JP2004293874A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】風上側のコアにより多くの流体を流して熱交換効率を高めることのできる熱交換器を提供する。
【解決手段】放熱器は、内部に流体が流れる流路を複数有した長尺状のチューブ4と、このチューブ4内を流れる流体を当該チューブ4に当たる風と協働して冷却する冷却フィン5とを交互に複数重ねて形成したコア1と、チューブ4の長手方向と略直交する方向に延在して前記コア1の両端にそれぞれ取り付けられ、各チューブ4に形成された流路と連通する第1流路7及び第2流路8を有した第1ヘッダタンク2及び第2ヘッダタンク3とを備える。そして、第1流路7を前記コア1に当たる風の風上側に配置すると共に前記第2流路8を風下側に配置し、前記第2流路8内に、当該第2流路8を狭くする流路絞り部材12を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】放熱器は、内部に流体が流れる流路を複数有した長尺状のチューブ4と、このチューブ4内を流れる流体を当該チューブ4に当たる風と協働して冷却する冷却フィン5とを交互に複数重ねて形成したコア1と、チューブ4の長手方向と略直交する方向に延在して前記コア1の両端にそれぞれ取り付けられ、各チューブ4に形成された流路と連通する第1流路7及び第2流路8を有した第1ヘッダタンク2及び第2ヘッダタンク3とを備える。そして、第1流路7を前記コア1に当たる風の風上側に配置すると共に前記第2流路8を風下側に配置し、前記第2流路8内に、当該第2流路8を狭くする流路絞り部材12を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガスクーラ等の熱交換器に関し、詳細には、風上側のコアにより多くの流体を流して熱交換効率を高めた熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境保護の観点からオゾン層の破壊を防止するため、フロンガスに代えて二酸化炭素(CO2)を冷媒とする熱交換器の開発がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載される熱交換器は、複数のチューブと冷却フィンを重ね合わせて構成されたコアの両端に固定したヘッダタンクのうち、チューブに流体を分配供給する側のヘッダタンクに、前記チューブと連通する2つの空間(穴部)を形成し、空気の流れの風下側に配置される空間よりも風上側に配置される空間により多くの流体が流れるように、前記2つの空間を連結させる内部連通穴の開口面積を、ヘッダタンクに接続された接続ブロックに形成された外部連通穴の開口面積よりも小さくしている。
【0004】
この熱交換器によれば、ヘッダタンクに形成した風下側に位置する空間よりも風上側に位置する空間により多くの冷媒が流れるため、この空間と連通する複数の流路形成用の穴が形成されたチューブの風上側に位置する穴により多くの冷媒が流れることになり、風上側に当たる冷たい空気によって冷媒を効率良く冷却することができ、熱交換器の放熱能力を向上させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−325784号公報(第4頁及び第5頁、第1図及び第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の熱交換器では、ヘッダタンクに形成した2つの空間を仕切る仕切り壁に、これら空間同士を連通させる内部連通孔を形成することは製造困難である。また、流体を分配供給する分配ヘッダタンクにのみ下流側の空間よりも上流側の空間により多くの流体を流すようにしただけでは、充分に冷媒を冷却することは難しい。
【0007】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、風上側のコアにより多くの流体を流して熱交換効率を高めることのできる熱交換器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、内部に流体が流れる流路を複数有した長尺状のチューブと、このチューブ内を流れる流体を当該チューブに当たる風と協働して冷却する冷却フィンとを交互に複数重ねて形成したコアと、前記チューブの長手方向と略直交する方向に延在して前記コアの両端にそれぞれ取り付けられ、前記各チューブに形成された流路と連通する第1流路及び第2流路を有した第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクとを備えた熱交換器であって、前記第1流路を前記コアに当たる風の風上側に配置すると共に前記第2流路を風下側に配置し、前記第2流路内に、当該第2流路を狭くする流路絞り部材を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の熱交換器であって、前記流路絞り部材は、前記第2流路の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部を有した絞り板からなり、前記第1及び第2ヘッダタンクに形成されたスリットより前記第2流路内に挿入固定されたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器であって、第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクの高さ方向所定位置に、第1流路及び第2流路を塞ぐ仕切部材を設け、前記チューブを流れる流体を前記コアの上段部から中段部、中段部から下段部へと流れるようにし、前記上段部から中段部へ流れる前記第2流路の折返し部、及び、前記中段部から下段部に流れる前記第2流路の折返し部に、それぞれ流路絞り部材を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクの高さ方向所定位置に、第1流路及び第2流路を塞ぐ仕切部材を設け、前記チューブを流れる流体を前記コアの上段部から中段部、中段部から下段部へと流れるようにし、前記中段部から下段部に流れる、前記第1ヘッダタンクの前記第2流路の最終折返し部に、流路絞り部材を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ヘッダタンクに形成した2つの流路のうち、第1流路をコアに当たる風の風上側に配置すると共に第2流路を風下側に配置し、その第2流路内に、この第2流路を狭くする流路絞り部材を設けているので、当該流路絞り部材の部分で流量が絞られるため、流体は第2流路から風上側の第1流路へと流れ込むことになり、冷たい空気によって冷媒が冷却される。これにより、本発明の熱交換器によれば、熱交換効率を大幅に高めることができる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、第1及び第2ヘッダタンクに形成したスリットより第2流路内に、この第2流路の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部を有した絞り板を挿入固定しているので、風上側に配置される第1流路により多くの流体を流入させることを簡単な構成で実現することができ、コストの低減も実現できる。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクの高さ方向所定位置に、第1流路及び第2流路を塞ぐ仕切部材を設け、チューブを流れる流体をコアの上段部から中段部、中段部から下段部へと流れるようにし、上段部から中段部へ流れる第2流路の折返し部、及び、中段部から下段部に流れる第2流路の折返し部に、それぞれ流路絞り部材を設けたので、より多くの流体を風上側の第1流路に流入させることができ、さらなる熱交換効率を向上させることができる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、第1ヘッダタンクの第2流路の最終折返し部に流路絞り部材を設けているので、出口部での冷媒密度が大きくなり、最終折返し部では冷媒温度が下がることから、より効果的に熱交換効率を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態は、環境保護の観点より二酸化炭素(CO2)を冷媒とするCO2冷凍サイクルで使用される放熱器(熱交換器)に本発明を適用したものである。
【0017】
「放熱器の構成」
本実施の形態の放熱器は、図1に示すように、矩形状をなすコア1と、このコア1の両端にそれぞれ取り付けられる冷媒供給側の第1ヘッダタンク2と、冷媒取り出し側の第2ヘッダタンク3とから構成される。
【0018】
コア1は、図2に示すように、チューブ4と冷却フィン5とから構成され、これらを交互に複数重ねてろう付けすることにより形成される。チューブ4は、例えばアルミニウム合金を断面略扁平形状とする長尺板として形成される。そして、このチューブ4には、冷媒をその内部に流入させる流路6が複数形成されている。これら流路6は、チューブ4の長手方向に一端から他端に亘って貫通形成されており、それぞれの流路6内に冷媒が流れる。本実施の形態では、前記流路6には、冷媒として二酸化炭素(CO2)が流れる。
【0019】
冷却フィン5は、チューブ4内を流れる冷媒を当該チューブ4に当たる風と協働して冷却する役目をする。この冷却フィン5は、細長い長尺状の金属板を波形状をなすローラによって加工されることによって蛇腹形状とされる。
【0020】
第1ヘッダタンク2は、図1及び図3に示すように、長さの短い上ヘッダタンク2aと、上ヘッダタンク2aのほぼ倍の長さとされた下ヘッダタンク2bとを有し、これら上ヘッダタンク2aと下ヘッダタンク2bとが高さ方向で結合されることにより形成されている。この第1ヘッダタンク2には、高さ方向に貫通して形成される断面略円形状の第1貫通孔(以下、これを第1流路7という)及び第2貫通孔(以下、これを第2流路8という)が形成されている。
【0021】
なお、これら第1ヘッダタンク2の上下端には、第1流路7及び第2流路8の開口端を塞ぐ蓋(図示は省略する)がそれぞれ取り付けられる。
【0022】
また、第1ヘッダタンク2は、図1に示すように、コア1に風(空気)が当たる風上側に第1流路7が、風下側に第2流路8がくるように配置される。そして、第1流路7と第2流路8は、図4に示すように、各チューブ4の端部を前記第1ヘッダタンク2に固定させる部分で連通するようになっている。すなわち、第1ヘッダタンク2には、各チューブ4の端部を当該第1ヘッダタンク2に固定させるための細長いスリット9が高さ方向に所定間隔で複数形成されており、その各スリット9において前記第1流路7と第2流路8とが連通するようになっている。
【0023】
また、上ヘッダタンク2aには、図1に示すように、第1流路7及び第2流路8に冷媒を流入させるための導入側接続ブロック10が取り付けられている。この導入側接続ブロック10には、CO2サイクル圧縮機の吐出側に接続された外部配管(図示は省略する)が接続され、ここから冷媒が第1流路7及び第2流路8に導入される。
【0024】
また、これら上ヘッダタンク2aと下ヘッダタンク2bとの間には、図1に示すように、コア1を流れる冷媒の向きを変えるためのコアパス用仕切り板11が設けられている。コアパス用仕切り板11は、第1流路7及び第2流路8を塞ぐことのできる大きさの平板からなり、前記上ヘッダタンク2aの第1流路7及び第2流路8と、下ヘッダタンク2bの第1流路7及び第2流路8とがそれぞれ連通しないように遮断する。
【0025】
また、下ヘッダタンク2bには、図3に示すように、第2流路8内に当該第2流路8を狭くする流路絞り部材12が設けられている。流路絞り部材12は、図5に示すように、第2流路8の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部13を有した絞り板からなる。そして、この流路絞り部材12は、下ヘッダタンク2bのほぼ中央高さ位置(冷媒の流れる向きが変わる流路折り返し位置)に形成されたスリット14より前記第2流路8内に挿入固定される。
【0026】
一方、第2ヘッダタンク3は、図1に示すように、第1ヘッダタンク2と同じく第1流路7及び第2流路8を有した長さの短い上ヘッダタンク3aと、この上ヘッダタンク3aのほぼ倍の長さとされた下ヘッダタンク3bとを有し、これら上ヘッダタンク3aと下ヘッダタンク3bとが高さ方向で結合されることにより形成されている。なお、第2ヘッダタンク3は、第1ヘッダタンク2とは逆に、上ヘッダタンク3aが長く、下ヘッダタンク3bが短い。
【0027】
そして、この第2ヘッダタンク3では、図1に示すように、CO2サイクル減圧機に接続された外部配管と接続される接続ブロック15が下ヘッダタンク3bに取り付けられている。各チューブ4を流れて風と熱交換されて冷却された冷媒は、この接続ブロック15から排出される。
【0028】
また、この第2ヘッダタンク3では、第1ヘッダタンク2と同様に、上ヘッダタンク3aと下ヘッダタンク3bとの間にコアパス用仕切り板11が設けられている。さらに、この上ヘッダタンク3aには、そのほぼ中央高さ位置(冷媒の流れる向きが変わる流路折り返し位置)に形成されたスリットに当該第2流路8を狭くする前記した流路絞り部材12が挿入固定されている。この流路絞り部材12は、第1ヘッダタンク2に設けられたものと同じく、第2流路8の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部13を有した絞り板からなる。
【0029】
「動作説明」
以上のように構成された放熱器においては、図1に示すように、第1ヘッダタンク2の上ヘッダタンク2aに取り付けられた接続ブロック10から導入された冷媒は、第2流路8及び第1流路7へと流れる。そして、冷媒は、これら第1流路7及び第2流路8から各チューブ4に形成された複数の流路6へと流れ込む。この実施の形態の放熱器では、前記したように、上ヘッダタンク2a,3aと下ヘッダタンク2b,3bとの間にコアパス用仕切り板11を設けているので、チューブ4を流れる冷媒は、図1中矢印で示すように、コア上段部1aからコア中段部1b、コア中段部1bからコア下段部1cへと流れる。
【0030】
第1ヘッダタンク2から導入されてコア上段部1aを流れる冷媒は、第2ヘッダタンク3へと流れた後、流路折返し位置で折り返されてコア中段部1bへと流れる。このとき、第2ヘッダタンク3では、コア上段部1aからコア中段部1bへ流れる前記第2流路8の折返し部に流路絞り部材12を設けているので、この流路絞り部材12により狭められた流路によって当該第2流路8から第1流路7へと冷媒が流れ込む。この結果、コア中段部1bには、第1流路7からチューブ4に形成された複数の流路6のうち風上側に配置される流路6に、より多くの冷媒が流入することになる。風上側では、風下側を流れる冷媒に比べて冷たい空気で熱交換されることから、熱交換効率が大幅に向上する。
【0031】
そして、コア中段部1bを流れた冷媒は、第1ヘッダタンク2へと流れた後、流路折返し位置で折り返されてコア下段部1cへと流れる。このとき、第1ヘッダタンク2では、同様にコア中段部1bからコア下段部1cへ流れる前記第2流路8の折返し部に流路絞り部材12を設けているので、この流路絞り部材12により狭められた流路によって第2流路8から第1流路7へと冷媒が流れ込む。図6は、コア中段部1bからコア下段部1cへと垂直に下方へ折り返される折返し部における冷媒の流れを矢印で示した図である。図6中、太い矢印は流量が多く、細い矢印は流量が少ないこと示している。
【0032】
この図6からわかるように、第2流路8に設けられた流路絞り部材12によって、当該第2流路8は狭められるために第2流路8から第1流路7へと冷媒が流れ込み、第1流路7には第2流路8に比べてより多くの冷媒が流れることになる。また、冷媒は、流路絞り部材12によって流路が狭められることにより、出口部で密度が大きくなる。特に、この最終折返し部に流路絞り部材12を設ければ、冷媒温度が下がっているため、より効果的に冷却効率を高めることができる。
【0033】
そして、コア下段部1cから第2ヘッダタンク3へと流れた冷媒は、コア1に当たる風と冷却フィン5との協働によって熱交換され冷却された後、第2ヘッダタンク3の下ヘッダタンク2bに取り付けられた接続用ブロック15から排出される。
【0034】
「他の実施の形態」
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されることなく種々の変更が可能である。
【0035】
例えば、上述の実施の形態では、流路絞り部材12を、第1ヘッダタンク2と第2ヘッダタンク3の第2流路8にそれぞれ設けたが、一方のヘッダタンクの第2流路8にのみに前記流路絞り部材12を設けても同様の効果が得られる。
【0036】
また、本実施の形態では、流路絞り部材12に形成した孔部13は円形孔としたが、円形孔でなくても構わない。要は、第2流路8の流路断面積を狭めることができるような形状であれば、前記孔部13の形状は問わない。
【0037】
また、本実施の形態では、本発明を放熱器に適用したが、放熱器に制限されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の放熱器の斜視図である。
【図2】本実施の形態の放熱器を示すもので、コアを構成するチューブと冷却フィンの斜視図である。
【図3】本実施の形態の放熱器を示すもので、第1ヘッダタンクの斜視図である。
【図4】本実施の形態の放熱器を示すもので、チューブに形成された流路から第1流路及び第2流路に冷媒が流れる様子を示す図である。
【図5】本実施の形態の放熱器を示すもので、第2流路に設けた流路絞り部材の孔部を冷媒が流れる様子を示す図である。
【図6】本実施の形態の放熱器を示すもので、第1ヘッダタンクの断面図である。
【符号の説明】
1…コア
1a…コア上段部
1b…コア中段部
1c…コア下段部
2…第1ヘッダタンク
3…第2ヘッダタンク
4…チューブ
5…冷却フィン
6…流路
7…第1流路
8…第2流路
11…コアパス用仕切り板
12…流路絞り部材
13…孔部
14…スリット
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガスクーラ等の熱交換器に関し、詳細には、風上側のコアにより多くの流体を流して熱交換効率を高めた熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境保護の観点からオゾン層の破壊を防止するため、フロンガスに代えて二酸化炭素(CO2)を冷媒とする熱交換器の開発がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載される熱交換器は、複数のチューブと冷却フィンを重ね合わせて構成されたコアの両端に固定したヘッダタンクのうち、チューブに流体を分配供給する側のヘッダタンクに、前記チューブと連通する2つの空間(穴部)を形成し、空気の流れの風下側に配置される空間よりも風上側に配置される空間により多くの流体が流れるように、前記2つの空間を連結させる内部連通穴の開口面積を、ヘッダタンクに接続された接続ブロックに形成された外部連通穴の開口面積よりも小さくしている。
【0004】
この熱交換器によれば、ヘッダタンクに形成した風下側に位置する空間よりも風上側に位置する空間により多くの冷媒が流れるため、この空間と連通する複数の流路形成用の穴が形成されたチューブの風上側に位置する穴により多くの冷媒が流れることになり、風上側に当たる冷たい空気によって冷媒を効率良く冷却することができ、熱交換器の放熱能力を向上させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−325784号公報(第4頁及び第5頁、第1図及び第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の熱交換器では、ヘッダタンクに形成した2つの空間を仕切る仕切り壁に、これら空間同士を連通させる内部連通孔を形成することは製造困難である。また、流体を分配供給する分配ヘッダタンクにのみ下流側の空間よりも上流側の空間により多くの流体を流すようにしただけでは、充分に冷媒を冷却することは難しい。
【0007】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、風上側のコアにより多くの流体を流して熱交換効率を高めることのできる熱交換器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、内部に流体が流れる流路を複数有した長尺状のチューブと、このチューブ内を流れる流体を当該チューブに当たる風と協働して冷却する冷却フィンとを交互に複数重ねて形成したコアと、前記チューブの長手方向と略直交する方向に延在して前記コアの両端にそれぞれ取り付けられ、前記各チューブに形成された流路と連通する第1流路及び第2流路を有した第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクとを備えた熱交換器であって、前記第1流路を前記コアに当たる風の風上側に配置すると共に前記第2流路を風下側に配置し、前記第2流路内に、当該第2流路を狭くする流路絞り部材を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の熱交換器であって、前記流路絞り部材は、前記第2流路の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部を有した絞り板からなり、前記第1及び第2ヘッダタンクに形成されたスリットより前記第2流路内に挿入固定されたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の熱交換器であって、第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクの高さ方向所定位置に、第1流路及び第2流路を塞ぐ仕切部材を設け、前記チューブを流れる流体を前記コアの上段部から中段部、中段部から下段部へと流れるようにし、前記上段部から中段部へ流れる前記第2流路の折返し部、及び、前記中段部から下段部に流れる前記第2流路の折返し部に、それぞれ流路絞り部材を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクの高さ方向所定位置に、第1流路及び第2流路を塞ぐ仕切部材を設け、前記チューブを流れる流体を前記コアの上段部から中段部、中段部から下段部へと流れるようにし、前記中段部から下段部に流れる、前記第1ヘッダタンクの前記第2流路の最終折返し部に、流路絞り部材を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ヘッダタンクに形成した2つの流路のうち、第1流路をコアに当たる風の風上側に配置すると共に第2流路を風下側に配置し、その第2流路内に、この第2流路を狭くする流路絞り部材を設けているので、当該流路絞り部材の部分で流量が絞られるため、流体は第2流路から風上側の第1流路へと流れ込むことになり、冷たい空気によって冷媒が冷却される。これにより、本発明の熱交換器によれば、熱交換効率を大幅に高めることができる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、第1及び第2ヘッダタンクに形成したスリットより第2流路内に、この第2流路の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部を有した絞り板を挿入固定しているので、風上側に配置される第1流路により多くの流体を流入させることを簡単な構成で実現することができ、コストの低減も実現できる。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、第1ヘッダタンク及び第2ヘッダタンクの高さ方向所定位置に、第1流路及び第2流路を塞ぐ仕切部材を設け、チューブを流れる流体をコアの上段部から中段部、中段部から下段部へと流れるようにし、上段部から中段部へ流れる第2流路の折返し部、及び、中段部から下段部に流れる第2流路の折返し部に、それぞれ流路絞り部材を設けたので、より多くの流体を風上側の第1流路に流入させることができ、さらなる熱交換効率を向上させることができる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、第1ヘッダタンクの第2流路の最終折返し部に流路絞り部材を設けているので、出口部での冷媒密度が大きくなり、最終折返し部では冷媒温度が下がることから、より効果的に熱交換効率を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態は、環境保護の観点より二酸化炭素(CO2)を冷媒とするCO2冷凍サイクルで使用される放熱器(熱交換器)に本発明を適用したものである。
【0017】
「放熱器の構成」
本実施の形態の放熱器は、図1に示すように、矩形状をなすコア1と、このコア1の両端にそれぞれ取り付けられる冷媒供給側の第1ヘッダタンク2と、冷媒取り出し側の第2ヘッダタンク3とから構成される。
【0018】
コア1は、図2に示すように、チューブ4と冷却フィン5とから構成され、これらを交互に複数重ねてろう付けすることにより形成される。チューブ4は、例えばアルミニウム合金を断面略扁平形状とする長尺板として形成される。そして、このチューブ4には、冷媒をその内部に流入させる流路6が複数形成されている。これら流路6は、チューブ4の長手方向に一端から他端に亘って貫通形成されており、それぞれの流路6内に冷媒が流れる。本実施の形態では、前記流路6には、冷媒として二酸化炭素(CO2)が流れる。
【0019】
冷却フィン5は、チューブ4内を流れる冷媒を当該チューブ4に当たる風と協働して冷却する役目をする。この冷却フィン5は、細長い長尺状の金属板を波形状をなすローラによって加工されることによって蛇腹形状とされる。
【0020】
第1ヘッダタンク2は、図1及び図3に示すように、長さの短い上ヘッダタンク2aと、上ヘッダタンク2aのほぼ倍の長さとされた下ヘッダタンク2bとを有し、これら上ヘッダタンク2aと下ヘッダタンク2bとが高さ方向で結合されることにより形成されている。この第1ヘッダタンク2には、高さ方向に貫通して形成される断面略円形状の第1貫通孔(以下、これを第1流路7という)及び第2貫通孔(以下、これを第2流路8という)が形成されている。
【0021】
なお、これら第1ヘッダタンク2の上下端には、第1流路7及び第2流路8の開口端を塞ぐ蓋(図示は省略する)がそれぞれ取り付けられる。
【0022】
また、第1ヘッダタンク2は、図1に示すように、コア1に風(空気)が当たる風上側に第1流路7が、風下側に第2流路8がくるように配置される。そして、第1流路7と第2流路8は、図4に示すように、各チューブ4の端部を前記第1ヘッダタンク2に固定させる部分で連通するようになっている。すなわち、第1ヘッダタンク2には、各チューブ4の端部を当該第1ヘッダタンク2に固定させるための細長いスリット9が高さ方向に所定間隔で複数形成されており、その各スリット9において前記第1流路7と第2流路8とが連通するようになっている。
【0023】
また、上ヘッダタンク2aには、図1に示すように、第1流路7及び第2流路8に冷媒を流入させるための導入側接続ブロック10が取り付けられている。この導入側接続ブロック10には、CO2サイクル圧縮機の吐出側に接続された外部配管(図示は省略する)が接続され、ここから冷媒が第1流路7及び第2流路8に導入される。
【0024】
また、これら上ヘッダタンク2aと下ヘッダタンク2bとの間には、図1に示すように、コア1を流れる冷媒の向きを変えるためのコアパス用仕切り板11が設けられている。コアパス用仕切り板11は、第1流路7及び第2流路8を塞ぐことのできる大きさの平板からなり、前記上ヘッダタンク2aの第1流路7及び第2流路8と、下ヘッダタンク2bの第1流路7及び第2流路8とがそれぞれ連通しないように遮断する。
【0025】
また、下ヘッダタンク2bには、図3に示すように、第2流路8内に当該第2流路8を狭くする流路絞り部材12が設けられている。流路絞り部材12は、図5に示すように、第2流路8の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部13を有した絞り板からなる。そして、この流路絞り部材12は、下ヘッダタンク2bのほぼ中央高さ位置(冷媒の流れる向きが変わる流路折り返し位置)に形成されたスリット14より前記第2流路8内に挿入固定される。
【0026】
一方、第2ヘッダタンク3は、図1に示すように、第1ヘッダタンク2と同じく第1流路7及び第2流路8を有した長さの短い上ヘッダタンク3aと、この上ヘッダタンク3aのほぼ倍の長さとされた下ヘッダタンク3bとを有し、これら上ヘッダタンク3aと下ヘッダタンク3bとが高さ方向で結合されることにより形成されている。なお、第2ヘッダタンク3は、第1ヘッダタンク2とは逆に、上ヘッダタンク3aが長く、下ヘッダタンク3bが短い。
【0027】
そして、この第2ヘッダタンク3では、図1に示すように、CO2サイクル減圧機に接続された外部配管と接続される接続ブロック15が下ヘッダタンク3bに取り付けられている。各チューブ4を流れて風と熱交換されて冷却された冷媒は、この接続ブロック15から排出される。
【0028】
また、この第2ヘッダタンク3では、第1ヘッダタンク2と同様に、上ヘッダタンク3aと下ヘッダタンク3bとの間にコアパス用仕切り板11が設けられている。さらに、この上ヘッダタンク3aには、そのほぼ中央高さ位置(冷媒の流れる向きが変わる流路折り返し位置)に形成されたスリットに当該第2流路8を狭くする前記した流路絞り部材12が挿入固定されている。この流路絞り部材12は、第1ヘッダタンク2に設けられたものと同じく、第2流路8の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部13を有した絞り板からなる。
【0029】
「動作説明」
以上のように構成された放熱器においては、図1に示すように、第1ヘッダタンク2の上ヘッダタンク2aに取り付けられた接続ブロック10から導入された冷媒は、第2流路8及び第1流路7へと流れる。そして、冷媒は、これら第1流路7及び第2流路8から各チューブ4に形成された複数の流路6へと流れ込む。この実施の形態の放熱器では、前記したように、上ヘッダタンク2a,3aと下ヘッダタンク2b,3bとの間にコアパス用仕切り板11を設けているので、チューブ4を流れる冷媒は、図1中矢印で示すように、コア上段部1aからコア中段部1b、コア中段部1bからコア下段部1cへと流れる。
【0030】
第1ヘッダタンク2から導入されてコア上段部1aを流れる冷媒は、第2ヘッダタンク3へと流れた後、流路折返し位置で折り返されてコア中段部1bへと流れる。このとき、第2ヘッダタンク3では、コア上段部1aからコア中段部1bへ流れる前記第2流路8の折返し部に流路絞り部材12を設けているので、この流路絞り部材12により狭められた流路によって当該第2流路8から第1流路7へと冷媒が流れ込む。この結果、コア中段部1bには、第1流路7からチューブ4に形成された複数の流路6のうち風上側に配置される流路6に、より多くの冷媒が流入することになる。風上側では、風下側を流れる冷媒に比べて冷たい空気で熱交換されることから、熱交換効率が大幅に向上する。
【0031】
そして、コア中段部1bを流れた冷媒は、第1ヘッダタンク2へと流れた後、流路折返し位置で折り返されてコア下段部1cへと流れる。このとき、第1ヘッダタンク2では、同様にコア中段部1bからコア下段部1cへ流れる前記第2流路8の折返し部に流路絞り部材12を設けているので、この流路絞り部材12により狭められた流路によって第2流路8から第1流路7へと冷媒が流れ込む。図6は、コア中段部1bからコア下段部1cへと垂直に下方へ折り返される折返し部における冷媒の流れを矢印で示した図である。図6中、太い矢印は流量が多く、細い矢印は流量が少ないこと示している。
【0032】
この図6からわかるように、第2流路8に設けられた流路絞り部材12によって、当該第2流路8は狭められるために第2流路8から第1流路7へと冷媒が流れ込み、第1流路7には第2流路8に比べてより多くの冷媒が流れることになる。また、冷媒は、流路絞り部材12によって流路が狭められることにより、出口部で密度が大きくなる。特に、この最終折返し部に流路絞り部材12を設ければ、冷媒温度が下がっているため、より効果的に冷却効率を高めることができる。
【0033】
そして、コア下段部1cから第2ヘッダタンク3へと流れた冷媒は、コア1に当たる風と冷却フィン5との協働によって熱交換され冷却された後、第2ヘッダタンク3の下ヘッダタンク2bに取り付けられた接続用ブロック15から排出される。
【0034】
「他の実施の形態」
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されることなく種々の変更が可能である。
【0035】
例えば、上述の実施の形態では、流路絞り部材12を、第1ヘッダタンク2と第2ヘッダタンク3の第2流路8にそれぞれ設けたが、一方のヘッダタンクの第2流路8にのみに前記流路絞り部材12を設けても同様の効果が得られる。
【0036】
また、本実施の形態では、流路絞り部材12に形成した孔部13は円形孔としたが、円形孔でなくても構わない。要は、第2流路8の流路断面積を狭めることができるような形状であれば、前記孔部13の形状は問わない。
【0037】
また、本実施の形態では、本発明を放熱器に適用したが、放熱器に制限されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の放熱器の斜視図である。
【図2】本実施の形態の放熱器を示すもので、コアを構成するチューブと冷却フィンの斜視図である。
【図3】本実施の形態の放熱器を示すもので、第1ヘッダタンクの斜視図である。
【図4】本実施の形態の放熱器を示すもので、チューブに形成された流路から第1流路及び第2流路に冷媒が流れる様子を示す図である。
【図5】本実施の形態の放熱器を示すもので、第2流路に設けた流路絞り部材の孔部を冷媒が流れる様子を示す図である。
【図6】本実施の形態の放熱器を示すもので、第1ヘッダタンクの断面図である。
【符号の説明】
1…コア
1a…コア上段部
1b…コア中段部
1c…コア下段部
2…第1ヘッダタンク
3…第2ヘッダタンク
4…チューブ
5…冷却フィン
6…流路
7…第1流路
8…第2流路
11…コアパス用仕切り板
12…流路絞り部材
13…孔部
14…スリット
Claims (4)
- 内部に流体が流れる流路(6)を複数有した長尺状のチューブ(4)と、このチューブ(4)内を流れる流体を当該チューブ(4)に当たる風と協働して冷却する冷却フィン(5)とを交互に複数重ねて形成したコア(1)と、
前記チューブ(4)の長手方向と略直交する方向に延在して前記コア(1)の両端にそれぞれ取り付けられ、前記各チューブ(4)に形成された流路(6)と連通する第1流路(7)及び第2流路(8)を有した第1ヘッダタンク(2)及び第2ヘッダタンク(3)とを備え、
前記第1流路(7)を前記コア(1)に当たる風の風上側に配置すると共に前記第2流路(8)を風下側に配置し、前記第2流路(8)内に、当該第2流路(8)を狭くする流路絞り部材(12)を設けたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器であって、
前記流路絞り部材(12)は、前記第2流路(8)の流路断面積よりも小さい断面積となる流路を形成する孔部(13)を有した絞り板からなり、前記第1及び第2ヘッダタンク(2,3)に形成されたスリット(14)より前記第2流路(8)内に挿入固定されたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1又は請求項2に記載の熱交換器であって、
前記第1ヘッダタンク(2)及び第2ヘッダタンク(3)の高さ方向所定位置に、前記第1流路(7)及び第2流路(8)を塞ぐ仕切部材(11)を設け、前記チューブ(4)を流れる流体を前記コア(1)の上段部(1a)から中段部(1b)、中段部(1b)から下段部(1c)へと流れるようにし、
前記上段部(1a)から中段部(1b)へ流れる前記第2流路(8)の折返し部、及び、前記中段部(1b)から下段部(1c)に流れる前記第2流路(8)の折返し部に、それぞれ前記流路絞り部材(12)を設けたことを特徴とする熱交換器。 - 請求項1又は請求項2に記載の熱交換器であって、
前記第1ヘッダタンク(2)及び第2ヘッダタンク(3)の高さ方向所定位置に、前記第1流路(7)及び第2流路(8)を塞ぐ仕切部材(11)を設け、前記チューブ(4)を流れる流体を前記コア(1)の上段部(1a)から中段部(1b)、中段部(1b)から下段部(1c)へと流れるようにし、
前記中段部(1b)から下段部(1c)に流れる、前記第1ヘッダタンク(2)の前記第2流路(8)の最終折返し部に、前記流路絞り部材(12)を設けたことを特徴とする熱交換器。
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