JP2009098468A - 光クロージャおよび光ファイバの接続方法 - Google Patents

光クロージャおよび光ファイバの接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光クロージャの設置数を抑えて、分岐装置やドロップケーブルなどの増設に柔軟に対応することを可能とし、しかも作業ミスなどを回避する。
【解決手段】 光ファイバ101、121を収容し光カプラ110を配設可能な収容トレイ71を複数枚積層したトレイユニット7を、複数備える光クロージャ1とする。例えば、一方のトレイユニット7を上位系のユニット7Aとし、この上位系のユニット7Aの収容トレイ71に光カプラ110を配設し、この光カプラ110を介して光ファイバ101を分岐する。また、他方のトレイユニット7を下位系のユニット7Bとし、この下位系のユニット7Bの収容トレイ71に、光ファイバケーブル100の光ファイバ101とドロップケーブル120の光ファイバ121との接続部である保護スリーブ130と、光ファイバ101、121の余長とを収容する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光ファイバ同士を接続した接続部を収容などする光クロージャ(光接続箱)および、この光クロージャを用いた光ファイバの接続方法に関する。
光ファイバケーブルを接続したり、分岐(分光)したりするのに、光クロージャが用いられている。この光クロージャは、光ファイバの接続(融着)部および余長などを収容する収容トレイが複数枚積層された収容ユニット(収容積層体)を1ユニット備えている。例えば、FTTH(Fiber To The Home)アクセスサービスを実現するためのPON(Passive Optical Network)などを構築するには、光クロージャ内に光カプラ(分岐装置)を配設し、光カプラに分岐用の光ファイバを接続して光ファイバを分岐する。そして、この分岐した光ファイバの余長を収容ユニットの収容トレイに収容しており、このような接続を上位系としていた。また、各加入者の通信端末と接続するためのドロップケーブルを接続するには、光ファイバケーブルの光ファイバとドロップケーブルの光ファイバとを接続し、その接続部および余長を収容ユニットの収容トレイに収容しており、このような接続を下位系としていた。そして、光クロージャに収容ユニットが1ユニットしか備わっていないため、上位系の接続と下位系の接続とを別の光クロージャにて行っていた。さらに、異なる会社の光ファイバケーブルを接続する場合にも、責任分界点(責任分担)を明確にするために、別の光クロージャにて行っていた。
一方、光ファイバの接続部と光カプラとを収容可能な光クロージャが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この光クロージャは、光カプラを収容する専用の光カプラ収容トレイと、光ファイバの接続部および余長を収容する接続部収容トレイとを、一定の枚数ずつ積層した状態で、1つの積層体として備えている。そして、光カプラ収容トレイ内で光カプラを介して光ファイバを分岐し、接続部収容トレイ内に分岐した光ファイバや接続した光ファイバを収容するものである。
特開平10−260319号公報
ところで、上記のように上位系の接続と下位系の接続とを別の光クロージャで行うと、複数の光クロージャが必要となる。しかも、加入者の増加などによって光カプラやドロップケーブルの必要数が増えると、光クロージャの設置数も増えることになる。この結果、1本の電柱に複数の光クロージャが設置されるケースがあり、設計ミスを招いたり、現地作業時に接続する光ファイバの確認に長時間を要したり、あるいは誤接続や誤切断をするおそれが生じる。さらには、光クロージャの設置数の増加に伴って、設置費や管理費がかさむことになる。
また、特許文献1に記載されているような光クロージャでは、光カプラ収容トレイと接続部収容トレイとが一定の枚数ずつ配設されているため、加入者の増加などに柔軟に対応することができない。すなわち、ドロップケーブルの接続などを増やす場合に、光カプラ収容トレイが空いているにもかかわらず、新たな光クロージャを設置しなければならない場合が生じる。同様に、光カプラ(光分岐)を増設する場合に、接続部収容トレイが空いているにもかかわらず、新たな光クロージャを設置しなければならない場合が生じる。さらに、光カプラ収容トレイと接続部収容トレイとが1つの積層体として積層されているため、光カプラの接続や光ファイバの収容などの作業が煩雑なばかりでなく、ドロップケーブルの接続作業などに際して光カプラ収容トレイを開けてしまい、作業ミスを招くおそれがある。
そこでこの発明は、光クロージャの設置数を抑えて、分岐装置やドロップケーブルなどの増設に柔軟に対応することが可能で、しかも作業ミスなどを回避可能な光クロージャおよび光ファイバの接続方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、薄板状で光ファイバを収容し分岐装置を配設可能な収容トレイを複数枚積層したトレイユニットを、複数備えることを特徴とする光クロージャである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光クロージャにおいて、前記トレイユニットを1ユニット単位で着脱可能に覆うユニットカバーを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載された光クロージャを用いて、光ファイバを接続する光ファイバの接続方法であって、前記複数のトレイユニットのうちの少なくとも1つのトレイユニットを上位系のユニットとし、この上位系のユニットの収容トレイに分岐装置を配設し、この分岐装置を介して光ファイバを分岐し、前記上位系のユニット以外の少なくとも1つのトレイユニットを下位系のユニットとし、この下位系のユニットの収容トレイに、光ファイバ同士を接続した接続部と前記光ファイバの余長を収容することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1に記載された光クロージャを用いて、光ファイバを接続する光ファイバの接続方法であって、すべての前記トレイユニットを上位系のユニットとし、この上位系のユニットの収容トレイに分岐装置を配設し、この分岐装置を介して光ファイバを分岐することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記請求項3または4のいずれか1項に記載された光ファイバの接続方法において、前記上位系のユニットをユニットカバーによって着脱可能に覆うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1に記載された光クロージャを用いて、光ファイバを接続する光ファイバの接続方法であって、すべての前記トレイユニットを下位系のユニットとし、この下位系のユニットの収容トレイに、光ファイバ同士を接続した接続部と前記光ファイバの余長を収容することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、分岐装置やドロップケーブルなどの増設に柔軟に対応することが可能となる。すなわち、分岐装置を増設する必要がある場合には、収容トレイに分岐装置を配設し、ドロップケーブルを接続(増設)などする場合には、収容トレイに光ファイバの接続部および余長を収容することで、それぞれの増設に柔軟に対応することが可能となる。しかも、同じ収容トレイで分岐装置とドロップケーブルなどの増設に対応可能なため、すべての収容トレイを有効に(効率的に)活用し、光クロージャの設置数を抑えることが可能となる。また、トレイユニットごとに分岐装置を配設する上位系と、ドロップケーブルなどを接続する下位系とに分けることで、ドロップケーブルの接続作業などに際して、分岐装置が配設された上位系の収容トレイを開けてしまうことによる作業ミスや心線確認の長時間化などを回避することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、例えば、分岐装置を配設したトレイユニットにユニットカバーを取り付けることで、ドロップケーブルの接続作業などに際して、分岐装置が配設された収容トレイを開けてしまうことによる作業ミスなどを、より確実に回避することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、1つの光クロージャで分岐装置とドロップケーブルなどの増設に、柔軟に対応可能となる。しかも、上位系のユニットと下位系のユニットとに分けられるため、それぞれの増設作業がしやすいとともに、作業ミスなどを回避することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、すべてのトレイユニットを上位系のユニットとするため、1つの光クロージャで多くの分岐装置の増設に対応することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、上位系のユニットをユニットカバーで覆うため、例えば、ドロップケーブルの接続作業などに際して、上位系のユニットの収容トレイを開けてしまうことによる作業ミスなどを、より確実に回避することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、すべてのトレイユニットを下位系のユニットとするため、1つの光クロージャで多くのドロップケーブルの増設などに対応することが可能となる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この実施の形態に係る光クロージャ1を示す正面断面図であり、図2は、その平面断面図である。この光クロージャ1は、後述する光ファイバケーブル100の光ファイバ(心線)を分岐(分光)したり、光ファイバ同士を接続したりするための光接続箱であり、主として、ケース本体2と、ケーブル把持金具3と、メンバ把持金具4と、通過心線収容トレイ5と、作業心線収容トレイ6と、トレイユニット7とを備えている。
ケース本体2は、両端が開口した円筒状で、軸線に平行に配設されたヒンジ(図示せず)を中心に開閉可能となっている。また、両端部が先細りに形成され、その開口が光ファイバケーブル100を挿入する挿入口2aとなっている。この両挿入口2aの近傍のケース本体2内に、それぞれケーブル把持金具3が配設されている。このケーブル把持金具3は、光ファイバケーブル100を把持する金具であり、光ファイバケーブル100を上板31と下板32とで挟んだ状態でネジ止めすることで、光ファイバケーブル100を挟持、把持するものである。
ケーブル把持金具3の下板32には、垂直下方に延びる取付部32aが形成され、この取付部32a、32a間に板状のベース21が架設されている。そして、このベース21の両端にメンバ把持金具4が配設されている。このメンバ把持金具4は、光ファイバケーブル100のテンションメンバ(スペーサ)を把持する金具であり、テンションメンバを押え板41と基台42とで挟んだ状態でネジ止めすることで、テンションメンバを挟持、把持するものである。
このメンバ把持金具4、4間のベース21上に、通過心線収容トレイ5が配設されている。この通過心線収容トレイ5は、後述するように、光ファイバケーブル100の光ファイバのうちで、分岐や他の光ファイバとの接続などを行わない光ファイバをそのまま(通過させるだけで)収容するトレイである。具体的には、図3に示すように、メンバ把持金具4、4間にわたって延びる細長い板状で、周壁5aの上縁から内側に水平に延びるツメ51が複数設けられ、さらに長手方向の一辺の両端には、導入部52が設けられている。そして、導入部52から光ファイバを導入し、ツメ51で光ファイバを係止しながら、周壁5aの内周面沿って光ファイバを巻いた状態で収容するものである。
このような通過心線収容トレイ5の上面両側(上面左右)に、作業心線収容トレイ6がそれぞれ1体配設されている。この作業心線収容トレイ6は、後述するように、光ファイバケーブル100の光ファイバのうちで、分岐や他の光ファイバとの接続などを行う作業対象の光ファイバの余長を収容するトレイである。すなわち、通過心線収容トレイ5の長さの半分弱の長さを有する細長い板状で、通過心線収容トレイ5と同様な構成によって、光ファイバを導入、収容するものである。
この作業心線収容トレイ6の上に、それぞれトレイユニット7が重なるように配設されている。つまり、この実施の形態では、作業心線収容トレイ6とトレイユニット7とがそれぞれ、水平方向に並列に2つ配設されている。このトレイユニット7は、後述するように、光ファイバケーブル100の光ファイバを分岐したり、光ファイバ同士を接続した接続部とその余長を収容したりユニットであり、収容トレイ71が複数枚積層されている。この収容トレイ71は薄板状で、光ファイバを収容し、かつ、光カプラ(分岐装置)110および接続部を配設、収容可能となっている。すなわち、通過心線収容トレイ5と同様に、複数のツメや導入部が設けられ、光ファイバを巻いた状態で収容するとともに、図4、5に示すように、底板71aに複数の嵌合孔71bが形成されている。
そして、光カプラ110を配設する場合には、図4に示すように、光カプラ110を所望の配設場所に位置させ、光カプラ110を保持するカプラホルダ111の嵌合足111aを近傍の嵌合孔71bに嵌合させて、光カプラ110を収容トレイ71に配設する。また、光ファイバ同士を接続した接続部を固定、収容するには、次のようにする。すなわち、図5に示すように、例えば光ファイバケーブル100の光ファイバ101とドロップケーブルの光ファイバ121の端部同士を融着接続した部分(接続部)に取り付けられた保護スリーブ130を、所望の配設場所に位置させる。そして、この保護スリーブ130を保持するスリーブホルダ131の嵌合足131aを近傍の嵌合孔71bに嵌合させて、保護スリーブ130を収容トレイ71に固定、収容する。このように、この実施の形態では、複数の嵌合孔71bを設けることで、光カプラ110および保護スリーブ130(接続部)を任意の位置に配設、収容できるようになっているが、底板71aに複数のネジ孔(雌ネジ)を形成したり、光カプラ110および保護スリーブ130を嵌合装着できる枠を設けたりしてもよい。
ここで、この実施の形態では、1本の光ファイバケーブル100に含まれる光ファイバの数を24心とし、1つの収容トレイ71で収容可能な光ファイバの数を8心としている。そして、このような収容トレイ71が、1つのトレイユニット7において3つ積層されている。
上記のような通過心線収容トレイ5、作業心線収容トレイ6およびトレイユニット7(収容トレイ71)は、次のようにして開閉可能となっている。すなわち、上下に隣接するトレイ5、6間、トレイ6、71間および、トレイ71、71の間には、長手方向の一辺側にヒンジ(図示せず)が配設され、このヒンジを介して各トレイ5、6、71が開閉可能となっている。例えば、トレイ5、6間のヒンジを回動させることで、図6(a)に示すように、通過心線収容トレイ5が開閉される。また、トレイ6、71間のヒンジを回動させることで、図6(b)に示すように、作業心線収容トレイ6が開閉される。同様に、トレイ71、71間のヒンジを回動させることで、図6(c)に示すように、収容トレイ71が開閉される。
また、各トレイユニット7には、図7に示すようなユニットカバー72を取り付けられるようになっている。このユニットカバー72はトレイユニット7よりも一回り大きいキャップ状で、1ユニット単位でトレイユニット7の上面および外周面を覆うようになっている。そして、トレイユニット7に被せて最下位の収容トレイ71にネジ止めすることで、ユニットカバー72が固定され、ネジ止めを外すことでユニットカバー72を外せるように(着脱可能に)なっている。また、このユニットカバー72には、収容トレイ71の導入部と対向する位置に、光ファイバを導出する(逃がす)ための逃がし窓72aが形成されている。
次に、このような構成の光クロージャ1を用いて、光ファイバを分岐したり、直接接続したりする光ファイバの接続方法について説明する。ここで、この実施の形態では、光ファイバ同士の直接接続として、ドロップケーブル120と接続する場合について説明するが、運用会社などが異なる光ファイバケーブルとの接続など、その他の接続であってもよい。
まず、図8に示すように、光ファイバケーブル100を光クロージャ1内に導入、収容する。すなわち、光ファイバケーブル100の被覆を剥いて光ファイバ101を露出させ、上記のようにしてケーブル把持金具3によって光ファイバケーブル100を把持するとともに、メンバ把持金具4によって光ファイバケーブル100のテンションメンバを把持
する。さらに、光ファイバ101を通過心線収容トレイ5に収容する。
次に、1つの光クロージャ1において、光ファイバ101の分岐とドロップケーブル120の接続とを行う場合には、図9に示すように、一方のトレイユニット7を上位系のユニット7Aとし、他方のトレイユニット7を下位系のユニット7Bとする。そして、上位系のユニット7Aの収容トレイ71に、上記のようにして光カプラ110を配設し、分岐元(図中左側)の光ファイバ101と分岐用(分岐先、図中右側)の光ファイバ101とを光カプラ110に接続する。これにより、光カプラ110を介して光ファイバ101が分岐される。
一方、分岐用(図中右側)の光ファイバ101を上記のようにして、下位系のユニット7Bの収容トレイ71に収容する。また、例えば図10に示すように、下位系のユニット7Bの収容トレイ71に収容されている光ファイバ101と、ドロップケーブル120の光ファイバ121とを融着接続した場合には、その融着部(接続部)に保護スリーブ130を取り付ける。そして、この保護スリーブ130と光ファイバ101、121の余長を、上記のようにして収容トレイ71に収容する。このような接続、収容を行うことで、下位系のユニット7Bにおいて、ドロップケーブル120の光ファイバ121の接続、収容を最大24心(3トレイ×8心)行うことができる。また、接続作業終了後には、上位系のユニット7Aにユニットカバー72を取り付ける。
次に、1つの光クロージャ1において、光ファイバ101の分岐を多数行う場合には、図11に示すように、双方のトレイユニット7を上位系のユニット7Aとし、双方の上位系のユニット7Aの収容トレイ71に光カプラ110を配設する。そして、上記と同様にして分岐元の光ファイバ101と分岐用の光ファイバ101とを光カプラ110に接続する。このとき、例えば遠方の光カプラ110に接続する分岐元の光ファイバ101(図中、右側の光カプラ110に接続する左側の分岐元の光ファイバ101)の余長を作業心線収容トレイ6に収容する。また、接続作業終了後には、双方の上位系のユニット7Aにユニットカバー72を取り付ける。
次に、1つの光クロージャ1において、ドロップケーブル120の接続を多数行う場合には、図12に示すように、双方のトレイユニット7を下位系のユニット7Bとする。そして、光ファイバケーブル100の光ファイバ101とドロップケーブル120の光ファイバ121との接続部である保護スリーブ130と、各光ファイバ101、121の余長とを、上記のようにして双方の下位系のユニット7Bの収容トレイ71に収容する。このとき、接続対象(例えば図中左側)の光ファイバケーブル100の光ファイバ101の余長を、作業心線収容トレイ6に収容する。このような接続、収容を行うことで、1つの光クロージャ1で、ドロップケーブル120の光ファイバ121の接続、収容を最大48心(2ユニット×3トレイ×8心)行うことができる。
以上のように、この光クロージャ1および光ファイバの接続方法によれば、光ファイバ101の分岐やドロップケーブル120などの接続の増設に、柔軟に対応することが可能となる。しかも、同じ収容トレイ71で分岐とドロップケーブル120などの接続の増設に対応可能なため、すべての収容トレイ71を有効に活用し、光クロージャ1の設置数を増やすことなく、多くの分岐、接続を行うことが可能となる。また、トレイユニット7ごとに光ファイバ101を分岐する上位系と、ドロップケーブル120などとの接続部を収容する下位系とに分けられている。このため、それぞれの作業を別のトレイユニット7にて容易に行うことができるとともに、ドロップケーブル120の接続作業などに際して、上位系のユニット7Aの収容トレイ71を開けてしまうことによる作業ミスなどを回避することが可能となる。しかも、上位系のユニット7Aにユニットカバー72を取り付けることで、より注意を喚起し、作業ミスをより確実に回避することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、この実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、2つのトレイユニット7を備えているが、光ファイバの数や分岐の必要数などに応じて、さらに多くのトレイユニット7を備えてもよい。また、この実施の形態では、1つの収容トレイ71に対して1つの光カプラ110を配設しているが、光カプラ110の大きさや分岐数などに応じて、複数の光カプラ110を配設するようにしてもよい。
この発明の実施の形態に係る光クロージャの正面断面図である。 図1の光クロージャの平面断面図である。 図1の光クロージャの通過心線収容トレイの平面図である。 図1の光クロージャのトレイユニットの収容トレイに光カプラを配設する状態を示す斜視図である。 図1の光クロージャのトレイユニットの収容トレイに光ファイバの接続部を収容する状態を示す斜視図である。 図1の光クロージャの通過心線収容トレイ、作業心線収容トレイおよびトレイユニットの開閉状態を示す模式図であり、(a)は通過心線収容トレイを開閉する状態を示し、(b)は作業心線収容トレイを開閉する状態を示し、(c)はトレイユニットの収容トレイを開閉する状態を示す。 図1の光クロージャのトレイユニットにユニットカバーを取り付けた状態を示す平面図(a)と正面図(b)である。 図1の光クロージャに光ファイバケーブルを導入、収容した状態を示す模式図である。 図1の光クロージャの上位系のユニットの収容トレイにて光ファイバを分岐させた状態を示す模式図である。 図9において、下位系のユニットの収容トレイに光ファイバの接続部と余長とを収容した状態を示す模式図である。 図1の光クロージャの双方のトレイユニットの収容トレイにて光ファイバを分岐させた状態を示す模式図である。 図1の光クロージャの双方のトレイユニットの収容トレイに光ファイバの接続部と余長とを収容した状態を示す模式図である。
符号の説明
1 光クロージャ
2 ケース本体
3 ケーブル把持金具
4 メンバ把持金具
5 通過心線収容トレイ
6 作業心線収容トレイ
7 トレイユニット
7A 上位系のユニット
7B 下位系のユニット
71 収容トレイ
71b 嵌合孔
72 ユニットカバー
100 光ファイバケーブル
101 光ファイバ
110 光カプラ(分岐装置)
111 カプラホルダ
111a 嵌合足
120 ドロップケーブル
121 光ファイバ
130 保護スリーブ(接続部)
131 スリーブホルダ
131a 嵌合足

Claims (6)

  1. 薄板状で光ファイバを収容し分岐装置を配設可能な収容トレイを複数枚積層したトレイユニットを、複数備えることを特徴とする光クロージャ。
  2. 前記トレイユニットを1ユニット単位で着脱可能に覆うユニットカバーを備えることを特徴とする請求項1に記載の光クロージャ。
  3. 前記請求項1に記載された光クロージャを用いて、光ファイバを接続する光ファイバの接続方法であって、
    前記複数のトレイユニットのうちの少なくとも1つのトレイユニットを上位系のユニットとし、この上位系のユニットの収容トレイに分岐装置を配設し、この分岐装置を介して光ファイバを分岐し、
    前記上位系のユニット以外の少なくとも1つのトレイユニットを下位系のユニットとし、この下位系のユニットの収容トレイに、光ファイバ同士を接続した接続部と前記光ファイバの余長を収容することを特徴とする光ファイバの接続方法。
  4. 前記請求項1に記載された光クロージャを用いて、光ファイバを接続する光ファイバの接続方法であって、
    すべての前記トレイユニットを上位系のユニットとし、この上位系のユニットの収容トレイに分岐装置を配設し、この分岐装置を介して光ファイバを分岐することを特徴とする光ファイバの接続方法。
  5. 前記請求項3または4のいずれか1項に記載された光ファイバの接続方法において、
    前記上位系のユニットをユニットカバーによって着脱可能に覆うことを特徴とする光ファイバの接続方法。
  6. 前記請求項1に記載された光クロージャを用いて、光ファイバを接続する光ファイバの接続方法であって、
    すべての前記トレイユニットを下位系のユニットとし、この下位系のユニットの収容トレイに、光ファイバ同士を接続した接続部と前記光ファイバの余長を収容することを特徴とする光ファイバの接続方法。
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