JP2009092921A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写ベルトの起動を伴ってブラック単色モードを開始する際の中間転写ベルトの起動を早めて、画像形成を速やかに開始できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御部110は、ブラック単色モードのジョブを受信すると、駆動モータM1、M2を同時に起動する。これにより、中間転写ベルト9及び感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの起動加速期間に重ね合わせて、カム32が作動して、感光ドラム1Y、1M、1Cから中間転写ベルト9を離間させる。制御部110は、離間動作の完了後に、クラッチCLを解除して感光ドラム1Y、1M、1Cの回転を停止させる。制御部110は、中間転写ベルト9に感光ドラム1Kのみを当接させた状態で、ブラック単色モードの画像形成を開始する。
【選択図】図5

Description

本発明は、フルカラーモードとブラック単色モードとを切り替えて実行可能な画像形成装置、詳しくは、ブラック単色モードの開始に際して使用しない像担持体を中間転写体又は記録材搬送体から離間させる制御に関する。
搬送体(中間転写体又は記録材搬送体)に沿って現像色の異なる複数の像担持体を配列してフルカラー画像を形成するタンデム型画像形成装置が実用化されている。
第1モード(例えばフルカラーモード)と第2モード(例えばブラック単色モード)とを切り替えて実行可能であって、第2モードでは、使用しない現像色の像担持体を搬送体から離間させるタンデム型画像形成装置が実用化されている。
特許文献1には、中間転写ベルトに沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部を配列したタンデム型画像形成装置が示される。ここでは、フルカラーモードからブラック単色モードへ切り替えると、中間転写ベルトの一部が移動して、現像色がイエロー、マゼンタ、シアンの3つの感光ドラムから中間転写ベルトが離間する。
離間させる理由は、画像形成を行わない空転状態では、現像色がイエロー、マゼンタ、シアンの感光ドラムの表面性が損なわれ易いからである。また、離間させた感光ドラムの駆動を停止させることで画像形成装置の消費電力を削減できるからである。
特許文献2には、記録材搬送ベルトに沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部を配列したタンデム型画像形成装置が示される。ここでは、ブラック感光ドラムの転写ローラを中心にして記録材搬送ベルトユニット全体を回動傾斜させて、イエロー、マゼンタ、シアンの3つの感光ドラムを記録材搬送ベルトから離間する。
特開2005−128180号公報 特開2000−181184号公報
接触回転する感光ドラムと中間転写ベルトとの間に相対速度差が生じると、感光ドラムと中間転写ベルトの両方に摺擦傷が発生し、摺擦傷が画像に影響して、出力画像の画像品質が損なわれる可能性がある。
そこで、フルカラーモードの停止状態からブラック単色モードの画像形成を開始する際には、中間転写ベルトと使用しない感光ドラムとを停止状態で離間させた後に、使用する感光ドラムと中間転写ベルトとを起動していた。
このため、スリープ状態からブラック単色モードのジョブを受信して画像形成を開始する際には、中間転写ベルトと感光ドラムとの離間を待つ時間だけ、中間転写ベルトの起動が遅れていた。
本発明は、中間転写ベルトの起動を伴ってブラック単色モードを開始する際の中間転写ベルトの起動完了を早めて、画像形成を速やかに開始できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、回転する搬送体と、前記搬送体又は前記搬送体に担持された記録材に転写される第1色のトナー像を担持する第1像担持体と、前記搬送体又は前記搬送体に担持された記録材に転写される第2色のトナー像を担持する第2像担持体と、前記第1像担持体を前記搬送体に対して接離させる接離機構と、前記接離機構が前記第1像担持体像を前記搬送体に接触させた状態で、前記第1色のトナー像及び前記第2色のトナー像を前記搬送体側へ転写する第1モードと、前記接離機構が前記第1像担持体像を前記搬送体から離間させた状態で、前記第2色のトナー像を前記搬送体側へ転写する第2モードとを有するものである。そして、前記接離機構を制御してモードに応じた前記第1像担持体の接離状態を設定するとともに、前記搬送体の停止状態から前記接離状態が異なるモードの画像形成を開始する際には、前記搬送体の加速開始から加速終了までに、前記接離機構による接離動作を開始させる制御手段を備える。
本発明の画像形成装置では、搬送体の起動期間に重ねて接離機構による接離動作を行うので、搬送体と像担持体との接離完了だけを待つ時間が削減される。このため、搬送体の起動を伴って第1像担持体の接離状態が異なるモードを開始する際に、搬送体の起動完了を早めて、画像形成を速やかに開始できる。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明は、搬送体の起動期間にオーバーラップさせて搬送体の接離動作を行う限りにおいて、各実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写ベルトを用いる画像形成装置に限らず、記録材搬送ベルトに担持された記録材へトナー像を転写する画像形成装置でも実施できる。
フルカラーモードの待機状態でブラック単色モードを開始する場合に限らず、ブラック単色モードの待機状態でフルカラーモードを開始する場合にも実施できる。第1モード又は第2モードのうちの特定モードの接離状態で待機する場合に限らず、最後の画像形成のモードの接離状態で待機する場合にも実施できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1に示される画像形成装置の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。説明中、特許請求の範囲で用いた構成名に括弧を付して示した参照記号は、発明の理解を助けるための例示であって、実施形態中の該当する部材等に構成を限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図、図2は画像形成部の構成の説明図である。
図1に示すように、第1実施形態の画像形成装置100は、中間転写ベルト9に沿って4つの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式の画像形成装置である。
画像形成部PYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて、一次転写部TYにて中間転写ベルト9に一次転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて、一次転写部TMにて中間転写ベルト9のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部PC、PKでは、それぞれ感光ドラム1C、1Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、同様に中間転写ベルト9に順次重ねて一次転写される。
中間転写ベルト9に順次重ねて一次転写された四色のトナー像は、中間転写ベルト9によって二次転写部T2へ搬送されて記録材Pへ一括二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置17で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、排出ローラ19から機体上面へ積載される。
分離装置16は、給紙カセット20から引き出した記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ15へ向かって送り出す。レジストローラ15は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト9に担持されたトナー像にタイミングを合わせて二次転写部T2へ送り出す。
<搬送体>
中間転写ベルト9は、駆動ローラ(対向ローラ)12、テンションローラ13、支持ローラ14、及び一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kに掛け渡して支持され、駆動ローラ12に駆動されて矢印R2方向に回転する。
二次転写ローラ8は、中間転写ベルト9を介して駆動ローラ(対向ローラ)12に圧接して、中間転写ベルト9と二次転写ローラ8との間に二次転写部T2を形成する。
電源D2は、二次転写ローラ8に正極性の直流電圧を印加して、負極性に帯電して中間転写ベルト9に担持されて二次転写部T2を通過するトナー像を記録材Pへ移動させる。
ベルトクリーニング装置18は、二次転写部T2を通過して中間転写ベルト9に残留した未転写トナーをクリーニングブレードにより除去する。
<像担持体、トナー像形成手段>
画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像に用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外はほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部PKについて説明し、他の画像形成部PY、PM、PCについては、説明中の符号末尾のKを、Y、M、Cに読み替えて説明されるものとする。
図2に示すように、画像形成部PKは、感光ドラム1Kの周囲に、帯電装置2K、露光装置3K、現像装置4K、一次転写ローラ5K、クリーニング装置6Kを配置する。
画像形成部PKは、感光ドラム1K、帯電ローラ2K、現像装置4K、クリーニング装置6Kを収納して、各色個別に、一体的に交換可能に構成したプロセスカートリッジである。
感光ドラム1Kは、所定のプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電装置2Kは、感光ドラム1Kに帯電ローラを圧接して従動回転させる。電源D3は、帯電ローラに直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧を印加して、感光ドラム1Kの表面を一様な負極性の暗部電位VDに帯電する。
露光装置3Kは、ブラックの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1Kの表面に画像の静電像を書き込む。露光された部分の電位は、明部電位VLとなる。
現像装置4Kは、トナーに磁性キャリアを混合した二成分現像剤を攪拌してトナーを負極性に帯電させる。帯電したトナーは、マグネット4jの周囲で回転する現像スリーブ4sに穂立ち状態で担持されて、感光ドラム1Kを摺擦する。
電源D4は、負極性の直流電圧Vdevに交流電圧を重畳した電圧を現像スリーブ4sに印加する。これにより、現像スリーブ4sよりも相対的に正極性となった感光ドラム1Kの静電像へトナーが移動して、静電像が反転現像される。
一次転写ローラ5Kは、中間転写ベルト9を介して感光ドラム1Kに圧接して、中間転写ベルト9と感光ドラム1Kとの間に一次転写部TKを形成する。
電源DKは、一次転写ローラ5Kに正極性の直流電圧を印加して、負極性に帯電して感光ドラム1Kに担持されて一次転写部TKを通過するトナー像を中間転写体9へ移動させる。
クリーニング装置6Kは、一次転写部TKを通過して感光ドラム1Kに残留した未転写トナーを、クリーニングブレードにより除去して、次回のトナー像形成に備える。
トナー供給ユニット11Kは、画像形成部PKに対して着脱可能に接続されて、ブラックトナーを現像装置4Kに補給する。
<第1モード、第2モード、接離機構>
図3はフルカラーモードとブラック単色モードの説明図、図4は接離機構の説明図である。図3、図4中、(a)はフルカラーモード、(b)はブラック単色モードである。
図3の(a)に示すように、第1モードは、接離機構(30)が第1像担持体(1Y、1M、1C)を搬送体(9)に接触させた状態で、第1色のトナー像(イエロー、マゼンタ、シアン)及び第2色のトナー像(ブラック)を搬送体側(9)へ転写する。
図3の(b)に示すように、第2モードは、接離機構(30)が第1像担持体(1Y、1M、1C)を搬送体(9)から離間させた状態で、第2色のトナー像(ブラック)を搬送体側(9)へ転写する。
図3の(a)に示すように、第1モードの一例であるフルカラーモードでは、接離機構30が支持ローラ11を支点にして回動支持枠39を上方へ回動させる。回動支持枠39に軸支された一次転写ローラ5Y、5M、5Cは、上昇して、中間転写ベルト9を押し上げて感光ドラム1Y、1M、1Cに圧接させる。これにより、一次転写部TY、TM、TC、TKのニップが形成される。
フルカラーモードでは、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成したイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像を用いたフルカラー画像が中間転写ベルト9に形成されて、記録材Pに転写される。
図3の(b)に示すように、第2モードの一例であるブラック単色モードでは、接離機構30が支持ローラ11を支点にして回動支持枠39を下方へ回動させる。回動支持枠39に軸支された一次転写ローラ5Y、5M、5Cは、下降して、中間転写ベルト9を感光ドラム1Y、1M、1Cから離間させる。
しかし、支持ローラ11と一次転写ローラ5Kとは、回動支持枠39とは無関係に一定位置を保つので、支持ローラ11とテンションローラ13との間の中間転写ベルト9は、フルカラーモード時と等しい状態である。
ブラック単色モードでは、感光ドラム1Kに形成したブラックトナー像を用いたモノクロ画像が中間転写ベルト9に形成されて、記録材Pに転写される。
図4の(a)に示すように、接離機構30は、回動支持枠39に固定されたピン38をアーム37で昇降駆動する。
スライダ31は、装置本体に固定されたピン35に長溝35Gを案内させて図中左右方向へ移動可能である。
バネ34は、スライダ31に固定されたコロ33がカム32に接触する位置まで、スライダ31を図中右方向へ付勢して移動させる。
フルカラーモードでは、カム32は、バネ34を押し縮めてスライダ31を図中左方向へ移動させて、アーム37に固定されたピン36を長溝36に沿って下降させる。これにより、ピン37Gを中心にしてアーム37が左回りに回転してピン38を押し上げる。
図4の(b)に示すように、ブラック単色モードでは、カム32は、バネ34に付勢されたスライダ31を図中右方向へ移動させて、ピン36を長溝36に沿って上昇させる。これにより、ピン37Gを中心にしてアーム37が右回りに回転してピン38を下降させる。
ところで、タンデム型中間転写方式の画像形成装置では、感光ドラムは、中間転写ベルトと接触回転することで、一次転写圧、クリーニングブレード、中間転写ベルトとの摺擦等によって表面にキズ、削れを生じる。このため、フルカラーの画像形成頻度が少ないにもかかわらず、キズ、削れによりイエロー、マゼンタ、シアンの感光ドラムが短寿命化してしまう場合があった。ブラック単色モードの画像形成時に、使用していないイエロー、マゼンタ、シアンの感光ドラムと中間転写ベルトとが常時接触状態で回転していることは好ましくない。
そこで、感光ドラムの削れ、キズを防止するために、ブラック単色モードでは、ブラック以外の使用しない感光ドラムから中間転写ベルトを離間させている。これにより、ブラック単色モードに比べて使用頻度が少ない使用環境でも、イエロー、マゼンタ、シアンの感光ドラムの短寿命を防止できる。
図3の(b)に示すように、画像形成装置100は、フルカラーモードの待機状態から、ブラック単色モードで起動させる際に、中間転写ベルト9の起動と同時進行させて、感光ドラム1Y、1M、1Cから中間転写ベルト9を離間させる。
<実施例1>
図5は実施例1の駆動系の説明図、図6は実施例1の制御のフローチャート、図7は従来の制御と比較した実施例1のタイムチャート、図8は中間転写ベルトの起動状態の説明図である。
図5に示すように、制御手段(110)は、接離機構(30)を制御してモードに応じた第1像担持体(1Y、1M、1C)の接離状態を設定する。
制御手段(110)は、搬送体(9)の停止状態から接離状態が異なるモードの画像形成を開始する際には、搬送体(9)の加速開始から加速終了までに、接離機構(30)による接離動作を開始させる。
制御手段(110)は、搬送体(9)の起動と同時に、第1像担持体(1Y、1M、1C)と第2像担持体(1K)とを起動させて、離間動作の開始後に、第1像担持体(1Y、1M、1C)を停止させる。
実施例1では、駆動モータM2の出力をギア列により分割して、それぞれ中間転写ベルト9の駆動ローラ12、感光ドラム1K、感光ドラム1Y、1M、1Cを回転駆動する。
図5を参照して図6に示すように、制御部110は、ジョブを受信するとフルカラーモードかブラック単色モードかを判断する(S11)。
制御部110は、フルカラーモードの場合(S11のNO)、駆動モータM2を起動し(S12)、回転動作が安定すると(S13のYES)、前回転制御を実行する(S14)。前回転制御では、露光条件、帯電条件、現像条件、転写条件等の画像形成条件が調整される。
制御部110は、ジョブが終了するまで(S16のNO)、画像形成(S15)を繰り返し、ジョブが終了すると(S16のYES)、フルカラーモードの場合(S17のNO)、駆動モータM2を停止させる(S18)。
制御部110は、ブラック単色モードの場合(S11のYES)、駆動モータM2の起動と同時に駆動モータM1を起動する(S21)。カム32とコロ33との摺擦に起因して実際の離間動作(S22)は、駆動モータM2の起動よりも少し遅れる。
制御部110は、回転動作が安定すると(S13のYES)、前回転制御(S14)に続いて画像形成(S15)を実行する。
感光ドラム1Kを中間転写ベルト9に接触させたまま、感光ドラム1Y、1M、1Cを中間転写ベルト9から離間させて、ブラック単色モードによるモノカラー画像の形成が行われる。
接離機構30による離間動作の目的は、モノカラー画像の形成時に、画像形成に用いない感光ドラム1Y、1M、1Cのキズ、削れを防止し、消費電力、部品交換のランニングコストを低減することである。
制御部110は、ジョブが終了すると(S16のYES)、ブラック単色モード(S17のYES)では、駆動モータM2を停止させた後に(S24)、駆動モータM1を、クラッチCLを作動させて待機状態に復帰させる(S25)。
図3の(a)に示すように、これにより、中間転写ベルト9を感光ドラム1Y、1M、1Cに当接したフルカラーモードの状態で停止して、次のジョブを待機する。
図3の(b)を参照して図7に示すように、実施例1の制御では、中間転写ベルト9の起動と同時進行させて、感光ドラム1Y、1M、1Cから中間転写ベルト9を離間させる。
図8に示すように、駆動モータM2は、DCブラシレスモータを用いており、起動後、回転速度が最初に規定値をオーバーシュート(矢印)した後の減速制御過程でクラッチCLが解除されるようにしている。これにより、クラッチCLの解除に伴う速度変動が少なくなり、中間転写ベルト9は約0.8秒の起動時間で安定して起動される。
実施例1のブラック単色モードは、感光ドラム1K、中間転写ベルト9の回転速度が規定速度領域(プロセススピード±6.25%)に達するまでに、中間転写ベルト9の離間動作を開始する。駆動モータM2の起動から回転速度が安定するまでの時間は、0.8secほどであり、中間転写ベルト9の離間動作は、それまでに開始される。実施例1の制御において、ブラック単色モードの起動から画像形成終了までに要する時間は、「起動動作 + 画像形成動作」である。駆動安定と離間動作を平行して実施することにより、ファーストコピータイム(FCOT:合計運転時間)の短縮が実現している。
また、離間動作終了後に感光ドラム1Y、1M、1Cの回転を停止する。このため、中間転写ベルト9が離間するまでの間の感光ドラム1Y、1M、1Cと中間転写ベルトとの相対速度差によるキズ、削れが防止される。
<比較例>
これに対して、従来の制御では、画像形成装置100は、中間転写ベルト9と感光ドラム1Y、1M、1Cとが接した状態で待機しているため、ブラック単色モードの画像形成を開始する場合、接離機構30により中間転写ベルト9の離間動作を行う。そして、離間動作完了後にモノクロ画像の画像形成を行うべく、感光ドラム1K及び中間転写ベルト9の駆動回転を開始する。
中間転写ベルト9の離間を待って感光ドラム1Kを起動していたので、実施例1の制御に比較して、離間動作に要する時間だけ画像形成の開始(前回転制御の開始)が遅くなる。このため離間動作に要する時間だけ、ファーストコピータイム(FCOT)の遅延につながっていた。
従来の制御では、ブラック単色モードの起動時、まず、中間転写ベルト9の離間動作を行なった後にブラック単色モードの画像形成を開始する。中間転写ベルト9の離間動作には一定の時間が必要であり、実施例1と同じ駆動系の構成では、ほぼ0.5secでこの動作を完了する。その後、感光ドラム1K、中間転写ベルト9の駆動に使用される駆動モータM1が起動して定格速度に達するまでには一定の時間を要する。従来の制御において、ブラック単色モードの起動から画像形成終了までに要する時間は、「離間動作 + 起動動作 + 画像形成動作」である。
また、中間転写ベルト9の離間動作時に、離間される感光ドラム1Y、1M、1Cが静止していると、ブラック単色モードの起動時に回転する中間転写ベルトが摺擦してキズ、削れを発生させる。
実施例1の制御によれば、感光ドラム1と中間転写ベルト9との接離機構30を備えたタンデムの画像形成装置においてFCOTの遅延なく画像形成を開始できる。フルカラーモードの際の中間転写ベルト9と感光ドラム1Y、1M、1Cが接した待機状態から、ブラック単色モードの離間動作を待つことなく、画像形成を開始できる。その離間動作の過程における感光ドラム1Y、1M、1Cと中間転写ベルト9との速度差によるキズ、削れを防止して更なるランニングコスト低減が実現される。
<実施例2>
図9は実施例2の駆動系の説明図である。
実施例2は感光ドラムの駆動系が異なる以外は実施例1と同様に構成されて同様に制御される。従って、図9中、実施例1と重複する部分には図5と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図9に示すように、実施例2では、駆動モータM2は中間転写ベルト9を駆動する。駆動モータM3は、DCブラシレスモータを用いており、出力をギア列により分割して、それぞれ感光ドラム1K、感光ドラム1Y、1M、1Cを回転駆動する。
従って、ブラック単色モードの起動時には、駆動モータM2、M3が同時に起動され、中間転写ベルト9の離間動作の終了後にクラッチCLが解除される。
<実施例3>
図10は実施例3の駆動系の説明図である。
実施例3は感光ドラムの駆動系が異なる以外は実施例1と同様に構成されて同様に制御される。従って、図9中、実施例1と重複する部分には図5と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
図10に示すように、実施例3では、駆動モータM2は中間転写ベルト9を駆動する。駆動モータM3、M4、M5、M6は、DCブラシレスモータを用いており、それぞれ感光ドラム1K、1C、1M、1Yを個別に回転駆動する。
従って、ブラック単色モードの起動時には、駆動モータM2、M3、M4、M5、M6が同時に起動され、中間転写ベルト9の離間動作の終了後に駆動モータM4、M5、M6が停止される。
<実施例4>
実施例4では、実施例3の構成を用いてブラック単色モードの起動動作を少し異ならせる。
図10に示すように、実施例4では、ブラック単色モードの起動時、駆動モータM1、M2、M3を同時に起動して、画像形成に使用しない感光ドラム1C、1M、1Yの駆動モータM4、M5、M6は起動しない。
実施例3では、ブラック単色モードの起動時、ブラック単色モードで使用しない感光ドラム1Y、1M、1Cも回転駆動していたが、実施例4では、ブラック単色モードで使用しない感光ドラム1Y、1M、1Cの回転駆動を最初から行わない。
<実施例5>
実施例5では、実施例3の構成を用いてブラック単色モードの起動動作を少し異ならせる。
実施例5では、駆動ローラ12、感光ドラム1K、1C、1Y、1Mに、刻々の位相位置を検知してそれぞれの周速度を個別に検知するためのパルスエンコーダを設けている。
駆動モータM2、M3、M4、M5、M6は、それぞれのパルスエンコーダが検知した駆動ローラ12、感光ドラム1K、1C、1Y、1Mの刻々の周速度をフィードバックされて個別に速度制御される。
実施例5では、ブラック単色モードの起動時、感体ドラム1Y、1M、1C、1Kと中間転写ベルト9の加速過程の速度変化が実質的に同一になるように、駆動モータM2、M3、M4、M5、M6を制御する。
これにより、中間転写ベルト9の離間動作に伴う感光ドラム1Y、1M、1C、1Kと中間転写ベルト9との相対速度差を最小限に抑える。
なお、実質的に同一であるとは、駆動開始信号の授受に伴うソフト的な遅延やトルク伝達系の駆動構成差を含めて双方の回転駆動が同時進行的に行なわれることである。実際には、0.2sec以内での起動開始の遅延も実質的に同一とみなす。
<第2実施形態>
記録材搬送ベルトに沿ってブラック、シアン、マゼンタ、イエローの画像形成部を配列したタンデム型記録材搬送方式の画像形成装置(特許文献2参照)でも、実施例1の制御を適用できる。
記録材搬送ベルト及びブラックの感光ドラムの起動と同時に記録材搬送ベルトの離間を開始させ、ブラック単色モードで使用しないシアン、マゼンタ、イエローの感光ドラムも起動する。そして、記録材搬送ベルトの離間動作の終了後にシアン、マゼンタ、イエローの感光ドラムを停止させる。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成部の構成の説明図である。 フルカラーモードとブラック単色モードの説明図である。 接離機構の説明図である。 実施例1の駆動系の説明図である。 実施例1の制御のフローチャートである。 従来の制御と比較した実施例1のタイムチャートである。 中間転写ベルトの起動状態の説明図である。 実施例2の駆動系の説明図である。 実施例3の駆動系の説明図である。
符号の説明
1Y、1M、1C 第1像担持体(感光ドラム)
1K 第2像担持体(ブラックの感光ドラム)
3Y、3M、3C、3K 露光装置
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5Y、5M、5C、5K 転写部材(一次転写ローラ)
9 搬送体(中間転写ベルト)
30 接離機構
31 スライダ
32 カム
100 画像形成装置
110 制御手段
M2 駆動手段(駆動モータ)
PY、PM、PC、PK トナー像形成手段(画像形成部)

Claims (4)

  1. 回転する搬送体と、
    前記搬送体又は前記搬送体に担持された記録材に転写される第1色のトナー像を担持する第1像担持体と、
    前記搬送体又は前記搬送体に担持された記録材に転写される第2色のトナー像を担持する第2像担持体と、
    前記第1像担持体を前記搬送体に対して接離させる接離機構と、
    前記接離機構が前記第1像担持体を前記搬送体に接触させた状態で、前記第1色のトナー像及び前記第2色のトナー像を前記搬送体側へ転写する第1モードと、
    前記接離機構が前記第1像担持体を前記搬送体から離間させた状態で、前記第2色のトナー像を前記搬送体側へ転写する第2モードと、を有する画像形成装置において、
    前記接離機構を制御してモードに応じた前記第1像担持体の接離状態を設定するとともに、前記搬送体の停止状態から前記接離状態が異なるモードの画像形成を開始する際には、前記搬送体の加速開始から加速終了までに、前記接離機構による接離動作を開始させる制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1モード及び前記第2モードの画像形成の終了後、前記第1モードにおける前記接離状態で、前記第1像担持体、前記第2像担持体、及び前記搬送体を停止させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記搬送体の起動と同時に、前記第1像担持体と前記第2像担持体とを起動させて、前記接離動作の開始後に、前記第1像担持体を停止させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記搬送体の起動と同時に、前記接離動作を開始させることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
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JP2015049421A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 キヤノン株式会社 画像形成装置

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