JP2009091773A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 収納部31から繰り出されて閉鎖動作可能な開閉体10と、該開閉体10を開放動作可能に付勢する付勢部材32aと、該開閉体10を開閉不能に拘束したりその拘束状態を解除したりするブレーキ機構42と、流入口61a1に流入される流体の圧力により前記ブレーキ機構42を解除操作する流入解除手段60とを具備し、前記流入解除手段60により前記ブレーキ機構42が解除操作されて、前記開閉体10が前記付勢部材32aの付勢力によって開放動作するようにした。
【選択図】 図1
Description
この従来技術によれば、火炎や煙等の蔓延を防ぐためにシャッターカーテンが全閉されている場合に、そのシャッターカーテンを、消火ホースから噴出される高圧水により開放動作させることができ、ひいては、消防隊員等の建物内部への侵入が可能となる。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
消火ホース等により流入口へ流体を流入開始すると、その流体の圧力によってブレーキ機構が解除操作されて、開閉体の拘束状態が解除され、開閉体が付勢部材の付勢力によって開放動作する。
よって、消火ホース等による流体の流入時間を短縮することができ、ひいては、消火ホース等を用いた他の作業の開始が遅れてしまうようなことを防ぐことができる。
本実施の形態は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能であり、特に好ましい態様として、火災等の非常時に自動閉鎖されて火炎や煙の蔓延を防ぐ防火シャッター装置に適用した一例について説明する。
この開閉体10は、前記スラットを用いた構成以外の他例として、難燃性または耐火性を有する可撓性シート材や、パネル、パイプを用いた構成、あるいは、前記材料を組み合わせてなる構成等とすることが可能である。
前記感知部による感知信号が、巻取装置30内の制御部(図示せず)へ送信されると、該制御部からの制御信号により、開閉体10の閉鎖動作が停止や反転等するようになっている。
この巻取軸32は、その外周面に開閉体10の上端側部分を止着し、開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする。
この付勢部材32aの付勢力は、開閉機40の駆動軸41bがフリーの状態で、巻取軸32を巻き取り方向へ回転させて、該巻取軸32によって開閉体10を巻き取るように、適宜に設定されている。
図示例によれば、レバー部材42eの下端側がケーシング43外に露出しており、この露出部分である操作レバー42e1が、後述する流入解除手段によって機械的に揺動操作されるようになっている。
なお、図中符号44は、開閉体10を手動で開閉できるようにブレーキドラム42bの周囲にスプロケット等を介して巻かれたチェーンであり、外部に露出し垂れ下げられている。
この流入部61は、当該開閉装置1の下部側であって、消防ホースaを接続し易い適宜箇所に配置されている。
この軸状部材62aの他端側には、自在継手62dを介して上方向きに軸状部材62bが連結されている。
そして、この軸状部材62bの他端側には、自在継手62eを介して軸状部材62cが連結されている。
軸状部材62cは、開閉機40の下側に略水平状に支持され、前記軸状部材62bから伝達される回転力により開閉機40のブレーキ機構42を解除操作するブレーキ解除操作手段63を構成している。
この構成によれば、軸状部材62cが被螺合部材63bにねじ込まれると、該軸状部材62cの先端部がレバー部材42eを押圧して揺動させる。したがって、ブレーキ機構42が解放操作されることになる。
開閉装置1が火災時等に発信される防災信号を受けて開閉体10を全閉した状態において、消防隊等が消防ホースaを流入口61a1に接続し、該消防ホースaによる送水が行われると、その水流によって回転体61bが回転し、その回転体61bの回転力は、回転力伝達手段62により、当該開閉装置1上部側のブレーキ解除操作手段63へ伝達され、ブレーキ解除操作手段63によって開閉機40のブレーキ機構42が解放操作される。
この開閉装置2は、上記開閉装置1における流入解除手段60を流入解除手段60’に置換した構成、より具体的に説明すれば、回転力伝達手段62及びブレーキ解除操作手段63を、回転力伝達手段64及びブレーキ解除操作手段65に置換した構成としている。
ワイヤー64bは、その一端側を流入ケース61a内へ挿通して回転体61bの中心部へ接続するとともに、その他端側を、ブレーキ解除操作手段65を介して開閉機40のブレーキ機構42へ接続している。
その接続構造を詳細に説明すれば、螺合部材65aは、ブレーキ軸42aを引っ張り可能であって、且つブレーキ軸42aに対し回動自在となるように、接続されている。そして、この螺合部材65aは、被螺合部材65bに螺合して後退(図4において左方向へ移動)することで、ブレーキ軸42a及びブレーキドラム42bを、ブレーキシュー41c及び駆動軸41bから引き離す。
詳細には、ワイヤー64bの回転が螺合部材65aに伝達され、螺合部材65aが被螺合部材65bとの螺合により後退するとともに、ブレーキ軸42aを引っ張って、ブレーキ機構42を解放操作する。
そのため、開閉機40の駆動軸41bが自由回転可能な状態となり、連動して巻取軸32も自由回転可能な状態となる。よって、巻取軸32は、付勢部材32aの付勢力により回転しながら開閉体10を巻き取って開放動作させる。
より詳細に説明すれば、例えば、図2に示す回転力伝達手段62の途中、あるいは図4に示すワイヤー64bと螺合部材65aとの間に、回転力の伝達を遮断するクラッチ装置を設けるようにしてもよい。このクラッチ装置は、レバー操作等の機械的な手動操作によって解除される構造としてもよいし、スイッチ等からの電気信号により解除される電磁クラッチ等としてもよい。
この構成によれば、前記クラッチ装置を作動させて、回転力伝達手段62(又は64)の回転力伝達経路を遮断すれば、流入部61への放水を止めなくとも、ブレーキ機構42が、コイルスプリング42cの付勢力によってスムーズに元のロック状態へ復帰することになる。
更に他例としては、流入部61に、空気や油等の水以外の流体が送り込まれるようにするとともに、この流体の圧力によって、ブレーキ機構42が解除操作される構造とすることも可能である。
30:巻取装置 31:収納部
32:巻取軸 32a:付勢部材
40:開閉機 41:電動モータ
42:ブレーキ機構 60,60’:流入解除手段
61a1:流入口 61b:回転体
62,64:回転力伝達手段 63,65:ブレーキ解除操作手段
Claims (4)
- 収納部から繰り出されて閉鎖動作可能な開閉体と、該開閉体を開放動作可能に付勢する付勢手段と、該開閉体を開閉不能に拘束したりその拘束状態を解除したりするブレーキ機構と、流入口に流入される流体の圧力により前記ブレーキ機構を解除操作する流入解除手段とを具備し、
前記流入解除手段により前記ブレーキ機構が解除操作されて、前記開閉体が前記付勢手段の付勢力によって開放動作するようにしたことを特徴とする開閉装置。 - 前記流入解除手段は、流入口に流入される流体の圧力により回転可能な回転体と、該回転体の回転力を前記ブレーキ機構に伝達する回転力伝達手段と、該回転力伝達手段により伝達される回転力により、前記ブレーキ機構を解除操作するブレーキ解除操作手段とを具備していることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 巻取体に巻かれた開閉体を下方へ繰り出して閉鎖動作させる巻取装置と、前記巻取体を巻き取り回転方向へ付勢する付勢部材と、操作レバーが揺動されることにより前記巻取体を拘束したり解放したりするブレーキ機構と、流入口に流入される流体の圧力により回転可能な回転体と、該回転体の回転力を前記ブレーキ機構に伝達する回転力伝達手段と、該回転力伝達手段により伝達される回転力によって前記ブレーキ機構の前記操作レバーを解除方向へ作動するブレーキ解除操作手段とを備え、
前記ブレーキ解除操作手段により前記ブレーキ機構が解除されて、前記開閉体が前記付勢手段の付勢力によって開放動作するようにしたことを特徴とする開閉装置。 - 前記流体が水であり、前記回転体が水車であることを特徴とする請求項2又は3記載の開閉装置。
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JPS532928A (en) * | 1976-06-29 | 1978-01-12 | Mutsukazu Gou | Method and device for opening shutter when in fire |
JPS619492U (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-20 | ダイワ株式会社 | 電動式横引きシヤツタ− |
JPS629694U (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-21 |
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