JP2009097838A - 熱交換器の製造方法および熱交換器 - Google Patents

熱交換器の製造方法および熱交換器 Download PDF

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Abstract

【課題】 内部に気液2相状態の冷媒が流通する熱交換器の製造方法において、耐圧性が高く気液の混合性能がよく、製造容易でコンパクトな熱交換器の製造方法の提供およびその熱交換器の提供。
【解決手段】 金属材の押出成形管であって、第1貫通部1、第2貫通部2がC字状に対向し、そのC字の開口が接続され、その境に一対の溝部4を有する押出管5を用意する工程と、その押出管5に多数のチューブ挿通孔6を穿設するとともに、その長手方向に離間してスリット7を形成する工程と、連通孔8を有する縦仕切板9を押出管5の溝部4に挿入し、連通孔11を有する横仕切板10を押出管5の各スリット7に嵌着し、押出管5の両端に一対の端蓋12を被嵌し、コア18のチューブ16を押出管5のチューブ挿通孔6に嵌着して熱交換器を組立て、全体を一体にろう付け固定する工程とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として空調用の熱交換器であって、内部に気液二相状態の冷媒が流通するエバポレータやコンデンサの製造方法およびその熱交換器に関し、特に、熱交換器コアの両端に一対の集合タンクを有し、各タンクに仕切りを有して冷媒が各タンクおよびコアの各チューブ内を蛇行状に多パスに流通するものに関する。
空調用熱交換器に利用されるコンデンサの一例として、図8に示す多パス型のものが知られている。その図8(A)はその縦断面図であり、同(B)は(A)のB−B断面図、(C)は(A)のC−C断面図である。この例は(A)に示す如く、多数のフィン17およびチューブ16からなるコア18の両端に一対の第1集合タンク23および第2集合タンク24を設け、コア18の各チューブ16の両端がそれらに連通する。その第1集合タンク23および第2集合タンク24は、夫々複数の横仕切板10が上下に離間して内部に配置され、それによって第1集合タンク23では小タンクd2,d4,d6を有し、第2集合タンク24では小タンクd1,d3,d5,d7を有する。
そして、第2集合タンク24の小タンクd1と小タンクd7とに入口パイプ19,出口パイプ20が設けられ、入口パイプ19から冷媒21が流入し、それが2つのチューブ16内を図において左端から右端に流通し小タンクd2に至り、その小タンクd2内をUターンし、次いでこの例で4本のチューブ16内を右端から左端に流通して、小タンクd3に達し、次いで冷媒はその小タンクd3の内部を上昇し、小タンクd3の上部に位置する4本のチューブ16内を左端から右端に流通する。同様に各チューブを介して、冷媒は小タンクd4,d5,d6,d7と蛇行状に流通し、最後に小タンクd7の出口パイプ20から外部に流出する。
特開2001−304792号公報 特開平04−148195号公報
図8に示すような空調用熱交換器は、各小タンクに2列のチューブが存在する。近年、熱交換器の小型化の要請から冷媒圧力を高くし、それに伴い各小タンクは耐圧性を確保するため、その肉厚が大とならざるを得なくなっている。また、各小タンク内では冷媒が集合および分流を繰返すが、冷媒は気・液二相状態であって、重力や流速の影響でその液分量とガス分量が各チューブに均等に分流しがたい欠点があった。それに基づき、熱交換性能が低下していた。
そこで本発明は、比較的薄肉で耐圧性が高く、各チューブに液分量とガス分量が均等に分流することを課題とするとともに、製造容易でコンパクトな熱交換器を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、各横断面が同一の金属材の押し成形管よりなり、その幅方向両端部で断面内周が、それぞれその幅方向に対向するC字状に形成された一対の第1貫通部(1),第2貫通部(2)を有し、その一対のC字の開口が、その幅方向に直交する高さ方向に対向する一対の弧状部(3a)で互いに接続されて、そこに中間貫通部(3)が形成され且つ、各貫通部の境に一対づつの縦仕切挿入用の溝部(4)が形成された押出管(5)を用意する工程と、
前記押出管(5)の外面に、前記第1貫通部(1),第2貫通部(2)に連通するチューブ挿通孔(6)を互いに離間して多数穿設する穿設工程および、横仕切挿入用のスリット(7)をその第1貫通部(1),第2貫通部(2),中間貫通部(3)を横断するように形成するスリット形成工程と、
適宜位置に連通孔(8)が設けられた一対の縦仕切板(9)を、前記押出管(5)の前記一対づつの各溝部(4)の間に挿入する工程と、
一以上の横仕切板(10)に連通孔(11)を有し、各横仕切板(10)を前記押出管(5)の各スリット(7)に嵌着し、押出管(5)の両端に一対の端蓋(12)を被着して、前記各貫通部(1) (2)(3)と各横仕切板(10)および端蓋(12)と縦仕切板(9)とで囲まれた空間に、気液二相状態の冷媒が流通したとき、その分流・合流・混合を行う小タンクを多数形成する工程と、
チューブ(16)およびフィン(17)を組立ててコア(18)を形成し、そのコア(18)の各チューブ(16)を前記押出管(5)の前記チューブ挿通孔(6)に嵌着して熱交換器を組み立てる工程と、
組み立てられた各部品間を一体に且つ液密にろう付け固定する工程とを具備する熱交換器の製造方法である。
請求項2に記載の本発明は、各横断面が同一の金属材の押し成形管よりなり、その幅方向両端部で断面内周が、それぞれその幅方向に対向するC字状に形成された一対の第1貫通部(1),第2貫通部(2)を有し、その一対のC字の開口どうしが、互いに接続され且つ、両貫通部の境に縦仕切挿入用の一対の溝部(4)が形成された押出管(5)を用意する工程と、
前記押出管(5)の外面に、前記第1貫通部(1),第2貫通部(2)に連通するチューブ挿通孔(6)を互いに離間して多数穿設する穿設工程および、横仕切挿入用のスリット(7)をその第1貫通部(1),第2貫通部(2)を横断するように形成するスリット形成工程と、
縦仕切板(9)を、前記押出管(5)の前記一対の各溝部(4)の間に挿入する工程と、
一以上の横仕切板(10)に連通孔(11)を有し、その各横仕切板(10)を前記押出管(5)の各スリット(7)に嵌着し、押出管(5)の両端に一対の端蓋(12)を被着し、前記各貫通部(1) (2)と各横仕切板(10)および端蓋(12)と縦仕切板(9)とで囲まれた空間に、気液二相状態の冷媒が流通したとき、その分流・合流・混合を行う小タンクを多数形成する工程と、
チューブ(16)およびフィン(17)を組立ててコア(18)を形成し、そのコア(18)の各チューブ(16)を前記押出管(5)の前記チューブ挿通孔(6)に嵌着して熱交換器を組み立てる工程と、
組み立てられた各部品間を一体に且つ液密にろう付け固定する工程とを具備する熱交換器の製造方法である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2の製造方法により形成された熱交換器である。
請求項1に記載の熱交換器の製造方法は、流路断面がC字状の第1貫通部1,第2貫通部2,および一対の弧状部の中間貫通部3を有する押出管5にチューブ挿通孔6,スリット7を形成し、連通孔8を有する縦仕切板9を溝部4に挿入すると共に、連通孔11を有する横仕切板10をスリット7に嵌着したものである。そして気液二相状態の冷媒が流通したとき、分流・合流・混合を行う多数の小タンクを形成し、各部品間を一体にろう付け固定したものであるから、製造容易で耐圧性が高く、気液二相状態の冷媒を各小タンクで冷媒の分流・合流・混合を行い、夫々のチューブ16に液分量とガス分量とを均等に流通させ、熱交換性能の良い熱交換器を提供できる。
即ち、押出成形管からなる、流路断面がC字状の第1貫通部,第2貫通部および、断面が弧状部の中間貫通部を有し,それと縦仕切板、横仕切板のろう付け接合体で形成されるため耐圧性が高い。また、中間貫通部3内に形成された小室は、縦仕切板9の連通孔8及び横仕切板10の連通孔11から流入及び流出する気液二相状態の冷媒の混合を効果的に行い、熱交換性能を向上し得る。
しかも、加工が容易で所望の流路系を容易に製造することができる。即ち、縦仕切板9,横仕切板10に穿設する連通孔8,連通孔11の位置を変えることにより、容易に冷媒流路を変更することができ、各種目的に合わせた熱交換器を容易に製造し得る。
請求項2に記載の熱交換器の製造方法は、押出管5が対向するC字状の一対の第1貫通部1,第2貫通部2を有し、そのC字の開口どうしが接続され、そこに形成された溝部4に縦仕切板9を挿入すると共に、押出管5に設けた各スリット7に連通孔11を有する横仕切板10を嵌着してろう付け固定することにより、多数の小タンクを形成したものである。従って、耐圧性が高く組立て容易な熱交換器を提供できる。即ち、流路断面がC字状の押出管と、縦仕切板、横仕切板のろう付け接合体であるから、耐圧性が高い。また、横仕切板10の連通孔11等の位置を変えることにより、任意の流路を有する熱交換器を提供できる。それと共に、コンパクトで小スペースの熱交換器提供できる。
また、上記何れかの製造方法により形成された熱交換器は、耐圧性が高くコンパクトで省スペースの熱交換器となり得る。また、本熱交換器は各チューブ列毎に縦仕切板9によって仕切られているから、耐圧性の高いものとなる。
次に図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。図1は本発明の製造方法にかかる熱交換器の要部分解斜視図であり、図2は同熱交換器の縦断面図説明図、図3は図2のIII-III矢視断面図、図4は図2のIV-IV矢視断面図であり、図5は同熱交換器の冷媒流路の説明図である。
(第1実施例)
この熱交換器は、各部品がアルミニューム製のものであって、図1および図2に示すごとく、多数の断面円形なチューブ16とプレート型のフィン17との組立て体からなるコア18を有し、そのコア18の両側に一対の第1集合タンク23、第2集合タンク24を設けたものである。第1集合タンク23は図1に示すごとく、アルミニウム材の押出し成形管よりなる押出管5と、一対の縦仕切板9と複数の横仕切板10および一対の端蓋12からなる。押出管5は、横断面内周がそれぞれ幅方向に対向するC字状に形成された一対の第1貫通部1と第2貫通部2とを有し、その一対のC字状の開口どうしが、幅方向に直交する高さ方向に対向する一対の弧状部3aで互いに接続されて、そこに中間貫通部3が形成されている。それとともに、各貫通部の境に一対ずつの縦仕切挿入用の溝部4が高さ方向に対向して形成されている。
このような押出管5を用意し、図においてその正面側に適宜間隔でスリット7を複数(この例では5つ)形成する。一例として刃厚がスリット7に等しい回転するカッターでそれを切削加工することができる。このとき、スリット7の先端は押出管5の流路の底部を僅かに切削する(図1参照)。この例では、スリット7は各押出管5の全幅に渡って形成されている。そして、アルミニューム板のプレス成形体からなる一対の縦仕切板9および複数の横仕切板10ならびに端蓋12を用意する。横仕切板10には前記溝部4に整合する位置にスリット22が一対設けられている。これは縦仕切板9と干渉するのを避けるものである。各縦仕切板9にはその適宜位置に連通孔8を穿設する。また、適宜の横仕切板10にも連通孔11を穿設する。また押出管5の図において背面側(底部)には図3のごとく、多数のチューブ挿通孔6が、この例では第1貫通部1および第2貫通部2内において千鳥状に穿設される。なお、中間貫通部3にはチューブ挿通孔は存在しない。そして、押出管5の溝部4にそれぞれ一対の縦仕切板9を挿入すると共に、スリット7に横仕切板10を嵌着し、押出管5の上下両端に端蓋12を被着する。そして、コア18のチューブ16を各チューブ挿通孔6に挿入する。第2集合タンク24においても第1集合タンク23同様に行う。
このようにして組立てられた熱交換器は、予め互いに接触する少なくても一方側の表面にはろう材を被覆または配置しておき、高温の炉内で一体にろう付け固定する。この例では、第1集合タンク23の内部を横仕切板10によって図3の如く、上下方向に6分割し、一対の縦仕切板9によって、各段を横方向(幅方向)に3分割する。同様に第2集合タンク24はその内部を上下方向に6分割され、幅方向に縦仕切板9によって3分割される。この例では、各横仕切板10は下段から一つ置きに、図3、図2の如く、それぞれ横仕切板10に連通孔11を形成しておく。縦仕切板9には各小タンクごとに、連通孔8が穿設されている。
第2集合タンク24においては、最下段の横仕切板10には孔が穿設されず、第2段目の横仕切板10に連通孔11が穿設され、以降1つ置き毎に連通孔11が穿設されている(図2,図4参照)。縦仕切板9には各小タンクごとに、連通孔8が穿設されている。これらの連通孔の位置、横仕切板の位置、数その他は各種条件に応じて任意に設計できる。このようにして、第1集合タンク23には、図3に示す如く、第1貫通部1側に第1小タンクa2〜a11が設けられ、第2貫通部2側に第2小タンクb2〜b11が設けられ、中間貫通部3内に中間小タンクc2〜c11が設けられている。また第2集合タンク24では、図4に示す如く、第1貫通部1内に第1小タンクa1〜a12が、第2貫通部2内に第2小タンクb1〜b12が、中間貫通部3内に中間小タンクc1〜c12が設けられている。そして、第2集合タンク24の中間小タンクc1とc12に入口パイプ19、出口パイプ20が取付けられる。
(作用)
このようにしてなる熱交換器は、一例として第2集合タンク24の入口パイプ19から冷媒21が中間小タンクc1内に流入し、図4においてその冷媒は一対の縦仕切板9の各連通孔8を介して第1小タンクa1、第2小タンクb1に流入し、そこから一対のチューブ16を介して、図2において左端から右端に流通し、第1集合タンク23の第1小タンクa2、第2小タンクb2に達する。そしてその冷媒は、図3に示す如く、縦仕切板9の各連通孔8を介して、中間小タンクc2に合流し、次いで横仕切板10の連通孔11から中間小タンクc3内に流入し、それらの間に冷媒は混合される。そして、中間小タンクc3内の一対の縦仕切板9の各連通孔8から第1小タンクa3、第2小タンクb3に流入し、それぞれに連通した2本ずつのチューブ16を図2において、右端から左端へ流通し、第2集合タンク24の第1小タンクa4、第2小タンクb4に達する(図4)。
同様に、これが図5に示す如く、繰返されて、冷媒は最終的に第2集合タンク24の第1小タンクa12、第2小タンクb12より中間小タンクc12に流入し、出口パイプ20よりそれが流出する。そして、その間、各第1小タンクa1〜a12、第2小タンクb1〜b12に出入することによって、冷媒がそのたびに混合されるとともに、各中間小タンクc1〜c12で更に混合され、気成分と液成分とが各チューブに均等に分流する。そして、コア18の厚み方向に流通する図示しない空気と冷媒とが熱交換される。なお、図5は冷媒21の流通経路の説明的略図を示すものである。
(第2実施例)
次に、図6は本発明の第2のアルミニューム製熱交換器の要部分解斜視図である。
この押出管5は、前記同様にアルミニウムの押出し管からなり、一対の第1貫通部1、第2貫通部2を有する。第1貫通部1、第2貫通部2はそれぞれ横断面C字状に形成され、それが互いに幅対向し、C字状の開口部が一体に形成され、その境に一対の溝部4が厚み方向(管の高さ方向)に対向して設けられている。このようにしてなる押出管5の適宜位置に横仕切板10挿入用のスリット7が形成される。また、溝部4には適宜位置に連通孔8が設けられた縦仕切板9が挿入される。また、適宜な横仕切板10には連通孔11が穿設される。
この例が、図1のそれと異なる点は押出管5に中間貫通部3が存在しない点および、図1では一対の縦仕切板9が設けられたが、図6では1つのみの縦仕切板9が設けられている点である。またこの例では、スリット7は第2貫通部2または第1貫通部1のみを横断するように形成されている。そして第1貫通部1、第2貫通部2の背面側には図7に示すチューブ挿通孔6が設けられ、そのチューブ挿通孔6にコア18のチューブ16が挿通される。この図7は、図3および図4に対応して描かれ、第1集合タンク23、第2集合タンク24をコア18対して、90度回転して図示している。
第1集合タンク23、第2集合タンク24の第1貫通部1には、第1小タンクa1〜a8が設けられ、各集合タンクの第2貫通部2には第2小タンクb1〜b4が設けられている。この例の第1集合タンク23および第2集合タンク24の各第1貫通部1の横仕切板10は、三つ設けられ、第1集合タンク23では上下両端の横仕切板10に連通孔11が形成され、第2集合タンク24では中間の横仕切板10のみに連通孔11が設けられている。これらの横仕切板の位置、数および連通孔は必要に応じて任意に設計可能である。
第2集合タンク24の縦仕切板9には上端部に連通孔8が穿設され、第1集合タンク23の縦仕切板9には、連通孔8は穿設されていない。この連通孔8の位置も必要に応じて、任意の位置に穿設できる。なお、この例でもチューブ挿通孔6は、第1実施例と同様に、第1集合タンク23、第2集合タンク24に千鳥状に穿設されている。そして、第1小タンクa1および第2小タンクb4に入口パイプ19、出口パイプ20が設けられる。このようにして組み立てられた熱交換器は高温の炉内で一体的にろう付け固定される。
(作用)
第2集合タンク24の入口パイプ19から流入した冷媒21は、図7に示すごとく、第1小タンクa1から二本のチューブ16を介して、第1集合タンク23の第1小タンクa2に流入し、第1小タンクa2内の横仕切板10の連通孔11を介して第1小タンクa3に流入し、その第1小タンクa3から、それぞれチューブ16を介して、第1小タンクa4、a5、a6、a7、a8に至り、第2集合タンク24の第1小タンクa8の縦仕切板9の連通孔8を介して第2小タンクb1に流入する。そして第2小タンクb1から、それぞれチューブ16を介してb2、b3、第1小タンクb4に流通し、出口パイプ20からそれを外部に流出させ、コア18の厚み方向に流通する空気と冷媒との間で熱交換される。
本発明の第1の熱交換器の要部分解斜視図。 同熱交換器の縦断面説明図。 図2のIII-III矢視断面図。 図2のIV-IV矢視断面図。
同熱交換器の冷媒21の流路の説明図。 本発明の第2の熱交換器の要部分解斜視図。 同熱交換器の冷媒の流れを示す説明図。 従来型熱交換器の縦断面図およびB−B、C−C矢視断面図。
符号の説明
1 第1貫通部
2 第2貫通部
3 中間貫通部
3a 弧状部
4 溝部
5 押出管
6 チューブ挿通孔
7 スリット
8 連通孔
9 縦仕切板
10 横仕切板
11 連通孔
12 端蓋
13 合流室
14 分流室
15 混合室
16 チューブ
17 フィン
18 コア
19 入口パイプ
20 出口パイプ
21 冷媒
22 スリット
23 第1集合タンク
24 第2集合タンク
a1〜a12 第1小タンク
b1〜b12 第2小タンク
c1〜c12 中間小タンク
d1〜d7 小タンク

Claims (3)

  1. 各横断面が同一の金属材の押し成形管よりなり、その幅方向両端部で断面内周が、それぞれその幅方向に対向するC字状に形成された一対の第1貫通部(1),第2貫通部(2)を有し、その一対のC字の開口が、その幅方向に直交する高さ方向に対向する一対の弧状部(3a)で互いに接続されて、そこに中間貫通部(3)が形成され且つ、各貫通部の境に一対づつの縦仕切挿入用の溝部(4)が形成された押出管(5)を用意する工程と、
    前記押出管(5)の外面に、前記第1貫通部(1),第2貫通部(2)に連通するチューブ挿通孔(6)を互いに離間して多数穿設する穿設工程および、横仕切挿入用のスリット(7)をその第1貫通部(1),第2貫通部(2),中間貫通部(3)を横断するように形成するスリット形成工程と、
    適宜位置に連通孔(8)が設けられた一対の縦仕切板(9)を、前記押出管(5)の前記一対づつの各溝部(4)の間に挿入する工程と、
    一以上の横仕切板(10)に連通孔(11)を有し、各横仕切板(10)を前記押出管(5)の各スリット(7)に嵌着し、押出管(5)の両端に一対の端蓋(12)を被着して、前記各貫通部(1) (2)(3)と各横仕切板(10)および端蓋(12)と縦仕切板(9)とで囲まれた空間に、気液二相状態の冷媒が流通したとき、その分流・合流・混合を行う小タンクを多数形成する工程と、
    チューブ(16)およびフィン(17)を組立ててコア(18)を形成し、そのコア(18)の各チューブ(16)を前記押出管(5)の前記チューブ挿通孔(6)に嵌着して熱交換器を組み立てる工程と、
    組み立てられた各部品間を一体に且つ液密にろう付け固定する工程とを具備する熱交換器の製造方法。
  2. 各横断面が同一の金属材の押し成形管よりなり、その幅方向両端部で断面内周が、それぞれその幅方向に対向するC字状に形成された一対の第1貫通部(1),第2貫通部(2)を有し、その一対のC字の開口どうしが、互いに接続され且つ、両貫通部の境に縦仕切挿入用の一対の溝部(4)が形成された押出管(5)を用意する工程と、
    前記押出管(5)の外面に、前記第1貫通部(1),第2貫通部(2)に連通するチューブ挿通孔(6)を互いに離間して多数穿設する穿設工程および、横仕切挿入用のスリット(7)をその第1貫通部(1),第2貫通部(2)を横断するように形成するスリット形成工程と、
    縦仕切板(9)を、前記押出管(5)の前記一対の各溝部(4)の間に挿入する工程と、
    一以上の横仕切板(10)に連通孔(11)を有し、その各横仕切板(10)を前記押出管(5)の各スリット(7)に嵌着し、押出管(5)の両端に一対の端蓋(12)を被着し、前記各貫通部(1) (2)と各横仕切板(10)および端蓋(12)と縦仕切板(9)とで囲まれた空間に、気液二相状態の冷媒が流通したとき、その分流・合流・混合を行う小タンクを多数形成する工程と、
    チューブ(16)およびフィン(17)を組立ててコア(18)を形成し、そのコア(18)の各チューブ(16)を前記押出管(5)の前記チューブ挿通孔(6)に嵌着して熱交換器を組み立てる工程と、
    組み立てられた各部品間を一体に且つ液密にろう付け固定する工程とを具備する熱交換器の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2の製造方法により形成された熱交換器。
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