JP2009105340A - 半導体装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体基板内及び上に形成された素子及び素子領域と、上方に形成される配線パターンとを電気的に絶縁するための絶縁膜を研削して平坦化する際に、その残存値の均一化を図った半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体基板内に形成された素子分離領域上に、ダミーのゲート電極を形成するとともに、前記半導体基板内に形成されたnMOSFET領域及びpMOSFET領域上において、前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するようにして第1のSiN応力膜及び第2のSiN応力膜を形成し、前記ダミーのゲート電極、前記第1のSiN応力膜及び前記第2のSiN応力膜で形成された凹部を埋設するようにして形成された絶縁膜を、前記第2のSiN応力膜をストッパーとして研削する。
【選択図】図6

Description

本発明は、主としてCMOS−FET等の能動素子を有する半導体装置、及びその半導体装置の製造方法に関する。
nMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)及びpMOSFETを有するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)構造は、演算装置などのロジック回路に用いられている。また、半導体基板における素子形成領域は、STI(Shallow Trench Isolation)を用いた素子分離構造によって分離されて形成されている。前記素子形成領域には、n型のウェル及びp型のウェルが形成され、それぞれのウェル内には拡散領域が形成されている。また、前記n型のウェル及び前記p型のウェル上には、ゲート電極等が形成されるとともに、上方に形成される配線パターンとの電気的絶縁性を担保すべく絶縁膜が一様に形成されている。
一方、前記絶縁膜は、例えばLP−CVD法などによってコンフォーマルに形成されるため、前記ゲート電極等に起因した凹凸をそのまま反映したような形態で形成される。したがって、前記多層配線を前記絶縁膜上に形成するためには、前記絶縁膜に対してCMPなどによって研削処理を施し、前記絶縁膜に対して平坦化処理を施す必要がある。
しかしながら、上記ゲート電極等の配置密度は半導体基板の場所毎に相違するため、前記研削処理を施した際に、研削が過度に行われる箇所と研削が十分に行われない箇所とが生じ、いわゆるディッシングという現象が生じるようになる。この結果、前記絶縁膜に対して研削処理を施しても前記絶縁膜を当初の目的どおり十分に平坦化できない場合が生じる。なお、前記ディッシングは、特にn型のウェル及びp型のウェルの境界で顕著となる傾向があった。
上述のような問題に鑑みて、特にゲート電極等の配置密度が低い半導体基板の箇所に、素子としての機能を生ぜしめることのない、ダミーのゲート電極を設けることが試みられている。これによって、半導体基板上におけるゲート電極等の配置密度を実質的に均一化し、上記ディッシングを抑制して均一な研削処理が実行されるようにしている(特許文献1)。
しかしながら、上述のようにしてディッシングを抑制した場合においても、前記絶縁膜の研削は、予め定められていた量を研削した時点終了されるため、CMP等の研磨レートばらつきそのものが、前記絶縁膜の残膜値に大きく影響を与える。この結果、ウエハ間やロット間において、前記絶縁膜の残膜のばらつきが大きくなり、コンタクトホールの形状が安定しなくなる等の原因となる。このため、コンタクト抵抗の変動が増加し、歩留まり劣化を加速させる等、種々の問題を生じるようになる。
特開2004−356316号
本発明は、半導体基板内及び上に形成された素子及び素子領域と、上方に形成される配線パターンとを電気的に絶縁するための絶縁膜を研削して平坦化する際に、その残存値の均一化を図った半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、半導体基板内に形成されたnMOSFET領域及びpMOSFET領域と、前記半導体基板内において、少なくとも前記nMOSFET領域及び前記pMOSFET領域間を分離するために形成された素子分離領域と、前記半導体基板の、前記素子分離領域上に設けられたダミーのゲート電極と、少なくとも前記nMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するようにして形成された第1の応力を有する第1のSiN応力膜と、少なくとも前記pMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するとともに、前記第1のSiN応力膜の少なくとも一部を被覆するようにして形成された、前記第1の応力と異なる第2の応力を有する第2のSiN応力膜と、前記ダミーのゲート電極、前記第1のSiN応力膜及び前記第2のSiN応力膜で形成された凹部を埋設するように形成され、前記第2のSiN応力膜と同一の表面レベルを有する平坦化膜と、を具えることを特徴とする、半導体装置に関する。
また、本発明の一態様は、半導体基板内に少なくとも1以上の素子分離領域を形成する工程と、前記半導体基板内に、前記素子分離領域を介して、nMOSFET領域及びpMOSFET領域を形成する工程と、前記素子分離領域上にダミーのゲート電極を形成する工程と、少なくとも前記nMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するようにして第1の応力を有する第1のSiN応力膜を形成する工程と、少なくとも前記pMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するとともに、前記第1のSiN応力膜の少なくとも一部を被覆するようにして、前記第1の応力と異なる第2の応力を有する第2のSiN応力膜を形成する工程と、前記ダミーのゲート電極、前記第1のSiN応力膜及び前記第2のSiN応力膜で形成された凹部を埋設するようにして絶縁膜を形成する工程と、前記第2のSiN応力膜をストッパーとして前記絶縁膜を研削し、前記第2のSiN応力膜と同一の表面レベルを有する平坦化膜を形成する工程と、を具えることを特徴とする、半導体装置の製造方法に関する。
上記態様によれば、半導体基板内及び上に形成された素子及び素子領域と、上方に形成される配線パターンとを電気的に絶縁するための絶縁膜を研削して平坦化する際に、その残存値の均一化を図った半導体装置を提供することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1〜6は、第1の実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための工程図である。なお、図6に示す工程では、目的とする半導体装置が完成しているため、図6は、本実施形態に係わる半導体装置をも示している。
最初に、図1に示すように、Si基板101上に複数の素子分離領域102を形成し、Si基板101上面にリソグラフィ法、インプラ法及びアニール法を用いてnMOS型のウェル領域103及びpMOS型のウェル104を形成する。この時、nMOS型ウェル103及びpMOS型のウェル104は、素子分離領域102を介して互いに隣接するようにして形成する。
次いで、図2に示すように、Si基板101上にゲート絶縁膜105を例えば約1〜2nmの厚さに形成するとともに、多結晶シリコン膜を例えば厚さ150nmにLP−CVD法より形成する。次いで、前記多結晶シリコンをリソグラフィ法及びRIE法を施し、ゲート絶縁膜105上にMOSFET能動素子となるゲート電極106を形成すると共に、素子分離領域102上にダミーのゲート電極107を形成する。
なお、本実施形態では、上述したようなディッシングを抑制すべく、素子分離領域102のみならず、素子分離領域102によって分離されたnMOS型のウェル領域103及びpMOS型のウェル104内にも適宜に形成している。また、これらの領域中に絶縁膜が存在するような場合においては、このような絶縁膜上にも適宜に形成することができる。
次いで、図3に示すように、リソグラフィ法、インプラ法及びアニール法を用いて、nMOS型ウェル103の上層にnMOS型のエクステンション領域108を形成し、pMOS型ウェル104の上層にpMOS型のエクステンション領域109を形成する。その後に、第1の絶縁膜110及び第2の絶縁膜111を例えばLP−CVD法により順次かつ一様に形成した後、RIE法によりエッチバックしてゲート電極106及びダミーのゲート電極107の側壁部分にのみ残存させる。
続いて、リソグラフィ法、インプラ法及びアニール法を用いて、nMOS型ウェル103の上層部分にnMOS型のソース・ドレイン領域112を形成するとともに、pMOS型ウェル104の上層部分にpMOS型のソース・ドレイン領域113を形成する。なお、インプラ法に際して、ゲート電極106、その側壁に残存する第1の絶縁膜110及び第2の絶縁膜111はマスクとして機能する。
次に、例えばNiを用いて、nMOS型のソース・ドレイン領域112の上層部分及びpMOS型のソース・ドレイン領域113の上層部分、並びにゲート電極106及びダミーのゲート電極107上に、Niシリサイド膜114を形成する。
次いで、図4に示すように、プラズマCVD法によって形成過程にある素子の全面に第1のSiN応力膜115を形成するとともに、リソグラフィ法とRIE法とを用いて部分的に除去し、nMOS型のソース・ドレイン領域112上においてゲート電極106を被覆するとともに、ダミーのゲート電極107を被覆するようにして残存させる。なお、nMOS型ウェル103及びpMOS型ウェル104の境界に位置する素子分離領域102においては、ダミーのゲート電極107の、nMOS型ウェル103側に属する部分のみを被覆するようにして残存させる。
また、第1のSiN応力膜115上の全面に亘って第2のSiN応力膜116を形成するとともに、リソグラフィ法とRIE法とを用いて部分的に除去し、pMOS型のソース・ドレイン領域113上においてゲート電極106を被覆するとともに、ダミーのゲート電極107上の第1のSiN応力膜115を被覆するようにして残存させる。なお、nMOS型ウェル103及びpMOS型ウェル104の境界に位置する素子分離領域102においては、ダミーのゲート電極107の、pMOS型ウェル104側に属する部分及びダミーのゲート電極107上に残存する第1のSiN応力膜115の一部のみを被覆するようにして残存させる。
なお、第1のSiN応力膜115は、モノシラン、アンモニア、窒素を含む雰囲気中でプラズマCVD法により形成することができる。また、第2のSiN応力膜116は、トリメチルシラン、アンモニア、水素、窒素、及びアルゴンを含む雰囲気中でプラズマCVD法により形成することができる。この場合、第1のSiN応力膜115は内部に引張応力を有するようになり、第2のSiN応力膜116は内部に圧縮応力を有するようになる。
これら第1のSiN応力膜115及び第2のSiN応力膜116は、例えば特開2006−339398号に記載されているように、nMOS型のウェル103及びpMOS型のウェル104を有するCMOS構造の半導体装置において、その駆動力を増大させるような機能を奏する。したがって、本実施形態において最終的に得た半導体装置の駆動力を向上させることができる。但し、上述の参考文献の構造のみでは、ディッシングの問題が顕著に表れることは言うまでもない。
一方、本実施形態において、特に第2のSiN応力膜116は、その硬い膜質に起因して駆動力の増大のみならず、以下に示す絶縁膜研削の際のストッパーとしても機能する。
なお、本実施形態においては、第1のSiN応力膜115に対して引張応力を付与し、第2のSiN応力膜116に対して圧縮応力を付与するようにしているが、両者を逆にすることもできる。
上述のようにして、第1のSiN応力膜115及び第2のSiN応力膜116を形成した後、第3の絶縁膜117を形成過程にある素子の全面を覆うようにして、例えばLP−CVD法により形成する。図4に示すように、第3の絶縁膜117は、ゲート電極106の形状等を反映してチップ全面においてコンフォーマルに形成されるため、配線パターンを形成すべく以下に示すような平坦化処理を施す。
具体的には、図5に示すように、第3の絶縁膜117に対して例えばCMP処理を施して、第2のSiN応力膜116の表面が露出するまで行う。したがって、第2のSiN応力膜116がCMP研削によるストッパーとして機能するようになる。第1のSiN応力膜115及び第2のSiN応力膜116は、上述したように、LP−CVD法などによって形成されるため、その厚さは厳密に制御される。
したがって、従来のように、第3の絶縁膜117をCMPによって予め決められた量だけ研削する場合に比較して、第2のSiN応力膜116が研削のストッパーとして機能するようになるので、研削後の残存する膜の厚さの均一性をウエハ間及びロット間で向上させることができるようになる。この結果、以下に示す工程で、コンタクトホールの形状が安定しなくなる等の問題を回避することができ、コンタクト抵抗の変動を抑制して、歩留まり劣化をも抑制させることができるようになる。
次いで、図6に示すように、リソグラフィ法及びRIE法を用いて、第3の絶縁膜117、第2のSiN応力膜116及び第1のSiN応力膜115を貫通するとともに、nMOS型のソース・ドレイン領域112及びpMOS型のソース・ドレイン領域113の一部、並びにゲート電極106が露出するようにしてコンタクトホール125を形成する。次いで、第1のバリアメタル118を例えばスパッタリング法によって厚さ20nmに形成するとともに、第1のバリアメタル118を介してコンタクトホール125を埋設するようにして、例えばタングステン119を熱CVD法によって形成する。
なお、第3の絶縁膜117上に堆積したバリアメタル付着物及びタングステン付着物はCMP法より適宜除去する。
次いで、第4の絶縁膜120を例えばプラズマCVD法により厚さ200nmに形成し、リソグラフィ法及びRIE法を用いてエッチングし、多層配線溝126を形成する。その後、溝126内に第2のバリアメタル121を例えばスパッタリング法によって厚さ15nmに形成するとともに、第2のバリアメタル121を介して溝126を埋設するようにして、例えば銅122をメッキ法によって形成する。
なお、第4の絶縁膜120上に堆積したバリアメタル付着物及び銅付着物はCMP法より適宜除去する。
図6に示す半導体装置では、半導体基板101内に形成されたソース・ドレイン領域等と、半導体基板101上に形成されたゲート電極等が、多層配線122と第3の絶縁膜117によって電気的に絶縁されている。また、第3の絶縁膜117を研削する際に、第2のSiN応力膜116をストッパーとして用いたことから、第3の絶縁膜117の表面レベルが第2のSiN応力膜116の表面レベルと一致するようになる。
(第2の実施形態)
図7〜11は、第2の実施形態の半導体装置の製造方法を説明するための工程図である。なお、図11に示す工程では、目的とする半導体装置が完成しているため、図11は、本実施形態に係わる半導体装置をも示している。なお、図1〜図6に示す構成要素と同一あるいは類似の構成要素に関しては同一の参照数字を用いている。
最初に、図1〜3に示す工程に従って、Si基板101に素子分離領域102からNiシリサイド膜114までを形成する。
次いで、図7に示すように、製造過程にある素子の全面に第1のSiN応力膜215をプラズマCVD法により形成するとともに、第1のSiN応力膜215上において第3の絶縁膜217を形成する。第3の絶縁膜217は、後述する第2のSiN応力膜216に対するバッファ層として機能し、第1のSiN応力膜215及び第2のSiN応力膜216間の応力に起因した膜剥がれを抑制する。
次いで、図8に示すように、リソグラフィ法及びRIE法を用いて、第3の絶縁膜217及び第1のSiN応力膜215を部分的に除去し、nMOS型のソース・ドレイン領域112上においてゲート電極106を被覆するとともに、ダミーのゲート電極107を被覆するようにして残存させる。なお、nMOS型ウェル103及びpMOS型ウェル104の境界に位置する素子分離領域102においては、ダミーのゲート電極107の、nMOS型ウェル103側に属する部分のみを被覆するようにして残存させる。また、第1のSiN応力膜215上の全面に亘って第2のSiN応力膜216を形成する。
なお、第2のSiN応力膜215は、モノシラン、アンモニア、窒素を含む雰囲気中でプラズマCVD法により形成することができる。また、第2のSiN応力膜216は、トリメチルシラン、アンモニア、水素、窒素、及びアルゴンを含む雰囲気中でプラズマCVD法により形成することができる。この場合、第1のSiN応力膜215は内部に引張応力を有するようになり、第2のSiN応力膜216は内部に圧縮応力を有するようになる。
上述したように、第1のSiN応力膜215及び第2のSiN応力膜216は、nMOS型のウェル103及びpMOS型のウェル104を有するCMOS構造の半導体装置において、その駆動力を増大させるような機能を奏する。したがって、本実施形態において最終的に得た半導体装置の駆動力を向上させることができる。
一方、本実施形態において、特に第2のSiN応力膜216は、その硬い膜質に起因して駆動力の増大のみならず、以下に示す絶縁膜研削の際のストッパーとしても機能する。
なお、本実施形態においては、第1のSiN応力膜215に対して引張応力を付与し、第2のSiN応力膜216に対して圧縮応力を付与するようにしているが、両者を逆にすることもできる。
次いで、図9に示すように、第2のSiN応力膜216及び第3の絶縁膜217をリソグラフィ法とRIE法と用いて部分的に除去し、pMOS型のソース・ドレイン領域113上においてゲート電極106を被覆するとともに、ダミーのゲート電極107を被覆するようにして残存させる。なお、nMOS型ウェル103及びpMOS型ウェル104の境界に位置する素子分離領域102においては、ダミーのゲート電極107上に残存する第1のSiN応力膜215の一部のみを被覆するようにして残存させる。
上述のようにして、第1のSiN応力膜215及び第2のSiN応力膜216を形成した後、第4の絶縁膜218を形成過程にある素子の全面を覆うようにして、例えばLP−CVD法により形成する。この場合においても、第4の絶縁膜218は、ゲート電極106の形状等を反映してコンフォーマルに形成されるため、第2のSiN応力膜216をストッパーとしてCMP等により研削して平坦化する。
次いで、図10に示すように、平坦化処理された第4の絶縁膜218上に、第5の絶縁膜219を一様に形成する。この第5の絶縁膜219は、例えば後述するメタル配線(多層配線層)と、半導体基板に形成されたソース・ドレイン領域等との容量を低減させるように機能するとともに、コンタクトホールに充填されるタングステンをCMPで除去する時のバッファ層として機能する。
もし、第5の絶縁膜219が存在せず、前述したバッファ層としての機能を奏しないとすると、上述した第4の絶縁膜218に対する研削処理において、第2のSiN応力膜216が硬いために、第4の絶縁膜218のみが過度に研削されて、その平坦性が損なわれてしまう場合がある。すなわち、第4の絶縁膜218の研削時において、ディッシングが生じてしまう場合がある。
次いで、リソグラフィ法及びRIE法を用いて、第5の絶縁膜219、第4の絶縁膜218、第2のSiN応力膜216及び第1のSiN応力膜215を貫通するとともに、nMOS型のソース・ドレイン領域112及びpMOS型のソース・ドレイン領域113の一部、並びにゲート電極106が露出するようにしてコンタクトホール225を形成する。
次いで、図11に示すように、第1のバリアメタル220を例えばスパッタリング法によって厚さ20nmに形成するとともに、第1のバリアメタル220を介してコンタクトホール225を埋設するようにして、例えばタングステン221を熱CVD法によって形成する。なお、第5の絶縁膜219上に堆積したバリアメタル付着物及びタングステン付着物はCMP法より適宜除去する。
次いで、第6の絶縁膜222を例えばプラズマCVD法により厚さ200nmに形成し、リソグラフィ法及びRIE法を用いてエッチングし、多層配線溝226を形成する。その後、溝226内に第2のバリアメタル223を例えばスパッタリング法によって厚さ15nmに形成するとともに、第2のバリアメタル223を介して溝226を埋設するようにして、例えば銅224をメッキ法によって形成する。
なお、第6の絶縁膜222上に堆積したバリアメタル付着物及び銅付着物はCMP法より適宜除去する。
図11に示す半導体装置では、半導体基板101内に形成されたソース・ドレイン領域等と、半導体基板101上に形成されたゲート電極等が、多層配線224と第4の絶縁膜218(及び第5の絶縁膜219)によって電気的に絶縁されている。また、第3の絶縁膜217を研削する際に、第2のSiN応力膜216をストッパーとして用いたことから、第3の絶縁膜217の表面レベルが第2のSiN応力膜216の表面レベルと一致するようになる。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
第1の実施形態における半導体装置の製造方法における最初の工程を示す図である。 図1に示す工程の次の工程を示す図である。 図2に示す工程の次の工程を示す図である。 図3に示す工程の次の工程を示す図である。 図4に示す工程の次の工程を示す図である。 図5に示す工程の次の工程を示す図である。 第2の実施形態における半導体装置の製造方法における最初の工程を示す図である。 図7に示す工程の次の工程を示す図である。 図8に示す工程の次の工程を示す図である。 図9に示す工程の次の工程を示す図である。 図10に示す工程の次の工程を示す図である。
符号の説明
101 Si基板
102 素子分離領域
103 nMOS型ウェル
104 pMOS型ウェル
105 ゲート絶縁膜
106 ゲート電極
107 ダミーのゲート電極
108 nMOS型のエクステンション領域
109 pMOS型のエクステンション領域
110 第1の絶縁膜
111 第2の絶縁膜
112 nMOS型のソース・ドレイン領域
113 pMOS型のソース・ドレイン領域
114 Niシリサイド膜
115 第1のSiN応力膜
116 第2のSiN応力膜
117 第3の絶縁膜
118 第1のバリアメタル
119 タングステン
120 第4の絶縁膜
121 第2のバリアメタル
122 銅メッキ(多層配線)
125 コンタクトホール
126 多層配線溝
215 第1のSiN応力膜
216 第2のSiN応力膜
217 第3の絶縁膜
218 第4の絶縁膜
219 第5の絶縁膜
220 第1のバリアメタル
221 タングステン
222 第6の絶縁膜
223 第2のバリアメタル
224 銅メッキ(多層配線)
225 コンタクトホール
226 多層配線溝

Claims (5)

  1. 半導体基板内に形成されたnMOSFET領域及びpMOSFET領域と、
    前記半導体基板内において、少なくとも前記nMOSFET領域及び前記pMOSFET領域間を分離するために形成された素子分離領域と、
    前記半導体基板の、前記素子分離領域上に設けられたダミーのゲート電極と、
    少なくとも前記nMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するようにして形成された第1の応力を有する第1のSiN応力膜と、
    少なくとも前記pMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するとともに、前記第1のSiN応力膜の少なくとも一部を被覆するようにして形成された、前記第1の応力と異なる第2の応力を有する第2のSiN応力膜と、
    前記ダミーのゲート電極、前記第1のSiN応力膜及び前記第2のSiN応力膜で形成された凹部を埋設するように形成され、前記第2のSiN応力膜と同一の表面レベルを有する平坦化膜と、
    を具えることを特徴とする、半導体装置。
  2. 前記第1のSiN応力膜と前記第2のSiN応力膜との間に形成された第1のバッファ層を具えることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2のSiN応力膜上に形成された第2のバッファ層を具えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記ダミーの電極は、前記素子分離領域上に加えて、前記nMOSFET領域及び前記pMOSFET領域内にも形成したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の半導体装置。
  5. 半導体基板内に少なくとも1以上の素子分離領域を形成する工程と、
    前記半導体基板内に、前記素子分離領域を介して、nMOSFET領域及びpMOSFET領域を形成する工程と、
    前記素子分離領域上にダミーのゲート電極を形成する工程と、
    少なくとも前記nMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するようにして第1の応力を有する第1のSiN応力膜を形成する工程と、
    少なくとも前記pMOSFET領域上、及び前記ダミーのゲート電極の少なくとも一部を被覆するとともに、前記第1のSiN応力膜の少なくとも一部を被覆するようにして、前記第1の応力と異なる第2の応力を有する第2のSiN応力膜を形成する工程と、
    前記ダミーのゲート電極、前記第1のSiN応力膜及び前記第2のSiN応力膜で形成された凹部を埋設するようにして絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2のSiN応力膜をストッパーとして前記絶縁膜を研削し、前記第2のSiN応力膜と同一の表面レベルを有する平坦化膜を形成する工程と、
    を具えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
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