JP2016176615A - パラレルフロー型熱交換器 - Google Patents

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山崎 和彦
Kazuhiko Yamazaki
和彦 山崎
吉田 健司
Kenji Yoshida
健司 吉田
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Abstract

【課題】冷媒循環量が少ない状態でも流速が確保できると共に、冷媒を適正に分流することができ、かつ、凝縮器として使用した場合の冷媒の滞留の防止が図れるパラレルフロー型熱交換器を提供すること。【解決手段】一対のヘッダーパイプ11,12と、両ヘッダーパイプに接続する互いに平行な複数の扁平状の熱交換チューブ2と、ヘッダーパイプ12内の空間を上下に仕切る仕切板4bによって上下に区画される上側及び下側熱交換領域6A,6Bと、を具備するパラレルフロー型熱交換器において、ヘッダーパイプ内を熱交換チューブ側空間13と外側空間14とに区画する隔壁20を具備し、隔壁に、上側熱交換領域における最下位置の熱交換チューブより下方側に開口する冷媒流通孔21aと、ヘッダーパイプの長手方向に沿って適宜間隔をおいて設けられると共に、上側熱交換領域の上方側の開口面積が増大する複数の冷媒流通孔21c,21dとが設けられている。【選択図】 図1

Description

この発明は、一対のヘッダーパイプと、両ヘッダーパイプに接続する互いに平行な複数の熱交換チューブと、を具備するパラレルフロー型熱交換器に関するものである。
一般に、パラレルフロー型熱交換器は、一対のヘッダーパイプと、両ヘッダーパイプに接続される複数の扁平状の熱交換チューブ(以下に扁平チューブという)を具備しており、空気調和機の屋外機として広く使用されている。このパラレルフロー型熱交換器を蒸発器として用いる場合、冷媒は熱交換器下部から流入し、上部から排出される。
従来のこの種のパラレルフロー型熱交換器において、複数の扁平チューブが上下に並び、ヘッダーパイプ内の空間を上下に仕切る仕切板によって、上側熱交換領域と下側熱交換領域に区分されており、冷媒は、下側熱交換領域を流れた後、ヘッダーパイプ内でターンし、上側熱交換領域へと流れる。その際、冷媒はヘッダーパイプ内で重力に逆らい鉛直方向に流れるため、気液二相冷媒中の液冷媒が下方に位置する扁平チューブに流れ易くなり、上側熱交換領域の上方に位置する扁平チューブ全体に冷媒を均等に分流することが困難である。
上記冷媒分流の課題に対し、ヘッダーパイプ内を分流空間と扁平チューブ側空間に仕切る圧力損失付加板(仕切板)を具備し、圧力損失付加板(仕切板)には、扁平チューブの数に1対1に対応するように、あるいは、扁平チューブの数の1/10以上、扁平チューブの数以下の複数の微小開口が設けられる構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のものにおいては、下側熱交換領域と上側熱交換領域を仕切る圧力損失付加板(仕切板)に設けられた流入開口を介して下側熱交換領域の扁平チューブが接続する空間と上側熱交換領域の分流空間とが連通されている。これにより、冷媒は下側熱交換領域の扁平チューブが接続する空間から上記流入開口を流れて上記分流空間に流れ、分流空間に上昇した冷媒は、各微小開口の高さ位置毎に分流し、各微小開口を介して各扁平チューブの内部流路に分流される。
特開2014−126273号公報(段落0066〜0070、図5〜図8)
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、仕切板には、扁平チューブの数に1対1に対応するように、あるいは、扁平チューブの数の1/10以上、扁平チューブの数以下の複数の微小開口が設けられる構造であるため、分流空間を流れる冷媒の一部は下方側の微小開口を介して扁平チューブ側空間に流れ込み、扁平チューブ側空間内で重力に逆らい鉛直方向に流れ、冷媒を均等に分流できない懸念がある。この現象は、特に冷媒循環量が少ない状態のときに生じる。
また、熱交換器を凝縮器として使用した場合、上側熱交換領域を流れる冷媒(液冷媒,冷凍機油)が上側熱交換領域の最下位置の扁平チューブに滞留して熱交換効率を低下させる懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、冷媒循環量が少ない状態でも流速が確保できると共に、冷媒を適正に分流することができ、かつ、凝縮器として使用した場合の冷媒の滞留の防止が図れるパラレルフロー型熱交換器を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明のパラレルフロー型熱交換器は、一対のヘッダーパイプと、上記両ヘッダーパイプに接続する互いに平行な複数の扁平状の熱交換チューブと、上記ヘッダーパイプ内の空間を上下に仕切る仕切板によって上下に区画される上側及び下側熱交換領域と、を具備するパラレルフロー型熱交換器であって、上記ヘッダーパイプ内を上記熱交換チューブ側と外側とに区画する隔壁を具備し、上記隔壁には、上記上側熱交換領域における最下位置の上記熱交換チューブより下方側に開口する冷媒流通孔と、上記ヘッダーパイプの長手方向に沿って適宜間隔をおいて設けられると共に、上記上側熱交換領域の上方側の開口面積が増大する複数の冷媒流通孔とが設けられている、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、仕切板によって区画された外側の空間を流れる冷媒は、上方側の面積が増大する複数の冷媒流通孔を介して熱交換チューブ側の空間内に上方側が多く流れるので、冷媒が重力に逆らって鉛直方向に流れるのを抑制でき、冷媒は上側熱交換領域の各熱交換チューブに分流される。
また、冷媒流通孔は、少なくとも熱交換領域における最下位置の熱交換チューブより下方側に開口するので、凝縮器として使用した場合、上側熱交換領域を流れる冷媒が上側熱交換領域の最下位置の熱交換チューブに滞留するのを防止することができる。
また、この発明において、上記隔壁は、上記ヘッダーパイプの一側に設けられたスリットを介してヘッダーパイプ内に挿入・固定される板状部材にて形成されるか(請求項2)、あるいは、断面が半円形状に形成された一対のヘッダーパイプ半体間に挟持・固定される板状部材にて形成されるのが好ましい(請求項3)。
このように構成することにより、ヘッダーパイプの長手方向の全長に渡って隔壁を容易に組み付けることができる。
加えて、この発明において、上記隔壁には、上記下側熱交換領域における最上位置の熱交換チューブと最下位置の熱交換チューブの高さ寸法を有する冷媒流通口が設けられているのが好ましい(請求項4)。
このように構成することにより、下側熱交換領域における熱交換チューブ側空間と外側空間とを連通する冷媒流通口の面積を広くすることができるので、冷媒の流通を円滑にすることができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明によれば、冷媒が重力に逆らって鉛直方向に流れるのを抑制でき、冷媒は上側熱交換領域の各熱交換チューブに分流されるので、冷媒循環量が少ない状態でも流速が確保できると共に、冷媒を適正に分流することができる。特に、上側熱交換領域における熱交換チューブの数が多い場合においても、外側の空間を流れる冷媒の熱交換チューブ側空間への流れを円滑にすることができる。
また、凝縮器として使用した場合、上側熱交換領域を流れる冷媒が上側熱交換領域の最下位置の熱交換チューブに滞留するのを防止することができるので、熱交換効率の向上が図れる。
(2)請求項2,3に記載の発明によれば、ヘッダーパイプの長手方向の全長に渡って隔壁を容易に組み付けることができるので、上記(1)の機能を有する熱交換器の作製が容易にできる。
(3)請求項4に記載の発明によれば、下側熱交換領域における熱交換チューブ側空間と外側空間とを連通する冷媒流通口の面積を広くすることができるので、上記(1),(2)に加えて、更に冷媒の流通を円滑にすることができる。
この発明に係るパラレルフロー型熱交換器の第1実施形態の一部を断面で示す正面図である。 第1実施形態の要部を示す断面図(a)及び第1実施形態における隔壁を示す正面図(b)である。 この発明に係るパラレルフロー型熱交換器の第2実施形態の要部を示す断面図(a)及び第2実施形態における隔壁を示す正面図(b)である。 この発明における隔壁をヘッダーパイプに固定した状態の一例を示す断面図(a)及び隔壁をヘッダーパイプに固定した状態の別の例を示す断面図(b)である。 図4(a)におけるヘッダーパイプ、隔壁及び熱交換チューブを示す分解斜視図である。 図4(b)におけるヘッダーパイプ、隔壁及び熱交換チューブを示す分解斜視図である。
以下に、この発明に係るパラレルフロー型熱交換器の実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係るパラレルフロー型熱交換器を空気調和機の屋外機に適用する場合について説明する。
<第1実施形態>
この発明に係るパラレルフロー型熱交換器1(以下に熱交換器1という)は、図1に示すように、それぞれアルミニウム(アルミニウム合金を含む)製部材からなる、一対のヘッダーパイプである第1のヘッダーパイプ11,第2のヘッダーパイプ12と、両ヘッダーパイプ11,12に接続する互いに平行な複数のアルミニウム製の扁平状の熱交換チューブ2と、上下に隣接する熱交換チューブ2間に介在されるアルミニウム製のコルゲートフィン3と、を具備している。この場合、熱交換チューブ2は扁平楕円状に形成されており、熱交換チューブ2の長手方向と直交する幅方向には複数の流体流路2aが区画形成されている(図5A,図5B参照)。
第1及び第2のヘッダーパイプ11,12は、アルミニウム製の円筒状の電縫管にて形成されており、上下開口端は、それぞれアルミニウム製の端部キャップ5によって閉塞されている。また、第1のヘッダーパイプ11内の対応する中間部に仕切板4aが設けられており、この仕切板4aによって上下に上側空間11aと下側空間11bが区画されている。
また、第2のヘッダーパイプ12には、第2のヘッダーパイプ12内を熱交換チューブ側空間13と外側空間14とに区画する隔壁20を構成するアルミニウム(アルミニウム合金を含む)製の隔壁板20aがろう付けによって固定されている。熱交換チューブ側空間13は、仕切板4bによって上下に上側空間12aと下側空間12bが区画されている。これら上側空間12aと下側空間12bは第1のヘッダーパイプ11の仕切板4aと対応した位置に設けられている。
区画された上側空間11a,12aに接続する熱交換チューブ2によって上側熱交換領域6Aが形成され、また、下側空間11b,12bに接続する熱交換チューブ2によって下側熱交換領域6Bが形成されている。
上記隔壁20すなわち隔壁板20aには、図2に示すように、少なくとも上側熱交換領域6Aにおける最下位置の熱交換チューブ2より下方側に開口すると共に、上側熱交換領域6Aにおける最上位置の熱交換チューブ2より上方側に開口し、かつ、上方側の開口面積が増大する冷媒流通孔21Aが隔壁板20aの中心線上に設けられている。
第1実施形態においては、冷媒流通孔21Aは、図2に示すように、上側熱交換領域6Aにおける最下位置の熱交換チューブ2より下方側に開口する小口径の下部冷媒流通孔21aと、上側熱交換領域6Aにおける最上位置の熱交換チューブ2より上方側に開口する下部冷媒流通孔21aより大口径の上側冷媒流通孔21cと、外側空間14における上側冷媒流通孔21cの下方位置に設けられる上側冷媒流通孔21cと同口径の上側冷媒流通孔21dとで構成されている。
また、隔壁板20aには、下側熱交換領域6Bにおける最上位置の熱交換チューブ2と最下位置の熱交換チューブ2の高さ寸法を有する冷媒流通口22が設けられている。このように、冷媒流通口22を下側熱交換領域6Bにおける最上位置の熱交換チューブ2と最下位置の熱交換チューブ2の高さ寸法とすることにより、冷媒流通口22の開口面積を広くすることができるので、下側空間12b内に合流する冷媒の外側空間14への流通を円滑にすることができる。
上記のように形成される隔壁板20aは、図4(a)及び図5Aに示すように、第2のヘッダーパイプ12の一側に設けられたスリット16を介して第2のヘッダーパイプ12内に挿入され、ろう付けによって固定される。
なお、隔壁板20aの第2のヘッダーパイプ12への固定は、必ずしも上記のようにする必要はなく、図4(b)及び図5Bに示すように、断面が半円弧状に形成されたアルミニウム(アルミニウム合金を含む)製の一対のヘッダーパイプ半体17間に挟持した状態でろう付け固定してもよい。
なお、熱交換器1を組み付ける場合は、少なくともコルゲートフィン3はろう材が皮材として貼り合わされたブレージングシートにて形成されるか、熱交換チューブ2の表面にろう材を塗布したものを用いて、第1及び第2のヘッダーパイプ11,12、熱交換チューブ2、コルゲートフィン3及び隔壁板20aをろう付けにより一体成形する。なお、熱交換チューブ2は、ヘッダーパイプ11,12の側面に設けられた挿入用スリット18内嵌挿された状態でろう付けされる(図5A,図5B参照)。
上記のように構成される第1実施形態において、液状又は気液状の冷媒が第2冷媒流通管15bから第1のヘッダーパイプ11の下側空間11b内に流入すると、冷媒は下側熱交換領域6Bの各熱交換チューブ2の流体流路2aを流れる間に室外空気から吸熱して蒸発し、気液混合状態となって第2のヘッダーパイプ12の下側空間12bで合流する。下側空間12bで合流した冷媒は、冷媒流通口22から外側空間14内に流れて外側空間14内を上昇し、上昇中に気液分離された冷媒は、冷媒流通孔21A(下部冷媒流通孔21a及び上側冷媒流通孔21c,21d)から熱交換チューブ側空間13の上側空間12aに流れる。この際、下部冷媒流通孔21aに対して上側冷媒流通孔21c,21dが大口径に形成されているので、外側空間14内に流れて上昇中に気液分離された冷媒の多くは上側冷媒流通孔21c,21dから熱交換チューブ側空間13の上方側に流れる。したがって、冷媒は重力に逆らうことなく、上側熱交換領域6Aの各熱交換チューブ2に適正に分流(分配)される。上側熱交換領域6Aの各熱交換チューブ2の流体流路2aを流れる冷媒は、第1のヘッダーパイプ11の上側空間11aで合流する。そして、上側空間11aで合流した冷媒は第1冷媒流通管15aから流出する。
<第2実施形態>
第2実施形態は、隔壁板20aに設けられる冷媒流通孔21Bを、小口径の下部冷媒流通孔21aと、下部冷媒流通孔21aより大口径の口径の異なる複数(例えば2個)の上側冷媒流通孔21e,21fとで構成した場合である。
この場合、図3に示すように、冷媒流通孔21Bは、上側熱交換領域6Aにおける最下位置の熱交換チューブ2より下方側に開口する小口径の下部冷媒流通孔21aと、上側熱交換領域6Aにおける最上位置の熱交換チューブ2より上方側に開口する下部冷媒流通孔21aより大口径の上側冷媒流通孔21eと、外側空間14における上側冷媒流通孔21eの下方位置に設けられる下部冷媒流通孔21aより大口径であって上側冷媒流通孔21eより小口径の上側冷媒流通孔21fとで構成されている。
なお、第2実施形態において、その他は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記のように構成される第2実施形態において、液状又は気液状の冷媒が第2冷媒流通管15bから第1のヘッダーパイプ11の下側空間11b内に流入すると、冷媒は下側熱交換領域6Bの各熱交換チューブ2の流体流路2aを流れる間に室外空気から吸熱して蒸発し、気液混合状態となって第2のヘッダーパイプ12の下側空間12bで合流する。下側空間12bで合流した冷媒は、冷媒流通口22から外側空間14内に流れて外側空間14内を上昇し、上昇中に気液分離された冷媒は、冷媒流通孔21B(下部冷媒流通孔21a及び上側冷媒流通孔21e,21f)から熱交換チューブ側空間13の上側空間12aに流れる。この際、下部冷媒流通孔21aに対して上側冷媒流通孔21e,21fが大口径に形成され、かつ、上方側の上側冷媒流通孔21eが上側冷媒流通孔21fより大口径に形成されているので、外側空間14内に流れて上昇中に気液分離された冷媒の多くは上側冷媒流通孔21e,21fから熱交換チューブ側空間13の上方側に流れる。したがって、冷媒は重力に逆らうことなく、上側熱交換領域6Aの各熱交換チューブ2に適正に分流(分配)される。上側熱交換領域6Aの各熱交換チューブ2の流体流路2aを流れる冷媒は、第1のヘッダーパイプ11の上側空間11aで合流する。そして、上側空間11aで合流した冷媒は第1冷媒流通管15aから流出する。
<その他実施形態>
上記第1,第2実施形態では、冷媒流通孔21A,21Bを構成する下部冷媒流通孔21a及び上側冷媒流通孔21c〜21fが円形に形成される場合について説明したが、これら冷媒流通孔21a,21c〜21fは必ずしも円形である必要はなく、少なくとも上側熱交換領域6Aにおける最下位置の熱交換チューブ2より下方側に開口すると共に、上側熱交換領域6Aにおける最上位置の熱交換チューブ2より上方側に開口し、かつ、上方側の開口面積が増大するものであれば、例えば縦長あるいは横長の楕円形状、矩形状であってもよい。
上記実施形態では、この発明に係る熱交換器を蒸発器に適用した場合について説明したが、この発明に係る熱交換器を凝縮器に適用することができる。凝縮器に適用する場合は、第1実施形態を例にとって説明すると、ガス状の冷媒は第1冷媒流通管15aから第1のヘッダーパイプ11の上側空間11a内に流入した後、以下のような順で流れる。上側熱交換領域6A→第2のヘッダーパイプ12の熱交換チューブ側空間13内の上側空間12a→冷媒流通孔21A(上側冷媒流通孔21c,21d、下部冷媒流通孔21a)→外側空間14→冷媒流通口22→下側熱交換領域6B→第1のヘッダーパイプ11の下側空間11b→第2冷媒流通管15bから流出する。
この発明に係る熱交換器を凝縮器に適用した場合、上側熱交換領域6Aを流れる冷媒が上側熱交換領域6Aの最下位置の熱交換チューブ2に滞留するのを防止することができるので、熱交換効率の向上が図れる。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に凝縮器に適用することができる。
2 熱交換チューブ
4a,4b 仕切板
6A 上側熱交換領域
6B 下側熱交換領域
11 第1のヘッダーパイプ
12 第2のヘッダーパイプ
13 上側熱交換領域
14 下側熱交換領域
14A 第1の下側熱交換領域
16 スリット
17 ヘッダーパイプ半体
20 隔壁
21A,21B 冷媒流通孔
21a 下部冷媒流通孔
21c〜21f 上部側冷媒流通孔
22 冷媒流通口

Claims (4)

  1. 一対のヘッダーパイプと、上記両ヘッダーパイプに接続する互いに平行な複数の扁平状の熱交換チューブと、上記ヘッダーパイプ内の空間を上下に仕切る仕切板によって上下に区画される上側及び下側熱交換領域と、を具備するパラレルフロー型熱交換器であって、
    上記ヘッダーパイプ内を上記熱交換チューブ側と外側とに区画する隔壁を具備し、
    上記隔壁には、上記上側熱交換領域における最下位置の上記熱交換チューブより下方側に開口する冷媒流通孔と、上記ヘッダーパイプの長手方向に沿って適宜間隔をおいて設けられると共に、上記上側熱交換領域の上方側の開口面積が増大する複数の冷媒流通孔とが設けられている、ことを特徴とするパラレルフロー型熱交換器。
  2. 請求項1に記載のパラレルフロー型熱交換器において、
    上記隔壁は、上記ヘッダーパイプの一側に設けられたスリットを介してヘッダーパイプ内に挿入・固定される板状部材にて形成されている、ことを特徴とするパラレルフロー型熱交換器。
  3. 請求項1に記載のパラレルフロー型熱交換器において、
    上記隔壁は、断面が半円形状に形成された一対のヘッダーパイプ半体間に挟持・固定される板状部材にて形成されている、ことを特徴とするパラレルフロー型熱交換器。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のパラレルフロー型熱交換器において、
    上記隔壁には、上記下側熱交換領域における最上位置の熱交換チューブと最下位置の熱交換チューブの高さ寸法を有する冷媒流通口が設けられている、ことを特徴とするパラレルフロー型熱交換器。
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CN111699351A (zh) * 2018-03-27 2020-09-22 东芝开利株式会社 热交换器、热交换模块以及制冷循环装置

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