JP2003302183A - 空調用熱交換器 - Google Patents

空調用熱交換器

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JP2003302183A
JP2003302183A JP2002106968A JP2002106968A JP2003302183A JP 2003302183 A JP2003302183 A JP 2003302183A JP 2002106968 A JP2002106968 A JP 2002106968A JP 2002106968 A JP2002106968 A JP 2002106968A JP 2003302183 A JP2003302183 A JP 2003302183A
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tube
heat exchanger
plate fin
cross
pitch
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Haruzo Uno
治三 宇野
Joji Sato
穣治 佐藤
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Toyo Radiator Co Ltd
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Toyo Radiator Co Ltd
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    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
    • F28D1/053Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight
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    • F28D1/05366Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators
    • F28D1/05391Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators with multiple rows of conduits or with multi-channel conduits combined with a particular flow pattern, e.g. multi-row multi-stage radiators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/02Tubular elements of cross-section which is non-circular
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換性能がよく製造容易な空調用熱交換器
の提供。 【解決手段】 千鳥に配置された複数列の多穴楕円チュ
ーブがプレートフィン1を貫通する。そのチューブ3は
横断面の短径が2.75 mm 〜6mmであり、長軸/短軸の比
が1.2 〜4の範囲で、プレートフィン1の長手方向にお
けるチューブ挿通孔2のピッチP1 が11〜38mmで、幅方
向におけるチューブ挿通孔2ピッチP2 が8mm〜25mmで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプ型の
空調用熱交換器に関し、ルームエアコン用室内外機やカ
ークーラの室内外機等として用いるものに関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプ型熱交換器は、夏期におい
ては室内機が蒸発器として用いられ、冬季においては凝
縮器として用いられる。また冷媒はフロンの代わりにC
2 が用いられるものが出現している。この冷媒は、フ
ロンに比べて著しく高圧で扱われるためチューブの耐圧
性を高める必要があった。
【0003】従来の室内機としての熱交換器は、一例と
して図10に示すものが存在した。この熱交換器は、図
示しないケーシング形状に合わせて、2列チューブの複
数の熱交換器のコア21が配置されると共に、空気流入側
にさらに1列のサブコア23を重ね合わせたものである。
そしてそれらの内部に図示しないファンを設け、空気流
24を各コアの外周側から内側に流通させて、チューブ内
を流通する冷媒との間に熱交換を行うものである。夫々
のコアには多数のプレートフィンが並列され、その表面
には、境界層の発達を阻止する多数のスリットまたはル
ーバあるいは波形曲折部が設けられていた。
【0004】このようなチューブは、通常7mm程度の外
直径を有するものを1列〜3列にすることが一般的であ
る。なお、高性能化のためにチューブの外直径を5mm程
とし、チューブの列ピッチ及び段ピッチを小さくし、チ
ューブ列数を多くする提案もされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような従
来型の熱交換器は、熱交換器のコア21に別に制作した複
数のサブコア23を付加しており、その取付け及びパイプ
の連結その他が面倒であり、部品点数が多くなりコスト
高とならざるを得ず、これが最大の問題であった。ま
た、部分的にサブコア23を重ね合わせた部分において
は、流通抵抗が増大し、期待した程の熱交換性能の向上
は得られなかった。
【0006】なお、高性能化のためにチューブの外直径
を5mm程とし且つ、3列の千鳥配置にしたものは、同一
面積のプレートフィンで2列の千鳥配置の7mmのものに
比べて、空気側の熱伝達率とその外表面積の積が45%
程増大し、冷媒が流通するチューブ内面側のそれが17
5%程上昇する。そして、蒸発性能で2%上昇し、凝縮
性能で24%程度上昇していた。しかしながら、さらに
熱交換器の小型化および高性能化が求められるていた。
CO2 を冷媒とする熱交換器は、さらに高性能であるが
薄肉の丸形チューブではその耐圧性が足りなく、厚肉化
すると材料をより多く必要とすることになる。
【0007】また、従来使用されている偏平な多穴チュ
ーブは、耐圧性を有するものの、プレートフィンとの組
合せでは用いることが出来ず、コルゲートフィンとの組
合せで用いられていた。コルゲートフィン型熱交換器
は、蒸発器として用いると水はけが悪く、性能低下を起
こすために、フィンピッチを余り小さくできず、コンパ
クトで性能の高いものが得られなかった。
【0008】この偏平な多穴チューブがプレートフィン
との組合せに用いられない理由は、内部に多数の仕切部
を有するので、丸チューブのように、コアにチューブを
挿通後に内部を拡開治具で拡開することが出来ないた
め、プレートフィンに穿設するチューブ挿通孔をチュー
ブ外面に厳密に整合させる必要がある。すると、その挿
通抵抗が大きく、組立てが困難になる。そこで本発明
は、係る問題点を解決することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、小隙を有して
並列された細長い多数のプレートフィン(1) と、そのプ
レートフィン(1) のチューブ挿通孔(2) に夫々整合して
挿通された横断面外周が楕円形のチューブ(3) とを有し
する空調用熱交換器において、前記プレートフィン(1)
のチューブ挿通孔(2) は、その長径方向がプレートフィ
ン(1) の幅方向に平行に位置して、等間隔に設けられる
と共に、隣接する列のチューブ挿通孔(2) は互いに半ピ
ッチ長手方向に位置ずれして千鳥に形成され、前記チュ
ーブ(3) の内部には、複数の仕切(4) が一体に形成さ
れ、前記チューブ(3) の横断面の短径が2.75 mm 〜6mm
であり、その短径に対する長径の比が1.2 〜4であり、
プレートフィン(1) の長手方向におけるチューブ挿通孔
(2) のピッチP1 が11mm〜38mmであり、幅方向における
チューブ挿通孔(2)のピッチP2 が8mm〜25mmであり、
空気流(24)がプレートフィン(1) の幅方向に流通するよ
うに構成されたことを特徴とするものである。( 請求項
1)
【0010】また、上記構成において、前記チューブ
(3) は仕切(4) により、内部を3〜10の小区画に分割
し、夫々の区画の各断面積が略同一になるように仕切
(4) を配置することができる(請求項2)。
【0011】さらに、上記構成において、前記チューブ
(3) の、横断面の短軸およびまたは長軸の位置に仕切
(4) を設けることができる(請求項3)。
【0012】また、上記構成において、前記チューブ
(3) の内部に、その横断面の中心に対して放射方向に四
以上の仕切(4) を設けることができる(請求項4)。
【0013】
【作用・効果】チューブ3の横断面の短径が2.75 mm 〜
6mmであると共に、長径/短径の比が1.2 〜4で且つ、
プレートフィン1の長手方向におけるチューブ挿通孔2
のピッチP1 が11mm〜38mmであり、幅方向におけるチュ
ーブ挿通孔2のピッチP2 が8mm〜25mmとし、チューブ
3の内部に複数の仕切4を設けることにより、熱交換性
能の最も高い範囲の空調用熱交換器となる。
【0014】そして、上記構成において、長径/短径の
比を1.2 未満とすると、断面円形チューブに比較して性
能の向上があまりみられないにも拘わらず、熱交換器の
製作時に長軸を幅方向に整合させるのが極めて面倒にな
る。
【0015】長径/短径の比が4を越えると、室内機用
蒸発器として用いた場合の凝縮排水性が悪くなると共
に、室外機として用いた場合の暖房運転時の霜取り後の
排水性が悪化し性能低下の不都合が生じる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の空
調用熱交換器の実施の形態につき説明するが、本発明は
その実施例に限定されるものでは勿論ない。図1は、本
発明のアルミニューム製熱交換器の分解斜視図であり、
図2は図1の右側面図、図3は図2の III− III矢視図
である。また、図4は同熱交換器の冷媒の流通順序を示
す説明図であって、熱交換器を凝縮器として用いた場合
のものである。図5はその熱交換器に用いられるプレー
トフィン1の要部を示し、図6〜図9は同熱交換器に用
いるチューブの横断面の各例を示す。
【0017】この熱交換器は、図1に示す如く、小隙を
有して並列された薄く細長い多数のプレートフィン1
と、そのチューブ挿通孔2(図5)に挿通された多数の
横断面楕円形のチューブ3(図6〜図9)とを有するも
のである。プレートフィン1は、図5の如く幅方向の3
等分の位置に夫々楕円形のチューブ挿通孔2が等間隔に
3列穿設されると共に、隣接する列のチューブ挿通孔2
は互いに半ピッチ長手方向に位置ずれして千鳥状に配置
されている。その楕円の長軸はプレートフィン1の幅方
向に平行に配置されている。なお、チューブ挿通孔の列
を2列としてもよい。
【0018】また、チューブ挿通孔2の孔縁部は図示し
ないバーリング加工が形成され、平面に対して僅かにチ
ューブ挿通孔2の軸線方向に立ち上げられている。この
チューブ挿通孔2の短軸の長さは2.75 mm 〜6mm程度で
ある。長軸の長さは短軸の1.2 倍〜4倍である。また、
プレートフィン1の長手方向におけるチューブ挿通孔2
のピッチP1 は11mm〜38mm程度である。さらに幅方向に
おけるチューブ挿通孔2のピッチP2 が8mm〜25mm程度
である。なお、プレートフィン1の表面で各チューブ挿
通孔2間にルーバやスリットを切り起こしたり或いは、
各チューブ挿通孔2間に振幅の小さな三角波状の波形
を、空気流通方向に波が進行するように、曲折形成して
もよい。
【0019】このようにしてなるプレートフィン1は、
小隙を有して互いに平行に多数並列され、その積層方向
の両端にサイドプレート5が配置され、そのサイドプレ
ート5にもチューブ挿通孔が穿設されている。そしてチ
ューブ挿通孔2に整合する断面外周を楕円とした、いわ
ゆる多穴管からなるアルミニュームの押出チューブ3
が、夫々のチューブ挿通孔2に挿入される。従って、そ
のチューブ3の横断面の短軸の長さは、チューブ挿通孔
2のそれと同様に2.75〜6mm程度である。そして横断面
の長軸の長さは短軸の1.2 倍〜4倍である。また、各チ
ューブ3間のピッチP1 (プレートフィンの長手方向)
は11mm〜38mm程度である。さらに幅方向におけるチュー
ブ3間のピッチP2 が8mm〜25mm程度である。
【0020】次にサイドプレート5の外周に整合する一
対のタンク本体6,6aの周縁部が、そのサイドプレー
ト5に接合される。左側に配置されるタンク本体6に
は、奇数番号で表した各小室7,9,11,13,15,17,
19が設けられ、右側に配置されるタンク本体6aには偶
数番号で表した小室8,10, 12 ,14, 16, 18, 20が夫々
他の小室から独立して設けられている。そして、左側の
タンク本体6の左上隅の小室7および右下隅には夫々出
入口パイプ25が内部に連通する。
【0021】そしてこの熱交換器を凝縮器として使用す
る場合には、上側の出入口パイプ25から流入した高温高
圧の冷媒26は、図4に示す如く、小室7から第1列目の
複数(この例では4本)のチューブ3を介して右側のタ
ンク本体6aの小室8に流入する。ついで、その小室8
の内部を下降して複数のチューブ3を介して左側のタン
ク本体6の小室9に流入し、次いでその内部を下降し、
上流より少ない数(この例では3本)のチューブ3を介
して右側の小室10に流入する。すると、冷媒26は小室10
を幅方向に移動し、第二列目の複数のチューブ(この例
は3本)を介してタンク本体6の小室11に流入する。
【0022】次いで、その小室11から各チューブ3を介
して順次、各小室12,13, 14, 15,16, 17, 18, 19, 20
を通り、下端3列目に位置する出入口パイプ25より流出
する。このとき、各チューブ3の外面およびプレートフ
ィン1には、そのプレートフィン1の幅方向に空気流24
が流通して、チューブ3内を流通する冷媒26との間に熱
交換が行なわれる。そして、冷媒26は各チューブ3内を
流通し、次第に凝縮して気液混合状態から、完全な液相
に相変化する。それに伴い、下流側程各小室間を連通す
るチューブ3の数が少なくなり、最後には液冷媒は一本
のチューブ3内を流通する。そして、蒸発器側に導かれ
る。
【0023】次に、本発明の熱交換器を蒸発器として用
いる場合の冷媒26の流れは、図1,図4の流れとは全く
逆となる。なお、各列および各部におけるチューブの並
列数は、必要に応じて適宜決定される。
【0024】
【実施例】次に、従来の直径5mmの円形チューブの断面
積17.31 mm2 (内面を拡管後の外直径5.23mm)に略等し
い断面を持つ本発明に、熱交換器の楕円押出多穴チュー
ブよりなる図6〜図8に示すものを夫々用意する。そし
て、夫々同一条件で3列20段の熱交換器を製作し、従
来型の円形チューブのものとの比較をした。先ず、図6
の(a)〜(f)は夫々本発明の熱交換器に用いるチュ
ーブ3の横断面形状を示し、その流路断面積が17.37 mm
2 〜16.91 mm2 のものである。その肉厚および仕切4の
厚みは0.3 mmであり、横断面の短径(外面の直径、以下
同じ)がa〜f が順に5.3mm 、4.8 mm、4.5 mm、4.1 m
m、3.9 mm、3.0 mmであり、短径に対する長径の比はa
〜f で順に1.2 、1.4 、1.6 、1.9 、2.1 、3.6 であっ
て、長径/短径の比を1.2 〜4の範囲としている。
【0025】このように長径/短径の比を1.2 以上とす
ることにより、その長径方向に流通する空気流のチュー
ブの下流端に生じる空気の剥離を可及的に防止でき、空
気側の圧力損失を減じるものである。さらに、楕円の外
周を明確に確保し、チューブの挿通時に長軸方向と短軸
方向との区別ができて、チューブをプレートフィンのチ
ューブ挿通孔に容易に挿通できるものである。また、長
径/短径の比を4以下として、排水性の悪化を避けるよ
うにしたものである。
【0026】次に、チューブ3内の仕切4は、全て短軸
に平行に三つ形成されて、長軸方向に離間して内部を4
分割している。長軸方向の両端部の幅は、中間部のそれ
より長くしている。これはその両端に位置する区画の高
さが、他より低いのでそれを補い、各区画の断面積が略
同一になるようにし、各区画内を流通する冷媒の流量を
可及的に均一にして、チューブ内各部の熱交換を均一に
するものである。一例として(a)では両端の区画の内
面幅が1.4 mmで中間の区画では1.0 mmである。また
(f)では 両端区間の幅が3.3 mmで中間区画の幅が2.
2 mmである。そして(b)から(e )の間では夫々の幅
が、(f)側ほど順次ひろくなっている。
【0027】次に、図7の(a)〜(f)の例は、図6
の構造に加えて、断面の長軸上にも仕切4を追加したも
のである。
【0028】次に、図8の(a)〜(e)の例はチュー
ブ3の横断面の中心から、長軸と短軸との間を分断する
ように放射状の仕切4を4つ設けたものである。その周
壁および仕切4の肉厚は、前記同様に0.3 mmである。そ
して、長軸を挟む仕切4間の角度が、短軸を挟むそれよ
りも小さく鋭角に形成されている。これは各仕切で区切
られた各区画の断面積を可及的に均一にするためであ
る。そこで、この短軸を挟む角度は、楕円が円に近づく
程90度に近くなる。(a)〜(e)でその角度は順
に、77°、66°、60°、52.5°、47°となっている。ま
た、この例では(a)〜(e)の断面の各長径は、順に
6.4 mm、6.9 mm、7.3 mm、7.9 mm、8.4 mmであり、その
長径/短径の比は、順に1.3 、1.5 、1.6 、1.9 、2.1
である。
【0029】次に、図9は、前記図8において、短軸上
に仕切4を設けたものである。それとともに、長径/短
径の比が1.9 以上のものでは、中心部に長軸方向の仕切
4を設け、耐圧性の向上と、冷媒側伝熱面積の増加を図
ったものである。上記の図6〜図9のチューブ3を夫々
用いて、図5における、フィン幅30mm、長さ340 mm、3
列20段でピッチP1 =17mm、P2 =10mmとし、小隙を
介して並列した多数のプレートフィンのフィンピッチを
1.15mmとし、その並列方向の全幅642 mmのコアを作成
し、図1の熱交換器を完成する。
【0030】次に、比較例として上記と同一のコアで、
楕円チューブのかわりに円形チューブで直径5mm(拡管
後5.23mm)のものを用いて熱交換器を完成する。既に述
べたように、上記の円形チューブの拡管後の断面積と、
本発明に用いた上記の各楕円チューブの断面積は略同一
である。そして、本発明の熱交換器と比較例の熱交換器
とを比較してみた。その結果、空気側の圧力損失では、
図6の(a)の楕円チューブを用いたものが、円形チュ
ーブを用いたものに比べて3%減であり、(f)では3
0%減であった。
【0031】また、空気側熱伝達率とその外表面伝熱面
積の積は(a)の楕円チューブを用いたものが、円形チ
ューブを用いたものに比べて121%であり、(f)で
は、150%であった。
【0032】さらに、凝縮性能は(a)の楕円チューブ
を用いたものが、円形チューブを用いたものに比べて
0.6%増であり、(f)では3%増であった。そし
て、蒸発性能は(a)の楕円チューブを用いたものが、
円形チューブを用いたものに比べて1.1%増であり、
(f)では8%増であった。次に、別の比較例として、
長径/短径の比を本発明の上限範囲12以上の13.5とする
と、断面積同一の円形チューブのものに比較して、排水
性が極端に悪くなり、室内機においては冷房性能の低下
を招き、室外機においては霜取り性能の低下を招くこと
が判った。
【0033】次に、図7(a)〜(f)につき同様の実
験を試みた。このチューブ3は長軸上にも仕切4が存在
するものであり、図6のそれらと、凝縮性能、蒸発性
能、放熱量は共に、同等であった。それと共に、さらに
耐圧性の高いものとなる。同様に、図8の各(a)〜
(e)、図9の各(a)〜(f)につき同様の実験を試
みた。このチューブ3は中心に対して放射状の仕切4を
有するものであり、図6のそれらと、凝縮性能、蒸発性
能、放熱量が共に、同等であった。それと共に、耐圧性
の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す熱交換器の分解斜視図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の III− III矢視図。
【図4】同熱交換器の冷媒の流れを示す説明図であっ
て、熱交換器を凝縮器として用いた場合のものである。
【図5】同熱交換器に用いられるプレートフィン1の要
部を示す。
【図6】同熱交換器に用いるチューブの横断面の各例を
示す。
【図7】同熱交換器に用いるチューブの横断面の各例を
示す。
【図8】同熱交換器に用いるチューブの横断面の各例を
示す。
【図9】同熱交換器に用いるチューブの横断面の各例を
示す。
【図10】従来型熱交換器の説明図。
【符号の説明】
1 プレートフィン 2 チューブ挿通孔 3 チューブ 4 仕切 5 サイドプレート 6,6a タンク本体 7〜20 小室 21 コア 22 ブラケット部 23 サブコア 24 空気流 25 出入口パイプ 26 冷媒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小隙を有して並列された細長い多数のプ
    レートフィン(1) と、そのプレートフィン(1) のチュー
    ブ挿通孔(2) に夫々整合して挿通された横断面外周が楕
    円形のチューブ(3) とを有する空調用熱交換器におい
    て、 前記プレートフィン(1) のチューブ挿通孔(2) は、その
    長径方向がプレートフィン(1) の幅方向に平行に位置し
    て、等間隔に設けられると共に、隣接する列のチューブ
    挿通孔(2) は互いに半ピッチ長手方向に位置ずれして千
    鳥に形成され、 前記チューブ(3) の内部には、複数の仕切(4) が一体に
    形成され、 前記チューブ(3) の横断面の短径が2.75 mm 〜6mmであ
    り、その短径に対する長径の比が1.2 〜4であり、プレ
    ートフィン(1) の長手方向におけるチューブ挿通孔(2)
    のピッチP1 が11mm〜38mmであり、幅方向におけるチュ
    ーブ挿通孔(2)のピッチP2 が8mm〜25mmであり、 空気流(24)がプレートフィン(1) の幅方向に流通するよ
    うに構成されたことを特徴とする空調用熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記チューブ(3) 内がその仕切(4) により、3〜10の
    小区画に分割され、夫々の区画の各断面積を略同一する
    ように、その仕切(4) が配置された空調用熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記チューブ(3) に、横断面の短軸およびまたは長軸の
    位置に仕切(4) が設けられた空調用熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記チューブ(3) の内部に、その横断面の中心に対して
    放射方向に四以上の仕切(4) が設けられた空調用熱交換
    器。
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