JP2009107861A - セメント組成物、セメント用分散剤及びプラスチックの再利用法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】不飽和ポリエステル部とその架橋部からなる不飽和ポリエステル樹脂を含むプラスチックを亜臨界水分解して得られたスチレンフマル酸共重合体とセメントとを含有することとする。
【選択図】図1
Description
グリコール類(プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジプロピレングリコールの混合物)と無水マレイン酸を当量配合したワニスに、架橋剤としてスチレンをワニスと当量配合した不飽和ポリエステル樹脂と、炭酸カルシウム及びガラス繊維を含有する樹脂組成物を加熱硬化して製造された繊維強化プラスチック(FRP)の硬化物を粉砕し、2mmの篩で処理した粉砕物:400g、濃度0.8mol/LのNaOH:1600gを反応釜に仕込み、230℃、2Hrの条件で亜臨界水により処理し、冷却後、固形物と水溶液に分離する。その水溶液に疎水性溶媒である、酢酸イソブチルを水溶液100g当たり2mlの割合で添加し、十分攪拌した後に、1Nに調整した塩酸を加え、pHを3以下まで落とす。これにより、酸の化合物であるスチレンフマル酸共重合体(以下、「SFC(H)」とも表記する)が生成する。これを濾過し、さらに脱水・乾燥・粉砕を行い、SFC(H)の粉体を得る。
<実施例2>
実施例1と同様にして得られたSFC(H)をマイティ150、スーパー200と併用して使用した。その混合割合としては、合計0.4%の添加量のうちマイティ150を0.15%、スーパー200を0.10%、SFC(H)を0.15%(いずれも、セメント重量に対して固形分換算で)の割合とした。以下、実施例1と同様である。
<実施例3>
実施例1と同様にして得られたSFC(H)をマイティ150、スーパー200と併用して使用した。その混合割合としては、合計0.4%の添加量のうちマイティ150を0.10%、スーパー200を0.10%、SFC(H)を0.20%(いずれも、セメント重量に対して固形分換算で)の割合とした。以下、実施例1と同様である。
<実施例4>
実施例1と同様に亜臨界水分解し、冷却後、固形物と水溶液に分離する。その水溶液に疎水性溶媒である、メチルイソブチルケトンを水溶液100g当たり1.5mlの割合で添加し、十分攪拌した後に、濃硫酸を加え、pHを3以下まで落とす。これにより、SFC(H)が生成する。これを濾過し、さらに脱水・乾燥・粉砕を行い、SFC(H)の粉体を得る。
<実施例5>
実施例4と同様にして得られたSFC(H)をマイティ150、スーパー200と併用して使用した。その混合割合としては、合計0.4%の添加量のうちマイティ150を0.15%、スーパー200を0.10%、SFC(H)を0.15%(いずれも、セメント重量に対して固形分換算で)の割合とした。以下、実施例4と同様である。
<実施例6>
実施例4と同様にして得られたSFC(H)をマイティ150、スーパー200と併用して使用した。その混合割合としては、合計0.4%の添加量のうちマイティ150を0.10%、スーパー200を0.10%、SFC(H)を0.20%(いずれも、セメント重量に対して固形分換算で)の割合とした。以下、実施例1と同様である。
<比較例>
マイティ150、スーパー200をセメントに対して各々0.3%、0.10%(いずれも、セメント重量に対して固形分換算で)秤量し、水を30部添加して、十分にミキサーにより混練し、簡易フロー測定器により評価した。
図1(a)に示すように、下部の直径が90mm、上部の直径が65mm、高さ100mmの半円錐形の容器1に、ミキサーで混練したセメント組成物を入れ、さらに治具にて押し詰める。次いで、図1(b)に示すように、容器をゆっくり上方に引き抜き、1hr放置後のセメント組成物2の変形度合い(セメント組成物の上端位置の変位A)をフロー値として測定した。セメント組成物に流動性があれば、フロー値は大きくなり、流動性が悪いとフロー値は小さくなる。比較例のセメント組成物は、1時間後でも押出し成形機による押出しが可能である。すなわち、比較例のセメント組成物よりもフロー値が大きければ1時間後でも押出し成形が可能といえる。このため、比較例のセメント組成物のフロー値を基準とし、このフロー値より大きい場合は「○」、小さい場合は「×」として評価した。
2 セメント組成物
A 変位
Claims (4)
- 不飽和ポリエステル部とその架橋部からなる不飽和ポリエステル樹脂を含むプラスチックを亜臨界水分解して得られたスチレンフマル酸共重合体とセメントとを含有することを特徴とするセメント組成物。
- 亜臨界水分解は、アルカリを含有する液でおこなわれたものであり、スチレンフマル酸共重合体は、亜臨界水分解後の分解液に酸を供給して析出させた固形分を回収して得られたものであることを特徴とする請求項1に記載のセメント組成物。
- 不飽和ポリエステル部とその架橋部からなる不飽和ポリエステル樹脂を含むプラスチックを亜臨界水分解して得られたスチレンフマル酸共重合体を含有することを特徴とするセメント用分散剤。
- 不飽和ポリエステル部とその架橋部からなる不飽和ポリエステル樹脂を含むプラスチックを亜臨界水分解し、セメント用分散剤としてスチレンフマル酸共重合体を回収することを特徴とするプラスチックの再利用法。
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Citations (4)
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JPS6011256A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-21 | 出光石油化学株式会社 | セメント配合物の流動性改良剤 |
JPS6183662A (ja) * | 1984-09-27 | 1986-04-28 | 出光石油化学株式会社 | セメント添加剤 |
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2007
- 2007-10-26 JP JP2007279532A patent/JP2009107861A/ja active Pending
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