JP2009103812A - 無端状部材回転搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

無端状部材回転搬送装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で無端状部材の片寄りを補正すること
【解決手段】無端状部材(B,B′)と、前記無端状部材(B,B′)を支持し且つ駆動させる駆動支持部材(Rd)と、前記無端状部材(B,B′)を支持する回転支持部材(Rj,Rt)とを有し、回転支持部材(Rj,Rt)は、回転支持部材(Rj,Rt)の回転軸方向に対して移動不能に支持される移動不能支持部材(19,19′)と、回転軸方向に対して移動可能に支持される移動可能支持部材(18,18′)とを備え、無端状部材(B,B′)の裏面が移動可能支持部材(18,18′)と接触している際、無端状部材(B,B′)から受ける張力により当該無端状部材(B,B′)の片寄りが補正される方向に移動可能支持部材(18,18′)が移動されることを特徴とする無端状部材回転搬送装置(B,B′,Rd,Rj,Rt)。
【選択図】図5

Description

本発明は、無端状部材回転搬送装置、および前記無端状部材回転搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
従来の無端状部材を備えた画像形成装置に関する技術として、下記の特許文献1〜5記載の技術が知られている。
特許文献1(特許2954746号明細書)には、電子写真装置内に収容された転写ベルト(4)を3つ回転軸で支持するベルト搬送装置において、ベルト搬送装置の第3ローラ(3)の片側端部に軸方向外側に向って軸径が次第に大きくなるテーパ状の傾斜を有する変動検出ローラ(11)を設け、転写ベルト(4)が変動して変動検出ローラ(11)に回転トルクが作用した場合に、第3ローラ(3)の端部を変位させて、転写ベルト(4)が通常の走行位置に戻るように第3ローラ(3)の回転角度を傾ける技術が記載されている。
特許文献2(特開2006−162659号公報)には、平行に配置されたドライブローラ(52)とアイドルローラ(53)とで、転写ベルト(51)を支持する装置において、転写ベルト(51)の一端側の内周に蛇行防止用のビード(58)を貼り付け、アイドラローラ(53)の一端側の軸上にビード(58)が嵌まるプーリ(57)を軸方向にスライド可能に支持して、且つ、転写ベルト(51)の蛇行に伴って、プーリ(57)が軸方向に移動する構成が記載されている。アイドルローラ(53)の一端は、プーリ(57)の外側に配置されたローラ傾動レバー(64)により支持されており、ローラ傾動レバー(64)がアイドラローラ(53)に対して傾斜した回転軸(64a)を中心に回転可能にフレーム等に支持されると共に、プーリ(57)の移動に連動して、ローラ傾動レバー(64)が、回転軸(64a)を中心に回転し、片寄りを補正するようにアイドラローラ(53)の軸を傾斜させることで、蛇行や片寄りを防止している。
特許文献2では、転写ベルトが(51)が端側に片寄ると、プーリ(57)が軸方向に移動し、プーリ(57)の移動に連動して、ローラ傾動レバー(64)が、回転軸(64a)を中心に回転し、片寄りを補正するようにアイドラローラ(53)の軸を傾斜させることで、蛇行や片寄りを防止している。
特許文献3(特開2001−80782号公報)には、エンドレスベルト(9a)を回転自在に支持する従動ローラ(9b)と駆動ローラ(9c)および寄り補正ローラ(9e)等を備えたベルト搬送装置において、寄り補正ローラ(9e)よりも幅が長く形成されたエンドレスベルト(9a)の裏面端部にリブ(19a,19b)を設け、寄り補正ローラ(9e)両端部の側端部(18a1,18b1)を前記リブ(19a,19b)と嵌まり合う形状に形成して、エンドレスベルト(9e)が蛇行した際に、前記エンドレスベルト(9a)のリブ(19a,19b)が寄り補正ローラ(9e)の側端部(18a1,18b1)を押して、寄り補正ローラ(9e)をエンドレスベルト(9e)の蛇行方向に追従させる構成が記載されている。
前記寄り補正ローラ(9e)の両端は、前記寄り補正ローラ(9e)の軸端部を支持する軸受け部(15a,15b)と、フレーム等に固定され上方から前記軸受け部(15a,15b)をリンク(16a,16b)を介して揺動可能に支持する支持ブロック(17a,17b)とにより構成されたリンク機構により支持されており、前記寄り補正ローラ(9e)のベルト幅方向への移動に伴って、寄り補正ローラ(9e)の傾斜角度を調整可能に構成されている。
特許文献3では、前記寄り補正ローラ(9e)がエンドレスベルト(9e)の蛇行方向に追従して移動すると、リンク機構が変動して、寄り補正ローラ(9e)の移動方向側の端部側を沈み込ませると共に、前記移動方向側とは逆端部側を持ち上げるように補正ローラ(9e)を変位させることで、エンドレスベルト(9e)の蛇行を戻す方向に傾斜させている。
特許文献4(特開平4−317936号公報)には、無端状ベルト(9a)を支持する寄り補正ローラ(6)の表面両端部に無端状ベルト(9a)に接触可能なフランジ(22)を設けると共に、寄り補正ローラ(6)を回転可能に支持し且つ寄り補正ローラ(6)の中心位置を貫通する非回転軸(18)について、非回転軸(18)の両端部それぞれを軸方向内側に傾斜するリンク(17a,17b)で支持することによって、寄り補正ローラ(6)の軸方向の移動に伴って、非回転軸(18)が移動して、非回転軸(18)が傾斜する構成が記載されている。
特許文献4の技術では、無端状ベルト(9a)の蛇行が発生し、無端状ベルト(9a)がフランジ(22)に接触して押すと、寄り補正ローラ(6)が軸方向に移動し、非回転軸(18)が無端状ベルト(9a)の蛇行を補正する力が発生する方向に傾斜することで、無端状ベルト(9a)の蛇行を防止している。
特許文献5(特許2825635号明細書)には、感光体ベルト(4)の蛇行を調整する第3ローラ部材(3)の支軸(3a)の軸端部に、軸方向内側から外側にいくにつれて径が大きくなる円錐状の蛇行検出部材(11)を支持し、蛇行検出部材(11)に一端が支持され且つフレームに他端が固定されて蛇行検出部材(11)回転時に巻き取られる紐部材(13)とを設け、感光体ベルト(4)が蛇行して蛇行検出部材(11)に乗り上げた時に、紐部材(13)に巻き取られ、第3ローラ部材(3)の支軸(3a)が感光体ベルト(4)の蛇行を補正する方向に傾斜される技術が記載されている。
特許2954746号明細書(「0037」) 特開2006−162659号公報(「0037」〜「0045」、図11、図12、図13) 特開2001−80782号公報(「0043」〜「0062」) 特開平4−317936号公報(「0011」〜「0013」) 特許2825635号明細書(第6頁目右欄第22行〜第7頁目左欄第5行)
本発明は、本発明の構成を有しない場合と比較して簡易な構成で無端状部材の片寄りを補正することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の無端状部材回転搬送装置は、
駆動力を受けて回転し表裏平面状で無端状の無端状部材と、
前記無端状部材を支持し且つ駆動させる駆動支持部材と、
前記無端状部材を支持し且つ当該無端状部材の回転に伴って回転する回転支持部材とを有し、
前記回転支持部材は、前記無端状部材の裏面側と接触して回転されるとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動不能に支持される移動不能支持部材と、前記無端状部材の裏面側と接触して回転されるとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動可能に支持される移動可能支持部材とを備え、
前記無端状部材の裏面が前記移動可能支持部材と接触している際、前記移動可能支持部材が前記無端状部材から受ける張力により当該無端状部材の片寄りが補正される方向に前記移動可能支持部材が移動されることを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項2に記載の無端状部材回転搬送装置は、
駆動力を受けて回転し表裏平面状で無端状の無端状部材と、
前記無端状部材を支持し且つ駆動させる駆動支持部材と、
前記無端状部材を支持し且つ当該無端状部材の回転に伴って回転する回転支持部材とを有し、
前記回転支持部材は、円弧状の外周面を有し前記無端状部材の裏面側と接触して回転されるとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動不能に支持される移動不能支持部材と、前記移動不能支持部材の円弧状の外周面を補完して円周状の円周面を形成させる円弧状の外周面を有し前記無端状部材の裏面側と接触して回転されるとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動可能に支持される移動可能支持部材と、前記移動可能支持部材に対して前記回転支持部材の回転軸方向の中央部側に向けて力を付与させる付与手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の無端状部材回転搬送装置において、
前記移動可能支持部材における前記回転軸方向の端部に支持され且つ、前記移動可能支持部材の前記端部の外縁よりも大きく形成され、前記無端状部材端縁と接触する接触部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置において、
前記接触部材は、前記無端状部材が前記回転支持部材に巻付いた巻付き角以上の大きさに設定されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置において、
前記移動可能支持部材における前記無端状部材の裏面側と接触する面は、前記無端状部材が前記回転支持部材に巻付けられた巻付き角以上に設定されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置において、
前記回転支持部材は、回転不能な軸部材と、前記移動可能支持部材における前記回転軸方向の端部に配置され且つ前記回転軸方向外方に向けて突出する突出部と、前記軸部材に支持され且つ前記無端状部材の片寄りに伴って前記突出部に接触されて当該無端状部材の片寄りを補正させる方向に前記移動可能支持部材を移動させるような戻し力を付与させる戻し部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置において、
前記回転軸方向において複数に分割された前記移動可能支持部材、
を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の無端状部材回転搬送装置において
前記無端状部材の裏面が前記移動不能支持部材と接触している面積よりも当該無端状部材の裏面が前記移動可能支持部材と接触している面積の方が大きい状態の際、前記移動可能支持部材が前記無端状部材から受ける張力にて当該無端状部材の片寄りが補正される方向に前記移動可能支持部材が移動されることを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置は、
媒体を表面に保持して搬送する媒体搬送部材により構成された前記無端状部材を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置と、
前記媒体表面に画像を記録する画像記録装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
請求項10に記載の画像形成装置は、
可視像を形成する可視像形成装置と、
前記可視像形成装置で形成された可視像が表面に転写される中間転写体により構成された前記無端状部材を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置と、
前記無端状部材表面の可視像を媒体に転写する二次転写器と、
前記媒体表面の可視像を定着する定着器と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合と比較して簡易な構成で無端状部材の片寄りを補正することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合と比較して簡易な構成で無端状部材の片寄りを補正することができる。
請求項3に記載の発明によれば、無端状部材の片寄りに伴って移動可能支持部材を当該無端状部材の片寄りを補正する方向に移動させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、無端状部材の回転軸方向外側への脱落を防止して無端状部材を移動可能支持部材に案内することができる。
請求項5に記載の発明によれば、移動可能支持部材のみに無端状部材が巻付いた状態となり、本発明を有しない構成と比べて無端状部材に対する負荷を軽減させて無端状部材を移動させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、回転に伴って戻し部材から反力を受けることで戻すことができる。
請求項7に記載の発明によれば、移動可能支持部材を一体的に形成する場合と比較して、軸方向の長さが異なる回転支持部材を作製する場合に、回転軸方向に配置する個数を変えるだけで、分割部品を共通化できる。
請求項8に記載の発明によれば、本発明を有しない構成と比べて無端状部材に対する負荷軽減させて無端状部材を移動させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合と比較して、簡易な構成で無端状部材の片寄りを補正することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合と比較して、簡易な構成で無端状部材の片寄りを補正することが可能な画像形成装置を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図2は本発明の実施例1のベルトモジュールの要部拡大斜視図である。
図3は図2のベルトモジュールにおいて媒体搬送ベルトを取り外した状態の説明図である。
図4はプリンタにベルトモジュールを取り付けたときの要部を示した図である。なお、図4では後側枠体等についての図示は省略する。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像が記録される媒体の一例としての記録媒体Sが収容される給紙容器TR1が下部に収容されており、上面には媒体排出部TRhが設けられている。また、プリンタUの左上部には操作部UIが設けられている。
実施例1のプリンタUは、画像形成装置本体U1と、画像形成装置本体U1の右側下端部に設けられた回転中心U2aを中心として開閉可能な開閉部U2を有する。前記開閉部U2は、現像剤の補給や故障した部材の交換や紙詰まりした記録媒体Sを除去するために画像形成装置本体U1の内部を開放する開放位置と、画像形成動作が実行される通常時に保持される閉塞位置との間を移動可能に構成されている。
プリンタUは、プリンタUの各種制御を行う制御部Cと、制御部Cにより作動を制御される画像処理部GS、像書込装置駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRk、現像剤保持体の一例としての現像ロールG1y,G1m,G1c,G1kおよび転写器の一例としての転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k等に電圧を印加する。
前記画像処理部GSは、外部の画像情報送信装置等から入力された印刷情報を、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換して、所定のタイミングで像書込装置駆動回路DLに出力する。像書込装置駆動回路DLは、入力された各色の画像情報に応じて駆動信号を潜像書込装置ROSに出力する。前記潜像書込装置ROSは、駆動信号に応じて、各色の画像書き込み用の画像書込光の一例としてのレーザビームLy、Lm,Lc,Lkを出射する。
図1において、前記潜像書込装置ROSの右方にはY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の各色の可視像の一例としてのトナー像を形成する像保持体ユニットの一例としての可視像形成装置UY,UM,UC,UKが配置されている。
図1,図4において、K(黒)の可視像形成装置UKは回転する像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ロールCRk、感光体表面の静電潜像を可視像に現像する現像装置Gk、感光体Pk表面を除電する除電部材Jk、感光体Pk表面に残留した現像剤を除去する像保持体清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。
図1、図4において、前記感光体Pkは、帯電ロールCRkと対向する帯電領域Q1kで帯電ロールCRkにより表面を一様に帯電された後、潜像形成領域Q2kでレーザビームLkにより潜像が書き込まれる。書き込まれた静電潜像は現像装置Gkと対向する現像領域Qgkにおいて静電潜像が可視像化される。
実施例1の黒色の可視像形成装置UKは、感光体Pk、帯電ロールCRk、現像装置Gk、除電部材Jk、感光体クリーナCLk等が一体的に構成された着脱体、いわゆるプロセスカートリッジUKにより構成されており、開閉部U2を開放位置に移動した状態で画像形成装置本体U1に対して着脱可能に構成されている。
他の色の可視像形成装置UY,UM,UCも、黒色の可視像形成装置UKと同様に、画像形成装置本体U1に対して着脱可能な着脱体、いわゆる、プロセスカートリッジUY,UM,UCにより構成されている。
図1〜図4において、前記感光体Py〜Pkの右方には、開閉部U2に支持された無端状部材回転搬送装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、無端状部材の一例としての媒体搬送ベルトBと、媒体搬送ベルトBを支持する駆動支持部材の一例としての駆動ロールRd、回転支持部材の一例としての従動ロールRjを含む保持搬送部材支持系の一例としてのベルト支持ロール(Rd+Rj)と、各感光体Py〜Pkに対向して配置された転写器の一例としての転写ロールT1y〜T1kと、画像濃度検出部材の一例としての画像濃度センサSN1と、保持搬送部材清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbと、前記従動ロールRjに対向して配置されて記録媒体Sを媒体搬送ベルトBに吸着させる記録媒体吸着部材の一例としての媒体吸着ロールRkとを有する。前記媒体搬送ベルトBは、前記ベルト支持ロール(Rd+Rj)により回転可能に支持されている。なお、前記画像濃度センサSN1は、所定の時期に、制御部Cの図示しない画像濃度調整手段により形成される濃度検出用の画像、いわゆるパッチ画像の濃度を検出するためのものであり、画像濃度調整手段は、前記画像濃度検出部材で検出された画像濃度に基づいて、帯電ロールCRy〜CRkや現像装置Gy〜Gk、転写ロールT1y〜T1kへ印加する電圧の調整、レーザビームLy〜Lkの強度の調整を行うことにより、画像濃度の調整や補正、いわゆる、プロセスコントロールを行う。
媒体搬送ベルトBの下方に配置された給紙容器TR1の記録媒体Sは、給紙部材Rpにより取り出され、記録媒体搬送路SHに搬送される。
記録媒体搬送路SHの記録媒体Sは、記録媒体搬送部材の一例としての媒体搬送ロールRaにより搬送され、給紙時期調整部材の一例としてのレジロールRrに送られる。レジロールRrは、所定のタイミングで、従動ロールRjと媒体吸着ロールRkとの対向領域である記録媒体吸着位置Q6に前記記録媒体Sを搬送する。前記記録媒体吸着位置Q6に搬送された記録媒体Sは、前記媒体搬送ベルトBに静電吸着される。
手差し給紙部TR0から給紙される場合、手差し給紙部材Rp1により給紙された記録媒体Sは、媒体搬送ロールRaにより前記レジロールRrに搬送され、媒体搬送ベルトBに搬送される。
前記媒体搬送ベルトBに吸着された記録媒体Sは、前記感光体Py〜Pkと接触する前記転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kを順次通過する。
前記転写領域Q3y〜Q3kにおいて媒体搬送ベルトBの裏面側に配置された転写ロールT1y〜T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加される。
多色画像の場合、前記各感光体Py〜Pk上のトナー像は前記転写ロールT1y〜T1kにより媒体搬送ベルトB上の記録媒体Sに重ねて転写される。また、単色画像、いわゆる、モノクロ画像の場合、感光体Pk上にK(黒)のトナー像のみが形成され、このK(黒)のトナー像のみが転写ロールT1kにより記録媒体Sに転写される。
トナー像転写後の感光体Py〜Pkは、除電領域Qjy〜Qjkで除電部材Jy〜Jkにより除電された後、清掃領域Q4y〜Q4kにおいて感光体クリーナCLy〜CLkにより表面に残留したトナーが回収されて清掃され、再び帯電ロールCRy〜CRkにより帯電される。
前記トナー像が転写された記録媒体Sは、定着器の一例としての定着装置Fの加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとが圧接して形成する定着領域Q5で定着される。画像が定着された記録媒体Sは、案内部材の一例としてのガイドコロRgkにより案内されて、媒体排出部材の一例としての排出ロールRhから媒体排出部TRhに排出される。
記録媒体Sが離隔した後の前記媒体搬送ベルトBは、前記ベルトクリーナCLbにより清掃される。
両面印刷が行われる場合には、排出ロールRhが逆回転駆動して、切替部材GT1により媒体反転路SH2に記録媒体Sが搬送され、表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
なお、実施例1の定着装置F、排出ロールRhの下側の駆動ロール、切替部材GT1、媒体反転路SH2の下側のガイド面は、一体化された交換可能な定着装置、いわゆる、定着ユニットU3により構成されている。また、排出ロールRhの上側の従動部材は、開閉部U2に支持されている。
図2、図3においてベルトモジュールBMは媒体搬送ベルトBを支持する枠体1を有している。枠体1は、前側の前側第1枠体2と、後側の後側第1枠体3と、前記前側第1枠体2及び後側第1枠体3を連結する連結枠体4とを有している。前記連結枠体4は略平行に伸びる下側連結枠体4aおよび上側連結枠体4bを有しており、前記各連結枠体4a、4bは、前記前側第1枠体2および後側第1枠体3を連結している。
前記下側連結枠体4aおよび上側連結枠体4bは2枚の枠体間連結部材4c、4dにより連結されている。
前記前側第1枠体2及び後側第1枠体3には前記駆動ロールRdの軸Rd1を受ける軸受けRd2を支持する前後一対の軸受け支持部2a,3aが形成されている。前記軸受け支持部2a、3aは、前方から見た場合に下側に先端のあるV字状の溝形状いわゆるV溝により形成されている。
前記前側第1枠体2及び後側第1枠体3の下端部には第2枠体支持部2c,3cが形成されている。
前記前側第1枠体2の下端部前側と前記後側第1枠体3の下端部後側にはそれぞればね一端取り付け部2bが形成されている。なお、図3では後側のばね一端取り付け部の図示は省略する。
図3において、2点鎖線で示すように前記前側第1枠体2及び後側第1枠体3の間には前記転写ロールT1k,T1c,T1m,T1yが前記駆動ロールRd下方に略平行に配置されており、回転可能且つ図示しないばねにより前記感光体Pk,Pc,Pm,Pyに押し当てられる方向に移動する力を受けながら支持されている。
前記前側第1枠体2、後側第1枠体3及び連結枠体4等により、実施例1の第1枠体2+3+4が構成されている。
前記前側第1枠体2及び後側第1枠体3の下端部の前記第2枠体支持部2c及び3cには揺動軸6,7を中心として、前側第2枠体8及び後側第2枠体9が回転可能に支持されている。
前記前側第2枠体8の上端部前側及び後側第2枠体9の上端部後側には前後一対のばね他端取り付け部8bが形成されている。なお、図3では後側のばねの一端取り付け部の図示は省略する。
また、前記前側第2枠体8及び後側第2枠体9には前記従動ロールの軸Rj1を受ける軸受けRj2を上下方向に移動可能に支持する前後一対の軸受け取り付け部8a,9aが形成されている。前記軸受け取り付け部8a,9aには前記軸受けRj2を下方に付勢する張力ばね11が装着されている。
前記前側第2枠体8、後側第2枠体9により実施例1の第2枠体8+9が構成されており、前記第1枠体2+3+4と前記第2枠体8+9により、実施例1の前記枠体1が構成されている。
したがって、実施例1の前記枠体1では、前記第1枠体2+3+4に対して、前記第2枠体8+9が前記揺動軸6,7を中心として揺動可能に支持される。
図3、図4において、前記揺動軸6、7にはそれぞれねじりばね12,13の本体12aが装着されている。前記ねじりばね12,13の一端12bは、前記ばね一端取り付け部2bに支持され、他端12cは前記ばね他端取り付け部8bに支持される。
したがって、図4に示すように前記ねじりばね12,13により、第1枠体2+3+4に対して揺動可能に支持された第2枠体8+9に支持された前記従動ロールRjが軸位置決め部の一例としての突き当て壁14に押し付けられる力が常時作用している。なお、突き当て壁14は矢印X,−X方向を除く任意の位置に拝呈することが可能であるが、ここでは、Y方向への位置規制を行う位置に配置させた例で説明する。
図5は本発明の実施例1の回転支持部材の全体斜視図である。
図6は本発明の実施例1の無端状部材搬送装置の要部拡大図であり、図6Aは前記図5のVIA方向から見た図、図6Bは前記図5のVIB−VIB線断面図、図6Cは従動部材の分解図である。
図7は本発明の無端状部材搬送装置の要部拡大説明図であり、図7Aは左右両端側に設置された移動可能部材の斜視説明図、図7Bは内側に設置された内側移動可能部材の拡大説明図、図7Cは移動不能部材の拡大説明図、図7Dは前記図7Cの矢印VIID線方向から見た図である。
図5、図6において、実施例1の回転支持部材としての前記従動ロールRjは、前記軸Rj1の中央部に形成され軸Rj1よりも径が大きく形成された無端状部材支持部16と前記無端状部材支持部16に支持される無端状部材支持体17とを有している。
前記無端状部材支持部16の左右両端には、戻し部材16aが形成されている。
無端状部材支持体17は、左右方向(X軸方向)に延びて配置された半円筒状の移動可能支持部材18および前記移動可能部材18に対向して接触するように配置された半円筒状の移動不能支持部材19を有している。
前記移動可能支持部材18は、左端側から右方向(Y方向)に向って順に第1移動可能支持部材18a、第2移動可能支持部材18b、第3移動可能支持部材18cが連結されて配置されている。
図5、図6、図7において、半円筒状の第1移動可能支持部材18aは、ベルトの内周面に接触する半円筒状に形成された外周面21aと、無端状部材支持部16の外径に対応して形成された内周面29と、前記外周面21aの軸方向の両端側にそれぞれ形成された左端面22aおよび右端面23aと、移動不能支持部材19と対向する対向面24aとを有している。前記半円弧状の左端面22aには、左端面22aよりも大径に形成された半円弧状の接触部材26が取り付けられている。接触部材の一例としての半円弧状の接触部材26の従動ロールRj回転方向前端には、従動ロールRj回転時に、媒体搬送ベルトBを接触部材26の内側に呼び込むために内側部分が切り欠かれた呼び込み部の一例としてのテーパ部26aが形成されている。接触部材の一例としての半円弧状の前記接触部材26の円周方向中央部には、外方、すなわち、軸端方向に向って突出する突出部27が形成されている。第1移動可能支持部材18aの右端面23aには、移動可能部材連結用の連結用突起28が外方に突出して形成されている。前記内周面29の軸方向の中央部分には、前記内周面29の径と同様の内径を有する半円筒形状の軸支持部31が対向して形成されており、内周面29と軸支持部31とにより囲まれた軸貫通支持孔31aによって、無端状部材支持部16の外周全周を回転自由かつ軸方向に移動可能な状態で支持可能に構成されている。
図5、図6A、図6Bにおいて、前記第1移動可能支持部材18aの右側には、第2移動可能支持部材18bが連結されている。
第2移動可能支持部材18bは、前記第1移動可能支持部材18aと同様に形成された半円筒状の外周面21b、左端面22b、右端面23b、対向面24b、内周面29および軸支持部31とを有している。前記左端面22bには、第1移動可能支持部材18aの前記連結用突起28を嵌め込むための連結用凹部32が形成されており、前記右端面23bには、第2移動可能支持部材18bと第3移動可能部材18cを連結するための連結用突起28が形成されている。
前記第2移動可能支持部材18bの右側には、第3移動可能支持部材18cが連結されている。第3移動可能支持部材18cは、前記第1移動可能支持部材18aと同様に形成された半円筒状の外周面21cと、左端面22cに支持された接触部材33、右端面23c、対向面24cと内周面29および軸支持部31とを有している。前記右端面23cには、第1移動可能支持部材18aの左端面22bに支持された接触部材33と左右対称に配置された半円弧状の接触部材33および軸端側に延びる突出部34が支持されている。接触部材33の回転方向前端部には、前記接触部材26と同様にテーパ部33aが設けられている。
前記左端面22cには、第1移動可能支持部材18aの前記連結用突起28を嵌め込むための連結用凹部32が形成されている。
前記戻し部材16aおよび突出部27,34により、実施例1の付与手段(16a+27+34)が構成されている。
図5、図6、図7において、移動可能支持部材18に対向する位置に配置された移動不能支持部材19は、左端側から右方向(Y方向)に向って順に第1移動不能支持部材19a、第2移動不能支持部材19b、第3移動不能支持部材19cが連結されて配置されている。移動不能支持部材19の軸方向端部は、無端状部材支持部16に固定支持された軸端固定部材の一例としてのCリング35により軸方向に移動不能に支持されている。
図5、図6、図7において、半円筒状の第1移動不能支持部材19aは、ベルトの内周面に接触する半円筒状に形成された外周面36aと、移動可能支持部材18の軸支持部31の外径に対応して形成された内周面37と、前記外周面36aの軸方向の両端側にそれぞれ形成された左端面38aおよび右端面39aと、移動可能支持部材18と対向する対向面41aと、を有している。前記内周面37の軸方向の両端部には、内周面29の内径に対応する外径を有し、外方に突出する半円筒部を有する円筒状の移動不能側軸支持部42が形成されており移動不能側軸支持部42の円筒状内周面により無端状部材支持部16の外周を回転可能に支持する軸貫通孔42a,42aが形成されている。
前記右端面39aには、移動不能部材連結用の連結用突起43が外方に突出して形成されている。
図5、図6A、図6Bにおいて、前記第1移動不能支持部材19aの右側には、第2移動不能支持部材19bが連結されている。
第2移動不能支持部材19bは、前記第1移動不能支持部材19aと同様に形成された半円筒状の外周面36b、左端面38bおよび右端面39b、対向面41b、内周面29および移動不能側軸支持部42とを有している。前記左端面38bには、移動不能支持部材19連結時において、第1移動不能支持部材18aの前記連結用突起43を嵌め込むための連結用凹部44が形成されており、前記右端面39bには、第2移動不能支持部材19bと第3移動不能支持部材19cを連結するための連結用突起43が形成されている。
前記第2移動不能支持部材19bの右側には、第3移動不能支持部材19cが連結されている。
第3移動不能支持部材19cは、前記第1移動不能支持部材19aと同様に形成された半円筒状の外周面36cと、左端面38cおよび右端面39cと、対向面41cと内周面29および移動不能側軸支持部42とを有している。前記左端面38cには、第1移動可能支持部材18aの前記連結用突起43を嵌め込むための連結用凹部44が形成されている。
軸支持部42どうしの間に形成された内周面37の軸方向の幅Laは、嵌まり合う軸支持部31の軸方向の幅Lbよりも長く形成されている。したがって、軸支持部31および移動不能側軸支持部42により無端状部材支持部16に装着された移動可能支持部材18および移動不能支持部材19は、媒体搬送ベルトBの回転に伴って、無端状部材支持部16に対して回転すると共に、移動不能支持部材19は軸方向に移動不能に支持され且つ、移動可能支持部材18は、図7に示す幅Laと幅Lbの差の範囲内で、軸方向に移動可能に支持されている。
(実施例1の作用)
図8は本発明の実施例1の無端状部材搬送装置の作用説明図であり、図8Aはベルト回転により、移動回転支持部材が軸端方向に移動を開始した状態の図、図8Bは図8AのVIIIB線から見た図、図8Cは図8Aの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図8Dは図8CのVIIID線から見た図、図8Eは図8Cの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図8Fは図8EのVIIIF線から見た図である。
図9は前記図8の続きの作用説明図であり、図9Aは前記図8Eの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図9Bは図9AのIXB線から見た図、図9Cは図9Aの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図9Dは図9CのIXD線から見た図である。
なお、以下に示す図8、図9では、媒体搬送ベルトBが無端状部材支持体16の軸方向後側に向って蛇行した場合における前記媒体搬送ベルトBの蛇行補正動作の説明を行うが、これとは逆側に媒体搬送ベルトBが蛇行する場合、すなわち、無端状部材支持体16の前側部分に向って蛇行する場合においても、図8、図9と同様の媒体搬送ベルトBの蛇行補正動作が行われるため、その詳細な説明を省略する。
図8A、図8Bにおいて、画像形成動作が開始すると、駆動ローラRdの駆動開始により媒体搬送ベルトBが搬送され、前記媒体搬送ベルトBの搬送動作に伴う従動ローラRjの従動回転が開始される。このとき、駆動ロールRdと従動ロールRjの平行度により、媒体搬送ベルトBに片寄りや蛇行が発生する。
図8Aの状態からさらに媒体搬送ベルトBがベルト搬送方向に回転すると、媒体搬送ベルトBが軸方向後方へ蛇行し、媒体搬送ベルトBの端部の蛇行に伴って移動可能支持部材18が軸方向後側に向ってスライド移動を開始し、図8C、図8Dに示す状態になる。
図8C、図8Dに示す状態から、さらに媒体搬送ベルトBがベルト搬送方向に回転すると、接触部材33が駆動ロール側から搬送されてくる媒体搬送ベルトBの端縁部に沿って接触し、図8E、図8Fに示す状態になる。このとき、前記接触部材33の前端部にはテーパ部33aが形成されているため、接触部材33の内側に媒体搬送ベルトBが案内され、媒体搬送ベルトBの端縁部が接触部材33に乗り上げて脱落することが防止される。
前記図8E、図8Fに示す状態から、さらに媒体搬送ベルトBがベルト搬送方向に回転して、媒体搬送ベルトBの軸方向後側への蛇行がさらに進行すると、移動可能支持部材18が軸方向手前側に向ってスライド移動し、図9A、図9Bに示す状態になる。
前記図9A、図9Bに示す状態から、さらに媒体搬送ベルトBがベルト搬送方向に回転すると、接触部材33に形成された突出部34が無端状部材支持体16の戻し部材16aと接触する。このとき、媒体搬送ベルトBは、軸方向に移動不能な移動不能支持部材19に巻付いておらず、軸方向に移動可能な移動可能支持部材18にのみ巻付いている。すなわち、媒体搬送ベルトBは、移動可能支持部材18と共に軸方向に移動可能な状態で支持されている。この状態で、突出部34と戻し部材16aが接触すると、接触部材33および突出部34が軸方向内側に押し戻されて、図9C、図9Dに示す状態になる。このとき、端縁部が接触部材33に支持されている媒体搬送ベルトBも接触部材33の移動に伴って軸方向内側、すなわち、蛇行を補正する方向に押し戻される。
実施例1では、媒体搬送ベルトBの搬送中に、図9C、図9Dの状態からさらに媒体搬送ベルトBがベルト搬送方向に回転すると、再び図8A、図8Bの状態に戻り、図8A、図8Bの状態から図9C、図9Dの状態への移行を繰り返し行う。したがって、実施例1では、従動ロールRjが1回転する毎に媒体搬送ベルトBの蛇行が補正される。
また、実施例1では、媒体搬送ベルトBの駆動ロールRd、従動ロールRjの軸方向両端部の縁に突起状の部材、いわゆるリブが設けられておらず、画像形成動作の際に、媒体搬送ベルトBは駆動ロールRdから駆動力を受けて表裏平面な状態で回転される。すなわち、実施例1では、媒体搬送ベルトBは表裏にリブ等を接着させてリブ等の突出部分にて媒体搬送ベルトBを案内させる構成や、又は媒体搬送ベルトBのベルト回転方向と交わる方向の端部をテーパ状の部材に乗り上げさせて平面な状態を歪曲させて突出させる構成をとることなく、静止している際も回転される際も略平面な状態を保つものである。これは接着されたリブ等の突出部分を不要として簡素化を図りつつ、媒体搬送ベルトBが回転された際に受ける不要な応力を減らして媒体搬送ベルトBの破損を防ぎ、画像の位置ずれを抑えることに役立つとともに、媒体搬送ベルトBの強度を強固にしなくても済むことに役立つ。すなわち、媒体搬送ベルトBに前記媒体搬送ベルトBを案内させるためのリブ等の突出部分が接着してある場合、媒体搬送ベルトBと駆動ロールRd、従動ロールRjが接触する箇所と、リブ等の突出部分と駆動ロールRd、従動ロールRjが接触する箇所とが異なるので回転される媒体搬送ベルトBとリブ等の突出部分とで周速差が生じ、この周速差が媒体搬送ベルトBに応力を与えるが、実施例1ではこれが防止されている。また、媒体搬送ベルトBの端部がテーパ状の部材に乗り上げた場合、媒体搬送ベルトBの端部が歪曲されるので媒体搬送ベルトBに応力を与えるが、実施例1ではこれが防止されている。
図10は本発明の実施例2の画像形成装置の全体説明図で、媒体搬送ベルトが複数の像保持体に接する画像形成装置の全体説明図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図10において、画像形成装置U′は、実施例1とは異なり、複写機により構成されており、原稿を読み取る機能が追加されている。すなわち、画像形成装置U′は、自動原稿搬送装置U3と画像記録装置本体U4とを有しており、自動原稿搬送装置U3は画像記録装置本体U4の上面の原稿台PG上に支持されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿Gが重ねて載置される原稿給紙容器TG1を有している。前記原稿給紙容器TG1に載置された複数の各原稿Gは順次原稿台PG上の複写位置を通過して原稿排紙容器TG2に排出されるように構成されている。前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部(−X端部)に設けた左右方向に延びる回転軸(図示せず)により前記自動原稿搬送装置U3に対して回動可能であり、原稿Gを作業者が手で原稿台PG上に置く場合に上方に回動される。
前記画像形成装置本体U4は、使用者が複写開始等の作動指令信号を入力操作する入力操作画面UIを有している。
画像形成装置本体U4上面の透明な原稿台PGの下側には原稿読取のための露光光学系Aを有している。前記自動原稿搬送装置U3で原稿台PG上面に搬送される原稿または手動で原稿台PG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、固体撮像素子CCDでR、G、B(赤、緑、青)の電気信号に変換される。
画像処理部IPSは、固体撮像素子CCDから入力される前記RGBの電気信号をY、M、C、K(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)の画像情報に変換して一時的に記憶し、前記画像情報を所定の間合で潜像形成用の画像情報として潜像形成装置駆動回路DLに出力する。
潜像形成装置駆動回路DLは、入力された画像情報に応じて潜像形成装置駆動信号を潜像形成装置ROSに出力する。潜像形成装置ROSは実施例1と同様にPRy〜PRkが形成され、像保持体PRy〜PRk表面の潜像は実施例1と同様に現像、転写、定着が行われて画像が形成される。
(媒体搬送ベルトの説明)
図10において、実施例2の媒体搬送ベルトB′は、駆動ロールRd、テンションロールRt、アイドラロール(フリーロール)Rf等の複数のベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)を有している。
前記媒体搬送ベルトB′の下方に配置された原稿給紙容器TR1の媒体Sは、給紙部材Rpにより取り出され、さばき部材Rsにより1枚ずつ分離されてから媒体給紙時期調整部材の一例としてのレジロールRrに送られる。レジロールRrは、所定の間合で媒体吸着位置Q6に媒体Sを搬送する。前記媒体吸着位置Q6には吸着部材Rbが配置されており、前記媒体Sを前記媒体搬送ベルトB′に静電吸着させる。
前記媒体搬送ベルトB′に吸着された媒体Sは、前記像保持体PRy〜PRkと接触する前記転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kを順次通過する。
多色画像の場合、前記各像保持体PRy〜PRk上の現像剤は転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより媒体搬送ベルトB′上の媒体Sに重ねて転写される。また、単色画像の場合、像保持体PRk上にK(黒)の像のみが形成され、このK(黒)のトナー像のみが転写器T1kにより媒体Sに転写される。
前記トナー像が転写された媒体Sは、剥離爪Hfにより媒体搬送ベルトB′から剥離され、定着領域Q5を通過する際定着装置Fで定着された後、排出ロールRhから媒体排出部TRhに排出される。
図11は本発明の実施例2の回転支持部材の全体斜視図であり前記実施例1の図5に対応する図である。
図12は本発明の実施例2の無端状部材搬送装置の要部拡大図であり、図12Aは前記図11のXIIA方向から見た図、図12Bは前記図11のXIIB−XIIB線断面図、図12Cは従動部材の分解図であり前記実施例1の図6に対応する図である。
図13は本発明の前記実施例1の図7に対応する回転支持部材の要部拡大説明図であり、図13Aは左右両端側に設置された移動可能部材の斜視説明図、図13Bは移動不能部材の拡大説明図である。
図11において、実施例2の回転支持部材としてのテンションロールRtは、前記実施例1の従動ロールRjの軸Rj1、無端状部材支持部16および前記無端状部材支持部16を支持する無端状部材支持体17に替えて、軸Rt1、無端状部材支持部16′、無端状部材支持体17′を有している。
前記無端状部材支持体17′には、実施例1の移動可能支持部材18および移動不能支持部材19に替えて、第1移動可能支持部材18a′、第2移動可能支持部材18b′、第3移動可能支持部材18c′を有する移動可能支持部材18′と、第1移動不能支持部材19a′、第2移動不能支持部材19b′、第3移動不能支持部材19c′を有する移動不能支持部材19′が使用されている。
図11、図12、図13において、実施例2では、媒体搬送ベルトB′がテンションロールRtに巻付く巻付き角θが、実施例1の180°に比べて小さくなっている。実施例2の第1〜第3移動可能支持部材18a′〜18c′は、中心角が180°の半円筒状の実施例1の第1〜第3移動可能支持部材18a′〜18c′とは異なり、中心角αが巻付き角θ<中心角α且つθ≒αに設定されている。これに対応して、実施例2の第1〜第3移動不能部材19a′〜19c′の中心角βは、実施例1と異なり360°−αに設定されている。
また、実施例2では、第1〜第3移動可能支持部材18a′〜18c′の軸方向の長さが、第1〜第3移動不能支持部材19a′〜19c′に比べて長く形成されている。
前記実施例2の接触部材26′,33′では、実施例1と同様に接触部材26,33に形成されているテーパ部26a′,33a′を有しているが、外方に突出する突出部27、34が省略されている。
図11、図12、図13において、実施例2の第1〜第3移動可能支持部材18a′〜18c′には、実施例1の半円筒状の軸支持部31に替えて、内周面29′の径と同様の内径を有し、下面が平面状に形成された軸支持部31′を有している。
前記軸支持部31′の下面中央部には、軸方向に突出する位置補正用突出部51が形成されており、位置補正用突出部51は、前方に行く程径方向内側へ傾斜する前側傾斜面51aと、後方に行く程径方向内側へ傾斜する後側傾斜面51bとを有する。
これに対応して、実施例2の第1〜第3移動不能支持部材19a′〜19c′には、前記移動可能支持部材18′の軸支持部31′の下面の形状に対応する内周面37′が形成されている。前記内周面37′は、移動可能支持部材18′と移動不能支持部材19′とが対向して接触した際に、前記移動可能支持部材18′の軸支持部31′の下面の位置補正用突出部51が嵌まり込む位置補正用凹部52を有している。前記位置補正凹部52は、前側傾斜面51aに対応して前方に行く程径方向内側へ傾斜する前側補正傾斜面52aと、後側傾斜面51bに対応して後方に行く程径方向内側へ傾斜する後側補正傾斜面52bとを有する。
(実施例2の作用)
図14は本発明の実施例1の無端状部材搬送装置の作用説明図であり、図14Aはベルト回転により、移動回転支持部材が軸端方向に移動を開始した状態の図、図14Bは図14AのXIVB線から見た図、図14Cは図14AのXIVC−XIVC線断面図、図14Dは図14Aの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図14Eは図14DのXIVE線から見た図、図14Fは図14DのXIVF−XIVF線断面図、図14Gは図14Dの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図14Hは図14GのXIVH線から見た図、図14Iは図14GのXIVI−XIVI線断面図である。
次に、図14を使用して、前記媒体搬送ベルトBが無端状部材支持体16の軸方向後側に向って蛇行した場合における前記媒体搬送ベルトBの蛇行補正動作の説明を行う。なお、逆側の前側に媒体搬送ベルトB′が蛇行する場合は、図14に示す媒体搬送ベルトBの蛇行補正動作とは前後逆なだけで同様な補正動作が行われるため、その詳細な説明を省略する。
図14A、図14B、図14Cにおいて、画像形成動作が開始され、媒体搬送ベルトB′が回転し、媒体搬送ベルトB′に軸方向後方への片寄りが発生すると、媒体搬送ベルトB′の端部の後側の移動に伴って移動可能支持部材18′の接触部材33′が後方に押される。これに伴って、移動可能支持部材18′が後方に移動し、後側傾斜面51bが位置補正凹部52の傾斜に沿って軸方向後側に向ってスライド移動を開始する。すなわち、前記移動支持可能部材18′が軸方向後部に移動しつつ、後側傾斜面51bと位置補正凹部52とにより、移動不能支持部材19′に対して径方向に離れる方向に移動する。
図14A、図14B、図14Cに示す状態から、さらに媒体搬送ベルトB′がベルト搬送方向に回転すると、媒体搬送ベルトB′の軸方向後側への片寄りが進行して、後側傾斜面51bのスライド移動が進行すると共に、接触部材33′の回転方向前端部がベルトに駆動ロールRd側から搬送されてくる媒体搬送ベルトB′の端縁部に沿って接触し、図14D、図14E、図14Fに示す状態となる。このとき、実施例2では、前記実施例1と同様に、接触部材33′のテーパ部33a′により、接触部材33′の内側に媒体搬送ベルトB′が案内され、媒体搬送ベルトB′の端縁部が接触部材33′に乗り上げて脱落することが防止される。
前記図14D、図14E、図14Fに示す状態から、さらに媒体搬送ベルトB′がベルト搬送方向に回転すると、移動可能支持部材18′の外周面21a′が媒体搬送ベルトB′に接触する位置に移動し、図14G、図14H、図14Iに示す状態になる。
前記図14G、図14H、図14Iに示す状態では、媒体搬送ベルトB′の裏面が前記移動不能支持部材19′と接触している面積よりも、移動可能支持部材18′の外周面21a′に接触している面積の方が大きいため、移動可能支持部材18′の外周面21a′には、媒体搬送ベルトB′からの張力が大きくかかり、移動可能支持部材18′を移動不能支持部材19′側に押し戻す力が強く働き、位置補正用突出部51が位置補正凹部52の中央部分に嵌め込まれた状態に戻る。したがって、移動可能支持部材18′が軸方向内側に移動し、移動可能支持部材18′に支持されている媒体搬送ベルトB′も移動可能支持部材18′の移動に伴って軸方向内側、すなわち、蛇行を補正する方向に押し戻される。
実施例2では、前記実施例1と同様に、媒体搬送ベルトBの搬送中に、図14G、図14H、図14Iの状態からさらに媒体搬送ベルトB′がベルト搬送方向に回転すると、再び図14A、図14B、図14Cの状態に戻り、図14A、図14B、図14Cの状態から図14G、図14H、図14Iの状態への移行を繰り返し行う。したがって、実施例2では、前記実施例1と同様にテンションロールRtが1回転する毎に媒体搬送ベルトB′の蛇行が補正される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H010)を下記に例示する。
(H01)本発明は、多色用の画像形成装置Uに限定されず、単色用の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例1および実施例2の説明において、各色毎の可視像形成装置を有する、いわゆるタンデム式の画像形成装置を例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式等をはじめリソグラフ等の印刷機など、任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。さらに、任意の画像形成方式の画像形成装置に留まらず、完成品や部品等の商品、本やDVDや衣類等の配達物、工事現場や建設現場で取り扱われる資材や廃材等の運送物など、任意の物品を運ぶための無端状部材に適用できることはいうまでもない。
(H03)前記実施例1において、従動ロールRjに対し巻付き角度が180°で巻付いている媒体搬送ベルトBに対し、中心角が180°に構成された接触部材26が使用されているが、これに限定されず、媒体搬送ベルトBの巻付き角以上、すなわち、180°以上の角度で構成された接触部材を使用可能である。また、実施例2において、テンションロールRtに対し巻付き角が180°よりも小さな角度θで巻付いている媒体搬送ベルトB′に対し、中心角が360°−θに構成された接触部材26が使用されているが、これに限定されず、媒体搬送ベルトB′の防止可能な任意の角度で構成された接触部材を使用可能である。逆に、媒体搬送ベルトB,B′の片寄り量が十分小さく、接触部材が継続的に媒体搬送ベルトB,B′に接触しなくても脱落が防止できる場合には、接触部材の中心角を巻付き角θ以下とすることもできる。
(H04)前記実施例1において、従動ロールRjに対し巻付き角が180°で巻付いている媒体搬送ベルトBに対し、中心角が180°に構成された移動可能支持部材18が使用されているが、これに限定されず、媒体搬送ベルトBの巻付き角以
上の角度で構成された移動可能支持部材18を使用可能である。また、実施例2において、テンションロールRtに対し巻付き角が180°よりも小さな角度θで巻付いている媒体搬送ベルトB′に対し、中心角αが巻付き角θ<中心角α且つθ≒αに形成された移動可能支持部材18′が使用されているが、これに限定されず、媒体搬送ベルトB′の巻付き角以上の角度で構成された移動支持可能部材18′を使用可能である。
(H05)前記実施例1において、無端状部材支持部16の左右両端に形成されている戻し部材16aと従動ロールRjの端部に形成された突出部34とを接触させることにより、また前記実施例2において、媒体搬送ベルトB′の張力を利用することによって、移動可能支持部材18,18′を媒体搬送ベルトB,B′の片寄りを補正する方向に移動させ、媒体搬送ベルトB,B′の片寄りを補正したが、移動可能支持部材18,18′を軸方向に移動させる方法は、これに限定されず、例えば実施例1の無端状部材支持部16の左右両端に形成されている戻し部材16aをプリンタU本体側に取付ける構成や、ロールの回転位置を検出して、ロールの周回毎にロール両側面の一部分を軸方向に押し込むことで、移動可能支持部材18,18′を媒体搬送ベルトB,B′の片寄りを補正する方向に移動させる構成等、任意の構成にすることが可能である。
(H06)前記実施例1において、実施例1の構成と実施例2の構成とを組み合わせて使用することも可能である。例えば、実施例2において、媒体搬送ベルトB′の張力で軸方向に補正する構成を実施例1の戻し部材16aと突出部34との構成にすることも可能である。
(H07)前記実施例1において、従動ロールRjやテンションロールRtで片寄り、蛇行の補正をする構成を例示したが、これに限定されず、従動ロールRjおよびテンションロールRt以外のローラ、例えば、駆動ローラ等の媒体搬送ベルトB,B′を支持しているローラに適用可能である。
(H08)前記各実施例において、無端状部材の一例としての媒体搬送ベルトB,B′の補正を行ったが、これに限定されず、転写用の媒体搬送ベルトB,B′以外の中間転写ベルトや感光体ベルト等、片寄り、蛇行の補正が必要な他の無端状部材にも適用可能である。
(H09)前記実施例1において、移動可能支持部材18に対して前記従動ロールRjの回転軸方向の中央部側に向けて力を付与する付与手段として戻し部材16aおよび突出部27,34を使用したが、これに限定されず、付与手段は、第2移動可能部材18bを軸方向に移動不能に固定して、第1移動可能支持部材18aと第2移動可能部材18bとの間および第2移動可能支持部材18bと第3移動可能部材18cとの間に引っ張りバネを設けたものを使用することも可能である。また、この構成や、前記実施例1、実施例2の構成を組み合わせて使用することも可能である。
(H010)前記実施例において、従動ロールRjの両端を揺動可能な枠体8,9で支持したが、これに限定されず、実施例4のように従動ロールRjの一端側のみを揺動可能な枠体で支持することも可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1のベルトモジュールの要部拡大斜視図である。 図3は図2のベルトモジュールにおいて媒体搬送ベルトを取り外した状態の説明図である。 図4はプリンタにベルトモジュールを取り付けたときの要部を示した図である。なお、図4では後側枠体等についての図示は省略する。 図5は本発明の実施例1の回転支持部材の全体斜視図である。 図6は本発明の実施例1の無端状部材搬送装置の要部拡大図であり、図6Aは前記図5のVIA方向から見た図、図6Bは前記図5のVIB−VIB線断面図、図6Cは従動部材の分解図である。 図7は本発明の無端状部材搬送装置の要部拡大説明図であり、図7Aは左右両端側に設置された移動可能部材の斜視説明図、図7Bは内側に設置された内側移動可能部材の拡大説明図、図7Cは移動不能部材の拡大説明図、図7Dは前記図7Cの矢印VIID線方向から見た図である。 図8は本発明の実施例1の無端状部材搬送装置の作用説明図であり、図8Aはベルト回転により、移動回転支持部材が軸端方向に移動を開始した状態の図、図8Bは図8AのVIIIB線から見た図、図8Cは図8Aの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図8Dは図8CのVIIID線から見た図、図8Eは図8Cの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図8Fは図8EのVIIIF線から見た図である。 図9は前記図8の続きの作用説明図であり、図9Aは前記図8Eの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図9Bは図9AのIXB線から見た図、図9Cは図9Aの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図9Dは図9CのIXD線から見た図である。 図10は本発明の実施例2の画像形成装置の全体説明図で、媒体搬送ベルトが複数の像保持体に接する画像形成装置の全体説明図である。 図11は本発明の実施例2の回転支持部材の全体斜視図であり前記実施例1の図5に対応する図である。 図12は本発明の実施例2の無端状部材搬送装置の要部拡大図であり、図12Aは前記図11のXIIA方向から見た図、図12Bは前記図11のXIIB−XIIB線断面図、図12Cは従動部材の分解図であり前記実施例1の図6に対応する図である。 図13は本発明の前記実施例1の図7に対応する回転支持部材の要部拡大説明図であり、図13Aは左右両端側に設置された移動可能部材の斜視説明図、図13Bは移動不能部材の拡大説明図である。 図14は本発明の実施例1の無端状部材搬送装置の作用説明図であり、図14Aはベルト回転により、移動回転支持部材が軸端方向に移動を開始した状態の図、図14Bは図14AのXIVB線から見た図、図14Cは図14AのXIVC−XIVC線断面図、図14Dは図14Aの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図14Eは図14DのXIVE線から見た図、図14Fは図14DのXIVF−XIVF線断面図、図14Gは図14Dの状態からベルト回転方向に回転した状態の図、図14Hは図14GのXIVH線から見た図、図14Iは図14GのXIVI−XIVI線断面図である。
符号の説明
16,Rj1,Rt1…軸部材、
16a…戻し部材、
16a,27,3…付与手段、
18,18′…移動可能支持部材、
19,19′…移動不能支持部材、
26,26′,33,33′…接触部材、
27,34…突出部、
B,B′…無端状部材、
B,B′,Rd,Rj,Rt…無端状部材回転搬送装置、
CRy〜CRk,Gy〜Gk,Uy〜Uk…可視像形成装置、
F,Fh,Fp…定着
Py〜Pk,PRy〜PRk…中間転写体、
Rd…駆動支持部材、
Rj,Rt…回転支持部材
S…媒体、
T1y〜T1k…二次転写器、
U,U′…画像形成装置、
Uy〜Uk,T1y〜T1k…画像記録装置。

Claims (10)

  1. 駆動力を受けて回転し表裏平面状で無端状の無端状部材と、
    前記無端状部材を支持し且つ駆動させる駆動支持部材と、
    前記無端状部材を支持し且つ当該無端状部材の回転に伴って回転する回転支持部材とを有し、
    前記回転支持部材は、前記無端状部材の裏面側と接触して回転するとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動不能に支持される移動不能支持部材と、前記無端状部材の裏面側と接触して回転するとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動可能に支持される移動可能支持部材とを備え、
    前記無端状部材の裏面が前記移動可能支持部材と接触している際、前記移動可能支持部材が前記無端状部材から受ける張力により当該無端状部材の片寄りが補正される方向に前記移動可能支持部材が移動されることを特徴とする無端状部材回転搬送装置。
  2. 駆動力を受けて回転し表裏平面状で無端状の無端状部材と、
    前記無端状部材を支持し且つ駆動させる駆動支持部材と、
    前記無端状部材を支持し且つ当該無端状部材の回転に伴って回転する回転支持部材とを有し、
    前記回転支持部材は、円弧状の外周面を有し前記無端状部材の裏面側と接触して回転されるとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動不能に支持される移動不能支持部材と、前記移動不能支持部材の円弧状の外周面を補完して円周状の円周面を形成させる円弧状の外周面を有し前記無端状部材の裏面側と接触して回転されるとともに前記回転支持部材の回転軸方向に対して移動可能に支持される移動可能支持部材と、前記移動可能支持部材に対して前記回転支持部材の回転軸方向の中央部側に向けて力を付与させる付与手段とを備え、
    たことを特徴とする無端状部材回転搬送装置。
  3. 前記移動可能支持部材における前記回転軸方向の端部に支持され且つ、前記移動可能支持部材の前記端部の外縁よりも大きく形成され、前記無端状部材端縁と接触する接触部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1および2に記載の無端状部材回転搬送装置。
  4. 前記接触部材は、前記無端状部材が前記回転支持部材に巻付いた巻付き角以上の大きさに設定されたことを特徴とする請求項3に記載の無端状部材回転搬送装置。
  5. 前記移動可能支持部材における前記無端状部材の裏面側と接触する面は、前記無端状部材が前記回転支持部材に巻付けられた巻付き角以上に設定されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置。
  6. 前記回転支持部材は、回転不能な軸部材と、前記移動可能支持部材における前記回転軸方向の端部に配置され且つ前記回転軸方向外方に向けて突出する突出部と、前記軸部材に支持され且つ前記無端状部材の片寄りに伴って前記突出部に接触されて当該無端状部材の片寄りを補正させる方向に前記移動可能支持部材を移動させるような戻し力を付与させる戻し部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置。
  7. 前記回転軸方向において複数に分割された前記移動可能支持部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置。
  8. 前記無端状部材の裏面が前記移動不能支持部材と接触している面積よりも当該無端状部材の裏面が前記移動可能支持部材と接触している面積の方が大きい状態の際、前記移動可能支持部材が前記無端状部材から受ける張力にて当該無端状部材の片寄りが補正される方向に前記移動可能支持部材が移動されることを特徴とする請求項1に記載の無端状部材回転搬送装置。
  9. 媒体を表面に保持して搬送する媒体搬送部材により構成された前記無端状部材を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置と、
    前記媒体表面に画像を記録する画像記録装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 可視像を形成する可視像形成装置と、
    前記可視像形成装置で形成された可視像が表面に転写される中間転写体により構成された前記無端状部材を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の無端状部材回転搬送装置と、
    前記無端状部材表面の可視像を媒体に転写する二次転写器と、
    前記媒体表面の可視像を定着する定着器と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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