素子A31、赤外線放射素子B32に所定の指向特性を持たせる方法としては、既存の光学レンズやプリズム、光反射手段、光収束手段、光拡散手段を組み合わせることにより実現できる。
受信端末33が到達範囲A34に入ると、受信端末33に備わる赤外線受光素子36により赤外線を受光して、第1の実施の形態に示した数式1および数式2にならって到達範囲A34と到達範囲B35との光強度の差分を演算により求め、受信端末33が到達範囲A34の範囲内に位置するか否かが判断される。
図6には、送信機30が赤外線による送信信号を送信するための概略構成図を示している。この構成において、CPU40が発光ダイオード駆動回路41、42をそれぞれ制御する。この制御により発光ダイオード駆動回路41、42は同時に動作することなく、それぞれが交互に動作と停止を繰り返している。発光ダイオード駆動回路41は赤外線放射素子A31を駆動し、発光ダイオード駆動回路42は赤外線放射素子B32を駆動する。そして、赤外線放射素子A31と赤外線放射素子B32のそれぞれが放射する送信信号は、それぞれを受信端末33が識別するための識別符号が付与されている。これらの識別符号はCPU40による送信データ生成の過程で織り込まれる。
図7には、受信端末33の概略構成図を示している。赤外線受光素子36が赤外線を受光すると、その受光により赤外線受光素子36から出力された信号は増幅回路50により増幅される。ここで行われる信号処理はI−V変換である。増幅回路50により増幅された受信信号はCPU51に入力され、ここで、A/D変換された後にデータ復調される。データ復調された信号は第1の実施の形態に示した数式1と数式2にならって演算が実行され、受信端末33が到達範囲A34の範囲内に位置するか否かが判断される。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、遮蔽物の有無に影響されず安定した動作と狭い範囲に限定した検知を可能とした検知システムおよび検知方法を提供することができる。
1…送信部
2…受信部
3、8…CPU
4、9…RF処理部
5…高周波スイッチ
6…アンテナA
7…アンテナB
10…アンテナC
11…送信波B
12…送信波A
15、16…電界強度分布
20…放射器
21…反射器
2…受信部
3、8…CPU
4、9…RF処理部
5…高周波スイッチ
6…アンテナA
7…アンテナB
10…アンテナC
11…送信波B
12…送信波A
15、16…電界強度分布
20…放射器
21…反射器
Claims (11)
- 所定の範囲内に存在する受信機を検知するための送信機と前記受信機を組み合わせた検知システムにおいて、
前記送信機は、複数種類の送信信号を送信するための複数の送信手段を互いに距離をもって備え、
前記受信機は、
複数の前記送信信号を受信するための受信手段と、
前記受信した複数の前記送信信号をそれぞれ識別して相互の受信強度についての差分を演算により算出するための演算部と、
前記算出された差分に基づいて前記受信機が前記所定の範囲内に存在するか否かを判定して結果を表示するための結果判定部と、
を備えることを特徴とする検知システム。 - 所定の範囲内に存在する受信機を検知するための送信機と前記受信機を組み合わせた検知システムにおいて、
前記送信機は、
第1の送信波を送信するための第1の送信電界特性を有する第1の送信アンテナと、
第2の送信波を送信するための第2の送信電界特性を有する第2の送信アンテナと、
を備え、
前記受信機は、
前記第1の送信波と前記第2の送信波を受信するための受信アンテナと、
前記受信した前記第1の送信波と前記第2の送信波とを識別して両者の受信強度についての差分を演算により算出するための演算部と、
前記算出された差分が正の値である場合において前記受信機が前記所定の範囲内に存在すると判定して結果を表示するための結果判定部と、
を備えることを特徴とする検知システム。 - 前記第1の送信波と前記第2の送信波は同一周波数であって両者を前記識別するための識別情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の検知システム。
- 前記第1の送信波と前記第2の送信波は互いに異なる周波数であることを特徴とする請求項2に記載の検知システム。
- 前記送信機は、前記第1の送信波と前記第2の送信波を同時もしくは交互に切替えて送信することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の検知システム。
- 前記第1の送信アンテナと前記第2の送信アンテナは互いに近接して配置され、前記第1の送信波と前記第2の送信波がそれぞれ形成する電界強度分布が相互に部分的に重なり、かつ、前記第2の送信波の電界強度分布が前記第1の送信波の電界強度分布に比して狭指向性を有すること
を特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の検知システム。 - 前記第1の送信アンテナと前記第2の送信アンテナは、共にヘリカルアンテナであって前記第1の送信波と前記第2の送信波は共に円偏波であることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の検知システム。
- 前記第1の送信アンテナは、モノポールアンテナであって前記第1の送信波は無指向性であることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の検知システム。
- 前記結果判定部が前記判定する前記差分にあらかじめ補正値を与えて前記判定の範囲を補正することを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の検知システム。
- 前記結果判定部は、ブザーによる鳴動、発光手段の点灯と点滅、振動、のうちのすくなくともいずれかの手段により前記表示を行うこと
を特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の検知システム。 - 送信機と受信機を組み合わせて所定の範囲内に存在する前記受信機を検知するための検知方法において、
前記送信機において、
第1の送信アンテナにおいて第1の送信波を送信するステップと、
第2の送信アンテナにおいて第2の送信波を送信するステップと、
を実行し、
前記受信機において、
受信アンテナにおいて前記第1の送信波と前記第2の送信波を受信するステップと、
演算部において前記受信した前記第1の送信波と前記第2の送信波とを識別して両者の受信強度についての差分を演算により算出するステップと、
結果判定部において前記算出された差分が正の値でかつ所定値以上である場合において前記受信機が前記所定の範囲内に存在すると判定して結果を表示するステップと、
を実行して前記受信機を検知することを特徴とする検知方法。
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CN106652379A (zh) * | 2016-08-22 | 2017-05-10 | 衣佳鑫 | 物联网被套婴儿检测方法及系统 |
US11102747B2 (en) | 2016-09-23 | 2021-08-24 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Location estimation system and location estimation method |
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