JP2009103266A - 作業車両の変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バケットの突進と同時にアームを上げ操作するような急ぎの掘削作業を良好に行う。
【解決手段】トルクコンバータ2の入力軸と出力軸の速度比eを検出する速度比検出手段13,14と、検出された速度比eに応じてトランスミッション3の速度段をシフトアップおよびシフトダウンする変速手段20と、2速走行時に速度比検出手段13,14により検出された速度比eが所定値ed以下となり、かつ、作業用アクチュエータ8が所定値以上の負荷で駆動される特定作業条件が成立するか否かを判定する判定手段10と、判定手段10により特定作業条件が成立と判定される場合は、当該特定作業条件が成立しないことが判定された場合に比べて、2速から1速にシフトダウンするのに要する時間が短縮されるように、変速手段20を制御する変速制御手段10とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホイールローダ等の作業車両の変速制御装置に関する。
従来より、エンジンの出力トルクをトルクコンバータ(以下、トルコン)を介してトランスミッションに伝達するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の装置では、トルコンの入力軸と出力軸の回転数の比であるトルコン速度比を算出し、この速度比が予め定めた所定値に達すると、トランスミッションを自動的にシフトアップまたはシフトダウンさせる。シフトアップ、シフトダウンに要する時間は、クラッチに作用するクラッチ圧の昇圧特性によって定まり、通常は、変速ショックが小さくなるように滑らかな昇圧特性が設定される。
この種の変速制御装置を有するホイールローダにおいて、掘削作業時に2速走行で土砂等の地山に突進すると、トルコン速度比が減少し、トランスミッションが2速から1速にシフトダウンする。これにより走行駆動力が大きくなり、バケット内に収容する土砂の量を増大できる。
特許第3388594号公報
しかしながら、従来は、変速ショックが小さくなるように滑らかな昇圧特性を設定していたため、2速から1速にシフトダウンするのに時間がかかり、バケットの突進と同時にアームを上げ操作するような急ぎの掘削作業を良好に行うことができなかった。
本発明による作業車両の変速制御装置は、トルクコンバータの入力軸と出力軸の速度比を検出する速度比検出手段と、検出された速度比に応じてトランスミッションの速度段をシフトアップおよびシフトダウンする変速手段と、2速走行時に速度比検出手段により検出された速度比が所定値以下となり、かつ、作業用アクチュエータが所定値以上の負荷で駆動される特定作業条件が成立するか否かを判定する判定手段と、判定手段により特定作業条件が成立と判定されると、判定手段により特定作業条件が成立と判定される場合は、当該特定作業条件が成立しないことが判定された場合に比べて、2速から1速にシフトダウンするのに要する時間が短縮されるように、変速手段を制御する変速制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による作業車両の変速制御装置は、車速を検出する車速検出手段と、検出された車速に応じてトランスミッションの速度段をシフトアップおよびシフトダウンする変速手段と、2速走行時に車速検出手段により検出された車速が所定値以下となり、かつ、作業用アクチュエータが所定値以上の負荷で駆動される特定作業条件が成立するか否かを判定する判定手段と、判定手段により特定作業条件が成立と判定される場合は、当該特定作業条件が成立しないことが判定された場合に比べて、2速から1速にシフトダウンするのに要する時間が短縮されるように、変速手段を制御する変速制御手段とを備えることを特徴とする。
作業用アクチュエータの負荷圧力を検出する負荷圧検出手段をさらに備え、負荷圧検出手段で検出される負荷圧に基づいて、作業用アクチュエータの負荷が所定値以上か否かを判定することもできる。
作業用アクチュエータを操作する操作部材の操作量を検出する操作量検出手段をさらに備え、操作量検出手段で検出される操作量に基づいて、作業用アクチュエータの負荷が所定値以上か否かを判定することもできる。
2速走行でバケットを突進して行う掘削作業が行われるための条件を特定作業条件とすることが好ましい。
油圧源からのクラッチ圧により作動するクラッチ装置を有し、2速走行時に判定手段により特定作業条件が不成立と判定されると、予め定められた第1のクラッチ圧特性に従い所定時間かけてシフトダウンし、特定作業条件が成立と判定されると、予め定められた第2のクラッチ圧特性に従い所定時間よりも短い時間でシフトダウンするようにクラッチ装置を制御することもできる。
2速走行時に判定手段により特定作業条件が不成立と判定されると、予め定められた第1のクラッチ圧特性に従いシフトダウンを開始し、その後、シフトダウンが終了する前に特定作業条件が成立と判定されると、第1のクラッチ圧特性よりも急峻な第2のクラッチ圧特性に従いシフトダウンするようにクラッチ装置を制御することもできる。
本発明によれば、速度比が所定値以下または車速が所定値以下で、かつ、作業用アクチュエータが所定値以上の負荷で駆動されるときに、2速から1速にシフトダウンする際のシフトダウンに要する時間を短くするようにしたので、走行駆動力を早期に上昇することができ、急ぎの掘削作業を良好に行うことができる。
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図12を参照して本発明の第1の実施の形態に係る作業車両の変速制御装置について説明する。
図1は、本実施の形態に係る変速制御装置が適用される作業車両の一例であるホイールローダの側面図である。ホイールローダ100は、アーム111,バケット112,タイヤ113等を有する前部車体110と、運転室121,エンジン室122,タイヤ123等を有する後部車体120とで構成される。アーム111はアームシリンダ114の駆動により上下方向に回動(俯仰動)し、バケット112はバケットシリンダ115の駆動により上下方向に回動(ダンプまたはクラウド)する。前部車体110と後部車体120はセンタピン101により互いに回動自在に連結され、ステアリングシリンダ(不図示)の伸縮により後部車体120に対し前部車体110が左右に屈折する。
図2は、第1の実施の形態に係る変速制御装置の概略構成を示す図である。エンジン1の出力軸にはトルクコンバータ2(以下、トルコンと呼ぶ)の入力軸(図3の21)が連結され、トルコン2の出力軸(図3の22)はトランスミッション3に連結されている。トルコン2は周知のインペラ,タービン,ステータからなる流体クラッチであり、エンジン1の回転はトルコン2を介してトランスミッション3に伝達される。トランスミッション3は、後述するようにその速度段を1速〜4速に変速する液圧クラッチを有し、トルコン2の出力軸の回転はトランスミッション3で変速される。変速後の回転は、プロペラシャフト4,アクスル5を介してタイヤ113,123に伝達され、ホイールローダが走行する。
作業用油圧ポンプ6はエンジン1により駆動され、油圧ポンプ6からの吐出油は方向制御弁7を介して作業用アクチュエータ8(例えばアームシリンダ114)に導かれる。方向制御弁7は操作レバー9の操作により駆動され、操作レバー9の操作量に応じてアクチュエータ8を駆動できる。
トルコン2は入力トルクに対し出力トルクを増大させる機能、つまりトルク比を1以上とする機能を有する。トルク比は、トルコン2の入力軸の回転数Niと出力軸の回転数Ntの比であるトルコン速度比e(=Nt/Ni)の増加に伴い小さくなる。例えばエンジン回転数が一定状態で走行中に走行負荷が大きくなると、トルコン2の出力軸の回転数、つまり車速が減少し、トルコン速度比eが小さくなる。このとき、トルク比は増加するため、より大きな駆動力(牽引力)で車両走行可能となる。
ここで、トランスミッション3の構成について説明する。図3は、トランスミッション3の概略構成を示す図である。トランスミッション3は、複数のクラッチシャフトSH1〜SH3、アウトプットシャフトSH4、複数のギヤG1〜G13、前進用の油圧クラッチF、後進用の油圧クラッチR、1〜4速用の油圧クラッチC1〜C4を備える。各油圧クラッチF,R,C1〜C4は、トランスミッション制御装置20を介して供給される圧油(クラッチ圧)により係合または解放する。すなわち油圧クラッチF,R,C1〜C4に供給されるクラッチ圧が増加するとクラッチF,R,C1〜C4は係合し、クラッチ圧が減少すると解放する。
トルコン2の出力軸22は、クランクシャフトSH1に連結され、クランクシャフトSH4の両端部は、図2のプロペラシャフト4を介して車両前後のアクスル5に連結されている。図3では、前進用クラッチFと1速用クラッチC1とが係合状態で、他のクラッチR,C2〜C4が解放状態にある。この場合には、ギヤG1とクラッチシャフトSH1が一体になって回転するとともに、ギヤG6とクラッチシャフトSH2が一体になって回転する。
このときエンジン1の出力トルクは、図3に太線で示すようにトルコン2の入力軸21、出力軸22、クラッチシャフトSH1、前進用クラッチF、ギヤG1,G3,G5,G6、1速用クラッチC1、クラッチシャフトSH2、ギヤG8,G12を介してアウトプットシャフトSH4に伝達される。これにより1速走行が可能となる。
1速から2速に変速する場合には、トランスミッション制御装置20を介して供給されるクラッチ圧により1速用クラッチC1を解放し、2速用クラッチC2を係合する。これによりエンジン1の出力トルクは、トルコン2の入力軸21、出力軸22、クラッチシャフトSH1、前進用クラッチF、ギヤG1,G3,G7、2速用クラッチC2、クラッチシャフトSH2、ギヤG8,G12を介してアウトプットシャフトSH4に伝達され、2速走行が可能となる。1速から2速以外の変速、すなわち2速から3速、3速から4速、4速から3速、3速から2速、2速から1速への変速も同様にクラッチC1〜C4を制御することで行われる。
図4は、1速用クラッチC1と2速用クラッチC2にクラッチ圧を供給するトランスミッション制御装置20の概略構成を示す油圧回路図である。なお、図示は省略するが、他のクラッチF,R,C3,C4の油圧回路も同様である。油圧源41からの圧油は、電磁比例減圧弁42,43を介してそれぞれ減圧され、クラッチ圧としてクラッチC1,C2に作用する。電磁比例減圧弁42,43のソレノイドにはコントローラ10から制御信号が出力される。これにより電磁比例減圧弁42,43の減圧度が制御され、1速用クラッチC1のクラッチ圧P1および2速用クラッチC2のクラッチ圧P2が制御される。
自動変速制御には、トルコン速度比eが所定値に達すると変速するトルコン速度比基準制御と、車速が所定値に達すると変速する車速基準制御の2つの方式がある。第1の実施の形態では、トルコン速度比基準制御によりトランスミッション3の速度段を制御する。
図5は、トルコン速度比eと速度段の関係を示す図である。走行負荷が低くなり、トルコン速度比eが増加してトルコン速度比eが所定値eu以上になると、速度段は1段シフトアップする。これによりトルコン速度比eがe1(ed<e1<eu)となる。反対に走行負荷が高くなり、トルコン速度比eが低下してトルコン速度比eが所定値ed以下になると、速度段は1段シフトダウンする。これによりトルコン速度比eがe2(ed<e2<eu)となる。所定値eu,edは、予めコントローラ10に設定されている。
ホイールローダ100で掘削作業を行う場合、例えばトランスミッション3の速度段を2速に設定した状態で、図6に示すように土砂等の地山130に向けてホイールローダ100を突進し、バケット112を地山130に貫入する。これにより走行負荷が増大し、トルコン速度比eが減少する。この際、トルコン速度比eが所定値ed以下になると、トランスミッション3が2速から1速にシフトダウンする。これにより掘削作業時の走行駆動力を大きくすることができ、バケット内に大量の土砂を取り込むことができる。
このときシフトダウンに要する時間は、クラッチC1,C2に作用するクラッチ圧の特性に応じて定まる。急いで掘削作業を行う場合には、バケット112の突進と同時にアーム111を上げ操作するが、この場合にはトルコン速度比eが所定値ed以下になった後、短時間でシフトダウンするようなクラッチ圧特性とすることが好ましい。一方、シフトダウンに要する時間が常に短時間となるようにしたのでは、掘削作業時以外において、シフトダウン時のショックが大きくなり、乗り心地性が悪化する。この点を考慮し、本実施の形態では、以下のようにクラッチ圧特性を設定する。
図2に示すコントローラ10は、CPU,ROM,RAM,その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成される。コントローラ10には、アクセルペダル11の操作量を検出するペダル操作量検出器12と、トルコン2の入力軸21の回転数Niを検出する回転数検出器13と、トルコン2の出力軸22の回転数Ntを検出する回転数検出器14と、トランスミッション3の出力軸の回転速度、つまり車速vを検出する車速検出器15と、油圧ポンプ6の吐出圧Ppを検出する圧力検出器16と、車両の前後進を指令する前後進切換スイッチ17と、1速〜4速の間で最大速度段を指令するシフトスイッチ18とが接続されている。なお、ポンプ吐出圧Ppは図示しないリリーフ弁により所定値Pr以下に制限される。
コントローラ10は、アクセルペダル11の操作量に応じてエンジン1の回転速度を制御する。さらに、以下の処理によってトランスミッション制御装置20に制御信号を出力し、電磁比例減圧弁42,43(図4)を制御する。
図7は、第1の実施の形態に係るコントローラ10で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、トランスミッション3が2速に切り換わるとスタートする。ステップS1では、回転数検出器13,14からの信号によりトルコン速度比eを算出し、このトルコン速度比eが所定値ed以下か否かを判定する。ステップS1が肯定されるとステップS2に進み、圧力検出器16により検出されたポンプ吐出圧Ppが、予め定めた所定値Pp1以上であるか否かを判定する。所定値Pp1は、図6に示すようにバケット112を土砂に突っ込んでアームシリンダ114を駆動した際の圧力、すなわち掘削作業時の圧力に相当し、掘削作業の有無を判定する。
ステップS2が否定されるとステップS3に進み、予め定めた図8(a)のクラッチ圧特性f1,f2(基準特性)に従い2速から1速にシフトダウンするように電磁比例減圧弁42,43に制御信号を出力する。図8(a)において、f1は1速用クラッチC1に作用するクラッチ圧P1の特性であり、f2は2速用クラッチC2に作用するクラッチ圧P2の特性である。
特性f2に示すように、クラッチ圧P2は、時点t0でe≦edとなってから所定時間T0が経過するまで所定値Paから0まで比例的に減少している。一方、特性f1に示すように、クラッチ圧P1は、時点t0でe≦edとなってから所定時間T10(>T0)が経過するまで0から所定値Pbまで比例的に増加し、その後、所定時間T20に至るまでPbからPaまで比例的に増加している。所定時間T10内のクラッチ圧P1の増加の割合は、所定時間T10経過後のクラッチ圧P1の増加の割合よりも小さい。所定値Pbは、1速用クラッチC1が係合する圧力に相当し、クラッチ圧P1が所定値Pb未満ではクラッチ板に滑りが発生している。
このように時間経過に伴いクラッチ圧P2を徐々に減少させ、クラッチ圧P1を徐々に増加させることで、2速用クラッチC2が解放および1速用クラッチC1が係合され、トランスミッション3を1速にシフトダウンすることができる。この際、所定時間T10内のクラッチ圧特性f1の傾きをとくに緩やかとしているので、変速ショックを低減できる。
ステップS2が肯定されるとステップS4に進み、予め定めた図8(b)のクラッチ圧特性f1’,f2’(修正特性)に従い2速から1速にシフトダウンするように電磁比例減圧弁42,43に制御信号を出力する。ここで、特性f2’は図8(a)の特性f2と等しく、クラッチ圧P2は、所定時間T0に至るまで所定値Paから0まで比例的に減少している。
一方、特性f1’に示すように、クラッチ圧P1は、時点t0でe≦edとなってから所定時間T11が経過するまで0からPbまで比例的に増加し、その後、所定時間T21が経過するまでPbからPaまで比例的に増加している。所定時間T11内のクラッチ圧P1の増加の割合は、所定時間T11経過後のクラッチ圧P1の増加の割合よりも小さい。T11,T21は図8(a)のT10,20よりも短い。このため、修正特性f1’によりクラッチ圧P1を増加させれば、基準特性f1によりクラッチ圧P1を増加させる場合に比べ短時間でシフトダウンできる。なお、ステップS1,ステップS2は図6の掘削作業が行われているか否か、掘削作業条件の成否を判定するものであり、ステップS1が肯定され、かつステップS2が肯定されると掘削作業条件が成立と判定される。
ステップS1が否定されるとステップS5に進み、トルコン速度比eが所定値eu以上か否かを判定する。ステップS5が肯定されるとステップS6に進み、否定されるとステップS1に戻る。ステップS6では、シフトスイッチ18が3速と4速のいずれかに操作されているか否か、すなわち2速から3速へのシフトアップが許可されているか否かを判定する。シフトスイッチ18が1速または2速に操作されているときは、3速へのシフトアップが禁止されているため、ステップS6が否定されてステップS1に戻る。ステップS6が肯定されるとステップS7に進む。ステップS7では、図示しないクラッチ圧特性(基準特性)に従い2速から3速にシフトアップするように電磁比例減圧弁42,43に制御信号を出力する。
本実施の形態の動作をまとめると次のようになる。掘削作業時には、2速走行でホイールローダ100を地山130に向けて突進させる。バケット112が地山130に貫入すると走行負荷が増大し、トルコン速度比eが所定値ed以下となる。この際、急ぎの掘削作業を行う場合には、バケット112の貫入と同時に操作レバー9を操作するため、ポンプ吐出圧Ppは所定値Pp1以上となる。このとき掘削作業条件が成立し、トルコン速度比eとポンプ吐出圧Ppの関係は図9(a)の斜線領域に示すものとなる。
このように掘削作業条件が成立すると、図8(b)の修正特性f1’,f2’に従いトランスミッション3が短時間で1速にシフトダウンする(ステップS4)。これにより走行駆動力を速やかに上昇することができ、掘削作業を急いで行うことができる。すなわちバケット112を貫入してすぐにアーム111を上げ操作すると、走行駆動力が不足してバケット112に十分に土砂が収容される前にアーム111が上昇するおそれがあった。この点、本実施の形態では、走行駆動力の不足を解消でき、バケット112を貫入してすぐにアーム111を上げ操作しても、バケット内に十分に土砂を収容できる。
一方、通常走行時に、走行負荷が増大してトルコン速度比eが所定値ed以下となった場合には、ポンプ吐出圧Ppは所定値Pp1未満であるため、掘削作業条件は不成立となる。このため図8(a)の基準特性f1,f2に従いトランスミッション3が1速にシフトダウンする(ステップS3)。これにより時間をかけて滑らかにシフトダウンされ、変速ショックを低減することができ、良好な乗り心地性が得られる。
本実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)2速走行時にトルコン速度比eが所定値ed以下かつポンプ吐出圧Ppが所定値Pp1以上になると、基準特性f1,f2よりもシフトダウンに要する時間が短い修正特性f1’、f2’に従い、1速にシフトダウンするようにした。これにより掘削作業時に短時間でシフトダウンすることができ、走行駆動力を早期に上昇することができる。その結果、バケット112の貫入と同時にアーム111を上げ操作する急ぎの掘削作業を良好に行うことができる。
(2)予め定められた特性f1,f2,f1’、f2’に従いクラッチ圧P1,P2を制御するので、クラッチ圧P1,P2の制御が容易である。
(3)クラッチ圧P1が0から所定値Pbに達するまでクラッチ圧P1の昇圧特性f1,f1’の傾きを小さくするので、シフトダウン時のショックを低減できる。
なお、上記実施の形態では、トルコン速度比eが所定値ed以下かつポンプ吐出圧Ppが所定値Pp1以上の範囲(図9(a)の斜線領域)に掘削作業条件を設定し、掘削作業条件の成立時に修正特性f1’,f2’に従い1速にシフトダウンするようにしたが、例えば図9(b)に示すように掘削作業条件を設定してもよい。図9(b)では、トルコン速度比eが0のとき、掘削作業条件が成立するためのポンプ吐出圧はPp2(>Pp1)であり、トルコン速度比eが小さいほど掘削作業条件が成立するためのポンプ吐出圧Ppを大きく設定している。
上記実施の形態では、ポンプ吐出圧Ppを検出して掘削作業条件の成否を判定するようにしたが、図10に示すように操作レバー9の操作量sを操作量検出器19により検出し、掘削作業条件の成否を判定するようにしてもよい。操作量検出器19はストロークセンサやレバー操作量に応じた圧力を検出する圧力センサ等により構成できる。この場合の掘削作業条件の例を図11に示す。図11(a)において、s1は掘削作業時のレバー操作量に相当し、トルコン速度比eが所定値ed以下かつレバー操作量sが所定値s1以上のときに掘削作業条件が成立する。これにより掘削作業時に短時間で1速にシフトダウンすることができる。なお、図11(b)に示すように、トルコン速度比eが小さいほど、掘削作業条件が成立するためのレバー操作量sを大きく設定してもよい。すなわちトルコン速度比eが0のとき、掘削作業条件が成立するためのレバー操作量をs2(>s1)に設定してもよい。
なお、上記実施の形態では、2速走行時に掘削作業条件が一旦成立すると、以降、トルコン速度比eとポンプ吐出圧Ppの変化に拘わらず、図8(b)の修正特性f1’,f2’に従いクラッチ圧P1,P2を変化させて、1速にシフトダウンするようにした。これに対し、図12に示すように基準特性f1,f2でシフトダウンしている途中で掘削作業条件が成立した際に、クラッチ圧P1の昇圧特性f1を途中で変更するようにしてもよい。
図12は、トルコン速度比eが所定値ed以下になった時点t0では、ポンプ吐出圧Ppが所定値Pp1未満で掘削作業条件は成立しておらず、時間T11経過後(時点t1)にポンプ吐出圧Ppが所定値Pp1以上となって掘削作業条件が成立した場合のクラッチ圧特性を示す図である。これによれば、時点t0から時間T11が経過するまで基準特性f1に沿ってクラッチ圧P1を緩やかに上昇させ、その後、時間T21が経過するまで基準特性f1から乖離した修正特性f1’に沿ってクラッチ圧P1を急激に上昇させている。
ここで、時間T11,T21は、それぞれ図8(a)のT10,T20よりも短く、図12の特性f1’によれば、特性f1に比べ、より短時間でクラッチ圧P1を所定値Pa,Pbまで上昇させることができる。このように掘削作業条件が成立したときにクラッチ圧P1の昇圧特性f1を急峻なものに変更してクラッチ圧P1を急上昇させるようにしても、走行駆動力を早期に増大することができ、急ぎの掘削作業が可能になる。
−第2の実施の形態−
図13〜図16を参照して本発明の第2の実施の形態に係る作業車両の変速制御装置について説明する。
第1の実施の形態では、トルコン速度比基準制御によりトランスミッション3の速度段を制御するようにしたが、第2の実施の形態では、車速基準制御によりこれを制御する。なお、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図13は、車速vと速度段の関係を示す図である。なお、変速制御装置の概略構成は図2と同様である。第2の実施の形態では、車速vに応じてトランスミッション制御装置20に制御信号を出力し、図13に示すように車速vに応じてトランスミッション3を変速する。すなわち車速vがv1に上昇すると、1速から2速にシフトアップし、車速vがv1からv2に上昇すると、2速から3速にシフトアップし、車速vがv2からv3に上昇すると、3速から4速にシフトアップする。一方、車速vがv6に低下すると、4速から3速にシフトダウンし、車速vがv5に低下すると、3速から2速にシフトダウンし、車速vがv4に低下すると、2速から1速にシフトダウンする。なお、シフトチェンジを安定して行うように、車速v1,v2,v3はそれぞれ車速v4,v5,v6よりも大きく設定されている。車速v1〜v6は予めコントローラ10に設定されている。
図14は、第2の実施の形態に係るコントローラ10で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理はトランスミッション3が2速に切り換わるとスタートする。なお、図7と同一の箇所には同一の符号を付している。
ステップS11では、車速検出器15により検出された車速vが所定値v4以下か否かを判定する。ステップS11が肯定されるとステップS2に進み、ポンプ吐出圧Ppが所定値Pp1以上か否かを判定する。ステップS2が否定されるとステップS3に進み、図8(a)の基準特性f1,f2に従いトランスミッション3がシフトダウンするように電磁比例減圧弁42,43に制御信号を出力する。ステップS2が肯定されるとステップS4に進み、図8(b)の修正特性f1’,f2’に従いトランスミッション3がシフトダウンするように電磁比例減圧弁42,43に制御信号を出力する。
一方、ステップS11が否定されるとステップS12に進み、車速vが所定値v2以上か否かを判定する。ステップS12が肯定されるとステップS6に進み、否定されるとステップS11に戻る。ステップS6ではシフトスイッチ18が3速、4速のいずれかに設定されているか否かを判定する。ステップS6が肯定されるとステップS7に進み、否定されるとステップS11に戻る。ステップS7では図示しないクラッチ圧特性(基準特性)に従いトランスミッション3がシフトアップするように電磁比例減圧弁42,43に制御信号を出力する。
第2の実施の形態では、車速vが所定値v4以下で、かつポンプ吐出圧Ppが所定値Pp1以上のときに、トランスミッション3を修正特性f1’,f2’に従い1速にシフトダウンさせる。これによりバケット112を地山130に貫入した際に走行駆動力を早期に上昇させることができ、第1の実施の形態と同様、急ぎの掘削作業が可能である。この場合、図15(a)に示すように車速vが所定値v4以下かつポンプ吐出圧Ppが所定値Pp1以上のとき(斜線領域)に掘削作業条件が成立するようにしたが、図15(b)に示すように車速vが遅いほど、掘削作業条件が成立するためのポンプ吐出圧Ppを大きく設定してもよい。
操作レバー9の操作量sを操作量検出器19(図10)により検出し、図16(a)に示すように車速vが所定値v4以下かつレバー操作量sが所定値s1以上のときに掘削作業条件が成立するようにしてもよい。図16(b)に示すように車速vが遅いほど、掘削作業条件が成立するためのレバー操作量sを大きく設定してもよい。クラッチ圧P1の昇圧特性f1’を図12に示すものとしてもよい。
車速設定値v4をエンジン回転速度またはアクセルペダル11の操作量に応じて変更するようにしてもよい。すなわち回転数検出器13により検出された回転数Niが小さいほど、あるいはペダル操作量検出器12により検出されたペダル操作量が小さいほど、v4を低く設定するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態では、コントローラ10での処理により図9,11,15,16の斜線領域の条件が成立すると、掘削作業条件が成立と判定したが、判定手段はこれに限らない。掘削作業条件以外の特定作業条件を判定してもよい。すなわち少なくとも2速走行時にトルコン速度比eが所定値ed以下または車速が所定値v4以下となり、かつ、アクチュエータ8の負荷が所定値以上の負荷で駆動される特定作業条件が成立するか否かを判定するのであれば、判定手段はいかなるものでもよい。ここで、特定作業条件は、2速走行でバケットを突進して行う掘削作業が行われるための条件である。掘削作業条件が成立と判定されると、条件が不成立と判定されたときよりも、2速から1速にシフトダウンする際のシフトダウンに要する時間が短くなるようにトランスミッション制御装置20を制御するのであれば、変速制御手段としてのコントローラ10の構成は上述したものに限らない。
回転数検出器13,14によりトルコン速度比eを検出するようにしたが、速度比検出手段はいかなるものでもよい。車速検出器15により車速vを検出するようにしたが、車速検出手段はいかなるものでもよい。検出されたトルコン速度比eに応じて、あるいは車速vに応じてトランスミッション3の速度段をシフトアップおよびシフトダウンするのであれば、変速手段としてのトランスミッション制御装置20の構成はいかなるものでもよい。圧力検出器16によりポンプ吐出圧Ppを検出したが、負荷圧検出手段はこれに限らない。操作量検出器19によりレバー操作量sを検出するようにしたが、操作量検出手段はいかなるものでもよい。
上記実施の形態では、クラッチ装置としてのクラッチC1〜C4により1速〜4速に変速可能としたが、3速以下または5速以上に変速可能であってもよい。掘削作業条件不成立時には図8(a)の基準特性f1,f2(第1のクラッチ圧特性)に従いシフトダウンし、掘削作業条件成立時には図8(b)の修正特性f1’,f2’(第2のクラッチ圧特性)に従いシフトダウンするようにしたが、これらクラッチ圧特性は図8のものに限らない。図12では、基準特性f1,f2に従いシフトダウンを開始した後、シフトダウンが終了する前に掘削作業条件成立と判定されると、f1よりも急峻なf1’に従いクラッチ圧P1を制御するようにしたが、この場合の特性も図12のものに限らない。
以上では、変速制御装置をホイールローダに適用する例を説明したが、他の作業車両にも本発明を同様に適用可能である。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の変速制御装置に限定されない。
本発明の実施の形態に係るホイールローダの側面図。 本発明の第1の実施の形態に係る変速制御装置の概略構成を示す図。 本発明の実施の形態に係るトランスミッションの構成を示す図。 図2のトランスミッション制御装置の概略構成を示す油圧回路図。 第1の実施の形態に係る変速制御装置によるトルコン速度比と速度段の関係を示す図。 掘削作業の一例を示す図。 第1の実施の形態に係るコントローラで実行される処理の一例を示すフローチャート。 クラッチ圧特性を示す図。 第1の実施の形態に係るトルコン制御装置による掘削作業条件を示す図。 図2の変形例を示す図。 図9の変形例を示す図。 図8の変形例を示す図。 第2の実施の形態に係る変速制御装置による車速と速度段の関係を示す図。 第2の実施の形態に係るコントローラで実行される処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係るトルコン制御装置による掘削作業条件を示す図。 図15の変形例を示す図。
符号の説明
3 トランスミッション
10 コントローラ
13,14 回転数検出器
15 車速検出器
16 圧力検出器
19 操作量検出器
20 トランスミッション制御装置
42,43 電磁比例減圧弁
C1 1速用クラッチ
C2 2速用クラッチ
f1,f2 基準特性
f1’,f2’ 修正特性

Claims (7)

  1. トルクコンバータの入力軸と出力軸の速度比を検出する速度比検出手段と、
    前記検出された速度比に応じてトランスミッションの速度段をシフトアップおよびシフトダウンする変速手段と、
    2速走行時に前記速度比検出手段により検出された速度比が所定値以下となり、かつ、作業用アクチュエータが所定値以上の負荷で駆動される特定作業条件が成立するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により特定作業条件が成立と判定される場合は、当該特定作業条件が成立しないことが判定された場合に比べて、2速から1速にシフトダウンするのに要する時間が短縮されるように、前記変速手段を制御する変速制御手段とを備えることを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  2. 車速を検出する車速検出手段と、
    前記検出された車速に応じてトランスミッションの速度段をシフトアップおよびシフトダウンする変速手段と、
    2速走行時に前記車速検出手段により検出された車速が所定値以下となり、かつ、作業用アクチュエータが所定値以上の負荷で駆動される特定作業条件が成立するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により特定作業条件が成立と判定される場合は、当該特定作業条件が成立しないことが判定された場合に比べて、2速から1速にシフトダウンするのに要する時間が短縮されるように、前記変速手段を制御する変速制御手段とを備えることを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の作業車両の変速制御装置において、
    前記作業用アクチュエータの負荷圧力を検出する負荷圧検出手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記負荷圧検出手段で検出される負荷圧に基づいて、前記作業用アクチュエータの負荷が所定値以上か否かを判定することを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  4. 請求項1または2に記載の作業車両の変速制御装置において、
    前記作業用アクチュエータを操作する操作部材の操作量を検出する操作量検出手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記操作量検出手段で検出される操作量に基づいて、前記作業用アクチュエータの負荷が所定値以上か否かを判定することを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車両の変速制御装置において、
    前記特定作業条件は、2速走行でバケットを突進して行う掘削作業が行われるための条件であることを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業車両の変速制御装置において、
    前記変速手段は、油圧源からのクラッチ圧により作動するクラッチ装置を有し、
    前記変速制御手段は、2速走行時に前記判定手段により特定作業条件が不成立と判定されると、予め定められた第1のクラッチ圧特性に従い所定時間かけてシフトダウンし、特定作業条件が成立と判定されると、予め定められた第2のクラッチ圧特性に従い前記所定時間よりも短い時間でシフトダウンするように前記クラッチ装置を制御することを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業車両の変速制御装置において、
    前記変速手段は、油圧源からのクラッチ圧により作動するクラッチ装置を有し、
    前記変速制御手段は、2速走行時に前記判定手段により特定作業条件が不成立と判定されると、予め定められた第1のクラッチ圧特性に従いシフトダウンを開始し、その後、シフトダウンが終了する前に特定作業条件が成立と判定されると、前記第1のクラッチ圧特性よりも急峻な第2のクラッチ圧特性に従いシフトダウンするように前記クラッチ装置を制御することを特徴とする作業車両の変速制御装置。
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