JP2009103088A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、メインキャニスタから独立した状態でサブキャニスタを大量パージできるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る蒸発燃料処理装置は、エンジンの停止中、燃料タンクT内の蒸発燃料をメインキャニスタ20、サブキャニスタ30で吸着し、エンジンの運転中、サブキャニスタ30を介してエンジンの吸気通路4に流れ込む空気により吸着された蒸発燃料をパージする蒸発燃料処理装置であって、サブキャニスタ30は、吸気通路4内に配置されて燃焼空気により蒸発燃料がパージされる構成で、サブキャニスタ30を通過した燃焼空気が連絡通路12によりメインキャニスタ20に導かれ、蒸発燃料をパージした後、パージ通路14によって吸気通路4に戻される構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの停止中、燃料タンク内の蒸発燃料をメインキャニスタで吸着し、さらにメインキャニスタを通過した蒸発燃料をサブキャニスタで吸着する構成であり、エンジンの運転中は、外部から前記サブキャニスタを介してエンジンの吸気通路に流れ込む空気により両キャニスタに吸着された蒸発燃料をパージして前記吸気通路に導く構成の蒸発燃料処理装置に関する。
これに関連する従来の蒸発燃料処理装置が特許文献1に記載されている。
この蒸発燃料処理装置は、図5に示すように、メインキャニスタ101とサブキャニスタ103とが絞り102を介して直列に接続されている。メインキャニスタ101は、蒸発燃料通路105を介して燃料タンクTの上部気室と連通しており、パージ通路106及び制御弁107を介してエンジンEの吸気通路108と連通している。また、サブキャニスタ103は大気ポート103pにより大気開放されている。
エンジンEの停止状態では制御弁107が閉じられており、燃料タンクT内で発生した蒸発燃料は蒸発燃料通路105によりメインキャニスタ101に導かれて内部の吸着材Kにより吸着される。そして、メインキャニスタ101で吸着しきれなかった蒸発燃料が絞り102を介してサブキャニスタ103に導かれ、内部の吸着材Kにより吸着される。これにより、蒸発燃料が大気に放散されるのを防止できるようになる。
一方、エンジンEの運転中は、制御弁107が開かれることで、吸気通路108の負圧がメインキャニスタ101を介してサブキャニスタ103に加わるようになる。これにより、サブキャニスタ103の大気ポート103pから外部の空気が流入し、サブキャニスタ103内で吸着材Kに吸着された蒸発燃料がパージされる。さらに、絞り102を介してメインキャニスタ101内に流入した空気によりメインキャニスタ101内の吸着材Kに吸着された蒸発燃料がパージされる。そして、パージされた蒸発燃料が前記空気と共にパージ通路106を通って吸気通路108に導かれる。
特開平6−74107号
上記した蒸発燃料処理装置では、大気ポート103pから流入してサブキャニスタ103、メインキャニスタ101及び制御弁107を通過する空気によって、前記サブキャニスタ103内の蒸発燃料をパージする構成である。このため、エンジンEの運転中に空燃比制御等により、例えば、制御弁107が絞られると、サブキャニスタ103の大気ポート103pから流入する空気の流量が減少するため、サブキャニスタ103内において蒸発燃料のパージを良好に行なえなくなることがある。
サブキャニスタ103内で蒸発燃料の残存量が多くなると、エンジンEの停止時にサブキャニスタ103の大気ポート103pから蒸発燃料が大気に放散されるおそれがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、メインキャニスタから独立した状態でサブキャニスタを大量パージできるようにして、サブキャニスタ内における蒸発燃料の残存量を低レベルにし、蒸発燃料の大気放散を防止することである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、エンジンの停止中は、燃料タンク内の蒸発燃料をメインキャニスタで吸着し、さらに前記メインキャニスタを通過した蒸発燃料をサブキャニスタで吸着する構成であり、エンジンの運転中は、外部から前記サブキャニスタを介してエンジンの吸気通路に流れ込む空気により両キャニスタに吸着された蒸発燃料をパージして前記吸気通路に導く構成の蒸発燃料処理装置であって、前記サブキャニスタは、前記吸気通路内に配置されて、その吸気通路内を流れる吸入空気により蒸発燃料がパージされる構成であり、前記サブキャニスタを通過した吸入空気が前記吸気通路から分岐した連絡通路により前記メインキャニスタに導かれ、前記メインキャニスタ内で蒸発燃料をパージした後、パージ通路によって前記吸気通路に戻される構成であることを特徴とする。
本発明によると、例えば、エンジンの停止中に燃料タンク内で発生した蒸発燃料はメインキャニスタで吸着され、さらに前記メインキャニスタを通過した蒸発燃料が連絡通路によりサブキャニスタに導かれ、このサブキャニスタで吸着される。
また、エンジンの運転中には、吸気通路内を流れる吸入空気によりサブキャニスタの蒸発燃料がパージされる。さらに、前記サブキャニスタを通過した吸入空気が連絡通路によりメインキャニスタに導かれ、メインキャニスタの蒸発燃料をパージした後、そのパージした蒸発燃料と共にパージ通路によって前記吸気通路に戻される。
このように、サブキャニスタをエンジンの吸気通路内に設置することで、メインキャニスタから独立した状態で前記サブキャニスタを吸入空気により大量パージできるようになる。即ち、空燃比制御等との関係でメインキャニスタのパージ量を抑えなければならない状態であっても、サブキャニスタを大量パージできるようになる。このため、サブキャニスタ内における蒸発燃料の残存量を低レベルにすることができる。
請求項2の発明によると、サブキャニスタにおける吸入空気の通過面積は、連絡通路の断面積よりも十分大きいことを特徴とする。
このため、メインキャニスタと比較してサブキャニスタを大量パージできるようになる。
請求項3の発明によると、エンジンの吸気通路内には、吸入空気の流れ方向に沿って形成された仕切り壁により補助吸気通路が形成されており、前記補助吸気通路に前記サブキャニスタが収納されているとともに、前記連絡通路が接続されており、前記補助吸気通路には、補助吸気通路から前記吸気通路に合流する吸入空気の流量を制御する流量制御手段が設けられていることを特徴とする。
即ち、補助吸気通路から吸気通路に合流する吸入空気の流量を制御することで、サブキャニスタを通過する吸入空気の流量を調節できるようになる。このため、サブキャニスタからの蒸発燃料の離脱量を調整できるようになる。
請求項4の発明によると、吸気通路には、主吸入空気口から吸入空気が流入する構成であり、補助吸気通路には、補助吸入空気口から吸入空気が流入する構成であることを特徴とする。
このため、例えば、エンジンの停止中に、サブキャニスタに対して吸着能力を超える蒸発燃料が入り込み、その一部がサブキャニスタから放散された場合でも、流量制御手段により補助吸気通路を閉じることで、放散された蒸発燃料が吸気通路側に入り込むことがなくなる。したがって、前記蒸発燃料により、エンジンの始動が困難になるような不具合が生じない。
請求項5の発明によると、サブキャニスタはメインキャニスタよりも圧損が小さくなるように構成されていることを特徴とする。
このため、サブキャニスタを吸気通路内に配置しても、吸気通路内の圧損がさほど大きくならない。
本発明によると、空燃比制御等との関係でメインキャニスタのパージ量を抑えなければならない状態であっても、サブキャニスタを大量パージできるようになるため、前記サブキャニスタ内における蒸発燃料の残存量を低レベルにでき、蒸発燃料の大気放散を防止できる。
(実施形態1)
以下、図1、図2に基づいて本発明の実施形態1に係る蒸発燃料処理装置の説明を行なう。本実施形態に係る蒸発燃料処理装置は、自動車等の車両に搭載される装置であり、図1に本実施形態に係る蒸発燃料処理装置の全体構成図が示されている。また、図2は蒸発燃料処理装置の変更例を表す全体構成図である。
<蒸発燃料処理装置10の全体構成について>
蒸発燃料処理装置10は、図1(A)(B)に示すように、メインキャニスタ20と、エンジンEの吸気通路4内に設置されたサブキャニスタ30と、両キャニスタ20,30を接続する連絡通路12と、メインキャニスタ20と吸気通路とを接続するパージ通路14と、メインキャニスタ20と燃料タンクTの上部気室Taとを接続する蒸発燃料通路16とを備えている。そして、前記パージ通路14に制御弁14vが装着されている。制御弁14vは、エンジンのECUにより遠隔制御される構成であり、エンジンEの停止中は全閉状態、エンジンEの運転中は空燃比が適正になるように開度調整が行なわれる。
<メインキャニスタ20について>
メインキャニスタ20は、図1に示すように、内部が仕切られた密閉容器である。メインキャニスタ20の内部は、その下部がフィルタ状の下部横壁23zによって上下に仕切られており、その下部横壁23zの下側に拡散空間26が形成されている。また、下部横壁23zの上側空間は、仕切り縦壁23yによって左側の副室24と右側の主室25とに仕切られている。そして、主室25と副室24とに吸着材Cが充填されている。吸着材Cは、蒸発燃料を吸着するとともに、空気パージされることで吸着した蒸発燃料を離脱可能な活性炭により構成されている。
主室25と副室24の上部は、吸着材Cが収納された状態で、フィルタ状の上部横壁23uによって塞がれており、その上部横壁23uの上側が空間となっている。密閉容器22の上部には、前記空間、上部横壁23uを介して副室24と連通する位置に大気ポート24aが形成されており、主室25と連通する位置にパージポート25pとタンクポート25tとが形成されている。
そして、メインキャニスタ20のタンクポート25tが蒸発燃料通路16を介して燃料タンクTの上部気室Taと連通している。また、パージポート25pがパージ通路14及び制御弁14vを介して吸気通路4のスロットルバルブ6下流側に接続されており、大気ポート24aが連絡通路12を介してサブキャニスタ30に接続されている。
<サブキャニスタ30について>
サブキャニスタ30は、図1に示すように、エアフィルタ2の下流側、かつスロットルバルブ6の上流側で吸気通路4を横断するように、その吸気通路4内に設置されている。サブキャニスタ30は、薄い通気性の板材により形成された容器を備えており、その容器内が同じく通気性の板材により複数室(図1では3室)に仕切られている。そして、中央空間室32を挟んで上流側と下流側に位置する上流室33と下流室34とに吸着材Dが充填されている。吸着材Dは、メインキャニスタ20で使用された吸着材Cと基本的には同じ活性炭であるが、吸気通路4内の圧損を小さくできるように、例えば、筒状やハニカム形状に成形されて吸入空気の流れ方向に沿って配置されている。
サブキャニスタ30は、そのサブキャニスタ30の中央空間室32が吸気通路4の分岐ポート4pと連通するように前記吸気通路4内に設置されている。そして、吸気通路4の分岐ポート4pに連絡通路12が接続されている。即ち、サブキャニスタ30の中央空間室32は吸気通路4の分岐ポート4p、連絡通路12を介してメインキャニスタ20の副室24と連通している。
<蒸発燃料処理装置10の動作について>
先ず、エンジンEが停止しているときの蒸発燃料処理装置10の動作について説明する。
燃料タンクT内で発生した蒸発燃料は、図1(A)の矢印に示すように、蒸発燃料通路16によりメインキャニスタ20のタンクポート25tから主室25に導かれ、主室25内の吸着材Cに吸着される。そして、主室25内の吸着材Cで吸着しきれなかった蒸発燃料が拡散空間26を介して副室24に導かれる。ここで、エンジンEの停止中は制御弁14vが閉じられているため、蒸発燃料がパージ通路14側に移動することはない。
副室24に導かれた蒸発燃料は、その副室24内の吸着材Cによって吸着される。そして、副室24内の吸着材Cで吸着しきれなかった蒸発燃料が大気ポート24a、連絡通路12、分岐ポート4pを介してサブキャニスタ30の中央空間室32に導かれ、上流室33と下流室34との吸着材Dによって吸着される。これにより、蒸発燃料の大気放散が防止できるようになる。
次に、エンジンEの運転中における蒸発燃料処理装置10の動作について説明する。
エンジンEの運転中は、図1(B)の矢印に示すように、エアフィルタ2から流入してエンジンEに供給される吸入空気(以下、空気という)がサブキャニスタ30を通過するため、そのサブキャニスタ30の吸着材Dに吸着されている蒸発燃料が前記空気によりパージされる。さらに、エンジンEの運転中は、制御弁14vが開かれるため、吸気通路4の負圧がパージ通路14、メインキャニスタ20の主室25、副室24及び連絡通路12を介してサブキャニスタ103の中央空間室32に加わるようになる。これにより、サブキャニスタ103の上流室33と下流室34を通過した蒸発燃料及び空気が中央空間室32から連絡通路12に流入して、メインキャニスタ20の副室24、主室25を通過する。そして、前記空気等により、メインキャニスタ20の吸着材Cに吸着されている蒸発燃料がパージされ、そのパージされた蒸発燃料及び空気がパージ通路14から吸気通路4内(スロットルバルブ6の下流側)に導かれる。このとき、制御弁14vは、ECUからの信号に基づいてエンジンEの空燃比が適正になるように開度が調整される。
<蒸発燃料処理装置10の長所について>
本実施形態に係る蒸発燃料処理装置10によると、エンジンEの運転中には、吸気通路4内を流れる空気によりサブキャニスタ30の蒸発燃料がパージされる。さらに、サブキャニスタ30を通過した空気が連絡通路12によりメインキャニスタ20に導かれ、メインキャニスタ20の蒸発燃料をパージした後、そのパージした蒸発燃料と共にパージ通路14によって吸気通路4に戻される。
このように、サブキャニスタ30をエンジンEの吸気通路4内に設置することで、メインキャニスタ20とは独立して前記サブキャニスタ30を空気により大量パージできるようになる。即ち、空燃比制御等との関係でメインキャニスタ20のパージ量を抑えなければならない状態であっても、サブキャニスタ30を大量パージできるようになる。このため、サブキャニスタ30内における蒸発燃料の残存量を低レベルにすることができ、蒸発燃料の大気放散を防止できる。
また、サブキャニスタ30は、吸気通路4を横断しているため、サブキャニスタ30における吸入空気の通過面積は、連絡通路12の断面積よりも十分大きい。このため、メインキャニスタ20と比較してサブキャニスタ30を大量パージできるようになる。
<変更例>
本発明は上記した実施形態1に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係る蒸発燃料処理装置10では、吸気通路4を横断するようにサブキャニスタ30を設置する例を示した。しかし、図2に示すように、吸気通路4内を仕切り壁5により主吸気通路4mと補助吸気通路4sとに仕切り、その補助吸気通路4s内にサブキャニスタ30を設置する構成でも可能である。これにより、図1に示す場合と比較して、吸気通路4内の圧損を抑制することができる。
(実施形態2)
以下、図3、図4に基づいて本発明の実施形態2に係る蒸発燃料処理装置に説明を行なう。本実施形態に係る蒸発燃料処理装置は、図2に示す蒸発燃料処理装置10のサブキャニスタ30の構造を変えるとともに、連絡通路12の接続位置(分岐ポート4pの位置)を変更し、さらに補助吸気通路4sの下流端に流量制御弁40を設置したものである。
即ち、本実施形態に係る蒸発燃料処理装置50のサブキャニスタ60は、中央空間室32を備えておらず、単一の部屋からなる容器内に吸着材Dが収納されている。そして、サブキャニスタ60は、補助吸気通路4sを横断した状態でその補助吸気通路4s内に設置されている。補助吸気通路4sには、サブキャニスタ60の下流側に連絡通路12が接続される分岐ポート4pが形成されており、その分岐ポート4pの下流側に補助吸気通路4sを流れる空気の流量を調整する流量制御弁40が設置されている。
流量制御弁40は、ECUからの信号に基づいて動作する構成であり、エンジンEの停止中は全閉状態、エンジンEの運転中は空燃比が適正になるように開度調整が行なわれる。
即ち、流量制御弁40が本発明の流量制御手段に相当する。
<蒸発燃料処理装置50の動作について>
エンジンEの停止中は、図3に示すように、パージ通路14の制御弁14vと補助吸気通路4sの流量制御弁40とが共に閉じられている。
この状態で、燃料タンクT内で発生した蒸発燃料は、蒸発燃料通路16によりメインキャニスタ20の主室25、副室24に導かれ、その主室25、副室24内の吸着材Cで吸着される。そして、主室25、副室24内の吸着材Cで吸着しきれなかった蒸発燃料が連絡通路12、分岐ポート4pを介して補助吸気通路4s内に導かれ、サブキャニスタ60の吸着材Dによって吸着される。これにより、蒸発燃料が大気に放散されるのを防止できるようになる。
エンジンEの運転中は、ECUからの信号に基づいて補助吸気通路4sの流量制御弁40とパージ通路14の制御弁14vとの開度が調整される。これにより、エアフィルタ2から吸気通路4内に流入してエンジンEに供給される空気の一部が補助吸気通路4sを通りサブキャニスタ60内を流れる。このため、サブキャニスタ60の吸着材Dに吸着されている蒸発燃料が前記空気によりパージされる。そして、サブキャニスタ60を通過した空気及び蒸発燃料が流量制御弁40を介して吸気通路4内に流入する。このとき、流量制御弁40は、ECUからの信号に基づいてエンジンEの空燃比が適正になるように開度調整が行なわれる。
さらに、エンジンEの運転中は、制御弁14vが開かれることで、吸気通路4の負圧がパージ通路14、メインキャニスタ20の主室25、副室24及び連絡通路12を介して補助吸気通路4sに加わる。これにより、サブキャニスタ60を通過した空気及び蒸発燃料の一部は連絡通路12に流入して、メインキャニスタ20の副室24、主室25を通過する。これにより、メインキャニスタ20の吸着材Cに吸着されている蒸発燃料がパージされ、そのパージされた蒸発燃料及び空気がパージ通路14から吸気通路4内に導かれる。このとき、制御弁14vは、ECUからの信号に基づいてエンジンEの空燃比が適正になるように開度調整が行なわれる。
このように、本実施形態に係る蒸発燃料処理装置50によると、流量制御弁40により補助吸気通路4sから吸気通路4に合流する空気の流量を制御できるため、サブキャニスタ60を通過する空気の流量を調節でき、サブキャニスタ60からの蒸発燃料の離脱量を調整可能になる。
<変更例>
本発明は上記した実施形態2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係る蒸発燃料処理装置50では、エアフィルタ2から吸気通路4内に流入した空気を主吸気通路4mと補助吸気通路4sに供給する例を示した。しかし、図4に示すように、エアフィルタ2の他に補助エアフィルタ2sを設け、エアフィルタ2から流入した空気を主吸気通路4mに流し、補助エアフィルタ2sから流入した空気を補助吸気通路4sに流すようにする構成でも可能である。
上記構成により、例えば、エンジンEの停止中に、サブキャニスタ60に対して吸着能力を超える蒸発燃料が入り込み、その一部がサブキャニスタ60から放散された場合でも、流量制御弁40が補助吸気通路4sを閉鎖しているため、放散された蒸発燃料が吸気通路4側に入り込むことがなくなる。したがって、前記蒸発燃料により、エンジンの始動が困難になるような不具合が生じない。即ち、エアフィルタ2が本発明の主吸入空気口に相当し、補助エアフィルタ2sが本発明の補助吸入空気口に相当する。
本発明の実施形態1に係る蒸発燃料処理装置の全体構成図(A図)、及びエンジンの運転中における空気の流れを表す模式図(B図)である。 本発明の実施形態1の変更例に係る蒸発燃料処理装置の全体構成図である。 本発明の実施形態2に係る蒸発燃料処理装置の全体構成図である。 本発明の実施形態2の変更例に係る蒸発燃料処理装置の全体構成図である。 従来の蒸発燃料処理装置の全体構成図である。
符号の説明
E・・・・エンジン
T・・・・燃料タンク
2・・・・エアフィルタ(主吸入空気口)
2s・・・補助エアフィルタ(補助吸入空気口)
4・・・・吸気通路
4s・・・補助吸気通路
5・・・・仕切り壁
12・・・連絡通路
14・・・パージ通路
20・・・メインキャニスタ
30・・・サブキャニスタ
40・・・流量制御弁(流量制御手段)

Claims (5)

  1. エンジンの停止中は、燃料タンク内の蒸発燃料をメインキャニスタで吸着し、さらに前記メインキャニスタを通過した蒸発燃料をサブキャニスタで吸着する構成であり、エンジンの運転中は、外部から前記サブキャニスタを介してエンジンの吸気通路に流れ込む空気により両キャニスタに吸着された蒸発燃料をパージして前記吸気通路に導く構成の蒸発燃料処理装置であって、
    前記サブキャニスタは、前記吸気通路内に配置されて、その吸気通路内を流れる吸入空気により蒸発燃料がパージされる構成であり、
    前記サブキャニスタを通過した吸入空気が前記吸気通路から分岐した連絡通路により前記メインキャニスタに導かれ、前記メインキャニスタ内で蒸発燃料をパージした後、パージ通路によって前記吸気通路に戻される構成であることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 請求項1に記載された蒸発燃料処理装置であって、
    前記サブキャニスタにおける前記吸入空気の通過面積は、前記連絡通路の断面積よりも大きいことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された蒸発燃料処理装置であって、
    前記エンジンの吸気通路内には、吸入空気の流れ方向に沿って形成された仕切り壁により補助吸気通路が形成されており、
    前記補助吸気通路に前記サブキャニスタが収納されているとともに、前記連絡通路が接続されており、
    前記補助吸気通路には、補助吸気通路から前記吸気通路に合流する吸入空気の流量を制御する流量制御手段が設けられていることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  4. 請求項3に記載された蒸発燃料処理装置であって、
    前記吸気通路には、主吸入空気口から吸入空気が流入する構成であり、前記補助吸気通路には、補助吸入空気口から吸入空気が流入する構成であることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された蒸発燃料処理装置であって、
    サブキャニスタはメインキャニスタよりも圧損が小さくなるように構成されていることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
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