JP2009101473A - 工作機械の温度調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーに覆われた工作機械の温度調節をより効果的に行うことができる工作機械の温度調節装置を提供する。
【解決手段】カバー12に覆われた工作機械2の温度調節装置1において、カバー12の外周面に熱交換器20を取り付けるとともに、カバー12内に室温センサー21を設け、この室温センサー21が検出する室内温度を目標温度に近づけるように熱交換器20の温度調節を行う温度調節部を設け、熱交換器20によってカバー12の加熱及び冷却を行い、このカバー12の内側面全体を介してカバー12内の空気の温度調節を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械の温度変化を抑制して加工精度を向上させる工作機械の温度調節装置に関する。
マシニングセンタ等の工作機械においては、設置された環境温度の変化によって工作機械自身に熱変形が生じることがあり、これによりワークの加工精度に悪影響を与えてしまうという問題がある。これに対処すべく、工作機械全体をカバーで取り囲み、このカバー内の温度調節を行うことによって工作機械の温度変化を抑制する発明が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1に記載の加工機械設備は、ワークストッカーと加工機全体とがカバーで覆われて外部空気と隔離されており、ヒーターと冷凍機とを備えた温度調節機が外部の空気を加熱又は冷却し、その空気をカバー内に循環させることで、カバー内の温度を所望の温度に維持する構成とされている。また、特許文献2に記載の温度制御装置においては、加工機全体をカバーで覆い、加工エリアとこの加工エリア以外の後部エリアに区別して、外部の空気を空調機で温度調節して送風エアーとして順次各エリアに供給する構成とされている。
特開2002−200539号公報 特開2003−291050号公報
ところで、上記のような特許文献1及び2に記載の従来技術においては、カバーの外部の空気を温度調節して内部に送り込む構成とされているため、温度調節を良好に行うためには温度調節機及び空調機に高い加熱・冷却効果が求められる。しかしながら、外部の空気の温度と室内空気の目標温度との差が大きい際には温度調整幅が大きくなるため、外部の空気に対して温度調節機及び空調機の加熱・冷却能力を超えた温度調節が要求されることもあり、このような場合には、所望の温度に調節することができないままカバーの内部に空気を送風することになり、カバー内部の温度を目標温度に到達させることができないという問題があった。従って、工作機械の設置環境の温度調節を効果的に行うことができず、ワークの加工精度に悪影響を及ぼしてしまうことがあった。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、カバーに覆われた工作機械の温度調節をより効果的に行うことができる工作機械の温度調節装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る工作機械の温度調節装置は、内部に一又は二以上の区室が形成されたカバーに覆われた工作機械の温度調節装置であって、前記カバーの外周面に熱交換器が取り付けられるとともに、前記区室内に室温センサーが設けられ、前記室温センサーが検出する室内温度を目標温度に近づけるように熱交換器の温度調節を行う温度調節部が設けられ、前記カバーを介して前記区室内の温度調節が行われることを特徴としている。
このような特徴の工作機械の温度調節装置によれば、室内温度センサーの検出する室内温度に基づいて温度調節部が熱交換器を加熱又は冷却する温度調節を行い、これによってカバーが加熱又は冷却され、該カバーの内側面全体からの熱伝達によって区室内の空気の温度調節が行われる。従って、内部の空気の温度より目標温度との温度差の大きい外部から空気の送風を行わずとも内部の空気全体が直接的に加熱、冷却されることで温度調節が施されるため、温度調整幅を小さくすることができる。
また、本発明に係る工作機械の温度調節装置は、前記区室内に室内空気を対流させるファンが設けられたことを特徴としている。熱交換器によるカバーを介しての温度調節が行われた空気を対流させることで、区室内の空気とカバー間の熱伝達率を高め、より効果的に温度調節を行うとともに室内温度を均一にすることが可能となる。
また、本発明に係る工作機械の温度調節装置は、一の前記区室に対して複数の前記熱交換器が取り付けられるとともに、これら複数の前記熱交換器の各々に対応する同数の前記室温センサーが設けられ、前記温度調節部が、同一の前記区室内の前記室温センサーが検出する室内温度の差に基づいて、前記区室の室内温度が均一となるように前記熱交換器の温度調節を行うことを特徴としている。
区室内に温度勾配がある場合に、複数の室温センサーの検出する室内温度の差温に応じて、温度調節部がこの差温がなくなるようにそれぞれの熱交換器の温度調節を個別的に行うことによって、区室内の温度を均一に調整することが可能となる。
さらに、本発明に係る温度調節装置においては、前記工作機械の下部の温度を基準温度T1として測定する基準温度センサーが設けられ、前記温度調節部が、前記区室内の目標温度T0と前記室内温度T2とに差温が生じている間及び前記差温がなくなってからカウントされるタイマ設定時間内は1とされ、それ以外の場合は0とされる能力アップ係数Kを定め、熱交換器の設定温度T3を、T3=T0−K×(T2−T1)として前記熱交換器の温度調節を行うことを特徴としている。
熱伝達率は流体とそれに接する物体との温度差に比例するため、室内空気の目標温度と、熱交換器によって加熱、冷却されるカバーの温度とが近づくほど室内空気を加熱、冷却する能力が低下する。よって、上記に示すような所定の間は、熱交換器の設定温度T3を目標温度T0よりも、区室内を冷却する場合にあっては低い温度に、区室内を加熱する場合にあっては高い温度に設定することができる。従って、差温がある場合には、加熱冷却効果を向上させより円滑に目標温度に近づけることができる。また、差温がなくなった場合であっても機械温度が目標温度に到達するのが遅れるため、タイマ設定時間経過時までは加熱冷却効果を向上させることによって、機械温度を定常状態に早く導くことが可能となる。
本発明の工作機械の温度調節装置によれば、カバーの外周面に取り付けられた熱交換器の温度調節を行うことによってカバーを加熱又は冷却し、カバーの内側面全体によって区室内の空気の温度調節を行うことにより、温度調節幅を小さくすることができるため、より効果的に工作機械の設置環境の温度調節を行うことが可能となる。
以下、本発明に係る工作機械の温度調節装置の第一の実施形態について、図1から図3を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第一の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の概略を示す側面図、図2は本発明の第一の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の正面図、図3は温度調節装置の作動を説明するフローチャートである。
温度調節装置1は、例えば、横型のマシニングセンタ(工作機械)2に付設されている。工作機械2は、ベース3と、該ベース3上の前部に設けられて、Z軸方向zに移動するテーブル4と、ベース3上の後部に設けられてX軸方向xに移動するコラム5と、該コラム5に支持されてY軸方向yに移動する主軸ヘッド6とを備えている。
テーブル4の上面の中央には、ワークWをイケールまたは治具(以下、「イケール等」という)7を介して取り付けたパレットPが、自動パレット交換装置(APC)8によって自動交換されて載置されるようになっており、ワークWが主軸ヘッド6に設けられた主軸Sに装着された工具で加工されるようになっている。
また、自動パレット交換装置8は、ベース3の前端側に設置された架台9と、この架台9のベース3側に、鉛直の中心軸O周りに回転自在に支持され該中心軸Oに直交する方向に伸びる一対の旋回支持アーム10と、架台9の中央付近に鉛直軸周りに旋回可能な段取りテーブル11と、旋回支持アーム10の旋回、該旋回支持アーム10によるパレットPのクランプ、アンクランプ、段取りテーブル11の旋回、上下動等を行わせるAPC作動装置(図示省略)とを備えている。この自動パレット交換装置8は、テーブル4がパレット交換位置に移動したときに、旋回支持アーム10が該テーブル4上のパレットPと段取りテーブル11上のパレットPとを受け取って旋回することにより、テーブル4上の加工済みワークWと段取りテーブル11上の新しいワーク(待機ワーク)Wとを互いに入れ替える(テーブル4に対してワークWを受け渡しする)ようにした、従来周知の2面式自動パレット交換装置である。
また、本実施形態においては、工作機械2は、概略矩形箱状をなすとともに熱伝導率が高い材質で形成されたカバー12によって全体が囲まれている。このカバー12の内部は複数の区室に区分けされおり、図1に示す、テーブル4上のワークWを加工する加工区室Aと、自動パレット交換装置8の段取り部側、即ち待機ワークWやイケール等7が位置するパレット交換区室Bと、コラム5が位置するコラム区室Cと、図2に示す、工具区室Dと、NC装置強電盤等が配置された強電盤区室Eとが区画形成されている。
このカバー12は、図1及び図2に示すように、加工区室A、パレット交換区室B、工具区室D及び強電盤区室Eとの上部を覆う第一天井板16aと、該第一天井板16aよりも一段高く形成されてコラム区室Cの上部を覆う第二天井板16bと、図1において紙面の手前側と向かい側にZ軸方向zに沿って配置された、即ち図2の左右両側に配置された直立平板状の両側板16c、16dと、パレット交換区室B側に配置され、図2に示すようにワーク搬入扉17が形成された前部板16eと、コラム区室C側に配置された直立平板状の後部板16fとから構成されている。
このカバー12において加工区室Aとパレット交換区室Bとは、図1に示すように、旋回支持アーム10の中心軸Oを通りX軸方向xに沿って配置された直立平板状の第一仕切部材13aによって区切られている。この第一仕切部材13aには、旋回支持アーム10の位置からカバー12における第一天井板16a近くまで矩形状の開口部14aが設けられており、該開口部14aの位置に、旋回支持アーム10の長手方向(図1における左右方向)における中央(中心軸Oの位置)に直立して固定された平板状の可動仕切部材14bを備えている。該可動仕切部材14bは加工区室AにおいてワークWの加工を行っている際には開口部14aを気密液密に閉鎖して加工区室Aとパレット交換区室Bとを区切り、ワークW交換時には旋回支持アーム10とともに旋回して加工区室Aとパレット交換室Bとを連通させてワークWを通過させるようになっている。
また、カバー12内において、加工区室Aとコラム区室Cとは、図1に示すように、直立平板状の第二仕切部材13bによって区切られている。この第二仕切部材13bには、ベース3から上部に向かってカバー12の第一天井板16a近くまで矩形状の開口部15aが形成されており、該開口部15aの位置に、X軸方向xに沿ってスライド可能なスライド板15bが設けられている。このスライド板15bは、開口部15aを気密液密に閉鎖して加工区室Aとコラム室Cとを区切り、場合に応じてX軸方向xにスライドして、加工区室Aとコラム室Cとを連通させるように構成されている。
また、図2に示すように、カバー12内において、工具区室Dと強電盤区室Eは、それぞれパレット交換区室Bと直立平板状の第三仕切り部材13c及び第四仕切り部材13dによって気密液密に仕切られている。
そして、このようなカバー12の外周面に、熱交換器20が取り付けられている。本実施形態において熱交換器20は、一定の厚みを有する概略平板状をなしてカバー12の外周面に接触面積を大きくして接触するように取り付けられるとともに、内部に形成された細長い通路に温度調節されたオイルが流れ込む構成とされている。従って、熱交換器20の温度はオイル温度に依存しており、設定温度に温度調節されたオイルが熱交換器20に供給されてカバー12との間で熱交換が行われる。これによりカバー12が局所的に加熱又は冷却されて、カバー12自身の熱伝導によってカバー12全体が設定温度となるように温度調節される。
このような熱交換器20は本実施形態においては、図1及び図2に示すように、第一天井板16aの加工区室A及びパレット交換区室Bに対応する箇所にそれぞれの区室に対して2つの熱交換器20が設けられている。また、コラム区室Cに対応するように第二天井板16bに2つ、後部板16fに1つの熱交換器20が設けられ、さらに、第一天井板16aの工具区室Dに対応する箇所に1つの熱交換器20が設けられている。
また、上記のように熱交換器20が設けられた各区室、即ち、加工区室A、パレット交換区室B、コラム区室C及び工具区室Dの内部には、ファン22が設けられており、これにより各区室内の空気が対流するように構成されている。
また、カバー12の外周面に取り付けられた複数の熱交換器20のそれぞれに対応するようにして、区室内の温度を検出する室温センサー21が、加工区室A、パレット交換区室B、コラム区室C及び工具区室D内の上部に、熱交換器20と同数設置されている。即ち、それぞれの室温センサー21が、対応する熱交換器20による区室内の温度変化を検出することができるようになっている。さらに、工作機械2のベース3には、該ベース3の温度を周囲環境の基準温度として検出する基準温度センサー23が、後述する温度調節部25と同数設けられている。
そして、カバー12の外部には、熱交換器20の温度調節を行う温度調節部25が、熱交換器20が設けられた各区室に対応するように各区室と同数設置されている。この温度調節部25は内部に図示しない冷凍機、ヒーター及びオイルタンクを備えている。まずオイルタンクに貯留されたオイルを熱交換器20の設定温度と等しい温度となるようにヒーター又は冷凍機で加熱、冷却して温度調節を行ない、これをオイル供給路26aを介して熱交換器20に供給する。そして、熱交換器20においてカバー12との間で熱交換をし終えたオイルは、オイル排出路26bを介してオイルタンクに回収される。なお、熱交換器20の設定温度は、詳しくは後述するように、室温センサー21及び基準温度センサー23の検出値に基づいて決定される。
また、この温度調節部25は、各区室に2つが設けられた熱交換器20に対しては、それぞれの熱交換器20に対応する室温センサー21の検出値の差に応じて区室内の温度が均一となるように個別的に各熱交換器20に供給するオイルの温度調節を行っている。
次に、本実施形態の工作機械2によるワークWへの加工及び交換作業について説明する。工作機械2が作動されると、加工区室Aでは、テーブル4上のパレットPに固定されたイケール等7に取り付けられているワークWが、主軸ヘッド6の主軸Sに装着された工具で加工が行われる。一方、加工区室A側で加工が施されている間に、パレット交換区室Bにおいては、パレットPに取り付けたイケール等7に次に加工すべき新しいワーク(待機ワーク)Wを加工済みのワークWと交換して位置決め固定する等のワークの段取り作業が作業者によって行われる。
ワークWの加工が完了すると、テーブル4がワーク交換位置に移動され、テーブル4上のパレットPとパレット交換区室Bの段取りテーブル11上のパレットPとが旋回支持アーム10上に同時に載置、クランプされ、その後、旋回支持アーム10が中心軸Oの周りに180°旋回して、新しいワークWを有するパレットPがテーブル4上に、即ち加工位置に移動されて、加工済みのワークWを有するパレットPが段取りテーブル11上に移載され、これにより自動パレット交換装置8によるワーク交換動作が終了する。そして、加工位置へ移動されたテーブル4上の新しいワークWが加工されている間に、パレット交換区室Bでは加工済みのワークWをパレットPから取り外して新しいワークWを取り付ける等の段取り作業を行う。
このようにワークWへの加工及び交換作業が行われる工作機械2においては、設置環境の温度変化によって工作機械2自身に熱変形が生ずることがあり、これによりワークWの加工精度に悪影響を及ぼす。以下、このような温度変化を抑制し、工作機械2の設置環境を加工に適した温度に維持する温度調節装置1の作用について説明する。
本実施形態の温度調節装置1では、温度調節部25が熱交換器20に対して該熱交換器20の設定温度に温度調節したオイルを供給することにより各区室の室内温度の調節が行われる。即ち、温度調節部25が冷凍機及びヒーターによってオイルの加熱又は冷却を行い、これを熱交換器20に供給することによって、熱交換器20とカバー12との間で熱交換が行われて、該カバー12の内側面全体によって区室内の空気の温度調節が行われる。これにより。外部から空気の送風を行わずとも、内部の空気全体が直接的に加熱、冷却されることで温度調節が施されるため、温度調整幅を小さくすることができる。さらに、各区室内の空気をファン22によって対流させることで、区室内の空気とカバー12間の熱伝達率を高めるとともに室内温度を均一にすることができる。
また、本実施形態においては、NC装置強電盤等が設置されている強電盤区室Eが高温になり易く、従って、該強電盤区室Eに隣接する加工区室A、パレット交換区室B及びコラム区室Cにおいては、強電盤区室E側の室内温度が高くなり易い。本実施形態においては、上述のように各区室内の室内温度が均一となるように個別的に各熱交換器20に供給するオイルの温度調節を行っているため、同一の区室内の室内温度を一定に保つことが可能となる。
次に、温度調節部25によるオイルの温度調節について説明する。このオイルの温度は熱交換器20の設定温度T3と等しい温度となるように温度調節されている。この設定温度T3の算出方法としては、図3のフローチャートに示すように、まず温度調節部25において室内の目標温度T0と、タイマ設定時間M(分)の設定値を読み込む(ステップS1)。次にこの温度調節部25が、基準温度センサー23が検出する基準温度T1及び室温センサー21が検出する室内温度T2を読み込み(ステップS2)、目標温度T0と室内温度T2の差温△T=T0−T2を算出する(ステップS3)。
そして、この差温△Tがあるか否かを判断し(ステップS4)、差温がある場合には、K=1とする能力アップ係数Kを設定する(ステップS5)。一方、差温がない場合、即ち△T=0の場合には、それが△T=0となった直後か否か、即ち加熱又は冷却により差温△Tが初めて0となった瞬間であるか否かを判断し(ステップS6)、直後であると判断した場合には、△T=0となった瞬間からカウントされるタイマ設定時間Mが経過したか否かを判断する(ステップS7)。そして、このタイマ設定時間Mが経過していない場合には、K=1とする能力アップ係数Kを設定する(ステップS5)。一方、タイマ設定時間Mが経過している場合及びステップS6において△T=0となった直後ではないと判断した場合には、K=0とする能力アップ係数Kを設定する(ステップS8)。なお、タイマ設定時間Mは例えば通常10〜30分程度に設定され、工作機械2が大型になるほど長く設定される。
そして、このように算出された能力アップ係数Kにも続いて、熱交換器20の設定温度T3を、T3=T0−K×(T2−T1)として設定し(ステップS9)、このオイル設定温度T3を出力し(ステップS10)、オイル温度の調節を行う。
従って、能力アップ係数K=1の場合には、熱交換器20の設定温度T3、即ちオイルの設定温度T3は目標温度T0と同じ温度とならず、区室内を冷却する場合にあってはより低い温度が、区室内を加熱する場合にあっては高い温度が熱交換器の設定温度T3とされる。よって、差温△Tがある場合には、加熱冷却効果を向上させより円滑に目標温度に近づけることができる。また、差温△Tがなくなった場合であっても工作機械1の機械温度が目標温度T0に到達するのは遅れるため、タイマ設定時間M経過時までは加熱冷却効果を向上させることによって機械温度を定常状態に早く導くことが可能となる。
このように設定温度T3に温度調節されたオイルが熱交換器20に供給され、カバー12との間で熱交換が行われる。これによりカバー12が局所的に加熱又は冷却されて、カバー12自身の熱伝導によってカバー12全体が設定温度に温度調節され、該カバー12の内側面全体によって区室内の空気の温度調節が行われる。従って、外部から空気の送風を行わずとも内部の空気全体が直接的に加熱、冷却されることで温度調節が施されるため、温度調整幅を小さくすることができ、効果的に工作機械2の温度調節を行うことが可能となる。
次に本発明の第二の実施形態について図4を用いて説明する。図4は本発明の第二の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の概略を示す側面図である。図4においては、図1と同じ構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。第一の実施形態の熱交換器20が概略平板状をなし内部にオイルが通過する細長い通路が形成されて構成されたものであるのに対し、本第二の実施形態においては、熱交換器30として電子冷却装置が配置されている。
熱交換器30としての電子冷却装置は、直流電流の向きによって発熱又は冷却を切り換えることができる熱電冷却素子がユニット化されてペルチェモジュールとして構成されたものである。この熱交換器30には、外部ファン31が取り付けられており、これによって熱交換器30の廃熱が促進される。また、熱交換器30を調節する温度調節部32は、該熱交換器30に電気配線33を介して電気的な信号を送ることにより直流電流の大きさ及び向きを切り換えて温度調節を行う構成とされている。
これによっても、第一の実施形態と同様に、熱交換器30とカバー12との間で熱交換が行われ、カバー12全体への熱伝導を介して、カバー12内の各区室の空気の温度調節が行われる。従って、外部から空気の送風を行わずとも、内部の空気全体が直接的に加熱、冷却されることで温度調節が施されるため、温度調整幅を小さくすることができ、効果的に温度調節を行うことが可能となる。また、第一の実施形態のようにオイルの加熱及び冷却を介してではなく、直接的に電気信号を送ることによって熱交換器30の加熱及び冷却が可能であるため、より柔軟に温度変化に対応することが可能となる。
次に本発明の第三の実施形態について図5を用いて説明する。図5は本発明の第三の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の概略を示す側面図である。図5においては、図4と同じ構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。本第三の実施形態は、第二の実施形態に加えて、加工区室AにクーラントLを供給するワーク冷却装置40が付加されている。
ベース3の後端側(コラム5側)の床面上には、クーラントLを貯留したクーラントタンク41が設置されており、クーラントLを第1のクーラントポンプ42によって吸引してクーラント配管43を通して主軸ヘッド6内のクーラント通路に流して、主軸ヘッド6の前面(加工領域内)に設けたクーラントノズル6aから加工区室A内のテーブル4上のワークWに吹き付けるようになっている。
また、加工区室Aにおけるカバー12の天井板16aには、複数個のクーラント供給ノズル44aを有するクーラントパイプ4が取り付けられており、クーラントタンク41内のクーラントLを第2のクーラントポンプ45によって吸引してクーラント配管46を通してクーラントパイプ44に送ってクーラントノズル44aからテーブル4上のワークWに吹き付けるようになっている。
さらに、クーラントタンク41には、クーラント温度調節部47が付設されており、基準温度センサー23と、クーラントタンク41内のクーラントLの温度を検出する液温センサー48との各検出温度の偏差に基づいて、クーラント温度調節部47がクーラントLを加熱、冷却して予め定められた設定温度を維持すべく調節するようになっている。なお、このクーラントLの温度調節は、例えば設定した一定の温度に調節する方法であってもよい。
このような第三の実施形態によれば、第一及び第二実施形態のようにカバー12を介して区室内の温度調節をすることに加えて、加工区室Aにおいて加工中のワークWに温度調節されたクーラントLを直接的に吹き付けることで、加工区室A内及びワークWの温度調節をより効果的に行うことが可能となる。
以上、本発明の工作機械の温度調節装置1の第一、第二及び第三の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、図3のフローチャートに示す温度調節の他、単純に基準温度センサー23の検出する温度に室温センサー21が検出する温度を一致させるように熱交換器20、30の温度調節をするものや、予め設定した一定の温度となるように温度調節するものであってもよい。また、第一の実施形態においては、オイルの温度を設定温度T3に一致させるのではなく、基準温度センサー23の検出する基準温度T1に一致させて熱交換器20に供給されるものであってもよい。さらに、図3のフローチャートにおいて、室内の目標温度T0を基準温度T1としたものであってもよい。また、加工区室Aの発熱が大きい場合にあっては、能力アップ係数を1より大きなものに設定してもよい。
また、カバー12と区室内の空気との熱伝達により温度調整が行われるため、カバー12の内側に突起等を設けて表面積を増やすことで区室内の空気との節足面積を増やし、より熱伝達を効率よく行うようにしたものであってもよい。また、カバー12の外周面に取り付けられた熱交換器20、30を一回り大きなカバーで囲った二重カバー構造としたものであってもよい。これにより断熱性を高めてより効率良く区室内の空気の温度調節を行うことが可能となる。
また、各実施形態においては、熱交換器20、30の温度調節を行う温度調節部25、32は各区室に対応するように複数が設けられているが、一の温度調節部25、32と全ての熱交換器20、30を接続することによって、一の温度調節部25、32が集中的に温度調節を行うものであってもよい。
また、室温センサー21を各区室の下部にも設置して、上部に設けられた室温センサー21との差温を取ることによって、ファン22の強弱を制御するものであってもよい。さらに、カバー12はその内部が気密液密に区切られることで複数に区分けされているが、多少の隙間があってもよく、また区分けされておらず一つの区室のみを有するものであってもよい。
本発明の第一の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の概略を示す側面図である。 本発明の第一の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の正面図である。 温度調節の作動を説明するフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の概略を示す側面図である。 本発明の第三の実施形態に係る工作機械における温度調節装置の概略を示す側面図である。
符号の説明
1 温度調節装置
2 工作機械
12 カバー
20 熱交換器
21 室温センサー
22 ファン
23 基準温度センサー
25 温度調節部
30 熱交換器
32 温度調節部
A 加工区室(区室)
B パレット交換区室(区室)
C コラム区室(区室)

Claims (4)

  1. 内部に一又は二以上の区室が形成されたカバーに覆われた工作機械の温度調節装置であって、
    前記カバーの外周面に熱交換器が取り付けられるとともに、前記区室内に室温センサーが設けられ、
    前記室温センサーが検出する室内温度を目標温度に近づけるように熱交換器の温度調節を行う温度調節部が設けられ、
    前記カバーを介して前記区室内の温度調節が行われることを特徴とする工作機械の温度調節装置。
  2. 前記区室内に室内空気を対流させるファンが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械の温度調節装置。
  3. 一の前記区室に対して複数の前記熱交換器が取り付けられるとともに、これら複数の前記熱交換器の各々に対応する同数の前記室温センサーが設けられ、
    前記温度調節部が、同一の前記区室内の前記室温センサーが検出する室内温度の差に基づいて、前記区室の室内温度が均一となるように前記熱交換器の温度調節を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械の温度調節装置。
  4. 前記工作機械の下部の温度を基準温度T1として測定する基準温度センサーが設けられ、
    前記温度調節部が、
    前記区室内の目標温度T0と前記室内温度T2とに差温が生じている間及び前記差温がなくなってからカウントされるタイマ設定時間内は1とされ、それ以外の場合は0とされる能力アップ係数Kを定め、
    熱交換器の設定温度T3を、T3=T0−K×(T2−T1)として前記熱交換器の温度調節を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の工作機械の温度調節装置。


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