JP2009106615A - ゲーミングマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】シンボルのスクロール表示及び再配置を行い、プログレッシブな配当量を付与し得るゲーミングマシンに関し、プログレッシブな配当量の確認に関するプレイヤの負担を軽減しつつ、ゲームの興趣低下を防止し得るゲーミングマシンを提供する。
【解決手段】スロットマシン1は、遊技価値のベットを受け付けると、ベットされた遊技価値に基づいて、各ボーナス配当データを更新し(S21)、更新された各ボーナス配当データが示すボーナス配当を、対応する各ボーナスシンボル50に描画する(S24)。スロットマシン1は、当該ボーナス配当が描画されたボーナスシンボル50を含むリール帯を用いて、可変表示部3Bにおけるシンボルのスクロール表示及び再配置を行う(S14、S15)。可変表示部3Bにおいて、ボーナスシンボル50によるボーナス条件が成立した場合、スロットマシン1は、ボーナス条件に対応するボーナス配当を払い出す(S19)。
【選択図】図1

Description

本発明は、シンボルをスクロール表示した後に、ディスプレイ上にシンボルを再配置するゲーミングマシンに関し、特に、所定の条件の下、プログレッシブな配当量を賞として付与するゲーミングマシンに関するものである。
従来、ゲーミングマシンとして、複数のシンボルをスクロール表示した後に、ディスプレイ上にシンボルを再配置し、再配置されたシンボルの態様に応じて賞を付与するものが知られている。そして、このようなゲーミングマシンでは、所定の条件を満たした場合、プログレッシブな配当量を付与するように構成されているも知られている(例えば、特許文献1記載のゲーミングマシン)。
米国特許第6923718号明細書
ここで、プログレッシブな配当量は、所定の条件の下、順次累積加算されていくことにより、更に高い配当量となる。従って、ゲーミングマシンでゲームを行うプレイヤは、現在のプログレッシブな配当量を把握したいという強く感じるものである。
この点、特許文献1においては、ゲーミングマシンの上部に、当該プログレッシブな配当量に関する映像を表示する表示装置が配設されている。従って、この表示装置を視認すれば、プレイヤは、プログレッシブな配当量を把握することができる。
しかしながら、特許文献1記載のゲーミングマシンにおいては、ゲーミングマシン本体の上部に配設された表示装置に、プログレッシブな配当量に関する情報を表示するので、プレイヤは、プログレッシブな配当量を確認する際に、ゲームが行われているディスプレイから目を離し、当該表示装置を見上げて、当該表示装置の表示内容を視認しなければならない。即ち、特許文献1記載のゲーミングマシンは、プログレッシブな配当量の確認に際し、プレイヤに負担を強いてしまう。又、特許文献1記載のゲーミングマシンは、ゲーム中に、ゲームが実行されているディスプレイと、上記表示装置との間において、プレイヤの視線の移動が生じるため、当該ゲーミングマシンにおける興趣を低下させてしまう。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、シンボルのスクロール表示及び再配置を行い、所定の条件の下、プログレッシブな配当量を賞として付与するゲーミングマシンに関し、プログレッシブな配当量の確認に関するプレイヤの負担を軽減すると共に、ゲームの興趣低下を防止し得るゲーミングマシンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に係るゲーミングマシンは、プログレッシブな配当量が描画された少なくとも一つの特別シンボルを含む複数のシンボルを配置して表示するディスプレイと、以下の処理を実行するプロセッサと、(a)遊技価値のベットを受け付ける処理、(b)前記ベットの受付が完了した後に、前記特別シンボル上に描画するために配当量を示す画像データをメモリから抽出する処理、(c)前記メモリから抽出したプログレッシブな配当量を特別シンボルに上書き描画し、前記複数のシンボルを含むシンボル列を前記ディスプレイ上にスクロール表示する処理、(d)前記ディスプレイでスクロール表示した状態からスクロールを停止することによって、前記複数のシンボルをディスプレイ上に再配置する処理、(e)前記ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが、プログレッシブな配当を得るために規定された前記特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合に、前記特別シンボルに描画されたプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する処理、を備えることを特徴とする。
請求項1に係るゲーミングマシンは、ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合、特別シンボルに対応付けられているプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する。
ここで、プログレッシブな配当量のペイアウトが対応付けられている特別シンボルにおいては、当該プログレッシブな配当量が描画されている。従って、スクロールを停止し、ディスプレイ上に当該特別シンボルが再配置されると、プレイヤは、特別シンボルを視認することで、プログレッシブな配当量を把握することができる。この結果、当該ゲーミングマシンは、プログレッシブな配当量の把握に関するプレイヤの負担を軽減し得る。又、ゲームが実行されているディスプレイ上から視線を動かす必要がないため、当該ゲーミングマシンは、視線の移動に伴う当該ゲーミングマシンにおける興趣の低下を防止し得る。
又、メモリからプログレッシブな配当量を示す画像データを読み出し、特別シンボルに上書き描画するので、当該ゲーミングマシンは、適切にプログレッシブな配当量に関する情報をプレイヤに提供し得る。
また、請求項2に係るゲーミングマシンは、プログレッシブな配当量が描画された特別シンボルを含む複数のシンボルを配置して表示するディスプレイと、以下の処理を実行するプロセッサと、(a)遊技価値のベットを受け付ける処理、(b)メモリに格納されているプログレッシブな配当量に対して、ベットされた遊技価値の一部を加算し、プログレッシブな配当量を示す情報を更新する処理、(c)更新されたプログレッシブな配当量をメモリから抽出し、当該プログレッシブな配当量を特別シンボルに上書き描画する処理、(d)前記複数のシンボルを含むシンボル列を前記ディスプレイ上にスクロール表示する処理、(e)前記ディスプレイでスクロール表示した状態からスクロールを停止することによって、前記複数のシンボルをディスプレイ上に再配置する処理、(f)前記ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが、プログレッシブな配当を得るために規定された前記特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合に、前記特別シンボル上に描画されたプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する処理、を備えることを特徴とする。
請求項2に係るゲーミングマシンは、ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合、特別シンボルに対応付けられているプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する。
ここで、当該特別シンボルには、プログレッシブな配当量が描画されているので、プレイヤは、特別シンボルを視認することで、プログレッシブな配当量を把握できる。この結果、当該ゲーミングマシンは、プログレッシブな配当量の把握に関するプレイヤの負担を軽減し得る。又、ゲームが実行されているディスプレイ上から視線を動かす必要がないため、当該ゲーミングマシンは、視線の移動に伴う当該ゲーミングマシンにおける興趣の低下を防止し得る。
そして、当該ゲーミングマシンは、遊技価値がベットされた場合に、ベットされた遊技価値の一部をプログレッシブな配当量に加算し、プログレッシブな配当量に関する情報を更新する。この点、当該ゲーミングマシンは、メモリから更新されたプログレッシブな配当量を示す画像データを読み出し、特別シンボルに上書き描画するので、当該ゲーミングマシンは、更新された最新のプログレッシブな配当量に関する情報をプレイヤに提供し得る。
そして、請求項3に係るゲーミングマシンは、プログレッシブな配当量が描画された複数種類の特別シンボルを含む複数のシンボルを配置して表示するディスプレイと、以下の処理を実行するプロセッサと、(a)遊技価値のベットを受け付ける処理、(b)前記複数種類の特別シンボルに夫々対応し、メモリに格納されている複数のプログレッシブな配当量に対して、ベットされた遊技価値の一部を夫々加算し、各プログレッシブな配当量を示す情報を更新する処理、(c)更新された各プログレッシブな配当量をメモリから夫々抽出し、抽出したプログレッシブな配当量を、夫々、プログレッシブな配当量に対応する特別シンボルに上書き描画する処理、(d)前記複数のシンボルを含むシンボル列を前記ディスプレイ上にスクロール表示する処理、(e)前記ディスプレイでスクロール表示した状態からスクロールを停止することによって、前記複数のシンボルをディスプレイ上に再配置する処理、(f)前記ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが、プログレッシブな配当を得るために規定された何れか一種類の特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合に、再配置された特別シンボル上に描画されたプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する処理、を備えることを特徴とする。
請求項3に係るゲーミングマシンは、複数種類の特別シンボルを含む複数のシンボルをスクロール表示し、ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションに応じた賞をプレイヤに付与する。当該複数種類の特別シンボルには、夫々、メモリに格納されている複数のプログレッシブな配当量の内、一のプログレッシブな配当量が対応付けられている。そして、当該ゲーミングマシンは、何れか一種類の特別シンボルを含む特別なコンビネーションがディスプレイ上に再配置された場合、再配置された特別シンボル上に描画されたプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する。
ここで、各特別シンボルには、夫々に対応するプログレッシブな配当量が描画されているので、特別なコンビネーションが再配置された場合、プレイヤは、当該特別なコンビネーションを構成する特別シンボルを視認すれば、ペイアウトを受けるプログレッシブな配当量を容易に把握し得る。又、再配置されたシンボルに各特別シンボルが含まれる場合、プレイヤは、プログレッシブな配当量のペイアウトを受けなくとも、複数のプログレッシブな配当量を把握し得る。これにより、複数のプログレッシブな配当量のペイアウトを実行し得る場合であっても、当該ゲーミングマシンは、各プログレッシブな配当量の把握に要するプレイヤの負担を軽減し得る。又、ゲームが実行されているディスプレイ上から視線を動かす必要がないため、当該ゲーミングマシンは、視線の移動に伴う当該ゲーミングマシンにおける興趣の低下を防止し得る。
又、当該ゲーミングマシンは、遊技価値がベットされた場合に、ベットされた遊技価値の一部を、複数のプログレッシブな配当量の夫々に対して加算し、各プログレッシブな配当量に関する情報を更新する。この点、当該ゲーミングマシンは、メモリから更新された各プログレッシブな配当量を示す画像データを読み出し、各特別シンボルに上書き描画するので、当該ゲーミングマシンは、複数種類のプログレッシブな配当量について、更新された最新の情報をプレイヤに提供し得る。
本発明に係るゲーミングマシンは、ディスプレイ上において、特別シンボルを含む複数のシンボルをスクロール表示した後、複数のシンボルを再配置する。そして、ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合、当該ゲーミングマシンは、特別シンボルに対応付けられているプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する。
特別シンボルには、所定条件の下でペイアウトするプログレッシブな配当量が描画されているので、プレイヤは、再配置された特別シンボルを視認することで、プログレッシブな配当量を把握することができる。この結果、当該ゲーミングマシンは、プログレッシブな配当量の把握に関するプレイヤの負担を軽減し得る。又、ゲームが実行されているディスプレイ上から視線を動かす必要がないため、当該ゲーミングマシンは、視線の移動に伴う当該ゲーミングマシンにおける興趣の低下を防止し得る。
以下、本発明に係るゲーミングマシンをスロットマシン1に適用した実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係るスロットマシンは、液晶ディスプレイ等の画像表示装置を備えており、当該画像表示装置に対して各種シンボルの画像を表示させることにより遊技を行う所謂ビデオスロットマシンである。
そして、本実施形態に係るスロットマシン1は、特定種類のボーナスシンボル50(即ち、メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53の何れか一種類)が可変表示部3Bに3個以上停止表示されると(S18:YES)、当該ボーナスシンボル50の種類に対応するプログレッシブジャックポットを付与する(S19)。
ここで、本実施形態に係る各ボーナスシンボル50(即ち、メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53)は、夫々ボーナス配当報知領域50Bを備えている。そして、当該ボーナス配当報知領域50Bには、ボーナスシンボル50の種類に対応するジャックポットに基づくボーナス配当(即ち、後述する「MEGA JACKPOT」「MAJOR JACKPOT」「MINI JACKPOT」の何れかの配当額)が描画される。従って、可変表示部3Bにボーナスシンボル50が停止表示された場合、プレイヤは、当該ボーナスシンボル50のボーナス配当報知領域50Bから、ジャックポットに基づくボーナス配当の内容を把握し得る(図1参照)。
又、プログレッシブジャックポットであるため、本実施形態に係る各ボーナス配当は、プレイヤによる遊技価値のベットやボーナス配当の払出により変動する。この点、スロットマシン1は、各ボーナスシンボル50について、現時点におけるボーナス配当をボーナス配当報知領域50Bに上書きし、随時、最新のボーナス配当に更新する(図1参照)。従って、スロットマシン1は、ボーナス配当の変動に対応することができ、プレイヤが要望する最新のボーナス配当に関する情報を報知し得る。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るスロットマシン1の外観斜視図である。
本実施形態に係るスロットマシン1は、カジノ等の遊技場に設置されるアップライト型のスロットマシンである。尚、図2に示すスロットマシン1の外観は、本発明における単なる一例であり、この外観に限定されるものではない。
図2に示すように、スロットマシン1は、キャビネット2を有している。キャビネット2は、所定の遊技態様を実行するための電気的又は機械的部品を収容する収納部である。
そして、スロットマシン1は、アッパー表示部3A、可変表示部3B、アンダー表示部3Cをキャビネット2の前面に備えている。このアッパー表示部3A、可変表示部3B、アンダー表示部3Cには、種々の遊技情報が表示される。
アッパー表示部3Aは、液晶パネルで構成され、キャビネット2の上段に配設されている。当該アッパー表示部3Aには、演出画像、ゲーム時の配当テーブル、ゲームルール等が表示される。
可変表示部3Bは、液晶パネルで構成され、キャビネット2の中段に配設されている。そして、当該可変表示部3Bは、5列のリール表示部101〜105を有している(図3参照)。各リール表示部において、シンボル列の可変表示及び停止表示が行われる。リール表示部101〜105は、それぞれ、3つのシンボル表示領域を有している。具体的には、リール表示部101〜105は、夫々、シンボル表示領域111A〜111C、112A〜112C、113A〜113C、114A〜114C、115A〜115Cを有している。そして、上記各シンボル表示領域には、夫々一のシンボルが表示される(図4参照)。即ち、可変表示部3Bには、3×5のマトリクス状に15個のシンボルが表示される。尚、リールの数、及び、1リール表示部当たりの表示シンボルの数は可変である。
可変表示部3Bの液晶パネルの前面には、タッチパネル4が設けられている。プレイヤは、タッチパネル4を操作して各種の指示を入力できる。又、ペイアウト数表示部5及びクレジット数表示部6が、可変表示部3Bの右下部分に設けられている。この点、ペイアウト数表示部5及びクレジット数表示部6の表示位置は任意である。又、可変表示部3Bに、ベット数を表示するベット数表示部を設けることも可能である。ペイアウト数表示部5には、プレイヤに付与される配当額(即ち、通常ゲームで所定条件を満たすことで付与される配当額)が表示される。そして、クレジット数表示部6には、現在プレイヤが所有しているクレジット数が表示される。
そして、アンダー表示部3Cは、液晶パネルで構成され、キャビネットの下段に配設されている。アンダー表示部3Cには、カードに記録されているポイント数やゲームのポイント数が表示される。又、カードが挿入されていないときや、カードの読取が失敗したときは、その旨が当該アンダー表示部3Cに表示される。
更に、アンダー表示部3Cの周辺には、カード読取部19が配設されている。カード読取部19は、遊技者が所有するカードに記憶された情報を読み取る。
尚、上述したように、本実施形態において、アッパー表示部3A、可変表示部3B、アンダー表示部3Cは、液晶ディスプレイで構成されるが、この態様に限定されるものではない。例えば、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイ、LEDディスプレイ、その他公知の表示装置を用いて、各可変表示部を構成することも可能である。
腰パネル7は、アンダー表示部3Cの下側に配設されている。この腰パネル7は、スロットマシン1に関連するキャラクタの絵やスロットマシン1の名称等が描かれたプラスチックパネルで構成されており、バックライトによって照らされる。尚、腰パネル7は、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイ、LEDディスプレイ、その他公知の表示装置により構成することも可能である。
可変表示部3Bの下側には、操作テーブル8が設けられている。操作テーブル8には、各種の操作ボタン26(両替ボタン、払い戻しボタン、ヘルプボタン、BETボタン、スタートボタン等)が配置されている。又、当該操作テーブル8には、コイン投入部17、紙幣投入部18が配置されている。
尚、上記各種操作ボタンの配置位置は任意である。そして、必要に応じて、前記各種操作ボタンの一部を削除してもよいし、新たなボタンを追加、置換してもよい。
そして、キャビネット2の下部には、コイン払出口と、コイン受け部21が形成されている。コイン払出口は、両替ボタンや払い戻しボタンの入力により、コインが払い出される部分である。そして、コイン受け部21は、コイン払出口から払い出されたコインを受ける部分である。コイン払出口の内部には、センサ等より構成されるコイン検出部が配置されている。コイン検出部は、コイン払出口から払い出されるコインの枚数を検出する。
更に、スロットマシン1のキャビネット2の周囲には、発光部25が配設されている。この発光部25は、入賞の際やフリーゲーム中に所定の点灯態様で点灯する。更に、キャビネット2の側面には、音声の出力を行うスピーカ34が設けられている。尚、発光部25及びスピーカ34の配設位置は、任意である。
図2に示すように、スロットマシン1は、キャビネット2の上部にトッパー演出装置27を備えている。このトッパー演出装置27は、矩形ボード形状を有しており、アッパー表示部3Aと略平行になるように配設されている。トッパー演出装置27には、種々の情報が表示される。尚、トッパー演出装置27の形状は任意である。
次に、スロットマシン1の内部構成について、図面を参照しつつ説明する。図5は、スロットマシン1全体の内部構成を示したブロック図である。図5に示すように、スロットマシン1は、コントローラ41を含む主制御基板71を中心に複数の構成要素を有している。その主制御基板71は、コントローラ41、乱数発生回路45、サンプリング回路46、クロックパルス発生回路47、分周器48、照明演出駆動回路61、ホッパー駆動回路63、払出完了信号回路65、表示部駆動回路67を有している。
コントローラ41は、メインCPU42と、RAM43と、ROM44とを備えて構成されている。メインCPU42は、ROM44に記憶されているプログラムに従って作動し、I/Oポート49を介して他の構成要素との信号の入出力を行うことで、スロットマシン1全体の動作制御を行う。RAM43は、メインCPU42が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶される。
例えば、RAM43には、サンプリング回路46によりサンプリングされる乱数値がゲーム開始後、一時的に保持される。又、RAM43には、各リール表示部101〜105に対応するコードナンバが記憶されている。そして、ROM44には、メインCPU42が実行する各種制御プログラムと、恒久的なデータが記憶されている。
更に、RAM43には、メガボーナス配当データ、メジャーボーナス配当データ、ミニボーナス配当データが記憶されている。メガボーナス配当データは、後述する「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当を示す。そして、メジャーボーナス配当データは、「MAJOR JACKPOT」に係るボーナス配当を示す。又、ミニボーナス配当データは、「MINI JACKPOT」に係るボーナス配当を示す。
そして、これら3種類のボーナス配当データは、プレイヤの遊技価値のベットが行われると、ベットされた遊技価値の所定割合分(図10参照)を累積加算した値を示すように更新される(S13)。又、所定のボーナス条件を満たし、ボーナス配当を払い出した場合、当該ボーナス配当データは、初期化され、夫々に規定されている図10に示す初期値に更新される(S19)。尚、複数のジャックポットを用いたゲーミングマシンにおける累積記憶方法は適宜設定可能である。
ROM44に記憶されているプログラムには、ゲームプログラム及びゲームシステムプログラム(以下、ゲームプログラム等という)が含まれている。更に、当該ゲームプログラムには、抽選プログラムが含まれている。
この抽選プログラムは、可変表示部3Bの各リール表示部101〜105の中心位置(即ち、シンボル表示領域111B、112B、113B、114B、115B)に停止されるシンボルに対応するコードナンバを決定する際に実行される。
又、当該抽選プログラムには、シンボル重み付けデータが含まれている。シンボル重み付けデータは、各コードナンバと、所定の数値範囲(例えば、0〜255)に属する1又は複数の乱数値との対応関係を示すデータである。即ち、1つのコードナンバに、1又は複数の乱数値が対応付けられることで、リール帯上の各シンボルについての抽選確率が設定される。そして、抽選により乱数値が抽出されることにより、当該乱数値から最終的に特定されるシンボルが可変表示部3B上の所定の領域に表示される。
乱数発生回路45は、メインCPU42の指示に従って作動し、一定範囲の乱数を発生させる。サンプリング回路46は、メインCPU42の指示に従い、乱数発生回路45が発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出し、抽出した乱数をメインCPU42に入力する。クロックパルス発生回路47は、メインCPU42を作動させるための基準クロックを発生させる。そして、分周器48は、前記基準クロックを一定周期で分周した信号をメインCPU42に入力する。
更に、主制御基板71には、タッチパネル4が接続されている。上述したように、タッチパネル4は、可変表示部3Bの前面に配置され、プレイヤにより接触された部分の座標位置を特定し、特定した座標位置情報に基づいてプレイヤによる操作(例えば、プレイヤがどこに触れたか、触れた箇所がどの方向に移動したのか)を判別できる。そして、判別に応じた信号は、I/Oポート49を介してメインCPU42に入力される。
又、主制御基板71には、遊技の実行を指示するための操作ボタン26(上述したスタートボタン等)が操作スイッチを介して接続されている。従って、各操作ボタン26の押下操作に応じた信号は、I/Oポート49を介してメインCPU42に入力される。
照明演出駆動回路61は、メインCPU42の指示に従って演出信号を出力し、発光部25及びトッパー演出装置27に照明演出を行わせる。又、トッパー演出装置27は、発光部25を介して、照明演出駆動回路61に接続されている。
ホッパー駆動回路63は、メインCPU42の制御に従って、ホッパー64を駆動させる。これにより、ホッパー64は、所定の動作を行い、コイン払出口へとコインを払い出す。又、コイン検出部24は、ホッパー64により払出されたコインの枚数を計測し、その計測したコインの枚数を示す枚数値データを払出完了信号回路65に入力する。払出完了信号回路65は、前記コイン検出部24からコインの枚数値データを受信し、受信した枚数値が設定された枚数の値に達したときにコインの払出完了を通知する信号をメインCPU42に入力する。そして、表示部駆動回路67は、ペイアウト数表示部5、クレジット数表示部6等の各種表示部の表示動作を制御する。
更に、主制御基板71には、副制御基板72が接続されている。図6に示すように、副制御基板72は、主制御基板71から入力されたコマンドに基づいて、各表示部の表示制御、スピーカ34による音声の出力制御を行う。この副制御基板72は、主制御基板71を構成する回路基板とは別の回路基板上に構成されている。そして、副制御基板72は、マイクロコンピュータ(以下「サブマイクロコンピュータ73」という)を主たる構成要素とし、音源IC78、パワーアンプ79、画像制御回路81を有している。尚、音源IC78は、スピーカ34から出力される音声を制御する。パワーアンプ79は、スピーカ34から出力される音声に関する増幅器として機能する。そして、画像制御回路81は、アッパー表示部3A及び可変表示部3Bの表示制御手段として作動する。
サブマイクロコンピュータ73は、サブCPU74と、プログラムROM75と、ワークRAM76と、I/Oポート77、80を有している。サブCPU74は、主制御基板71から送信された制御命令に従って制御動作を行う。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する制御プログラムを記憶している。ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時メモリとして構成されている。
尚、副制御基板72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行する。
画像制御回路81は、画像制御CPU82、画像制御ワークRAM83、画像制御プログラムROM84、画像ROM86、ビデオRAM87及び画像制御IC88を有している。画像制御CPU82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータと、後述する画像制御プログラムに基づき、アッパー表示部3A及び可変表示部3Bで表示される画像を決定する。例えば、画像制御CPU82は、配当テーブルやヘルプ画面をアッパー表示部3Aに表示する。又、当該画像制御CPU82は、可変表示部3Bの各シンボル表示領域111A〜111C、112A〜112C、113A〜113C、114A〜114C、115A〜115Cにおいて、シンボルの可変表示及び停止表示を行う。
更に、画像制御CPU82は、RAM43に格納されている各ボーナス配当データに基づいて、夫々に対応するボーナス配当画像50C(即ち、メガボーナス配当画像51C〜ミニボーナス配当画像53C)を生成する(S23)。そして、画像制御CPU82は、生成した各ボーナス配当画像50Cと、夫々に対応するボーナスシンボル基礎画像50A(即ち、メガボーナスシンボル基礎画像51A〜ミニボーナスシンボル基礎画像53A)を合成し、ボーナスシンボル50(即ち、メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53)を生成する。
画像制御プログラムROM84は、アッパー表示部3A及び可変表示部3Bにおける表示に関する画像制御プログラムや各種選択テーブルを記憶している。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御CPU82で実行するときの一時メモリとして機能する。
そして、画像制御IC88は、画像制御CPU82で決定された内容に応じた画像を形成し、アッパー表示部3A及び可変表示部3Bに出力する。画像ROM86は、画像を形成するためのドットデータを格納している。尚、後述するS23、S24で用いられる画像データは、この画像ROM86に夫々格納されている。ビデオRAM87は、画像制御IC88で画像を形成するときの一時記憶手段として機能する。
尚、上述したスロットマシン1の内部構成は、単なる一例であり、上記構成態様に限定されるものではない。例えば、メモリカードやPLD(Programmable Logic Device)を着脱可能に構成することも可能である。この場合、メモリカードやPLDから必要な情報を読み出すように構成することもできる。
又、本発明に係るスロットマシン1では、遊技価値として、コイン、紙幣又はこれらに相当する電子的な有価情報(クレジット)が用いられる。但し、本発明に適用可能な遊技価値は、これに限定されるものではなく、例えば、メダル、トークン、電子マネー、チケットを使用可能に構成することもできる。
続いて、リール表示部において可変表示されるリール帯に描かれているシンボルについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図7は、リール表示部101〜105において可変表示されるリール帯に描かれるシンボルの一例を示す図である。図8は、各リール表示部において可変表示されるリール帯(外部リール)である。
図7、図8に示すように、本実施形態におけるリール帯には、11種類の通常シンボルが含まれている。この11種類の通常シンボルは、ライオンシンボル45A(LION)、ミートシンボル45B(MEAT)、エースシンボル45C(A)、キングシンボル45D(K)、クイーンシンボル45E(Q)、ジャックシンボル45F(J)、ゴリラシンボル45G(GORILLA)、バナナシンボル45H(BANANA)、エレファントシンボル45I(ELEPHANT)、アップルシンボル45J(APPLE)により構成される。
又、本実施形態に係るリール帯には、上記11種類の通常シンボルに加え、3種類のボーナスシンボル50が含まれ得る。この3種類のボーナスシンボル50は、メガボーナスシンボル51、メジャーボーナスシンボル52、ミニボーナスシンボル53により構成される(図9参照)。
従って、図8に示すように、リール帯には、上記11種類の通常シンボルと、3種類のボーナスシンボル50が所定の順番で描かれている。この点、図8に示すリール帯は、あくまでも一例であり、シンボルが描かれている順番は任意である。又、1つのリール帯に描かれるシンボルの数は任意であり、描かれるシンボルの種類も任意である。
ここで、上記リール帯に含まれ得る3種類のボーナスシンボル50と、各ボーナス配当について説明する。上述したように、本実施形態では、メガボーナスシンボル51、メジャーボーナスシンボル52、ミニボーナスシンボル53が存在している。
メガボーナスシンボル51は、図10に示すように、「MEGA JACKPOT」に係るプログレッシブジャックポットに基づくボーナス配当の払出を受けるためのボーナス条件を構成するシンボルである。具体的には、スロットマシン1では、3個以上のメガボーナスシンボル51が可変表示部3Bに停止表示された場合に、「MEGA JACKPOT」に係るプログレッシブジャックポットに関するボーナス条件が成立する。
そして、「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当の場合、プレイヤによる遊技価値のベットが行われた場合、ベットされた遊技価値(以下、ベット額という)の3%が、現在のボーナス配当に加算される(図10参照)。又、「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当の初期値は、「2000クレジット」である(図10参照)。従って、「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当は、スロットマシン1の電源投入時及び「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当の払出時には、初期値である「2000クレジット」となる。
そして、メジャーボーナスシンボル52は、「MAJOR JACKPOT」に係るプログレッシブジャックポットに基づくボーナス配当の払出を受けるためのボーナス条件を構成するシンボルである。具体的には、スロットマシン1では、3個以上のメジャーボーナスシンボル52が可変表示部3Bに停止表示された場合に、「MAJOR JACKPOT」に係るプログレッシブジャックポットに関するボーナス条件が成立する。
そして、「MAJOR JACKPOT」に係るボーナス配当の場合、プレイヤによる遊技価値のベットが行われた場合、ベット額の2%が、現在のボーナス配当に加算される(図10参照)。又、「MAJOR JACKPOT」に係るボーナス配当の初期値は、「1500クレジット」である(図10参照)。従って、「MAJOR JACKPOT」に係るボーナス配当は、スロットマシン1の電源投入時及び「MAJOR JACKPOT」に係るボーナス配当の払出時には、初期値である「1500クレジット」となる。
又、ミニボーナスシンボル53は、「MINI JACKPOT」に係るプログレッシブジャックポットに基づくボーナス配当の払出を受けるためのボーナス条件を構成するシンボルである。具体的には、スロットマシン1では、3個以上のミニボーナスシンボル53が可変表示部3Bに停止表示された場合に、「MINI JACKPOT」に係るプログレッシブジャックポットに関するボーナス条件が成立する。
そして、「MINI JACKPOT」に係るボーナス配当の場合、プレイヤによる遊技価値のベットが行われた場合、ベット額の1%が、現在のボーナス配当に加算される(図10参照)。又、「MINI JACKPOT」に係るボーナス配当の初期値は、「1000クレジット」である(図10参照)。従って、「MINI JACKPOT」に係るボーナス配当は、スロットマシン1の電源投入時及び「MINI JACKPOT」に係るボーナス配当の払出時には、初期値である「1000クレジット」となる。
次に、上記スロットマシン1において行われるゲームについて説明する。本実施形態に係るスロットマシン1で実行されるゲームでは、全てのシンボルがスキャッタシンボルである。即ち、本実施形態におけるゲームでは、可変表示部3B上の3×5マトリクス状のシンボル表示領域111A〜111C、112A〜112C、113A〜113C、114A〜114C、115A〜115Cに表示された同一種類のシンボルの個数に基づいて賞が付与される(図13参照)。
スロットマシン1におけるゲームを開始するに際し、プレイヤは、BETボタンを操作してベット数を設定し、スタートボタンを押下する。これにより、各リール表示部101〜105において、リール帯が回転を開始する。つまり、各リール表示部101〜105において、リール帯に描かれたシンボル列が、上方向から下方向へとスクロール表示される(図11参照)。
そして、所定時間が経過すると、各リール表示部101〜105において、リール帯が停止表示される。それに伴って、各リール帯を構成するシンボル列の一部(各リール帯を構成する3個のシンボル)が、各リール表示部101〜105に停止表示される。即ち、図12に示すように、各リール表示部を構成する3つのシンボル表示領域において、夫々一のシンボルが停止表示される。これにより、可変表示部3Bには、15個のシンボルが停止表示される(図12参照)。
上述したように、本実施形態におけるゲームでは、可変表示部3Bに表示された同一シンボルの個数に基づいて、入賞組合せが決定され、当該入賞組合せに対応した賞が付与される。入賞組合せに入賞した場合には、当該入賞組合せに応じた配当額にベット数を乗算した額がプレイヤに付与される(図13参照)。この点については後述する。
次に、本実施形態に係るスロットマシン1における入賞組合せと賞の内容について、図面を参照しつつ説明する。図13は、本実施形態における配当テーブルを示す説明図である。
図13に示すように、当該配当テーブルでは、入賞組合せと付与される賞(即ち、通常配当額)とが対応づけられている。この点、図13に示す配当テーブルの通常配当額は、ベット数が「1」である場合の配当額を示している。即ち、ベット数が「1」である場合には、図13に示す配当額が通常配当額として払い出されるが、ベット数が「2」以上である場合には、図13に示す配当額に当該ベット数を乗じた額が、通常配当額として払い出される。
例えば、可変表示部3Bにおける15個のシンボル表示領域(即ち、シンボル表示領域111A〜111C、112A〜112C、113A〜113C、114A〜114C、115A〜115C)に、5個のエースシンボル45Cが表示された場合、「120クレジットにベット数を乗じた額」がプレイヤに払い出される(図13参照)。
また、可変表示部3Bにおける15個のシンボル表示領域に、4個のジャックシンボル45Fが表示された場合、「8クレジットにベット数を乗じた額」がプレイヤに払い出される(図13参照)。以下、同様にして、図13に示す入賞組合せ毎に配当額が設定されている。
そして、上述したように、本実施形態では、可変表示部3Bにおける15個のシンボル表示領域に、メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53の内、特定種類のボーナスシンボル50(例えば、メガボーナスシンボル51)が3個以上表示された場合、プレイヤに対して、配当額でなく、プログレッシブジャックポットに基づくボーナス配当を付与する。尚、付与されるボーナス配当は、3個以上停止表示されたボーナスシンボル50の種類(メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53の何れか)により決定される。
この点、可変表示部3Bにおける15個のシンボル表示領域に表示されたシンボルが、図13に示す入賞組合せの何れにも該当しない場合は、ハズレである。この場合、ハズレに対する通常配当の払い出しは行われない。
尚、図13に示す配当テーブルは一例であり、入賞組合せの種類や賞の内容は、適宜設定可能である。例えば、賞の内容として、配当額を適宜設定することも可能である。又、当該スロットマシン1における賞として、ボーナスゲーム(例えば、フリーゲームや選択式ボーナスゲーム等)を付与するように構成することもできる。更に、複数の配当テーブルを備えておき、ペイアウト率に応じて選択可能に構成することもできる。
続いて、本実施形態に係るスロットマシン1において実行されるメイン制御プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図14は、メイン制御プログラムのフローチャートである。
まず、電源スイッチの投入(電源の投入)が行われると、主制御基板71、副制御基板72を夫々起動し、コントローラ41は、初期設定処理を実行する(S1)この初期設定処理(S1)において、メインCPU42は、ROM44に記憶されているBIOSを実行し、BIOSに組み込まれている圧縮データをRAM43に展開する。そして、メインCPU42は、RAM43に展開されたBIOSの実行と、各種周辺装置の診断と初期化を行う。更に、メインCPU42は、ゲームプログラム等をROM44からRAM43に書き込み、ペイアウト率設定用データ及び国識別情報を取得する。尚、メインCPU42は、初期設定処理(S1)の実行中に、各プログラムに対する認証処理も行う。
初期設定処理(S1)を終了すると、メインCPU42は、メイン遊技処理(S2)を実行する。このメイン遊技処理(S2)においては、メインCPU42は、ゲームプログラム等をRAM43より順次読み出して実行する。このメイン遊技処理(S2)を実行することにより、本実施形態に係るスロットマシン1でのゲームが行われる。
尚、メイン遊技処理(S2)は、スロットマシン1に電源が供給されている間、繰り返し実行される。
次に、メイン遊技処理(S2)で実行されるメイン遊技処理プログラムについて図面を参照しつつ説明する。図15は、本実施形態に係るスロットマシン1におけるメイン遊技処理プログラムのフローチャートである。尚、以下のフローチャートで示す各プログラムは、スロットマシン1が備えるROM44やRAM43に記憶されており、メインCPU42により実行される。
図15に示すように、メインCPU42は、先ず、スタート受付処理を実行する(S11)。このスタート受付処理(S11)では、プレイヤにより、コインの投入や操作ボタン26内のBETボタンを用いたベット操作が行われる。
そして、S12に移行すると、メインCPU42は、操作ボタン26内のスタートボタンが押下されたか否かについての判定を行う。メインCPU42は、スタートボタンの押下に基づく信号の有無により、スタートボタンに対する入力の有無を判定する。スタートボタンが押下された場合(S12:YES)には、上記ベット操作に基づき設定されたベット数を、プレイヤが現在所有するクレジット数から減算すると共に、ベット情報としてRAM43に格納する。クレジット数の減算及びベット情報の格納を終了すると、メインCPU42は、S13に処理を移行する。一方、スタートボタンが押下されていない場合(S12:NO)、メインCPU42は、スタート受付処理(S11)に処理を戻す。これにより、プレイヤは、ベット数の修正等の操作を行い得る。
S13では、メインCPU42は、ボーナスシンボル表示更新処理を実行する。ボーナスシンボル表示更新処理(S13)においては、メインCPU42は、S12でRAM43に格納されたベット情報に基づいて、ボーナス配当データの内容を更新し、最新のボーナス配当内容が描画されたボーナスシンボル50を生成する。そして、メインCPU42は、各リール帯における所定位置に、生成したボーナスシンボル50を配置する。このボーナスシンボル表示更新処理(S13)については、後に図面を参照しつつ詳細に説明するので、ここでの説明は省略する。ボーナスシンボル表示更新処理(S13)を終了すると、メインCPU42は、S14に処理を移行する。
そして、S14においては、メインCPU42は、シンボル抽選処理を実行する。このシンボル抽選処理(S14)では、メインCPU42は、RAM43に記憶された抽選プログラムを実行し、所定の乱数値範囲の数値範囲の中から乱数値をサンプリングする。そして、メインCPU42は、サンプリングされた乱数値とテーブルに基づいて、各リール表示部の中心部分(即ち、シンボル表示領域111B、112B、113B、114B、115B)に停止されるシンボルを決定する。
ここで、シンボル抽選処理(S14)における乱数値を利用した処理について、図面に基づいて説明する。図16は、或る1つのリール帯に描かれているシンボルとコードナンバとを対応付けたテーブルの一例である。図17は、乱数値とコードナンバとを対応付けたテーブルの一例である。
この点、シンボルとコードナンバを対応付けたテーブル(例えば、図16)は、各リール表示部101〜105に対応付けられて存在している。
上述したように、シンボル抽選処理(S14)では、メインCPU42は、抽選プログラムを実行することで、所定の乱数範囲(例えば、0〜65535)から乱数値をサンプリングする。その後、メインCPU42は、サンプリングした乱数値と、乱数値とコードナンバとを対応付けたテーブル(例えば、図16参照)に基づいて、コードナンバを決定する。コードナンバを決定すると、メインCPU42は、当該コードナンバと、シンボルとコードナンバとを対応付けたテーブル(図15参照)に基づいて、当該リール表示部の中心部分に停止すべきシンボルを決定する。
例えば、リール表示部101に対し、図15に示すリール帯を利用した場合において、乱数値「1136」をサンプリングした場合、メインCPU42は、乱数値「1136」と図16に示すテーブルに基づいて、コードナンバ「08」を決定する。そして、メインCPU42は、コードナンバ「08」と図15に示すテーブルに基づいて、シンボル表示領域111Bに停止表示されるシンボルを、ミートシンボル45Bに決定する。
尚、シンボル抽選処理(S14)における乱数値を利用した処理は、乱数値、乱数値とコードナンバとを対応付けたテーブル(例えば、図16参照)、シンボルとコードナンバとを対応付けたテーブル(図15参照)とを用いる態様に限定するものではない。
例えば、サンプリングされる乱数値とシンボルとを直接対応づけてもよい。又、サンプリングされる乱数値と入賞組合せとを直接対応づけ、当該テーブルを用いて停止すべきシンボルを決定するように構成することも可能である。
ここで、再び図15を参照しつつ、シンボル抽選処理(S14)以下のメイン遊技処理プログラムにおける処理について説明する。
シンボル抽選処理(S14)終了後、メインCPU42は、リール回転制御処理を行う(S15)。このリール回転制御処理(S15)において、メインCPU42は、リール表示部101〜105上で、夫々リール帯を所定速度で可変表示する。その後、メインCPU42は、単位ゲームに対する演出パターン(可変表示部3Bへの画像の表示やスピーカ34からの音の出力等のパターン)を決定する。そして、メインCPU42は、副制御基板72等に命じて、決定された演出パターンに基づく演出を開始する。ここで、単位ゲームとは、各リール帯の可変表示の開始から全てのリール帯が停止表示されるまでの一連の処理で行われるゲームをいう。
そして、所定時間が経過すると、メインCPU42は、所定の順序でリール表示部101〜105上のリール帯を停止表示する。これにより、可変表示部3Bにおける15個のシンボル表示領域(即ち、シンボル表示領域111A〜111C、112A〜112C、113A〜113C、114A〜114C、及び、115A〜115C)において、夫々一のシンボルが停止表示される。尚、リール表示部上のリール帯の停止表示に関し、全てのリール表示部を一度に停止表示してもよいし、時間差で順に停止表示してもよい。
シンボル抽選処理(S14)で説明したリール表示部101に係る例に基づいて、シンボルの停止表示について、具体的に説明する。上述した具体例によれば、リール表示部101の中心部分であるシンボル表示領域111Bには、シンボル抽選処理(S14)で決定されたミートシンボル45B(コードナンバ:8)が停止表示される。この場合において、リール表示部101の上部を構成するシンボル表示領域111Aには、メガボーナスシンボル51(コードナンバ:7)が表示される。そして、リール表示部101の下部を構成するシンボル表示領域111Cには、ライオンシンボル45A(コードナンバ:9)が表示される。
上述したように、ボーナスシンボル表示更新処理(S13)において、最新のボーナス配当が描画されたボーナスシンボル50は、各リール帯の所定位置に配置されている。これにより、スロットマシン1は、リール回転制御処理(S15)において、可変表示部3Bに、最新のボーナス配当が描画されたボーナスシンボル50(即ち、メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53)を停止表示し得る。
リール回転制御処理(S15)の後、メインCPU42は、可変表示部3Bに停止表示されたシンボルが入賞組合せに該当するか否かについて判定する(S16)。入賞組合せが成立している場合(S16:YES)、メインCPU42は、配当テーブル(図13参照)に基づいて、入賞組合せに対応する通常配当額を算出し、S17に処理を移行する。一方、何れの入賞組合せも成立していない場合(S16:NO)、メインCPU42は、S18に処理を移行する。
S17に移行すると、メインCPU42は、払出処理を実行する。この払出処理(S17)では、メインCPU42は、S16で決定された入賞組合せに応じた通常配当額をプレイヤに払い出す。払出処理(S17)終了後、メインCPU42は、S18に処理を移行する。
S18に移行すると、メインCPU42は、上述した3種類のボーナス条件の内、一のボーナス条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、メインCPU42は、RAM43に記憶された各リール表示部101〜105のコードナンバを参照し、「可変表示部3Bを構成する15個のシンボル表示領域において、特定種類のボーナスシンボル50(即ち、メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53の何れかの種類)が3個以上停止表示されているか否か」を判断する。
ボーナス条件が成立している場合(S18:YES)、メインCPU42は、ボーナス払出処理(S19)へ処理を移行する。一方、ボーナス条件が成立していない場合(S18:NO)、メインCPU42は、メイン遊技処理プログラムを終了する。尚、この場合に、メイン遊技処理プログラムはその終了と同時に再度実行される。
S19に移行すると、メインCPU42は、ボーナス払出処理を実行する。このボーナス払出処理(S19)では、メインCPU42は、ボーナス条件が成立したプログレッシブジャックポットに係るボーナス配当データを参照し、当該ボーナス配当データに基づくボーナス配当をプレイヤに払い出す。又、ボーナス配当を払い出すと、メインCPU42は、当該ボーナス配当データを初期化し、当該ボーナス配当データを規定の初期値を示すように更新する。そして、ボーナス払出処理(S19)を終了すると、メインCPU42は、メイン遊技処理プログラムを終了する。尚、この場合も、メイン遊技処理プログラムはその終了と同時に再度実行される。
次に、メイン遊技処理プログラムのS13で実行されるボーナスシンボル表示更新処理プログラムについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図18は、ボーナスシンボル表示更新処理プログラムのフローチャートである。
S13に移行し、ボーナスシンボル表示更新処理プログラムの実行を開始すると、メインCPU42は、先ず、S12の処理により格納されたベット情報をRAM43から読み出す(S21)。ベット情報を読み出すと、メインCPU42は、S22に処理を移行する。
S22においては、メインCPU42は、ボーナス配当データ更新処理を実行する。このボーナス配当データ更新処理(S22)においては、メインCPU42は、読み出したベット情報が示すベット額の所定割合分を各ボーナス配当データに累積加算する。即ち、メガボーナス配当データについては、メインCPU42は、読み出したベット情報が示すベット額の3%分を累積加算して、メガボーナス配当データの内容を更新する。また、メジャーボーナス配当データについては、メインCPU42は、読み出したベット情報が示すベット額の2%分を累積加算して、メジャーボーナス配当データの内容を更新する。そして、ミニボーナス配当データについては、メインCPU42は、読み出したベット情報が示すベット額の1%分を累積加算して、ミニボーナス配当データの内容を更新する。
ベット情報に基づいて、各ボーナス配当データの内容を最新の内容に更新した後、メインCPU42は、S23に処理を移行する。
S23では、メインCPU42は、ボーナス配当画像生成処理を実行する。このボーナス配当画像生成処理(S23)において、メインCPU42は、最新の内容に更新された各ボーナス配当データに基づいて、ボーナス配当画像50Cを生成する。
例えば、最新のメガボーナス配当データに基づいて、メガボーナス配当画像51Cを生成する場合、メインCPU42は、先ず、メガボーナス配当データが示すボーナス配当の数値を数字列データ(図19の例の場合「132456」)に変換し、配当画像生成信号と共に、当該数字列データを画像制御回路81に送信する。この配当画像生成信号等を画像制御回路81に送信することにより、メインCPU42は、画像制御回路81に、当該ボーナス配当に係る数字列データに基づいて、メガボーナス配当画像51Cを生成させる。
画像制御回路81におけるメガボーナス配当画像51Cの生成処理について、具体的に説明する。「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当を示す数字列データと画像配当画像生成信号を受信すると、画像制御CPU82は、画像ROM86に格納されている「0」〜「9」の数字を示す数字画像データから、当該数字列データに対応する数字画像データ(図19の場合、「1」「2」「3」「4」「5」「6」の各数字画像データ)を読み出す。その後、画像制御CPU82は、当該数字列データに基づいて、読み出した各数字画像データを配列し、「123456」を示すメガボーナス配当画像51Cを生成する。
尚、メジャーボーナス配当画像52Cの生成、ミニボーナス配当画像53Cの生成についても、メジャーボーナス配当データ、ミニボーナス配当データを用いる点を除き、上記メガボーナス配当画像51Cの生成処理と同様の処理である。従って、メジャーボーナス配当画像52C、ミニボーナス配当画像53Cの生成に関する説明は省略する。
配当画像生成信号等を受信した画像制御回路81によって、メガボーナス配当画像51C、メジャーボーナス配当画像52C、ミニボーナス配当画像53Cが生成されると、メインCPU42は、ボーナス配当画像生成処理(S23)を終了し、S24に処理を移行する。
S24に移行すると、メインCPU42は、ボーナスシンボル合成処理を実行する。このボーナスシンボル合成処理(S24)では、メインCPU42は、画像制御回路81に対して、ボーナスシンボル生成信号を送信し、画像制御回路81により、最新のボーナス配当が描画された各ボーナスシンボル50を生成する。
ここで、ボーナスシンボル合成処理(S24)における画像制御回路81の処理について、説明する。ボーナスシンボル生成信号を受信すると、画像制御CPU82は、先ず、画像ROM86に格納されている夫々に対応するボーナスシンボル基礎画像50Aを読み出す。そして、画像制御CPU82は、各ボーナスシンボル基礎画像50Aに規定されているボーナス配当報知領域50Bに、ボーナス配当画像生成処理(S23)で生成された各ボーナス配当画像50Cを合成し、各ボーナスシンボルを生成する。最新のボーナス配当が描画されたメガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53を生成すると、メインCPU42は、S25に処理を移行する。
上記S24における例に基づき具体的に説明すると、画像制御CPU82は、先ず、画像ROM86から、メガボーナスシンボル基礎画像51Aを読み出す。図19に示すように、メガボーナスシンボル基礎画像51Aの中央部分には、メガボーナス配当報知領域51Bが規定されている。そして、メインCPU42は、メガボーナスシンボル基礎画像51Aのメガボーナス配当報知領域51Bに、ボーナス配当画像生成処理(S23)で生成したメガボーナス配当画像51Cを配置合成する(図19参照)。
従って、こうして合成されたメガボーナスシンボル51には、最新のメガボーナス配当を示すメガボーナス配当画像51Cが上書き描画されることになる。この結果、プレイヤは、当該メガボーナス配当報知領域51Bのメガボーナス配当画像51Cを視認することで、最新の「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当を容易に把握することができる。
尚、メジャーボーナスシンボル52を生成する場合、画像制御CPU82は、画像ROM86から読み出したメジャーボーナスシンボル基礎画像52Aのメジャーボーナス配当報知領域52Bに対して、メジャーボーナス配当画像52Cを合成する。又、ミニボーナスシンボル53を生成する場合、画像制御CPU82は、画像ROM86から読み出したミニボーナスシンボル基礎画像53Aのミニボーナス配当報知領域53Bに対して、ミニボーナス配当画像53Cを合成する。
即ち、メジャーボーナスシンボル52、ミニボーナスシンボル53の生成処理は、上述したメガボーナスシンボル51の生成と同様の処理である。従って、メジャーボーナスシンボル52、ミニボーナスシンボル53の生成処理については、その詳細な説明を省略する。
S25に移行すると、メインCPU42は、ボーナスシンボル配置処理を実行する。このボーナスシンボル配置処理(S25)は、ボーナスシンボル合成処理(S24)で生成された最新のボーナス配当が描画されたメガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53を、各リール表示部に係るリール帯におけるメガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53の位置に配置する処理である。
即ち、ボーナスシンボル配置処理(S25)において、メインCPU42は、画像制御回路81に対し、シンボル配置信号を送信する。このシンボル配置信号を受信すると、画像制御CPU82は、ボーナスシンボル合成処理で生成されたメガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53を、夫々リール帯における所定位置に配置する。
例えば、画像制御CPU82は、現在のリール帯におけるメガボーナスシンボル51の配置位置に対して、ボーナスシンボル合成処理(S24)で生成されたメガボーナスシンボル51を配置する。これにより、当該リール帯におけるメガボーナスシンボル51は、最新の「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当が描画された状態となる。そして、画像制御CPU82は、メジャーボーナスシンボル52、ミニボーナスシンボル53についても、これと同様の処理を実行する。これにより、当該リール帯に配置されている各ボーナスシンボル50は、夫々、最新のボーナス配当が描画された状態となる。
そして、画像制御CPU82は、上記処理を全てのリール帯に対して実行する。これにより、スロットマシン1で用いられる全てのリール帯に配置されている各ボーナスシンボル50は、夫々、最新のボーナス配当が描画された状態となる。そして、当該リール帯を用いて、シンボルの変動表示及び停止表示が行われるので、当該スロットマシン1では、最新のボーナス配当が描画された各ボーナスシンボル50が、可変表示部3Bに停止表示され得る。
全リール帯におけるメガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53の配置位置に、ボーナスシンボル合成処理(S25)で生成されたメガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53を配置した後、メインCPU42は、ボーナスシンボル表示更新処理プログラムを終了する。
以上説明したとおり、本実施形態に係るスロットマシン1は、ボーナスシンボル表示更新処理(S13)により、最新のボーナス配当が描画された各ボーナスシンボル50が配置されたリール帯を用いて、各リール表示部におけるシンボルの変動表示及び停止表示を行う。従って、当該スロットマシン1は、最新のボーナス配当が描画されたボーナスシンボルを可変表示部3Bに停止表示し得る。これにより、プレイヤは、可変表示部3Bに停止表示されたボーナス配当を視認することで、最新のボーナス配当を把握し得る。
ここで、当該スロットマシン1は、可変表示部3Bにおけるシンボルの変動表示及び停止表示によって、ゲームを進行する。従って、プレイヤは、首の上下動等によって視線を大きく移動させることなく、可変表示部3Bに停止表示されたボーナスシンボル50を視認し得る。この結果、当該スロットマシン1は、最新のボーナス配当を把握する際のプレイヤに係る負担を大きく軽減し得る。
又、ゲームが行われている可変表示部3Bから、プレイヤが視線を移動させることを少なくし得るので、当該スロットマシン1は、プレイヤによりゲームに集中し得る環境を提供することができ、もって、当該ゲームに係る興趣を向上させ得る。
そして、スロットマシン1は、所定のボーナス条件を満たすと(S18:YES)、プログレッシブジャックポットであるボーナス配当を付与する(S19)。ここで、プログレッシブジャックポットに係るボーナス配当は、プレイヤによる遊技価値のベットや当該ボーナス配当の付与により変動する。この点、スロットマシン1は、ボーナスシンボル表示更新処理(S13)により、最新のボーナス配当をボーナスシンボル50に描画する。従って、当該スロットマシン1は、ボーナス配当が変動した場合であっても、各ボーナスシンボル50により、適切なボーナス配当に関する情報をプレイヤに提供し得る。
又、本実施形態に係るスロットマシン1においては、3種類のプログレッシブジャックポット(即ち、「MEGA JACKPOT」「MAJOR JACKPOT」「MINI JACKPOT」)をボーナス配当として有している。そして、各ボーナスシンボル50(メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53)は、夫々、種類に応じたプログレッシブジャックポットに係るボーナス配当が付与されるボーナス条件を構成する。更に、各ボーナスシンボル50には、夫々の種類に対応する最新のボーナス配当が描画されている。
例えば、メガボーナスシンボル51は、「MEGA JACKPOT」に係るボーナス配当が付与されるボーナス条件を構成する。そして、当該メガボーナスシンボル51には、「MEGA JACKPOT」に係る最新のボーナス配当が描画されている。尚、「MAJOR JACKPOT」とメジャーボーナスシンボル52の関係、「MINI JACKPOT」とミニボーナスシンボル53の関係も同様である。
つまり、ボーナス条件を構成するボーナスシンボル50の種類と、当該ボーナスシンボル50に描画されている最新のボーナス配当が一致しているので、当該スロットマシン1によれば、ボーナス条件と、ボーナス条件が成立した場合に得られるボーナス配当を、明確且つ容易に把握し得る。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
例えば、本実施形態においては、3種類のプログレッシブジャックポット(即ち、「MEGA JACKPOT」)を付与し得るように構成していたが、この態様に限定するものではない。例えば、1種類のプログレッシブジャックポットを付与し得るように構成することも可能であるし、更に、多種類のプログレッシブジャックポットを付与し得るように構成することもできる。
又、本実施形態においては、3種類のプログレッシブジャックポットに、3種類のボーナスシンボル50(即ち、メガボーナスシンボル51〜ミニボーナスシンボル53)を、夫々対応付けていたが、この態様に限定するものではない。例えば、3種類のプログレッシブジャックポットに対して、一種類のボーナスシンボル50を対応付けても良い。
より具体的には、当該ボーナスシンボル50が可変表示部3Bに停止表示された数に応じて、3種類のプログレッシブジャックポットから、プレイヤに付与するプログレッシブジャックポットを変更するように構成することも可能である。
この場合には、当該ボーナスシンボル50には、3種類のプログレッシブジャックポット(即ち、「MEGA JACKPOT」「MAJOR JACKPOT」「MINI JACKPOT」)に係るボーナス配当を夫々描画することが望ましい。
また、本発明は、上述した処理を実行するための遊技方法としても実現可能である。更に、本発明は、当該遊技方法をコンピュータで実行させるためのプログラム、及び、そのプログラムが記録された記録媒体としても実現可能である。
ボーナスシンボルに描画されたボーナス配当の更新に関する説明図である。 スロットマシンの外観斜視図である。 スロットマシンのリール表示部を示す説明図である。 スロットマシンのシンボル表示部を示す説明図である。 スロットマシンの内部構成を示すブロック図である。 スロットマシンにおける副制御基板の内部構成を示すブロック図である。 各リールを構成する通常シンボルを示す説明図である。 各リールを構成するシンボル列を示す説明図である。 各リールを構成するボーナスシンボルを示す説明図である。 3種類のプログレッシブジャックポットに関する説明図である。 リール帯が可変表示している可変表示部を示す説明図である。 シンボルが停止表示されている可変表示部を示す説明図である。 スロットマシンの配当テーブルを示す説明図である。 メイン制御処理プログラムのフローチャートである。 メイン遊技処理プログラムのフローチャートである。 コードナンバとシンボルとを対応付けたテーブルを示す説明図である。 乱数値とコードナンバとを対応付けたテーブルを示す説明図である。 ボーナスシンボル表示更新処理プログラムのフローチャートである。 ボーナスシンボル合成処理に関する説明図である。
符号の説明
1 スロットマシン
3B 可変表示部
41 コントローラ
43 RAM
50 ボーナスシンボル
51 メガボーナスシンボル
52 メジャーボーナスシンボル
53 ミニボーナスシンボル

Claims (3)

  1. プログレッシブな配当量が描画された少なくとも一つの特別シンボルを含む複数のシンボルを配置して表示するディスプレイと、
    以下の処理を実行するプロセッサと、
    (a)遊技価値のベットを受け付ける処理、
    (b)前記ベットの受付が完了した後に、前記特別シンボル上に描画するために配当量を示す画像データをメモリから抽出する処理、
    (c)前記メモリから抽出したプログレッシブな配当量を特別シンボルに上書き描画し、前記複数のシンボルを含むシンボル列を前記ディスプレイ上にスクロール表示する処理、
    (d)前記ディスプレイでスクロール表示した状態からスクロールを停止することによって、前記複数のシンボルをディスプレイ上に再配置する処理、
    (e)前記ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが、プログレッシブな配当を得るために規定された前記特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合に、前記特別シンボルに描画されたプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する処理、
    を備えることを特徴とするゲーミングマシン。
  2. プログレッシブな配当量が描画された特別シンボルを含む複数のシンボルを配置して表示するディスプレイと、
    以下の処理を実行するプロセッサと、
    (a)遊技価値のベットを受け付ける処理、
    (b)メモリに格納されているプログレッシブな配当量に対して、ベットされた遊技価値の一部を加算し、プログレッシブな配当量を示す情報を更新する処理、
    (c)更新されたプログレッシブな配当量をメモリから抽出し、当該プログレッシブな配当量を特別シンボルに上書き描画する処理、
    (d)前記複数のシンボルを含むシンボル列を前記ディスプレイ上にスクロール表示する処理、
    (e)前記ディスプレイでスクロール表示した状態からスクロールを停止することによって、前記複数のシンボルをディスプレイ上に再配置する処理、
    (f)前記ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが、プログレッシブな配当を得るために規定された前記特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合に、前記特別シンボル上に描画されたプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する処理、
    を備えることを特徴とするゲーミングマシン。
  3. プログレッシブな配当量が描画された複数種類の特別シンボルを含む複数のシンボルを配置して表示するディスプレイと、
    以下の処理を実行するプロセッサと、
    (a)遊技価値のベットを受け付ける処理、
    (b)前記複数種類の特別シンボルに夫々対応し、メモリに格納されている複数のプログレッシブな配当量に対して、ベットされた遊技価値の一部を夫々加算し、各プログレッシブな配当量を示す情報を更新する処理、
    (c)更新された各プログレッシブな配当量をメモリから夫々抽出し、抽出したプログレッシブな配当量を、夫々、プログレッシブな配当量に対応する特別シンボルに上書き描画する処理、
    (d)前記複数のシンボルを含むシンボル列を前記ディスプレイ上にスクロール表示する処理、
    (e)前記ディスプレイでスクロール表示した状態からスクロールを停止することによって、前記複数のシンボルをディスプレイ上に再配置する処理、
    (f)前記ディスプレイ上に再配置されたシンボルのコンビネーションが、プログレッシブな配当を得るために規定された何れか一種類の特別シンボルを含む特別なコンビネーションの配置であった場合に、再配置された特別シンボル上に描画されたプログレッシブな配当量のペイアウトを実行する処理、
    を備えることを特徴とするゲーミングマシン。
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