JP2009094310A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種の半導体チップを同一の半導体基板を用いて極めて低コストで製造しうる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】サイズが異なる複数種の半導体チップ1〜9を同一の半導体基板12を用いて形成する半導体装置の製造方法であって、第1の方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成される複数のスクライブラインSL1X(n)と、第2の方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成される複数のスクライブラインSL1Y(n)のいずれもが、半導体チップ1〜9を横切らないように、複数種の半導体チップを半導体基板に形成する第1の工程と、第1の方向の複数のスクライブラインに沿って半導体基板をダイシングし、第2の方向の複数のスクライブラインに沿って半導体基板をダイシングし、半導体基板を、単数又は複数の半導体チップを含む複数の部分基板に分離する第2の工程とを有している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に複数種の半導体チップを同一の半導体基板に形成する半導体装置の製造方法に関する。
評価用に半導体チップを試作する場合、必要とされる半導体チップの数は比較的少数である場合がある。必要とされる半導体チップの数は比較的少数であるにもかかわらず、評価用の半導体チップを半導体ウェハの全面に単に形成した場合には、無駄な半導体チップが大量に生じてしまうこととなる。
近時、複数種の半導体チップを形成するためのパターンを同一のレチクルに形成し、かかるレチクルを用いて複数種の半導体チップを同一の半導体基板に形成することが提案されている。
図11は、提案されている半導体装置の製造方法において用いられるレチクルを示す平面図である。図12は、提案されている半導体装置の製造方法により複数種の半導体チップが形成された半導体基板を示す平面図である。
図11に示すように、レチクル110には、複数種の半導体チップを形成するためのパターンが形成されている。図11において、「1」は第1の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「2」は第2の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「3」は第3の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「4」は第4の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「5」は第5の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「6」は第6の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「7」は第7の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「8」は第8の半導体チップを形成するためのパターンを示しており、「9」は第9の半導体チップを形成するためのパターンを示している。
複数種の半導体チップを形成するためのパターンが形成されたレチクル110を用いれば、半導体チップ毎にレチクルを別個に用意する場合と比較して、製造コストを低減することが可能となる。
特表2006−521684号公報 特許第3057767号公報 特開平10−256479号公報 特開平5−13570号公報 特開平2−130944号公報 特開2001−326329号公報 特表2004−528991号公報
しかしながら、提案されている半導体装置の製造方法では、複数種の半導体チップ1〜9を単に半導体基板(半導体ウェハ)112に形成し、X方向及びY方向に単にダイシングを行っていた。図13は、提案されている半導体装置の製造方法における半導体基板のダイシングを示す平面図である。第9の半導体チップ9を得る場合には、図13に示すように、例えば、第9の半導体チップ9のX方向の辺に沿ってダイシングを行い、更に、第9の半導体チップ9のY方向の辺に沿ってダイシングを行い、図14に示すように第9の半導体チップ9のみを得ていた。図14は、提案されている半導体装置の製造方法において得られた第9の半導体チップを示す平面図である。そして、第9の半導体チップ9以外の部分については廃棄していた。ここで、第9の半導体チップ9以外の部分についても更なるダイシングを行うことも考えられるが、図13に示すように、第2の半導体チップ2は第9の半導体チップ9を得る際のダイシングにおいて切断されてしまうため、第9の半導体チップ9を得るためのダイシングが行われた半導体基板112からは第2の半導体チップ2を得ることはできなかった。このように、提案されている半導体装置の製造方法では、無駄となる部分が多く、必ずしも低コストで半導体チップを得ることができなかった。
本発明の目的は、複数種の半導体チップを同一の半導体基板を用いて極めて低コストで製造しうる半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、サイズが異なる複数種の半導体チップを同一の半導体基板を用いて形成する半導体装置の製造方法であって、第1の方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成される複数のスクライブラインと、前記第1の方向に垂直な第2の方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成される複数のスクライブラインのいずれもが、前記半導体チップを横切らないように、前記複数種の半導体チップを前記半導体基板に形成する第1の工程と、前記第1の方向の前記複数のスクライブラインに沿って前記半導体基板をダイシングし、前記第2の方向の前記複数のスクライブラインに沿って前記半導体基板をダイシングし、前記半導体基板を、単数又は複数の前記半導体チップを含む複数の部分基板に分離する第2の工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、X方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成されるスクライブラインと、Y方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成されるスクライブラインのいずれもが、半導体チップを横切らないように、複数種の半導体チップを形成する。このため、本発明によれば、無駄を生ずることなく、複数種の半導体チップを形成することができる。従って、本発明によれば、複数種の半導体チップを同一の半導体基板を用いて極めて低コストで製造することが可能となる。
[一実施形態]
本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を図1乃至図10を用いて説明する。
まず、図1に示すように、半導体基板(半導体ウェハ)12(図2参照)上にパターンを転写するためのレチクル10を用意する。図1は、本実施形態において用いられるレチクルを示す平面図である。本実施形態において用いられるレチクル10は、複数種の半導体チップ(複数種の半導体装置)のパターンを同時に転写し得るものである。半導体チップを製造する際には、複数のレチクルを順次用いて、一連の処理が行われる。このため、一連の処理を行うための複数のレチクルが用意される。ここでは、一連の処理を行うための複数のレチクルのうちの一のレチクル10を示している。
なお、ここでは、9種類の半導体チップ(半導体装置)1〜9を同一の半導体基板(半導体ウェハ)12に形成する場合を例に説明するが、本発明の原理は、9種類の半導体チップを形成する場合に限定されるものではなく、複数種の半導体チップを形成する場合に広く適用することが可能である。
レチクル10の第1の領域r1には、第9の半導体チップ9を形成するためのパターンが形成されている。第1の領域r1は、図1において破線を用いて示されている。第1の領域R1のX方向の寸法x1は、最小単位の寸法をLとすると、例えば3Lである。また、第1の領域r1のY方向の寸法y1は、例えば2Lである。このように、第1の領域R1のX方向の寸法x1及びは第1の領域r1のY方向の寸法y1は、最小単位の寸法Lの整数倍にそれぞれ設定されている。
第1の領域r1に対してX方向に隣接して位置する第2の領域r2には、第2の半導体チップ2を形成するためのパターンが形成されている。第2の領域r2は、図1において破線を用いて示されている。第2の領域r2のX方向の寸法x2は、例えば2Lである。また、第2の領域r2のY方向の寸法y1は、第1の領域r1のY方向の寸法y1と同じである。Y方向の寸法が互いに等しい第1の領域r1と第2の領域r2とをX方向に配列するのは、X方向のスクライブラインを直線的且つ連続的に形成するためである。
第1の領域r1に対してY方向に隣接して位置する第3の領域r3には、第7の半導体チップ7を形成するためのパターンが形成されている。第3の領域r3は、図1において破線を用いて示されている。第3の領域r3のX方向の寸法x1は、第1の領域r1のX方向の寸法x1と同じである。X方向の寸法が互いに等しい第1の領域r1と第3の領域r3とをY方向に配列するのは、Y方向のスクライブラインを直線的且つ連続的に形成するためである。第3の領域r3のY方向の寸法y2は、第1の領域r1及び第2の領域r2のY方向の寸法y1と異なっている。第3の領域r3のY方向の寸法y2は、例えばLである。
第3の領域r3に対してX方向に隣接して位置する第4の領域r4には、第1の半導体チップ1を形成するためのパターンが形成されている。第4の領域r4は、図1において破線を用いて示されている。第4の領域r4のX方向の寸法x2は、第2の領域r2のX方向の寸法x2と同じである。X方向の寸法が互いに等しい第2の領域r2と第4の領域r4とをY方向に配列するのは、Y方向のスクライブラインを直線的且つ連続的に形成するためである。また、第4の領域r4のY方向の寸法y2は、第3の領域r3のY方向の寸法y2と同じである。Y方向の寸法が互いに等しい第3の領域r3と第4の領域r4とをX方向に配列するのは、X方向のスクライブラインを直線的且つ連続的に形成するためである。
第3の領域に対してY方向に隣接して位置する第5の領域r5には、第8の半導体チップ8を形成するためのパターンが形成されている。第5の領域r5は、図1において破線を用いて示されている。第5の領域r5のX方向の寸法x1は、第1の領域r1のX方向の寸法x1及び第3の領域r3のX方向の寸法x1と同じである。X方向の寸法が互いに等しい第1の領域r1と第3の領域r3と第5の領域r5とをY方向に配列するのは、Y方向のスクライブラインを直線的且つ連続的に形成するためである。第5の領域r5のY方向の寸法y3は、第3の領域r3のY方向の寸法y2と異なっている。第5の領域r5のY方向の寸法y3は、例えば2Lである。
第5の領域r5に対してX方向に隣接して位置する第6の領域r6には、第3の半導体チップ3、第4の半導体チップ4、第5の半導体チップ5及び第6の半導体チップ6を形成するためのパターンが形成されている。第6の領域r6は、図1において破線を用いて示されている。第6の領域r6のX方向の寸法x2は、第2の領域r2のX方向の寸法x2及び第4の領域r4のX方向の寸法x2と同じである。X方向の寸法が互いに等しい第2の領域r2と第4の領域r4と第6の領域r6とをY方向に配列するのは、Y方向のスクライブラインを直線的且つ連続的に形成するためである。第6の領域r6のY方向の寸法y3は、第5の領域r5のY方向の寸法y3と同じである。Y方向の寸法が互いに等しい第5の領域r5と第6の領域r6とをX方向に配列するのは、X方向のスクライブラインを直線的且つ連続的に形成するためである。
次に、図2に示すように、レチクル10を含む一連のレチクルを順次用い、半導体基板(半導体ウェハ)12に複数の半導体チップ1〜9を形成する。図2は、複数種の半導体チップが形成された半導体基板を示す平面図である。
図2に示すように、X方向の寸法X1が互いに等しい第1の領域R1、第3の領域R3及び第5の領域R5がY方向に配列されており、X方向の寸法X2が互いに等しい第2の領域R2、第4の領域R4及び第6の領域R6がY方向に配列されている。このため、半導体基板12には、図3に示すように、Y方向のスクライブラインSL1Y(n)が、複数の異なる間隔で、直線的且つ連続的に形成されている。Y方向のスクライブラインSL1Y(n)のいずれも、半導体チップ1〜9を横切らないように形成されている。図3は、X方向及びY方向にそれぞれ直線的且つ連続的に形成されたスクライブラインを示す平面図である。なお、Y方向に直線的且つ連続的に形成されたスクライブラインSL1Y(n)は、図3において太い実線を用いて示されている。
また、図2に示すように、Y方向の寸法Y1が互いに等しい第1の領域R1及び第2の領域R2がX方向に配列されており、Y方向の寸法Y2が互いに等しい第3の領域R3及び第4の領域R4がX方向に配列されており、Y方向の寸法Y3が互いに等しい第5の領域R5及び第6の領域R6がX方向に配列されている。このため、半導体基板12には、図3に示すように、X方向のスクライブラインSL1X(n)が、複数の異なる間隔で、直線的且つ連続的に形成されている。X方向のスクライブラインSL1X(n)のいずれも、半導体チップ1〜9を横切らないように形成されている。X方向に直線的且つ連続的に形成されたスクライブラインSL1X(n)は、図3において太い実線を用いて示されている。
なお、半導体基板12の第1の領域R1はレチクル10の第1の領域r1に対応するものであり、半導体基板12の第2の領域R2はレチクル10の第2の領域r2に対応するものであり、半導体基板12の第3の領域R3はレチクル10の第3の領域r3に対応するものであり、半導体基板12の第4の領域R4はレチクル10の第4の領域r4に対応するものであり、半導体基板12の第5の領域R5はレチクル10の第5の領域r5に対応するものであり、半導体基板12の第6の領域R6はレチクル10の第6の領域r6に対応するものである。
また、第6の領域R6においては、第3の半導体チップ3と第4の半導体チップ4との間、第5の半導体チップ5と第6の半導体チップ6との間、第3の半導体チップ3と第5の半導体チップ5との間、第4の半導体チップ4と第6の半導体チップ6との間に、それぞれスクライブラインSL2、SL2が形成される。これらのスクライブラインSL2、SL2は、図3において細い実線を用いて示されている。スクライブラインSL2はX方向に形成され、スクライブラインSL2はY方向に形成される。スクライブラインSL2、SL2は、上述した直線的且つ連続的なスクライブラインSL1X(n)、SL1Y(n)とは連続的に形成されていない。
こうして、半導体基板12上に第1乃至第9の半導体チップ1〜9がそれぞれ複数形成される。
次に、半導体基板12に形成された第1乃至第9の半導体チップ1〜9のそれぞれに対して、識別子を印字する。第1乃至第9の半導体チップ1〜9のそれぞれに対して識別子を印字するのは、ダイシングにより半導体チップ1〜9を互いに分離した後においても、各々の半導体チップ1〜9の種類を識別し得るようにするためである。
具体的には、例えばインクジェット式の印字装置を用いて、各々の半導体チップ1〜9に対して識別子を印字する。識別子としては、例えば数字を用いることができる。第1の半導体チップ1に対しては例えば「1」という数字を印字し、第2の半導体チップ2に対しては例えば「2」という数字を印字し、第3の半導体チップ3に対しては例えば「3」という数字を印字し、第4の半導体チップ4に対しては例えば「4」という数字を印字し、第5の半導体チップ5に対しては例えば「5」という数字を印字し、第6の半導体チップ6に対しては例えば「6」という数字を印字し、第7の半導体チップ7に対しては例えば「7」という数字を印字し、第8の半導体チップ8に対しては例えば「8」という数字を印字し、第9の半導体チップ9に対しては例えば「9」という数字を印字する。
なお、半導体チップ1〜9に付する識別子は、数字に限定されるものではない。例えば、半導体チップ1〜9の型番等を各々の半導体チップ1〜9に印字してもよい。
次に、図4に示すように、レーザービーム14を用いて、各々のスクライブラインSL1X(n)、SL1Y(n)、SL2、SL2に以下のようにして溝16を形成する。図4は、スクライブラインに溝が形成された状態を示す断面図である。
具体的には、まず、表面にダイシングテープ18が形成された載置台20上に、ダイアタッチフィルム22を介して半導体基板12を載置する。
次に、レーザビーム14を用いて、各々のスクライブラインSL1X(n)、SL1Y(n)、SL2、SL2に以下のようにして溝16を形成する。この際、X方向又はY方向に直線的且つ連続的に形成されたスクライブラインSL1X(n)、SL1Y(n)のみならず、スクライブラインSL1X(n)、SL1Y(n)に対して連続的に形成されていないSL2、SL2についても、溝16を形成する。各々のスクライブラインSL1X(n)、SL1Y(n)、SL2、SL2に溝16を形成するのは、後工程でダイシングソーを用いてダイシングを行う際に、ダイシングを容易化するためである。
次に、図5及び図6に示すように、ダイシングソー(図示せず)を用いて、半導体基板12をX方向及びY方向にダイシングする。図5は、半導体基板のダイシングを示す平面図である。図6は、半導体基板のダイシングを示す断面図である。半導体基板12をX方向にダイシングする際には、X方向に沿って直線的且つ連続的に形成されたスクライブラインSL1X(n)(図3参照)に沿ってのみダイシングを行う。半導体基板12をY方向にダイシングする際には、Y方向に沿って直線的且つ連続的に形成されたスクライブラインSL1Y(n)に沿ってのみダイシングを行う。即ち、この段階では、第3の半導体チップ3、第4の半導体チップ4、第5の半導体チップ5及び第6の半導体チップ6を互いに切り離すためのダイシングは行わない。
こうして、図7に示すように、第9の半導体チップ9を含む第1の部分基板12a、第2の半導体チップ2を含む第2の部分基板12b、第7の半導体チップ7を含む第3の部分基板12c、第1の半導体チップ1を含む第4の部分基板12d、及び、第8の半導体チップ8を含む第5の部分基板12eが形成される。また、第3の半導体チップ3と第4の半導体チップ4と第5の半導体チップ5と第6の半導体チップ6とを含む第6の部分基板12fが形成される。図7は、ダイシングにより得られた第1乃至第6の部分基板を示す平面図である。
ダイシングが完了した後、第1の部分基板12a、第2の部分基板12b、第3の部分基板12c、第4の部分基板12d、第5の部分基板12e及び第6の部分基板12fは、載置台20上から取り外される。
次に、ダイシングソーを用いて、以下のようにして、第6の部分基板12fをX方向及びY方向にダイシングする。
具体的には、まず、図8に示すように、上面に粘着テープ(図示せず)が貼り付けられた載置台24上に、複数の第6の部分基板12fを載置する。図8は、第6の部分基板の配置例を示す平面図である。これにより、載置台24上に複数の第6の部分基板12fが固着される。ある第6の部分基板12fをダイシングする際に、他の第6の部分基板12fが誤って切断されてしまうことがないように、各々の第6の部分基板12fの間の距離dは、例えば1cm以上とすることが望ましい。
また、図9に示すように、第6の部分基板12fのスクライブラインSL、SLの延長線上に他の第6の部分基板12fが位置しないように、各々の第6の部分基板12fを配置するようにしてもよい。図9は、第6の部分基板の他の配置例を示す平面図である。この場合にも、ある第6の部分基板12fをダイシングする際に、他の第6の部分基板12fが誤って切断されてしまうのを防止することができる。
マニュアル設定が可能なダイサーを用いれば、複数の第6の部分基板12fが図10に示すようにランダムに配置されている場合であっても、第6の部分基板12fをダイシングすることが可能である。図10は、第6の部分基板の更に他の配置例を示す平面図である。
こうして、複数の第6の部分基板12fがそれぞれダイシングされ、第3の半導体チップ3、第4の半導体チップ4、第5の半導体チップ5及び第6の半導体チップ6が、互いに分離される。
次に、研削装置(バックグラインダ)を用いて、半導体チップ1〜9の背面側を、必要に応じて、以下のようにして研削する。半導体チップの背面とは、半導体チップのうちの半導体素子が形成されていない側の面である。
具体的には、まず、上面に粘着テープ(図示せず)が貼り付けられた載置台(図示せず)上に、背面研磨を行うべき半導体チップを載置する。載置台上に半導体チップを載置する際には、例えばチップ反転機構付きの移載装置(図示せず)を用いることができる。こうして、背面研削を行うべき半導体チップが、研削装置の載置台上に固着される。
次に、粒度が比較的粗い砥石を用いて、半導体チップの背面側、即ち、半導体チップのうちの半導体素子が形成されていない側の面を研削する(一次研削)。一次研削の厚さは、例えば125μm程度とする。
次に、粒度が比較的細かい砥石を用いて、半導体チップの背面側を更に研磨する(二次研削、仕上げ研削)。二次研削の厚さは、例えば100μm程度とする。二次研削を例えば30μm程度しか行わない場合には、一次研削の際に半導体チップの背面側に生じた欠損が残存してしまう場合がある。これに対し、本実施形態では、二次研削を例えば100μm程度と十分な厚さで行うため、一次研削の際に半導体チップの背面側に生じた欠損を確実に除去することが可能となる。
なお、ここでは、二次研削の厚さを100μm程度とする場合を例に説明したが、二次研削の厚さは100μm程度に限定されるものではない。一次研削の際に半導体チップの背面側に生ずる欠損の深さより厚く二次研削を行えば、かかる欠損をなくすことができる。
こうして、所望の厚さの半導体チップが形成される。
なお、半導体チップ1〜9のうち、厚さを薄く設定する必要がない半導体チップについては、背面研削は行わない。
このように、本実施形態によれば、X方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成されるスクライブラインSL1X(n)と、Y方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成されるスクライブラインSL1Y(n)のいずれもが、半導体チップ1〜9を横切らないように、複数種の半導体チップ1〜9を形成する。このため、本実施形態によれば、無駄を生ずることなく、複数種の半導体チップ1〜9を形成することができる。従って、本実施形態によれば、複数種の半導体チップ1〜9を同一の半導体基板12を用いて極めて低コストで製造することが可能となる。
また、本実施形態によれば、半導体チップの背面を研磨する際に、粒度の比較的粗い砥石を用いて研削を行った後に、粒度の比較的細かい砥石を用いて十分な厚さの研削を行うため、半導体チップに個片化した後であっても、半導体チップを所望の厚さに形成することができる。本実施形態によれば、半導体チップに個片化した後に半導体チップの所望の厚さに形成するため、厚さの異なる複数種の半導体チップを同一の半導体基板を用いて製造することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、種類が互いに異なる9種類の半導体チップを形成する場合を例に説明したが、全ての半導体チップの種類が互いに異なっていなくてもよく、同じ種類の半導体チップが含まれていてもよい。例えば、図に示す第8の半導体チップと第9の半導体チップとが同じ種類の半導体チップであってもよい。また、図に示す第3の半導体チップ乃至第6の半導体チップが互いに同じ種類の半導体チップであってもよい。
本発明の一実施形態において用いられるレチクルを示す平面図である。 複数種の半導体チップが形成された半導体基板を示す平面図である。 X方向及びY方向にそれぞれ直線的且つ連続的に形成されたスクライブラインを示す平面図である。 スクライブラインに溝が形成された状態を示す断面図である。 半導体基板のダイシングを示す平面図である。 半導体基板のダイシングを示す断面図である。 ダイシングにより得られた第1乃至第6の部分基板を示す平面図である。 第6の部分基板の配置例を示す平面図である。 第6の部分基板の他の配置例を示す平面図である。 第6の部分基板の更に他の配置例を示す平面図である。 提案されている半導体装置の製造方法において用いられるレチクルを示す平面図である。 提案されている半導体装置の製造方法により複数種の半導体チップが形成された半導体基板を示す平面図である。 提案されている半導体装置の製造方法における半導体基板のダイシングを示す平面図である。 提案されている半導体装置の製造方法において得られた第9の半導体チップを示す平面図である。
符号の説明
1…第1の半導体チップ
2…第2の半導体チップ
3…第3の半導体チップ
4…第4の半導体チップ
5…第5の半導体チップ
6…第6の半導体チップ
7…第7の半導体チップ
8…第8の半導体チップ
9…第9の半導体チップ
10…レチクル
12…半導体基板
12a…第1の部分基板
12b…第2の部分基板
12c…第3の部分基板
12d…第4の部分基板
12e…第5の部分基板
12f…第6の部分基板
14…レーザビーム
16…溝
18…ダイシングテープ
20…載置台
22…ダイアタッチフィルム
110…レチクル
112…半導体基板

Claims (5)

  1. サイズが異なる複数種の半導体チップを同一の半導体基板を用いて形成する半導体装置の製造方法であって、
    第1の方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成される複数のスクライブラインと、前記第1の方向に垂直な第2の方向に複数の異なる間隔でそれぞれ連続的に形成される複数のスクライブラインのいずれもが、前記半導体チップを横切らないように、前記複数種の半導体チップを前記半導体基板に形成する第1の工程と、
    前記第1の方向の前記複数のスクライブラインに沿って前記半導体基板をダイシングし、前記第2の方向の前記複数のスクライブラインに沿って前記半導体基板をダイシングし、前記半導体基板を、単数又は複数の前記半導体チップを含む複数の部分基板に分離する第2の工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2の工程の後に、前記複数の半導体チップを含む前記部分基板を更にダイシングすることにより、前記部分基板に含まれる前記複数の半導体チップを互いに分離する第3の工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2の工程の後に、前記部分基板の背面側を研削する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第3の工程の後に、前記半導体チップの背面側を研削する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第3の工程では、前記複数の半導体チップを含む複数の同一形状の前記部分基板を載置台上に載置し、前記載置台上に載置された前記複数の同一形状の前記部分基板を順次ダイシングする
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010128367A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fujitsu Microelectronics Ltd レチクルレイアウトデータ作成方法及びレチクルレイアウトデータ作成装置

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