JP2009091231A - 液体供給装置、水素発生装置及び燃料電池システム - Google Patents

液体供給装置、水素発生装置及び燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009091231A
JP2009091231A JP2008166479A JP2008166479A JP2009091231A JP 2009091231 A JP2009091231 A JP 2009091231A JP 2008166479 A JP2008166479 A JP 2008166479A JP 2008166479 A JP2008166479 A JP 2008166479A JP 2009091231 A JP2009091231 A JP 2009091231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid supply
supply device
hydrogen
outer surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008166479A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sarada
孝史 皿田
Takamasa Yanase
考応 柳▲瀬▼
Toru Ozaki
徹 尾崎
Tsuneaki Tamachi
恒昭 玉地
Kazutaka Yuzurihara
一貴 譲原
Fumiharu Iwasaki
文晴 岩崎
Noboru Ishizone
昇 石曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2008166479A priority Critical patent/JP2009091231A/ja
Publication of JP2009091231A publication Critical patent/JP2009091231A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】 燃料電池に使用される燃料液体及び燃料前駆体液体を体積の大きい補器を用いず、また電力を消費することなくより一定の速度で送液することを可能とする。
【解決手段】 液体を排出する排出口と、複数の外面とを有し、前記液体を収容する液体収容部と、前記複数の外面のうち第1の外面に対して荷重を与え前記液体収容部を押圧する押圧部とを有し、前記第1外面と隣り合う第2外面は、前記押圧部による押圧力が小さくなるにつれて、前記第1外面と前記第2外面とによりなす角の角度が小さくなり、前記角度は0度以上90度未満であることを特徴とする液体供給装置。これにより液体の残量によらず、液体をより一定の速度で送液できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料前駆体である液体の供給装置、液体供給装置によって供給された液体により水素を発生する水素発生装置、及び水素発生装置により発生する水素を用いて発電する燃料電池システムに係るものである。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話等の電子機器の電源として固体高分子型燃料電池を用いたものが知られている。上記燃料電池で電気化学反応を起こし電気に変換する物質としては水素、メタノール等の燃料流体が挙げられる。
燃料電池は内部をイオン(プロトン)が移動する電極触媒層・固体電解質膜複合体(MEA)が、アノード側電極とカソード側電極とに挟み込まれた構造になっている。カソード側の電極触媒層では空気、又は酸素供給装置によって酸素が供給され、アノード側の電極触媒層には上記のような燃料流体が供給される。発電の際にはアノード側の電極触媒層から与えられたプロトンが電解質膜中を移動し、カソード側の電極触媒層において酸素と反応して電流を発生する。
燃料電池を連続的に動かす場合当然ながら燃料を絶やすことなく供給する必要がある。そのため燃料を搭載した燃料カートリッジによって燃料を与え、該燃料カートリッジ中の燃料の残量が低下してくると燃料カートリッジを新規のものに交換して取り付ける方法が広く知られている。
また、上記燃料に水素を用いる場合には当然ながら燃料側電極に水素を供給する必要がある。このような燃料電池における燃料カートリッジの例として水素吸蔵合金ボンベ、高圧水素タンク、水素発生装置が挙げられる。中でも水素発生装置は燃料カートリッジ中に水素前駆体を貯蔵すること、燃料カートリッジ内部が高圧にならないことが特徴である。そのため筐体の素材の幅広い選定ができ、重量に関して優位性を持っている。
水素発生装置では複数から成る水素発生物質を反応させることによって水素を発生させる。水素発生物質の代表的な例を挙げると、水素化アルミニウムと水、固体の水素化ホウ素ナトリムと触媒溶液、液体の水素化ホウ素ナトリウムと触媒溶液等がある。上記の手法において複数の物質を反応させる際には、液体をもう一方の反応物質に加える方法が取られることが多い。
上記の水素発生装置において液体の送液方法として、ポンプやレギュレータを用いたものがある。しかし水素発生装置や燃料電池本体にポンプやレギュレータを取り付けると燃料電池システムの体積や重量が増加してしまう。また特にポンプは電気エネルギーを用いるため、燃料電池と接続される電子機器に使用できる有効な電力量が少なくなってしまう。そのため上記液体の送液装置としてバネを用いて液体に荷重をかけて押圧し、その圧力で液体を移動させるという手法がある(例えば特許文献1参照)。またこの手法はダイレクトメタノール形燃料電池(DMFC)において燃料側電極にメタノール等の液体燃料を送液するためにも用いられている。その場合水素発生装置と同様、液体燃料にバネで荷重をかけて押圧し、その圧力で液体燃料を移動させる。
特開2004−87470
しかしバネの特性として、バネの変位量が変化するにつれバネの荷重も変化する。そのためバネを用いて液体に荷重をかけると、液体の残量によってバネの荷重が変化するため送液速度が変化する。通常バネのみで液体に荷重をかけると、残量が多い状態では荷重は大きく、少ない状態では荷重は小さい。水素発生装置において、送液速度が変化すると水素発生速度も変化する。そのためバネを用いて送液すると、残量が少ない状態では水素発生速度が低く燃料電池で使用する水素速度に満たなくなったり、残量が多い状態では水素発生速度が速く多くの水素が発生し燃料電池及び燃料カートリッジの内部圧力が高くなってしまうことがある。またDMFCにおいても流量が変化すると限界電流等の発電特性が変化する。そのため残量に応じて送液速度に変化が生じることは好ましくない。
そこで本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、液体の残量に応じて押圧力が変化するバネのような弾性体で液体を送液する場合に、大型の補器や電力を伴う補器を用いずにより一定の速度で送液する事ができる液体供給装置、供給された液体により一定の速度で水素を発生する水素発生装置、発生した水素により安定した電力を供給する燃料電池システムを提供する事を目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の様態は、液体を排出する排出口と、複数の外面とを有し、前記液体を収容する液体収容部と、前記複数の外面のうち第1外面に対して荷重を与え前記液体収容部を押圧する押圧部とを有し、前記第1外面と隣り合う第2外面は、前記押圧部による押圧力が小さくなるにつれて、前記第1外面と前記第2外面とによりなす角の角度が小さくなり、前記角度は0度以上90度未満である位置に配置されることを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第1の様態においては、押圧部によって液体の残量とともに減少する荷重をうける第1外面と、第1外面と隣り合う第2外面と、内部の液体を外部へと排出する排出口とを有する液体収容部を備えた液体供給装置において、押圧部によって第1外面に対して与えられる荷重が減少するとともに第1外面と第2外面によってなされる角も減少し、第2外面の液体収容部に対する荷重が増加するため、液体の残量が多い状態と少ない状態での液体収容部を押圧する力の差は大差がない。従って押圧部による荷重が液体収容部内部の液体とともに減少しても、複数の外面を有さない場合よりも、一定の速度で液体を送液することができる。
本発明の第2の様態は、第1の様態に記載の液体供給装置において、前記第2外面が複数存在し、互いに向かい合う第2外面のそれぞれの前記角から最も離れた端部までの長さが等しく、前記第2外面のそれぞれの前記端部が前記第1外面と平行を成す面に存在することを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第2の様態においては、第2外面により液体収容部を押圧できる範囲が広がるため、より大きな液体収容部を用いることができ、液体収容部内部により多くの液体11を収容することができる。
本発明の第3の様態は、第2の様態に記載の液体供給装置において、互いに向かい合う前記第2外面のそれぞれの、前記角から前記端部までの長さの和が、前記第1外面と前記互いに向かい合う第2外面のそれぞれが形成する2つの前記角同士によりなされる距離以下であることを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第3の様態においては、第1外面と第2外面とによってなされる角がより小さい範囲まで使用できるため、液体収容部の内部に収容された液体をより有効に排出することができる。
本発明の第4の様態は、第2または第3の様態に記載の液体供給装置において、前記第2外面のそれぞれの前記角から最も離れた前記端部に接し、前記第1外面と平行な面を仮想面とし、前記仮想面に対して前記第1外面及び前記第2外面が対称に配置されることを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第4の様態においては、第1外面及び第2外面が対称に配置されない場合に対して、第1外面と第2外面によってなされる角の角度が同じ状態の場合、液体収容部により多くの液体を収容する事ができる。
本発明の第5の様態は、第1乃至第4の様態に記載の液体供給装置において、前記液体収容部は可撓性を有する材料から成り、前記複数の外面は剛性を有することを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第5の様態においては、液体の圧力が外面にかかっても外面が変形せず、液体の圧力をより一定に保持できる。
本発明の第6の様態は、第5の様態に記載の液体供給装置において、前記角は前記第1外面及び前記第2外面と接続される回転機構によって形成されることを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第6の様態においては、回転機構によって第1外面と第2外面とによりなされる角を適切に構成することにより、角度のばらつきを低減することができる。
本発明の第7の様態は、第1乃至第3の様態に記載の液体供給装置において、前記第2外面の両端を挟み込む第1固定部及び第2固定部を備え、前記第2外面の前記角から前記端部までの長さは、前記第1固定部と前記第2固定部の間の長さよりも大きいことを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第7の様態においては、液体収容部に液体を収容した場合に第1外面と第2外面によってなされる角の角度を確実に0度以上90度以下に保ち、液体の一定速度での送液をより確実なものにすることができる。
本発明の第8の様態は、第4の様態に記載の液体供給装置において、互いに向かい合う2枚の前記第1外面を挟み込む位置に第1固定部及び第2固定部を備え、互いに向かい合う2枚の前記第1外面の間に位置する一側面は、少なくとも2枚の前記第2外面より構成され、前記一側面を構成する複数の前記第2外面のうち、前記第1外面と隣り合う前記第2外面は、前記端部が他の前記第2外面と隣り合い、前記第1外面と隣り合う前記第2外面に挟まれる前記第2外面のそれぞれは、一端は一の前記第2外面の一端のみと隣り合うとともに他端は二の前記第2外面の一端のみと隣り合い、前記一側面の、一方の前記第1外面と前記一方の第1外面と隣り合う前記第2外面とによりなす角から他方の前記第1外面と前記他方の第1外面と隣り合う前記第2外面とによりなす角までの長さは、前記第1固定部と前記第2固定部の間の長さよりも大きいことを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第8の様態においては、複数の第2外面より一側面が構成された場合であっても、第1外面と第2外面によってなされる角度を確実に0度以上90度以下に保ち、液体を一定の速度でより確実に送液することができる。
本発明の第9の様態は、第1乃至第6の様態に記載の液体供給装置において、前記第2外面の前記液体が存在する側の面と対向する面上に設けられた突起部と、前記角度が最大値となるときのみ前記突起部と接するように固定された接触部を有し、前記接触部から、前記角を通り前記第1外面に対して垂直な面までの最短の距離が、前記第2外面の前記液体が存在する側の面から前記突起部の最も突出している部分までの距離未満であることを特徴とする液体供給装置にある。
かかる第9の様態においては、液体収容部に液体を収容した場合に第1外面と第2外面によってなされる角の角度を確実に0度以上90度以下に保ち、液体の一定速度での送液をより確実なものにすることができる。
本発明の第10の様態は、請求項1乃至9いずれかに記載の液体供給装置と、固体の反応用物質を収容するとともに前記液体供給装置から供給される前記液体と前記反応用物質とを反応させて水素を生成する反応室と、前記反応室に備えられ前記水素を前記反応室外部へと供給する水素供給口と、前記液体供給装置に備えられた前記排出口から前記反応室に前記液体を送る送液路と、前記送液路上に備えられ、前記反応室の内部圧力が基準圧力よりも低い場合のみ、前記排出口から前記反応室へ前記液体を送液する弁と、少なくとも前記液体供給装置を収容する外装とを備えることを特徴とする水素発生装置にある。
かかる第10の様態においては、反応室の内部で液体と反応用物質を反応させて水素を発生させる水素発生装置において、弁を用いて排出口から反応室への液体の流れを制御することにより反応室へ流れる液体の量を細かに調整することができ、かつ液体収容部内の液体の残量によらず、開弁時の液体の送液速度を一定に保つため、安定した水素発生をすることができる。
本発明の第11の様態は、第10の様態に記載の水素発生装置において、前記接触部は前記水素発生装置の何れかの面であることを特徴とする水素発生装置にある。
かかる第11の様態においては、水素発生装置の何れかの面を接触部として利用する事で、開弁時の液体の送液速度が一定であり安定した水素発生をすることができる水素発生装置を、より少ない部品点数で製作することができる。
本発明の第12の様態は、第10又は第11の様態の水素発生装置と、前記水素供給口から供給された前記水素と酸素とを用いて発電を行う発電部とを備えることを特徴とする燃料電池システムにある。
かかる第12の様態においては、反応用の液体が一定の送液速度で供給されるために安定して水素発生をすることができる水素発生装置を搭載しているため、安定した発電を行う燃料電池システムを提供する事ができる。
本発明の第13の様態は、第1乃至第9の様態の液体供給装置と、前記液体供給装置を収容し前記排出口のみが貫通して外部とつながっている筐体を備え、前記排出口から供給された前記液体と大気中の酸素を用いて発電を行う発電部とを備えることを特徴とする燃料電池システムにある。
かかる第13の様態においては、燃料電池の負荷変動後の負荷が一定の区間において、発電の燃料として用いられる液体が一定の速度で発電部に供給されるため、DMFCやDBFC等の液体燃料と酸素を用いて発電をする燃料電池において安定した発電を行うことができる。
本発明の第14の様態は、請求項1乃至9のいずれかに記載の液体供給装置と、内部が前記液体供給装置と前記液体で満たされ、前記排出口より前記液体を供給される筐体と、前記液体と大気中の酸素を用いて発電を行う発電部と、前記筐体と前記発電部を接続し、前記液体を前記筐体から前記発電部へ送る連結口とを備え、前記連結口は、前記排出口よりも圧力損失が少ないことを特徴とする燃料電池システムにある。
かかる第14の様態においては、燃料電池の負荷変動後の負荷が一定の区間、さらには燃料電池の負荷変動時の区間においても、発電の燃料として用いられる液体が一定の速度で発電部に供給されるため、DMFCやDBFC等の液体燃料と酸素を用いて発電をする燃料電池において安定した発電を行うことができる。
本発明の第15の様態は、請求項13又は14に記載の燃料電池システムにおいて、前記接触部は前記筐体であることを特徴とする燃料電池システムにある。
かかる第15の様態においては、筐体を接触部として利用する事で、一定の速度で供給される液体燃料と酸素を用いて発電をする燃料電池を、より少ない部品点数で製作することができる。
液体の残量に応じて押圧力が変化するバネのような弾性体で液体を送液する場合に、大型の補器や電力を伴う補器を用いずにより一定の速度で送液する事ができ、安定した電力を供給することができる。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る液体供給装置の第1実施形態例の構成図である。以下図1に基づいて第1実施形態例を説明する。液体収容部1はシリンジや樹脂性の袋のように、荷重を受けることで内部の容積を変化させることができるものである。液体収容部1の内部は液体11が収容されている。液体11の例としては水素前駆体である触媒溶液・水素化ホウ素ナトリウム溶液・水や、DMFCの燃料であるメタノールが挙げられるがこれには限らない。
液体収容部1には複数の外面があり、押圧部2は第1外面3に対して荷重を与え、液体収容部1内部の液体11を押圧する。押圧部2はバネやゴム、圧縮気体等の弾性を示す部材である。押圧部2が荷重を与えるのは第1外面3であっても、第1外面3と隣り合う第2外面4でも良い。また、押圧部2の荷重をより全体的にかけるために押圧部2の荷重は荷重板21を介して液体収容部1を押圧しても良い。また押圧部2は第1外面3に対して垂直に荷重をかけることが望ましい。第1外面3、第2外面4の形状はどんな形状でもかまわないが、液体供給装置をそれを使用する機器に組み込んだ際にスペースを有効に利用できるよう、四角形であることが望ましい。また押圧部2による荷重によって液体収容部1が移動しないよう、第1外面3は支持手段を設けていることが好ましい。支持の手段の例としては、第1外面3を固定する、第1外面3が移動しても荷重がかからない方向に逃げないようにガイドを設けるなどが挙げられる。
押圧部2により押圧された液体11は、液体収容部1に備えられる排出口5より排出される。排出口5が燃料電池や水素発生器等のデバイスに接続されることにより、液体11はそれらのデバイスへと送液される。なお、液体11は液体11にかかる液圧力に比例した速度で排出される。また液体11にかかる液圧力と液体11の排出速度の関係が保たれるよう、排出口5は一定の内径であることが望ましい。
第2外面4は第1外面3と隣り合っており、両外面によってなされる角の角度をθとする。角度θは液体収容部1の内部の液体11が減少するにつれて小さくなっていく。また押圧部2はバネ、ゴム等の弾性体であるため、それに伴って押圧部2の荷重も減少してく。なお小型化のため、液体収容部1の内部の液体11の残量がなくなったときに第1外面3と第2外面4が密接するように、角度θは0°以上90°未満で利用されることが望ましい。
ここで図2を用いて液体11の残量が多いときと少ないときの第2外面が液体収容部1に与える力を用いて、液体11にかかる押圧力を説明する。なお、図2において液体収容部1、液体11は省略してある。
図2(a)は液体収容部1の内部の液体11の残量が多い時の液体供給装置の概略図である。押圧部2によって荷重Fが第2外面4にかかっているが、液体収容部1に押圧力を与えるときに有効となるのは第2外面に対して垂直な方向の力である。また図中角AとA'、角BとB'は等しいため、角Cはθとなる。よって押圧部2によって与えられる液体収容部1に対して有効な押圧力である、第2外面に対して垂直な方向の力はFcosθである。
図2(b)は液体収容部1の内部の液体11の残量が少ないときの液体供給装置の概略図である。残量が少なくなると液体収容部1の容積は減少し、それに伴い押圧部2の荷重も減少する。また第1外面3と第2外面4によってなされる角41の角度も減少している。ここでは押圧部2による荷重をF′、角41の角度をθ′と表現する。図2(a)の場合と同様に押圧部2によって与えられる第2外面に対して垂直な方向の力はF′cosθ′である。
FとF′を比較すると、前述のように押圧部2は液体11の残量が減少するにつれて荷重が低下するため、F>F′の関係が成り立つ。一方、cosθとcosθ′を比較すると、θの範囲は0°以上90°未満であり、液体11の残量が多い状態ではθは大きく残量が少ない状態では小さいことから、cosθ<cosθ′の関係が得られる。液体11の残量が減少するにつれFは減少するがcosθは上昇するため、液体11の残量が多い状態と少ない状態での押圧力の差は、押圧部2としてバネのような弾性体を用い第1外面と第2外面を有さない液体供給装置よりも減少する。そのため残量の多い状態においても少ない状態においても、液体11の圧力には大差がなくより一定の速度で送液が可能となる。
上記のような構造によれば、液体11の残量が減少するに伴って荷重が減少するバネのような押圧部2を用いて液体収容部1を押圧しても、液体11の残量が多い状態と少ない状態で液体11をより一定の速度で送液することができる。
(第2実施形態)
図3は本発明に係る液体供給装置の第2実施形態例の構成図である。以下図3に基づいて第2実施形態例を説明する。なお、第1実施形態と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第2実施形態は第1実施形態の液体供給装置において、第2外面4を複数有するものである。また第1外面3となす角41から最も遠い第2外面4の端部6までの長さが、互いに向かい合う第2外面4において同じ長さである。また複数の端部6は第1外面3と平行をなす面上に存在する。
第1実施形態では第2外面4が1個だったのに対し、第2実施形態では第2外面4が複数存在する。第2外面4は回転運動をし、液体収容部1は第2外面4の回転運動範囲内にしか存在する事ができない。そのため第2外面4を複数配置した際には第2外面4の回転運動範囲が増すため、同じ第1外面3の面積、液体収容部1の高さで液体収容部1内により多くの液体11を収容することができる。また端部6は液体11の残量が減少するにつれて荷重板21に接しながら角度θを減少させていくため、荷重板21と端部6の間に働く摩擦は小さいほうが良い。また荷重板21は剛性を有することが好ましいため、表面粗さの少ないSUS材、PTFE等の低摩擦樹脂の板材等を用いることが好ましい。
また第2外面4を挟み込むように第1固定部71及び第2固定部72が配置されている。さらに第1固定部71と第2固定部72の間の距離は第2外面の角41から端部6までの長さよりも短い。そのため液体収容部1の内部に収容される液体11の量は、角41から端部6までの長さが、第1固定部71と第2固定部72の間の長さになった時点で最大となり、それ以上液体11が収容されることは無く、角41は確実に0°以上90°以下になる。
第1固定部71、第2固定部72の材質は金属や合成樹脂材などどのようなものでもかまわないが、液体収容部を抑えこむため、ある程度の剛性を持った材質であることが好ましい。具体的には液体収容部1を挟み込んだ時にかかる荷重によって、固定部自体が撓んで、第1固定部71と第2固定部72の間の距離が第2外面の角41から端部6までの長さよりも短いという関係が崩れない程度の剛性である。形状も液体収容部1の荷重がかかる方向の両端を挟み込めるならばどんなものでもかまわない。例えば図3のように第1固定部71と第2固定部72がそれぞれ複数個存在していても良いし、図4のように第1固定部71と第2固定部72は一つの部材によって構成されるものであっても良い。
また互いに向かい合う第2外面4の角41から端部6までの長さは、それぞれの第1外面となす角41同士の距離の1/2以下であっても良い。図5(a)は該長さがそれぞれの第1外面となす角41同士の距離の1/2より長い場合、図5(b)は該長さがそれぞれの第1外面となす角41同士の距離の1/2以下の場合である。
図5(a)の場合、残量が減少してθが減少しとときに、互いに向かい合う第2外面4同士が干渉してしまいθが小さくならない。そのため液体収容部1は完全につぶれず、内部に液体11を多く収容した状態で送液が停止してしまう。
それに対して図5(b)の場合には、残量が減少しても互いに向かい合う第2外面4同士が干渉しない。そのため液体収容部1が完全につぶれ、内部の液体11が殆ど残らない状態まで液体11を排出することができる。
(第3実施形態)
図6は本発明に係る液体供給装置の第3実施形態例の構成図である。以下図6に基づいて第3実施形態例を説明する。なお、第1又は第2実施形態と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第3実施形態は第2実施形態の液体供給装置に、さらに第1外面3と第2外面4を備えたものである。全ての端部6と接し第1外面3と平行な仮想面61を基準に、第1外面3及び第2外面4が対称に存在している。この実施例では押圧部2は荷重板21を介さず、第1外面3に対して直接荷重をかけている。この構造によれば第1外面3と第2外面4が対称に配置されない場合に比べ、角41の角度が同じ状態で、液体収容部1により多くの液体11を収容する事ができる。
また図7にこの構造における液体11の残量の変化における液体11にかかる圧力(液圧力)の挙動を示す。横軸に液体11の残量、縦軸に液圧力をとったグラフである。グラフ中の実線は本発明における液体供給装置の液圧力、破線は従来の液体供給装置の液圧力であり、異なる残量における各液圧力の差が比較しやすいように、残量が約0ml付近の両者の液圧力を0kPaGとしている。従来の液体供給装置は第2外面4を有さず、シリンジのように第1外面3同士が近接するように液体収容部1は容積を減少させる。そのため第1外面3にかかった押圧部2の荷重が直接的に液体11に液圧力をかける。押圧部2であるバネやゴム等の弾性体は液体11の残量が減少するにつれて荷重も減少するため、液圧力は液体11の残量と共に減少する。
実線は本発明の液体供給装置において同じ押圧部2を用いた場合のグラフであるが、従来の液体供給装置に比べて液体11の残量が多い状態での液圧力が低い。また液体11の残量が減少するにつれて液圧力が上昇する区間がある。この区間においては押圧部2による荷重Fが減少してもcosθが大きく上昇するため、第2外面が液体11にかける荷重Fcosθは上昇する。そのためFcosθの影響でこの区間において液圧力は上昇する。また角41の角度が90°以上になってしまうと第2外面4に存在する端部6は液体収容部1の外側に膨らむ。その場合、液体11の残量と液圧力の関係は図7の実線のようにはならずに液体11を一定速度で排出するといった効果が表れない。この理由からも角41の角度θは0°以上、90°未満であることが望ましい。
そのため残量が多い状態における液圧力は低減され、残量が多い状態と少ない状態における液圧力のばらつきは低減される。よって、より一定の速度で液体11を供給することができる。
(第4実施形態)
図8は本発明に係る液体供給装置の第4実施形態例の構成図である。以下図8に基づいて第4実施形態例を説明する。なお、第1乃至3実施形態と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第4実施形態は液体収容部1が可撓性材料であり、複数の外面がそれぞれ剛性を有する液体供給装置である。液体収容部1を構成する可撓性を有する材料としては、PE、PP、PVDC,PET,PVDF,PPE、シリコーンシート等の樹脂材が挙げられる。外面は液体11に液圧力がかかった場合に液体収容部1が膨らむ方向に荷重を受ける。外面が剛性を有することで、液圧力によって外面が変形することで液体収容部1の容積が変化することはなく、液圧力を保持することができる。
液体収容部1の外面が剛性を有する手段としていくつか例があげられるが、その中の一例を以下で説明する。
液体収容部1の外面が剛性を有する手段の一つの例は、液体収容部1に剛性を有する板を接着することで外面を形成するという方法である。剛性を有する板の具体例としてはSUS、ニッケル、アクリル、PTFE等が挙げられる。剛性を有する板を熱融着、接着材、接着テープ等の接着手段により液体収容部1と接着させる。これにより液体収容部1は複数の外面を有することができる。また、複数の外面は液体収容部1の外側と内側のどちらに接着されていても良い。
液体収容部1の複数の外面が剛性を有する手段の別の例は、液体収容部1が一部のみ厚みを有することで外面を形成するという方法である。この方法によれば複数の外面を形成するために異なる部材を組み立てる必要が無くなるため、組立工程が簡易化できる。
なお、残量が減少したときに剛性の板同士が干渉することによって液体収容部の容積が減少するのを阻害することを避けるため、それぞれの外面同士の間にはある程度のクリアランスを有することが望ましい。クリアランスの距離は、クリアランスを形成する第1外面3及び第2外面4の厚みの和以上とることが望ましい。
また図9のように第1外面3と第2外面4の間に回転機構62を備えても良い。回転機構62は隣接する外面と接続されることで、複数の外面は蝶番のように回転する。そのため回転機構62を備えることにより角41の角度のばらつきを少なくすることができる。
(第5実施形態)
図10は本発明に係る液体供給装置の第5実施形態例の構成図である。以下図10に基づいて第5実施形態例を説明する。なお、第1乃至4実施形態と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第5実施形態は第1乃至第4実施形態の液体供給装置に加え第1固定部71、第2固定部72が配置された例である。第1固定部71、第2固定部72は液体収容部1の荷重がかかる方向の両端を挟み込むように配置されている。第2外面4の角から端部6までの距離をa、第1固定部71と第2固定部72の間の距離をbとすると、aとbの関係はb<a×n(nは一側面を構成する第2外面の数)である。
図11を用いて第5実施形態の作用を説明する。なお図11においては、液体収容部1、液体11、押圧部2、排出口5は省略している。
もし第1固定部71、第2固定部72が無い場合に、角41の角度θが90°未満であり液体収容部1の内部に液体11が充填されていない状態から、液体収容部1にたいして液体11を充填していくと、角度θは次第に大きくなりやがて90°以上になってしまう可能性がある。ここで第1固定部71、第2固定部72がある場合を考える。角41の角度θが90°未満であり、液体収容部1の内部に液体11が充填されていない状態から、液体収容部1にたいして液体11を充填していくと、θは徐々に増していく。しかし、第1固定部71、第2固定部72が配置されているため、角41の角度θが90°以上になることはなく、互いに向かい合う第1外面間の距離がa×nになったところで角度θがそれ以上増えなくなる。つまり液体11をどんなに充填しようとしても角度θは90°未満の状態に抑えられ、液体11がそれ以上充填できない状態になる。そのため第1固定部71と第2固定部72を配置する事により、角41の角度θをより確実に0°以上90°未満にすることができる。
(第6実施形態)
図12は本発明に係る液体供給装置の第6実施形態例の構成図である。以下図12に基づいて第6実施形態例を説明する。なお、第1乃至第5実施形態例と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第6実施形態は第1乃至第4実施形態の液体供給装置に加え突起部73と接触部74が配置された例である。突起部73は第2外面3の液体11が存在する面と対向する面上に設けられ、接触部74は角度θが最大となるときに突起部73と接触するように配置されている。また第2外面4の液体11が存在する面から突起部73の最も突出している部分までの距離(c)と、角41を通り第1外面に対して垂直な面と接触部74までの距離(d)との関係はc>dである。
図13を用いて第6実施形態の作用を説明する。なお、図13においては液体収容部1、液体11、押圧部2、排出口5は省略している。突起部73、接触部74が存在しない場合に、角41の角度θが90°未満であり、液体収容部1の内部に液体11が充填されていない状態で、液体収容部1に対して液体11を充填していくと、第5実施形態で先述のように角度θが90°以上になってしまう可能性がある。突起部73と接触部74がある場合には、液体収容部1に液体11を充填していくと角41の角度θは増していくが、突起部73と接触部74が接するところで角度θがそれ以上増えなくなる。c>dの関係から突起部73と接触部74が接しているときの角度θは90°未満である。つまり液体11をどんなに充填しようとしても角度θは90°未満の状態に抑えられる。そのため突起部73と接触部74を配置することにより角41の角度θをより確実に0°以上90°未満にすることができる。
また材質は金属や剛性樹脂材などどのようなものでもかまわないが、ある程度の剛性を持った材質であることが好ましい。具体的には突起部73と接触部74が接触したときにかかる荷重によって生じる撓みによってc>dの関係が崩れなければ良い。
(第7実施形態)
図14は本発明に係る液体供給装置を水素発生装置と燃料電池に対して用いた第7実施形態例の構成図である。以下図14に基づいて第7実施形態例を説明する。なお、第1乃至6実施形態と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第7実施形態は第1乃至6実施形態に記載の液体供給装置が水素発生装置8の構成要素として用いられ、さらに発電部9を備えたものである。水素発生装置8は送液路81、反応室82、反応用物質821、水素排出口83、弁84によって構成されるが、外装85をさらに有していても良い。
液体供給装置に備えられている排出口5は、内部を液体が移動することができる送液路81によって反応室82と接続される。反応室82の内部には反応用物質821が収容されており、送液路81中を移動してきた液体11と接触することによって水素発生反応を起こす。反応室82はアクリルやSUS、ニッケルのように剛性を有し、さらには水素を透過しにくい素材で作製されることが好ましい。反応用物質821の具体例としては固体の水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミ、水素化ホウ素ナトリウム水溶液、水素化ホウ素カリウムが挙げられるがこれには限らない。水素発生反応は液体11の送液量によって変化し、送液量が多いと水素発生量は多く、送液量が少ないと水素発生量は少ない。水素発生反応によって発生した水素は反応室82に備えられた水素排出口83によって反応室外部へと排出される。
送液路81には反応室82の内部圧力が基準圧力よりも低い場合のみ液体11を送液するように制御する弁84が備えられる。弁84の具体例としては電気式バルブ、圧力制御による逆止弁等がある。電気式バルブでは反応室82の内部圧力を検出し、内部圧力が任意に設定した基準圧力よりも低い場合のみバルブを開き、液体11の送液を制御する。逆止弁を用いた場合には反応室82の内部圧力が液体11にかかっている圧力よりも低い場合に開弁して液体11を送液し、反応室82の内部圧力が液体11に掛かっている圧力よりも高い場合では閉弁し液体11を送液しない。これにより液体11の送液の制御ができる。また開弁時間が同じとき、液体11の送液速度の速さに応じて送液量は変化するため、水素発生量も変化する。また外装85は少なくとも液体供給装置を収容するが、反応室82や弁84などを収容していても良い。また第7実施形態例においては反応室82の壁面を接触部74として利用している。また外装85の壁面を接触部74として利用したり、反応室82の内部に液体供給装置が収容されるタイプの水素発生装置において反応室82の内壁面を接触部74として利用することもできる。これによれば水素発生装置において弁84が開弁している状態での液体11の送液速度が一定であり、且つ第1外面と第2外面によってなされる角の角度θをより確実に0°以上90°未満にすることが少ない部品点数で可能である。
発電部9は水素発生装置8において発生した水素を使用する為、水素排出口83と接続される。発電部9はアノード側電極91と、カソード側電極92の間に配置されたMEA93と、発電部筐体94によって構成される。MEA93は固体電解質膜(PEM)の両面に電極触媒層を塗布したものである。また水素発生装置で発生させた水素を水素発生装置及び発電部9の外部へ漏らすと危険である。そのため発電部筐体94は水素排出口83からMEA93までの空間を外部から隔離する構造である。水素発生装置において発生した水素は水素排出口83を通りMEA93へと供給される。アノード側の電極触媒層で水素はプロトンと電子に分解され、生成されたプロトンは固体電解質膜中を通ってカソード側の電極触媒層へと移動する。カソード側の触媒層で固体電解質膜を通り抜けたプロトンと空気中の酸素が反応する。アノード側の電極触媒層において水素がプロトンになることによって発生する電子はアノード側電極91からカソード側電極92に移動し電流を得る。アノード側電極91とカソード側電極92を電力を消費する機器に接続することによって、該機器を動作させることが可能である。
上記のような構成の液体供給装置においては、内部で水素を発生する水素発生装置8にも適用でき、液体11の残量によらずより弁84の開弁時には一定の送液速度で液体11が供給されるため、一定の速度で水素を発生し、発電部9においてより安定した発電を行うことができる。
(第8実施形態)
図15は本発明に係る液体供給装置を燃料電池に対して用いた第8実施形態例の構成図である。以下図15に基づいて第8実施形態例を説明する。なお、第1乃至7実施形態と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第8実施形態は第1乃至6実施形態に記載の液体供給装置にさらに筐体12と発電部9を備えたものである。
第8実施形態例では液体11は直接液体型燃料電池に用いられる燃料であり、即ちメタノールや水素化ホウ素化合物の水溶液が例として挙げられる。図15に記載のように本実施形態例においては筐体12を接触部74として利用している。そのため、第1外面と第2外面によってなされる角の角度θをより確実に0°以上90°未満にする液体供給装置を、少ない部品点数で提供することが可能である。また発電部9は液体供給装置の排出口5と接続され、発電部筐体94によって外部と遮断された空間にあるMEA93へと供給される。また直接メタノール形燃料電池の場合、発電時のMEA93のアノード側ではCH3OH + H2O → 3H2 + CO2という反応が起こっており、二酸化炭素が発生している。そのため燃料電池筐体94には発生した二酸化炭素を発電部9外部へと放出する開口部があっても良い。また開口部からは液体11が外部に放出されないように、気体のみ透過することが望ましい。気体のみが透過する具体的な例としてはテフロン製の防湿透過膜や、ポリイミド系のガス透過膜、気液分離装置等が上げられる。防湿透過膜やガス透過膜を用いる場合、発電部9外部へと二酸化炭素を押し出すよう、発電部9の液体11の圧力を大気圧以上に保つ事が望ましい。
直接液体型燃料電池で電圧のばらつきを少なくし安定した発電をする際には、電流量に見合った流量で液体11をMEA93へと供給する事が必要である。ここで発電部9に液体排出口が備えられており燃料電池の発電で使用する量以上の液体11がMEA93に対して供給される、いわゆるフロー系の燃料電池の場合を考える。フロー系での燃料電池では液体供給装置において供給される液体11の送液流量がそのままMEA93に対して供給される流量となる。仮に液体11の残量によって液体収容部1の内部圧力の変動が大きく液体11の供給速度が大きく変化してしまう液体供給装置を用いた場合、MEA93に対する液体11の供給速度が変動してしまうため、安定した発電を行うことは難しい。一方、本実施例にあるように液体11の残量によらず供給速度が一定の液体供給装置を用いた場合、液体11はMEA93に対して一定の速度で供給されるため、安定した発電を行うことが可能である。また液体11と外部が遮断されており、MEA93には燃料電池の発電で使用する液体11の量しか供給されない、いわゆるデッドエンド系の燃料電池の場合を考える。液体11の送液流量は液体収容部1の内部圧力と発電部9のMEA93付近の液体11の圧力差△Pによって変化する。
発電をしていない状態ではMEA93付近の液体11の圧力は、液体収容部1の内部圧力と同じである。しかし燃料電池が発電を開始するとMEA93は近傍にある液体11の水素を消費するため、MEA93近傍の液体11の圧力は液収容部1の圧力と比べ低くなる。この時液体11の残量によって液体収容部1の内部圧力の変動が大きいと、液体11の送液流量はMEA93付近の液体11の圧力との圧力差△Pによるため、変化が大きくなってしまう。しかし本実施例にあるように液体収容部1
に収容される液体11の残量によらずに内部圧力が一定の液体供給装置を用いれば、MEA93に対する液体11の送液流量の変化は少なく、発電部9において安定した発電をすることが可能である。
また負荷変動が生じる場合を図16を用いて説明する。液体収容部1の内部圧力は図に示すように一定である。またMEA93付近の液体11の圧力は燃料電池での負荷変動により変化し、即ち負荷が大きい程液体11の消費量が大きい為に圧力は低下する。また負荷変動後に負荷が一定になる場合、図のように圧力の変化が生じない不変区間が存在する。この不変区間においては液体収容部1の内部圧力とMEA93付近の液体11の圧力差△Pは一定であるため、この区間においては流量は一定
である。つまり本実施例の形態によれば、液体供給装置11を負荷変動を伴う発電をする液体型燃料電池システムにおいて使用する事ができ、且つ負荷変動後の負荷が一定になった状態での発電部9への送液流量が一定である為、燃料電池システムの安定した運転が可能である。
(第9実施形態)
図17は本発明に係る液体供給装置を燃料電池に対して用いた第9実施形態例の構成図である。以下図17に基づいて第9実施形態例を説明する。なお、第1乃至8実施形態と同一または同一作用を示す部材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
第9実施形態は第1乃至第6実施形態に記載の液体供給装置に、さらに筐体12と発電部9と連結口95を備えたものである。筐体12は、内部圧力によって形状を変化することがない方が好ましい。なお本実施形態において液体11は直接液体型燃料電池に用いられる燃料であり、即ちメタノールや水素化ホウ素化合物の水溶液が例として挙げられる。筐体12は内部に液体収容部を収容し、さらに空間は全て液体11で満たされている。また筐体12の内部に収容された液体収容部に備えられている排出口5は、液体収容部1と筐体12の内部をつなぐものであり、液体収容部1の内部に収容される液体11は排出口5を通して筐体12の内部へと排出される。筐体12と発電部9は連結口95によって接続され、液体11は連結口95の内部を通り発電部9へと移動する事が出来る。ここで連結口95における液体11の圧力損失は排出口5における圧力損失よりも小さいものである。以上の構成により液体収容部1の内部に収容される液体11には押圧部2による圧力に加え、MEA93付近の液体11の圧力もかかる。
図18を用いて液体収容部1の内部に収容される液体11にかかる圧力と、MEA93付近の液体11の圧力の関係を説明する。MEA93付近の液体11の圧力は燃料電池の負荷変動に従って図18のような変化を伴うものとする。この時、液体収容部1の内部に収容される液体11は、押圧部2の荷重による圧力に加え、MEA93付近の液体11の圧力を液体収容部1の外部からも受けるために、図のように負荷変動に伴った圧力の変化をする。この構成によれば負荷変動後の負荷が一定の不変区間での圧力差△Pが一定であり、且つ、MEA93付近の液体11の圧力を液体収容部1の外部
からも受けることにより、負荷変動時にも圧力差△Pが一定である。それゆえ、負荷変動後の負荷が
一定の不変区間に加え負荷変動時においても圧力差△Pが一定であるため、液体11のMEA93へ
の送液速度は負荷が一定時においても変動時においても一定であり、第8実施形態よりもさらに燃料電池システムの安定的な発電が可能である。
本発明に係る液体供給装置の第1実施形態の構成図である。 第1実施形態における液体を押圧する押圧力の説明図である。 本発明に係る液体供給装置の第2実施形態の構成図である。 図3の第1固定部71及び第2固定部72の別の形態例を示す参考図である。 第2実施形態において液体11をさらに有効に送液する液体供給装置の構成図である。 本発明に係る液体供給装置の第3実施形態の構成図である。 第3実施形態における液体11の残量と液圧力の遷移図である。 本発明に係る液体供給装置の第4実施形態の構成図である。 第4実施形態においてさらに回転機構を有する液体供給装置の構成図である。 本発明に係る液体供給装置の第5実施形態の構成図である。 第5実施形態において第1固定部71と第2固定部72の位置関係を示す概略図である。 本発明に係る液体供給装置の第6実施形態の構成図である。 第6実施形態において突起部73と接触部74の効果を説明する概略図である。 本発明に係る液体供給装置の第7実施形態の構成図である。 本発明に係る液体供給装置の第8実施形態の構成図である。 第8実施形態における液体収容部の内部圧力とMEA付近の圧力の関係を示すグラフである。 本発明に係る液体供給装置の第9実施形態の構成図である。 第9実施形態における液体収容部の内部圧力とMEA付近の圧力の関係を示すグラフである。
符号の説明
1…液体収容部、11…液体、12…筐体、2…押圧部、21…荷重板、3…第1外面、4…第2外面、5…排出口、6…端部、61…仮想面、62…回転機構、71…第1固定部、72…第2固定部、73…突起部、74…接触部、8…水素発生装置、81…送液路、82…反応室、821…反応用物質、83…水素排出口、84…弁、85…外装、9…発電部、91…アノード側電極、92…カソード側電極、93…MEA、94…発電部筐体、95…連結口

Claims (15)

  1. 液体を排出する排出口と、複数の外面とを有し、前記液体を収容する液体収容部と、
    前記複数の外面のうち第1外面に対して荷重を与え前記液体収容部を押圧する押圧部とを有し、
    前記第1外面と隣り合う第2外面は、前記押圧部による押圧力が小さくなるにつれて、前記第1外面と前記第2外面とによりなす角の角度が小さくなり、前記角度は0度以上90度未満である位置に配置されることを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記第2外面が複数存在し、互いに向かい合う第2外面のそれぞれの前記角から最も離れた端部までの長さが等しく、前記第2外面のそれぞれの前記端部が前記第1外面と平行を成す面に存在することを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  3. 互いに向かい合う前記第2外面のそれぞれの、前記角から前記端部までの長さの和が、前記第1外面と前記互いに向かい合う第2外面のそれぞれが形成する2つの前記角同士によりなされる距離以下であることを特徴とする請求項2記載の液体供給装置。
  4. 前記第2外面のそれぞれの前記角から最も離れた前記端部に接し、前記第1外面と平行な面を仮想面とし、前記仮想面に対して前記第1外面及び前記第2外面が対称に配置されることを特徴とする請求項2又は3記載の液体供給装置。
  5. 前記液体収容部は可撓性を有する材料から成り、前記複数の外面は剛性を有することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の液体供給装置。
  6. 前記角は前記第1外面及び前記第2外面と接続される回転機構によって形成されることを特徴とする請求項5記載の液体供給装置。
  7. 前記第2外面の両端を挟み込む第1固定部及び第2固定部を備え、
    前記第2外面の前記角から前記端部までの長さは、前記第1固定部と前記第2固定部の間の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の液体供給装置。
  8. 互いに向かい合う2枚の前記第1外面を挟み込む位置に第1固定部及び第2固定部を備え、
    互いに向かい合う2枚の前記第1外面の間に位置する一側面は、少なくとも2枚の前記第2外面より構成され、
    前記一側面を構成する複数の前記第2外面のうち、
    前記第1外面と隣り合う前記第2外面は、前記端部が他の前記第2外面と隣り合い、
    前記第1外面と隣り合う前記第2外面に挟まれる前記第2外面のそれぞれは、一端は一の前記第2外面の一端のみと隣り合うとともに他端は二の前記第2外面の一端のみと隣り合い、
    前記一側面の、一方の前記第1外面と前記一方の第1外面と隣り合う前記第2外面とによりなす角から他方の前記第1外面と前記他方の第1外面と隣り合う前記第2外面とによりなす角までの長さは、前記第1固定部と前記第2固定部の間の長さよりも大きいことを特徴とする請求項4記載の液体供給装置。
  9. 前記第2外面の前記液体が存在する側の面と対向する面上に設けられた突起部と、
    前記角度が最大値となるときのみ前記突起部と接するように固定された接触部を有し、
    前記接触部から、前記角を通り前記第1外面に対して垂直な面までの最短の距離が、前記第2外面の前記液体が存在する側の面から前記突起部の最も突出している部分までの距離未満であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の液体供給装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載の液体供給装置と、
    固体の反応用物質を収容するとともに前記液体供給装置から供給される前記液体と前記反応用物質とを反応させて水素を生成する反応室と、
    前記反応室に備えられ前記水素を前記反応室外部へと供給する水素供給口と、
    前記液体供給装置に備えられた前記排出口から前記反応室に前記液体を送る送液路と、
    前記送液路上に備えられ、前記反応室の内部圧力が基準圧力よりも低い場合のみ、前記排出口から前記反応室へ前記液体を送液する弁と、
    を備えることを特徴とする水素発生装置。
  11. 前記接触部は前記水素発生装置の何れかの面であることを特徴とする請求項10記載の水素発生装置。
  12. 請求項10又は11記載の水素発生装置と、前記水素供給口から供給された前記水素と酸素とを用いて発電を行う発電部とを備えることを特徴とする燃料電池システム。
  13. 請求項1乃至9のいずれかに記載の液体供給装置と、前記排出口から供給された前記液体と大気中の酸素を用いて発電を行う発電部とを備えることを特徴とする燃料電池システム。
  14. 請求項1乃至9のいずれかに記載の液体供給装置と、
    内部が前記液体供給装置と前記液体で満たされ、前記排出口より前記液体を供給される筐体と、
    前記液体と大気中の酸素を用いて発電を行う発電部と、
    前記筐体と前記発電部を接続し、前記液体を前記筐体から前記発電部へ送る連結口とを備え、
    前記連結口は、前記排出口よりも圧力損失が少ないことを特徴とする燃料電池システム。
  15. 前記液体供給装置は前記排出口のみが貫通して外部とつながっている筐体を備え、前記接触部は前記筐体の何れかの面であることを特徴とする請求項13又は14記載の燃料電池システム。
JP2008166479A 2007-09-19 2008-06-25 液体供給装置、水素発生装置及び燃料電池システム Withdrawn JP2009091231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166479A JP2009091231A (ja) 2007-09-19 2008-06-25 液体供給装置、水素発生装置及び燃料電池システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241979 2007-09-19
JP2008166479A JP2009091231A (ja) 2007-09-19 2008-06-25 液体供給装置、水素発生装置及び燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009091231A true JP2009091231A (ja) 2009-04-30

Family

ID=40663583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008166479A Withdrawn JP2009091231A (ja) 2007-09-19 2008-06-25 液体供給装置、水素発生装置及び燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009091231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013542573A (ja) * 2010-11-08 2013-11-21 シグナ・ケミストリー・インコーポレイテッド 水反応水素燃料電池電力システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02126289U (ja) * 1989-03-28 1990-10-17
JP2004087470A (ja) * 2002-06-21 2004-03-18 Hewlett-Packard Development Co Lp 水素発生装置
JP2005259364A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Seiko Epson Corp 燃料電池用の液体燃料カートリッジ
JP2006126106A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Tokai Corp 液体残量検知方法
JP2006313701A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toshiba Corp 燃料電池用液体燃料、燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池
JP2007001646A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Nix Inc 液体供給容器およびこれを用いた燃料電池システム
JP2007063113A (ja) * 2005-08-03 2007-03-15 Seiko Instruments Inc 水素発生設備及び燃料電池システム
JP2007111670A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Nitto Denko Corp 小型液体供給装置、及び水素発生装置
JP2007265950A (ja) * 2006-03-01 2007-10-11 Nitto Denko Corp 液体定量排出装置及び液体定量排出方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02126289U (ja) * 1989-03-28 1990-10-17
JP2004087470A (ja) * 2002-06-21 2004-03-18 Hewlett-Packard Development Co Lp 水素発生装置
JP2005259364A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Seiko Epson Corp 燃料電池用の液体燃料カートリッジ
JP2006126106A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Tokai Corp 液体残量検知方法
JP2006313701A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toshiba Corp 燃料電池用液体燃料、燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池
JP2007001646A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Nix Inc 液体供給容器およびこれを用いた燃料電池システム
JP2007063113A (ja) * 2005-08-03 2007-03-15 Seiko Instruments Inc 水素発生設備及び燃料電池システム
JP2007111670A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Nitto Denko Corp 小型液体供給装置、及び水素発生装置
JP2007265950A (ja) * 2006-03-01 2007-10-11 Nitto Denko Corp 液体定量排出装置及び液体定量排出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013542573A (ja) * 2010-11-08 2013-11-21 シグナ・ケミストリー・インコーポレイテッド 水反応水素燃料電池電力システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4653105B2 (ja) 燃料電池用燃料カートリッジおよびその製造方法
EP2236423B1 (en) Method and apparatus for filling a fuel container
US20050130009A1 (en) Filling-collecting device for fuel cell, fuel cell system and reusing device for filling-collecting device for fuel cell
US20030129464A1 (en) Fuel container and delivery apparatus for a liquid feed fuel cell system
EP1747599B1 (en) Cartridge with fuel supply and membrane electrode assembly stack
KR20100049608A (ko) 가압형 연료전지 카트리지
AU2004301953A1 (en) Fuel cartridge with flexible liner
WO2004075329A1 (ja) 燃料電池システム
JP5587603B2 (ja) 燃料電池用燃料カートリッジを再充填する装置
JP4852823B2 (ja) 燃料電池用の液体燃料カートリッジ
JP4496731B2 (ja) 燃料タンク及びこれを用いた燃料電池システム
KR20050077078A (ko) 연료 전지 시스템
JP2009091231A (ja) 液体供給装置、水素発生装置及び燃料電池システム
JP5117788B2 (ja) 液体供給装置
US20090258266A1 (en) Fuel cartridge and fuel cell generation system having the same
Swaminathan et al. Integrated micro fuel cell with on-demand hydrogen production and passive control MEMS
JP2010073437A (ja) 燃料供給装置および燃料電池システム
JP2006040641A (ja) 燃料電池装置
WO2011016400A1 (ja) 燃料電池
JP5350595B2 (ja) 燃料電池
JP2005317436A (ja) 燃料電池システムおよび機器
JP2009123443A (ja) 燃料電池
JP2008218030A (ja) 燃料電池
JP2007078058A (ja) マイクロバルブの保持方法および燃料電池
JP2004319388A (ja) 燃料電池用燃料容器、燃料供給装置および携帯機器用燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091108

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20130607