JP2009095896A - タイヤホイール保持用チャック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チャック本体2の外周で上下移動可能な中間プレート21に、径が異なるタイヤホイール6に対応した複数の同心円周上で、防振ダンパ30A〜30Gを、リムフランジ10の側壁部11に当接するように配置すると共に、各防振ダンパ間に、外側へ行くに従ってタイヤホイール6から徐々に離れるように軸方向での段差を設け、その段差を、リムフランジ10に形成されたカール部12の張出量より大きく設定して、防振ダンパ30で支持されるリムフランジ10のカール部12の外周を加工するツールとその外側の防振ダンパ30との干渉を回避するようにした。
【選択図】図2
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、タイヤホイールを強固に把持可能とするために、チャック本体に、芯出し保持されたリムの内面を外側に向けて押圧するリム部把持機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、チャックが高速回転する場合でも確実な防振効果を得るために、防振ダンパを、保持部材にチャック軸線方向で取付位置を調整可能に設けられた筒状のダンパケースと、そのダンパケースの先端部から出没可能に設けられたダンパヘッドと、そのダンパヘッドをダンパケースからの突出方向へ付勢する付勢手段とで構成したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、リムフランジのカール部外周を加工するツールとその外側の防振ダンパとの干渉をより確実に防止するために、防振ダンパ間の段差を、各円周上に設けた防振ダンパの先端部間を結ぶ線が、チャック軸線と直交する面に対して30°〜60°の角度範囲内に収まるように設定したことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、リムフランジのカール部外周を加工するツールとその外側の防振ダンパとの干渉をより確実に防止するために、防振ダンパ間の段差を、保持部材の半径方向で隣接する防振ダンパ間の間隔の略0.5倍〜略1.7倍の範囲内で設定したことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、リム部把持機構の採用により、芯出し把持した種々異なる径のタイヤホイールのリム内面を把持してタイヤホイールを強固に把持可能となる。よって、加工代を大きくすることもできる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、チャックが高速回転される場合でも、ダンパヘッドをタイヤホイールのリムフランジの振動に容易に追従させて確実に防振できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、防振ダンパ間の段差を、各円周上に設けた防振ダンパの先端部の軌跡を結ぶ線がチャック軸線と直交する面に対して30°〜60°の角度範囲内に収まる設定としたので、タイヤホイールのリムフランジのカール部外周を加工するツールとその外側の防振ダンパとの干渉をより確実に防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、防振ダンパの段差を、半径方向で隣接する防振ダンパ間の距離の略0.5倍〜略1.7倍の範囲内に収まる設定としたので、タイヤホイールのリムフランジのカール部外周を加工するツールとその外側の防振ダンパとの干渉をより確実に防止することができる。
[形態1]
図1は、タイヤホイール保持用チャックの平面図、図2はA−A線断面図で、タイヤホイール保持用チャック(以下単に「チャック」という。)1において、円形軸状のチャック本体2は、工作機械のテーブルや主軸等に固着される下ボディ3と、下ボディ3上に組み付けられる上ボディ4とを有し、上ボディ4の上部に、タイヤホイール6を位置決め保持する芯出し把持機構5が設けられている。タイヤホイール6は、中央に中心孔8を形成したディスク部7の外周に、筒状のリム9を周設した周知の構成で、リム9の下端には、開口側に平坦な側壁部11を有したリムフランジ10が周設され、リムフランジ10の外周端に、側壁部11の外側を回り込んで側壁部11より下方へ垂下するカール部12が形成されている。
ここで、加工を行うタイヤホイール6のディスク部7を、中心孔8に把持爪15が挿入するようにセットすると、ストッパ14にディスク部7が当接して上下方向に位置決めされる。次に、ドローシャフト17が上昇しテーパ部材16を介して把持爪15を拡開方向へ移動させ、把持爪15によってディスク部7の中心孔8を芯出し保持する。
加工が終了すると、ドローシャフト17が下降して把持爪15による芯出し保持が解除されてタイヤホイール6が取り外される一方、切替弁の切替により、各空圧シリンダ23のシリンダ室24が大気に開放される。すると、中間プレート21及び防振ダンパ30が自重によって下限位置まで下降する。続いてタイヤホイール6の加工を行う場合は、上記芯出し把持機構5による芯出し保持と防振ダンパ30によるリムフランジ10の保持とが同様の手順で行われるが、タイヤホイール6の径が変わっても、それに対応する防振ダンパ30A〜30Gの何れかが使用されることになる。
そして、防振ダンパ30間の段差を、各円周上に設けた防振ダンパ30の先端部間を結ぶ線が、チャック軸線と直交する面に対して30°〜60°の角度範囲内に収まるように設定しているので、タイヤホイール6のリムフランジ10のカール部12外周を加工するツール40とその外側の防振ダンパ30との干渉をより確実に防止することができる。
次に、本発明の他の形態を説明する。なお、上記形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
図5はチャックの平面図、図6はB−B線断面図で、ここでのチャック1aは、芯出し把持機構5や中間プレート21上の防振ダンパ30A〜30G、空圧シリンダ23等の構成は形態1と同じで、チャック本体2に、タイヤホイール6のリム9の内面を径方向内側から外側に押圧して把持するリム部把持機構41を設けた点が異なる。
このリム部把持機構41は、上ボディ4の上方で芯出し把持機構5の外周側に、周方向に等間隔で6箇所に配置された揺動アーム42,42・・を有する。この揺動アーム42は、上ボディ4の上面にボルト止めされたリングベース43に、周方向のピン44によって中間部が軸着されて、上下端がチャック本体2の半径方向へ揺動可能に支持されるもので、各揺動アーム42の上端には、外側へ押圧爪46を突設させたアタッチメント45がボルト47によって着脱可能に取り付けられ、各揺動アーム42の下端は、下方へ行くに従って外側へ向かう傾斜状に形成されている。
よって、動作スリーブ48が上昇すると、連結プレート49を介して連係リング50が上昇し、各揺動アーム42の下端を内側へ引き込むため、各揺動アーム42は、上端のアタッチメント45が外側へ突出する把持位置へ揺動し、動作スリーブ48が下降すると、連結プレート49を介して連係リング50が下降し、各揺動アーム42の下端を外側へ押し出すため、各揺動アーム42は、上端のアタッチメント45が内側へ引き込まれる把持解除位置へ揺動することになる。
特にここでは、チャック本体2に、芯出し保持されたリム9の内面を外側に向けて押圧するリム部把持機構41を設けたことで、芯出し把持した種々異なる径のタイヤホイール6のリム9内面を把持してタイヤホイール6を強固に把持可能となる。よって、加工代を大きくすることもできる。
また、芯出し把持機構やリム部把持機構も上記形態に限らず、例えば図7に示すように、タイヤホイール6の中心孔8がさらに小径の場合は、これに対応した把持爪15a及びテーパ部材16aを備えた芯出し把持機構5aに代えることもできる。さらに、リム部把持機構の揺動アームを、下端を軸着して中間部位を半径方向に設けたエアシリンダやネジ送り機構によって進退動させる構造としてもよい。このような構造とすれば、揺動アームの揺動量が大きくなってアタッチメントの交換が不要となる。
Claims (5)
- チャック本体に、リムの開口側端部にリムフランジを周設したタイヤホイールのディスク部の中心孔を把持して前記タイヤホイールを芯出し把持可能な芯出し把持機構と、前記チャック本体の外周にあってその軸線方向へ移動可能で、ホイール径が異なる複数のタイヤホイールに対応した複数の同心円周上に複数の防振ダンパを配設した保持部材とを備え、前記芯出し把持機構で芯出し把持された前記タイヤホイールのリムの開口側に前記保持部材を移動させて前記リムフランジに前記防振ダンパを押圧させることで、前記タイヤホイールを保持可能としたタイヤホイール保持用チャックであって、
前記各防振ダンパを、前記リムフランジにおける前記リムの開口側の側壁部に当接するように配置すると共に、前記各防振ダンパ間に、外側へ行くに従って前記タイヤホイールから徐々に離れるように軸方向での段差を設け、その段差を、前記リムフランジの外周端から前記側壁部側へ張り出すように形成されたカール部の張出量より大きく設定して、前記防振ダンパで支持される前記リムフランジの前記カール部の外周を加工するツールとその外側の防振ダンパとの干渉を回避するようにしたことを特徴とするタイヤホイール保持用チャック。 - 前記チャック本体に、芯出し保持されたリムの内面を外側に向けて押圧するリム部把持機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤホイール保持用チャック。
- 前記防振ダンパを、保持部材にチャック軸線方向で取付位置を調整可能に設けられた筒状のダンパケースと、そのダンパケースの先端部から出没可能に設けられたダンパヘッドと、そのダンパヘッドを前記ダンパケースからの突出方向へ付勢する付勢手段とで構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤホイール保持用チャック。
- 前記防振ダンパ間の段差を、各円周上に設けた防振ダンパの先端部間を結ぶ線が、チャック軸線と直交する面に対して30°〜60°の角度範囲内に収まるように設定したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤホイール保持用チャック。
- 前記防振ダンパ間の段差を、前記保持部材の半径方向で隣接する前記防振ダンパ間の間隔の略0.5倍〜略1.7倍の範囲内で設定したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤホイール保持用チャック。
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