JP2009103328A - 空気調和装置 - Google Patents

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武彦 樋江井
Hideo Katayama
秀夫 片山
Kazuhisa Shigemori
和久 重森
Chiaki Okumura
千晶 奥村
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Abstract

【課題】空間内の空調対象者を容易に識別することができるとともに、該空調対象者の空調に関する嗜好情報を自動的に学習することができ、且つ予め情報の記憶されていない空調対象者に対しても最適な空調運転を行うことのできる空気調和装置を提供する。
【解決手段】空間内の空調を行うための所定の信号を室内ユニットに対して送信可能に構成されたリモコン21を備えている空気調和装置において、上記リモコン21の操作者を検出するためのリモコン操作者検出部43と、リモコン操作者を識別する操作者識別部44と、該操作者識別部44によって識別されたリモコン操作者に応じて空調の好み情報を読み出す好み情報入出力部46と、該好み情報に応じて運転条件を決定する運転条件決定部47と、運転制御手段53と、を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、空間内に存在する人に応じて最適な空調運転制御を行う空気調和装置に関する。
従来より、空間内に存在する人に応じて空調運転制御を行うものとして、例えば特許文献1、2に開示されるように、該空間内の人に対応して記憶された空調に関する嗜好情報に基づいて空調運転を行う空気調和装置が知られている。
具体的には、上記特許文献1に開示されている空気調和装置では、登録モードにおいて予め空調対象者の画像情報と空調運転情報とを関連付けて情報記憶カードに記憶しておき、運転モードでは、室内の空調対象者を撮像装置によって撮像し、その画像に基づいて個人認証を行って、空調対象者に対応した空調運転情報を情報記憶カードから読み込むことで、該空調対象者に適した空調運転制御を行うように構成されている。
また、上記特許文献2に開示されている車両用空調装置では、車内の画像情報から乗員を識別するとともに、各乗員の空調の設定状態を学習して、各乗員の好みに応じた空調運転を行うように構成されている。
特許2504319号公報 特開2004−196111号公報
ところで、上記前者の従来例では、予め登録モードで空調対象者の画像情報やそれに対応する空調運転情報を記憶させる必要があるため、これらの情報を記憶させるのに手間がかかるうえ、予め情報が記憶されていない人を空調対象者とすることができないという問題が生じる。
一方、上記後者の従来例では、車内の限られた空間内で且つ座席に着座している乗員を識別するため、空調対象者の識別が容易であるうえ、この従来例では、各座席に操作スイッチが設けられているため、どの乗員がどのような操作を行ったのかを把握しやすい。しかしながら、一般的な空気調和装置の場合には、空調の対象とする空間が広く、該空間内に複数の人が存在している場合には全員に対してリモコンが用意されているわけではないので、上記後者の従来例のような構成を一般的な空気調和装置に適用しても、広い空間内で空調対象者を識別して該空調対象者の操作を自動的に学習し、該空調対象者に適した空調運転制御を行うのは難しい。
本発明は、かかる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空間内の空調対象者を容易に識別することができるとともに、該空調対象者の空調に関する嗜好情報を自動的に学習することができ、且つ予め情報の記憶されていない空調対象者に対しても最適な空調運転を行うことのできる空気調和装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る空気調和装置(1)では、リモコン(21)の操作者をリモコン操作者検出手段(43,44)によって検出し、該リモコン操作者を空調対象者として該リモコン操作者に適した空調運転制御を行うようにした。
具体的には、第1の発明では、空間内の空調を行うための所定の信号を室内ユニット(11)に対して送信可能に構成されたリモコン(21)を備えている空気調和装置を対象とする。そして、上記リモコン(21)の操作者を検出するためのリモコン操作者検出手段(43,44)と、上記リモコン操作者検出手段(43,44)によって検出されたリモコン操作者に応じて空調運転制御を行う空調運転制御手段(46,47,53)と、を備えているものとする。
この構成により、リモコン(21)の操作者をリモコン操作者検出手段(43,44)によって検出し、該リモコン操作者を空調対象者として空調運転制御を行うことができるため、予め空調対象者として記憶されていなくても、空調対象者を容易に決めることができ、該空調対象者に対して空調運転制御を行うことが可能となる。すなわち、空気調和装置(1)のリモコン(21)を操作している人は、該空気調和装置(1)に対して何らかの空調運転制御の指示を出す可能性が高いため、その人に合わせて予め最適な空調運転制御を行うことで、空調対象者としてのリモコン操作者にとって快適な環境にすることができる。
上述の構成において、上記リモコン操作者検出手段(43,44)によって検出されたリモコン操作者の操作内容を空調運転に関する嗜好情報として記憶する嗜好情報記憶手段(51)をさらに備えていて、上記空調運転制御手段(43,47,53)は、上記嗜好情報記憶手段(51)に記憶されている上記リモコン操作者の嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うように構成されているのが好ましい(第2の発明)。
こうすることで、空調対象者であるリモコン操作者のリモコン操作内容が嗜好情報として嗜好情報記憶手段(51)に記憶されるため、該リモコン操作者の嗜好情報を学習していくことができる。しかも、上記空調運転制御手段(43,47,53)は、上記嗜好情報記憶手段(51)に記憶されたリモコン操作者の嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うように構成されているため、学習した該リモコン操作者の嗜好に応じて空調運転制御を行うことができ、該リモコン操作者にとってより最適な空調運転制御を行うことができる。
また、上記リモコン操作者検出手段(43,44)によって検出されたリモコン操作者の特徴を抽出する特徴抽出手段(45)をさらに備えていて、上記空調運転制御手段(46,47,53)は、上記リモコン操作者の嗜好情報が上記嗜好情報記憶手段(51)に記憶されていなかった場合に、リモコン操作者の特徴毎に予め設定された嗜好情報のうち、上記特徴抽出手段(45)によって抽出された特徴に対応する嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うように構成されているのが好ましい(第3の発明)。
これにより、上記嗜好情報記憶手段(51)にリモコン操作者の嗜好情報が記憶されていない場合でも、該リモコン操作者の特徴を特徴検出手段(45)によって検出し、特徴毎に予め設定された嗜好情報のうち、該特徴検出手段(45)によって検出された特徴に対応する嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うことで、上記リモコン操作者に適した空調を行うことができる。すなわち、予め情報の登録されていない人であっても、その特徴に基づく一般的な嗜好情報を空調運転制御に適用して、その人にとって快適な環境にすることができる。
ここで、上記特徴抽出手段(45)は、上記空間内の画像を撮影する撮影手段(31)を備えていて、該撮影手段(31)によって撮影されたリモコン操作者の画像に基づいて特徴を抽出するように構成されているものとする(第4の発明)。
このように、撮影手段(31)によって撮影されたリモコン操作者の画像に基づいてその特徴を検出することで、該リモコン操作者に関する情報を予め記憶していなくても、その外観から特徴を抽出することができる。すなわち、リモコン操作者の性別、年齢、着衣量、活動量、肥満度などの情報を画像から取得することができ、これらの情報に基づく一般的な空調の嗜好情報を空調運転制御に適用することで、該リモコン操作者に最適と思われる空調運転を行うことができる。
一方、上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の携帯する情報記憶手段(63)から該操作者の特徴に関する情報を取得するように構成されていてもよい(第5の発明)。
これにより、リモコン操作者の携帯するIDタグなどの情報記憶手段(63)から該リモコン操作者の特徴に関する情報を取得することができ、CCDカメラなどの撮影手段で撮影された画像を解析する必要がなくなるため、簡単な構成によって上記第3の発明の構成を実現することができる。また、情報記憶手段(63)から特徴に関する情報を直接、取得できるため、上記リモコン操作者を撮影手段によって撮影し、その画像からリモコン操作者の特徴を抽出する場合に比べて、リモコン操作者の特徴をより正確に把握することができる。
また、上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の着衣量を該リモコン操作者の特徴として抽出するように構成されていて、上記嗜好情報は、上記リモコン操作者の着衣量に応じて設定されているのが好ましい(第6の発明)。
こうすることで、リモコン操作者の体感温度を該リモコン操作者の着衣量から推測して、該リモコン操作者に適した空調運転を行うことが可能となる。すなわち、上記リモコン操作者の着衣量が多ければ設定温度を下げる一方、該リモコン操作者の着衣量が少なければ設定温度を上げるように嗜好情報を設定することにより、リモコン操作者の着衣量によらず該リモコン操作者の体感温度を快適な温度にすることができる。
また、上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の性別を該リモコン操作者の特徴として抽出するように構成されていて、上記嗜好情報は、上記リモコン操作者の性別に応じて設定されていてもよい(第7の発明)。
このようにリモコン操作者の性別を特徴として抽出し、性別に応じて設定された嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うことで、性別による体感温度の差を考慮して該リモコン操作者に適した空調運転を行うことが可能となる。すなわち、上記リモコン操作者が冷え性の確率の高い女性であれば、男性の場合よりも設定温度が高くなるように嗜好情報を設定して室内の温度を高めにすることで、体感温度が低くなるのを防止できる。
上記第1の発明において、上記リモコン操作者検出手段(43,44)は、上記空間内の画像を撮影する撮影手段(31)と、上記撮影手段(31)によって撮影された画像に基づいてリモコン操作者を識別するリモコン操作者識別手段(44)と、を備えているものとする(第8の発明)。
これにより、撮影手段(31)によって撮影した画像からリモコン操作者を識別することができるため、リモコン(21)の操作者を特定するためにリモコン側から信号を受け取ったりリモコン(21)の位置検出等を行ったりしなくても、容易にリモコン操作者を特定することができる。
一方、上記リモコン操作者検出手段(72,44)は、上記リモコン(21)から発信される信号に基づいて該リモコン(21)の位置を検出するリモコン位置検出手段(42)と、上記リモコン(21)の操作者が携帯する情報記憶手段(63)から該操作者に関する情報を取得する情報取得手段(72)と、を備えていて、上記情報取得手段(72)によって取得した上記情報と上記リモコン位置検出手段(42)によって検出された上記リモコン(21)の位置とに基づいてリモコン操作者を特定するように構成されていてもよい(第9の発明)。
こうすることで、撮影手段(31)や、画像からリモコン操作者を識別するためのリモコン操作者識別手段(44)等を設けなくても、リモコン位置検出手段(42)で検出されたリモコンの位置と情報取得手段(72)によって取得したリモコン操作者の情報とに基づいて、リモコン操作者を特定することができ、該リモコン操作者に応じた空調運転制御を行うことが可能となる。
上記撮影手段は、CCDカメラ(31')であり、上記室内ユニット(11')に内蔵されているのが好ましい(第10の発明)。特に、上記CCDカメラ(31')は、上記リモコン(21)から発信された信号を受け取る受光部としても機能するように構成されているのが好ましい(第11の発明)。
これにより、撮影手段(31)の設置が容易になるとともに、室内ユニット(11)のリモコン受光部としても機能するため、その分、部品点数を減らすことができ、コスト低減を図れる。
以上より、本発明に係る空気調和装置(1)によれば、リモコン操作者検出手段(43,44)によって検出されたリモコン操作者に対応して空調運転制御を行うようにしたため、リモコン(21)を操作して設定等を変更しようとしている人(リモコン操作者)に合わせて空調運転制御を行うことができる。すなわち、上記リモコン操作者を空調対象者とすることで、室内に複数の人が存在する場合でも空調対象者の特定が容易になるとともに、該リモコン操作者に適した空調運転制御を行うことが可能となる。
また、第2の発明によれば、上記リモコン操作者のリモコン(21)の操作内容を嗜好情報として記憶する嗜好情報記憶手段(51)を備えていて、空調運転制御手段(46,47,53)は、該嗜好情報記憶手段(51)に記憶された嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うため、上記リモコン操作者の嗜好を学習しつつ、その嗜好に合わせて最適な空調運転制御を行うことが可能となる。
また、第3の発明によれば、上記リモコン操作者の特徴を抽出する特徴抽出手段(45)を備えていて、上記空調運転制御手段(46,47,53)は、リモコン操作者の嗜好情報が嗜好情報記憶手段(51)に記憶されていなかった場合には、特徴毎に予め設定された嗜好情報のうち上記抽出された特徴に対応する嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うため、上記嗜好情報記憶手段(51)に情報が記憶されていないリモコン操作者であっても、該リモコン操作者から抽出された特徴に応じた一般的な嗜好情報に基づいて、該リモコン操作者に適した空調運転制御を行うことが可能となる。
また、第4の発明によれば、上記特徴抽出手段(45)は、空間内の画像を撮影する撮影手段(31)を備えていて、該撮影手段(31)によって撮影されたリモコン操作者の画像に基づいて特徴を抽出するように構成されているため、該リモコン操作者の外観からその特徴をより正確に抽出することができ、これにより、該リモコン操作者により適した空調運転制御を行うことができる。
また、第5の発明によれば、上記特徴抽出手段(45)は、リモコン操作者の携帯する情報記憶手段(63)から該操作者の特徴に関する情報を取得するように構成されているため、該リモコン操作者の特徴に関する情報をより正確に取得することができる。また、撮影手段や画像から特徴を抽出する手段が不要になるため、その分、簡単な構成によって上記第3の発明の構成を実現することができる。
また、第6の発明によれば、上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の着衣量を特徴として抽出するとともに、上記嗜好情報は、上記リモコン操作者の着衣量に応じて設定されているため、リモコン操作者の着衣量に応じて空調運転制御を行うことができ、着衣量によらず該リモコン操作者の体感温度を快適な温度にすることができる。
一方、第7の発明によれば、上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の性別を特徴として抽出するとともに、上記嗜好情報は、上記リモコン操作者の性別に応じて設定されているため、リモコン操作者の性別に応じて空調運転制御を行うことができ、該リモコン操作者の体感温度を快適な温度にすることができる。
また、第8の発明によれば、上記リモコン操作者検出手段(43,44)は、撮影手段(31)によって撮影された画像に基づいてリモコン操作者識別手段(44)によってリモコン操作者を識別するように構成されているため、リモコン(21)の位置を検出したりリモコン操作者が予め情報の記憶された情報記憶手段(63)を所持したりすることなく、リモコン操作者を容易に識別することができる。
また、第9の発明によれば、上記リモコン操作者検出手段(72,44)は、リモコン(21)から発信される信号に基づいてリモコン位置検出手段(42)によって該リモコン(21)の位置を検出するとともに、該リモコン(21)の操作者が携帯する情報記憶手段(63)から該操作者に関する情報を情報取得手段(72)によって受け取り、上記情報と上記リモコン(21)の位置とに基づいてリモコン操作者を特定するように構成されているため、より正確且つ確実にリモコン操作者を特定することができる。
また、第10の発明によれば、上記撮影手段としてのCCDカメラ(31)は、室内ユニット(11)に内蔵されているため、該カメラ(31)を室内ユニット(11)と一緒に設置することができ、設置する際の作業性の向上を図れる。さらに、第11の発明によれば、上記CCDカメラ(31)は、上記リモコン(21)から発信された信号を受け取る受光部としても機能するように構成されているため、リモコン専用の受光部が不要になり、その分、部品点数を削減してコストの低減を図れる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
−全体構成−
本発明の実施形態1に係る空気調和装置(1)を図1に示す。この空気調和装置(1)は、上記図1に示すように、室内の壁に取り付けられる、いわゆる壁掛け式のルームエアコンによって構成されている。なお、上記空気調和装置(1)は、本実施形態のような壁掛け式のルームエアコンに限らず、例えば床置き式のエアコンであってもよいし、天井埋め込み型のエアコンであってもよい。また、空気清浄機能等が設けられていてもよい。
上記空気調和装置(1)は、室内の壁に取り付けられる室内機(11)(室内ユニット)と、図示しない室外機とを備えている。この空気調和装置(10)は、一般的な構造であるので、詳細な説明は省略するが、図示しない室内熱交換器、室外熱交換器、圧縮機などを有する冷媒回路を備え、圧縮機を駆動して、冷媒回路中に冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うと共に、室外機の室外ファン及び室内機(11)の室内ファンを駆動することで、冷房運転及び暖房運転を行うように構成されている。なお、上記空気調和装置(1)は、上記冷凍サイクルを行わず、室内機(11)の室内ファンのみを駆動する送風運転も可能に構成されている。
また、上記空気調和装置(1)は、室外機及び室内機(11)を遠隔操作すべく、該室内機(11)に設けられた送受信部(12)との間で信号の授受を行うリモコン(21)も備えている。このリモコン(21)は、図1に概略構成を示すように、各種操作のための操作スイッチ(22)と、運転状態等を表示するための表示部(23)と、該操作スイッチ(22)を操作した場合の操作信号を送信する一方、上記室内機(11)の送受信部(12)からの信号を受信するリモコン送受信部(24)と、を有している。
これにより、上記リモコン(21)は、入力操作に応じて信号を上記室内機(11)の送受信部(12)に発信して室外機及び室内機(11)を遠隔操作する一方、該送受信部(12)から発信される運転状態や室温などの運転情報を受信して表示部(23)に表示するように構成されている。
また、上記空気調和装置(1)は、空調を行う空間内の人の顔画像を得るために該空間内の人を撮影するCCDカメラ(31)(撮影手段)を備えている。このCCDカメラ(31)は、一般的な構成のものであり、該CCDカメラ(31)で得られた画像データは、上記空気調和装置(1)の室内機(11)に送られて画像処理された後、詳しくは後述するように、リモコン操作者の識別や該リモコン操作者の特徴抽出に利用される。
さらに、上記空気調和装置(1)は、上記CCDカメラ(31)によって撮影された画像データからリモコン操作者を識別し、該リモコン操作者に応じて空調制御を行うコントローラ(41)を備えている。以下で、このコントローラ(41)の構成について詳細に説明する。
−コントローラの構成−
上記コントローラ(41)は、図2に示すように、上記リモコン(21)から送信される操作情報を検知するリモコン操作検知部(42)と、上記CCDカメラ(31)で得られた画像データからリモコン(21)の位置を検出して該リモコン(21)の操作者を検出するリモコン操作者検出部(43)と、該リモコン操作者検出部(43)で検出されたリモコン操作者が後述する好み情報記憶手段(51)(嗜好情報記憶手段)に記憶されている人物のうち誰に該当するかを上記CCDカメラ(31)で得られた画像に基づいて識別する操作者識別部(44)(リモコン操作者識別手段)と、該操作者識別部(44)でリモコン操作者が好み情報記憶手段(51)に記憶されていない人物であると判定された場合に上記CCDカメラ(31)によって撮影された画像からリモコン操作者の特徴を抽出する特徴抽出部(45)と、を備えている。
ここで、上記CCDカメラ(31)、リモコン操作者検出部(43)及び操作者識別部(44)によって本発明に係るリモコン操作者検出手段が構成されるとともに、上記CCDカメラ(31)及び特徴抽出部(45)によって本発明に係る特徴抽出手段が構成される。
また、上記コントローラ(41)は、上記操作者識別部(44)で識別された人物に応じて好み情報(嗜好情報)を好み情報記憶手段(51)や平均好み情報記憶手段(52)から読み込むとともに、上記リモコン(21)の操作内容や初めてリモコンを操作する人の情報(画像データ等)を該好み情報記憶手段(51)に出力して記憶させる好み情報入出力部(46)と、該好み情報入出力部(46)からの出力データと各センサ(室温センサ、外気温センサ、湿度センサ等)からの出力信号とに基づいて空気調和装置(1)の運転条件を決定する運転条件決定部(47)と、を備えている。この運転条件決定部(47)から出力される運転制御信号は、運転制御手段(53)に送られて、該運転制御手段(53)によって空気調和装置(1)内の圧縮機やファンなどの運転制御が行われる。
上記好み情報記憶手段(51)は、リモコン(21)の操作を行って登録された人毎に、その人のリモコン(21)の操作履歴に基づく空調の好み情報が記憶されたもので、該好み情報を読み書き可能に構成されている。なお、本実施形態では、上述のように、リモコン操作者は、CCDカメラ(31)で撮影された画像に基づいて識別されるため、上記好み情報記憶手段(51)には、顔画像に対応して上記好み情報が記憶されているものとする。
上記平均好み情報記憶手段(52)は、性別、年代、着衣量、活動量、肥満度などの属性毎に空調の平均的な好み情報が記憶されたもので、上記CCDカメラ(31)で撮影された画像から抽出された特徴(性別、年代、着衣量、活動量、肥満度など)に応じて上記好み情報が出力されるように構成されている。なお、本実施形態では、上記平均好み情報記憶手段(52)は、上記好み情報記憶手段(51)とは異なり、好み情報を出力する機能しか有しておらず、好み情報を記憶するようには構成されていない。
ここで、上記好み情報入出力部(46)、運転条件決定部(47)及び運転制御手段(53)によって本発明に係る空調運転制御手段が構成される。
−リモコン操作者に応じた空調運転制御−
次に、上述のような構成を有する上記コントローラ(41)が、リモコン操作者を識別して該リモコン操作者の空調の好みに応じて空調運転制御を行う場合の動作を、図3に示すフローに基づいて説明する。
上記図3に示すフローがスタートすると、まず、ステップS1では、リモコン(21)からの操作信号を室内機(11)の送受信部(12)で受信したかどうかの判定が行われる。上記リモコン(21)から操作信号が送信されたと判定された場合(YESの場合)には、ステップS2に進んでCCDカメラ(31)からの画像に基づいて上記リモコン(21)の位置を検出する一方、上記ステップS1でリモコン(21)から操作信号が送信されていないと判定された場合(NOの場合)には、該リモコン(21)からの操作信号の出力が検出されるまで上記ステップS1の判定を繰り返す。
上記ステップS2でリモコン(21)の位置を検出した後、続くステップS3では、上記CCDカメラ(31)から得られた画像に基づいて上記リモコン(21)を操作しているリモコン操作者を検出して識別する。すなわち、このステップS3では、検出されたリモコン操作者が好み情報記憶手段(51)に記憶されている人物のいずれかと一致するかどうかの判定を行う。
その後、ステップS4で、上記リモコン操作者が初めての操作者かどうかの判定を行う。すなわち、上記ステップS3でリモコン操作者の識別を行った結果、該リモコン操作者が上記好み情報記憶手段(51)に記憶されているかどうかに基づいて、このステップS4の判定を行う。リモコン操作者が上記好み情報記憶手段(51)に情報が登録されていない人物の場合、すなわち初めてリモコン(21)を操作する人の場合(YESの場合)には、後述するように、ステップS5〜S7に進んで、その人の画像から抽出された特徴に応じて平均好み情報記憶手段(52)から空調の平均的な好み情報を読み出す。一方、上記ステップS4において、リモコン操作者が上記好み情報記憶手段(51)に情報が登録されている人物の場合、すなわちリモコン(21)を初めて操作する人ではない場合(NOの場合)には、ステップS8に進んで、好み情報記憶手段(51)に記憶されている空調の好み情報を読み出した後、後述するステップS9に進む。
上記ステップS4においてリモコン操作者が初めてのリモコン(21)の操作者であると判定された場合に進むステップS5では、上記CCDカメラ(31)で撮影された画像から、リモコン操作者の性別、年代、着衣量、活動量及び肥満度などの特徴を抽出する。ここで、画像から特徴を抽出する画像処理の方法は、一般的に公知なものを利用すればよい。
続くステップS6では、上記ステップS5で画像から抽出された特徴に関する情報に基づいて、平均好み情報記憶手段(52)から空調に関する好み情報を読み出す。その一例として、リモコン操作者の着衣量に基づいて空調の設定温度を決める場合について図4〜図6を用いて説明する。この図4は、外気温度と着衣量との関係から、空調の設定温度を補正するための制御テーブルである。すなわち、外気温度のテーブルである図5と着衣量のテーブルである図6とから、それぞれ対応する数値を読み取って、上記図4のどの位置にあるかによって空調の設定温度を決める。
まず、図4の縦軸である外気温度については、図5に示すテーブルから現在の外気温度に対応するテーブルNo.を読み取る。例えば、現在の外気温度が31度の場合には、外気温度テーブルNo.は13である。一方、上記図4の横軸であるリモコン操作者の着衣量は、図6に示すテーブルから現在の着衣量に対応するテーブルNo.を読み取る。例えば、リモコン操作者がスーツを着用していた場合には、着衣量テーブルNo.は4である。
このようにして、現在の外気温度及び着衣量に応じて図5及び図6から読み取られたテーブルNo.によって、上記図4の制御テーブルから設定温度を24度に設定するという情報が得られる。なお、例えば、リモコン操作者が、半ズボンに履き替えると、上記図6のテーブルから得られる着衣量テーブルNo.は0.5となり、上記図4から得られる設定温度は27度となる。つまり、リモコン操作者の着衣量に応じて、空調の設定温度が補正されるようになっている。
この実施形態では、リモコン操作者の特徴に関する情報として着衣量を用いて、該着衣量に応じて設定温度を変えるようにしているが、この限りではなく、リモコン操作者の性別や年代、活動量、肥満度などに応じて設定温度を変更するようにしてもよい。また、変更するパラメータも設定温度に限らず、風量や湿度など、空調に関する他のパラメータであってもよい。
例えば、リモコン操作者が女性やお年寄りの場合には、設定温度を高めにしたり風量を下げたりするとともに、リモコン操作者の室内での活動量が多かったり該リモコン操作者の肥満度が高ければ、設定温度を低めにするような制御が考えられる。
なお、室内にリモコン操作者以外にも多数の人がいる場合には、上記CCDカメラ(31)で撮影した画像に基づいて男女を判別し、次のような空調運転制御を行うようにしてもよい。例えば、男性よりも女性の方が多い場合には設定温度を高めに設定したり、女性のいるゾーンやその床に近い部分の温度が所定温度以下にならないように空調運転を行ったりしてもよい。また、人が入室した場合には一時的に設定温度を下げるとともに風量を増大させ、入室した人が男性で且つ季節が冬であれば早めに元の設定に戻し、入室した人が女性で且つ季節が夏であれば早めに元の設定に戻すようにしてもよい。
上記ステップS6で、リモコン操作者の画像から抽出された特徴に応じて空調の好み情報(ここでは、上述のような着衣量と外気温度とに応じた設定温度)が読み出された後、ステップS7では、上記リモコン操作者の画像データなどを上記好み情報記憶手段(51)に記憶する。
上記ステップS7及びS8の後に進むステップS9では、リモコン操作者のリモコン(21)の操作内容を、当該リモコン操作者に関する情報と関連づけて好み情報記憶手段(51)に記憶する。これにより、新規登録者は、リモコン(21)の操作内容に基づく空調の好みを記憶することができる一方、既登録者は、リモコン(21)の新たな操作内容に応じて空調の好み情報を更新することができる。こうすることで、次回、同じリモコン操作者がリモコン(21)の操作を行った場合、該リモコン操作者の嗜好により適した空調運転を行うことが可能になる。
その後、ステップS10において、上記ステップS6及びS8で読み出した空調の好み情報と、各センサから出力されるセンサ信号とに基づいて空調運転の条件を決定する。そして、決定された空調運転条件は、運転制御手段(53)に制御信号として出力され、該運転制御手段(53)によって空気調和装置(1)の運転制御が行われる。上記ステップS10で、空調運転の条件を決定した後は、このフローを終了する(エンド)。
なお、上記図3のフローは、一定の時間間隔毎にスタートするように構成されていてもよいし、常にスタートに戻ってフローを連続して実行するように構成されていてもよい。
−実施形態1の効果−
以上より、この実施形態1では、CCDカメラ(31)によって撮影された画像に基づいて、リモコン(21)の操作者を検出して識別するように構成されているため、室内に複数の人が存在していても、リモコン操作者を容易に検出できるとともに、その顔画像からリモコン操作者が誰であるかを識別することができる。
また、上記リモコン操作者の空調の好みに関する情報を、好み情報記憶手段(51)に記憶しておくとともに、上記リモコン操作者に対応する好み情報を上記好み情報記憶手段(51)から読み出して空調運転制御を行うことで、該リモコン操作者の空調に関する好みを学習しつつ、該リモコン操作者に最適な空調運転を行うことが可能となる。
一方、上記リモコン操作者が、上記好み情報記憶手段(51)に記憶されていない場合(初めての操作者の場合)には、該リモコン操作者の特徴を上記CCDカメラ(31)によって撮影された画像から抽出して、該特徴に応じて予め設定されている平均的な好み情報に応じて空調運転制御を行うように構成されているため、上記好み情報記憶手段(51)に記憶されていないリモコン操作者であっても、該リモコン操作者に合わせて最適と思われる空調運転を行うことが可能となる。
しかも、上述のようにリモコン操作者の特徴を抽出する場合に、上記CCDカメラ(31)で撮影した画像を用いることで、該リモコン操作者の特徴をその外観から容易に抽出することができる。
−実施形態1の変形例−
この変形例は、CCDカメラ(31)が室内機に一体に設けられているとともに、リモコン(21)との間で信号を送受信するための送受信部を兼ねている点が実施形態1とは異なる。
具体的には、図7に示すように、室内機(11')の前面下部中央には、送受信部(受光部)を兼ねたCCDカメラ(31')が設けられていて、リモコン(21)との間で信号を送受信可能なように構成されている。また、上記CCDカメラ(31')は、リモコン操作者の画像も撮影可能なように構成されている。
このように、上記CCDカメラ(31')を室内機(11')に一体に設けることで、該CCDカメラを室内機とは別に設ける場合に比べて、設置作業が容易になる。また、上述のように、上記CCDカメラ(31')がリモコン(21)との送受信部を兼ねることで、その分、コスト低減を図れる。
《実施形態2》
この実施形態2に係る空気調和装置(61)は、図8及び図9に示すように、CCDカメラ(31)の代わりに、個人情報が記憶されたIDタグ(63)を用いて、該IDタグ(63)によってリモコン操作者の識別や、特徴情報の取得を行うように構成されている点が上記実施形態1とは異なるだけなので、該実施形態1と同一の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ以下で説明する。
具体的には、上記空気調和装置(61)では、リモコン(21)の操作が行われると、該リモコン(21)の位置を検出する一方、室内の人が携帯しているIDタグ(63)(情報記憶手段)の情報を読み取って、リモコン位置とIDタグ(63)の情報とから、リモコン操作者を特定する。特定されたリモコン操作者は、上記実施形態1と同様、操作者識別部(44)で、好み情報記憶手段(51)に記憶されている人物との照合が行われ、該好み情報記憶手段(51)に記憶されている人であれば、その人に対応して空調の好み情報を読み出して空調運転を行う一方、上記好み情報記憶手段(51)に記憶されていない人であれば、上記IDタグ(63)から読み込まれた特徴に関する情報に基づいて平均好み情報記憶手段(52)から対応する平均的な好み情報を読み出して空調運転を行う。
すなわち、この実施形態では、図9に示すように、コントローラ(71)において、リモコン(21)の操作を検知するリモコン操作検知部(42)が、該リモコン(21)の位置を検出するリモコン位置検出手段としての役割も果たすように構成されている。また、上記コントローラ(71)には、CCDカメラの画像からリモコン操作者を検出するリモコン操作者検出部の代わりに、上記IDタグ(63)に記憶されている情報を読み取るためのリモコン操作者情報取得部(72)(情報取得手段)が設けられている。このリモコン操作者情報取得部(72)は、室内の人のIDタグ(63)から個人情報及びその位置情報を取得するとともに、その人がリモコン操作者である場合には、その人の特徴に関する情報も取得するように構成されている。
ここで、上記リモコン操作検知部(42)、リモコン操作者情報取得部(72)及び操作者識別部(44)によって本発明に係るリモコン操作者検出手段が構成される。
なお、この実施形態では、リモコン操作者の各種情報が記録されたものとしてIDタグ(63)を用いるようにしているが、この限りではなく、IDカードなど情報を記憶できるような装置又は媒体であれば、どのようなものでもよい。また、この実施形態では、室内(11)側でIDタグ(63)のデータを読み取るような構成にしているが、この限りではなく、該IDタグ(63)に情報を送信できるような送信機が設けられていて、該送信機から送信された情報を上記室内機(11)側で受信するような構成にしてもよい。
−実施形態2の効果−
以上より、この実施形態によれば、リモコン(21)の操作者の検出及び識別を、該リモコン(21)からの信号及びIDタグ(63)に記憶されている情報に基づいて行うため、該リモコン操作者の識別をより正確に行うことができる。
また、リモコン操作者が好み情報記憶手段(51)に記憶されていない場合には、上記IDタグ(63)に記憶されている特徴に関する情報に基づいて、平均好み情報記憶手段(51)から対応する平均的な好み情報を読み出し、空調運転制御を行うように構成されているため、画像から特徴を抽出する場合に比べて、より正確な特徴を確実に得ることができ、これにより、リモコン操作者により適した空調運転制御を行うことが可能になる。
また、上記実施形態1のようなCCDカメラや、画像を解析する手段が不要になるため、比較的、簡単な構成でリモコン操作者に適した空調運転制御を行えるようになる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記各実施形態では、リモコン(21)の操作を行った場合に、リモコン操作者の検出及び識別を行うように構成されているが、この限りではなく、リモコン操作者を定期的に検出するようにして、リモコン(21)の操作を行わなくても該リモコン(21)を携帯しているだけでリモコン操作者を検出・識別するようにしてもよい。
また、上記実施形態1では、撮影手段としてCCDカメラ(31)を用いているが、この限りではなく、リモコン(21)及びその操作者を認識できるようなものであれば、どのようなものであってもよい。
以上説明したように、本発明に係る空気調和装置では、リモコン操作者を識別して該リモコン操作者に適した空調運転を行うことができるので、例えば空間内の空調を行うエアコンなどに特に有用である。
図1は、本発明の実施形態1に係る空気調和装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、リモコン操作者に応じて空調運転制御を行うコントローラの概略構成を示す図である。 図3は、リモコン操作者に応じた空調運転制御の一例を示すフローである。 図4は、着衣量と外気温度との関係から設定温度を補正する際に用いる制御テーブルを示す図である。 図5は、図4で用いる外気温度のテーブルNo.を示す図である。 図6は、図4で用いる着衣量のテーブルNo.を示す図である。 図7は、実施形態1の変形例に係る空気調和装置の図1相当図である。 図8は、実施形態2に係る空気調和装置の図1相当図である。 図9は、実施形態2に係るコントローラの図2相当図である。
符号の説明
1、61 空気調和装置
11、11’ 室内機(室内ユニット)
12 送受信部
21 リモコン
31、31’ CCDカメラ(リモコン操作者検出手段、撮影手段)
41、71 コントローラ
42 リモコン操作検知部(リモコン位置検出手段)
43 リモコン操作者検出部(リモコン操作者検出手段)
44 操作者識別部(リモコン操作者検出手段、リモコン操作者識別手段)
45 特徴抽出部(特徴抽出手段)
46 好み情報入出力部(空調運転制御手段)
47 運転条件決定部(空調運転制御手段)
51 好み情報記憶手段(嗜好情報記憶手段)
52 平均好み情報記憶手段
53 運転制御手段(空調運転制御手段)
62 送受信部(受光部)
63 IDタグ(情報記憶手段)
72 リモコン操作者情報取得部(情報取得手段)

Claims (11)

  1. 空間内の空調を行うための所定の信号を室内ユニット(11)に対して送信可能に構成されたリモコン(21)を備えている空気調和装置であって、
    上記リモコン(21)の操作者を検出するためのリモコン操作者検出手段(43,44)と、
    上記リモコン操作者検出手段(43,44)によって検出されたリモコン操作者に応じて空調運転制御を行う空調運転制御手段(46,47,53)と、
    を備えていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1において、
    上記リモコン操作者検出手段(43,44)によって検出されたリモコン操作者の操作内容を空調運転に関する嗜好情報として記憶する嗜好情報記憶手段(51)をさらに備えていて、
    上記空調運転制御手段(46,47,53)は、上記嗜好情報記憶手段(51)に記憶されている上記リモコン操作者の嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項2において、
    上記リモコン操作者検出手段(43,44)によって検出されたリモコン操作者の特徴を抽出する特徴抽出手段(45)をさらに備えていて、
    上記空調運転制御手段(46,47,53)は、上記リモコン操作者の嗜好情報が上記嗜好情報記憶手段(51)に記憶されていなかった場合に、リモコン操作者の特徴毎に予め設定された嗜好情報のうち、上記特徴抽出手段(45)によって抽出された特徴に対応する嗜好情報に基づいて空調運転制御を行うように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項3において、
    上記特徴抽出手段(45)は、上記空間内の画像を撮影する撮影手段(31)を備えていて、該撮影手段(31)によって撮影されたリモコン操作者の画像に基づいて特徴を抽出するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項3において、
    上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の携帯する情報記憶手段(63)から該操作者の特徴に関する情報を取得するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項3において、
    上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の着衣量を該リモコン操作者の特徴として抽出するように構成されていて、
    上記嗜好情報は、上記リモコン操作者の着衣量に応じて設定されていることを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項3において、
    上記特徴抽出手段(45)は、上記リモコン操作者の性別を該リモコン操作者の特徴として抽出するように構成されていて、
    上記嗜好情報は、上記リモコン操作者の性別に応じて設定されていることを特徴とする空気調和装置。
  8. 請求項1において、
    上記リモコン操作者検出手段(43,44)は、
    上記空間内の画像を撮影する撮影手段(31)と、
    上記撮影手段(31)によって撮影された画像に基づいてリモコン操作者を識別するリモコン操作者識別手段(44)と、
    を備えていることを特徴とする空気調和装置。
  9. 請求項1において、
    上記リモコン操作者検出手段(72,44)は、
    上記リモコン(21)から発信される信号に基づいて該リモコン(21)の位置を検出するリモコン位置検出手段(42)と、
    上記リモコン(21)の操作者が携帯する情報記憶手段(63)から該操作者に関する情報を取得する情報取得手段(72)と、
    を備えていて、
    上記情報取得手段(72)によって取得した上記情報と上記リモコン位置検出手段(42)によって検出された上記リモコン(21)の位置とに基づいてリモコン操作者を特定するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
  10. 請求項1において、
    上記撮影手段は、CCDカメラ(31')であり、上記室内ユニット(11')に内蔵されていることを特徴とする空気調和装置。
  11. 請求項10において、
    上記CCDカメラ(31')は、上記リモコン(21)から発信された信号を受け取る受光部としても機能するように構成されていることを特徴とする空気調和装置。
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