JP2009108102A - トリアジン基を有する有機半導体素子用化合物と、それを含む有機半導体薄膜及び有機半導体素子、並びにそれらの製造方法 - Google Patents

トリアジン基を有する有機半導体素子用化合物と、それを含む有機半導体薄膜及び有機半導体素子、並びにそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トリアジン基を有する有機半導体素子用化合物と、それを含む有機半導体薄膜及び有機半導体素子、並びにそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】次の式で表示される構造を有する有機半導体素子用化合物:
Figure 2009108102

前記式で、R、R、及びRは、それぞれパーフルオロフェニレン誘導体である。
【選択図】図1A

Description

本発明は、有機半導体材料及びその製造方法、それを含む有機半導体素子に係り、特にフッ素元素が置換されたN型有機半導体素子用化合物と、それを含む有機半導体薄膜及び有機半導体素子と、それらの製造方法に関する。
最近、π電子の共役結合を通じた有機物が半導体的な特性を有すると知られつつ、有機半導体素材の開発に多くの研究がなされている。特に、ディスプレイ用有機電界発光ダイオード素子は、商業化が進められつつあるということは周知の事実である。また、有機薄膜トランジスタ、有機太陽光、分子電子など、新たな分野で有機半導体技術を向上させるために多様な特性を有する有機半導体素材の開発研究に多くの努力をしている。(例を上げれば、特許文献1及び2)
有機半導体素材は、正孔注入または正孔輸送と主に関連しているP型半導体と電子注入または電子輸送と主に関連しているN型半導体とに分けられて開発されている。有機半導体素子において、有機電界発光素子の場合には、電子注入層及び電子輸送層、有機太陽電池の場合には、P−N接合のN型素材、有機薄膜トランジスタ素子の場合には、N型薄膜チャンネル素材のようなN型半導体素材を採用する構造を有する。N型有機半導体所在の場合、外部から電子を容易に引っ張ることができる特性によって、分子内の炭素付き水素が空気中の酸素と容易に反応して酸化して本来の化合物特性を喪失するという問題点があった。特に、電子を引っ張る能力が強くなるほど、有機物分子が酸化する現象が増加する傾向を示す。このような理由で、強いN型有機半導体特性を有する素材の開発が、P型の場合に比べて相対的に難しいと知られてきた。
前記のような問題点を克服するために、炭素−水素間結合の代りに、結合力の強いフッ素に置換して熱力学的な安定性のみならず、外部酸素及び湿度に対して酸化現象を減少させて有機半導体素子の性能を向上させようとする努力があった。しかし、フッ素を含む有機分子は、合成の困難さのために製造し難しかった。
優秀なN型有機半導体素材を開発するためには、中心分子グループが周囲から電子をよく引っ張らなければならないと知られている。最近、ベンゼン環を中心として、フッ素元素を含む芳香族環基を炭素−炭素カップリングする方法で結合させて、C−Fのみに置換されたN型半導体素材が開発された。しかし、ベンゼン環を中心とする構造では、電子をよく引っ張るのに十分な程度に高い電気陰性度を提供できない。また、従来の技術では、電気陰性度の高い分子グループの炭素−炭素カップリング反応が難しくて、電気陰性度の十分に高い分子グループを中心とするN型有機半導体素材を開発するのに限界があった。
特開平11−292860号公報 特開平11−354284号公報
本発明が解決しようとする目的は、前記従来の技術での問題点を克服しようとするものであって、電気陰性度が高い分子グループを中心とする新たな構造の有機半導体素子用化合物を提供することである。
本発明が解決しようとする他の目的は、電気陰性度が高い分子グループを中心とする新たな構造の有機半導体素子用化合物の製造方法を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の目的は、新たな構造の有機半導体素子用化合物より構成される有機半導体薄膜を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の目的は、新たな構造の有機半導体素子用化合物より構成される有機半導体薄膜の形成方法を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の目的は、新たな構造の有機半導体素子用化合物より構成される半導体膜を備えた有機半導体素子を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明による有機半導体素子用化合物は、化学式1で表示される構造を有する。
Figure 2009108102
化学式1で、R、R、及びRは、それぞれパーフルオロフェニレン誘導体である。
前記R、R、及びRは、それぞれ化学式2ないし化学式4の構造のうち何れか一つの構造を有しうる。
Figure 2009108102
Figure 2009108102
Figure 2009108102
化学式2ないし化学式4で、nは0〜20の整数である。
前記他の目的を達成するために、本発明による有機半導体素子用化合物の製造方法では、1,3,5−トリアジン誘導体と、パーフルオロフェニレン誘導体とをカップリング結合させて、化学式1で表示される構造の化合物を製造する。
望ましくは、前記1,3,5−トリアジン誘導体は、2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンである。
前記さらに他の目的を達成するために、本発明では、化学式1で表示される化合物より構成される有機半導体薄膜を提供する。
本発明による有機半導体薄膜を形成するために、化学式1の有機半導体素子用化合物を準備する。その後、基板上に前記化合物よりなる薄膜を形成する。前記基板は、ITO/ガラス基板、金属電極/ガラス基板、または金属電極/シリコン基板よりなりうる。望ましくは、前記薄膜は、真空蒸着、スピンコーティング、インクジェットコーティング、またはスクリーン印刷方法によって形成される。
前記さらに他の目的を達成するために、本発明による有機半導体素子は、化学式1で表示される化合物より構成される半導体膜を備える。前記半導体膜は、有機電界発光素子の電子注入層または電子輸送層を構成できる。または、前記半導体膜は、N型トランジスタのチャンネル層を構成できる。
本発明による化合物は、電子を引っ張る特性を有するトリアジン基によって既存に開発されたあるN型有機半導体素材よりエネルギー準位(HOMO,LUMO)が低くて、これらを必要とするN型有機半導体素子の適用に非常に優秀である。また、UV及びCV測定結果から、真空レベルに対して、HOMOレベルは最小6.0eV以上であり、LUMOレベルは2〜3eVほどであって、本発明による化合物での置換体の長さが長くなるにつれてLUMO値が増加することが分かり、したがって、N型有機半導体素子の種類及び使用目的によって適用性が非常に優秀である。本発明による有機半導体素子用化合物は、例えば、有機電界発光素子の場合、電子注入/輸送層、有機薄膜トランジスタ素子の場合には、N型チャンネル素材、そしてP−N型有機太陽光素子の場合には、N型半導体素材として使用できる。
本発明では、中心分子グループとして既存に知らされたベンゼングループの代りに、トリアジン基を有する化合物を提供する。本発明では、従来の技術による合成技術の難しさを克服し、新たな2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン化合物及びその誘導体を合成して、N型有機半導体素子用材料を提供する。
本発明では、外部から電子を強く引っ張る1,3,5−トリアジン誘導体、例えば、2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン誘導体にフッ素置換されたフェニルグループをカップリング結合させて、化学式1の構造を有する新たな2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体化合物を提供する。
Figure 2009108102
化学式1で、R、R、及びRは、それぞれパーフルオロフェニレン誘導体である。R、R、及びRは、それぞれ化学式2ないし化学式4のうち選択される何れか一つの構造を有する。
Figure 2009108102
Figure 2009108102
Figure 2009108102
化学式2ないし化学式4で、nは0〜20の整数である。
本発明はまた、前記化学式1の構造を有する化合物よりなる有機半導体薄膜及び有機半導体素子を提供する。前記有機半導体素子は、一対の電極間に少なくとも一つの有機機能層を有し、ここで、前記有機機能層は、化学式1の構造を有する化合物を含んでなる。
図1Aは、本発明の方法によって第1実施例による2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体を合成するための反応設計図である。
水素置換されたフェニルグループの場合、2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン化合物とは鈴木カップリング反応を通じて高収率を有する化合物合成が可能である一方、電気陰性度が高いフッ素を含むフェニルグループと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン化合物との反応は、前記同一条件では行えなかった。これは、フッ素がフェニルグループ内で電子を引っ張って炭素−炭素間結合を妨害するためである。本発明では、フッ素を含むフェニルグループと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン化合物との反応のために銅を含有する有機−金属化合物を利用する。ブロモパーフルオロフェニレン化合物(図1Aの化合物222及び化合物233)とパーフルオロフェニレニル銅化合物(図1Aの化合物212、化合物223、及び化合物234)は、公知の文献(Journal of American Chemical Soceity,2000,122,pp.10240〜10241)に開示されたところによって準備した。パーフルオロフェニレニル銅と2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン化合物とのラジカル反応を通じて、前記化学式1の化合物が得られた。図1Aの反応式に表された全ての新たな化合物は、水素/炭素核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)及び質量分析スペクトルを通じて目的とする化合物であるということを確認した。
以下、具体的な合成例を通じて、図1Aに示された反応式の合成過程を説明する。
合成例1(図1Aの合成過程220)
無水雰囲気が維持された還流コンデンサと磁石攪拌器とが装置された500mlの3口丸底のフラスコにマグネシウム(7.54mmol)を入れた。ゆっくり反応容器に熱を加えて還流させ、窒素雰囲気を維持して注射器を使用して無水THF(Tetrahydrofuran)(15ml)に溶かされたブロモパーフルオロフェニレン化合物(7.54mmol)(図1Aの化合物211)をゆっくり添加した。その反応混合物を常温で約1時間攪拌した後、無水Cu(I)Br(15.2mmol)、ジオキサン(8ml)、そして無水トルエン(25ml)に溶かされたジブロモフルオロフェニレン(11.6mmol)(図1Aの化合物221)を入れて80℃を維持しつつ24時間加熱した。前反応を通じて、無酸素雰囲気のために不活性雰囲気を維持することが非常に重要である。本例では、全反応を通じて窒素雰囲気を維持して無酸素雰囲気を組成した。反応が終わった後、濃縮された各生成物は、10%のジクロロメタンとヘキサン溶媒系とを利用したシリカゲルクロマトグラフィ精製を通じて、ブロモパーフルオロフェニレン(図1Aの化合物222)(収率51%)が得られた。質量分析スペクトルによって、所望の生成物(図1Aの化合物222)であるということを確認し、そのデータを下記に表した。
化合物222:m/z(%):541.90(M100.0%),543.90(99.2%),542.90(20.0%),544.90(19.5%),545.90(1.8%)
合成例2(図1Aの合成過程210)
合成例1と同様な方法で無水雰囲気が維持された還流コンデンサと磁石攪拌器とが装置された100mlの2口丸底のフラスコにマグネシウム(6.10mmol)を入れた。ゆっくり反応容器に熱を加えて還流させ、窒素雰囲気を維持しつつ注射器を使用して無水THF(7ml)に溶かされたブロモパーフルオロフェニレン(6.10mmol)化合物(図1Aの化合物211)をゆっくり添加した。その結果、得られた反応混合物を常温で約1時間攪拌して褐色の溶液を得た。その褐色の溶液を無水Cu(I)Br(1.82g、12.7mmol)が含まれた100mlの2口丸底のフラスコに金属チューブを使用して移した。その混合物を常温で約1時間攪拌した後、ジオキサン(4〜10ml)を添加して常温で約1時間攪拌して、薄い褐色の溶液を得た。生成されたパーフルオロフェニレニル銅化合物(図1Aの化合物212)は、空気及び湿度に敏感で、精製せずに次の反応に使用した。
合成例3(図1Aの合成過程230)
化合物211の代わりに、化合物222を使用して、合成例2と同じ方法で薄い褐色の溶液を得た。生成されたパーフルオロフェニレニル銅化合物(図1Aの化合物223)は、空気及び湿度に敏感で、精製せずに次の反応に使用した。
合成例4(図1Aの合成過程260)
ジブロモフルオロフェニレンとして、図1Aの化合物232を使用したことを除いて、合成例1と同じ方法でブロモパーフルオロフェニレン(図1Aの233)(収率53%)を得た。質量分析スペクトルによって所望の生成物(図1Aの化合物233)であることを確認し、そのデータを下記に表した。
化合物233:m/z(%):837.88(M100.0%),839.88(97.3%),838.89(33.4%),840.89(33.0%),839.89(5.4%),841.89(5.2%)
合成例5(図1Aの合成過程270)
化合物211の代わりに、化合物233を使用して、合成例2と同じ方法で薄い褐色の溶液を得た。生成されたパーフルオロフェニレニル銅化合物(図1Aの化合物234)は、空気及び湿度に敏感で、精製せずに次の反応に使用した。
合成例6(図1Aの合成過程280)
合成例2、合成例3及び合成例5で得られた褐色の溶液に無水トルエン(15〜20ml)に溶かされた2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(150mg、0.68mmol)をそれぞれ添加した。それぞれの反応混合物を約100℃を維持しつつ約6日間攪拌した。反応が終わった後、活性炭(200〜300メッシュ)が含まれたカラムクロマトグラフィ管に通過させて固体を除去し、その濾過物を濃縮させた。濃縮された各生成物を5〜20%のジクロロメタンとヘキサン溶媒系を利用したシリカゲルクロマトグラフィ精製とを通じて、白色の固体である2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体(図1Aの化合物212)である化合物IIa(250mg、収率53%)、化合物IIb(650mg、収率54%)、化合物IIc(900mg、収率47%)を得た。核磁気共鳴(NMR)及び質量分析(MS)スペクトルによって、生成物が化合物IIaと一致する構造を有するということを確認し、そのデータを下記に表した。また、化合物IIb及び化合物IIcの場合、質量分析スペクトル(MALDI−TOF)で確認した。
化合物IIa:19F NMR(CDCl)(ppm):−140.5,−147.9,−160.4;13C NMR(CDCl)(ppm):167.2,147.1,144.6,142.2,139.3,136.8,111.6;MS(EI),m/z(%):124(8),193(100),341(7),579(M40)。
化合物IIb:MS(MALDI−TOF),m/z(%):1466.9(M100.0%),1468.0(63.4%),1469.0(19.7%),1470.0(4.2%),1467.9(1.1%)
化合物IIc:MS(MALDI−TOF),m/z(%):2355.9(M100.0%),2354.9(95.6%),2356.9(51.7%),2357.9(17.6%),2358.9(4.5%)
図1Bは、本発明の方法によって第2実施例による2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体を合成するための反応設計図である。
以下、具体的な合成例を通じて、図1Bに示された反応式の合成過程を説明する。
合成例7(図1Bの合成過程310)
無水雰囲気が維持された還流コンデンサと磁石攪拌器とが装置された500mlの3口丸底のフラスコにマグネシウム(7.54mmol)を入れた。ゆっくり反応容器に熱を加えて還流させ、窒素雰囲気を維持しつつ注射器を使用して無水THF(15ml)に溶かされた1−ブロモ−2,3,5,6−テトラフルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンゼン(7.54mmol)(図1Bの化合物311)をゆっくり添加した。その反応混合物を常温で約1時間攪拌した後、無水Cu(I)Br(15.2mmol)、ジオキサン(8ml)、そして無水トルエン(25ml)に溶かされたジブロモフルオロフェニレン(11.6mmol)(図1Bの化合物232)を入れて、80℃を維持しつつ24時間加熱した。前反応を通じて、無酸素雰囲気を組成するために窒素雰囲気を維持した。反応が終わった後、濃縮された各生成物を10%のジクロロメタンとヘキサン溶媒系とを利用したシリカゲルクロマトグラフィ精製した。その結果、4’’’’−ブロモ−2,3,3,6,2’,3’,5’,6’,2”,3”,5”,6”,2’’’,3’’’,5’’’,6’’’,2’’’’,3’’’’,5’’’’,6’’’’−エイコサフルオロ−4−トリフルオロメチル−[1,1’;4’,1”;4”,1’’’;4’’’,1’’’’]五フェニル(図1Bの化合物313)(収率51%)を得た。質量分析スペクトルによって、生成物が所望する化合物(図1Bの化合物313)であるということを確認し、そのデータを下記に表した。
MS(MALDI)m/e:889.9(100.0%),887.9(97.1%),888.9(33.5%),890.9(33.2%),891.9(5.5%)
合成例8(図1Bの合成過程320)
合成例7と同じ方法で無水雰囲気が維持された還流コンデンサと磁石攪拌器とが装置された100mlの2口丸底のフラスコにマグネシウム(6.10mmol)を入れた。反応容器にゆっくり熱を加えて還流させ、窒素雰囲気を維持しつつ注射器を使用して無水THF(7ml)に溶かされた化合物(図1Bの化合物313)(6.10mmol)をゆっくり添加した。その反応混合物を常温で約1時間攪拌した結果、褐色の溶液を得た。その褐色の溶液を無水Cu(I)Br(1.82g、12.7mmol)が含まれた100mlの2口丸底のフラスコに金属チューブを使用して移した。その混合物を常温で約1時間ほど攪拌した後、ジオキサン(4〜10ml)を添加し、常温で約1時間ほど攪拌して薄い褐色の溶液を得た。生成された化合物(図1Bの化合物314)は、空気及び湿度に敏感で、精製せずに次の反応に使用した。
合成例9(図1Bの合成過程330)
無水トルエン(20ml)に溶かされた2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(150mg、0.68mmol)を前記合成例8で準備された化合物(図1Bの化合物314)の褐色の溶液に添加した。反応混合物を約100℃を維持しつつ約6日間攪拌した。反応が終わった後、活性炭(200〜300メッシュ)が含まれたカラムクロマトグラフィ管に通過させて固体を除去し、その濾過物を濃縮させた。濃縮された各生成物を20%のジクロロメタンとヘキサン溶媒系とを利用したシリカゲルクロマトグラフィ精製して、白色の固体である2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体である化合物IId(1.04g、収率51%)を得た。質量分析(MALDI−TOF)スペクトルによって生成物が化合物IIdと一致する構造を有するということを確認し、そのデータを下記に表した。
MS(MALDI):m/e 2505.9(100.0%),2504.9(92.7%),2506.9(53.4%),2507.9(18.8%),2508.9(4.9%),2509.9(1.0%)
図1Cは、本発明の方法によって第3実施例による2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体を合成するための反応設計図である。
以下、具体的な合成例を通じて、図1Cに示された反応式の合成過程を説明する。
合成例10(図1Cの合成過程410)
無水雰囲気が維持された還流コンデンサと磁石攪拌器とが装置された500mlの3口丸底のフラスコにマグネシウム(7.54mmol)を入れた。ゆっくり反応容器に熱を加えて還流させ、窒素雰囲気を維持しつつ注射器を使用して無水THF(15ml)に溶かされた2−ブロモ−1,3,4,5,6,7,8−へプタフルオロ−ナフタレン化合物(7.54mmol)(図1Cの化合物411)をゆっくり添加した。その反応混合物を常温で約1時間ほど攪拌した後、無水Cu(I)Br(15.2mmol)、ジオキサン(8ml)、そして無水トルエン(25ml)に溶かされたジブロモフルオロフェニレン(11.6mmol)(図1Cの化合物232)を入れ、80℃を維持しつつ24時間加熱した。全反応を通じて、無酸素雰囲気を組成するために窒素雰囲気を維持した。反応が終わった後、濃縮された各生成物を10%のジクロロメタンとヘキサン溶媒系とを利用したシリカゲルクロマトグラフィ精製した。その結果、4’’’−ブロモ−2,3,5,6,2’,3’,5’,6’,2”,3”,5”,6”,2’’’,3’’’,5’’’,6’’’−ヘキサデカフルオロ−4−(1,3,4,5,6,7,8−へプタフルオロ−ナフタレン−2−イル)−[1,1’;4’,1”;4”,1’’’]四フェニル(図1Cの化合物412)(収率47%)を得た。質量分析スペクトルによって生成物が(図1Cの412)化合物であるということを確認し、そのデータを下記に表した。
MS(MALDI)m/e:925.9(100.0%),923.9(96.0%),924.9(36.3%),926.9(36.1%),927.9(6.5%)
合成例11(図1Cの合成過程420)
合成例10と同じ方法で無水雰囲気が維持された還流コンデンサと磁石攪拌器とが装置された100mlの2口丸底のフラスコにマグネシウム(6.10mmol)を入れた。ゆっくり反応容器に熱を加えて還流させ、窒素雰囲気を維持しつつ注射器を使用して無水THF(7ml)に溶かされた化合物(図1Cの化合物412)(6.10mmol)をゆっくり添加した。その反応混合物を常温で約1時間ほど攪拌した結果、褐色の溶液を得た。その褐色の溶液を無水Cu(I)Br(1.82g、12.7mmol)が含まれた100mlの2口丸底のフラスコに金属チューブを使用して移した。その混合物を常温で約1時間ほど攪拌した後、ジオキサン(10ml)を添加して常温で約1時間ほど攪拌して薄い褐色の溶液を得た。生成された化合物(図1Cの化合物413)は、空気及び湿度に敏感で、精製せずに次の反応に使用した。
合成例12(図1Cの合成過程430)
無水トルエン(25ml)に溶かされた2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン(150mg、0.68mmol)を、合成例11で準備された褐色の溶液(図1Cの化合物413)に添加した。反応混合物を約100℃を維持しつつ約6日間攪拌した。反応が終わった後、活性炭(200〜300メッシュ)が含まれたカラムクロマトグラフィ管に通過させて固体を除去し、その濾過物を濃縮させた。濃縮された各生成物を20%ジクロロメタンとヘキサン溶媒系とを利用したシリカゲルクロマトグラフィ精製を行った。その結果、白色の固体である2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体である化合物IIe(1.05g、収率49%)を得た。質量分析(MALDI−TOF)スペクトルによって生成物が化合物IIeと一致する構造を有するということを確認し、そのデータを下記に表した。
MS(MALDI):m/e:2613.9(100.0%),2612.9(84.8%),2614.9(58.4%),2615.9(22.5%),2616.9(6.5%),2617.9(1.5%)
図2ないし図8には、それぞれ合成例6で合成した化合物IIaを多様な方法で分析したスペクトル結果が示されている。
図9は、化合物IIaのCV(Cyclic Voltametry)試験結果である。化合物IIaのエネルギー準位HOMO及びLUMOのうち、HOMO値は、図9のCVデータの酸化電位値を利用して求めることができる。酸化電位(EP:単位V)とエネルギーレベル(単位eV)との関係は、公知の文献(Ichiro Imae,etal.Designed monomers and polymers,vol.7,pp127〜133,2004)に開示されている値、または既存の実験測定の結果と比較して決定する。本発明では、前記文献で記述したような方法でHOMO値を求めた。すなわち、図9で、化合物IIaの酸化電位(E)は1.07eVであり、ここに、5.32eVを加算して6.4eVのHOMO値を有するということが分かった。
また、図2のUVスペクトルオンセットから、バンドギャップからHOMOとLUMOのエネルギー値の差を計算できる。HOMOとLUMOのエネルギー値の差は、次の式によって求めることができる。ΔE(HOMO−LUMO、eV)=hcε/λ。図2で、λ=290nmであるので、1240/290=4.28である。したがって、真空レベルに対して、LUMOエネルギー値は、2.12eVであることが分かる。一般的に、フェニレン置換体の長さが長くなるにつれてLUMO値が増加する傾向を示すので、これを通じてHOMO及びLUMO値を調節できる。本発明では、HOMOレベルは、最小6.0eV以上であり、フェニレン置換体が長くなるにつれてLUMOレベルは2〜4eVほどと調節可能である。したがって、本発明による化合物は、多様な種類及び多様な用途のN型有機半導体素子で適用性に優れると判断される。
前述したように、本発明による新たな2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン化合物は、電子を引っ張る特性を有するトリアジン基によって、既存に開発されたあるN型有機半導体素材よりエネルギー準位(HOMO、LUMO)が低くて、これらを必要とするN型有機半導体素子の適用に非常に優秀である。
有機半導体薄膜の形成
図10は、本発明の望ましい実施例による有機半導体薄膜の形成方法を説明するための断面図である。
図10を参照すれば、本発明による有機半導体薄膜510は、基板500上に多様な薄膜加工技術によって形成される。多様な光及び電気素子への応用のために、前記合成例で合成した新たな化合物よりなる有機半導体薄膜510を基板500上に形成できる多様な薄膜加工技術が必要である。前記基板500は、例えば、ITO/ガラス基板、金属電極/ガラス基板、または金属電極/シリコン基板よりなりうる。一般的に、薄膜の厚さは、1nm〜1μmであるが、本発明による有機半導体薄膜510は、約10〜500nmの厚さで形成することが望ましい。本発明による有機半導体薄膜510は、次に説明する多様な方法で形成されうる。
(1)真空蒸着
本発明による有機半導体化合物において、化学式1ないし化学式4でn=0〜6である化合物は、前記基板500上に真空蒸着されうる。このとき、真空チャンバの真空度は、10−7〜10−8Torrを維持する。
(2)スピンコーティング
また、本発明による有機半導体化合物において、化学式1ないし化学式4でn=2〜20である化合物は、前記基板500上にスピンコーティングされうる。このとき、使用可能な溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、シクロヘキサノン、トルエン、ザイレン、キシレン、1,1,2−トリクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、ジニトロベンゼン、ジメチルホルムアルデヒドがある。特に、有機溶液の粘度を調節するために、ポリフェニレン、ポリフルオレン、ポリチオフェン、ポリフェニレンビニレン、ポリビニルカルバゾル、ポリピロール、ポリアセチレン、ポリアニリンが添加されて使用されうる。
(3)インクジェットコーティング
また、本発明による有機半導体化合物は、前記(2)項目で例示された溶媒を利用して、前記基板500上にインクジェットコーティングされうる。このために、25℃で約0.01〜3.0Kpa(0.1〜22.5mmHg)の蒸気圧範囲を維持する。
(4)スクリーン印刷
前記(2)項目に例示された溶媒を利用して、本発明による有機半導体化合物を前記基板500上にスクリーン印刷して、本発明による有機半導体薄膜を形成できる。前記有機溶媒を印刷インクとして使用する場合、本発明による化合物を約0.03〜1.0wt%の量で添加することが望ましい。0.03wt%未満の量では、ほとんどの効果が得られない。また、1.0wt%を超過する量では、印刷インクの乾燥効果は十分であるが、印刷適性を弱化させる。特に、望ましくは、本発明による化合物の添加量は、約0.03〜0.5wt%である。
前記説明で、本発明による有機半導体薄膜の形成のための方法を例示したが、本発明は、前記例示された方法に限定されるものではない。当業者ならば、本発明による有機半導体薄膜を形成するために、前記例示された方法以外に、多様な薄膜形成方法を適用できるということが分かる。
本発明では、中心分子グループが既存に知られたベンゼングループでないトリアジン基よりなる有機半導体素子用化合物を提供する。本発明では、従来の技術での合成の難しさを克服し、π電子を引っ張る特性を有するトリアジン化合物にフッ素元素が置換されたフェニルグループをカップリング結合させて新たな2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン化合物を製造する。
以上、本発明を望ましい実施例を詳細に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されず、本発明の技術的思想及び範囲内で、当業者によって色々な変形及び変更が可能である。
本発明による有機半導体素子用化合物は、例えば、有機電界発光素子の場合、電子注入/輸送層、有機薄膜トランジスタ素子の場合には、N型チャンネル素材、そしてP−N型有機太陽光素子の場合には、N型半導体素材として使用できる。
本発明の方法によって第1実施例による2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体を合成するための反応設計図である。 本発明の方法によって第2実施例による2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体を合成するための反応設計図である。 本発明の方法によって第3実施例による2,4,6−トリス−パーフルオロフェニレン−[1,3,5]トリアジン誘導体を合成するための反応設計図である。 化合物IIaのUVスペクトルである。 化合物IIaのPLスペクトルである。 化合物IIaのFT−IRスペクトルである。 化合物IIaの熱量分析(TGA)スペクトルである。 化合物IIaの示差走査熱量測定(DSC)スペクトルである。 化合物IIaの13C−核磁気共鳴スペクトルである。 化合物IIaの19F−核磁気共鳴スペクトルである。 化合物IIaの質量分析スペクトルである。 化合物IIaのCV(Cyclic Voltametry)試験結果である。 本発明の望ましい実施例による有機半導体薄膜の形成方法を説明するための断面図である。

Claims (12)

  1. 下記式で表示される構造を有することを特徴とする、有機半導体素子用化合物。
    Figure 2009108102
    [上記式中、
    、R、及びRは、それぞれパーフルオロフェニレン誘導体であり、それぞれ下記式で表示される構造:
    Figure 2009108102
    (上記式中、nは0〜20の整数である。)
    を有するものである。]
  2. 前記R、R、及びRは、それぞれ下記式で表示される構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の有機半導体素子用化合物。
    Figure 2009108102
    [上記式中、nは0〜20の整数である。]
  3. 前記R、R、及びRは、それぞれ、下記式で表示される構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の有機半導体素子用化合物。
    Figure 2009108102
    [上記式中、nは0〜20の整数である。]
  4. 1,3,5−トリアジン誘導体と、パーフルオロフェニレン誘導体とをカップリング結合させて、下記式で表示される構造の化合物を製造することを特徴とする、有機半導体素子用化合物の製造方法。
    Figure 2009108102
    [上記式中、
    、R、及びRは、それぞれ、パーフルオロフェニレン誘導体である。]
  5. 前記1,3,5−トリアジン誘導体が、2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンであることを特徴とする、請求項4に記載の有機半導体素子用化合物の製造方法。
  6. 請求項1に記載の化合物より構成されることを特徴とする、有機半導体薄膜。
  7. 請求項1に記載の有機半導体素子用化合物を準備する段階と、
    基板上に前記化合物よりなる薄膜を形成する段階とを含んでなることを特徴とする、有機半導体薄膜の形成方法。
  8. 前記基板が、ITO/ガラス基板、金属電極/ガラス基板、または金属電極/シリコン基板よりなることを特徴とする、請求項7に記載の有機半導体薄膜の形成方法。
  9. 前記薄膜が、真空蒸着、スピンコーティング、インクジェットコーティング、またはスクリーン印刷方法によって形成されることを特徴とする、請求項7に記載の有機半導体薄膜の形成方法。
  10. 請求項1に記載の化合物より構成される半導体膜を備えたことを特徴とする、有機半導体素子。
  11. 前記半導体膜が、有機電界発光素子の電子注入層または電子輸送層を構成することを特徴とする、請求項10に記載の有機半導体素子。
  12. 前記半導体膜が、N型トランジスタのチャンネル層を構成することを特徴とする、請求項11に記載の有機半導体素子。
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