JP2009101876A - キャンバストップ構造 - Google Patents

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Jun Kanamori
潤 金守
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

【課題】天井を構成するキャンバスにランプを配設したキャンバストップ構造を提供する。
【解決手段】キャンバス12には、車幅方向に延出した複数の棒材123a,123bを前後に離間して取り付け、車両前後方向の中間部に配置した隣接する二本の棒材123a,123b間には、取付ブラケット124a,124bを架設しており、取付ブラケットに、ランプ125を取り付けている。好ましくは、ランプ125への給電を遮断するカーテシスイッチを備える。
【選択図】図12

Description

本発明は、自動車のルーフ開口部をキャンバスで開閉可能に覆うキャンパストップ構造に係り、特に折畳み可能なキャンバスにランプを配設する構造に関するものである。
図16に示すように、従来のキャンバストップタイプの自動車1は、そのルーフ2に開口部2aを有しており、この開口部2aの両側に設けられたスライドレール(図示せず)にキャンバス3の両側縁を支持する複数組のスライド部材が摺動可能に支持されている。複数のスライド部材はキャンバス3の両側縁に長手方向に所定間隔おきに設けられている。
このような構成の下、各スライド部材をスライドレールに沿って前側へ移動させてキャンバス3を展開することでルーフ2の開口部2aは閉じられる。これに対して、各スライド部材をスライドレールに沿って後方へ移動させることで、キャンバス3が開口部2aの後端付近に折り畳まれる。これにより開口部2aが開放される。
特許文献1には、アーチ状の屋根サイドパネルに沿って摺動可能なリヤウィンドウを構成するカセットと、このカセット上に折畳み可能な可撓性ルーフ装置(キャンバス)を支持している自動車の居住空間の取り外し可能な被覆用モジュール及びこれを備えた自動車が開示されている。
特表2003−507244号公報
ところで、図16に示すキャンバストップ構造の車両では、天井の前端部にマップランプを配設することはできるが、天井の中央部は折畳み可能なキャンバスで構成されているため、マップを配設することができない。このため、夜間に後席部やラッゲージ部を明るくすることができなかった。
本発明は以上の点に鑑み、天井を構成するキャンバスにランプを配設したキャンバストップ構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、ルーフに形成された開口部と開口部を覆う折畳み可能なキャンバスとを備え、キャンバスが開口部後側にスライドして折り畳まれることにより開口部が開放されるキャンバストップ構造において、キャンバスには、車幅方向に延出した複数の棒材が前後に離間して取り付けられており、車両前後方向の中間部に配置された隣接した二本の棒材間には取付ブラケットが架設され、この取付ブラケットにランプが取り付けられていることを特徴としている。
本発明のキャンバストップ構造において、折り畳んだキャンバスを載せるキャンバストレイと、キャンバストレイをルーフ上の折畳み位置からその後方の退避位置までスライドさせるスライド手段と、キャンバストレイが折畳み位置から後方へ退避したことを検出して、ランプへの給電を遮断するカーテシスイッチと、を備えている。
本発明によれば、キャンバスにランプを配設することができる。これにより、後席部でも夜間や暗所で、ランプをつけることができるので、荷物などの出し入れや作業が行いやすくなる。また、ランプはキャンバスに取り付けられた棒材間に支持されているため、キャンバスが折り畳まれる際に折り畳みを妨げることはない。
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。図中のFrは車両前方を、Upは車両上方を、LHは車幅方向であって左方を示す。
〔本発明の概要〕
本発明は、ルーフ11の開口部11aの開放に伴って折り畳んだキャンバス12を、ルーフ11上から車室内へ移動させることができるキャンバス格納構造20に係り、さらに、このキャンバス格納構造20によって格納されるキャンバス12の構成に関するものである。そこで、先ず、前提技術であるキャンバス格納構造20を詳細に説明し、その次に当該キャンバス格納構造20に適用するキャンバス12について説明する。
〔キャンバストップ構造〕
図1は、本発明によるキャンバス格納構造20の一実施形態を備えたハッチバック型の自動車10を示している。
この自動車10は、ルーフ11に開口部11aが形成されている。この開口部11aは、ルーフ後端からルーフ前端寄りの中間領域までを左右の縁部を残すように門型に切り欠いて形成されている。この開口部11aが折畳み可能なキャンバス12によって覆われる。
このキャンバス12の移動をガイドする第1レール11bが開口部11aにおける車両前後方向に延出した左右の縁に沿ってそれぞれ設けられている。このような構成において、キャンバス12を矢印A(図1)で示すように車両後方側へ移動させると、キャンバスが折り畳まれて、開口部11aが開放される。
さらに、本実施形態は、このように折り畳まれたキャンバス12が、キャンバス格納構造20によって自動車10の車室内に格納されることを特徴としている。
キャンバス格納構造20は、図2に示すように、上述した折畳み状態でキャンバス12を載せるキャンバストレイ21と、このキャンバストレイ21を前後にスライドさせるスライド手段22(図5参照)と、このキャンバストレイ21を揺動軸23の周りに揺動させる揺動手段24(図6参照)と、このキャンバストレイ21を車室内の格納位置に格納する格納手段25と、を含んでいる。
キャンバストレイ21は、キャンバス12を載せることができるようルーフ11のほぼ全幅に亘って延びており、折り畳まれたキャンバス12を載せた状態で次の(1)〜(3)のようにスライド手段22等によって移動及び揺動して、折り畳み位置P1から格納位置P4へ該キャンバス12を搬送する。
(1)キャンバストレイ21は、スライド手段22によって、折畳み位置P1(図2参照)と後方の退避位置P2(図2及び図4参照)との間を移動する。
(2)キャンバストレイ21は、揺動手段24によって、退避位置P2で揺動軸23の周りに矢印Bで示す方向に揺動可能に支持されており、退避位置P2におけるキャンバストレイ21の水平の姿勢からその前部が下方に所定角度θまで回転してキャンバストレイ21が傾斜した姿勢の揺動位置P3まで揺動する。この揺動位置P3でキャンバストレイ21は、揺動手段24から離脱する。
(3)キャンバストレイ21は、揺動位置P3で揺動手段24から離脱してから、格納手段25によって矢印Cで示す方向に移動して、下方の格納位置P4に送られる。
キャンバストレイ21の後部は、上述した折畳み位置P1(図2参照)において、その外面がルーフ11の後縁を構成している。リヤドア13のリヤウィンドウガラス13aの閉鎖状態では、リヤウィンドウガラス13aの上縁がキャンバストレイ21の後端に液密的に当接する。
キャンバストレイ21の下面は、上述した折畳み位置P1において、車室内の天井の一部を構成する。
図3は、本発明の実施形態のキャンバス格納構造20のより詳細な構成を示している。図3において、キャンバストレイ21は、車幅方向に長手で扁平な直方体型に構成されており、その左右の両側に沿って車両前後方向に延びる格納レール21a,21aを備えている。格納レール21aはキャンバストレイ21が折畳み位置P1に在るとき、その先端が、ルーフ11の第1レール11bの後端に整列する。
図4(A)に示すように、上述した折畳み位置P1にて、格納レール21aの先端下方に設けられたボス26aが、第1レール11bの後端下方に設けられた係合孔26bに嵌入することで、第1レール11bの後端に対して格納レール21aの先端が位置合わせされて、第1レール11bと格納レール21aとが繋がる。
一方、図4(B)に示すように、キャンバストレイ21が折畳み位置P1から退避位置P2へ移動すると、格納レール21aのボス26aは第1レール11bの係合孔26bから外れる。このようにキャンバストレイ21が後退することで、キャンバストレイ21が揺動位置P3まで揺動する際、格納レール21aが第1レール11bと干渉しない。
この格納レール21aは、レール固定台21bを介してキャンバストレイ21の両側縁に取り付けられる。
スライド手段22は、図5,図6及び図7に示すように、キャンバストレイ21を左右方向(即ち車幅方向)に貫通するように横断したシャフト22aと、このシャフト22aを左右方向外側から支持する受部22bと、キャンバストレイ21をシャフト22aに対して相対的に前後方向に移動させる第1駆動手段27と、から構成されている。
シャフト22aは、キャンバストレイ21に設けられており、キャンバストレイ21が折畳み位置P1から揺動位置P3に在るときは、キャンバストレイ21の移動等に拘わらず、車体に取り付けられた受部22bに接続されて一定の位置に留まる。このシャフト22aは、図5に示すように、クランク状の屈曲部により中央部分が前側にずれて配置されている。なお、シャフト22aは、他の部品等と干渉しなければ、全体が真っ直に延びていてもよい。
また、キャンバストレイ21がシャフト22aに対して前後方向に移動し得るように、シャフト22aはキャンバストレイ21の両側の後部に設けられた前後方向に延びる長孔21d(図7及び図8参照)に挿通されている。キャンバストレイ21は、図8(A)に示す折畳み位置P1から図8(B)に示す後方の退避位置P2まで長さLだけ移動する。
第1駆動手段27は、図示の場合、キャンバストレイ21に固定配置された本体27a内に収容したモータ等の駆動源と、この駆動源によって駆動される連結部材27bとから構成されており、この連結部材27bがシャフト22aの中央部分に連結されている。
第1駆動手段27の駆動源が駆動して連結部材27bが前方又は後方へ移動する。これにより、シャフト22aと本体27aとの間の距離が変わり、キャンバストレイ21がシャフト22aに対して移動する。即ち、第1駆動手段27によって、シャフト22aが受部22bに支持された状態で、キャンバストレイ21が折畳み位置P1と退避位置P2との間で前後方向に移動する。
揺動手段24は、上述したシャフト22a,受部22b及び第2駆動手段を含んでいる。シャフト22a及び受部22bは、揺動手段24の機能を実現するために、それぞれ図6及び図7に示すように構成されている。シャフト22aは、その両端面にそれぞれ所定の半径方向に延びるキー22cを備えている。これに対して、受部22bは、シャフト22aに対向する内側の端面に、それぞれキー溝22dを備えている。この受部22bは、車体に対して中心軸の周りに、即ち車体側に回転可能に支持されている。
第2駆動手段は、図3に示すように、例えば上述した格納位置P4の下方に配置されたモータ(図示省略)と、このモータにより回転駆動されるロッド28bと、このロッド28bの先端に取り付けられた揺動アーム28cと、揺動アーム28cの自由端に連結されたリンク28dと、受部22bから前方に延び且つその自由端がリンク28dに連結される回転用アーム28eと、から構成されている。
これによりモータが回転駆動されると、ロッド28b及び揺動アーム28cが回転して、リンク28dを介して回転用アーム28eが揺動する。従って、回転用アーム28eの揺動により、受部22bそしてシャフト22aが揺動して、キャンバストレイ21が退避位置P2と揺動位置P3との間で揺動する。
受部22bのキー溝22dは、一側、即ちキャンバストレイ21の退避位置P2に対応する位置で車両前後方向に延びていると共に、前側が開放している。このキー溝22dは、キャンバストレイ21が揺動位置P3まで所定角度θだけ揺動した状態で、後述する格納手段25の第2レール29へキー22cを案内するガイド部材22e(図7)と整合する。このガイド部材22eにはキー22cの移動を案内する断面コ字型のガイド片220eが設けられている。このガイド部材22eは車体に固定されている。
これにより、キャンバストレイ21が揺動位置P3に在るとき、シャフト22aのキー22cは、受部22bから解放され、キー溝22dの延長上に配置されたガイド片220e内に嵌入する。
格納手段25は、図2に示すように、自動車10の車室内にて、最後列の座席14のシートバック14a後方に配置された格納ボックス25aと、キャンバストレイ21を格納ボックス25a内の格納位置P4に案内する第2レール29と、キャンバストレイ21を第2レール29に沿って揺動位置P3から格納位置P4まで移動する第3駆動手段30(図9参照)と、を含んでいる。
格納ボックス25aは、第2レール29により格納位置P4に移動したキャンバストレイ21を包囲するように上方が開放した箱状に形成されており、例えば荷室床面に載置されている。第2レール29は、レール台座29a及びブラケット29b(図3参照)を介してレール台固定プレート29cに取り付けられている。このレール台固定プレート29cは、図6及び図9に示すように、自動車10の車体内側、例えばサイドパネル15に固定されている。
これにより、第2レール29は、図2に示すように、前述した所定角度θで、自動車10の最後列の座席14のシートバック14aの背面に沿って延びるように、車体側に固定されている。
また第2レール29には、昇降用プレート29dが摺動可能に取り付けられている。この昇降用プレート29dには昇降用アーム29eが固定されている。この昇降用アーム29eは、その上端に軸受29fを備えており、この軸受29fは、前述したシャフト22aの両端部をそれぞれ回転可能に支持している。
第3駆動手段30は、図9に示すように、第2レール29内にて長手方向に延びるように回転可能に支持された送りネジ30aと、この送りネジ30aと螺合するように昇降用プレート29dに取り付けられたナット部30bと、から構成されている。送りネジ30aは、第2レール29から下方に突出した下端にプーリ30cを備えている。
このプーリ30cは、図3に示すモータ28aから駆動ベルト30dを介して回転駆動されるようになっている。従って、モータ28aにより駆動ベルト30d及びプーリ30cを介して送りネジ30aが回転駆動される。これにより、ナット部30b,昇降用プレート29dそして昇降用アーム29eが第2レール29に沿って昇降して、軸受29f,シャフト22aを介してキャンバストレイ21が揺動位置P3と格納位置P4との間を移動する。
本発明実施形態によるキャンバス格納構造20は以上のように構成されており、自動車10のルーフ11の開口部11aを閉じるためには、キャンバストレイ21が折畳み位置P1に在って、キャンバス12が第1レール11bに沿って前方に引き出される。これにより、キャンバス12が開口部11a全体を覆うように展開し、開口部11aが閉じられる。
これに対して、開口部11aを開放するためには、展開状態のキャンバス12の先端が第1レール11bに沿って後方にスライドして、さらに折畳み位置P1に位置するキャンバストレイ21の格納レール21aに沿って後方にスライドすることで、このキャンバストレイ21内で折り畳まれて載置される。
次に、スライド手段22の第1駆動手段27により、キャンバストレイ21がシャフト22aに対して相対的に移動して、キャンバストレイ21が折畳み位置P1から退避位置P2まで後方に移動する。
続いて、揺動手段24の第2駆動手段により回転用アーム28eが揺動し、これに伴って受部22b及びシャフト22aが回動することにより、キャンバストレイ21が退避位置P2から揺動位置P3まで揺動する。そして、揺動位置P3において、図10に示すようにシャフト22aのキー22cは、受部22bのキー溝22dから解放されて、第2レール29内に移動し得る状態となる。
その後、格納手段25の第3駆動手段30により送りネジ30aが回転駆動され、ナット部30bが第2レール29に沿って下降する。これにより、昇降用プレート29d,軸受29fが第2レール29に沿って下降し、軸受29fに回転可能に支持されたシャフト22aそしてキャンバストレイ21が第2レール29に沿って下降する。従って、キャンバストレイ21は、揺動位置P3から格納位置P4まで移動し、格納位置P4で格納ボックス25a内に格納される。
なお、キャンバストレイ21を格納位置P4から折畳み位置P1まで移動するためには、上記操作が逆順で行なえばよい。
このようにして、本発明の実施形態に係るキャンバス格納構造20によれば、折り畳まれたキャンバス12を載置したキャンバストレイ21が、自動車10の他の部品を手作業により開閉したり移動することなく、容易に格納位置P4に格納される。
さらに、格納位置P4においては、折り畳まれたキャンバス12を載置したキャンバストレイ21が、格納ボックス25a内に格納されるので、格納ボックス25a自体の奥行きが短く構成される。これにより、格納ボックス25aが座席14のシートバック14aの後側に沿って配置されていることと相まって、座席14の後方に占める空間が小さくて済む。従って、座席14の後方の車室空間、例えば荷室等があまり狭くなることがないので、荷室等の利便性が損なわれるようなことはない。
また、キャンバストレイ21が格納位置P4に格納された状態において、自動車10のルーフ11の開口部11aは、キャンバストレイ21がないので、リヤウィンドウガラス13aの開口部と一体となって、大きな開口面積が確保される。従って、十分な開放感が得られることになる。
〔キャンバス〕
次に、本発明の実施形態に係るキャンバスについて説明する。
図11は本発明の実施形態に係るキャンバス12を示す斜視図であり、図12は図11のキャンバス12の分解斜視図である。
キャンバス12は、下側に配置され天井面を構成するインナーキャンバス地121と、上側に配置され車体外面を構成するアウターキャンバス地122と、インナーキャンバス地121とアウターキャンバス地122との間に配置される複数の骨格部材123と、を備えている。
複数の骨格部材123は車両前後方向に離間して設けられており、各骨格部材123は、車幅方向に延出した一対の棒材123a,123bと、棒材123a,123bの端部間を連結する一対の連結棒123c,123dとから矩形型のフレームとして構成されている。
骨格部材123を構成する前側の棒材123aは、例えば図11に示すように、先端がキャンバスの左右の縁から車幅方向外側へ突出している。これらの棒材123aの先端部にスライド部材(図示せず)が取り付けられて、このスライド部材が前述の第1レール11bに案内支持される。
さらに、車両前後方向の中間部に配置された骨格部材123には、棒材123a,123b間に一対の取付ブラケット124a,124bが架設されている。これらの取付ブラケット124a,124bは車幅方向に離間している。これらの取付ブラケット124a,124bを介してランプ125が骨格部材123に取り付けられる。
このランプ125は、例えば図12に示すように、発光部125cを搭載したランプベース125aと、発光部125cを覆うランプカバー125bとから構成されている。ランプベース125aは、図13に示すように、一対の取付ブラケット124a,124b間に架設されボルト125dによって取付ブラケット124a,124bに固定されている。このランプベース125aにランプカバー125bは取り付けられている。なお、インナーキャンバス地121には、ランプ用の開口121aが形成されている。
ここで、図14はランプ125への給電を行う電気回路126の模式図であり、この図に示すように、この電気回路126は電源部126aと、室内操作用スイッチ126bと、カーテシスイッチ126cと、から構成されている。カーテシスイッチ126cは、前述のキャンバストレイ21に取り付けられており、キャンバストレイ21が折畳み位置P1にあるときオンになり、退避位置P2にあるときオフになるように、車体に当接して動作するスイッチである。
なお、ランプ125に接続されるワイヤーハーネスは、フィルムタイプのフラットワイヤ127(図11)で成り、インナーキャンバス地121に這わせるように設けられている。よって、キャンバス折畳み時には、フラットワイヤ127はインナーキャンバス地121に追随して折れ曲がる。
このように構成されたキャンバス12は、キャンバス12が第1レール11bに沿って前方に引き出されることで開口部11a全体を覆う。このとき、キャンバストレイ21が折畳み位置P1にあり、カーテシスイッチ126cがオンになっているので、ユーザーが室内操作用スイッチ126bをオンにすることで、ランプ125が点灯する。
これに対して、展開状態のキャンバス12の先端を第1レール11bに沿って後方にスライドして、さらに折畳み位置P1に位置するキャンバストレイ21の格納レール21aに沿って後方にスライドすることで、キャンバス12は、キャンバストレイ21上で折り畳まれる。この際、キャンバス12は図15に示すように骨格部材123の前端及び後端を境に折れ曲がり、ランプ125は骨格部材123の内部に配置されているため、キャンバス12の折れ曲がりを妨げることはない。
そして、折り畳まれたキャンバス12を載せたキャンバストレイ21が、さらに退避位置P2へ又は格納位置P4へ移動すると、カーテシスイッチ126cがオフとなり、強制的にランプ125への給電を遮断する。これにより、ランプ125が使用できない状況でランプ125に通電して余分な電力が消費されることが防止される。
このように、本発明の実施形態に係るキャンバス12によれば、ランプ125を配設することができる。これにより、後席部でも夜間や暗所でランプ125をつけることができるので、荷物などの出し入れや作業が行いやすくなる。また、ランプ125は、キャンバス12に取り付けられた骨格部材123内に支持されているため、キャンバス12が折り畳まれる際に折り畳みを妨げることはない。
以上説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施をすることができる。
上記説明では、ランプ125をキャンバス12に取り付けるために、一対の取付ブラケット124a,124bを利用したが、これらの取付ブラケット124a,124bは間を連結させて一体物として構成されてもよい。また、ランプや取付ブラケットの形状は上記説明や図示例に限定されるものではない。
本発明によるキャンバストップの格納構造の一実施形態を備えた自動車を示す概略斜視図である。 図1の自動車におけるキャンバストップの格納構造の構成を示す概略断面図である。 図2のキャンバストップの格納構造の構成を示す一部分解斜視図である。 図2のキャンバストップの格納構造における第1レールと格納レールを示し、(A)は係合状態の、(B)は離脱状態の概略側面図である。 図2のキャンバストップの格納構造の構成を示す概略斜視図である。 図3のキャンバストレイにおける要部を示す後側の上方から見た部分拡大斜視図である。 図2のキャンバストップの格納構造における揺動軸とキャンバストレイの連結部付近を示す部分拡大斜視図である。 図2のキャンバストップの格納構造におけるスライド手段を説明するための図である。 図2のキャンバストップの格納構造におけるキャンバストレイの退避位置における要部を示す前側の下方から見た部分拡大斜視図である。 図7の連結部において、揺動位置から格納位置への移動状態を示す部分拡大側面図である。 本発明の実施形態に係るキャンバスを示す斜視図である。 図11のキャンバスの分解斜視図である。 図11のA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係るランプへの給電を行う電気回路の模式図である。 図11のキャンバスの折畳み状態を示す図である。 従来のキャンバストップタイプの自動車の構成例を示す概略斜視図である。
符号の説明
10 自動車
11 ルーフ
11a 開口部
11b 第1レール
12 キャンバス
13 リヤドア
13a リヤウィンドウガラス
14 座席
14a シートバック
15 サイドパネル
20 キャンバス格納構造
21 キャンバストレイ
21a 格納レール
21b レール固定台
21d 長孔
22 スライド手段
22a シャフト
22b 受部
22c キー
22d キー溝
22e ガイド部材
23 揺動軸
24 揺動手段
25 格納手段
25a 格納ボックス
26a ボス
26b 係合孔
27 第1駆動手段
27a 本体
27b 連結部材
28a モータ
28b ロッド
28c 揺動アーム
28d リンク
28e 回転用アーム
29 第2レール
29a レール台座
29b ブラケット
29c レール台固定プレート
29d 昇降用プレート
29e 昇降用アーム
29f 軸受
30 第3駆動手段
30a ネジ
30b ナット部
30c プーリ
30d 駆動ベルト
121 インナーキャンバス地
121a 開口
122 アウターキャンバス地
123 骨格部材
123a 棒材
123c 連結棒
124a 取付ブラケット
125 ランプ
125a ランプベース
125b ランプカバー
125c 発光部
125d ボルト
126 電気回路
126a 電源部
126b 室内操作用スイッチ
126c カーテシスイッチ
127 フラットワイヤ
220e ガイド片
P1 位置
P2 退避位置
P3 揺動位置
P4 格納位置

Claims (2)

  1. ルーフに形成された開口部と、上記開口部を覆う折畳み可能なキャンバスと、を備え、上記キャンバスが上記開口部後側にスライドして折り畳まれることにより上記開口部が開放される、キャンバストップ構造において、
    上記キャンバスには、車幅方向に延出した複数の棒材が前後に離間して取り付けられており、
    車両前後方向の中間部に配置された隣接した二本の棒材間には取付ブラケットが架設され、
    上記取付ブラケットにランプが取り付けられていることを特徴とする、キャンバストップ構造。
  2. 折り畳まれた前記キャンバスを載せるキャンバストレイと、
    上記キャンバストレイをルーフ上の折畳み位置からその後方の退避位置までスライドさせるスライド手段と、
    前記キャンバストレイが上記折畳み位置から後方へ退避したことを検出して、前記ランプへの給電を遮断するカーテシスイッチと、を備えたことを特徴とする、請求項1に記載のキャンバストップ構造。
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