JP2009107695A - 液跳ね防止タブ蓋材 - Google Patents

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晃 渡邉
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Abstract

【課題】液体内容物を収納する容器の注出用開口部を密封するタブ蓋材を開封するときに、タブ蓋材の離脱したときの反動で液跳ねすることがなく、収納する内容物の味覚や容器への接着性に影響を及ぼさない液跳ね防止タブ蓋材を提供する。
【解決手段】液体内容物を収納する容器の注出用開口部を、外側から覆うように剥離可能に密封するタブ蓋材において、タブ蓋材の容器と貼着する下側面に、水接触角が120°以上となるように微細な凹凸構造をもつ面を形成して、タブ蓋材の下側面に撥水性を持たせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体内容物を収納する容器、例えば、液体用紙容器又はフルオープンの金属缶などの注出用開口部に、剥離可能に貼着して容器を密封する液跳ね防止タブ蓋材に関するものである。
従来、液体内容物を収納する容器の開封時や注出時に発生する液跳ねや液垂れなどのトラブルを防止するために、容器へ撥水性材料を適用した例としては、金属缶の缶蓋巻締部に撥水性物質を塗着して液垂れを防止したもの(例えば、特許文献1参照)、また、液体内容物を収納する容器の前方の上部に突出した状態で設けられた注ぎ口の先端部の下面に、撥水性材料製の被膜を設けて液垂れを防止したもの(例えば、特許文献2参照)などが知られていた。
実開平5−35659号公報 特許第3623540号公報
しかしながら、液体用紙容器又はフルオープンの金属缶などに使用するタブ蓋材においては、シール性と収納する内容物の味覚への影響だけを考慮して、最内層フィルムの材質を選定しており、容器の注出用開口部の開封時のタブ蓋材に付着した水滴の液跳ねを防止するための考慮については、余りなされていなかった。このため、タブ蓋材の開封と撥水性とを組み合わせたものはなかった。それで、図2(a)に示す従来のタブ蓋材(200)で注出用開口部(11)を密封した液体用紙容器(10)においては、図2(b)に示すように、タブ蓋材(200)を注出用開口部(11)の片側方向から剥離するときに、その開封過程において、タブ蓋材(200)の下側面に付着している内容物の水滴(20)が、タブ蓋材の下側面の下方側に移動し、このタブ蓋材(200)の下側面に付着する水滴(20)が、図2(c)に示すように、容器(10)の注出用開口部(11)からタブ蓋材(200)が離脱したときの反動で液跳ねして周囲を汚すことがあった。
本発明は、上述の従来のタブ蓋材の開封時の液跳ねの問題点を解決したものであり、液体内容物を収納する容器の注出用開口部を密封するタブ蓋材を開封するときに、タブ蓋材の離脱したときの反動で、タブ蓋材の下側面に付着していた水滴が液跳ねすることがなく、また、収納する内容物の味覚やタブ蓋材の容器への接着性に影響を及ぼさない液跳ね防止タブ蓋材を提供するものである。
すなわち、本発明の第1の発明は、液体内容物を収納する容器の注出用開口部を、外側から覆うように剥離可能に密封するタブ蓋材において、前記タブ蓋材の容器と貼着する下側面が、撥水性を備えていることを特徴とする液跳ね防止タブ蓋材である。
次に、本発明の第2の発明は、前記タブ蓋材の容器と貼着する下側面の水接触角が、120°以上であることを特徴とする第1の発明に記載の液跳ね防止タブ蓋材である。
そして、本発明の第3の発明は、前記タブ蓋材の容器と貼着する下側面に、水接触角が120°以上となるように微細な凹凸構造をもつ面を形成したことを特徴とする第2の発
明に記載の液跳ね防止タブ蓋材である。
本発明の液跳ね防止タブ蓋材は、タブ蓋材の容器と熱融着して貼着する側の下側面が、撥水性を備えているため、タブ蓋材の下側面に収納する内容物の水滴が付着しにくくなり、タブ蓋材の下側面に付着する水滴が少ない。このため、タブ蓋材が容器から離脱するときの反動で液跳ねする水滴が極めて少なくなる。
また、本発明の液跳ね防止タブ蓋材は、蓋材の容器と貼着する下側面に、微細な凹凸構造をもつ面を形成して、その水接触角を120°以上にし、タブ蓋材の下側面に収納する内容物の水滴が付着しにくくしたものである。そして、撥水性の付与が、シリコーンやα−オレフィン無水マレイン酸の材質への練り込みによるものでなく、タブ蓋材の下側面に微細な凹凸構造をもつ面を形成して撥水性を付与するものであり、容器内に収納する内容物の味覚やタブ蓋材の容器への接着性に影響を及ぼす危惧がない。
次に、本発明の液跳ね防止タブ蓋材の一実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
本実施形態の液跳ね防止タブ蓋材は、液体内容物を収納する容器の注出用開口部を、外側から覆うように剥離可能に密封するタブ蓋材であり、タブ蓋材の容器と貼着する下側面が、撥水性を備えているものである。
その液跳ね防止タブ蓋材(100)は、下側層に容器と熱融着して接着するシーラント層をもつ積層フィルム又はシートであり、例えば、図1に示すように、<上側>プラスチックフィルム層(110)/紙層(120)/蒸着プラスチックフィルム層(130)/シーラント層(140)<下側>構成の積層フィルム又はシートである。
なお、上述の構成層の材質としては、プラスチックフィルム層としては、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムなどが使用され、蒸着プラスチックフィルム層には、無機酸化物蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムや金属蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムなどが使用され、紙層には、使用目的に合った坪量の紙又は発泡紙を使用し、シーラント層には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、各種易開封性シーラントなどが用いられるものである。また、無延伸ポリプロピレンを保持層としてシーラント層に、ポリプロピレンとポリエチレンのポリマーアロイ、ポリプロピレンとポリエチレンとポリスチレンのポリマーアロイなどが用いられるものである。
そして、タブ蓋材の容器と貼着する側の下側面に撥水性を付与する方法は、下側面の水接触角を120°以上にするものである。この水接触角は、液体の曲面に接線を引いたとき、この接線とタブ蓋材の下側面のなす液体側の角度であり、水接触角が大きいほど疎水性で濡れにくく、水接触角が小さいほど親水性で濡れやすい。
タブ蓋材の容器と貼着する側の下側面の水接触角を大きくするには、タブ蓋材の容器と貼着する側の下側面に、微細な凹凸構造をもつ面を形成して、その水接触角を120°以上になるようにして撥水性を付与するものである。タブ蓋材の下側面が収納する内容物の水滴で濡れていなければ、タブ蓋材の容器から離脱したときに液跳ねを起こすことがない。なお、微細な凹凸構造をもつ面を、タブ蓋材の容器と貼着する側の下側面に形成するには、シーラント層の下側の表面を、多数の細かい針状のものでエンボスするものである。
本発明の一実施形態の液跳ね防止タブ蓋材の構成を示す説明図である。 (a)は、従来のタブ蓋材で容器本体の注出用開口部を剥離可能に貼着して密封した状態を示す説明図であり、(b)は、そのタブ蓋材を注出用開口部の片側方向から剥離する開封過程で、タブ蓋材の下側面に付着する水滴が、タブ蓋材の下側面の下方側に移動した状態を示す説明図であり、(c)は、容器の注出用開口部からタブ蓋材が離脱したときの反動で、付着する水滴が液跳ねした状態を示す説明図である。
符号の説明
10……容器
11……注出用開口部
20……水滴
100……液跳ね防止タブ蓋材
110……プラスチックフィルム層
120……紙層
130……蒸着プラスチックフィルム層
140……シーラント層
141……微細な凹凸構造をもつ面
200……タブ蓋材

Claims (3)

  1. 液体内容物を収納する容器の注出用開口部を、外側から覆うように剥離可能に密封するタブ蓋材において、前記タブ蓋材の容器と貼着する下側面が、撥水性を備えていることを特徴とする液跳ね防止タブ蓋材。
  2. 前記タブ蓋材の容器と貼着する下側面の水接触角が、120°以上であることを特徴とする請求項1記載の液跳ね防止タブ蓋材。
  3. 前記タブ蓋材の容器と貼着する下側面に、水接触角が120°以上となるように微細な凹凸構造をもつ面を形成したことを特徴とする請求項2記載の液跳ね防止タブ蓋材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012041049A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Morinaga Milk Ind Co Ltd カップ状容器の蓋体及びその製造方法
JP2015025053A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 大日本印刷株式会社 撥水性フィルム、積層体、及び包装材料
JP2015024549A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 大日本印刷株式会社 撥水性フィルムおよびその製造方法、積層体、ならびに包装材料
JP2015025052A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 大日本印刷株式会社 蓋材用撥水性フィルム、蓋材、及び包装容器
JP2016175659A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 東レフィルム加工株式会社 易開封性容器

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