JP2009097556A - バタフライバルブ - Google Patents

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秀明 奥野
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Abstract

【課題】シートリングの位置決めを容易に行うことができると共に、設計及び組立工程が制限されないバタフライバルブを提供すること。
【解決手段】貫通孔11が形成された弁箱10と、貫通孔11の内周面に嵌着されたシートリング20と、貫通孔11を横切ってこの弁箱10に回転可能に支持された弁棒12と、この弁棒12に固定されて弁棒12と共に回転して貫通孔11を開閉する弁体13とを備えたバタフライバルブ1であって、弁箱10には、貫通孔11から法線方向に延びる挿入孔14が形成され、この挿入孔14には、シートリング20の外周面を押圧する押圧部材30が出没自在に設けられると共に、シートリング20の外周面から突出して押圧部材30の先端部34に当接する当接突部24が挿入されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば管部材内を流れる流体の流量を調節するためのバタフライバルブに関するものである。
従来から、弁箱に形成された弁棒穴部分に、シートリングに当接する鍔部を有するベアリングが設けられたバタフライバルブが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このバタフライバルブでは、ベアリングを押し込むことでシートリングの外周面を押圧し、シートリングの圧縮量を調節するようになっている。
特開2002−181202号公報
ところで、上述のバタフライバルブでは、シートリングが弁箱の貫通孔に沿ったリング形状を呈しているので、このシートリングを嵌合する際に周方向に回転しやすいという問題が生じていた。
そのため、シートリングの位置決めが困難であり、弁箱に形成された弁棒穴とシートリングに形成された弁棒貫通孔とを対応させることが難しくなっていた。
また、ベアリングには、シートリングに当接する鍔部が形成されているので、このベアリングを弁箱の弁棒穴内に挿入するには、貫通孔側から挿入しなければならなかった。
これにより、貫通孔の直径よりもベアリングの軸方向の全長が長いと挿入することができず、設計が制限されてしまうということがあった。さらに、あらかじめベアリングを組み付けてからシートリングを貫通孔に取り付ける必要があり、組立工程も制限されてしまっていた。
そこで、この発明は、シートリングの位置決めを容易に行うことができると共に、設計及び組立工程が制限されないバタフライバルブを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、この発明に係るバタフライバルブは、貫通孔が形成された弁箱と、前記貫通孔の内周面に嵌着されたシートリングと、前記貫通孔を横切ってこの弁箱に回転可能に支持された弁棒と、該弁棒に固定されてこの弁棒と共に回転して前記貫通孔を開閉する弁体とを備えたバタフライバルブであって、前記弁箱には、前記貫通孔から法線方向に延びる挿入孔が形成され、該挿入孔には、前記シートリングの外周面を押圧する押圧部材が出没自在に設けられると共に、前記シートリングの外周面から突出して前記押圧部材の先端部に当接する当接突部が挿入されていることを特徴としている。
また、前記押圧部材には、前記弁棒が貫通する軸孔が形成され、前記当接突部には、前記弁棒が貫通する弁棒貫通孔が形成され、前記弁棒は、前記押圧部材の軸孔及び前記当接突部の弁棒貫通孔を貫通して、前記弁箱に支持されていてもよい。
また、前記挿入孔の内周面にはねじ溝が形成され、前記押圧部材には、該ねじ溝に噛合するねじ部が形成されていてもよい。
また、前記押圧部材と前記当接突部との間には、前記押圧部材からの押圧力を均等に伝達する伝達板が介在されていてもよい。
また、前記弁箱には、前記貫通孔の中心を挟んで、前記挿入孔に対向する位置に該挿入孔と同方向に延びる第二挿入孔が形成され、該第二挿入孔には、前記シートリングから突出した第二突部が挿入されていてもよい。
この発明によれば、シートリングの周方向の位置決めを挿入孔内に当接突部を挿入することにより行うことができる。そのため、シートリングが周方向に移動することがなくなり、位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、押圧部材の先端部が挿入孔に挿入された当接突部に当接するので、この押圧部材の先端部が挿入孔内に位置することとなり、押圧部材を弁箱の外側から挿入孔に挿入することができる。
これにより、設計及び組立工程の制限がなくなり、これらの自由度を向上させることができる。
また、弁棒が押圧部材及び当接突部を貫通するように配置することにより、シートリングのうち、常に弁体に接触している弁棒周囲の部分を押圧することができ、長期の使用によって最も磨耗しやすい部分を押圧することができる。そのため、シートリングに磨耗が生じても止水性の低下を防止して、製品寿命の向上を図ることができる。
さらに、流体が弁棒に沿って漏れ出にくくすることができ、止水性の向上をさらに図ることが可能となる。
また、挿入孔内にねじ溝を形成し、押圧部材にねじ部を形成したことにより、挿入孔内のねじ溝に押圧部材のねじ部を噛合させることで押圧部材の位置を調整することができ、シートリングの圧縮量を容易に調整することが可能となる。
また、押圧部材と当接突部との間に伝達板を介在させることにより、当接突部に均等に押圧力を伝達でき、シートリングの圧縮が偏りにくくなる。そのため、より安定した止水性を実現することができる。
また、弁箱に形成された第二挿入孔にシートリングから突出した第二突部が挿入されることにより、押圧部材による押圧力を第二突部によっても支持することができて、さらにシートリングの圧縮を偏りにくくすることができる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態のバタフライバルブを説明する。
この発明に係るバタフライバルブ1は、図1に示すように、貫通孔11が形成された弁箱10と、この貫通孔11の内周面11aに嵌着されたシートリング20と、弁箱10に回転可能に支持された弁棒12と、この弁棒12に固定された弁体13とを備えている。
弁箱10は、流体を案内する図示しない管部材内に配置され、例えばポリ塩化ビニルやポリプロピレンからなる合成樹脂材料で形成されたほぼ円板形状を呈している。また、貫通孔11は、この弁箱10のほぼ中心に貫通形成されている。
そして、この弁箱10には、貫通孔11から法線方向に延びる挿入孔14と、貫通孔11の中心Oを挟んで挿入孔14に対向すると共に、この挿入孔14と同方向に沿って延びる第二挿入孔15とが形成されている。すなわち、挿入孔14と第二挿入孔15とは、同一直線上に位置することとなる。
ここで、挿入孔14は、弁箱10を貫通しており、第二挿入孔15は、弁箱10の内部に設けられた軸受部Jに連通している。
また、挿入孔14の内径は、シートリング20の後述する当接突部24及び後述する押圧部材30が挿入可能な大きさに形成されている。また、この挿入孔14は、弁箱10の外表面に開放した端部に内径が拡径された拡径部14aが形成されており、この拡径部14aの内周面にはねじ溝14bが形成されている。さらに、拡径部14aの開口端部には、複数の固定用切欠部14cが等間隔に間をおいて形成されている(図2参照)。
第二挿入孔15の内径は、弁棒12が挿入可能な大きさに形成されている。また、この第二挿入孔15は、貫通孔11に開放した端部15aの内径がシートリング20の後述する第二突部25が挿入可能な大きさに形成されている。
シートリング20は、例えばEPDMやFPM等の弾性変形可能な樹脂材料によって形成されており、図3に示すように、両端が開放した円筒状の本体部21と、この本体部21の両端部にそれぞれ形成された一対のフランジ部22,22とを有している。
そして、本体部21の外径は、弁箱10の貫通孔11の内径とほぼ同じ大きさであり、内径は弁体13の外径よりもわずかに小さい大きさとなっている。また、この本体部21の外周面21aには、周方向に延びる複数の突条部23,…が形成されている。
さらに、この本体部21には、外周面21aから法線方向に沿って突出した当接突部24及び第二突部25が形成されている。
当接突部24は、弁箱10に形成された挿入孔14に嵌合可能な外径を有すると共に、本体部21を貫通する弁棒貫通孔24aが形成されている。この弁棒貫通孔24aは、弁棒12が貫通可能な大きさに形成されている。
一方、第二突部25は、弁箱10に形成された第二挿入孔15の端部15aに嵌合可能な外径を有すると共に、本体部21を貫通する第二弁棒貫通孔25aが形成されている。この第二弁棒貫通孔25aは、弁棒12が貫通可能な大きさに形成されている。
また、この第二突部25は、貫通孔11の中心Oを挟んで当接突部24に対向する位置に設けられている。すなわち、当接突部24と第二突部25とは、同一直線上に位置することとなる。
押圧部材30は、例えばポリ塩化ビニルやポリプロピレンからなる弁箱10と同じ合成樹脂材料によって形成されると共に、弁箱10の挿入孔14内に挿入可能な外径を有する円筒形状を呈している。
また、この押圧部材30には、軸方向に延びる軸孔31が貫通形成されている。さらに、押圧部材30の一方の端部には、拡径部14a内に収容される頭部32が形成され、中間部には、Oリング33が嵌合する環状溝部33aが形成されている。
頭部32は、周面にねじ溝14bに噛合するねじ部32aが形成され、端部に複数の治具受切欠部32bが等間隔に間をおいて形成されている(図2参照)。
弁棒12は、ここではステンレス等の金属によって形成された棒部材であり、中間部に弁体13が固定されている。
そして、この弁棒12は、挿入孔14内に配置された押圧部材30の軸孔31と、シートリング20の当接突部24に形成された弁棒貫通孔24aとを貫通し、弁箱10の貫通孔11を横切って、シートリング20の第二弁棒貫通孔25aと、第二挿入孔15とを貫通して、一端部12aが軸受部Jに回転可能に保持されている。
また、弁棒12の他端部12bは、図1に示すように、弁体10の拡径部14aから外方に向かって突出している。なお、この他端部12bは、図示しない操作ハンドル等が固定可能な形状に形成されている。
さらに、この弁棒12には、軸孔31内に位置する部分に二つの環状溝部16a,16bが形成され、第二挿入孔15内に位置する部分に一つの環状溝部16cが形成されている。各環状溝部16a,16b,16cには、それぞれOリング17が嵌合されている。
弁体13は、ここではポリプロピレン等の樹脂材料によって形成されたほぼ円板形状を呈しており、弁棒12が貫通固定される軸貫通孔13aが形成されている。そして、弁棒12の回転に伴って貫通孔11内で回転するようになっている。
この弁体13の外径は、シートリング20の本体部21の内径よりもわずかに大きく形成されており、シーリング20に対してほぼ平行に位置した際に、このシートリング20の本体部21の内側に圧接するようになっている。
次に、この発明のバタフライバルブ1の作用について説明する。
このバタフライバルブ1を組み立てるには、まず、弁箱10の貫通孔11内にシートリング20を嵌着させる。
このとき、シートリング20の当接突部24を弁箱10の挿入孔14内に挿入すると共に、第二突部25を第二挿入孔15内に挿入する。
これにより、シートリング20が周方向に回転移動しなくなり、このシートリング20を容易に位置決めすることができる。
また、当接突部24が挿入孔14内に挿入されることで、挿入孔14と弁棒貫通孔24aとが同一直線状に配置される。そして、第二突部25が第二挿入孔15内に挿入されることで、第二挿入孔15と第二弁棒貫通孔25aとが同一直線上に配置される。
ここで、挿入孔14と第二挿入孔15とが同一直線上に位置し、弁棒貫通孔24aと第二弁棒貫通孔25aとが同一直線上に位置しているので、挿入孔14、弁棒貫通孔24a、第二弁棒貫通孔25a、第二挿入孔15が同一直線上に位置することとなる。
さらに、本体部21の両端部に形成された一対のフランジ部22,22は、それぞれ貫通孔11の周縁部を覆い、これらのフランジ部22,22によって弁箱10が挟み込まれる。
次に、弁箱10の外側から挿入孔14に押圧部材30を挿入し、頭部32を拡径部14a内にねじ込む。このとき、図示しない治具を頭部32に形成された治具受切欠部32bに嵌め込み、この治具により押圧部材30を回転させる。
このように、弁箱10の外側から押圧部材30を挿入するので、貫通孔11の大きさに関わらず押圧部材30を設計することができ、設計が制限されず、設計の自由度の向上を図ることができる。
また、シートリング20を嵌着させてから押圧部材30を組み付けることができるので、組立の自由度も向上できる。なお、押圧部材30を組み込んでからシートリング20を嵌着させてもよい。
そして、頭部32を回転させることで、この頭部32のねじ部32aが拡径部14aのねじ溝14bに噛合し、頭部32が拡径部14a内に収容される。
また、挿入孔14内に押圧部材30が挿入された際に、押圧部材30の軸孔31が挿入孔14と同軸になるので、この軸孔31と、シートリング20の弁棒貫通孔24a、第二弁棒貫通孔25a、第二挿入孔15とが同一直線上に位置する。
なお、この押圧部材30の環状溝部33aには、あらかじめOリング33を嵌着しておく。
そして、この押圧部材30の頭部32とは反対側の先端部34が、シートリング20の当接突部24に当接しない状態又はわずかに当接した状態でねじ込みを停止しておく。
続いて、貫通孔11内に弁体13を配置する。このとき、弁体13の軸貫通孔13aを、軸孔31、弁棒貫通孔24a、第二弁棒貫通孔25a、第二挿入孔15と同一直線上に位置するように配置し、保持する。なお、このときのシートリング20の圧縮量は比較的小さいため、弁体13を円滑に貫通孔11内に配置することができる。
そして、弁棒12を、押圧部材30の軸孔31、シートリング20の弁棒貫通孔24a、弁体13の軸貫通孔13a、シートリング20の第二弁棒貫通孔25a、第二挿入孔15の順に挿入し、一端部12aを軸受部Jに回転可能に固定する。これにより、弁棒12が回転可能に弁箱10に保持される。
なお、弁棒12の各環状溝部16a,16b,16cには、それぞれあらかじめOリング17を嵌着しておく。
最後に、押圧部材30を、先端部34がシートリング20の当接突部24の端面に当接するまでねじ込んだ後、さらにこの押圧部材30をねじ込み、シートリング20の圧縮量(潰し率)を増加させる。
そして、所定の圧縮量を得られたら、互いに対向する固定用切欠部14cと治具受切欠部32bとの中に図示しない固定用ピンを挿入し、押圧部材30が逆回転してねじ込みが解除されることを防止する。
なお、シートリング20の圧縮量は、押圧部材30の回転トルクを測定することにより定量的に換算して管理する。
このように、弁棒12及び弁体13を配置した後、押圧部材30を押し込むことでシートリング20の外周面を押圧し、このシートリング20の圧縮量を調整することができる。
これにより、例えば、収縮率の異なる材質でシートリング20を形成した場合や、寸法誤差の発生等によりシートリング20の内径にバラツキが生じても、弁体13とシートリング20との間に生じる圧接力を一定にすることができ、安定した止水性を得ることが可能となる。
また、硬さ(弾性力)の異なる材質によりシートリング20を形成した場合であっても、弁体13とシートリング20との間の圧接力を一定にできて安定した止水性を得ることができる。
さらに、このように寸法誤差や硬さの違いが生じても、弁体13とシートリング20との間に生じる圧接力を一定にすることができるので、共通の弁箱10を使用することができて、コストの低減を図ることができる。
また、長期の使用によりシートリング20に磨耗が生じても、シートリング20の圧縮量を増加させることで止水性を向上させ、製品の寿命の向上を図ることができる。
特に、上述の実施の形態では、押圧部材30に弁棒12が貫通する軸孔31が形成されると共に、当接突部24に弁棒12が貫通する弁棒貫通孔24aが形成されることにより、弁棒12が、軸孔31及び弁棒貫通孔24aを貫通して弁箱10の軸受部Jに支持されている。
これにより、シートリング20のうち、常に弁体13に接触しているため最も磨耗しやすい部分である弁棒12の周囲の部分を、押圧部材30によって押圧することができる。そのため、シートリング20に磨耗が生じても止水性の低下を防止し、製品の長寿命化を図ることができる。
さらに、上述の実施の形態では、弁箱10の貫通孔11の中心Oを挟んで挿入孔14に対向する位置に、この挿入孔14と同方向に延びる第二挿入孔15が形成され、この第二挿入孔15には、シートリング20から突出した第二突部25が挿入されている。
これにより、押圧部材30を挿入孔14内に押し込んだことで生じる押圧力を、第二突部25によっても支持することができ、シートリング20に作用する圧縮力が分散して、このシートリング20の圧縮を偏りにくくすることができる。
また、上述の実施の形態では、挿入孔14の拡径部14aの内周面にねじ溝14bが形成され、押圧部材30の頭部32にねじ溝14bに噛合するねじ部32aが形成されている。
これにより、押圧部材30を挿入孔14内にねじ込むことで、この挿入孔14内での押圧部材30の位置を調節することができ、シートリング20の圧縮量の調整を容易に行うことが可能である。
以上、この発明にかかる実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
例えば、押圧部材30と当接突部24との間に、弁棒12が貫通可能な貫通孔が形成されたワッシャー形状の伝達板(図示せず)が介在されていてもよい。
この伝達板は、例えば弁箱10や押圧部材30と同等の材質により形成されており、押圧部材30からの押圧力を当接突部24に均等に伝達することができる。
これにより、シートリング20の圧縮がさらに偏りにくくなり、より安定した止水性を実現することができる。
また、図4に示すバタフライバルブ2のようであってもよい。
このバタフライバルブ2では、弁箱10´の挿入孔14には、拡径部14a以外の部分の内周面にねじ溝14b´が形成されている。また、押圧部材40は、頭部42とは反対側の先端部44の外周面にねじ溝14b´に噛合するねじ部44aが形成されている。なお、押圧部材40の頭部42の周面には環状溝部42aが形成され、この環状溝部42a内にはOリング42bが嵌着されている。
この場合であっても、押圧部材40を挿入孔14内にねじ込むことで、シートリング20を押圧して圧縮することができる。
さらに、図5(a)に示すバタフライバルブ3のようであってもよい。
このバタフライバルブ3では、弁箱50に形成された挿入孔51の内周面にねじ溝が形成されておらず、押圧部材52とシートリング20の当接突部24との間には、複数のワッシャー部材53,…が介在されている。
このバタフライバルブ3において押圧部材52を押し込むには、図示しない操作ハンドル等を弁箱50に締結する際の締結力を利用する。すなわち、操作ハンドル等を弁箱50に締結する際に、押圧部材52の頭部52aを押さえつけ、これによりシートリング20の当接突部24を押圧して圧縮する。
なお、この場合のシートリング20の圧縮量は、ワッシャー部材53の枚数(厚み)により管理する。また、押圧部材52は操作ハンドル等により押さえつけられるので、図5(b)に示すように、固定用切欠部及び治具受切欠部は形成されていない。
この場合であっても、シートリング20を押圧して圧縮することが可能である。また、ワッシャー部材53により、押圧部材52からの押圧力を当接突部24に均等に伝達することができる。
さらに、図6に示すバタフライバルブ4のようであってもよい。
このバタフライバルブ4では、弁箱60に貫通孔11から法線方向に延びる複数の挿入孔61,…が形成され、各挿入孔61には、シートリング20´の外周囲を押圧する押圧部材62が出没自在に設けられると共に、シートリング20´から突出して、押圧部材62の先端部62aに当接する当接突部24´がそれぞれ挿入されている。
各挿入孔61は、貫通孔11の中心Oを挟んで一対ずつ対向するように形成されている。また、この挿入孔61は、弁箱60の外表面に開放した端部に内径が拡径した拡径部61aが形成され、この拡径部61aの内周面にねじ溝61bが形成されている。なお、拡径部61aの開口端部には、固定用切欠部61cが形成されている。
一方、各押圧部材62は、先端部62aの反対側の端部に拡径部61a内に収容される頭部62bが形成され、この頭部62bの周面にねじ部62cが形成されている。なお、頭部62bの端部には治具受切欠部62dが形成されている。
この場合であっても、シートリング20´の位置決めを、挿入孔61内に当接突部24´を挿入することにより行うことができる。そのため、シートリング20´が周方向に移動することがなくなり、位置決めを容易に行うことが可能となる。
また、各押圧部材61を弁箱60の外側から挿入することができ、設計及び組立工程の制限がなくなり、これらの自由度を向上させることができる。
さらに、各押圧部材60を挿入孔61内に押し込むことでシートリング20´を圧縮させて確実な止水性を得ることができると共に、複数の押圧部材61,…によって圧縮させるので、止水性をさらに向上させることができる。
本発明に係るバタフライバルブを概略的に示す縦断面図である。 本発明に係るバタフライバルブの上面図である。 (a)はシートリングの正面図であり、(b)はシートリングの一部を破断した側面図である。 本発明に係るバタフライバルブの他の例の第一を概略的に示す縦断面図である。 (a)は本発明に係るバタフライバルブの他の例の第二を概略的に示す縦断面図であり、(b)はその上面図である。 本発明に係るバタフライバルブの他の例の第三を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
1 バタフライバルブ
10 弁箱
11 貫通孔
12 弁棒
13 弁体
14 挿入孔
20 シートリング
24 当接突部
30 押圧部材
34 先端部

Claims (5)

  1. 貫通孔が形成された弁箱と、前記貫通孔の内周面に嵌着されたシートリングと、前記貫通孔を横切ってこの弁箱に回転可能に支持された弁棒と、該弁棒に固定されてこの弁棒と共に回転して前記貫通孔を開閉する弁体とを備えたバタフライバルブであって、
    前記弁箱には、前記貫通孔から法線方向に延びる挿入孔が形成され、
    該挿入孔には、前記シートリングの外周面を押圧する押圧部材が出没自在に設けられると共に、前記シートリングの外周面から突出して前記押圧部材の先端部に当接する当接突部が挿入されていることを特徴とするバタフライバルブ。
  2. 前記押圧部材には、前記弁棒が貫通する軸孔が形成され、前記当接突部には、前記弁棒が貫通する弁棒貫通孔が形成され、
    前記弁棒は、前記押圧部材の軸孔及び前記当接突部の弁棒貫通孔を貫通して、前記弁箱に支持されることを特徴とする請求項1に記載のバタフライバルブ。
  3. 前記挿入孔の内周面にはねじ溝が形成され、前記押圧部材には、該ねじ溝に噛合するねじ部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバタフライバルブ。
  4. 前記押圧部材と前記当接突部との間には、前記押圧部材からの押圧力を均等に伝達する伝達板が介在されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバタフライバルブ。
  5. 前記弁箱には、前記貫通孔の中心を挟んで前記挿入孔に対向する位置に、該挿入孔と同方向に延びる第二挿入孔が形成され、
    該第二挿入孔には、前記シートリングから突出した第二突部が挿入されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバタフライバルブ。


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JPS59115162U (ja) * 1983-01-25 1984-08-03 株式会社栗本鉄工所 バタフライ弁の軸受部における弁箱弁座の押圧力調整装置

Patent Citations (3)

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