JP2009094395A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】NMOSトランジスタのゲート電極12並びにソース・ドレイン領域15の上部、およびPMOSトランジスタのゲート電極22並びにソース・ドレイン領域25には、それぞれNiシリサイド膜12s,15s,22s,25sが自己整合的に形成されている。Niシリサイド膜12s,15s,22s,25sは、NiおよびSiを主成分とし、化学量論組成がNiSiあるいはNiSi2である。但しそれらはPt,V,Pd,Zr,Hf,Nbのうち1以上の元素を合計で10at%未満の固溶量で含んでいる。
【選択図】図1
Description
図1は、実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す図である。当該半導体装置は、シリコンの半導体基板1に形成されたNMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを備えている。NMOSトランジスタはPウェル10内に形成され、PMOSトランジスタはNウェル20内に形成され、各トランジスタの間は分離絶縁膜2により分離されている。本実施の形態は、サリサイド技術が適用可能な構造を有するトランジスタであれば適用可能である。図1においては典型的な構造のMOSトランジスタを代表的に示している。
図3を用いて説明したように、実施の形態1では、NMOSトランジスタのソース・ドレイン領域15上部のNiシリサイド膜15sと、PMOSトランジスタのソース・ドレイン領域25上部のNiシリサイド膜25sとは、共通のNi膜30を用いて形成されていた。従って、実施の形態1のNiシリサイド膜15s,25sは、Pt、V、Pd、Zr、Hf、Nbのうち互いに同じものを含むこととなる。
実施の形態3では、図4に示した半導体装置、すなわちNMOSトランジスタのNiシリサイド膜12s,15sと、PMOSトランジスタのNiシリサイド膜22s,25sとが互いに異なる元素を含む半導体装置の他の製造手法を示す。
Claims (9)
- 半導体基板と、
前記半導体基板上に形成されたポリシリコンのゲート電極と、
前記半導体基板の上部に形成されたソース・ドレイン領域と、
前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の少なくとも片方の上部に形成されたNiシリサイド膜とを備え、
前記Niシリサイド膜は、
最大膜厚が20nm以下であり、且つ、当該Niシリサイド膜に局所的なスパイク状の成長が無い
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置であって、
前記Niシリサイド膜は、
NiおよびSiを主成分とし、化学量論組成がNiSiあるいはNiSi2であり、且つPt,V,Pd,Zr,Hf,Nbのうち1以上の元素を合計で10at%未満含む
ことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1記載の半導体装置であって、
前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域をそれぞれ備えるNMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを備え、
前記PMOSトランジスタの前記Niシリサイド膜は、
NiおよびSiを主成分とし、化学量論組成がNiSiあるいはNiSi2であり、且つPt,V,Pdのうち1以上の元素を合計で10at%未満含み、
前記NMOSトランジスタの前記Niシリサイド膜は、
NiおよびSiを主成分とし、化学量論組成がNiSiあるいはNiSi2であり、且つZr,Hf,Nbのうち1以上の元素を合計で10at%未満含む
ことを特徴とする半導体装置。 - (a)半導体基板に、ポリシリコンのゲート電極およびソース・ドレイン領域を有するトランジスタを形成する工程と、
(b)前記トランジスタ上にNi膜を形成する工程と、
(c)熱処理により前記Ni膜と前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域とを反応させて、前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の上部のそれぞれにNiシリサイド膜を形成する工程と、
(d)前記工程(c)の後に行われ、余剰な未反応の前記Ni膜を除去する工程とを備え、
前記工程(b)で形成される前記Ni膜は、Niを主成分とし、Pt,V,Pd,Zr,Hf,Nbのうち1以上の元素を合計で10at%未満含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、
前記工程(a)では、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを含む複数の前記トランジスタが形成され、
前記工程(b)は、
(b−1)前記PMOSトランジスタ上に選択的に、Niを主成分とし、Pt,V,Pdのうち1以上の元素を合計で10at%未満含む第1のNi膜を形成する工程と、
(b−2)前記NMOSトランジスタ上に選択的に、Niを主成分とし、Zr,Hf,Nbのうち1以上の元素を合計で10at%未満含む第2のNi膜を形成する工程とを含み、
前記工程(c),(d)は、
前記工程(b−1)の後および前記工程(b−2)の後のそれぞれに行われる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、
前記工程(a)では、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを含む複数の前記トランジスタが形成され、
前記工程(b)は、
(b−1)前記PMOSトランジスタ上に選択的に、Niを主成分とし、Zr,Hf,Nbのうち1以上の元素を合計で10at%未満含む第1のNi膜を形成する工程と、
(b−2)前記NMOSトランジスタ上に選択的に、Niを主成分とし、Pt,V,Pdのうち1以上の元素を合計で10at%未満含む第2のNi膜を形成する工程とを含み、
前記工程(c),(d)は、
前記工程(b−1)の後および前記工程(b−2)の後のそれぞれに行われる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、
前記工程(a)では、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを含む複数の前記トランジスタが形成され、
前記工程(b)は、
(b−1)前記NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタ上に、Niを主成分とするNi膜を形成する工程と、
(b−2)前記PMOSトランジスタ上の前記Ni膜に、Pt,V,Pdのうち1以上の元素をイオン注入することで、当該元素を合計で10at%未満含ませる工程と、
(b−3)前記PMOSトランジスタ上の前記Ni膜に、Zr,Hf,Nbのうち1以上の元素をイオン注入することで、当該元素を合計で10at%未満含ませる工程とを含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、
前記工程(a)では、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタを含む複数の前記トランジスタが形成され、
前記工程(b)は、
(b−1)前記NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタ上に、Niを主成分とするNi膜を形成する工程と、
(b−2)前記PMOSトランジスタ上の前記Ni膜に、Zr,Hf,Nbのうち1以上の元素をイオン注入することで、当該元素を合計で10at%未満含ませる工程と、
(b−3)前記PMOSトランジスタ上の前記Ni膜に、Pt,V,Pdのうち1以上の元素をイオン注入することで、当該元素を合計で10at%未満含ませる工程とを含む
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項4から請求項7のいずれか記載の半導体装置の製造方法であって、
前記工程(c)の前記熱処理は、250℃以上700℃以下の温度で行われる
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2007265466A JP2009094395A (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 半導体装置およびその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101195804B1 (ko) | 2008-06-20 | 2012-11-05 | 유니산티스 일렉트로닉스 싱가포르 프라이빗 리미티드 | 반도체 기억장치 |
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JP2007142347A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
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