JP2009103813A - 光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構、並びに光ファイバ切断装置及び光ファイバの切断方法 - Google Patents

光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構、並びに光ファイバ切断装置及び光ファイバの切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ファイバの切断面を良好にする。
【解決手段】光ファイバ切断装置1は、光ファイバ3の一端側を第1光ファイバホルダ5でクランプし、光ファイバ3の他端側を第2光ファイバホルダ7でクランプして光ファイバ3に張力を与え、前記第1、第2光ファイバホルダ5,7の間で被覆を剥離されている裸光ファイバ9に切断刃11で初期傷を付けて切断するもので、切断刃11を支持した切断刃ホルダ13を裸光ファイバ9の引張方向に直交する切断方向に往復移動せしめる切断刃ホルダ移動機構15が備えられている。この機構15は、切断刃ホルダ13の切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイド57と、切断刃ホルダ13に固定されて発条体ガイド57に沿って移動する作動部材59と、互いに反発するよう対向して非接触の空間部51を形成した2つの空間形成用磁石53,55を介して作動部材59を切断方向に付勢する発条体61とで構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバ同士を突き合わせて融着接続するために、予め光ファイバの先端部を良好な端面に切断する光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構、並びに光ファイバ切断装置及び光ファイバの切断方法に関する。
図11を参照するに、従来の光ファイバ切断装置101は、例えば特許文献1に示されているように、光ファイバ103の一端側の被覆部103Aをクランプする被覆部ホルダ105と、光ファイバ103の他端側の裸線部103Bをクランプして光ファイバ103を光軸方向に移動する裸線部ホルダ107と、裸線部103Bを切断する円盤状の切断刃109と、この切断刃109を固定する共に光ファイバ103に対して垂直方向(図11において上下方向)に移動する切断刃ホルダ111で構成されている。
被覆部ホルダ105と裸線部ホルダ107は、切断刃109を挟んで、切断刃109の左右両側に対向して、これらの長手方向が光ファイバ切断装置101の長手方向に対して平行に設けられている。
上記の被覆部ホルダ105と裸線部ホルダ107の間に、手動にて切断刃ホルダ111を光ファイバ103の裸線部103Bと直交する方向(図11において上下方向)にスライドせしめて、前記裸線部103Bの中間に切断刃109を接触させて初期傷を付ける。次いで、この初期傷の付いた個所に曲げを付与して初期傷を進展させることで前記光ファイバ103の裸線部103Bを切断する。
図12を参照するに、他の従来の光ファイバ切断装置113は、基本的には特許文献1と同様であり、異なる点は切断刃ホルダ111がスプリング115の付勢力によって、上記の被覆部ホルダ105と裸線部ホルダ107でクランプした光ファイバ103の裸線部103Bと直交する方向(図12において上下方向)にスライドされることである。切断刃ホルダ111の側面はこの切断刃ホルダ111に固定した作動部材117に突き当てて押圧するスプリング115の付勢力によって動作することで、切断刃109が常に一定の加傷速度で前記裸線部103Bに傷を入れることになる。
この場合は、スプリング115の付勢力が常に同じ方向に同じ力で切断刃ホルダ111を介して切断刃109を動作させるために、スプリング115を一方向に案内するスプリングガイド119が設けられている。
また、従来の他の光ファイバ切断装置としては、例えば特許文献2に示されているように、裸光ファイバにおける先端側と根元側の2箇所を保持するクランプと、前記クランプで保持された裸光ファイバの中間に初期傷を付ける刃部と、前記初期傷の付いた裸光ファイバに曲げを付与して初期傷を進展させ、前記裸光ファイバを切断する曲げ付与部とを備えている。なお、前記刃部は特許文献1の場合と同様に手動にて移動している。
特開2003−202425号公報 特開2001−133633号公報
ところで、上述した前者の特許文献1の従来の光ファイバ切断装置101においては、切断刃ホルダ111、つまり切断刃109を手動にて動作するので、光ファイバ103の裸線部103Bに入れる加傷速度が作業者によりバラつくために、常に前記裸線部103Bに安定した初期傷を入れることが不可能である。そのために、良好な端面に切断できないという問題点があった。
一方、後者の従来の光ファイバ切断装置113においては、図13に示されているように、切断刃109、つまり切断刃ホルダ111がスプリング115の付勢力によって矢印で示したごとく移動する時にスプリングガイド119とスプリング115の間でカジリやビビリが起こり、光ファイバ103の裸線部103Bに初期傷を入れる瞬間に上記のカジリやビビリによる振動が切断刃ホルダ111を経て切断刃109に伝わってしまうことがある。この場合は、上記の振動により、光ファイバ103の裸線部103Bに安定した初期傷を入れることが不可能であるために、良好な端面に切断できないという問題点があった。
また、特許文献2の従来の光ファイバ切断装置においては、特許文献1の場合と同じように、刃部を手動にて動作するので、裸光ファイバに入れる加傷速度が作業者によりバラつくために、常に前記裸光ファイバに安定した初期傷を入れることが不可能である。そのために、良好な端面に切断できないという問題点があった。
この発明は、切断刃ホルダの移動時に起こった振動が切断刃に伝達されることなく、切断刃が常に一定の加傷速度で光ファイバに傷を入れることで、光ファイバの切断面を良好にすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構は、光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドと、前記切断刃ホルダに固定されて前記発条体ガイドに沿って移動する作動部材と、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石と、この2つの空間形成用磁石を介して前記作動部材を前記発条体ガイドに沿って切断方向に付勢する発条体とで構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構は、光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダの切断方向前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石と、この第1ホルダ可動用磁石に対して切断方向前方側に設けられ、かつ、前記第1ホルダ可動用磁石と互いに引き合う引力を有する第2ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第1ホルダ付勢手段、および/又は、前記切断刃ホルダの切断方向後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石と、この第3ホルダ可動用磁石に対して切断方向後方側に設けられ、かつ、前記第3ホルダ可動用磁石と互いに反発する反発力を有する第4ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第2ホルダ付勢手段で構成することを特徴とするものである。
この発明の光ファイバ切断装置は、光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプして前記光ファイバに張力を与える第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構を備えた光ファイバ切断装置において、
前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドと、前記切断刃ホルダに固定されて前記発条体ガイドに沿って移動する作動部材と、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石と、この2つの空間形成用磁石を介して前記作動部材を前記発条体ガイドに沿って切断方向に付勢する発条体と、で構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバ切断装置は、光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプして前記光ファイバに張力を与える第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構を備えた光ファイバ切断装置において、
前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石と、この第1ホルダ可動用磁石に対して切断方向前方側に設けられ、かつ、前記第1ホルダ可動用磁石と互いに引き合う引力を有する第2ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第1ホルダ付勢手段、および/又は、前記切断刃ホルダの切断方向後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石と、この第3ホルダ可動用磁石に対して切断方向後方側に設けられ、かつ、前記第3ホルダ可動用磁石と互いに反発する反発力を有する第4ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第2ホルダ付勢手段で構成することを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバ切断装置は、光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプする第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構と、前記初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する曲げ付与機構を備えた光ファイバ切断装置において、
前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドと、前記切断刃ホルダに固定されて前記発条体ガイドに沿って移動する作動部材と、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石と、この2つの空間形成用磁石を介して前記作動部材を前記発条体ガイドに沿って切断方向に付勢する発条体とで構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバ切断装置は、光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプする第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構と、前記初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する曲げ付与機構を備えた光ファイバ切断装置において、
前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石と、この第1ホルダ可動用磁石に対して切断方向前方側に設けられ、かつ、前記第1ホルダ可動用磁石と互いに引き合う引力を有する第2ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第1ホルダ付勢手段、および/又は、前記切断刃ホルダの切断方向後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石と、この第3ホルダ可動用磁石に対して切断方向後方側に設けられ、かつ、前記第3ホルダ可動用磁石と互いに反発する反発力を有する第4ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第2ホルダ付勢手段で構成することを特徴とするものである。
この発明の光ファイバの切断方法は、光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに張力を与えながら、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、前記張力により前記裸光ファイバを切断する際に、
前記切断刃ホルダは、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石を介して発条体の付勢力により前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドに沿って前記切断方向に移動することを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバの切断方法は、光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに張力を与えながら、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、前記張力により前記裸光ファイバを切断する際に、
前記切断刃ホルダは、その前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石に対して、切断方向前方側に固定して設けた第2ホルダ可動用磁石の引力で引き寄せることで前記切断方向に移動せしめ、および/又は、前記切断刃ホルダの後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石に対して、切断方向後方側に固定して設けた第4ホルダ可動用磁石の反発力で押し出すことで前記切断方向に移動せしめることを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバ切断方法は、光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバをクランプした状態で、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、この初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する際に、
前記切断刃ホルダは、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石を介して発条体の付勢力により前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドに沿って前記切断方向に移動することを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバ切断方法は、光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバをクランプした状態で、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、この初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する際に、
前記切断刃ホルダは、その前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石に対して、切断方向前方側に固定して設けた第2ホルダ可動用磁石の引力で引き寄せることで前記切断方向に移動せしめ、および/又は、前記切断刃ホルダの後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石に対して、切断方向後方側に固定して設けた第4ホルダ可動用磁石の反発力で押し出すことで前記切断方向に移動せしめることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構によれば、発条体の付勢力によって切断刃ホルダを前記切断方向に移動するときに発条体と発条体ガイドで摩擦などによる振動が起こっても、この振動は切断刃ホルダに固定した作動部材と発条体との間に介在した2つの空間形成用磁石による非接触の空間部で遮断されるために切断刃ホルダ並びに切断刃に伝わらない。
また、この発明の光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構によれば、切断刃ホルダは、第1、第2ホルダ可動用磁石による引力、および又は、第3、第4ホルダ可動用磁石による反発力により切断方向へ移動されるので、所謂付勢手段による振動が起こることがない。
この発明の光ファイバ切断装置によれば、発条体の付勢力によって切断刃ホルダを前記切断方向に移動するときに発条体と発条体ガイドで摩擦などによる振動が起こっても、この振動は切断刃ホルダに固定した作動部材と発条体との間に介在した2つの空間形成用磁石による非接触の空間部で遮断されるために切断刃ホルダ並びに切断刃に伝わらない。したがって、切断刃が光ファイバを通過する加傷速度を一定にしながら、常に光ファイバに安定した初期傷を入れることができ、光ファイバの切断面を良好にすることができる。なお、上述したことは、前記初期傷を付けた裸光ファイバを張力により切断する場合も、前記初期傷を付けた裸光ファイバに曲げを付与して切断する場合も、同様の効果を奏する。
また、この発明の光ファイバ切断装置によれば、切断刃ホルダは、第1、第2ホルダ可動用磁石による引力、および又は、第3、第4ホルダ可動用磁石による反発力により切断方向へ移動されるので、所謂付勢手段による振動が起こることがない。したがって、切断刃が光ファイバを通過する加傷速度を一定にしながら、常に光ファイバに安定した初期傷を入れることができ、光ファイバの切断面を良好にすることができる。なお、上述したことは、前記初期傷を付けた裸光ファイバを張力により切断する場合も、前記初期傷を付けた裸光ファイバに曲げを付与して切断する場合も、同様の効果を奏する。
また、この発明の光ファイバの切断方法によれば、切断刃ホルダを切断方向に移動するときに発条体と発条体ガイドで摩擦などによる振動が起こっても、この振動は2つの空間形成用磁石による非接触の空間部で遮断されるために切断刃ホルダ並びに切断刃に伝わらないので、常に光ファイバに安定した初期傷を入れることができ、光ファイバの切断面を良好にすることができる。なお、上述したことは、前記初期傷を付けた裸光ファイバを張力により切断する場合も、前記初期傷を付けた裸光ファイバに曲げを付与して切断する場合も、同様の効果を奏する。
また、この発明の光ファイバの切断方法によれば、切断刃ホルダは、第1、第2ホルダ可動用磁石による引力、および又は、第3、第4ホルダ可動用磁石による反発力により切断方向へ移動されるので、所謂付勢手段による振動が起こることがない。したがって、切断刃が光ファイバを通過する加傷速度を一定にしながら、常に光ファイバに安定した初期傷を入れることができ、光ファイバの切断面を良好にすることができる。なお、上述したことは、前記初期傷を付けた裸光ファイバを張力により切断する場合も、前記初期傷を付けた裸光ファイバに曲げを付与して切断する場合も、同様の効果を奏する。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1ないしは図3を参照するに、第1の実施の形態に係る光ファイバ切断装置1は、光ファイバ3の一端側をクランプする第1光ファイバホルダ5と、この第1光ファイバホルダ5に対向する位置で前記光ファイバ3の他端側をクランプして前記光ファイバ3に張力を与える第2光ファイバホルダ7と、前記第1、第2光ファイバホルダ5,7でクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダ5,7の間で被覆を剥離されている裸光ファイバ9に初期傷を付けるべく切断刃11を前記裸光ファイバ9の引張方向に直交する切断方向(図1において上下方向)に往復移動自在に設けた切断刃ホルダ13と、この切断刃ホルダ13を前記切断方向に移動せしめる第1の切断刃ホルダ移動機構15が、基台17に備えられている。
より詳しくは、切断刃ホルダ13は、基台17上に固定されたガイドレール19に沿って移動自在な切断刃スライダ21によって、上記の光ファイバ3の引張方向に対して垂直方向(直交方向)に移動可能に構成されている。
また、第2光ファイバホルダ7は、基台17上に設けた第2ホルダスライダ23によって上記の光ファイバ3の光軸方向(図3において左右方向)に移動可能に構成されている。
第1光ファイバホルダ5は、第1クランプ台25と、この第1クランプ台25にヒンジ部27を介して開閉自在に設けた第1クランパ29とで構成されている。また、第1クランプ台25には、光ファイバ3の被覆部3Aを固定するための図示しない溝部が光ファイバ切断装置1の長手方向(図1において左右方向)に対して平行に設けられている。また、第1クランパ29の内側には、光ファイバ3の被覆部3Aを押圧し、第1クランプ台25に設けた溝部に固定するためにゴムなどの弾性部材からなる当接部31が、光ファイバ切断装置1の長手方向に対して平行に設けられている。
第2光ファイバホルダ7は、第2クランプ台33と、この第2クランプ台33にヒンジ部35を介して開閉自在に設けた第2クランパ37とで構成されている。また、第2クランプ台33には、光ファイバ3の裸光ファイバ9を固定するための図示しない溝部が光ファイバ切断装置1の長手方向(図1において左右方向)に対して平行に設けられている。また、第2クランパ37の内側には、光ファイバ3の裸光ファイバ9を押圧し、第2クランプ台33に設けた溝部に固定するためのゴムなどの弾性部材からなる当接部39が、光ファイバ切断装置1の長手方向に対して平行に設けられている。
上記の第1クランプ台25に設けた溝部に光ファイバ3を収容すると、光ファイバ3が切断刃11の切断方向に対して垂直に固定されることとなる。
また、図2及び図3を参照するに、第2クランプ台33には、切断刃ホルダ13と対向する面のほぼ中央部に磁石41が配置されている。また、切断刃ホルダ13には、第2クランプ台33と対向する面に、鉄などの金属からなる磁性体43、前記磁石41と反発力を有する同極性の第1の磁石45および第2の磁石47が等間隔に配置されている。例えば、第2クランプ台33の磁石41における切断刃ホルダ13と対向する面がN極であれば、第1の磁石45および第2の磁石47における前記磁石41と対向する面がN極となるように配置されている。なお、上記の第2の磁石47の方が第1の磁石45の磁力(反発力)より強くなっている。
次に、この発明の実施の形態の主要部を構成する第1の切断刃ホルダ移動機構15について説明する。
第1の切断刃ホルダ移動機構15は、前記切断刃ホルダ13を前記切断方向に付勢するホルダ付勢手段49に非接触の空間部51を介在したことが基本的な特徴である。
上記の非接触の空間部51は、互いに反発する2つの磁石、つまり第1空間形成用磁石53と第2空間形成用磁石55の互いに向かい合う面側が同極性とすることで反発力による空間部が形成されるものである。
より詳しく説明すると、上記のホルダ付勢手段49は、基台17上に切断刃ホルダ13の移動方向、つまり切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドとしての例えばスプリングガイド57と、切断刃ホルダ13に固定され、かつ、前記スプリングガイド57に沿って移動する作動部材59と、上記の2つの第1、第2空間形成用磁石53,55を介して作動部材59を切断方向に付勢する発条体としての例えば圧縮スプリング61で構成されている。
なお、上記のスプリングガイド57は基台17上の図1(A)において上下に立設した2つのガイド支柱63により支持されている。また、上記の圧縮スプリング61はスプリングガイド57の外周に卷回される状態で配置されており、第1空間形成用磁石53が作動部材59に固定され、第2空間形成用磁石55が第1空間形成用磁石53に対向して圧縮スプリング61の先端(図1において上方側)に固定されている。
また、切断刃ホルダ13は、切断刃11が光ファイバ3の位置より手前側〔図1(A)において下側、図1(B)において左側〕の待機位置に停止せしめるために、圧縮スプリング61による切断方向の付勢力に抗して前記待機位置に位置せしめた状態で前記作動部材59に係合するストッパ装置65が基台17上に固定されている。前記ストッパ装置65は、例えば作動部材59に係合するストッパピン67が電磁弁で昇降駆動して停止並びに解除(ロック・アンロック)するように構成されている。
次に、第1の実施の形態の光ファイバ切断装置1の動作について説明する。
まず、光ファイバ3の端末の被覆を除去して裸光ファイバ9を露出する。次いで、切断刃ホルダ13は、切断刃スライダ21ごとガイドレール19上を図1(A)の矢印と反対方向に移動させてストッパ装置65のストッパピン67を上昇せしめて作動部材59に係合させることで、図1(A)、(B)の待機位置に停止(ロック)させる。
このとき、図2に示されているように、磁石41と磁性体43が対向する位置に配置される。したがって、第2光ファイバホルダ7が、磁石41と磁性体43との間に作用する引力により、第2ホルダスライダ23で光ファイバ3の光軸方向に移動して切断刃ホルダ13に引き寄せられる。次いで、この状態で第1クランパ29および第2クランパ37を開放して、第1クランプ台25の溝部に被覆部3Aを収容し、第2クランプ台33の溝部に裸光ファイバ9を収容する。
次いで、第1クランパ29を閉じて、第1クランパ29の当接部31で光ファイバ3の被覆部3Aを押圧して固定する。一方、第2クランパ37を閉じて、第2クランパ37の当接部39で裸光ファイバ9を押圧して固定する。この時点ではまだ、光ファイバ3には張力が加えられていない。
次に、ストッパ装置65のストッパピン67を下降せしめて作動部材59から解除(アンロック)すると、切断刃ホルダ13は、図4に示されているように、圧縮スプリング61の付勢力により2つの第1、第2空間形成用磁石53,55、並びに作動部材59を介して一定の加傷速度で矢印の切断方向(光ファイバ3の光軸に対して垂直方向)に移動することとなる。
このとき、スプリングガイド57と圧縮スプリング61の間でカジリやビビリ等による振動が起こっても、2つの第1、第2空間形成用磁石53,55の間に非接触の空間部51が形成されているので、振動は非接触の空間部51で遮断されるために切断刃ホルダ13並びに切断刃11に伝わらない。したがって、圧縮スプリング61の付勢力により、切断刃11が裸光ファイバ9を通過するスピードが一定になり、切断刃11の横揺れと圧縮スプリング61による付勢力の変動が少なくなるので、常に裸光ファイバ9に安定した初期傷を入れることができ、裸光ファイバ9の切断面を良好にすることができる。
一方、切断刃11が、下方より裸光ファイバ9に接触するのとほぼ同時に、磁石41と第1の磁石45との間に作用する反発力により、第2光ファイバホルダ7には、光ファイバ3の光軸方向に切断刃ホルダ13から離される方向に比較的弱い力が加えられる。その結果、光ファイバ3には、光軸方向に比較的弱い張力(80gf程度)が加えられる。また、切断刃11が裸光ファイバ9に接触することにより、裸光ファイバ9の表面にクラック(初期傷)が形成される。このとき、裸光ファイバ9に加えられている程度の張力では、クラックを拡大せしめて裸光ファイバ9を切断することはできない。
切断刃11が光ファイバ3の光軸に対して垂直方向にさらに移動すると、磁石41と第2の磁石47との間に作用する反発力により、第2光ファイバホルダ7には、光ファイバ3の光軸方向で切断刃ホルダ13から離される方向に比較的強い力が加えられる。その結果、光ファイバ3には、光軸方向に比較的強い張力(200gf程度)が加えられる。そして、裸光ファイバ9の表面に形成された前記クラック(初期傷)が拡大し、裸光ファイバ9が切断される。
なお、切断刃ホルダ13の切断方向の移動は、切断刃11が裸光ファイバ9に初期傷を付けてから切断を完了した直後に、作動部材59が前方のガイド支柱63に当接することで停止する。
次に、第1の実施の形態の光ファイバ切断装置1による実施例の光ファイバ3と、従来の後者の光ファイバ切断装置113(図12の)による比較例の光ファイバ103との比較試験について説明する。
実施例の光ファイバ3と比較例の光ファイバ103の各試料をそれぞれ5本ずつ(N=5)切断し、各試料の切断後の端面を比較するために、図5に示されているように、光ファイバ端面のハックル69の大きさHを特性値とした。なお、ハックル69とは、光ファイバ3,103の切断面の両側に現れるザラザラ面のことであり、ハックル69が小さい程、光ファイバ3,103の端面精度が良いことになる。
その結果、図6に示されているように、比較例のハックル69の平均値が16μmであるのに対し、実施例のハックル69の平均値が5.4μmであった。つまり、実施例のハックル69は比較例より平均値で10.6μm(66%)小さくなっている。
以上のことから、第1の実施の形態の光ファイバ切断装置1は、裸光ファイバ9に入れる加傷速度が常に一定であり、かつ切断刃11に振動を伝えずに裸光ファイバ9に初期傷を入れることができるので、光ファイバ切断後の端面精度を常に良好に安定させることができる。
次に、この発明の第2の実施の形態の光ファイバ切断装置71について説明する。前述した第1の実施の形態と異なる点は切断刃ホルダ移動機構であり、他は第1の実施の形態とほぼ同様であるので、同様の部材は同じ符号を付し、異なる点のみを説明する。
図7(A),(B)及び図8を参照するに、第2の切断刃ホルダ移動機構73は、第1ホルダ付勢手段75が、前記切断刃ホルダ13の切断方向前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石77と、この第1ホルダ可動用磁石77に対して切断方向前方側に設けられ、かつ、前記第1ホルダ可動用磁石77と互いに引き合う引力を有する第2ホルダ可動用磁石79とで構成される。すなわち、第1、第2ホルダ可動用磁石77,79の向かい合う面は互いに異極性の磁石が用いられる。例えば、第1ホルダ可動用磁石77がS極のときは、第2ホルダ可動用磁石79がN極となる。
なお、第2ホルダ可動用磁石79は、基台17上に設けた磁石支持部材81に固定されている。また、切断刃ホルダ13は、前述した第1の実施の形態と同様のストッパ装置65で、切断刃11が光ファイバ3の位置より手前側〔図7(A)において下側、図7(B)において左側〕の待機位置に停止並びに解除(ロック・アンロック)されるように構成されている。
上記構成により、切断刃ホルダ13は第1、第2ホルダ可動用磁石77,79による引力により常に切断方向に付勢されているので、前記ストッパ装置を解除(アンロック)すると、切断刃ホルダ13が切断方向に移動して裸光ファイバ9の表面にクラック(初期傷)が形成され、次いで、磁石41と第2の磁石47との間に作用する反発力により、光ファイバ3に光軸方向に強い引張力が掛かることで、前記クラック(初期傷)が拡大し、裸光ファイバ9が切断される。
しかも、切断刃ホルダ13の移動時には、第1、第2ホルダ可動用磁石77,79の間に非接触の空間部51が形成されているので、上記の第1ホルダ付勢手段75による移動時の振動が起こることがない。つまり、第1の実施の形態のようなカジリやビビリなどの振動は生じない。したがって、常に裸光ファイバ9に安定した初期傷を入れることができ、前述した第1の光ファイバ切断装置1と同様の効果を得ることができる。
また、第3の切断刃ホルダ移動機構83について説明すると、この第3の切断刃ホルダ移動機構83は、第2ホルダ付勢手段85が、前記切断刃ホルダ13の切断方向後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石87と、この第3ホルダ可動用磁石87に対して切断方向後方側に設けられ、かつ、前記第3ホルダ可動用磁石87と互いに反発する反発力を有する第4ホルダ可動用磁石89とで構成される。すなわち、第3、第4ホルダ可動用磁石87,89の向かい合う面は互いに同極性の磁石が用いられる。例えば、第3ホルダ可動用磁石87がS極のときは、第4ホルダ可動用磁石89がS極となる。なお、第4ホルダ可動用磁石89は、基台17上に設けた磁石支持部材91に固定されている。
したがって、この第3の切断刃ホルダ移動機構83は、前述した第2の切断刃ホルダ移動機構73と同様の効果が得られる。すなわち、切断刃ホルダ13は第3、第4ホルダ可動用磁石87,89による反発力により常に切断方向に付勢されているので、前記ストッパ装置を解除(アンロック)すると、切断刃ホルダ13が切断方向に移動して裸光ファイバ9の表面にクラック(初期傷)が形成され、次いで、前記クラック(初期傷)が拡大し、裸光ファイバ9が切断される。
しかも、切断刃ホルダ13の移動時には、第3、第4ホルダ可動用磁石87,89の間に非接触の空間部51が形成されているので、上記の第2ホルダ付勢手段85による移動時の振動が起こることがない。つまり、第1の実施の形態のようなカジリやビビリなどの振動は生じない。したがって、常に裸光ファイバ9に安定した初期傷を入れることができる。
以上のように、第2、第3の切断刃ホルダ移動機構73、83はそれぞれ単独で光ファイバ切断装置71に設けることができるが、単独で設ける場合は磁石の引力あるいは反発力を大きくする必要がある。そこで、図7に示されているように、前述した第2、第3の切断刃ホルダ移動機構73、83の両方を設けてなる第4の切断刃ホルダ移動機構93とすることで、切断刃ホルダ13の切断方向の付勢力をより一層強力で、かつ安定させることができる。なお、この第4の切断刃ホルダ移動機構93を設けた場合の基本的な作用、効果は、前述した第2、第3の切断刃ホルダ移動機構73、83の場合とほぼ同様であるので、詳しい説明は省略する。
次に、この発明の第3、第4の実施の形態の光ファイバ切断装置95、97について説明する。なお、前述した第1、第2の実施の形態と同様の部材は同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
前述した第1、第2、第3、第4の切断刃ホルダ移動機構15、73、83、93は、被覆を剥離されている裸光ファイバ9に張力を与えながら、前記裸光ファイバ9に初期傷を付け、前記張力により前記裸光ファイバ9を切断する第1、第2の実施の形態の光ファイバ切断装置1、71に使用されているが、他の実施の形態の光ファイバ切断装置95、97にも適用できる。
すなわち、第3、第4の実施の形態の光ファイバ切断装置95、97は、光ファイバ3の被覆を剥離されている裸光ファイバ9をクランプした状態で、切断刃ホルダ13に支持された切断刃11を前記裸光ファイバ9の光軸方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバ9に初期傷を付け、この初期傷が付いた裸光ファイバ9に曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバ9を切断する装置であり、前記初期傷が付いた裸光ファイバ9に曲げを付与する曲げ付与機構95A、97Aが備えられている。
なお、第3の実施の形態の光ファイバ切断装置95は、前述した第1の切断刃ホルダ移動機構15を適用したもので、第4の実施の形態の光ファイバ切断装置97は、前述した第2、第3、第4の切断刃ホルダ移動機構73、83、93のいずれかを適用したものである。
図9及び図10を参照するに、第3、第4の実施の形態の光ファイバ切断装置95、97は、光ファイバ3の一端側をクランプする第1光ファイバホルダ5と、この第1光ファイバホルダ5に対向する位置で前記光ファイバ3の他端側をクランプする第3光ファイバホルダ99と、前記第1、第3光ファイバホルダ5、99でクランプされて前記第1、第3光ファイバホルダ5、99の間で被覆を剥離されている裸光ファイバ9に初期傷を付けるべく切断刃11を前記裸光ファイバ9の光軸方向に直交する切断方向(図9において上下方向)に往復移動自在に設けた切断刃ホルダ13が、基台17に備えられている。
上記の第3光ファイバホルダ99は、第3クランプ台99Aと、この第3クランプ台99Aにヒンジ部99Bを介して開閉自在に設けた第3クランパ99Cとで構成されており、第1光ファイバホルダ5とほぼ同様の構成である。
また、上記の曲げ付与機構95A、97Aは、切断刃11の移動軌跡と第1光ファイバホルダ5の図9において右端との間に位置する押圧部材95B、97Bが、図10において裸光ファイバ9の上方から前記裸光ファイバ9を僅かに下方へ押圧して曲げを付与できるように上下動自在に設けられている。なお、押圧部材95B、97Bを上下動する機構は、押圧部材95B、97Bを設けたレバーなどの機構を用いて手動にて行っても、あるいは一般的な昇降駆動機構を用いてもよい。
なお、図10では、一例として第1の切断刃ホルダ移動機構15を備えた第3の実施の形態の光ファイバ切断装置95が図示されているが、第4の実施の形態の光ファイバ切断装置97では、前述した第2、第3、第4の切断刃ホルダ移動機構73、83、93のいずれかが、前述した第2の実施の形態の光ファイバ切断装置71の場合と同様に備えられることになる。
したがって、切断刃ホルダ13に支持された切断刃11が、それぞれ第1、第2、第3、第4の切断刃ホルダ移動機構15、73、83、93により、前記裸光ファイバ9の光軸方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバ9に初期傷を付けた後に、押圧部材95B、97Bを下降せしめて前記初期傷が付いた裸光ファイバ9に僅かに曲げを付与することで、前記初期傷が進展して裸光ファイバ9が切断されることになる。
なお、この場合の第1、第2、第3、第4の切断刃ホルダ移動機構15、73、83、93による作用効果は、前述した第1、第2の実施の形態の光ファイバ切断装置1、71で説明したものと同様である。
なお、前述した実施の形態の他に、例えば、切断刃ホルダ13に対して後方側からエアーを吹き付けることで、切断刃ホルダ13を切断方向に押し出して移動せしめることができる。この場合は、切断刃ホルダ13の後方端面を前記エアーで吹き付けても良く、あるいは切断刃ホルダ13の側部に平板状の作動部材を固定し、この作動部材の平面に対して前記エアーで吹き付けても良い。これにより、前述した第3の切断刃ホルダ移動機構83とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
(A)は、この発明の第1の実施の形態の光ファイバ切断装置の第1の切断刃ホルダ移動機構を含む平面図で、(B)は(A)の矢視IB−IB線の側面図である。 この発明の第1の実施の形態の光ファイバ切断装置の平面図である。 この発明の第1の実施の形態の光ファイバ切断装置の正面図である。 図1(A)の第1の実施の形態の光ファイバ切断装置の切断刃ホルダが移動したときの状態説明図である。 光ファイバの切断端面の状態を示す断面図である。 実施例と比較例におけるハックルの大きさを示すグラフである。 (A)は、この発明の第2の実施の形態の光ファイバ切断装置の第4の切断刃ホルダ移動機構を含む平面図で、(B)は(A)の矢視VIIB−VIIB線の側面図である。 図7の正面図である。 この発明の第3、第4の実施の形態の光ファイバ切断装置の一部を示す平面図である。 この発明の第3、第4の実施の形態の光ファイバ切断装置の一部を示す正面図である。 従来の光ファイバ切断装置の概略的な平面図である。 従来の他の光ファイバ切断装置の概略的な平面図である。 図12の光ファイバ切断装置の切断刃ホルダが移動したときの状態説明図である。
符号の説明
1 光ファイバ切断装置(第1の実施の形態の)
3 光ファイバ
5 第1光ファイバホルダ
7 第2光ファイバホルダ
9 裸光ファイバ
11 切断刃
13 切断刃ホルダ
15 第1の切断刃ホルダ移動機構
41 磁石
43 磁性体
45 磁石
47 磁石
49 ホルダ付勢手段
51 空間部
53 第1空間形成用磁石
55 第2空間形成用磁石
57 スプリングガイド(発条体ガイド)
59 作動部材
61 圧縮スプリング(発条体)
65 ストッパ装置
69 ハックル
71 光ファイバ切断装置(第2の実施の形態の)
73 第2の切断刃ホルダ移動機構
75 第1ホルダ付勢手段
77 第1ホルダ可動用磁石
79 第2ホルダ可動用磁石
83 第3の切断刃ホルダ移動機構
85 第2ホルダ付勢手段
87 第3ホルダ可動用磁石
89 第4ホルダ可動用磁石
93 第4の切断刃ホルダ移動機構
95 第3の実施の形態の光ファイバ切断装置
97 第4の実施の形態の光ファイバ切断装置
95A、97A 曲げ付与機構
95B、97B 押圧部材
99 第3光ファイバホルダ

Claims (10)

  1. 光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドと、前記切断刃ホルダに固定されて前記発条体ガイドに沿って移動する作動部材と、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石と、この2つの空間形成用磁石を介して前記作動部材を前記発条体ガイドに沿って切断方向に付勢する発条体とで構成されていることを特徴とする光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構。
  2. 光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダの切断方向前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石と、この第1ホルダ可動用磁石に対して切断方向前方側に設けられ、かつ、前記第1ホルダ可動用磁石と互いに引き合う引力を有する第2ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第1ホルダ付勢手段、および/又は、前記切断刃ホルダの切断方向後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石と、この第3ホルダ可動用磁石に対して切断方向後方側に設けられ、かつ、前記第3ホルダ可動用磁石と互いに反発する反発力を有する第4ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第2ホルダ付勢手段で構成することを特徴とする光ファイバ切断装置における切断刃ホルダ移動機構。
  3. 光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプして前記光ファイバに張力を与える第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構を備えた光ファイバ切断装置において、
    前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドと、前記切断刃ホルダに固定されて前記発条体ガイドに沿って移動する作動部材と、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石と、この2つの空間形成用磁石を介して前記作動部材を前記発条体ガイドに沿って切断方向に付勢する発条体とで構成されていることを特徴とする光ファイバ切断装置。
  4. 光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプして前記光ファイバに張力を与える第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構を備えた光ファイバ切断装置において、
    前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石と、この第1ホルダ可動用磁石に対して切断方向前方側に設けられ、かつ、前記第1ホルダ可動用磁石と互いに引き合う引力を有する第2ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第1ホルダ付勢手段、および/又は、前記切断刃ホルダの切断方向後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石と、この第3ホルダ可動用磁石に対して切断方向後方側に設けられ、かつ、前記第3ホルダ可動用磁石と互いに反発する反発力を有する第4ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第2ホルダ付勢手段で構成することを特徴とする光ファイバ切断装置。
  5. 光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプする第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構と、前記初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する曲げ付与機構を備えた光ファイバ切断装置において、
    前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドと、前記切断刃ホルダに固定されて前記発条体ガイドに沿って移動する作動部材と、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石と、この2つの空間形成用磁石を介して前記作動部材を前記発条体ガイドに沿って切断方向に付勢する発条体とで構成されていることを特徴とする光ファイバ切断装置。
  6. 光ファイバの一端側をクランプする第1光ファイバホルダと、この第1光ファイバホルダに対向する位置で前記光ファイバの他端側をクランプする第2光ファイバホルダと、前記第1、第2光ファイバホルダでクランプされて前記第1、第2光ファイバホルダの間で被覆を剥離されている裸光ファイバに初期傷を付けるべく切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に往復移動自在に設けた切断刃ホルダと、この切断刃ホルダを前記切断方向に移動せしめる切断刃ホルダ移動機構と、前記初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する曲げ付与機構を備えた光ファイバ切断装置において、
    前記切断刃ホルダ移動機構は、前記切断刃ホルダの切断方向前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石と、この第1ホルダ可動用磁石に対して切断方向前方側に設けられ、かつ、前記第1ホルダ可動用磁石と互いに引き合う引力を有する第2ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第1ホルダ付勢手段、および/又は、前記切断刃ホルダの切断方向後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石と、この第3ホルダ可動用磁石に対して切断方向後方側に設けられ、かつ、前記第3ホルダ可動用磁石と互いに反発する反発力を有する第4ホルダ可動用磁石とで、前記切断刃ホルダを前記切断方向に付勢する第2ホルダ付勢手段で構成することを特徴とする光ファイバ切断装置。
  7. 光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに張力を与えながら、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、前記張力により前記裸光ファイバを切断する際に、
    前記切断刃ホルダは、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石を介して発条体の付勢力により前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドに沿って前記切断方向に移動することを特徴とする光ファイバの切断方法。
  8. 光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバに張力を与えながら、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの引張方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、前記張力により前記裸光ファイバを切断する際に、
    前記切断刃ホルダは、その前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石に対して、切断方向前方側に固定して設けた第2ホルダ可動用磁石の引力で引き寄せることで前記切断方向に移動せしめ、および/又は、前記切断刃ホルダの後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石に対して、切断方向後方側に固定して設けた第4ホルダ可動用磁石の反発力で押し出すことで前記切断方向に移動せしめることを特徴とする光ファイバの切断方法。
  9. 光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバをクランプした状態で、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、この初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する際に、
    前記切断刃ホルダは、互いに反発するよう対向して非接触の空間部を形成した2つの空間形成用磁石を介して発条体の付勢力により前記切断刃ホルダの切断方向と平行に延伸して設けた発条体ガイドに沿って前記切断方向に移動することを特徴とする光ファイバの切断方法。
  10. 光ファイバの被覆を剥離されている裸光ファイバをクランプした状態で、切断刃ホルダに支持された切断刃を前記裸光ファイバの光軸方向に直交する切断方向に移動して前記裸光ファイバに初期傷を付け、この初期傷が付いた裸光ファイバに曲げを付与して前記初期傷から裸光ファイバを切断する際に、
    前記切断刃ホルダは、その前方端部に設けた第1ホルダ可動用磁石に対して、切断方向前方側に固定して設けた第2ホルダ可動用磁石の引力で引き寄せることで前記切断方向に移動せしめ、および/又は、前記切断刃ホルダの後方端部に設けた第3ホルダ可動用磁石に対して、切断方向後方側に固定して設けた第4ホルダ可動用磁石の反発力で押し出すことで前記切断方向に移動せしめることを特徴とする光ファイバの切断方法。
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