JP2009105630A - 配線回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波デジタル信号の高調波成分に起因する放射ノイズが低減される配線回路基板を提供することである。
【解決手段】 配線回路基板100はベース絶縁層1を有する。ベース絶縁層1の一方の面には、導体層からなる信号配線パターン2が形成されている。ベース絶縁層1上には、信号配線パターン2を覆うようにカバー絶縁層3が形成されている。ベース絶縁層1の他方の面上には、接地導体層が形成されている。各信号配線パターン2の両側面が凹凸形状に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波デジタル信号の伝送特性に優れた配線回路基板に関する。
従来から、種々の電子機器または電気機器に配線回路基板が用いられている。電子機器または電気機器のデジタル化が進むとともに高機能化が進んでいる。それに伴い、電子機器または電気機器で使用される高周波デジタル信号の周波数が高くなっている。
特許文献1には、高周波用の配線回路基板が提案されている。その配線回路基板においては、回路パターン上に低誘電率誘電体層および高誘電率誘電体層が設けられている。それにより、伝送損失および波形歪の低減が可能となる。
特開平5−291806号公報
しかしながら、高周波デジタル信号の伝送時には、高調波成分が発生する。従来の配線回路基板では、高調波成分に起因するノイズが外部に放射され、外部機器に悪影響を及ぼす場合がある。
本発明の目的は、高周波デジタル信号の高調波成分に起因する放射ノイズが低減される配線回路基板を提供することである。
本発明に係る配線回路基板は、絶縁層と、絶縁層上に形成された信号配線パターンとを備え、信号配線パターンの少なくとも一方の側面が凹凸形状に形成されたものである。
その配線回路基板においては、各信号配線パターンの少なくとも一方の側面が凹凸形状に形成されている。高周波デジタル信号の伝送時には、高調波電流は主として各信号配線パターンの側面の表皮部分を流れる。また、高周波デジタル信号の周波数が高くなると、表皮厚さが小さくなる。そのため、高周波デジタル信号の高調波成分は、信号配線パターンの両側面の凹凸形状に沿って流れる。それにより、高周波デジタル信号の高調波成分の伝送距離が高周波デジタル信号の基本波成分の伝送距離に比べて長くなり、高調波成分のオーミック損失が大きくなる。その結果、高調波成分に起因する放射ノイズが低減される。
凹凸形状は凹部および凸部の繰り返しパターンからなってもよい。それにより、高周波デジタル信号の高調波成分の伝送距離を十分に長くすることができる。したがって、高調波成分に起因する放射ノイズが十分に低減される。
凹部の底部から凸部の頂部までの高さは2μm以上7μm以下であることが好ましい。この場合、信号配線パターンのインピーダンスの増加を抑えつつ凹凸形状に沿った距離を十分に大きくすることができる。それにより、高周波デジタル信号の遅延を抑制しつつ高調波成分に起因する放射ノイズを十分に抑制することができる。
凹凸形状の1周期の長さは3μm以上40μm以下であることが好ましい。凹凸形状の1周期の長さをこの範囲内に設定することにより、高調波成分に起因する放射ノイズを十分に低減することができる。
本発明によれば、高周波デジタル信号の高調波成分の伝送距離が高周波デジタル信号の基本成分の伝送距離に比べて長くなり、高調波成分のオーミック損失が大きくなる。その結果、高調波成分に起因する放射ノイズが低減される。
(1)実施の形態に係る配線回路基板
図1は本発明の一実施の形態に係る配線回路基板の模式的断面図、図2は図1の配線回路基板の模式的平面図である。
図1に示すように、配線回路基板100は、ベース絶縁層1を有する。ベース絶縁層1の一方の面には、導体層からなる信号配線パターン2が形成されている。信号配線パターン2は、例えばサブトラクティブ法により形成される。ベース絶縁層1上には、信号配線パターン2を覆うようにカバー絶縁層3が形成されている。ベース絶縁層1の他方の面上には、接地導体層4が形成されている。
本実施の形態では、ベース絶縁層1およびカバー絶縁層3はポリイミドからなり、信号配線パターン2および接地導体層4は銅からなる。ベース絶縁層1の厚みは、例えば5μm以上60μm以下であり、好ましくは10μm以上30μm以下である。信号配線パターン2の厚みは、例えば3μm以上30μm以下であり、好ましくは5μm以上15μm以下である。カバー絶縁層3の厚みは、例えば2μm以上30μm以下であり、好ましくは5μm以上20μm以下である。接地導体層4の厚みは、例えば3μm以上30μm以下であり、好ましくは5μm以上20μm以下である。
図2に示すように、各信号配線パターン2の両側面は凹凸形状に形成されている。凹凸形状は、凹部21および凸部22からなる複数の繰り返し単位2aにより構成されている。図2の例では、各繰り返し単位2aは外側に突出する円弧形状を有する。
ここで、各繰り返し単位2aの長さLは、凹凸形状の1周期に相当し、隣接する凹部21の中心間の距離または隣接する凸部22の中心間の距離に等しい。また、各繰り返し単位2aの高さhは、凹部21の底部と凸部22の頂部との間の高さに等しい。
各繰り返し単位2aの長さLが3μmよりも小さい場合、凹凸形状の周期が高調波成分の表皮深さよりも小さくなる可能性がある。その場合、高調波の伝送距離が十分に長くならない。一方、各繰り返し単位2aの長さLが40μmよりも大きい場合、凹凸形状に沿った長さが十分に大きくならないので、高調波の伝送距離が十分に長くならない。したがって、各繰り返し単位2aの長さLは、好ましくは3μm以上40μm以下であり、より好ましくは5μm以上20μm以下である。
各繰り返し単位2aの高さhが2μmよりも小さい場合、凹凸形状に沿った長さが十分に大きくならない。それにより、高調波の伝送距離が十分に長くならない。一方、各繰り返し単位2aの高さhが7μmよりも大きい場合、信号配線パターン2の最小幅が小さくなる。それにより、信号配線パターン2のインピーダンスが増加し、信号の遅延が生じる。したがって、各繰り返し単位2aの高さhは、好ましくは2μm以上7μm以下であり、より好ましくは3μm以上5μm以下である。
信号配線パターン2の最大幅が10μmよりも小さい場合、信号配線パターン2のインピーダンスが増加する。一方、信号配線パターン2の最大幅が200μmよりも大きい場合、配線回路基板100の高密度化および高集積化が妨げられる。したがって、信号配線パターン2の最大幅は、好ましくは10μm以上200μm以下であり、より好ましくは20μm以上100μm以下である。
信号配線パターン2の凹凸形状は、図2の例に限定されず、他の形状であってもよい。図3、図4および図5は信号配線パターン2の両側面の凹凸形状の他の例を示す模式的平面図である。
図3の例では、信号配線パターン2の両側面が正弦波形状の凹凸形状を有する。各繰り返し単位2aは正弦波の1周期からなる。
図4の例では、信号配線パターン2の両側面が台形波形状の凹凸形状を有する。各繰り返し単位2aは台形波の1周期からなる。
図5の例では、信号配線パターン2の両側面が三角波形状の凹凸形状を有する。各繰り返し単位2aは三角波の1周期からなる。
本実施の形態に係る配線回路基板100においては、各信号配線パターン2の両側面が凹凸形状に形成されている。高周波デジタル信号の伝送時には、高調波電流は主として各信号配線パターン2の両側面の表皮部分を流れる。また、高周波デジタル信号の周波数が高くなると、表皮厚さが小さくなる。そのため、高周波デジタル信号の高調波成分は、信号配線パターン2の両側面の凹凸形状に沿って流れる。それにより、高周波デジタル信号の高調波成分の伝送距離が高周波デジタル信号の基本波成分の伝送距離に比べて長くなり、高調波成分のオーミック損失が大きくなる。その結果、高調波成分に起因する放射ノイズが低減される。
(2)他の実施の形態
上記実施の形態では、各信号配線パターン2の両側面が凹凸形状に形成されているが、各信号配線パターン2の一方の側面が凹凸形状に形成されていてもよい。
また、ベース絶縁体層1の材料は、ポリイミドに限らず、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルニトリル、ポリエーテルスルフォン等の他の絶縁材料を用いてもよい。
信号配線パターン2および接地導体層4の材料は、銅に限らず、銅合金、金、アルミニウム等の他の金属材料を用いてもよい。
カバー絶縁体層4の材料は、ポリイミドに限らず、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルニトリル、ポリエーテルスルフォン等の他の絶縁材料を用いてもよい。
信号配線パターン2の形成方法は、サブトラクティブ法に限らず、セミアディティブ法等の他の形成方法を用いてもよい。
上記実施の形態では、凹凸形状の複数の繰り返し単位2aの長さLが等しく設定されているが、凹凸形状の複数の繰り返し単位2aの長さLが異なっていてもよい。また、上記実施の形態では、凹凸形状の複数の繰り返し単位2aの高さhが等しく設定されているが、凹凸形状の複数の繰り返し単位2aの高さhがそれぞれ異なっていてもよい。
(3)実施例
本実施例では、図1および図2に示す構成を有する配線回路基板100を作製した。
ベース絶縁層1の厚みは25μmであり、信号配線パターン2の厚みは12μmであり、カバー絶縁層3の厚みは15μmであり、接地導体層4の厚みは12μmである。
また、各繰り返し単位2aの長さLは10μmであり、各繰り返し単位2aの高さhは4μmであり、信号配線パターン2の最大幅Wは40μm以下である。
一方、信号配線パターン2の両側面の形状を除いて実施例と同様の構成を有する配線回路基板を作製した。図6は比較例の配線回路基板の模式的平面である。
比較例の配線回路基板100aにおいては、各信号配線パターン20の両側面が直線形状に形成されている。信号配線パターン20の幅W0は40μmである。
(4)評価
図7は実施例および比較例の配線回路基板100,100aの評価方法を示す模式図である。
図7に示すように、スペクトラムアナライザ200に接続されたノイズ測定用ループアンテナ201を実施例の配線回路基板100のカバー絶縁層3の上方に固定し、信号配線パターン2に300〜500MHzの高周波デジタル信号を入力した。
その結果、実施例の配線回路基板100では、18〜19dBμA/mのノイズが測定された。
同様に、スペクトラムアナライザ200に接続されたノイズ測定用ループアンテナ201を比較例の配線回路基板100aのカバー絶縁層3の上方に固定し、信号配線パターン20に300〜500MHzの高周波デジタル信号を入力した。
その結果、比較例の配線回路基板100aでは、20〜22dBμA/mのノイズが測定された。
このように、実施例の配線回路基板100では、比較例の配線回路基板100aに比べて、放射ノイズを2〜3dBμA/m低減することが可能となった。
本発明に係る配線回路基板は、高周波デジタル信号を処理する電子機器または電気機器等に利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る配線回路基板の模式的断面図である。 図1の配線回路基板の模式的平面図である。 信号配線パターンの両側面の形状の他の例を示す模式的平面図である。 信号配線パターンの両側面の形状の他の例を示す模式的平面図である。 信号配線パターンの両側面の形状の他の例を示す模式的平面図である。 比較例の配線回路基板の模式的平面図である。 実施例および比較例の配線回路基板の評価方法を示す模式図である。
符号の説明
1 ベース絶縁層
2 信号配線パターン
3 カバー絶縁層
4 接地導体層
2a 繰り返し単位
21 凹部
22 凸部
L 長さ
h 高さ
W 最大幅

Claims (4)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された信号配線パターンとを備え、
    前記信号配線パターンの少なくとも一方の側面が凹凸形状に形成されたことを特徴とする配線回路基板。
  2. 前記凹凸形状は凹部および凸部の繰り返しパターンからなることを特徴とする請求項1記載の配線回路基板。
  3. 前記凹部の底部から前記凸部の頂部までの高さは2μm以上7μm以下であることを特徴とする請求項2記載の配線回路基板。
  4. 隣接する凹部間の長さは3μm以上40μm以下であることを特徴とする請求項2または3記載の配線回路基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016219615A (ja) * 2015-05-21 2016-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 プリント配線基板

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