JP2009098289A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードバック制御式の交流変換型表面電位センサを用いても、距離依存性を解消した状態で、感光体ドラムの表面電位を高応答速度で計測可能として待ち時間を可及的に短縮することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム11の組み込み時や、交換時に感光体ドラム11の偏芯プロファイルを計測するために、フィードバック制御の有の交流交換型表面電位センサを使用し、このようにして計測された偏芯プロファイルは、ROM等の記憶手段23に記憶、格納され、画像形成時にフィードバック制御されない交流交換型表面電位センサによって帯電チャージ電源27や露光手段22を制御する際に、記憶手段23から引き出されて第1の表面電位センサで計測された感光体ドラム11の表面電位を補正するようにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、感光体と、当該感光体表面を一様に帯電させる帯電手段と、当該感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記帯電手段によって帯電された感光体表面及び前記露光手段によって静電潜像が形成された感光体表面の表面電位を計測する表面電位センサを有し、当該表面電位センサで計測された感光体表面の表面電位に基づいて前記帯電手段及び露光手段を制御する制御手段を備えた画像形成装置に関する。
コピー、プリンタ、ファクシミリ等に用いられる電子写真方式の画像形成装置においては、特許文献1等に記載されているように、装置起動時等に感光体表面の帯電電位や潜像電位を計測し、このようにして計測された感光体表面の帯電電位や潜像電位に基づいて各種バイアスや露光強度等の決定を行うようになっている。特に潜像電位の確認では、露光強度を段階的に変更しながら複数の定形パターンを露光して各定形パターンの潜像電位を確認し、さらに、同じ定形パターンに対して現像後または転写後の画像濃度を光学センサ等で確認するのが一般的である。
このような感光体表面の電位を測定するセンサとして最も一般的に用いられているのは、特許文献2等に記載されているようなフィードバック制御式の交流変換型表面電位センサである。この方式では、センサ自体の電位を被計測物である感光体表面の電位に漸近させるようにフィードバック制御を加えており、これによってそれまで交流変換型表面電位センサの欠点であった距離依存性や温湿度依存性を解消し、高い信頼性を得ている。
特公平3−64866号公報 特公平3−6467号公報
感光体表面の帯電電位や潜像電位を確認する作業を行っている期間は、ユーザにとって印刷することができない「待ち時間」となっている。当然、この期間はできるだけ短縮することが望ましい。待ち時間を短縮するために、例えば潜像電位の確認においては、方形パターンの副走査方向長さを短縮したり感光体の線速を上げたりすることにより所要時間を短縮することが可能であるが、本来的に、潜像電位の確認時間短縮でネックになるのは、表面電位センサの応答速度である。
特許文献2記載のようなフィードバック制御式の交流変換型表面電位センサは、そのフィードバック制御によって距離依存性や温湿度依存性を解消している。しかし、その一方で、フィードバック制御によってセンサの電位が被計測物の電位に漸近するために必要な時間は、センサの応答速度を遅らせる原因になっている。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、従来から最も一般的に用いられているフィードバック制御式の交流変換型表面電位センサを用いても、距離依存性を解消した状態で、感光体ドラムの表面電位を高応答速度で計測可能として待ち時間を可及的に短縮することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、感光体と、当該感光体表面を一様に帯電させる帯電手段と、当該感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記帯電手段によって帯電された感光体表面及び前記露光手段によって静電潜像が形成された感光体表面の表面電位を計測する表面電位センサを有し、当該表面電位センサで計測された感光体表面の表面電位に基づいて前記帯電手段及び露光手段を制御する制御手段を備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記感光体の表面電位をフィードバック制御有りとフィードバック制御なしの切り換え可能な交流変換型の表面電位センサを用いてフィードバック制御有りの状態で計測した感光体の表面電位プロファイルとフィードバック制御なしで計測した感光体の表面電位プロファイルとに基づいて求められた感光体の距離変動プロファイルを記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記憶された距離変動プロファイルに基づいてフィードバック制御なしの状態で前記表面電位センサによる帯電された感光体表面及び静電潜像の形成された感光体表面の表面電位を補正する補正手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記交流変換型表面電位センサがチョッパ型であることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記距離変動プロファイルは、前記感光体の1周分以下の周期を持つ1種類以上の正弦波で表現された変動プロファイルであることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記距離変動プロファイルは、前記感光体の1周分に亘って一定間隔でサンプリングした距離データの列で表現されていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成装置において、前記記憶手段に記憶される距離変動プロファイルは、少なくとも画像形成装置へ感光体を取り付けた際に記憶されたものであることを特徴とする。
本発明によれば、感光体の表面電位をフィードバック制御有りと当該フィードバック制御なしの切り換え可能な交流変換型の第2の表面電位センサを用いてフィードバック制御有りの状態で計測した感光体の表面電位プロファイルとフィードバック制御なしで計測した感光体の表面電位プロファイルとに基づいて求められた感光体の距離変動プロファイルを記憶する記憶手段を備え、当該記憶手段に記憶された距離変動プロファイルに基づいてフィードバック制御なしの第1の表面電位センサによる帯電された感光体表面及び静電潜像の形成された感光体表面の表面電位を補正することによって、距離依存性を解消した状態で、感光体ドラムの表面電位を高応答速度で計測可能として待ち時間を可及的に短縮することが可能な画像形成装置を提供することができるようになる。
本発明者らは、フィードバック制御有りとフィードバック制御なしの切り換え可能な交流変換型の表面電位センサを使用して感光体表面から当該表面電位センサの検知電極までの距離を計測することが可能な距離センサを発明し、提案した(特願2006−348644)。この距離センサを使用すると、高精度で感光体ドラムの偏心による周期的位置ずれの振幅と位相を計測することが可能であるが、さらに、感光体ドラム表面の真の表面電位のプロファイルも高精度で計測することも可能である。
しかし、この距離センサを使用して感光体ドラムの真の表面電位のプロファイルを計測する場合には、フィードバック制御ありの状態に切り換えて表面電位で測定するために、電位が所定値に漸近するまでの時間を要する。この漸近する時間は、画像形成を行うことができないため、待ち時間となってしまい、迅速な画像形成が困難となる問題を招いていた。
本発明者らは、この待ち時間を解消するために、検討を行った結果、画像形成時に、応答時間が長くなるフィードバック制御ありの状態で交流変換型の表面電位センサによって感光体の表面電位のプロファイルを計測を行わずに、高応答性のフィードバック制御なしの交流変換型の表面電位センサによって感光体の表面電位のプロファイルを計測し、当該計測された表面電位を後述する距離変動プロファイルで補正することによって、画像形成時の待ち時間の短縮が可能であることを究明した。
即ち、距離変動プロファイルの計測は、フィードバック制御ありの状態で交流変換型の表面電位センサによって感光体の真の表面電位のプロファイルを計測し、さらに、フィードバック制御なしでの交流変換型の表面電位センサによって感光体の表面電位を計測し、これら2つの表面電位から求めることが可能であるが、フィードバック制御ありの状態で交流変換型の表面電位センサによって感光体の真の表面電位のプロファイルを計測するため、応答時間が長くなり、画像形成時に距離変動プロファイルを計測すると長い待ち時間を要することになる。そのため、本発明においては、距離変動プロファイルの計測は、画像形成時ではなく、感光体を画像形成装置に組み込む際や、感光体の交換時等の感光体の調整時に行うようにして、この際得られた距離変動プロファイルを記憶手段に記憶し、画像形成時にこの距離変動プロファイルを記憶手段から引出して使用すれば、応答時間の早いフィードバック制御なしの交流変換型の表面電位センサで感光体表面の表面電位を計測しても、距離変動を除去した感光体の表面電位に補正することができることを知り、本発明を完成させるに至った。
本発明に係るフィードバック制御なしの交流変換型の表面電位センサによって計測された感光体の表面電位のプロファイルを、距離変動プロファイルで表面電位を補正することについて説明を行う前に、フィードバック制御の有無の交流変換型の表面電位センサについて説明する。
先ず、フィードバック制御なしの交流変換型の表面電位センサについて、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、交流変換型の表面電位センサの概略構成を示す模式図である。図中、1は、表面が帯電されている感光体等の被計測物、2は、音叉型振動子からなるチョッパで、被計測物1から検知電極3へ入射する電気力線をX方向に振動してチョッピングするものである。4はプリアンプで検知電極3に誘起される微小交流信号をインピーダンス変換して増幅して端子Aに検出出力を検出するものである。5は、被計測物1から放射される電気力線を透過する窓6を備えたシールドケース、この図では、簡略化のため板状体で示しているが、チョッパ2や検知電極3等を収納する箱状または缶状となっている。7は、図示しない駆動電源によって振動してチョッパ2をX方向に振動させる圧電素子、8はチョッパ2に取り付けられ、チョッパの温度を計測する温度センサである。
この表面電位センサによって被計測物1の表面電位を測定する場合には、被計測物1からシールドケース5の窓6までの距離が数mmの距離となる位置に表面電位センサを取り付ける。被計測物1が帯電しているとシールドケース5の窓6とチョッパ2を経由して検知電極3に電界が伝わる。このときシールドケース5とチョッパ2は接地電位に保たれている。チョッパ2は、圧電素子7の駆動によって所定周波数で電界経路を開閉するように(図1のX方向)振動し、この開閉によって検知電極3からプリアンプ4を経由した出力端子Aには図2に示したような交流波形が出力される。
ここで、図2の交流波形の振幅Aは、(1)被計測物1の表面電位Ve、(2)被計測物1の表面から検知電極3までの距離、即ち検知距離d及び(3)チョッパ2の振動振幅Sの3つの変動パラメータに依存する。従って、被計測物1の表面電位Veを測定するためには、検知距離dと振動振幅Sが既知である必要がある。そのために、一般的には、検知距離dと振動振幅Sを一定に保った上で校正を行ってから同じdとSにおける表面電位Veの計測を行っている。
このことは、逆に、振動振幅Sが一定のとき、被計測物1の真の表面電位Veが既知であれば、検出出力Aから検知距離dを求めることができることを示している。このことから、被計測物1の真の表面電位Veを計測し、前述の表面電位センサを用いてその検知出力A計測することによって、検知距離dを求めることができる。
図3は、図1で示す表面電位センサを用いた場合における被計測物の表面電位Veをパラメータとした表面電位センサの出力Aと検知距離dとの関係を示す図で、曲線1はVe=1000Vの場合、曲線2はVe=500Vの場合を示す。これらの曲線は、使用する表面電位センサによって変動するが、使用するセンサについて図3のような形で距離特性を得ることができれば、Aとd、Ve、S(T)の関係を、
=f(d)×S(T)×Ve・・・(1)
という形で表現できる。ここで、式中S(T)は、チョッパ2の温度がT度のときの振動振幅を表し、f(d)は、検知距離dの関数を示し、具体的には、図3のような距離特性曲線からカーブフィッティングで近似式を求めることによって知ることができる。また、近似式を求めることなく、Aとdとの関係表をルックアップテーブルとして、この関係表からAとdの関係を求めても良い。
また、Sは、実際の振動子の振幅の絶対量である必要はなく、単に図3のような距離特性から前記(1)式で導いた値を用いても良い。即ち、f(d)の与え方次第で、使いやすい適当な表現(例えば、25℃のときのSを1とした正規化表現など)を選べる。
とVeからdを求めるために(1)式を変形すると、
d=f−1(A/(S(T)×Ve))・・・(2)
となる。
距離dを求める場合には、予め関数f−1及びS(T)が既知のセンサを用いて、Veが既知の被測定物に対してAとTを測定する。そして(2)式を用いて距離dを求める。振動振幅Sは、チョッパ2の温度変化によって変動する可能性がある。しかし、チョッパ2を低膨張率材料で構成したり、チョッパ3に取り付けられた温度センサ8によってチョッパ2の温度を検知し、振幅Sを予測することによって、振幅Sが一定になるようにチョッパ2を駆動するアクチュエータ出力を修正したり、また、AはSに比例するのでAをSで除してから検知距離dの算出をするなどの各種補正が可能である。もちろん、Sが温度に依存しない場合はTの測定を省略できる。
なお、被計測物1の真の表面電位Veは、例えば、被計測物1が少なくともその表面は導体で、かつ電圧計と接続可能であれば、電圧計によって問題なく電位Veを知ることができる。また、被計測物1の表面がフロート状態であっても、フィードバック制御を加えた交流変換型表面電位センサで計測すれば、検知距離dにほとんど依存せずに真の表面電位Veを知ることができる。
次にフィードバック制御を加えた交流変換型表面電位センサについて図4及び図5に基づいて説明する。なお、図4中、図1と同一構成については、同一符号を付し説明を省略する。
このフィードバック制御を加えた交流変換型表面電位センサは、図1と比較すれば明らかなように、図1に示す表面電位センサとは、シールドケース5とチョッパ2とプリアンプ4とが接地電位から切り離されてフロート状態となって端子Bに接続されている点及び端子Bは、図5の信号線Bに接続されてフィードバックされている点が相違している。即ち、図5で端子Aの信号波形から同期検波回路20によって検出出力Aを抽出し、積分回路21を経由して図4の端子Bへとフィードバックされる。同期検波回路20によって抽出したAは、被計測物1の電位Veと端子Bの電位の差に比例するので、フィードバックBの電位はVeに漸近していく。そして、十分漸近したときの端子Cの電位が、即ち、被計測物1の真の表面電位Veの計測値になる。このときAは、ほぼ0となるので、振動振幅Sや距離dが変動してもほとんど影響を受けない。従って、このフィードバック制御を加えた交流変換型表面電位センサを使用することによって、振動振幅Sや距離dに無関係な真の表面電位を測定することができる。
なお、この種のフィードバック制御を加えた交流変換型表面電位センサでは、全体をフロート状態におき、絶縁トランスを用いた高圧増幅部からフィードバックを掛けることが行われるが、ここではこの点を省略している。
このように、フィードバック制御有りの交流変換型表面電位センサを使用することによって被計測物の真の表面電位を計測することが可能であるが、この真の表面電位Veを得るには、フィードバックBの電位がVeに漸近する時間を要し、この漸近する時間は、画像形成時の待ち時間となってしまう。本発明では、この待ち時間を可及的に短縮するため、画像形成時には、高応答性のあるフィードバック制御なしの交流変換型表面電位センサを使用してA求め、このA、フィードバック制御有りの交流変換型表面電位センサを用いて求められた真の表面電位Veとフィードバック制御なしの交流変換型表面電位センサによって求められたA01とから予め求められた距離変動プロファイルで補正することによって距離変動による依存性を無くした表面電位を使用可能としたものである。この場合、距離変動による依存性だけでなく、温湿度の依存性が強い場合には、後述するように、真の表面電位VeとA01とから温湿度変動プロファイルを計測して、この温湿度プロファイルを使用して前記Aを補正して温湿度変動による依存性をなくした表面電位を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図6は、本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。この画像形成装置は、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、黒(BK)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニットを備えたフルカラーのタンデム型の画像形成装置である。各画像形成ユニットは、各色に対応する感光体ドラム11C、11Y、11M、11BKを中心として、各感光体ドラム11C、11Y、11M、11BKの周囲に、感光体ドラムの表面を帯電する帯電ローラ10、後述する表面電位センサ12及びレーザ光13によって感光体ドラム11の表面に形成された画像の静電潜像にトナーを付着させて現像する現像装置14を備えている。
この画像形成装置では、レーザ光13によってC、Y、M、BKの色に対応する画像の静電潜像が各対応する感光体ドラム11C、11Y、11M、11BKの表面上に形成され、各感光体ドラム11C、11Y、11M、11BKの静電潜像が、各色の現像装置14から供給される各色のトナーによってトナー画像として可視化される。この各感光体ドラム11C、11Y、11M、11BK上のトナー画像が、駆動ローラ17及び張架ローラ18に張架された無端状の中間転写ベルト15上に1次転写ローラ16によって転写される。中間転写ベルト15上に形成されたトナー画像は、レジストローラ30でタイミングを取りながら搬送される転写用紙等の記録媒体P上に2次転写手段によって転写される。このようにしてフルカラーのトナー画像が転写された記録媒体Pは、ローラ32及び33に張架された無端状の搬送ベルト31で搬送され、定着装置19で加熱、加圧されてトナー画像が定着される。なお、図中、34及び35は、中間転写ベルト15上の残存トナーを除去するクリーニング装置及び除電ローラである。
このような画像形成装置においては、感光体ドラム11C、11Y、11M、11BKの各表面に適切な静電潜像を形成するため、感光体ドラム11C、11Y、11M、11BKの表面電位を表面電位センサ12で計測し、計測された表面電位に基づいて帯電ローラ10の帯電チャージ量や露光手段22からの露光条件を制御している。次に、帯電ローラ10の帯電条件や露光手段22の露光条件の制御について、図7に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
上記画像形成装置においては、各画像形成ユニットは同一構成のため、1つの画像形成ユニットについて、図7に基づいて説明する。表面電位センサ12は、図7に示すように、レーザ光13と現像装置12との間に配設され、さらに、図8に示すように、感光体ドラム11の軸方向で感光体ドラム11の左右端及び中央の3個所に配設されている。これらの表面電位センサ12によって感光体ドラム11の両端及び中央部の静電潜像の表面電位を測定し、この表面電位に基づいて、トナーの付着量等を制御している。
本実施形態の画像形成装置においては、感光体ドラム11の表面電位を検出する表面電位センサ12としては、フィードバック制御の有無を切り換え可能なチョッパ型の交流変換型表面電位センサを使用している。このフィードバック制御の有無を切り換え可能なチョッパ型の交流変換型表面電位センサは、図9及び図10に示すように、シールドケース5及びチョッパ2と接続された端子Eが、切替スイッチ9によって接地端子Fと前述の図4で示す端子Bと接続された端子Gと切り換え可能となっている。従って、切替スイッチ9を端子EとGが接続された場合には、フィードバック制御を加えた交流変換型表面電位センサとなって、感光体ドラム11の真の表面電位Veを測定することになる。なお、図9の端子Bは、図10で示すフィードバック制御回路に接続される。なお、図10で示すフィードバック制御回路は、前述の図5で示すフィードバック制御回路と同一なので、説明は省略する。
一方、切替スイッチ9を切り換えて端子EとFを接続したときには、フィードバック制御が行われず、電極3は感光体ドラム11の表面電位A及びA01の測定電極並びに距離検出用の検知電極として作用して、感光体ドラム11の表面電位A及びA01を測定する表面電位センサ並びに感光体ドラム11の偏芯量及び偏芯位相を測定する距離センサとして作動する。
次に、図11に基づいて、感光体ドラム11の偏芯量及び偏芯位相を測定するフローについて説明する。
先ず、前述のように、表面電位センサ12の切替スイッチ9によって端子EとGを接続して、フィードバック制御ありの交流変換型表面電位センサとして、感光体ドラム11の1周分の表面電位プロファイルの真値を測定する(ステップS1)。この場合、表面電位センサ12による測定時における感光体ドラム11の表面の測定領域は、帯電のみを行なってレーザ光13による書込みを行なっていない領域がよい。勿論、センサ12で測定しない領域には書込みがあっても構わない。
次に、表面電位センサ12の切替スイッチ9を端子EとFに切り換えて、フィードバック制御なしの交流変換型表面電位センサとして、感光体ドラム11の1周分の信号電圧A01のプロファイルを測定する(ステップS2)。このときの感光体ドラム11の表面も同様に、帯電のみが行なわれて書込みが行なわれていない領域がよい。また、フィードバックありの時には図5の出力Cを、フィードバックなしの時には出力Dを、それぞれ表面電位検出値として用いる。
続いて、S1で求めた感光体ドラム11の1周分の電位プロファイルとS2で求めた感光体ドラム11の1周分の電位プロファイルを比較する。これにはまず、感光体ドラム11上の同じ位置同士について両者の比を求める。そして、前述のようなテーブル参照や、換算式を用いるなどの方法で距離に換算する(ステップS3)。以上のようにして感光体ドラム11の1周分の距離変動プロファイル(複数個所における距離データの集合)を求めることができる。
このようにして得られた感光体ドラム11についての距離変動プロファイルから感光体ドラム11の1周期成分の正弦波形を抽出してドラム偏心量と偏芯位相を算出する(ステップST4)。
具体的に、これらのフローについて、図12〜図14で示す測定データに基づいて説明する。図12は、S1で測定された真の表面電位のプロファイルで、表面電位Veは、感光体ドラム11の1周分で、平均800V、変動が10V以内となっている。図13は、S2で得られた測定データを示し、信号電圧A01が感光体ドラム11の1周で大きく変動していることが明らかとなる。図12及び図13との測定データを使用し、前述の式(2)に基づいて感光体ドラム11の1周分のセンサ距離についてのプロファイルを求めると図14に示すようなプロファイルが得られる。このようにして得られた感光体ドラム11の1周分の距離プロファイルから感光体ドラム11の1周期成分の正弦波形を抽出してドラム偏心量と偏芯位相を算出する。
以上のようにして、高精度で感光体ドラム11の距離変動プロファイルとドラム偏心量と偏心位相を計測することができる。
本発明者らは、以上のように、フィードバック制御を搭載した交流変換型表面電位センサについて、そのフィードバック制御の有無を切り換え可能とし、フィードバック制御の有無による計測値の相違を比較することにより交流変換型表面電位センサに距離センサの機能を兼ねさせることを試みた。この方法によれば、例えば被測定物1が感光体ドラム11であれば、ドラム1周分の偏芯プロファイル(距離変動プロファイル)を検出することが可能である。
そこで、偏芯プロファイルが分かれば、たとえフィードバック制御を行わない表面電位センサによる計測であってもこの偏芯プロファイルで補正することにより、偏芯による影響を除去した表面電位データが得られる。本発明においては、この点に着目して、出荷時や感光体ドラム交換時など、感光体ドラムの偏芯量や位相が変化すると思われるタイミングで偏芯プロファイルをフィードバック制御の有無を切り替え可能とし、フィードバック制御の有無による測定値の相違を比較することにより計測して記憶手段に記憶しておき、この記憶手段に記憶された偏芯プロファイルを使用して偏芯による影響を除去した表面電位データを得るようにしている。
また、この場合、表面電位センサ内または近傍に温度センサや湿度センサを配設し、温湿度データを元に表面電位データを補正することも可能である。
また、温湿度センサを配設しなくても、潜像電位の計測時に一旦フィードバック制御を行った表面電位の計測を距離が既知の計測ポイント1点ないし数点の位置で行い、次いでフィードバック制御なしで計測を行い、両者の比較をすることで温湿度依存性の補正は可能である。
本発明においては、画像形成時に迅速な画像形成を行うために、図7に示すように、帯電ローラ10に帯電チャージ量を制御する帯電チャージ電源27及びレーザ光13の強度等を制御する露光手段23を制御するフィードバック制御されない交流交換型表面電位センサ(第1の表面電位センサ)を使用する。さらに、上述するように、感光体ドラム11の組み込み時や、交換時に感光体ドラム11の偏芯プロファイル(距離変動プロファイル)を計測するために、フィードバック制御の有無を切り換え可能な交流交換型表面電位センサ(第2の表面電位センサ)を使用して、フィードバック制御ありに切り換えて感光体ドラム11の表面電位を計測している。この第2の表面電位センサで計測された偏芯プロファイルは、ROM等の記憶手段23に記憶、格納され、画像形成時に第1の表面電位センサによって帯電チャージ電源27や露光手段22を制御する際に、記憶手段23から引き出されて第1の表面電位センサで計測された感光体ドラム11の表面電位を補正するようにすることができる。このように、画像形成時には、高応答性を有するフィードバック制御されない交流交換型表面電位センサによって計測された表面電位を、予め計測された距離変動プロファイルを使用して距離依存性のない表面電位に補正することによって、高精度の表面電位を計測可能としている。
本実施形態の画像形成装置においては、表面電位センサ12は、前述のように、感光体ドラム11の組み込み時や、交換時に、第2の表面電位センサとしてフィードバック制御の有無を切り換え可能なチョッパ型の交流交換型表面電位センサを使用して前述のようにして偏芯プロファイルを計測する。このようにして計測された偏芯プロファイルを記憶手段23中に格納、記憶する。そして、画像形成時に、図7に示すように、このようにして記憶された偏芯プロファイルを記憶手段23から引出してCPU25に送給し、同時に、第1の表面電位センサとしてフィードバック制御なしの状態で表面電位センサ12により得られたAのデータを入出力手段26からCPU25に送給し、CPU25で演算、計測して補正手段24で、Aのデータを補正して距離変動の影響を除去した状態の感光体ドラム11の表面電位を計測する。このようにして計測された感光体ドラム11の表面電位に基づき予め設定されている表面電位と帯電チャージ量及び、レーザ光13の強度等の関係テーブルから帯電チャージ電源27と露光手段22に制御信号を入出力手段26から送給して帯電チャージ電源27と露光手段22を制御している。
次に、潜像電位測定手順について説明する。先ず、静電潜像の表面電位を第1の表面電位センサ12でフィードバック制御なしで測定する。このとき、前述のようにして得た距離変動プロファイルを基に、表面電位センサの測定データを補正する。これには、前述の式(1)を変形した、表面電位Veを求める式(3)を用いる。
Ve=A/(f(d)×S(T))・・・(3)
ここで、Aは表面電位センサの測定データ。f(d)は距離と表面電位センサの測定データAとの関係を示す関数。S(T)は温度Tと表面電位センサの測定データAとの関係を示す関数。S(T)は、元来、チョッパの振動振幅を意味しているが、本発明では単に温度に依存する係数として扱っている。従って、例えば表面電位センサの測定データAが相対湿度φにも依存する場合はS(T,φ)と表現することもできる。さらに他に表面電位センサの測定データAに依存する要素がある場合であっても、同様に式(3)に追加可能である。
式(3)において、関数S(T)およびf(d)はいずれも画像形成装置の製造時点ですでに確定済で、関数の形態かまたはルックアップテーブル等のデータ列の形態で画像形成装置内に格納されているものとする。但し、機差や経年変化に対応したS(T)およびf(d)の調整もあり得る。そして式(3)に、A、f(d)、S(T)(場合によってはS(T,φ))をそれぞれ代入すると、静電潜像の表面電位Veが出力される。
以上のように、一旦感光体ドラム11と表面電位センサ12間の距離変動プロファイルを測定した後は、従来からあるフィードバック制御なしの交流変換型表面電位センサを用いて、前記式(3)を使用することによってフィードバック制御なしの交流変換型の表面電位センサでも潜像の正確なVeを高解像度で計測することが可能になる。なお、本発明を実施するには、感光体ドラム11上で表面電位測定する位置を特定するために、ロータリーエンコーダやホームポジションセンサに類する装置も必要になるが、当然必要な装置であり、自明のため省略している。
さらに、フィードバック制御なしで正確なVeを計測することだけが目的であれば、すなわち定量的に正確な距離を計測する必要がなければ、温度Tや湿度φを計測する必要もない。これは、S(T)を適当な定数Sに置き換え、感光体1周分についてAのプロファイル、Veのプロファイルを測定した後、次式(4)から温度依存性を分離できていない距離の関数f(d)の変動プロファイルを得る。
f(d)×S=A/Ve・・・(4)
そして、潜像電位測定時には、先ず、測定の直前に、一旦フィードバック制御ありの表面電位センサによって帯電した感光体上で関数f(d)が既知の1個所乃至数個所についてVeの計測を行い、次いでフィードバック制御なしの表面電位センサによってやはり帯電した感光体上の同じ個所についてAの計測を行い、次式(5)にA、Ve、f(d)を代入することにより、新たな定数S1を得る。
S1=Ao/(Ve×f(d))・・・(5)
その後は、前記式(3)の代わりに次式(6)を用いて表面電位Veを求める。
Ve=A/(f(d)×S1)・・・(6)
S1を求める作業は、感光体ドラム11と表面電位センサ12間の距離変動プロファイルを測定後に時間が経過して温度等が変化したことを仮定した作業である。従って、感光体ドラム11と表面電位センサ12間の距離変動プロファイルを測定直後に潜像電位測定を実施する場合には、この作業は行わず、式(6)でSをS1の代わりに用いて潜像電位測定を実施すればよい。
以上のように、本実施形態の画像形成装置においては、画像形成時に、高応答性のフィードバック制御なしの交流変換型の表面電位センサを使用して、感光体ドラムの表面電位を計測し、この表面電位を、計測時間が長くて応答性の劣るフィードバック制御の有無を切り換え可能な交流交換型表面電位センサによって予め計測し、記憶手段に記憶された距離変動プロファイルを使用して補正するようにしたので、迅速に、しかも距離依存性を解消した状態で感光体ドラムの表面電位を測定することが可能となる。その結果、画像形成時、画像形成時に待ち時間が短縮され、高精度で帯電装置や露光手段を制御して美麗な画像を形成することができる。
[第2の実施形態]
前述の第1の実施形態においては、感光体はドラム状の感光体11のみを対象としたが、本実施形態のように、無端ベルト状の感光体も対象とできる。図15は、無端状の感光体ベルト40を使用した画像形成装置の概略構成を示す図である。本実施形態の画像形成装置においては、無端状の感光体ベルト40を懸架ローラ41、支持ローラ42、43、44、45に張架させ、支持ローラ43上で帯電ローラ10によって感光体ベルト40の表面を一様に帯電し、レーザ光13で静電潜像を感光体ベルト40の表面に形成している。このようにして感光体ベルト40の表面に形成されて支持ローラ44によって支持された静電潜像は、現像装置14でトナーが供給されてトナー像化されている。このようにして形成されたトナー像は、感光体ベルト40を支持している支持ローラ45に対して、中間転写ベルト15を介して圧接する1次転写ローラ16によって中間転写ベルト15上に転写される。その後、図示しない2次転写手段によって記録媒体Pにトナー像を転写し、トナー像の転写された記録媒体Pは、図示しない定着装置によって加熱、加圧されてトナー像を定着している。
この場合、レーザ光13と現像装置14との間には、支持ローラ42に懸架された感光体ベルト40の表面電位を検出する表面電位センサ12が取り付けられている。この表面電位センサ12は、フィードバック制御の有無を切り換え可能とするチョッパ型の交流変換型表面電位センサであり、感光体ベルト40を支持ローラ42、43、44、45に張架させて画像形成条件を調整する際に、前述のように、フィードバック制御の有無を切り換えて、感光体ベルト40の表面の真の表面電位Veと表面電位A01を計測して距離変動プロファイルを計測するようになっている。
そして、距離変動プロファイルは、記憶手段23に記憶され、記憶された距離変動プロファイルを記憶手段23から引出してCPU25に送給し、同時に、第1の表面電位センサとしてフィードバック制御なしの状態で表面電位センサ12により得られたAのデータを入出力手段26からCPU25に送給し、CPU25で演算、計測して補正手段24で、Aのデータを補正して距離変動の影響を除去した状態の感光体ドラム11の表面電位を計測する。このようにして計測された感光体ドラム11の表面電位に基づき予め設定されている表面電位と帯電チャージ量及び、レーザ光13の強度等の関係テーブルから帯電チャージ電源27と露光手段22に制御信号を入出力手段26から送給して帯電チャージ電源27と露光手段22を制御している。
表面電位センサ12で計測される距離変動プロファイルは、感光体ベルト40の厚み偏差による感光体ベルト40の1周分の周期を持つ距離変動プロファイルと支持ローラ42の1周分の周期を持つ距離変動プロファイルとの和からなりたっている。従って、第1の実施例と同様に距離変動プロファイルを正弦波で近似的に表現する場合には、2種類の周期の正弦波を用いることが望ましい。そのため正弦波の周期・振幅・位相も二組必要である。なお、感光体ベルト40と支持ローラ42には、それぞれロータリーエンコーダやホームポジションセンサに類する装置も必要になるが、当然必要な装置であり、自明のため省略している。また、表面電位センサ12を設置する位置は、感光体ベルト40の書込み位置から現像位置までのどこでも良いので、たとえば支持ローラ43上の書込み位置よりも下流側に設置することも考えられる。
また、感光体を構成するドラム、またはベルトとその支持ローラといった各要素だけを見ても、その距離変動プロファイルには、各要素1周分の周期をもつ正弦波だけでなく各要素1周の1/2とか1/3といった周期の高次成分の正弦波が載ることがある。このような場合も、2種類以上の周期の正弦波の和として表現することによって1次成分だけでなく高次成分をも含めて距離変動プロファイルを近似的に表現可能としている。各周期の正弦波は、周期、振幅、位相からなる3つのパラメータの組で近似的に表現可能であり、これにより距離変動情報の量が大幅に圧縮される。
また、感光体がドラム状、ローラ状或いはベルト状の場合には、その製造方法によっては距離変動に2次成分が載ることがある。このような誤差要因を低減させるために、本実施形態においては、2つの正弦波の和として表現することによって2次成分を除去可能としている。距離変動情報の周期成分として代表的な周期を持っている場合には、距離変動を正弦波とみなして周期、振幅、位相からなる3つのパラメータの組で近似的に表現可能であり、これにより距離変動情報の量が大幅に圧縮される。本実施形態にように、代表的な周期が2個以上ある場合には、各正弦波の和で表現することによって、距離変動情報の量が圧縮され、2次成分による距離変動の依存性を除去することが可能となる。
また、距離変動プロファイルは、上記のように、正弦波として表現せずに、感光体の1周分に亘って一定間隔でサンプリングした距離データの列として表現することも可能である。このように、感光体の1周分に亘って一定間隔でサンプリングした距離データの列として表現する場合には、ドラム状感光体の真円度が高い場合や低い場合等感光体の状態によらず、共通の手順で距離情報の取り扱いが可能となる利点を有する。
また、距離変動プロファイルの測定と同時に温湿度データまたはS(T)或いはS(T,φ)を記録することもできる。これは、潜像電位測定に温湿度の変化による補正を加える場合に、温湿度の基準値として有効である。
さらに、距離変動プロファイルの取得は、少なくとも画像形成装置に感光体を取り付けた際に行えば、最低限の距離変動プロファイルの取得を行うことによって画像形成装置の作業負荷を低減することができる。
以上のように、本実施形態による画像形成装置では、感光体ベルトを使用した場合においても、感光体ベルト表面の表面電位を迅速、かつ適正に計測することが可能となり、画像形成時に待ち時間を可及的に短縮して美麗な画像を形成することができる。
交流変換型の表面電位センサの概略構成を示す模式図である。 図1で示す表面電位センサで得られる出力波形図である。 図1で示す表面電位センサを用いた場合における被計測物の表面電位Veをパラメータとした表面電位センサの出力Aと検知距離dとの関係を示す図である。 フィードバック制御を加えた交流変換型表面電位センサの概略構成を示す模式図である。 図4で示す表面電位センサで使用されるブロック回路図である。 本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 図6で示す画像形成装置の画像形成ユニットの概略構成を示す図である。 図7の上面図である。 本発明による一実施形態の画像形成装置で使用される表面電位センサの概略構成を示す図である。 図9で示す表面電位センサで使用されるフィードバック制御回路を示すブロック図である。 本発明による第1実施形態に係る表面電位センサによる距離測定についてのフローを示す図である。 図9でしめす距離センサを用いて得られる感光体ドラムに関する表面電位プロファイルを示す図である。 図9でしめす距離センサを用いて得られる感光体ドラムに関する検出出力プロファイルを示す図である。 図9でしめす距離センサを用いて得られる感光体ドラムに関するセンサ距離プロファイルを示す図である。 本発明による第2実施形態に係る画像形成装置の概略構成を模式図である。
符号の説明
1 被計測物、2 チョッパ、3 検知電極、4 プリアンプ、5 シールドケース、6 窓、7 圧電素子、8 温度センサ、9 切替スイッチ、10 帯電ローラ、11、11C、11Y、11M、11BK 感光体ドラム、12 表面電位センサ、13 レーザ光、14 現像装置、15 中間転写ベルト、19 定着装置、20 同期検出回路、21 積分回路、22 露光手段、23 記憶手段、24 補正手段、25 CPU、26 入出力手段、27 帯電チャージ電源、40 感光体ベルト、41 張架ローラ、42、43、44、45 支持ローラ

Claims (5)

  1. 感光体と、当該感光体表面を一様に帯電させる帯電手段と、当該感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記帯電手段によって帯電された感光体表面及び前記露光手段によって静電潜像が形成された感光体表面の表面電位を計測する表面電位センサを有し、当該表面電位センサで計測された感光体表面の表面電位に基づいて前記帯電手段及び露光手段を制御する制御手段を備えた画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記感光体の表面電位をフィードバック制御有りとフィードバック制御なしの切り換え可能な交流変換型の表面電位センサを用いて、前記フィードバック制御有りの状態で計測した感光体の表面電位プロファイルと前記フィードバック制御なしで計測した感光体の表面電位プロファイルとに基づいて求められた感光体の距離変動プロファイルを記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記憶された距離変動プロファイルに基づいて前記フィードバック制御なしの状態で前記表面電位センサによる帯電された感光体表面及び静電潜像の形成された感光体表面の表面電位を補正する補正手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記交流変換型表面電位センサがチョッパ型であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    前記距離変動プロファイルは、前記感光体の1周分以下の周期を持つ1種類以上の正弦波で表現された変動プロファイルであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    前記距離変動プロファイルは、前記感光体の1周分に亘って一定間隔でサンプリングした距離データの列で表現されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の画像形成装置において、
    前記記憶手段に記憶される距離変動プロファイルは、少なくとも画像形成装置へ感光体を取り付けた際に記憶されたものであることを特徴とする画像形成装置。
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