JP2009103274A - 等速自在継手におけるブーツの取付構造およびブーツ取付用部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブーツが取付けられる等速自在継手において、取付けにクランプの使用を取止めて、アウタレースのブーツ取付部位の外径の増大を回避するとともに、露出部位を無くして当該部位の塗装を取止めた取付構造を提供する。
【解決手段】アウタレース11の円筒状部11aの一端側および他端側に小径段部11a4,11a2を設けて、円筒状部11aの外周には円筒状のブーツ取付用部材10dを嵌合してブーツ取付用部材10dを構成する円筒状本体18の先端側の拡開部18aを、アウタレース11の円筒状部11aの一端側の小径段部11a4上にかしめて、ブーツ10cの端部を外周側から締付けた状態で円筒状部11aの外周上に固定するとともに、ブーツ取付用部材10dの円筒状本体18にてアウタレース11の円筒状部11aの外周を被覆する。
【選択図】図2
【解決手段】アウタレース11の円筒状部11aの一端側および他端側に小径段部11a4,11a2を設けて、円筒状部11aの外周には円筒状のブーツ取付用部材10dを嵌合してブーツ取付用部材10dを構成する円筒状本体18の先端側の拡開部18aを、アウタレース11の円筒状部11aの一端側の小径段部11a4上にかしめて、ブーツ10cの端部を外周側から締付けた状態で円筒状部11aの外周上に固定するとともに、ブーツ取付用部材10dの円筒状本体18にてアウタレース11の円筒状部11aの外周を被覆する。
【選択図】図2
Description
本発明は、等速自在継手を構成するアウタレースの円筒状部の一端側外周に端部を嵌合されるブーツを、アウタレースの円筒状部に固定的に取付けるためのブーツの取付構造に関する。また、本発明は、当該ブーツの取付構造の構成に使用するためのブーツ取付用部材に関する。
等速自在継手の一形式として、一端が開口するアウタレースと、アウタレースの円筒状部の内部にて同アウタレースに対して揺動可能かつ等速回転可能に組付けられたインナレースとを備え、前記インナレースには、前記アウタレースの円筒状部の一端側開口部を通して挿入される駆動軸が一体回転可能に連結され、前記アウタレースの円筒状部の一端側外周には同円筒状部の一端側開口部を覆蓋するブーツの端部が取付けられる形式の等速自在継手がある。当該形式の従来の等速自在継手においては、ブーツの端部をアウタレースの一端側外周に嵌合させて、当該嵌合部をその外周からクランプで締付けることにより、ブーツの端部をアウタレースの一端側外周に固定して取付けるようになっている(特許文献1,2を参照)。
図1には、上記した特許文献1に記載の等速自在継手を構成するアウタレースとは形状を異にするアウタレースに対するブーツの取付けに、当該等速自在継手で使用しているクランプを採用した等速自在継手を示している。図1に示す等速自在継手は、アウタレースの形状の点では、上記した特許文献2に記載の等速自在継手の一実施形態に該当するものとみることができ、本発明者は、図1に示す等速自在継手は従来公知の等速自在継手であると認識している。また、当該等速自在継手は、本発明が適用対象とする等速自在継手でもある。
しかして、図1に示す等速自在継手10aは、一端が開口する所定長の円筒状部11aを有するアウタレース11と、アウタレース11の円筒状部11aの内部にて、ケージ13および駆動ボール14を介して、アウタレース11に対して揺動可能かつ等速回転可能に組付けられたインナレース12とを備えている。当該等速自在継手10aにおいては、アウタレース11の一端開口部を通して挿入された駆動軸10bがインナレース12に一体回転可能に連結され、また、アウタレース11の円筒状部11aの一端側外周と駆動軸10bのシャフト本体15の中間部外周にはブーツ10cの各端部が取付けられている。ブーツ10cは、アウタレース11の円筒状部11aの一端側開口部と駆動軸10bのシャフト本体15の中間部間を覆蓋している。ブーツ10cのアウタレース11の円筒状部11aの一端側外周に対する取付けには、クランプ16が使用されている。
当該等速自在継手10aにおいては、アウタレース11の円筒状部11aは所定長さを有するもので、円筒状部11aの一端側外周に嵌合凹部11a1を備えるとともに、その他端側外周に小径段部11a2を備えていて、円筒状部11aの一端側の嵌合凹部11a1にブーツ10cの端部側の内周側凸部が嵌合し、円筒状部11aの他端側の小径段部11a2にダストカバー17が嵌合している。アウタレース11は炭素鋼等にて形成されていて、ブーツ10cの取付部位とダストカバー17の取付部位間の露出部位11a3には塗装が施されている。当該露出部位11a3は、塗布された塗料皮膜にて保護されている。
当該等速自在継手10aは、アウタレース11の他端側に一体的に形成されている軸部(他端側軸部11b)を備えて、他端側軸部11bの外周にスプライン嵌合したホイールハブ21を介して図示しないホイールディスクに取付けられ、また、ハブベアリング22を介してナックルアーム23に支持されている。ナックルアーム23には、アウタレース11の円筒状部11aの他端側の小径段部11a2に嵌合しているダストカバー17に対向する部位に、ダストカバー24が取付けられている。両ダストカバー17,24は互いに対向する形状を呈していて、両ダストカバー17,24間にラビリンスシールを形成している。当該ラビリンスシールは、ハブベアリング22へのダスト、泥、泥水、雨水等の侵入を防止する。
特開平7−229563号公報
特開平5−231436号公報
ところで、本願発明が適用対象とする等速自在継手10aにおいては、ブーツ10cの端部をアウタレース11の円筒状部11aの一端側外周に取付けるためにクランプ16を使用していることから、アウタレース11の円筒状部11aにおけるブーツ10cの取付部位の外径寸法が必然的に大きくなって、当該等速自在継手10aを配設する場合、専用の配設空間の広さによっては、等速自在継手10aが他の構成部品に干渉するおそれがある。また、等速自在継手10aにおいては、アウタレース11の円筒状部11aの外周に露出部位11a3が存在することから、当該露出部位11a3の塗装が不可避であって、塗装コストがかかることになる。また、アウタレース11の円筒状部11aにダストカバー17を取付けることが要求される場合には、ダストカバー17の分だけ構成部品の点数が多くなり、かつ、組付け工数が多くなって、コストが増大することになる。
従って、本発明の目的は、当該等速自在継手10aにおいて、アウタレース11の円筒状部11aに対するブーツ10cの取付けにはクランプ16の使用を取止めて、アウタレース11の円筒状部11aにおけるブーツ10cの取付部位の外径寸法の大幅な増大を回避するとともに、アウタレース11の円筒状本体11aにおける露出部位11a3を無くして当該部位の塗装を取止め、さらには、ダストカバー17が要請される場合にあっても、単独のダストカバー17の使用を取止めることができるようにすることにある。
本発明は、等速自在継手を構成するアウタレースの円筒状部の一端側外周に端部を嵌合されるブーツを、アウタレースの円筒状部に固定して取付けるためのブーツの取付構造に関する。また、本発明は、当該ブーツの取付構造を構成するために使用するブーツ取付用部材に関する。
本発明が適用対象とする等速自在継手は、一端が開口する所定長の円筒状部を有するアウタレースと、前記アウタレースの円筒状部の内部にて同アウタレースに対して揺動可能かつ等速回転可能に組付けられたインナレースを備え、前記インナレースには、前記アウタレースの円筒状部の一端側開口部を通して挿入される駆動軸が一体回転可能に連結され、前記アウタレースの円筒状部の一端側外周に同円筒状部の一端側開口部を覆蓋するブーツの各端部が取付けられる形式の等速自在継手である。
しかして、本発明の第1の発明は、当該形式の等速自在継手におけるブーツの取付構造であって、前記アウタレースの円筒状部は一端側および他端側に小径段部を備えていて同円筒状部の一端側にブーツの端部が嵌合され、前記アウタレースの円筒状部の外周には円筒状のブーツ取付用部材が嵌合されて同円筒状部における前記ブーツの嵌合部および一端側の小径段部を越えて延び、前記ブーツ取付用部材は、先端部を前記アウタレースの円筒状部の一端側の小径段部上にてかしめられていて、前記ブーツの端部を外周側から締付けた状態で前記アウタレースの円筒状部の外周上に固定していることを特徴とするものである。
本発明に係るブーツの取付構造においては、前記ブーツ取付用部材の内径寸法を前記アウタレースの円筒状部の一端側外周に嵌合した状態のブーツの外径よりわずかに小径に形成して、前記ブーツ取付用部材を前記アウタレースの円筒状部の外周上に他端側から挿入して、前記ブーツ取付用部材が前記アウタレースの円筒状部の一端側に嵌合している前記ブーツ上に圧入されているように構成することができる。
また、本発明に係るブーツの取付構造においては、前記ブーツ取付用部材を後端側にダストカバー形状の円環状部を備えた構成として、前記円環状部を前記アウタレースの円筒状部の他端側の小径段部に嵌合して、前記ブーツ取付用部材の抜止めとして機能させるとともに、前記アウタレースの円筒状部より他端側の部位を支持する支持部材のダストカバーとして機能させるようにすることができる。
本発明の第2の発明は、本発明に係るブーツの取付構造を構成するために使用するブーツ取付用部材であって、当該ブーツ取付用部材は所定寸法の円筒状本体からなり、前記円筒状本体の先端側は前方へ漸次拡開して所定長さ延びる拡開部に形成されているとともに、前記円筒状本体の後端側はダストカバー形状の円環状部に形成されていて、当該ブーツ取付用部材は前記アウタレースの円筒状部の外周に嵌合した状態で、前記拡開部が前記アウタレースの円筒状部の一端側の小径段部にてかしめられ、かつ、前記円環状部が前記アウタレースの他端側の小径段部に嵌合されることを特徴とするものである。
本発明に係るブーツ取付用部材においては、当該ブーツ取付用部材を構成する円筒状本体は、前記アウタレースの円筒状本体の外周をカバーすべく機能し、前記円筒状本体の先端側の拡開部はかしめられた状態で前記ブーツの端部を固定すべく機能し、前記円筒状本体の後端側の円環状部は前記アウタレースの円筒状部の他端側の小径段部に嵌合された状態で当該ブーツ取付用部材を抜止めし、かつ、前記アウタレースの円筒状部より他端側の部位を支持する支持部材のダストカバーとして機能するものである。
本発明に係るブーツの取付構造によれば、ブーツのアウタレースの円筒状部に対する取付けに、従来使用しているクランプに代えて、円筒状本体からなるブーツ取付用部材を使用していることから、クランプの使用に起因するブーツ取付部位での外径寸法の増大は大幅に抑制される。また、アウタレースの外周の露出部位はブーツ取付用部材の円筒状本体にて覆蓋されるため、当該露出部位に塗料皮膜による保護が要求される等速自在継手においては、当該露出部位を塗装する必要は全くない。また、アウタレースの後端側にダストカバーを要求される等速自在継手においては、本発明に係るブーツ取付用部材を使用することにより、当該ブーツ取付用部材が有する後端側の円環状部がダストカバーとして機能するため、単独のダストカバーの使用を取止めることができる。
本発明は、等速自在継手におけるブーツの取付構造、および、当該取付構造を構成するために使用するブーツ取付用部材に関する。図2には、本発明に係るブーツ取付構造を実施した等速自在継手を示し、図3には、当該取付構造の構成に使用するブーツ取付用部材を示している。当該等速自在継手10aは、バーフィールド型等速ジョイントであって、アウタレース11と、インナレース12と、ケージ13と、駆動ボール14とにより構成されている。
当該等速自在継手10aを構成するアウタレース11は、一端が開口する所定長さの円筒状部11aを有するもので、円筒状部11aの内周およびインナレース12の外周には、軸方向にオフセットされた円弧状ボール溝11c,12aが形成されている。また、ケージ13は同心の外球面および内球面を有するもので、保持した駆動ボール14を、両レース11,12の各ボール溝11c,12aに位置決めすべく機能する。
当該等速自在継手10aにおいては、インナレース12の軸中心部に設けた内孔に駆動シャフト15が挿入されていて、駆動シャフト10bのシャフト本体15は、インナレース12の内孔12b内にて、インナレース12と互いにスプライン嵌合して連結されている。また、アウタレース11の円筒状部11aの一端側外周と駆動シャフト10bのシャフト本体15の中間部には、ブーツ10cの各端部が嵌合して取付けられている。当該ブーツ10cは、かかる取付け状態にて、アウタレース11の円筒状部11aの一端側開口部とシャフト本体15の中間部間を覆蓋している。
当該等速自在継手10aは、アウタレース11の他端側に一体的に形成されている軸部(他端側軸部11b)を備えて、他端側軸部11bの外周にスプライン嵌合したホイールハブ21を介して図示しないホイールディスクに取付けられ、また、ハブベアリング22を介してナックルアーム23に支持されている。ナックルアーム23には、アウタレース11の円筒状部11aの他端側に対向する部位にダストカバー24が取付けられている。
しかして、当該等速自在継手10aを構成するアウタレース11の円筒状部11aにおける外周側には、その一端側外周に嵌合凹部11a1が形成されているとともに、その他端側外周に小径の第1小径段部11a2が形成されており、さらに、その一端側外周の嵌合凹部11a1よる先端側に小径の第2小径段部11a4が形成されている。円筒状部11aにおいては、嵌合凹部11a1と第1小径段部11a2間が、従来の円筒状部11aにおける露出部位11a3となっている。当該等速自在継手10aでは、アウタレース11の円筒状部11aの一端側外周に対するブーツ10cの取付けには、本発明に係るステンレス製のブーツ取付用部材10dを使用している。
ブーツ取付用部材10dは、図3に示すように、円筒状本体18からなるもので、円筒状本体18の先端側は前方へ漸次拡開して所定長さ延びる拡開部18aに形成されており、また、円筒状本体18の後端側は断面略L字状に屈曲する円環状部18bに形成されている。当該ブーツ取付用部材10dにおいて、円筒状本体18の内径寸法は、ブーツ10cの端部がアウタレースの円筒状部11aの一端側外周に嵌合した状態での外径寸法よりわずかに小径に設定されており、また、円筒状本体21の後端側の円環状部18bは、アウタレース11の円筒状部11aの他端側に設けられている他端側軸部11bに嵌合されたホイールハブ21を支持するナックルアーム23に設けられているダストカバー24と一体で、ハブベアリング22内へのダスト、泥、泥水、雨水等の侵入を防止する。
当該ブーツ取付用部材10dを使用して、ブーツ10cをアウタレース11の円筒状部11aの一端側外周に取付けるには、先ず、当該ブーツ取付用部材10dを円筒状部11aの他端側からその外周に挿入して、ブーツ取付用部材10dの後端側の円環状部18bを第2小径段部11a2に嵌合させる。これにより、ブーツ取付用部材10dの先端側の拡開部18aは、第2小径段部11a4上に位置する。アウタレース11の円筒状部11aの外周に嵌合させたブーツ取付用部材10dは、その後、先端側の拡開部18aをブーツ10cの嵌合部上にかしめる。図4には、アウタレース11の円筒状部11aの一端側外周にブーツ10cの端部を取付ける作業手順を示している。
図4の(a)は、ブーツ10cの端部をアウタレース11の円筒状部11aの一端側外周の嵌合させた状態を示している。かかる嵌合状態においては、ブーツ10cの端部外周は、円筒状部11aの外周よりわずかに浮き上がった状態にあって、ブーツ取付用部材10dを嵌合させた際のしめ代Lが確保されている。従って、かかる状態のアウタレース11の円筒状部11aの外周にブーツ取付用部材10dを挿入すると、ブーツ取付用部材10dの円筒状本体18は、しめ代L分だけ圧入状態で挿入されることになる。
図4の(b)は、ブーツ取付用部材10dをアウタレース11の円筒状部11aの外周に、設定された位置まで圧入した状態を示している。かかる状態では、ブーツ取付用部材10dの円筒状本体18における先端側の拡開部18aは、円筒状部11aの嵌合凹部11a1を越えて第2小径段部11a4上に位置する。このため、かかる嵌合状態のブーツ取付用部材10dの円筒状本体18における先端側の拡開部18aを、円筒状部11aの第2小径段部11a4上にかしめれば、図4の(c)に示すように、ブーツ10cの端部は、ブーツ取付用部材10dによって外周側から締付けられた状態で的確に取付けられる。なお、この嵌合状態のブーツ取付用部材10dは、円筒状本体18の後端側に有する円環状部18bが円筒状部11aの他端側の小径段部11a3に嵌合しているため、軸方向の抜止めがなされている。また、円筒状本体18の後端側に有する円環状部18bは、ナックルアーム23に取付けてあるダストカバー24に対向して、ダストカバー24との間にラビリンスシールを形成する。
本発明の一実施形態に係るブーツの取付構造によれば、アウタレース11の円筒状部11aの一端側外周に対するブーツ10cの端部の取付けに、従来使用しているクランプに代えて、円筒状本体18からなるブーツ取付用部材10dを使用している。このため、クランプの使用に起因するブーツ取付部位での外径寸法の増大は大幅に抑制される。また、アウタレース11の円筒状部11aにおける露出部位11a3は、ブーツ取付用部材10dの円筒状本体18にて覆蓋されるため、当該露出部位11a3に塗料皮膜による保護が要求される場合であっても、当該露出部位11a3を塗装する必要は全くない。また、アウタレース11の円筒状部11aの後端側にダストカバーを要求される場合においては、本発明に係るブーツ取付用部材10dを使用することにより、当該ブーツ取付用部材10dが有する円筒状本体18の後端側の円環状部18bがダストカバーとして機能するため、単独のダストカバーの使用を取止めることができる。
10a…等速自在継手、10b…駆動軸、10c…ブーツ、10d…ブーツ取付用部材、11…アウタレース、11a…円筒状部、11a1…一端側の嵌合凹部、11a2…他端側の小径段部(第1小径段部)、11a3…露出部位、11a4…第2小径段部、11b…他端側軸部、11c…ボール溝、12…インナレース、12a…ボール溝、13…ケージ、14…駆動ボール、15…シャフト本体、16…クランプ、17…ダストカバー、18…円筒状本体、18a…先端側の拡開部、18b…後端側の円環状部、21…ホィールハブ、22…ハブベアリング、23…ナックルアーム、24…ダストカバー。
Claims (5)
- 一端が開口する所定長の円筒状部を有するアウタレースと、前記アウタレースの円筒状部の内部にて同アウタレースに対して揺動可能かつ等速回転可能に組付けられたインナレースを備え、前記インナレースには、前記アウタレースの円筒状部の一端側開口部を通して挿入される駆動軸が一体回転可能に連結され、前記アウタレースの円筒状部の一端側外周には同円筒状部の一端側開口部を覆蓋するブーツの端部が取付けられる等速自在継手における前記ブーツの取付構造であり、前記アウタレースの円筒状部は一端側および他端側に小径段部を備えていて同円筒状部の一端側にブーツの端部が嵌合され、前記アウタレースの円筒状部の外周には円筒状のブーツ取付用部材が嵌合されて同円筒状部における前記ブーツの嵌合部および一端側の小径段部を越えて延び、嵌合されている前記ブーツ取付用部材は、先端部を前記アウタレースの円筒状部の一端側の小径段部上にてかしめられていて、前記ブーツの端部を外周側から締付けた状態で前記アウタレースの円筒状部の外周上に固定していることを特徴とする等速自在継手におけるブーツの取付構造。
- 請求項1に記載のブーツの取付構造であり、前記ブーツ取付用部材の内径寸法は、前記アウタレースの円筒状部の一端側外周に嵌合した状態のブーツの外径よりわずかに小径に形成されていて、前記ブーツ取付用部材は前記アウタレースの円筒状部の外周上に他端側から挿入されて、前記アウタレースの円筒状部の一端側に嵌合している前記ブーツ上に圧入されていることを特徴とする等速自在継手におけるブーツの取付構造。
- 請求項1または2に記載のブーツの取付構造であり、前記ブーツ取付用部材は後端側にダストカバー形状の円環状部を備え、前記円環状部は前記アウタレースの円筒状部の他端側の小径段部に嵌合して、前記ブーツ取付用部材の抜止めとして機能するとともに、前記アウタレースの円筒状部より他端側の部位を支持する支持部材との間のダストカバーとして機能することを特徴とする等速自在継手におけるブーツの取付構造。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の等速自在継手におけるブーツの取付構造に採用されるブーツ取付用部材であり、当該ブーツ取付用部材は所定寸法の円筒状本体からなり、前記円筒状本体の先端側は前方へ漸次拡開して所定長さ延びる拡開部に形成されているとともに、前記円筒状本体の後端側はダストカバー形状の円環状部に形成されていて、当該ブーツ取付用部材は前記アウタレースの円筒状部の外周に嵌合した状態で、前記拡開部が前記アウタレースの円筒状部の一端側の小径段部にてかしめられ、かつ、前記円環状部が前記アウタレースの他端側の小径段部に嵌合されることを特徴とする等速自在継手におけるブーツ取付用部材。
- 請求項4に記載のブーツ取付用部材において、当該ブーツ取付用部材を構成する円筒状本体は、前記アウタレースの円筒状本体の外周をカバーすべく機能し、前記円筒状本体の先端側の拡開部はかしめられた状態で前記ブーツの端部を固定すべく機能し、前記円筒状本体の後端側の円環状部は前記アウタレースの円筒状部の他端側の小径段部に嵌合された状態で当該ブーツ取付用部材を抜止めし、かつ、前記アウタレースの円筒状部より他端側の部位を支持する支持部材との間のダストカバーとして機能することを特徴とする等速自在継手におけるブーツ取付用部材。
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