JP2009075377A - ベルト搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009075377A
JP2009075377A JP2007244595A JP2007244595A JP2009075377A JP 2009075377 A JP2009075377 A JP 2009075377A JP 2007244595 A JP2007244595 A JP 2007244595A JP 2007244595 A JP2007244595 A JP 2007244595A JP 2009075377 A JP2009075377 A JP 2009075377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
rib
rotating member
intermediate transfer
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007244595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5063273B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Matsumoto
宏幸 松本
Takayuki Kato
隆行 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007244595A priority Critical patent/JP5063273B2/ja
Publication of JP2009075377A publication Critical patent/JP2009075377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5063273B2 publication Critical patent/JP5063273B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の目的は、ベルトの寄り力に応じたベルトの寄り補正が行えるようにすること、及び、ベルトの寄り力の大きさにかかわらず、ベルトやリブの損傷を防止することである。
【解決手段】回転する無端状のベルト31が有するリブ67が接触することで、ベルト31を張架する第二張架ローラ33の第一張架ローラ32,36に対する角度を変化させる駆動力を得る回転部材69a,69bを有するベルト搬送装置であって、回転部材69a,69bは、ベルト31が回転方向と直交する幅方向へ移動した際に、リブ67が接触してその移動を規制するテーパ面71a,71bを有し、リブ67が回転部材69a(又は69b)側により多く寄ると、リブ67のテーパ面71a(又は71b)への接触位置が回転部材69a(又は69b)の外周側から内周側に向かって変位し、回転部材69a(又は69b)の回転速度がより速くなることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、無端状のベルトを複数の張架部材によって張架しつつ回転させるベルト搬送装置に関し、特にプリンタ、複写機などの画像形成装置に用いられるベルト搬送装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機などの電子写真方式或いは静電記録方式を利用した画像形成装置の中には、像担持体上のトナー像を転写材に転写するための無端状のベルトを採用した画像形成装置がある。無端状のベルトとしては、像担持体から転写されるトナー像を担持する中間転写体(中間転写ベルト)や、像担持体からのトナー像を転写する転写材を担持して搬送する転写材搬送手段(転写材搬送ベルト)がある。このような無端状のベルトを備える画像形成装置では、ベルト機構に特有の駆動時のベルトの寄り(片寄り)の発生を抑制する必要がある。ここで、ベルトの寄りとは、ベルトの回転方向と直交する幅方向への移動のことである。
特開2005−092153号公報(以下、特許文献1)には、無端状のベルトの寄りを長期にわたり自立的に補正し、ベルトの損傷を回避するよう構成した画像形成装置が開示されている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、無端状のベルトが、第1の張架ローラと、第1の張架ローラに対する角度を変更することが可能な第2の張架ローラとにより張架されており、ベルトと接触することができる接触コロが設けられている。また、ベルトには接触コロと接触するリブが設けられ、接触コロはリブの両側(ベルトの幅方向両側)にそれぞれ設けられており、ベルトの寄り方向に応じたリブの側面がいずれか一方の接触コロの周面に面接触してベルトの寄りを規制するようになっている。さらに接触コロは、ベルトのリブ側面と面接触することによって、ベルトの駆動力を受けることができ、ベルトから入力される駆動力によって、第2の張架ローラの第1の張架ローラに対する角度が変化する。すなわち、ベルトの寄り方向に応じて、一方の接触コロにベルトのリブ側面が接触して、ベルトの駆動力が接触コロに入力されることで、第2の張架ローラの第1の張架ローラに対する角度が変化してベルトの寄りが補正される。
なお、第2の張架ローラの第1の張架ローラに対する角度は、第1の張架ローラの軸と第2の張架ローラの軸が成す角度である。
特開2005−092153号公報
ところで、特許文献1では、ベルトに寄りが発生すると、ベルトの寄り方向に応じたリブ側面が、対応する接触コロの周面に面接触することで、接触コロは一定速度で回転するベルトから駆動力を得ている。更に面接触している間、リブは接触コロによって所定の位置に規制されている。そのため、ベルトの幅方向への移動速度(寄り速度)が変化しても、つまりベルトの寄り力が変化しても、接触コロには一定の駆動力しか入力されない。すなわち、ベルトの寄り力の大きさにかかわらず、一定の駆動力でしかベルトの寄りを補正することができない。
そのため、ベルトの寄り力が大きいほど、ベルトの寄りを補正している間はリブに大きなストレスが掛かり、ベルトやリブを損傷してしまうおそれがある。
更にはベルトの寄り力が大きい場合、リブ側面を接触コロで確実に規制するためには、リブはある程度の高さが必要である。しかしながら、ベルトとリブが異なる部材を接着した構成である場合、リブ側面の高さが高いほど、ベルトが張架ローラを通過する際に曲率によりベルトとリブとの接着面で大きな剪断力が発生し、リブがベルトから剥がれ易くなる。逆にリブ側面の高さが低く、ベルトの寄り力が大きい場合は、接触コロでリブ側面を規制しきれず、リブが接触コロに乗り上げてしまい、ベルトの寄り補正ができなくなるおそれがある。或いはベルトやリブを損傷してしまうおそれがある。
本発明の目的は、ベルトの寄り力に応じたベルトの寄り補正が行えるようにすることである。
本発明の他の目的は、ベルトの寄り力の大きさにかかわらず、リブへのストレスや、リブの剥がれや乗り上げに起因する、ベルトの寄り補正不能を防止するとともに、ベルトやリブの損傷を防止することである。
上記目的を達成するための本発明は、リブを有する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する第一張架部材と、前記ベルトを張架するとともに前記第一張架部材に対する角度を変更することが可能な第二張架部材と、回転するベルトのリブが接触することで前記第二張架部材の前記第一張架部材に対する角度を変化させる駆動力を得る回転部材と、を有するベルト搬送装置であって、前記回転部材は、前記ベルトが前記ベルトの移動方向と直交する幅方向へ移動した際に、前記リブが接触してその移動を規制する傾斜面を有し、前記リブが前記回転部材側により多く寄ると、前記リブの前記傾斜面への接触位置が前記回転部材の外周側から内周側に向かって変位し、前記回転部材の回転速度がより速くなることを特徴とする。
本発明によれば、ベルトが幅方向に移動(ベルトの寄りが発生)しても、ベルトのリブが回転部材の傾斜面に接触して移動が規制され、またベルトの幅方向への移動に応じてリブの傾斜面への接触位置が変位する。詳しくは、傾斜面に接触したリブの傾斜面への接触位置は、ベルトが回転部材側により多く寄ると(幅方向への寄り力が大きくなるほど)回転部材の外周側から内周側に向かって変位する。これにより、回転部材がベルトから得る駆動力がベルトの移動(寄り力)に応じた力となるため、ベルトの寄り力に応じたベルトの寄り補正が行える。また、ベルトの寄り力の大きさにかかわらず、リブへのストレスや、リブの剥がれや乗り上げに起因する、ベルトの寄り補正不能を防止することができ、ベルトやリブの損傷も防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係るベルト搬送装置を備えた画像形成装置について説明する。ここでは、転写材にトナー像を形成する画像形成装置として、電子写真方式のフルカラーレーザービームプリンタを例示し、ベルト搬送装置として、トナー像を担持して搬送する中間転写体を有するベルト搬送装置を例示している。先ず、画像形成装置の全体構成について説明する。
[画像形成装置の全体構成]
まず、図1を用いて、画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、画像形成装置であるフルカラーレーザービームプリンタ100の全体構成を示す模式断面図である。図1に示す画像形成装置100の構成は大別して画像形成部、給送部、定着部からなる。
(画像形成部)
先ず、画像形成部から説明を行う。画像形成装置100は、水平方向に並設された4個の像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という。)2(2a,2b,2c,2d)を備えている。感光体ドラム2(2a,2b,2c,2d)は、駆動手段(不図示)によって、図1中、時計回りに回転駆動される。感光体ドラム2の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム2の表面を均一に帯電する帯電装置3(3a,3b,3c,3d)、及び、画像情報に基づいて光像を照射する露光装置6が配置される。ここでは、露光装置6は、画像情報に基づいてレーザービームを照射するスキャナユニット6とされ、感光体ドラム2上に静電潜像を形成する。
また、感光体ドラム2の周りには、感光体ドラム2上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置7(7a,7b,7c,7d)が配置される。更に各感光体ドラム2上のトナー像を中間転写ベルト(中間転写体)31に一次転写させる中間転写ユニット(ベルト搬送装置)30が配置される。また、中間転写ユニット30と感光体ドラム2が当接する一次転写部から中間転写ベルト31の搬送方向下流側に、中間転写ベルト31上のトナー像を転写材Pに二次転写させる二次転写ローラ35が配置される。
更に、感光体ドラム2の周りには、転写後の感光体ドラム2の表面に残った転写残トナーを除去するクリーニングブレード5(5a,5b,5c,5d)をそれぞれ備えたクリーニング装置8(8a,8b,8c,8d)が配設されている。
ここでは、感光体ドラム2と、帯電装置3、現像装置7、クリーニング装置5は、一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ1(1a,1b,1c,1d)を形成している。更に、プロセスカートリッジ1は、感光体ドラム2、帯電装置3、クリーニング装置5を備えた感光ドラムユニットと現像装置7から構成される現像ユニットとに分かれている。以下、感光体ドラム2から順に詳述する。
感光体ドラム2(2a,2b,2c,2d)は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム2は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、反時計回りに回転駆動される。
帯電装置3(3a,3b,3c,3d)としては、接触帯電方式のものを使用することができる。ここで、帯電装置3の帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ローラである。このローラ3を感光体ドラム2の表面に当接させるとともに、このローラ3に帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム2表面を一様に帯電させる。
スキャナユニット6においては、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー(不図示)に照射される。ポリゴンミラーに反射した画像光は、結像レンズ、反射ミラー、防塵ガラス(以上不図示)等を介して画像光を偏向走査させ、帯電済みの感光体ドラム2表面を選択的に露光して静電潜像を形成する。
現像装置7(7a,7b,7c,7d)は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを夫々収納した現像剤収納部(トナー容器)及び現像枠体(現像容器)を有する。
つまり、トナー容器に関して言えば、例えば、シアン現像装置7aはシアン色のトナーを収納したトナー容器、イエロー現像装置7bはイエロー色のトナーを収納したトナー容器、マゼンタ現像装置7cはマゼンタ色のトナーを収納したトナー容器、及び、ブラック現像装置7dはブラック色のトナーを収納したトナー容器を有する。各トナー容器内には、感光体ドラム2と対向して、現像剤を担持搬送する現像剤担持体としての現像ローラ4(4a,4b,4c,4d)が配置されている。
全ての感光体ドラム2(2a,2b,2c、2d)に対向し、接するように循環移動する中間転写ベルト(中間転写体)31が配設される。中間転写ベルト31は、1011〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約100μmのフィルム状部材で構成される。この中間転写ベルト31は、略垂直方向に3軸でローラ32,33,36に支持され、各色の感光体ドラム上に形成したそれぞれのトナー像を、中間転写ベルト31を介して転写材Pに転写させるべく循環移動する。
この中間転写ベルト31の内側に当接し、4個の感光体ドラム2a,2b,2c,2dに対向した位置に一次転写ローラ34(34a,34b,34c,34d)が並設される。これら一次転写ローラ34から正極性の電荷が中間転写ベルト31に印加され、この電荷による電界により、感光体ドラム2上の負極性のトナー像が中間転写ベルト31に一次転写される。
中間転写ベルト31は、無端状のベルトであり、駆動ローラ36、テンションローラ33、従動ローラ32の3本のローラ(張架部材)により掛け渡され、図1の矢印方向に回転する。
また、中間転写ユニット30の駆動ローラ36に対向した位置に二次転写ローラ35が配設される。一次転写ローラ34と同じように、この二次転写ローラ35から正極性の電荷が二次転写部37まで搬送された転写材Pに印加される。この電荷による電界により、中間転写ベルト31に接触中の転写材Pに、一次転写された中間転写ベルト31上の負極性のトナー像が二次転写される。これにより、上述した中間転写ベルト31が循環移動して感光体ドラム2上に形成されたトナー像が転写材Pに転写される。
更に、中間転写ユニット30のテンションローラ33に対向した位置には、二次転写後に中間転写ベルト31上に残ったトナーを除去するためのクリーニング装置50が配設されている。クリーニング装置50は、ウレタンシート51のエッジ部で中間転写ベルト31の残トナーを掻き落とし、除去されたトナーは廃トナー搬送路を通過し、搬送スクリュー52で廃トナー回収容器(不図示)へと回収されるブレードクリーニングを採用している。
(給送部)
給送部20は、中間転写ベルト31上の画像を転写材Pに転写する二次転写部37に転写材Pを給送送するものである。複数枚の転写材Pは給送カセット21に収納されている。画像形成時には給送ローラ22が給送カセット21の最上部の転写材Pを給送する。給送された転写材Pは搬送ローラ対24を介してその先端がレジストローラ対19に突き当たり一旦停止し、ループを形成した後、中間転写ベルト31の回転と画像書出し位置の同期をとって、レジストローラ対23によって二次転写部へと給送されていく。
(定着部)
定着部(定着ユニット)40は、転写材Pに転写された複数色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱ローラ41と、これに圧接して転写材Pに熱及び圧力を与える加圧ローラ42を有する。その下流には排出ローラ対43があり、転写材Pを装置本体外の排出トレイ44に排出する。
また、定着ローラ対(41,42)と排出ローラ対43との間には排出センサー(不図示)を配置しており、転写材Pが確実に本体外に排出できたか、定着ローラ対(41,42)に巻きついていないかをモニターしている。
すなわち、感光体ドラム2上のトナー像を転写した転写材Pは定着ユニット40を通過する際に定着ローラ対(41,42)で搬送されるとともに、定着ローラ対によって熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー像が転写材Pの表面に定着される。
(画像形成の動作)
画像形成の動作としては、プロセスカートリッジ1a,1b,1c,1dが、画像形成タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム2a,2b,2c,2dが、時計回り方向に回転駆動される。そして、全てのプロセスカートリッジ1に対応するスキャナユニット6が駆動される。この駆動により、帯電ローラ3は感光体ドラム2の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット6は、その感光体ドラム2周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ドラム2周面上に静電潜像を形成する。現像装置7内の現像ローラ4は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体ドラム2周面上にトナー像を形成(現像)する。感光体ドラム1周面上に形成された各色のトナー像は、画像位置の同期をとって、中間転写ベルト31上に一次転写される。この時、全ての色のトナー像が一次転写された段階で、中間転写ベルト31上にフルカラートナー像が形成されることとなる。
中間転写ベルト31周面上のトナー像の先端が、中間転写ベルト31と二次転写ローラ25との対向点(二次転写部)に回転搬送されてくる。このタイミングで、即ち、中間転写ベルト31上のトナー像先端に転写材Pの印字開始位置が一致するように、レジストローラ対23が回転を開始して転写材Pを二次転写部へ給送する。
このように搬送されながら転写材Pは、中間転写ベルト31と二次転写ローラ35との間に形成される電界によって、中間転写ベルト31のトナー像を転写される。
その後、フルカラートナー像を転写された転写材Pは、二次転写部から定着ユニット40に搬送される。転写材Pは、定着ユニット40で上記トナー像を熱定着された後、排出ローラ対43によって、排出部から画像面を下にした状態で本体外に排出される。
(ベルト搬送装置)
次に、図2及び図3を用いて、無端状のベルトを複数の張架部材によって張架しつつ回転させるベルト搬送装置について説明する。ここでは、ベルト搬送装置として、中間転写体としての中間転写ベルト(無端状のベルト)31を有する中間転写ユニットを例示している。図2は中間転写ユニット30の外観を示す斜視図、図3は中間転写ユニット30の要部拡大図である。なお、以下の説明でベルトの幅方向(又は長手方向)とは、ベルトの回転方向(移動方向)と直交する方向である。
先ず、中間転写ユニット30の全体構成について説明する。中間転写ユニット30は、中間転写体としての中間転写ベルト31を有している。中間転写ベルト31は、張架部材としての、中間転写ベルト31を駆動するための駆動ローラ36、従動回転する従動ローラ32及びテンションローラ33により張架されている。
駆動ローラ36、従動ローラ32、テンションローラ33は、それぞれ長手方向両端部を軸受62、61、63によって回転可能に支持されている。そして、フレーム64が、3つのローラを支持する軸受61,62,63を保持する。なお、図2では長手方向一方側のみ図示しているが、後述する調心機構を除くローラ36,32,33の支持構成は他方側も同様に構成されている。
駆動ローラ36は、中間転写ベルト31を張架する第一張架部材である。駆動ローラ36は、画像形成装置本体100に設けられた動力源(不図示)から駆動が伝達されて回転する。これにより、中間転写ベルト31は、図中矢印V方向に周回移動する。
従動ローラ32は、中間転写ベルト31を張架する第一張架部材である。従動ローラ32を軸支する軸受61は、フレーム64に設けられた軸受保持穴に固定されている。従動ローラ32は、駆動ローラ36によって中間転写ベルト31を移動させることで従動回転する。
テンションローラ33は、中間転写ベルト31を張架するとともに前記ローラ36,32に対する角度を変更することが可能な第二張架部材である。このテンションローラ33の角度を変更する調心機構については後述する。テンションローラ33は図中矢印T方向(従動ローラ32とテンションローラ33との間に張架された中間転写ベルト31で形成される平面と平行)に移動可能に保持されている。つまり、テンションローラ33を軸支する軸受63は、フレーム64に取り付けられたテンションローラ軸受ホルダ65にそれぞれ設けられた細長形状の軸受保持穴に滑動可能に保持されている。この軸受63は、付勢手段として、弾性部材であるテンションローラ付勢バネ66によって付勢される。これによって、中間転写ベルト31に張力を与えている。テンションローラ33は駆動ローラ36によって中間転写ベルト32を移動させることで従動回転する。
図3に示すように、テンションローラ軸受ホルダ65はフレーム64に対し、テンションローラ軸受ホルダ65にある揺動中心78を介して回転自在に取り付けられている。テンションローラ付勢バネ66とテンションローラ軸受63はテンションローラ軸受ホルダ65に一体に保持されている。テンションローラ33は、テンションローラ軸受ホルダ65にある揺動中心78を中心として、図3中矢印S1方向に揺動し、テンションローラ33を従動ローラ32に対して略平行から角度をなすよう揺動される。すなわち、テンションローラ33の前記ローラ36,32に対する角度が変更される。テンションローラ33には中間転写ベルト31を挟んで対向側に中間転写ベルト31に残ったトナーを除去するクリーニング装置50をテンションローラ33に対して固定的に取り付けている。
中間転写ベルト31は、ここでは、ポリイミドにて形成された周長792mm、幅346mm、厚さ60μmのエンドレスベルトである。中間転写体の材料としては、これに限定されるものではないが、上記の他、ポリカーボネート、PVDF、ETFE、PTFE等により形成したものを好適に用い得る。中間転写ベルト31は、その内側において、搬送方向(周回移動方向)Vに対し略直交方向(幅方向)の一方の縁部31a近傍に、リブ67が取り付けられている。ここでは、リブ67は、ベルト面に略垂直方向に起立し、中間転写ベルト31の全周にわたり延在する突起である。さらにリブ67は、ウレタンにて形成された幅3mm高さ1mmの突起であり、中間転写ベルト31の縁部31aから1mm内側に設けられている。
(ベルトの調心機構)
次に、図3、図4及び図5を参照して、中間転写ユニット30が備える中間転写ベルト31の調心機構(調心ユニット)68について説明する。なお、以下の説明で、ベルトの寄りとは、ベルトの回転方向(搬送方向)と直交する幅方向への移動のことである。
前述のように、中間転写ユニット30においては、駆動時に中間転写ベルト31の寄り(片寄り)が発生することがあり、ベルトの破損などを防ぎ、又良好な画質を維持するために、この寄りを有効に補正する必要がある。そのため、中間転写ユニット30は、以下説明するような、中間転写ベルト31の調心ユニット68を備えている。図3、図4及び図5は調心ユニット68を拡大して示す要部拡大図であり、中間転写ベルト31のうち、ベルト面は省略してある。
ここでは、上述のように、中間転写ユニット30は、感光ドラム2上のトナー像を転写材Pへ転写するための中間転写ベルト31を有する。中間転写ベルト31はリブ67を有する無端状のベルトである。また中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31を張架する第一張架部材である駆動ローラ36及び従動ローラ32を有する。更に中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31を張架するとともに前記ローラ36,32に対する角度を変更することが可能な第二張架部材であるテンションローラ33を有する。そして、中間転写ユニット30は、回転するベルト21のリブ67が接触することでテンションローラ33の前記ローラ36,32に対する角度を変化させる駆動力を得る回転部材69a,69bを有する。回転部材69a,69bは、中間転写ベルト31と接触することができ、中間転写ベルト31との接触状態が変化するように構成されている。この接触部材69a,69bと中間転写ベルト31との接触状態に応じて、テンションローラ33の駆動ローラ36又は従動ローラ32に対する角度が変化するようにされている。これにより、中間転写ベルト31は、図中矢印N又はM方向、即ち、中間転写ベルト31の搬送方向Vに対し略直交方向(幅方向)に移動する。
調心ユニット68は、中間転写ベルト31の搬送方向Vに対し幅方向の端部近傍に設けられている。調心ユニット68は、回転するベルト31のリブ67が接触することで、テンションローラ33の前記ローラ36,32に対する角度を変化させる駆動力を得る回転部材69a,69bを有する。この回転部材69a,69bは、リブ67の角部70a,70bにそれぞれ接触可能に設けられている。回転部材69aはベルト31の幅方向一方の外側への移動を規制する第一回転部材であり、回転部材69bはベルト31の幅方向他方の外側への移動を規制する第二回転部材である。
更に調心ユニット68は各回転部材69a,69bの回転力が伝達されるギア73と、ギヤ73の回転力が伝達されるウォーム付段ギア74と、ウォーム付段ギア74のウォーム部から駆動伝達されてギアと同軸上にカム形状を持つカムギア75と、を有する。カムギア75のカム部は螺旋形状をしており、カムギア75の回転に応じて直径方向に±2mmのカム形状を有する。更に揺動中心76aを中心に揺動可能な揺動板76を有している。揺動板76は、一端がカムギア75のカム部と接触し、他端がテンションローラ軸受ホルダ65と連結しており、カム部の回転に連動して揺動中心76aを中心に矢印D,E方向に揺動する。揺動板76はカムギア75のカム形状に沿って揺動し、±2mmの揺動ストロークを持つ構成となっている。
かかる構成により、中間転写ベルト31が幅方向(図中矢印M又はN方向)に移動した際に、中間転写ベルト31に設けられたリブ67が第一回転部材69a又は第二回転部材69bに接触して、接触した回転部材がベルト31から駆動力を受けて回転する。そして、第一回転部材69a又は第二回転部材69aの回転力は、ギア73、ウォーム付段ギア74、カムギア75と伝達される。伝達された回転力は、カムギア75のカム部から揺動板76でリンク運動へと変換され、このリンク運動がテンションローラ軸受ホルダ65に伝達され、テンションローラ軸受ホルダ65を図中矢印U又はL方向に移動させる。
前記第一回転部材69aが前記ベルト31から得た駆動力と、前記第二回転部材69bが前記ベルト31から得た駆動力とでは、テンションローラ33の駆動ローラ36又は従動ローラ32に対する角度が逆方向に変化する。更には、テンションローラ33の駆動ローラ36又は従動ローラ32に対する平行度を変えた時に、テンションローラ33の傾きの変化方向が、それぞれ中間転写ベルト31の寄り方向(幅方向に移動した方向)とは逆になるようにする。これにより、中間転写ベルト31が矢印M又はN方向へ移動していた方向とは逆の方向へ戻されることとなる。
仮に中間転写ベルトが図中矢印N方向に寄った場合について説明する。この場合、リブ67の第一角部70aが対応する第一回転部材69aに接触する。そして、第一回転部材69aとこれに同軸一体的に連結された第一小ギア(不図示)は、図4中矢印R1方向に回転する。その結果、第一小ギアと係合しているギア73のギア部が図4中矢印R2方向に回転し、ギア73に係合しているウォーム付段ギア74が矢印R1と同方向に回転する。これにより、段ギア74のウォーム部に係合しているカムギア75がこれまでと駆動方向を変えた矢印R5方向に回転し、カムギア75のカム部により揺動板76を図5中矢印D方向に移動させる。揺動板76は揺動中心76aを中心に回転しカム部側とは反対側の端部を矢印U方向に移動する。すなわち、テンションローラ軸受ホルダ65は、テンションローラ軸受ホルダ65と揺動板76の係合部76bで矢印U方向に移動し、その揺動中心78を中心に揺動する。テンションローラ軸受ホルダ65はテンションローラ軸受63とテンションローラ付勢バネ66を内包しているため、テンションローラ軸受63ごとテンションローラ33を図中矢印S1の下方向に移動させる。
こうして、テンションローラ33のテンションローラ軸受63を矢印S1の下方向に移動させると、テンションローラ33の従動ローラ32又は駆動ローラ36に対する角度が変化する。このように、テンションローラ33のアライメントが傾くと、中間転写ベルト31は、図中矢印N方向の寄り傾向が減退し、図中矢印M方向に寄り始めるため、リブ67は第一回転部材69aから離れる。
この作用によって、当初中間転写ベルト31が図中矢印N方向に寄った場合は、リブ67と第一回転部材69aとの接触が無くなるまで寄り傾向を打ち消す方向にテンションローラ33のアライメントが調整される。
同様に、中間転写ベルト31が図中矢印M方向(上記とは逆方向)に寄り、第二回転部材69bにリブ67の第二角部70bが接触した場合は、第二回転部材69bとこれに一体的に連結された第二小ギア(不図示)が図中矢印R3方向に回転する。このため、ギア73は図中矢印R4方向に回転する。これにより、ウォーム付段ギア74が矢印R3と同方向に回転し、さらに段ギア74のウォーム部に係合しているカムギア75がこれまでと駆動方向を変えた矢印R6方向に回転し、カムギア75のカム部により揺動板76を図5中矢印E方向に移動させる。揺動板76は揺動中心76aを中心に回転しカム部側とは反対側の端部を矢印L方向に移動し、テンションローラ軸受63ごとテンションローラ33を図中矢印S1の上方向に移動させ、テンションローラ33のアライメントは上記とは逆方向に傾く。
上述のような作用により、リブ67は、第一回転部材69aと第二回転部材69bの間に常に位置するように制御(調心)され、中間転写ベルト31もリブ67がその範囲に存在する位置に保持される。
ここで中間転写ベルト31に設けられたリブ67の角部70a,70bにそれぞれ接触可能に設けられた回転部材69a,69bについて更に詳しく説明する。
前記回転部材69a,69bは、中間転写ベルト31が幅方向へ移動した際に、前記リブ67の角部70a,70bが接触してその移動を規制する傾斜面としてのテーパ面71a,71bを有している。前記リブ67が回転部材69a側(矢印N方向)により多く寄ると、前記リブ67の前記テーパ面71aへの接触位置が回転部材69aの外周側から内周側に向かって変位し、回転部材69aの回転速度がより速くなる。同様に、前記リブ67が回転部材69b側(矢印M方向)により多く寄ると、前記リブ67の前記テーパ面71bへの接触位置が回転部材69bの外周側から内周側に向かって変位し、回転部材69bの回転速度がより速くなる。
なお、ここでは回転部材が有する傾斜面として、断面で見ると直線で表現されるような傾斜面(テーパ面)を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、断面で見ると曲線で表現されるような傾斜面(円弧状の面など)であっても良い。また、各回転部材の傾斜面に接触するリブの接触部位として角部を例示したが、これに限定されるものではなく、角が面取りされたような円弧部などであっても良い。
次に、図6を用いて、リブ67の角部70a,70bが、対応する回転部材69a,69bのテーパ面71a,71bに接触することの作用効果について説明する。図6では図4及び図5で中間転写ベルト31が矢印N方向(回転部材69a側)に寄った場合を例示しているが、矢印M方向(回転部材69b側)に寄った場合も逆方向への補正が同様に行われる。
中間転写ベルトは、中間転写ユニットの張架ローラのアライメント、テンションローラを付勢する左右の付勢バネのバネ圧差、画像形成装置への取り付け精度等により、必ず寄り(幅方向への移動)が発生してしまう。その寄り速度(幅方向への移動速度)はそれぞれの条件によって異なる。本実施形態によれば、中間転写ベルトが幅方向に移動(ベルトの寄りが発生)しても、リブ67の角部70aは回転部材69aのテーパ面71aに接触して移動が規制される。更にベルトの寄り速度(移動速度)が異なる場合でも、リブ67の角部70aはベルト31の幅方向への移動速度に応じてテーパ面71aに沿って移動できる。詳しくは、テーパ面71aに接触したリブ67の角部70aは、ベルトの移動速度が速くなるほど(幅方向への寄り力が大きくなるほど)回転部材69aの外周側から内周側に移動できる。これにより、ベルトの移動速度、つまりベルトの寄り力の大きさにかかわらず、リブへのストレスに起因する、ベルトやリブの損傷を防止することができる。また、リブの乗り上げに起因する、ベルトの寄り補正不能を防止することができる。
また、リブ67の角部70aが回転部材69aのテーパ面71aに接触して調心動作が作動してから、中間転写ベルトの寄り力を弱め、寄りを元に戻すにまでに要する時間はベルトの寄り速度が速いものほど反応良く調心する必要がある。本実施形態によれば、ベルトに寄りが発生すると、リブ67の角部70aはまず回転部材69aのテーパ面71bの外周側に接触する。ここで、ベルトの寄り速度がV2より速いV1である場合、リブ67は、角部70aがテーパ面71aとの接触状態を維持したままテーパ面71aに沿って外周側から内周側に移動する。すなわち、リブ67は回転部材69aの径(直径φd2)が大きいところから径(直径φd1)小さいところへ移動する。これにより、ベルトの寄り速度が速い場合(V1)は、リブ67の走行距離が短い間にコロ69が1回転する為、中間転写ベルトの走行距離が短い間に調心効果が現れる。逆にベルトの寄り速度が遅い場合(V2)は、テーパ面の径が大きいところ(直径φd2)でリブ67の角部70aが回転部材69aに接触している。これにより、寄り速度が速い場合(V1)に比べて、回転部材69aが1回転するためのリブ67の走行距離が長いため、中間転写ベルトの調心効果が現れるのを遅くすることが可能となる。
このように、本実施形態によれば、テーパ面に接触したリブ67の前記テーパ面への接触位置は、ベルトが回転部材側により多く寄ると(幅方向への寄り力が大きくなると)回転部材の外周側から内周側に向かって変位する。これにより、回転部材がベルトから得る駆動力がベルトの移動(寄り力)に応じた力となるため、ベルトの寄り力に応じたベルトの寄り補正が行える。
また中間転写ベルトのリブを回転部材の傾斜面で規制することで、リブの中間転写ベルトからの高さを低くすることが可能となる。このため、中間転写ベルトが張架ローラを通過する際に発生する屈曲により、ベルトとリブ面で発生する剪断力による剥がれに対しても有利な構成が採用できる。これにより、リブの剥がれを防止することができ、リブの剥がれに起因する、ベルトの寄り補正不能を防止することができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では、ベルト搬送装置として、トナー像を担持して搬送する中間転写ベルト(中間転写体)を有するベルト搬送装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、転写材を担持して搬送する転写材担持体(無端状のベルト)を有するベルト搬送装置であっても良い。或いは転写材を搬送しつつ該転写材上のトナー像を加熱する加熱部材(無端状のベルト)又は加圧する加圧部材(無端状のベルト)を有する加熱装置であっても良い。このようなベルト搬送装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、ベルトの幅方向一方の端部側にリブを設け、このリブを介して幅方向両側に回転部材を設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ベルトの幅方向両端にそれぞれリブを設け、各リブの幅方向外側に回転部材を設けた構成であっても良く、本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成ユニットを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施形態では、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして、感光ドラムと、該感光ドラムに作用するプロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した。プロセスカートリッジはこれに限定されるものではなく、感光体ドラムの他に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカートリッジであっても良い。
更に前述した実施形態では、感光ドラムを含むプロセスカートリッジが画像形成形成装置本体に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能な画像形成装置であってもよく、これらの画像形成装置におけるベルト搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
また前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置におけるベルト搬送装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
尚、前述した実施形態では、ベルトを3本のローラ(張架部材)で張架した構成を例示したが、ベルトの張架部材は少なくとも2本のローラ(張架部材)があればよく、張架部材の数に関係なくベルトの調心作用は作動する。
ベルト搬送装置を有する画像形成装置の概略断面図である。 中間転写ユニットの全体概略図である。 調心ユニットの拡大斜視図である。 調心ユニットの拡大上面図である。 調心ユニットの拡大断面図である。 リブと回転部材のテーパ面の関係を示す説明図である。
符号の説明
30 …中間転写ユニット
31 …中間転写ベルト
31a …縁部
32 …従動ローラ
33 …テンションローラ
36 …駆動ローラ
61,62,63 …軸受
64 …フレーム
65 …テンションローラ軸受ホルダ
66 …テンションローラ付勢バネ
67 …リブ
68 …調心ユニット
69a,69b …回転部材
70a,70b …角部
71a,71b …テーパ面
73 …ギア
74 …ウォーム付段ギア
75 …カムギア
76 …揺動板
100 …画像形成装置

Claims (7)

  1. リブを有する無端状のベルトと、前記ベルトを張架する第一張架部材と、前記ベルトを張架するとともに前記第一張架部材に対する角度を変更することが可能な第二張架部材と、回転するベルトのリブが接触することで前記第二張架部材の前記第一張架部材に対する角度を変化させる駆動力を得る回転部材と、を有するベルト搬送装置であって、
    前記回転部材は、前記ベルトが前記ベルトの移動方向と直交する幅方向へ移動した際に、前記リブが接触してその移動を規制する傾斜面を有し、
    前記リブが前記回転部材側により多く寄ると、前記リブの前記傾斜面への接触位置が前記回転部材の外周側から内周側に向かって変位し、前記回転部材の回転速度がより速くなることを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 前記回転部材は、前記ベルトの幅方向一方の外側への移動を規制する第一回転部材と、前記ベルトの幅方向他方の外側への移動を規制する第二回転部材と、を有し、
    前記第一回転部材が前記ベルトから得た駆動力と、前記第二回転部材が前記ベルトから得た駆動力とでは、前記第二張架部材の前記第一張架部材に対する角度が逆方向に変化することを特徴とする請求項1に記載のベルト搬送装置。
  3. 前記第二張架部材は前記ベルトに張力を与えるための付勢手段により付勢されていることを特徴とする請求項1または2に記載のベルト搬送装置。
  4. 前記第二張架部材に前記ベルトを挟んで対向した位置に、前記ベルト上に残ったトナーを除去するクリーニング装置を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のベルト搬送装置。
  5. 転写材にトナー像を形成する画像形成装置であって、前記トナー像を担持して搬送するベルト搬送装置として、請求項1から4のいずれか一項に記載のベルト搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 転写材にトナー像を形成する画像形成装置であって、前記転写材を担持して搬送するベルト搬送装置として、請求項1から4のいずれか一項記載のベルト搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 転写材にトナー像を形成する画像形成装置であって、前記転写材を搬送しつつ前記転写材上のトナー像を加熱する加熱装置として、請求項1から4のいずれか一項に記載のベルト搬送装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP2007244595A 2007-09-21 2007-09-21 ベルト搬送装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5063273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007244595A JP5063273B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 ベルト搬送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007244595A JP5063273B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 ベルト搬送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009075377A true JP2009075377A (ja) 2009-04-09
JP5063273B2 JP5063273B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=40610390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007244595A Expired - Fee Related JP5063273B2 (ja) 2007-09-21 2007-09-21 ベルト搬送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5063273B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204937A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyocera Mita Corp 蛇行量検出装置、及びこれを備えたベルトユニット,画像形成装置
JP2013170644A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Casio Electronics Co Ltd ベルト片寄り防止機構及びそれを備えた画像形成装置
JP2013195553A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Casio Electronics Co Ltd ベルト片寄り矯正機構及びそれを備えた画像形成装置
US8955842B2 (en) 2011-03-23 2015-02-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57200050A (en) * 1981-06-04 1982-12-08 Ricoh Co Ltd Self-correcting device for endless belt meandering
JPH11106081A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Ricoh Co Ltd 電子写真装置の感光ベルト寄止め機構
JPH11227930A (ja) * 1998-02-16 1999-08-24 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置のベルト位置検知装置
JP2001075449A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2002132057A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Canon Inc ベルトユニット及び画像形成装置
JP2005092153A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57200050A (en) * 1981-06-04 1982-12-08 Ricoh Co Ltd Self-correcting device for endless belt meandering
JPH11106081A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Ricoh Co Ltd 電子写真装置の感光ベルト寄止め機構
JPH11227930A (ja) * 1998-02-16 1999-08-24 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置のベルト位置検知装置
JP2001075449A (ja) * 1999-09-06 2001-03-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2002132057A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Canon Inc ベルトユニット及び画像形成装置
JP2005092153A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204937A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyocera Mita Corp 蛇行量検出装置、及びこれを備えたベルトユニット,画像形成装置
US8955842B2 (en) 2011-03-23 2015-02-17 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2013170644A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Casio Electronics Co Ltd ベルト片寄り防止機構及びそれを備えた画像形成装置
JP2013195553A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Casio Electronics Co Ltd ベルト片寄り矯正機構及びそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5063273B2 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4794281B2 (ja) ベルト駆動装置及びそれを有する画像形成装置
JP5251309B2 (ja) ベルト寄り補正装置、及び、それを備えた画像形成装置
JP2007047702A (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP5111561B2 (ja) 駆動機構及び駆動機構を備える画像形成装置
JP4522456B2 (ja) ベルト搬送装置、中間転写装置、画像形成装置
JP2013097263A (ja) 画像形成装置
JP5063273B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
US10635027B2 (en) Image forming apparatus
JP2009258564A (ja) 無端状部材駆動装置および画像形成装置
JP2008241958A (ja) 画像形成装置
JP6643012B2 (ja) ベルト搬送装置及び画像形成装置
JP2013029769A (ja) 画像形成装置
JP4072357B2 (ja) 画像形成装置
JP2016114670A (ja) 転写ユニット及び画像形成装置
JP2009258483A (ja) クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2007070090A (ja) シート供給装置及び画像形成装置
JP2016114931A (ja) 画像形成装置
JPH10123794A (ja) 転写材搬送手段及びこれを備えた画像形成装置
US11669026B2 (en) Image forming apparatus including a downstream belt presser from an external side
JP2004361576A (ja) 画像形成装置
JP5903410B2 (ja) 転写ユニット及び画像形成装置
US9170533B2 (en) Belt driving device, fixing device, and image forming apparatus
JP2011112912A (ja) 中間転写ベルト搬送装置とこれを用いる画像形成装置及び画像形成方法
JP2007240937A (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
US20180362276A1 (en) Belt conveying apparatus and image forming apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120807

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5063273

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees