JP2009097410A - パティキュレートフィルタにおけるpm捕集量推定装置およびフィルタ再生システム - Google Patents

パティキュレートフィルタにおけるpm捕集量推定装置およびフィルタ再生システム Download PDF

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崇 小山
Hisashi Oki
久 大木
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Abstract

【課題】内燃機関の排気通路に設けられたフィルタに捕集されたPMの量をより精度良く推定することが出来る技術を提供することを目的とする。
【解決手段】フィルタに一対の電極を設ける。そして、一対の電極間に液体の状態の水が存在していないと判断されたときに(S102)、該一対の電極間の静電容量に基づいてフィルタに捕集されたPMの量を算出する(S104、S105)。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に設けられたパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)における粒子状物質(Particulate Matter:以下、PMと称する)の捕集量を推定するPM捕集量推定装置、および、フィルタに捕集されたPMを除去するフィルタ再生システムに関する。
内燃機関の排気通路にフィルタが設けられている場合、該フィルタに捕集されたPMを酸化させて除去する所謂フィルタ再生制御が行われる。このフィルタ再生制御は、フィルタにおけるPM捕集量を推定し、その推定値が所定の閾値以上となったときに実行される場合がある。この場合、フィルタにおけるPM捕集量を精度良く推定することが重要である。
フィルタにおけるPM捕集量の推定方法としては、前回のフィルタ再生制御の実行が終了した時点からの内燃機関での燃料噴射量の積算量や内燃機関の運転状態の履歴等に基づいて推定する方法が知られている。また、フィルタに一対の電極を設け、該一対の電極間のインピーダンスに基づいてPM捕集量を推定する方法(特許文献1参照)や該一対の電極間の電気抵抗に基づいてPM捕集量を推定する方法も開発されている(特許文献2または3参照)。
実開昭61−19755号公報 特開平8−68313号公報 実開平5−17115号公報
本発明は、内燃機関の排気通路に設けられたフィルタに捕集されたPMの量をより精度良く推定することが出来る技術を提供することを目的とする。
本発明では、フィルタに一対の電極を設ける。そして、一対の電極間に液体の状態の水が存在していないと判断されたときに、該一対の電極間の静電容量に基づいてフィルタに捕集されたPMの量を算出する。
より詳しくは、第一の発明に係るパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置は、
内燃機関の排気通路に設けられたパティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を推定するパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置であって、
前記パティキュレートフィルタに設けられた少なくとも一対の電極と、
該一対の電極間の静電容量を検出する静電容量検出手段と、
前記一対の電極間の静電容量に基づいて前記パティキュレートフィルタに捕集されたPMの量を算出するPM捕集量算出手段と、
前記一対の電極間に液体の状態の水が存在するか否かを判別する判定手段と、を備え、
前記PM捕集量算出手段が、前記判定手段によって前記一対の電極間に液体の状態の水が存在しないと判定されたときに、前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を算出することを特徴とする。
本発明では、一対の電極間の静電容量に基づいてフィルタにおけるPM捕集量を算出する。液体の状態の水の誘電率はPMの誘電率に比べて非常に高いため、一対の電極間に液体の状態の水が存在すると、一対の電極間の静電容量に基づいてPM捕集量を精度良く算出することが困難となる虞がある。
そこで、本発明においては、一対の電極間に液体の状態の水が存在しないと判定されたときにPM捕集量を算出する。これにより、PM捕集量をより精度良く算出することが出来る。
尚、判定手段は、フィルタの温度が100℃以上の温度である第一の所定温度以上であるときに一対の電極間に液体の状態の水が存在しないと判定してもよい。
本発明においては、内燃機関の運転状態が所定の運転状態のときにフィルタにおけるPM捕集量を算出してもよい。
これによれば、常に一対の電極間に存在する水蒸気量が略同一のときにPM捕集量を算出することが出来る。従って、PM捕集量をより精度良く算出することが出来る。
また、本発明において、排気中の水蒸気量を推定する水蒸気量推定手段をさらに備えた場合は、一対の電極間の静電容量および排気中の水蒸気量に基づいてフィルタにおけるPM捕集量を算出してもよい。
これによっても、PM捕集量をより精度良く算出することが出来る。
本発明においては、フィルタの温度が可溶有機成分(Soluble Organic Fraction:以下、SOFと称する)が酸化する第二の所定温度以上であるときに、フィルタにおけるPM捕集量を算出してもよい。
PMには煤(soot)およびSOFが含まれている。SOFはsootに比べてより低い温度で酸化される。ここで、第二の所定温度は、SOFは酸化されるがsootは酸化されない温度である。
上記によれば、フィルタに捕集されたsootの量をPM捕集量として算出することが出来る。
尚、上記においては、フィルタに流入する排気を昇温させる排気昇温手段をさらに備えていてもよい。この場合、フィルタにおけるPM捕集量を算出するときに、排気昇温手段によってフィルタに流入する排気を昇温させることによりフィルタの温度を第二の所定温度以上に上昇させてもよい。
これによれば、内燃機関の機関負荷が上昇することによってフィルタの温度が第二の所定温度以上となるときを待つことなく、フィルタに捕集されたsootの量をPM捕集量として算出することが出来る。
本発明において、フィルタはウォールフロー型のものでもよい。この場合、フィルタの下流側端面においてセルを塞ぐ栓部に一対の電極のうち一方の電極を儲け、フィルタの途中の隔壁に一対の電極のうちの他方の電極を設けてもよい。
フィルタがウォールフロー型のものである場合、下流側端部を栓部によって塞がれているセルにおける栓部付近にPMが捕集され易い。そのため、一対の電極を上記のように設
けると、該一対の電極間に空間に閉めるPMの割合をより大きくすることが出来る。従って、PM捕集量の算出精度をより高めることが出来る。
上記の場合、他方の電極を、フィルタの断面形状と同一の網目形状としてもよい。
これによれば、他方の電極の電極面積をより大きくすることが出来る。
また、フィルタの外周部近傍に捕集されたPMは、フィルタ再生制御が実行されても除去され難く堆積し続ける虞がある。そこで、一方の電極および他方の電極を、フィルタの外周部近傍を除いた部分に設けてもよい。
これによれば、フィルタ再生制御を実行しても除去することが困難なPMを除いた分のPM捕集量を算出することが出来る。
本発明において、フィルタ再生制御を実行するフィルタ再生制御実行手段をさらに備えている場合、フィルタ再生制御の実行開始後に一対の電極間の静電容量が定常状態となったときフィルタ再生制御の実行を終了させてもよい。そして、フィルタ再生制御終了後のフィルタにおけるPM捕集量を、一対の電極間の静電容量からフィルタ再生制御が終了した時点の一対の電極間の静電容量を減算した値に基づいて算出してもよい。
フィルタ再生制御を実行してもPMのうちアッシュとなったものは酸化されず、フィルタに堆積し続ける。そのため、フィルタ再生制御の実行開始後に一対の電極間の静電容量が定常状態となったときは、除去可能なPMは除去されたが、フィルタにアッシュが残った状態となっている。上記によれば、この状態となったときにフィルタ再生制御の実行が終了される。
そして、上記によれば、フィルタ再生制御終了後においては、フィルタに堆積したアッシュ分を除いたPM捕集量を算出することが出来る。
第二の発明に係るフィルタ再生システムは、
上記第一の発明に係るパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置と、
前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質を酸化させて除去するフィルタ再生制御を実行するフィルタ再生制御実行手段と、を備え、
前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が所定の再生実行PM捕集量以上であるときにフィルタ再生制御の実行を開始するフィルタ再生システムであって、
内燃機関の機関負荷が高いときは内燃機関の機関負荷が低いときよりも前記再生実行PM捕集量が小さい値に設定され、且つ、
前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が所定PM捕集量より少ないときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合、フィルタ再生制御の実行中に内燃機関の機関負荷が所定機関負荷より低くなったとなったときはその時点でフィルタ再生制御の実行を終了させ、
前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が前記所定PM捕集量以上のときにフィルタ再生制御の実行が開始されたときは、内燃機関の機関負荷に関わらず、前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が所定の再生終了PM捕集量以下となるまでフィルタ再生制御の実行を継続することを特徴とする。
フィルタ再生制御においては、PMの酸化が可能となる温度までフィルタを昇温させるためのエネルギが必要となる。本発明によれば、フィルタ再生制御のために使用されるエネルギを可及的に抑制しつつフィルタに捕集されたPMの過剰な増加を抑制することが出来る。
尚、再生終了PM捕集量とは、PM捕集量が十分に減少したと判断出来る閾値である。本発明においては、フィルタにおけるPM捕集量が所定PM捕集量以上のときにフィルタ再生制御の実行が開始された後、一対の電極間の静電容量が定常状態となったときにPM捕集量が再生終了PM捕集量となったと判断してもよい。
本発明によれば、内燃機関の排気通路に設けられたフィルタに捕集されたPMの量をより精度良く推定することが出来る。
以下、本発明に係る、パティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置およびフィルタ再生システムの具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施例1>
<内燃機関およびその吸排気系の概略構成>
図1は、本実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は4つの気筒2を有する車両駆動用のディーゼルエンジンである。各気筒2には該気筒2内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁3が設けられている。
内燃機関1には、インテークマニホールド5およびエキゾーストマニホールド7が接続されている。インテークマニホールド5には吸気通路4の一端が接続されている。エキゾーストマニホールド7には排気通路6の一端が接続されている。
吸気通路4にはターボチャージャ8のコンプレッサハウジング8aが設置されている。排気通路6にはターボチャージャ8のタービンハウジング8bが設置されている。
吸気通路に4におけるコンプレッサハウジング8aよりも上流側にはエアフローメータ11が設けられている。吸気通路4におけるコンプレッサハウジング8aよりも下流側にはスロットル弁12が設けられている。
排気通路6におけるタービンハウジング8bより下流側には酸化触媒9が設けられている。また、排気通路6における酸化触媒9より下流側にはフィルタ10が設けられている。尚、フィルタ10に酸化触媒や吸蔵還元型NOx触媒が担持されていてもよい。
排気通路6におけるタービンハウジング8bより下流側且つ酸化触媒9より上流側には排気中に燃料を添加する燃料添加弁13が設けられている。排気通路6におけるフィルタ10より下流側には排気の温度を検出する温度センサ19が設けられている。
また、本実施例においては、フィルタ10に一対の電極14a、14bが設けられている。各電極14a、14bは静電容量検出回路15に電気的に接続されており、該静電容量検出回路15によって電極14a、14b間の静電容量が検出される。本実施例においては、静電容量検出回路15が本発明に係る静電容量検出手段に相当する。フィルタ10の構造の詳細については後述する。
内燃機関1には電子制御ユニット(ECU)20が併設されている。このECU20は内燃機関1の運転状態等を制御するユニットである。ECU20には、エアフローメータ11、温度センサ19、クランクポジションセンサ21およびアクセル開度センサ22が電気的に接続されている。クランクポジションセンサ21は内燃機関1のクランク角を検出する。アクセル開度センサ22は内燃機関1を搭載した車両のアクセル開度を検出する
。各センサの出力信号がECU20に入力される。また、ECU20には、静電容量検出回路15も電気的に接続されており、該静電容量検出回路15によって検出された電極14a、14b間の静電容量はECU20に入力される。
ECU20は、クランクポジションセンサ21の検出値に基づいて内燃機関1の機関回転数を導出する。また、ECU20は、アクセル開度センサ22の検出値に基づいて内燃機関1の機関負荷を導出する。また、ECU20は、温度センサ19の検出値に基づいてフィルタ10の温度を導出する。
また、ECU20には、各燃料噴射弁3、スロットル弁12、燃料添加弁13が電気的に接続されている。そして、ECU20によってこれらが制御される。
<フィルタの構造>
次に、フィルタ10の構造について図2に基づいて説明する。図2の(a)は、フィルタ10の概略構造を示す斜視図であり、図2の(b)は、フィルタ10の軸方向の断面の一部を拡大した図である。尚、図2において、矢印は排気の流れを表している。
フィルタ10は所謂ウォールフロー型のフィルタであって、その内部に隔壁16によって区画された複数のセル17が形成されている。また、フィルタ10の下流側端面において、一部のセル17が栓部18によって塞がれている。
そして、一対の電極14a、14bのうちの一方の電極14aが栓部18に埋め込まれている。また、一対の電極14a、14bのうちの他方の電極14bがフィルタ10の途中の隔壁16内に埋め込まれている。他方の電極14bは、フィルタ10の軸方向と垂直に交わる方向の断面形状と同様の網目形状となっている。他方の電極14bをこのような網目形状とすることで、フィルタ10の断面部の一部(隔壁16の断面部の一部)に電極14bを設ける場合に比べて他方の電極14bの電極面積をより大きくすることが出来る。
尚、本実施例に係る電極14a、14bは、フィルタ10の製造時に栓部18および隔壁16にそれぞれ埋め込まれる。また、一方の電極14aは栓部18の表面に設けられてもよく、他方の電極14bは隔壁16の表面に設けられてもよい。
<PM捕集量推定方法>
フィルタ10に捕集されたPMの量が増加すると、電極14a、14b間に存在するPMの量も必然的に増加する。そして、電極14a、14b間に存在するPMの量が変化すると、これらの間の静電容量が変化する。そこで、本実施例においては、静電容量検出回路15によって電極14a、14b間の静電容量を検出し、検出された静電容量に基づいてECU20がフィルタ10におけるPM捕集量を算出する。
また、排気には水分が含まれるため、フィルタ10の内部、即ち電極14a、14b間に水が液体の状態で存在する場合がある。液体の状態の水の誘電率はPMの誘電率に比べて非常に高いため、電極14a、14b間に液体の状態の水が存在すると、電極14a、14b間の静電容量に基づいてPM捕集量を精度良く算出することが困難となる虞がある。そこで、本実施例においては、電極14a、14b間に液体の状態の水が存在しないと判断出来るときにPM捕集量の算出を実行する。
ここで、本実施例に係るPM捕集量の算出ルーチンについて、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で繰り返し実行される。尚、本実施例においては、本ルーチンを実行
するECU20が、本発明に係るPM捕集量算出手段に相当する。
本ルーチンでは、ECU20は、先ずS101において、温度センサ19の検出値に基づいてフィルタ10の温度を導出する。
次に、ECU20は。S102に進み、フィルタ10の温度Tfが第一所定温度Tf1以上であるか否かを判別する。第一所定温度Tf1は100℃以上の温度であって、予め定められた温度である。つまり、フィルタ10の温度Tfが第一所定温度Tf1以上であると判定されたときは、電極14a、14b間に液体の状態の水が存在しないと判断出来る。S102において、肯定判定された場合、ECU20はS103に進み、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。尚、本実施例においては、このS102を実行するECU20が本発明に係る判定手段に相当する。
S103において、ECU20は、内燃機関1の運転状態がフューエルカット状態である否かを判別する。内燃機関1は、該内燃機関1を搭載した車両の減速時等に燃料噴射弁3からの燃料噴射が停止される、所謂フューエルカット状態となる。このS103において、肯定判定された場合、ECU20はS104に進み、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S104において、ECU20は、静電容量検出回路15によって検出される電極14a、14b間の静電容量Cfを読み込む。
次に、ECU20は、S105に進み、電極14a、14b間の静電容量Cfに基づいてフィルタ10におけるPM捕集量Qpmを算出する。尚、電極14a、14b間の静電容量CfとPM捕集量Qpmとの関係を実験等によって求めておき、これらの関係をマップとしてECU20に予め記憶しておいてもよい。この場合、該マップに電極14a、14b間の静電容量Cfを代入することでPM捕集量Qpmを算出する。S105を実行した後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
以上説明したルーチンによれば、電極14a、14b間に液体の状態の水が存在しないと判断出来るときの電極14a、14b間の静電容量Cfに基づいてフィルタ10におけるPM捕集量が算出される。従って、PM捕集量をより精度良く算出することが出来る。
また、上記ルーチンでは、内燃機関1の運転状態がフューエルカット状態のときにPM捕集量が算出される。電極14a、14b間に液体の状態の水が存在しない場合であっても、電極14a、14b間に存在する水蒸気量が変化することによって該電極14a、14b間の静電容量が変化する虞がある。上記のように、常に内燃機関1の運転状態が所定の運転状態(本実施例ではフューエルカット状態)であるときにPM捕集量の算出を実行することで、電極14a、14b間に存在する水蒸気量が略同一のときにPM捕集量を算出することが出来る。従って、PM捕集量をより精度良く算出することが出来る。
尚、本実施例においては、内燃機関1の運転状態がフューエルカット状態であるときにPM捕集量の算出を実行したが、PM捕集量の算出実行の条件となる所定の運転状態をフューエルカット状態以外の運転状態(例えば、アイドリング状態)に定めてもよい。しかしながら、内燃機関1の運転状態がフューエルカット状態であるときは、フィルタ10内に排気が存在しない状態となる。そのため、内燃機関1の運転状態がフューエルカット状態ときにPM捕集量を算出することで、電極14a、14b間に存在する水蒸気量が最も少ない状態でPM捕集量を算出することが可能となる。
<電極の配置の変形例1>
また、本実施例においては、フィルタ10に捕集されたPMを除去すべくフィルタ再生制御が行われる(フィルタ再生制御の詳細については後述する)。しかしながら、フィルタ10の外周部近傍は、フィルタ再生制御の実行時において高温の排気が流れ難く、また外気によって冷却され易いため、十分に昇温され難い。そのため、フィルタ10の外周部近傍に捕集されたPMは、フィルタ再生制御が実行されても除去され難く堆積し続ける虞がある。
そこで、本実施例においては、図4に示すように、各電極14a、14bをフィルタ10の外周部近傍を除いた部分に設けてもよい。図4は、図2の(a)と同様、フィルタ10の概略構造を示す斜視図である。図4において、矢印は排気の流れを表している。図4におけるフィルタ10の下流側端面において、斜線部は電極14aが設けられた栓部18を表しており、塗りつぶし部分は電極14aが設けられていない栓部18を表している。また、図4におけるフィルタ10の途中の破線において太線部が電極14bを表している。つまり、図4においては、一点鎖線で囲む部分にのみ電極14a、14bが設けられている。
一対の電極14a、14bをこのように設置し、これらの電極14a、14bの間の静電容量に基づいてPM捕集量を算出することにより、フィルタ再生制御を実行しても除去することが困難なPMを除いた分のPM捕集量を算出することが出来る。
<電極の配置の変形例2>
また、本実施例においては、図5に示すように、各電極14a、14bをフィルタ10の軸方向と平行となるように隔壁16に設けてもよい。図5の(a)は、フィルタ10の概略構造を示す斜視図であり、図5の(b)は、フィルタ10の軸方向の断面の一部を拡大した図である。図5においても、矢印は排気の流れを表している。尚、このような位置に電極14a、14bを設ける場合、図5の(b)に示すように、排気が隔壁16を通過することを可能とするために、電極14a、14bは網目状のものとする。
一対の電極14a、14bをこのように設置した場合であっても、フィルタ10に捕集されるPMの量が増加すれば、電極14a、14b間に存在するPMの量も必然的に増加する。従って、このような場合においても、電極14a、14b間の静電容量に基づいてPM捕集量を算出することが出来る。
しかしながら、図2(b)および図5(b)に示すように、ウォールフロー型のフィルタ10においては栓部18付近にPMが捕集され易い。そのため、図2に示すようにフィルタ10の下流側端面とフィルタ10の途中とに電極14a、14bを設置した方が、図5に示すような位置に電極14a、14bを設置した場合よりも電極14a、14b間に存在するPMの量が多くなり易い。
そして、電極14a、14b間に存在するPMの量が多いほど、フィルタ10全体におけるPM捕集量をより精度良く推定することが出来る。そのため、図2に示すような位置に電極14a、14bを設置する方がより好ましい。
<フィルタ再生制御の実行方法>
次に、本実施例に係るフィルタ再生制御の実行方法について説明する。本実施例に係るフィルタ再生制御は、燃料添加弁13から排気中に燃料を添加することで実現される。燃料添加弁13から添加された燃料は酸化触媒9において酸化される。このときの酸化熱によって排気が昇温され、それに伴ってフィルタ10の温度が上昇する。その結果、フィルタ10に捕集されたPMが酸化され除去される。フィルタ再生制御においては、燃料添加弁13から添加される燃料の量を制御することで、フィルタ10の温度をPMの酸化が可
能となる目標温度に制御する。
本実施例では、上記のように電極14a、14b間の静電容量に基づいて算出したフィルタ10におけるPM捕集量が閾値以上であるときにフィルタ再生制御の実行を開始する。このとき、フィルタ再生制御の実行開始の閾値となるPM捕集量が、内燃機関1の機関負荷に応じて異なる値に設定される。
より詳細には、内燃機関1の機関負荷が低負荷領域に属するときは、フィルタ再生制御の実行開始の閾値となるPM捕集量は第一再生実行PM捕集量Qpmr1に設定される。この第一再生実行PM捕集量Qpmr1は、フィルタ再生制御が実行されることでPMが酸化した場合、多量のPMの酸化が急激に促進されることによりフィルタ10が過昇温する虞があると判断できるPM捕集量(以下、上限PM捕集量という場合もある)よりも少ない量である。
また、内燃機関1の機関負荷が中負荷領域に属するときは、フィルタ再生制御の実行開始の閾値となるPM捕集量は第二再生実行PM捕集量Qpmr2に設定される。第二再生実行PM捕集量Qpmr2は第一再生実行PM捕集量Qpmr1よりも少ない量である。また、内燃機関1の機関負荷が高負荷領域に属するときは、フィルタ再生制御の実行開始の閾値となるPM捕集量は第三再生実行PM捕集量Qpmr3に設定される。第三再生実行PM捕集量Qpmr3は第二再生実行PM捕集量Qpmr2よりも少ない量である。尚、本実施例においては、第二再生実行PM捕集量Qpmr2が、本発明に係る所定PM捕集量に相当する。
フィルタ再生制御の実行開始の閾値となるPM捕集量がこのように設定されたときの、PM捕集量とフィルタ再生制御が実行される内燃機関1の運転領域との関係について図6に基づいて説明する。
例えば、上記方法によって算出されたPM捕集量Qpmが第三再生実行PM捕集量Qpmr3以上であって第二再生実行PM捕集量Qpmr2より少ない場合においては、内燃機関1の機関負荷が高負荷領域に属する場合にのみフィルタ再生制御の実行が開始される。ここで、内燃機関1の機関負荷が高負荷領域に属すると判断される閾値を所定機関負荷Qehとする。
そして、このときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合、その実行中に内燃機関1の機関負荷が所定機関負荷Qehを下回ったときはその時点でフィルタ再生制御の実行を終了する。
また、上記方法によって算出されたPM捕集量Qpmが第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上であって第一再生実行PM捕集量Qpmr1より少ない場合においては、内燃機関1の機関負荷が高負荷領域または中負荷領域に属する場合にフィルタ再生制御の実行が開始される。
さらに、上記方法によって算出されたPM捕集量Qpmが第一再生実行PM捕集量Qpmr1以上である場合においては、内燃機関1の機関負荷がいずれの領域に属している場合であってもフィルタ再生制御の実行が開始される。
そして、PM捕集量Qpmが第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上であるときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合、内燃機関1の機関負荷に関わらず、PM捕集量Qpmが再生終了PM捕集量以下となるまでフィルタ再生制御を継続する。ここで、再生終了PM捕集量とは、第三再生実行PM捕集量Qpmr3よりも少ない量であって、PM捕
集量Qpmが十分に減少したと判断出来る閾値である。本実施例において、この再生終了PM捕集量は予め定められている。
内燃機関1の機関負荷が高いほど排気の温度は高い。そのため、燃料添加弁13から燃料を添加する前の段階におけるフィルタ10の温度がより高い。従って、内燃機関1の機関負荷が高いほど、フィルタ再生制御の実行時にフィルタ10の温度を目標温度まで上昇させるために必要となる燃料添加弁13からの燃料添加量は少ない。
そこで、PM捕集量Qpmが第三再生実行PM捕集量Qpmr3以上であって第二再生実行PM捕集量Qpmr2より少ない場合、内燃機関1の機関負荷が高負荷領域に属するときのみフィルタ再生制御を実行する。PM捕集量Qpmが第二再生実行PM捕集量Qpmr2より少ない場合、PM捕集量Qpmが上限PM捕集量に達するまでにはまだある程度の時間がかかる。しかしながら、この場合においても、内燃機関1の機関負荷が高負荷領域に属するときにはフィルタ再生制御を実行することで、燃料添加弁13からの燃料添加に伴う燃費の悪化を抑制しつつPM捕集量Qpmの増加を抑制することが出来る。
また、PM捕集量Qpmが第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上であって第一再生実行PM捕集量Qpmr1より少ない場合は、内燃機関1の機関負荷が高負荷領域または中負荷領域に属するときに、フィルタ再生制御の実行を開始する。内燃機関1の機関負荷が中負荷領域に属するときにおいても、内燃機関1の機関負荷が低負荷領域に属するときに比べるとフィルタ10の温度を目標温度まで上昇させるために必要となる燃料添加弁13からの燃料添加量は少ない。
従って、上記によれば、内燃機関1の機関負荷が低負荷領域に属する場合においてもフィルタ再生制御を実行する場合に比べて燃費の悪化を抑制することが出来る。また、PM捕集量Qpmが第一再生実行PM捕集量Qpmr1より少ないときであってもフィルタ再生制御を実行することで、PM捕集量Qpmの増加を抑制することが出来る。
また、PM捕集量Qpmが第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上であって第一再生実行PM捕集量Qpmr1より少ない場合においてフィルタ再生制御が開始された後に内燃機関1の機関負荷が低負荷領域に移行する場合がある。この場合に、フィルタ再生制御の実行を一旦終了すると、PM捕集量Qpmが再度増加し、内燃機関1の機関負荷が低負荷領域に属する間に第一再生実行PM捕集量Qpmr1以上となる虞がある。
内燃機関1の機関負荷が低負荷領域に属する間に第一再生実行PM捕集量Qpmr1以上となると、その時点からフィルタ再生制御の実行を再度開始することになる。この場合、フィルタ10の温度を再度目標温度まで上昇させる必要があり、燃料添加弁13からより多くの燃料を添加することが必要となる。
そのため、PM捕集量Qpmが第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上であって第一再生実行PM捕集量Qpmr1より少ない場合においてフィルタ再生制御が開始された場合、内燃機関1の機関負荷に関わらず、PM捕集量Qpmが再生終了PM捕集量以下となるまでフィルタ再生制御の実行を継続する。
そして、PM捕集量Qpmが第一再生実行PM捕集量Qpmr1以上である場合は、内燃機関1の機関負荷がいずれの領域に属している場合であってもフィルタ再生制御の実行を開始し、PM捕集量Qpmが再生終了PM捕集量以下となるまでその実行を継続する。これにより、PM捕集量Qpmが上限PM捕集量以上となるのを抑制することが出来る。
以上説明したように、本実施例に係るフィルタ再生制御の実行方法によれば、フィルタ
再生制御に伴う燃費の悪化を可及的に抑制しつつフィルタ10に捕集されたPMの過剰な増加を抑制することが出来る。
<実施例2>
本実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成は実施例1と同様である。また、本実施例においても、実施例1と同様の方法でフィルタ再生制御が行われる。
<PM捕集量推定方法>
実施例1では、電極14a、14b間に存在する水蒸気量が略同一のときにPM捕集量を算出するために、内燃機関1の運転状態がフューエルカット状態であるときにPM捕集量の算出を実行した。一方、本実施例においては、内燃機関1の運転状態に基づいて排気中の水蒸気量、即ち電極14a、14b間に存在する水蒸気量を推定する。そして、推定された水蒸気量と電極14a、14b間の静電容量とに基づいてフィルタ10におけるPM捕集量を算出する。
以下、本実施例に係るPM捕集量の算出ルーチンについて図7に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で繰り返し実行される。尚、図7に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートにおいて、S103をS203およびS204に代えると共にS206を追加したものである。そのため、S101、S102、104およびS105についての説明は省略する。本実施例においては、本ルーチンを実行するECU20が、本発明に係るPM捕集量算出手段に相当する。
本ルーチンでは、S102において肯定判定された場合、ECU20はS202に進む。S203において、ECU20は、内燃機関1の運転状態に基づいて排気中の水蒸気量Qcwを算出する。内燃機関1の運転状態1と排気中の水蒸気量Qcwとの関係は実験等に基づいて予め求められており、ECU20に記憶されている。本実施例においてはこのS203を実行するECU20が、本発明に係る水蒸気量推定手段に相当する。
尚、S203においては、外気の湿度を検出し、該外気の湿度をも考慮して排気中の水蒸気量Qcwを算出してもよい。
次に、ECU20は、S203において、排気中の水蒸気量Qcwに基づいて、後述するS206においてPM捕集量Qpmを補正するための補正係数cを導出する。排気中の水蒸気量Qcwと補正係数cとの関係は実験等に基づいて予め求められており、ECU20に記憶されている。
S206において、ECU20は、S105において算出されたPM捕集量Qpmを補正係数cを乗算することで補正する。その後、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
以上説明したルーチンによれば、電極14a、14b間に存在する水蒸気量のこれらの間の静電容量に対する影響を除外してPM捕集量が算出される。従って、実施例1の場合と同様、PM捕集量をより精度良く算出することが出来る。
<実施例3>
本実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成は実施例1と同様である。また、本実施例においても、実施例1と同様の方法でフィルタ再生制御が行われる。
<PM捕集量推定方法>
実施例1では、電極14a、14b間に液体の状態の水が存在しないときにPM捕集量を算出するために、フィルタ10の温度Tfが第一所定温度Tf1以上であるときにPM捕集量の算出を実行した。一方、本実施例においては、フィルタ10の温度Tfが、SOFが酸化する第二所定温度Tf2以上であるときにPM捕集量を算出する。
以下、本実施例に係るPM捕集量の算出ルーチンについて図8に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは、ECU20に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で繰り返し実行される。尚、図8に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートにおいて、S102をS302に代えると共にS303およびS304を追加したものである。そのため、S101、103からS105についての説明は省略する。本実施例においては、本ルーチンを実行するECU20が、本発明に係るPM捕集量算出手段に相当する。
本ルーチンにおいて、ECU20は、S101の次にS302に進む。S302において、ECU20は、フィルタ10の温度Tfが第二所定温度Tf2以上であるか否かを判別する。ここで、第二所定温度Tf2は、PM中におけるSOFは酸化されるがsootは酸化されない温度である(つまり、フィルタ再生制御実行時の目標温度よりも低い温度)。尚、第二所定温度Tf2は第一所定温度Tf1よりも高い。そのため、フィルタ10の温度Tfが第二所定温度Tf2以上であるときは、電極14a、14b間に液体の状態の水は存在しないと判断出来る。S302において、肯定判定された場合、ECU20はS103に進み、否定判定された場合、ECU20はS303に進む。
S303において、ECU20は、PM捕集量Qpmの算出を前回実行したときからの内燃機関1を搭載した車両の走行距離Dvが所定距離Dv1以上であるか否かを判別する。ここで、所定距離Dv1は、PM捕集量Qpmの算出を実行していない期間が過剰に長いと判断できる閾値である。S303において、肯定判定された場合、ECU20はS304に進み、否定判定された場合、ECU20は本ルーチンの実行を一旦終了する。
S304において、ECU20は、内燃機関1から排出される排気を昇温させる排気昇温制御を実行する。排気昇温制御としては、燃料噴射弁3による主噴射時期の遅角や副燃料噴射等の制御を例示することができる。本実施例においては、このS304を実行するECU20が、本発明に係る排気昇温手段に相当する。S304の後、ECU20はS302に戻る。
フィルタ再生制御を実行しなくても、内燃機関1の機関負荷の上昇に伴って排気の温度が上昇したときに、フィルタ10の温度Tfが第二所定温度Tf2以上となる場合がある。この場合、フィルタ再生制御を実行しなくても、フィルタ10に捕集されたPMのうちSOFは酸化され除去される。また、フィルタ再生制御を実行したときにおいては、フィルタ10の温度Tfが目標温度まで上昇する過程で第二所定温度Tf2以上となる。そのため、フィルタ10の温度Tfが目標温度に達する前にSOFは酸化され除去される。
従って、フィルタ再生制御を実行することによって酸化させて除去することが必要となるのは実際にはsootとなる。上記ルーチンによれば、フィルタ10に捕集されたsootの量をPM捕集量として算出することが出来る。そのため、本実施例においては、フィルタ10におけるsootの捕集量がフィルタ再生制御実行の閾値以上となったときにフィルタ再生制御が実行される。これにより、sootのみならずSOFも含むPMの捕集量がフィルタ再生制御実行の閾値以上となったときにフィルタ再生制御が実行される場合に比べて、フィルタ再生制御の実行に伴う燃費の悪化を抑制することが出来る。
また、上記ルーチンによれば、PM捕集量の算出を前回実行したときからの車両の走行
距離Dvが所定距離Dv1以上となるまでフィルタ10の温度Tfが第二所定温度Tf2以上となる機会が無かった場合のみ排気昇温制御が実行される。これによれば、PM捕集量の算出を実行する毎に排気昇温制御を実行する場合に比べて排気昇温制御の実行に伴う燃費の悪化を抑制することが出来る。
<実施例4>
本実施例に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成は実施例1と同様である。また、本実施例においても、燃料添加弁13から燃料を添加することでフィルタ再生制御が実現される。
<フィルタ再生制御の終了時期>
実施例1においては、PM捕集量が第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上のときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合におけるフィルタ再生制御の実行終了の閾値となる再生終了PM捕集量が予め定められている。一方、本実施例においては、PM捕集量が第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上のときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合、電極14a、14b間の静電容量が定常状態となったときにPM捕集量が再生終了PM捕集量となったと判断する。
ここで、フィルタ再生制御が実行されたときの電極14a、14b間の静電容量の推移について図9に基づいて説明する。図9において、縦軸は電極14a、14b間の静電容量Cfを表しており、横軸は時間tを表している。
フィルタ再生制御の実行が開始されると、PM捕集量が減少するに従って電極14a、14b間の静電容量が減少する。そして、フィルタ再生制御によって除去可能なPMが除去しきると電極14a、14b間の静電容量は定常状態となる。このときは、フィルタ10にアッシュが残った状態となっている。つまり、静電容量Cfaはアッシュ分の静電容量である(以下、静電容量Cfaをアッシュ分静電容量Cfaと称する場合もある)。
アッシュはフィルタ再生制御の実行を継続しても除去することが出来ない。そこで、本実施例では、PM捕集量が第二再生実行PM捕集量Qpmr2以上のときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合、電極14a、14b間の静電容量が定常状態となったときにフィルタ再生制御の実行を終了する。これにより、フィルタ10におけるPM捕集量を可能な限り少ない量まで減少させることが出来る。
<PM捕集量の算出方法>
さらに、本実施例では、上記のようにフィルタ再生制御が終了された後においては、静電容量検出回路15によって検出された電極14a、14b間の静電容量からアッシュ分静電容量Cfaを減算し、その減算値に基づいてその時点のPM捕集量を算出する。
上述したように、アッシュはフィルタ再生制御が実行されても酸化されない。そのため、例えば、アッシュを含んだPM捕集量が上限PM捕集量であるときにフィルタ再生制御が実行されても、実際に酸化されるのはアッシュを除くPMのみであるためフィルタ10の過昇温を招く可能性は低い。つまり、アッシュを含んだPM捕集量に基づいてフィルタ再生制御の実行時期を判断した場合、必要以上に早い時期にフィルタ再生制御を実行する虞がある。
本実施例によれば、フィルタ10に堆積したアッシュ分を除いたPM捕集量を算出することが出来る。そして、フィルタ10に堆積したアッシュ分を除いたPM捕集量に基づいてフィルタ再生制御の実行時期を判断することが出来る。従って、フィルタ再生制御をより好適に時期に実行することが可能となる。その結果、フィルタ再生制御の実行に伴う燃
費の悪化を抑制することが出来る。
尚、上記実施例1から4は可能な限り組み合わせることが出来る。
実施例1に係る内燃機関およびその吸排気系の概略構成を示す図。 実施例1に係るフィルタの概略構造を示す図。図2の(a)は、フィルタの概略構造を示す斜視図。図2の(b)は、フィルタの軸方向の断面の一部を拡大した図。 実施例1に係るPM捕集量の算出ルーチンを示すフローチャート。 実施例1の変形例1に係るフィルタの概略構造を示す図。 実施例1の変形例2に係るフィルタの概略構造を示す図。図5の(a)は、フィルタの概略構造を示す斜視図。図5の(b)は、フィルタの軸方向の断面の一部を拡大した図。 実施例1に係る、PM捕集量とフィルタ再生制御が実行される内燃機関の運転領域との関係について説明するための図。 実施例2に係るPM捕集量の算出ルーチンを示すフローチャート。 実施例3に係るPM捕集量の算出ルーチンを示すフローチャート。 フィルタ再生制御が実行されたときの一対の電極間の静電容量の推移を示す図。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・気筒
3・・・燃料噴射弁
6・・・排気通路
7・・・エキゾーストマニホールド
8・・・ターボチャージャ
9・・・酸化触媒
10・・吸蔵還元型NOx触媒
13・・燃料添加弁
14a、14b・・電極
15・・静電容量検出回路
16・・隔壁
17・・セル
18・・栓部
19・・温度センサ
20・・ECU
21・・クランクポジションセンサ
22・・アクセル開度センサ

Claims (11)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられたパティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を推定するパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置であって、
    前記パティキュレートフィルタに設けられた少なくとも一対の電極と、
    該一対の電極間の静電容量を検出する静電容量検出手段と、
    前記一対の電極間の静電容量に基づいて前記パティキュレートフィルタに捕集されたPMの量を算出するPM捕集量算出手段と、
    前記一対の電極間に液体の状態の水が存在するか否かを判別する判定手段と、を備え、
    前記PM捕集量算出手段が、前記判定手段によって前記一対の電極間に液体の状態の水が存在しないと判定されたときに、前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を算出することを特徴とするパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  2. 前記判定手段が、前記パティキュレートフィルタの温度が100℃以上の温度である第一の所定温度以上であるときに前記一対の電極間に液体の状態の水が存在しないと判定することを特徴とする請求項1記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  3. 前記PM捕集量算出手段が、前記内燃機関の運転状態が所定の運転状態のときに、前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  4. 排気中の水蒸気量を推定する水蒸気量推定手段をさらに備え、
    前記PM捕集量算出手段が、前記一対の電極間の静電容量および排気中の水蒸気量に基づいて前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  5. 前記PM捕集量算出手段が、前記パティキュレートフィルタの温度が可溶有機成分が酸化する第二の所定温度以上であるときに、前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  6. 前記パティキュレートフィルタに流入する排気を昇温させる排気昇温手段をさらに備え、
    前記PM捕集量算出手段によって前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を算出するときに、前記排気昇温手段によって前記パティキュレートフィルタに流入する排気を昇温させることにより前記パティキュレートフィルタの温度を前記第二の所定温度以上に上昇させることを特徴とする請求項5に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  7. 前記パティキュレートフィルタがウォールフロー型のものであって、
    前記パティキュレートフィルタの下流側端面においてセルを塞ぐ栓部に前記一対の電極のうちの一方の電極が設けられており、前記パティキュレートフィルタの途中の隔壁に前記一対の電極のうちの他方の電極が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  8. 前記他方の電極が、前記パティキュレートフィルタの断面形状と同一の網目形状となっていることを特徴とする請求項7記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推
    定装置。
  9. 前記一方の電極および前記他方の電極が、前記パティキュレートフィルタの外周部近傍を除いた部分に設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  10. 前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質を酸化させて除去するフィルタ再生制御を実行するフィルタ再生制御実行手段をさらに備え、
    フィルタ再生制御の実行開始後に前記一対の電極間の静電容量が定常状態となったときにフィルタ再生制御の実行を終了させ、且つ、
    前記PM捕集量算出手段が、フィルタ再生制御の実行終了後における前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量を、前記一対の電極間の静電容量からフィルタ再生制御が終了した時点の前記一対の電極間の静電容量を減算した値に基づいて算出することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のパティキュレートフィルタにおけるPM捕集量推定装置と、
    前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質を酸化させて除去するフィルタ再生制御を実行するフィルタ再生制御実行手段と、を備え、
    前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が所定の再生実行PM捕集量以上であるときにフィルタ再生制御の実行を開始するフィルタ再生システムであって、
    内燃機関の機関負荷が高いときは内燃機関の機関負荷が低いときよりも前記再生実行PM捕集量が小さい値に設定され、且つ、
    前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が所定PM捕集量より少ないときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合、フィルタ再生制御の実行中に内燃機関の機関負荷が所定機関負荷より低くなったとなったときはその時点でフィルタ再生制御の実行を終了させ、
    前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が前記所定PM捕集量以上のときにフィルタ再生制御の実行が開始された場合、内燃機関の機関負荷に関わらず、前記パティキュレートフィルタに捕集された粒子状物質の量が所定の再生終了PM捕集量以下となるまでフィルタ再生制御の実行を継続することを特徴とするフィルタ再生システム。
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