JP2009090162A - 靴洗浄装置及び靴洗浄方法 - Google Patents

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JP2009090162A JP2007260517A JP2007260517A JP2009090162A JP 2009090162 A JP2009090162 A JP 2009090162A JP 2007260517 A JP2007260517 A JP 2007260517A JP 2007260517 A JP2007260517 A JP 2007260517A JP 2009090162 A JP2009090162 A JP 2009090162A
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Abstract

【課題】汚れた靴を洗浄した際に水滴が滴下して室内を汚してしまう事が無く、靴全体が確実に洗浄される様な靴洗浄装置及び靴洗浄方法の提供。
【解決手段】本体部(1)と、洗浄用水を吐出する給水栓(21)を設けた手洗部(2)と、洗浄用水を充填し且つ洗浄するべき靴を収容する事が出来るシンク部(超音波洗浄器4)とを有し、該シンク部(4)には、内部に溜まった水及び収容された靴(40)に超音波振動を付加する超音波発生装置(例えば、圧電素子)と、シンク部(4)に溜まった水を排水する排水機構(6、V1)と、シンク部(4)に収容された靴(40)を加熱して乾燥するための熱交換器(9)とが設けられ、該熱交換器(9)は温水供給源(10)に連通している。
【選択図】図1

Description

本発明は、靴を自動的に洗浄する技術に関する。より詳細には、自動的に超音波洗浄を行うことが可能な靴洗浄装置と、その様な洗浄装置を用いて靴を自動的に洗浄する方法に関する。
靴を洗浄する技術は、従来から種々提案されている。
それらの従来技術では、屋外から戻ってきた際に、シューズを玄関その他の出入口部において、その場で洗浄する機能は有していない。洗浄のために、例えば洗面所に持って行ったり、洗浄装置が設置されている室内に汚れた靴を持ち運びしたりしなくてはならなかった。
また、従来技術では、靴を乾燥する機構を有していないものが多く、靴の洗浄後、室内を通って靴の乾燥場所、例えばバルコニーに持っていくため、洗浄した靴から水滴が落下し、室内を汚してしまうという問題があった。
さらに、洗浄に際して、靴全体を効果的に洗う方法が少なく、浸け洗いや、たわしなどで擦る等、時間を要するような手作業が多かった。そして、洗っていない領域があると、汚れが残存してしまうという問題もある。
その他の従来技術として、例えば、長靴をローターブラシの回転によって洗浄し、且つ、高圧水のジェット噴流により洗浄を行う装置が存在する(特許文献1参照)。
ここで、長靴のような比較的シンプルな形状の靴であれば、ブラシの回転による洗浄や、高圧水噴流による洗浄により、十分に汚れが除去される。
しかし、一般的に靴は複雑な形状をしており、上述した従来技術(特許文献1)で洗浄する場合には、ブラシや高圧水噴流の死角となってしまう部分が存在する。そして、係る死角となってしまう部分の汚れが、十分に除去されないという問題を有している。
特開2000−23897号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、靴を自動的に洗浄する技術であって、汚れた靴を洗浄した際に水滴が滴下して室内を汚してしまう事が無く、靴全体が確実に洗浄される様な靴洗浄装置及び靴洗浄方法の提供を目的としている。
発明者は、超音波洗浄に着目した。
本発明の靴洗浄装置(100)は、本体部(1)と、本体部上部に位置しており且つ洗浄用水(温水を含む)を吐出する給水栓(給湯水栓21)を設けた手洗部(2)と、本体内部に設けられて洗浄用水を充填し且つ洗浄するべき靴(40)を収容する事が出来るシンク部(超音波洗浄器4)とを有し、該シンク部(4)には、内部に溜まった水及び収容された靴(40)に超音波振動を付加する超音波発生装置(例えば、圧電素子)と、シンク部(4)に溜まった水を排水する排水機構(排水管6及び電磁弁V1)と、シンク部(4)に収容された靴(40)を加熱して乾燥するための熱交換器(9)とが設けられ、該熱交換器(9)は温水供給源(10:例えば、熱源機、貯湯槽式給湯器、瞬間湯沸器等)に連通していることを特徴としている(請求項1)。
本発明の靴洗浄装置(100)において、前記手洗部(2)の排水管(第3の排水管22)は前記シンク部(4)を介してシンク部(4)の排水管(6)に連通しており、洗浄用水供給源(例えば上水)に連通する洗浄用水供給管(第1の配管L1)は前記シンク部(4)に連通する第2の配管(電磁弁V2が介装されている配管L2)と前記給水栓(給湯水栓21)に連通する第3の配管(電磁弁V3が介装されている配管L3)とに分岐しているのが好ましい(請求項2)。
本発明の靴洗浄方法は、上述した靴洗浄装置(請求項2の靴洗浄装置100)を用いて靴を洗浄する方法において、洗浄するべき靴(40)をシンク部(4)に収容する工程(S3)と、第2の配管(電磁弁V2が介装されている配管L2)を介して洗浄用水供給源(例えば上水)からシンク部(4)に洗浄用水(温水を含む)を供給して貯留する工程(S7)と、シンク部(4)内に貯留された洗浄用水及び収納された靴(40)に対して所定時間だけ超音波を付加する工程(S13)と、超音波を所定時間だけ付加した後に排水機構(排水管6及び電磁弁V1)を介してシンク部(4)に溜まった水を排水する工程(S15)と、温水供給源(10:例えば、熱源機、貯湯槽式給湯器、瞬間湯沸器等)から熱交換器(9)に温水を供給してシンク部(4)に収容された靴(40)を加熱して乾燥する工程(S19)とを有することを特徴としている(請求項3)。
本発明の靴洗浄方法において、洗浄するべき靴(40)をシンク部(4)に収容する工程(S3)に先だって、洗浄するべき靴(40)を前記手洗部(2)に位置せしめ、給水栓(給湯水栓21)から吐出された洗浄用水(温水を含む)により洗浄するべき靴の汚れ(の一部)を除去する工程(S02)を実行するのが好ましい(請求項4)。
上述する構成を具備する本発明によれば、洗浄するべき靴(40)を収容する事が出来るシンク部(超音波洗浄器4)に靴(40)を収容し且つ洗浄用水を貯留し、貯留された洗浄用水に靴(40)を浸漬した状態で超音波発生装置(例えば、圧電素子)により超音波振動を付加すれば、いわゆる「超音波洗浄」の原理により、靴(40)に付着した汚れは除去される。
超音波振動を付加して行われる超音波洗浄によれば、従来のブラシや高圧水噴流による洗浄とは異なり、死角は存在せず、靴全体が確実に洗浄される。
そして本発明によれば、超音波洗浄をした後、シンク部(4)に貯留された水を排水した後、温水供給源(10:例えば、熱源機、貯湯槽式給湯器、瞬間湯沸器等)から熱交換器(9)に温水を供給してシンク部(4)に収容された靴(40)を加熱して乾燥することが出来る。
そのように乾燥をすることが出来るので、従来技術のように、洗浄後の靴(40)から水滴が滴下して、室内の床面を汚してしまうことが防止される。
ここで、靴の汚れが酷い場合には、シンク部(4)内で超音波を付加する以前の段階で、特に酷い汚れを除去しておく事が好適である。
本発明によれば、本体部(1)上方の洗い場(2)で、給水栓(給湯水栓21)から洗浄用水(温水を含む)を吐出して、当該酷い汚れ(靴40の汚れの一部)を除去することが出来る。
そして、洗い場で酷い汚れのみを除去した靴(40)をそのままシンク部(4)に収容すれば、靴(40)を持ち歩く必要が無く、靴(40)から滴下する水により室内の床を汚してしまう事がない。
さらに本発明によれば、洗浄作業を自動化することが可能であり、靴洗浄に係る労力を低減することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1及び図2を参照して、図示の実施形態の構成について説明する。
図1において、全体を符号100で示す靴洗浄装置は、本体部1と、本体部の上方に配置された手洗い部2とを有している。
図2で示す様に、手洗い部2の上方には開閉カバー3が備えられており、開閉カバー3の一端は、図示しないヒンジによって手洗い部2の1辺に回動可能に係合している。カバー3は、例えば、透明のアクリル樹脂製であり、靴の洗浄時には、異物の侵入防止や、超音波洗浄時の騒音を外部に漏らさないために、閉じられる。
図1において、手洗い部2には、給湯水栓(給水栓)21が備えられている。この給湯水栓21は、給水管と給湯管を接続し、手洗い部2に供給する冷水量を調節する冷水用ダイヤル21aと、温水量を調節するためのダイヤル21bを備えることもできる。この場合、V2とV3の電磁弁はそれぞれ2個ずつ必要になる。
本体部1は、シンク部(超音波洗浄器)4と、排水受け容器5とを備えている。シンク部4の底部と排水受け容器5とは、第1の排水管6で接続されており、第1の排水管6は、電磁開閉弁(電磁バルブ)V1を介装している。
シンク部4は、天井部(図1ではシンク部4の上方部分)の全面或いは一部が開放された筐体として構成されている。
シンク部4は容器状に構成されており、その内部に、靴を洗浄するための洗浄水(冷水、或いは温水)を貯留することができる。
シンク部4には、超音波発生装置(明確には図示せず)が装備されている。この超音波発生装置は例えば圧電素子を有しており、洗浄水及び靴40(洗浄対象)に対して超音波振動を付加し、靴に付着した汚れを靴から完全に除去する様に構成されている。
排水受け容器5は、その底部全面にわたって、フィルタ7が敷き詰められている。排水受け容器5の底部には、第2の排水管8が接続され、第2の排水管8の図示しない側の端部は、例えば図示しない家屋の排水管に連通している。
靴50から除去された泥等は、フィルタ7によって補足されるので、第2の排水管8等を閉塞させてしまうことは無い。
シンク部4の底部の真下には熱交換器9が設けられており、熱交換器9は、シンク部4内の靴40を乾燥させるために設置されている。
熱交換器9は、温水管Lh1(往路管)、Lh2(復路管)によって温水供給源10と接続されている。温水管Lh1(往路管)には、熱源機熱動弁V4が介装されている。そして、温水供給源10としては、例えば、熱源機、貯湯槽式給湯器、瞬間湯沸器等が該当する。
熱源機熱動弁V4が開放されて、温水供給源10から温水管Lh1を経由して熱交換器9に温水が流入し、熱交換器9が昇温すれば、シンク部4の内部空間全体を加熱して、シンク部4に置かれた靴40を乾燥するように構成されている。
なお、超音波洗浄器で洗浄された靴40を、熱交換器9を用いることなく、天日干しや、その他の手法によって乾燥させることも可能である。
シンク部4には、フロートスイッチ11が装備されており、フロートスイッチ11は、貯留する洗浄水の水位を検知してON、OFFする様に構成されている。
フロートスイッチ11は、スイッチ本体111と、フロート112と、レバー113とで構成されており、レバー113は、スイッチ本体111とフロート112とを連結している
フロート112は、洗浄水の水位によって上下に移動し、フロート112の上下動が、レバー113の角度を変える。シンク部4に洗浄水が所定量以上あって、レバー113の角度が所定値以下の場合には、フロートスイッチはONとなる。一方、洗浄水が所定量未満であり、レバー113の角度が所定値を超えた場合には、フロートスイッチはOFFとなる。
本体部1のケーシング1Cにおいて、シンク部4と手洗い部2との間の空間部には、排気口1Xが形成されており、排気口1Xにはシャッター12が取り付けられている。
排気口1Xにおいて、シャッター12とは反対側には、排気ファン13が取り付けられている。靴40を乾燥する場合には、シャッター12は開放され、排気ファン13は断続的に作動する。靴40を乾燥していない場合には、シャッター12は閉鎖されている。
給湯水栓21とシンク部4には洗浄用水供給管Lが接続されており、洗浄用水供給管Lは、洗浄用水供給源、例えば上水或いは温水源、に連通している。洗浄用水供給管Lは、第1の配管L1と、第2の配管L2と、第3の配管L3とで構成されている。第1の配管L1は、分岐点Bで、第2の配管L2と第3の配管L3とに分岐している。
第2の配管L2の端部は、シンク部4の上方に連通している。
第3の配管L3は、給湯水栓21に接続されている。
第2の配管L2には電磁開閉弁(電磁バルブ)V2が介装され、第3の配管L3には電磁開閉弁(電磁バルブ)V3が介装されている。
手洗い部2の底部には、連通管(第3の排水管)22が接続され、第3の排水管22の端部は、シンク部4の上方に開口している。
図示は省略しているが、第3の排水管22の手洗い部2との接続箇所には、自動式或いは手動の排水栓が設けられている。
手洗い部2で靴を洗う際に使用された水は、第3の排水管22を介して、シンク部4に導入される。手洗い部2で靴を洗う際に使用された水を、超音波洗浄に際しても使用することで、節水を図ることも出来る。
フロートスイッチ11と操作盤30は、それぞれ入力信号ラインSiを介して、コントロールユニット50に接続されている。
電磁バルブV1、V2、V3、熱源機熱動弁V4は、それぞれ制御信号ラインSoを介して、コントロールユニット50と接続されている。シャッター12と排気ファン13も、制御信号ラインSoを介して、コントロールユニット50と接続されている。
図示は省略しているが、操作盤30には、例えば自動洗浄スイッチ、マニュアル操作用の超音波洗浄開始スイッチ、給水スイッチ、乾燥開始スイッチ、シャッター開閉スイッチ、排気ファン作動スイッチ,強制停止スイッチ等が装備されている。以って、超音波洗浄を自動的に行う場合と、手動で設定する場合の双方に対応可能となっている。
以下、主として図3のフローチャートを参照して、図示の実施形態における制御について説明する。
図3において、先ず、靴40を手洗いする必要があるか否かを判断する(ステップS1)。靴40の手洗いが必要であれば(ステップS1がYES)、ステップS02に進んで手洗いを行う。係る手洗いは、自動であっても、手動であっても良い。
一方、靴40の手洗いは不要である場合には(ステップS1がNO)、ステップS4まで進む。
ステップS02で靴40を手洗いしたならばステップS2に進み、手洗いが終了したか否かを判断する。靴40の手洗いが終了したなら(ステップS2がYES)、ステップS3に進む。
ステップS3では超音波洗浄が必要か否かを判断する。係る判断は、パラメータを適宜設定して自動制御により行うことも出来るし、作業者の判断であっても良い。
超音波洗浄が必要であれば(ステップS3がYES)、例えば、操作盤30の超音波洗浄開始のスイッチを押して、ステップS4に進む。超音波洗浄が不要であれば(ステップS3がNO)、ステップS16へ進む。
ステップS4では、靴の洗浄作業を行う者(作業者)が操作盤の給水スイッチ4を押す。或いは、操作盤30の超音波洗浄開始のスイッチが押されたことにより(ステップS3)、自動的に給水スイッチ4が入る。そして、ステップS5に進む。
ステップS5では、給水スイッチ4が入った時点において、フロートスイッチ11がON(シンク部4に所定量以上の洗浄水が溜まっている状態)であるか、OFF(未だ水は張られていない)であるかを判断する。
フロートスイッチ11がONであれば(ステップS5がON)、シンク部4に既に所定量以上の洗浄水が溜まっており、当該洗浄水は、前回洗浄した際に排水されていなくてはならないものである。すなわち、本来は、シンク部4には洗浄水は溜まっておらず、フロートスイッチ11はOFFになっていなければならないはずである。それにもかかわらず、フロートスイッチ11がONであるという事は異常事態であり、何らかの故障或いはエラーが発生したと判断する(ステップS29)。そして、靴洗浄装置100は修理される(ステップS30)。
フロートスイッチ11がOFF(ステップS5がOFF)であれば、異常が無く、故障或いはエラーも発生していないと判断する。そして、第1の排水管6の電磁バルブV1を閉じ(ステップS6)、電磁バルブV2を開放する(ステップS7)。
電磁バルブV1を閉じ、電磁バルブV2を開放することにより、シンク部4には、第2の配管L2から水(洗浄水)が流入して貯留し、シンク部4に所定量の水が溜まればフロートスイッチ11はONとなる(ステップS8)。
フロートスイッチ11がONになれば、コントロールユニット50は制御信号を発信し、電磁バルブV2を閉じ(ステップS9)、シンク部4への洗浄水の供給を停止する。
ステップS10では、コントロールユニット50は、超音波洗浄を開始するか否かを判断する。超音波洗浄を開始するか否かの判断は、コントロールユニット50或いは作業者により行われる。
超音波洗浄を開始するか否かの判断を、コントロールユニット50による自動制御で行う場合には、選択された制御ルーチンに超音波洗浄を行う工程が含まれているか否かを確認し、超音波洗浄工程が含まれている場合には、例えば赤外線センサ等によりシンク部4内の靴40の存在を確認する。靴40を確認したならば、超音波洗浄を開始する。
超音波洗浄を開始するのであれば(ステップS10がYES)、ステップS11に進む。
超音波洗浄を開始しないのであれば(ステップS10がNO)、強制的に排水用の電磁弁V1を開放し(ステップS28)、シンク部4内の水を第1の排水管6、排水受け容器5、フィルタ7、第2の排水管を経由して、排出する。そしてステップS16に進む。
ステップS11では、フロートスイッチのNO、OFFを再度判断する。
フロートスイッチがONであれば(ステップS11がON)、ステップS12に進む。
ステップS11の時点において、電磁弁V1は閉鎖されており、シンク部4は排水されておらず、所定量以上の洗浄水が貯留した状態である。そのため、ステップS11の時点では、本来はフロートスイッチがONとなっているはずである。それにもかかわらず、フロートスイッチがOFFであれば(ステップS11がOFF)、何らかの故障やエラーが存在する判断して(ステップS29)、修理に回す(ステップS30)。
ステップS12では、第3の配管L3の電磁バルブV3を閉じる。そして、超音波洗浄を開始する(ステップS13)。
超音波洗浄を開始してから、所定時間経過後、超音波洗浄を停止する(ステップS14)。そして、第1の排水管6に介装した排水用の電磁バルブV1を開放して、シンク4内の洗浄水を排出し、ステップS16に進む。
ステップS12で、第3の配管L3の電磁バルブV3を閉じるのは、給温水栓21への温水或いは冷水の供給を停止して、超音波洗浄器4内に余計な水が入ってしまうのを防止するためである。
図3では示されていないが、ステップS12の段階で、開閉カバー3を閉じておくことが好ましい。
なお、ステップS11以前では、給温水栓21からの温水で手洗いをすることが可能である。
ステップS16では、熱交換器9による乾燥を開始するか否かを判断する。図3において、ステップS16の判断は、作業者が操作盤30の強制乾燥停止ボタンを押すか否かにより行われる。或いは、コントロールユニット50による自動制御で靴40が洗浄されている場合には、選択された制御ルーチンに熱交換器9による乾燥工程が含まれているか否かを確認することにより行われる。
熱交換器9を使用しての乾燥を開始するのであれば(ステップS16がYES)、ステップS17に進む。
一方、熱交換器9を使用しての乾燥を行わないのであれば(ステップS16がNO)、靴洗浄装置100による靴40の洗浄を停止する(ステップS31)。
ステップS17では、コントロールユニット50は、フロートスイッチがONか、OFFかを判断する。
ステップS17の時点では、シンク部4から洗浄水が排出されているので(ステップS15参照)、本来はフロートスイッチ50はOFFとなるはずである。それにもかかわらず、フロートスイッチ11がONであれば(ステップS17がON)、何らかの故障やエラーが生じたと判断する(ステップS29)。そして、靴洗浄装置100を修理にまわす(ステップS30)。
一方、フロートスイッチ11がOFFであれば(ステップS17がOFF)、係る故障やエラーは生じていないと判断し、ステップS18に進み、電磁バルブV1とV3を閉じる。
ステップS18で電磁バルブV1とV3を閉じるのは、熱交換器9の作動中にシンク部4内の加熱された空気が、第1の排水管6や第3の配管L3を介して外部に漏出するのを防止するためである。また、手洗い部2への給水を停止して、手洗い部2からシンク部4内へ水が侵入するのを阻止するためである。
ステップS19では、温水管Lh1(往路管)に介装した熱源機熱動弁V4を開放して、温水供給源10からの温水を熱交換器9に供給し、以って、靴40の乾燥工程をスタートさせる。
ステップS20では、湿度が高くなったシンク部4内の空気を排気するため、シャッター12を開放し、排気ファン13を断続的に運転する(ステップS21)。排気ファン13を運転して湿度が高い空気を排気すると、靴洗浄装置100の外部から、排水管8、排水管6を経由して、新しい空気がシンク部4内に入ってくる。
その状態で靴40の乾燥運転を続行し、所定時間が経過したなら、乾燥スイッチを自動停止させる(ステップS22)。そして排気ファン13を停止させ(ステップS23)、シャッター12を閉じる(ステップS24)。
次のステップS25では、第1の排水管6の電磁バルブV1と、第3の配管L3に介装した電磁バルブV3を開放する。次回の洗浄時において、手洗い(ステップS02)で用いられる水を排水させるためである。
ステップS26では、シンク4から洗浄の終了した靴40が取り出されたか否かを判断する。靴40が取り出されたなら(ステップS26がYES)、開閉カバー3を開放して(ステップS27)、制御を終了する。
図示の実施形態によれば、シンク部(超音波洗浄器)4に靴40を収容して洗浄用水を貯留し、貯留された洗浄用水に靴40を浸漬した状態で超音波発生装置(例えば、圧電素子)により超音波振動を付加すれば、いわゆる「超音波洗浄」の原理により、靴40に付着した汚れはきれいに除去される。
超音波振動を付加して行われる超音波洗浄によれば、従来のブラシや高圧水噴流による洗浄とは異なり、死角は存在せず、靴全体が確実に洗浄される。
そして図示の実施形態によれば、超音波洗浄の後、シンク部4に貯留された水を排水した後、温水供給源10から熱交換器9に温水を供給して、シンク部4の内部空間及びそこに収容された靴40を加熱することにより、靴40を乾燥させることが出来る。
シンク部4内部で靴40を乾燥することが出来るので、従来技術のように、洗浄後の靴40から水滴が滴下して、室内の床面を汚してしまうという事態は防止される。
また、温水利用による乾燥を行っているため、靴40が過剰に加熱されてしまうことが防止され、靴40が損傷しない。
ここで、靴40の汚れが酷い場合には、シンク部4内で超音波洗浄を行う以前の段階で、本体部1上方の手洗い部2において、給湯水栓21から洗浄用水(温水を含む)を吐出して手洗を行い、酷い汚れ(靴40の汚れの一部)を除去することが出来る。
手洗い部2で酷い汚れを除去した後、靴40をシンク部4(超音波洗浄器)に収容すれば、従来技術のように靴40を持ち歩く必要は無い。そして、靴40を持ち歩く際に、滴下する水により室内の床を汚してしまう事も無くなる。
さらに図示の実施形態によれば、洗浄作業の多くを自動化することが可能であり、靴洗浄に係る労力を大幅に低減することが可能となる。
図示の実施形態において、洗浄装置100全体をコンパクトに構成している。したがって、図示の実施形態に係る洗浄装置100を、例えば玄関の靴箱近傍に設置することも可能である。例えば玄関の靴箱近傍に洗浄装置100を設置すれば、帰宅時に、汚れた靴を室内に持ち込むことなく、玄関でそのまま洗浄することができる。また、洗浄の完了した靴を乾燥して、その場で、靴箱に収容することができる。
乾燥用の熱交換器9への温水供給源としては、例えば暖房用温水機等が利用できる。暖房用温水機等を利用すれば、新たな加熱源の装備は不要である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
本発明の実施形態の正面図。 図1の実施形態の側面図。 実施形態の制御を示すフローチャート。
符号の説明
1・・・本体部/ケーシング
2・・・手洗い部
3・・・開閉カバー
4・・・シンク部/超音波洗浄器
5・・・排水受け容器
6・・・第1の排水管
7・・・フィルタ
8・・・第2の排水管
9・・・熱交換器
10・・・温水供給源
11・・・フロートスイッチ
12・・・排気ファン
13・・・シャッター
21・・・給水栓/給温水栓
30・・・操作盤
50・・・制御手段/コントロールユニット

Claims (4)

  1. 本体部と、本体部上部に位置しており且つ洗浄用水を吐出する給水栓を設けた手洗部と、本体内部に設けられて洗浄用水を充填し且つ洗浄するべき靴を収容する事が出来るシンク部とを有し、該シンク部には、内部に溜まった水及び収容された靴に超音波振動を付加する超音波発生装置と、シンク部に溜まった水を排水する排水機構と、シンク部に収容された靴を加熱して乾燥するための熱交換器とが設けられ、該熱交換器は温水供給源に連通していることを特徴とする靴洗浄装置。
  2. 前記手洗部の排水管は前記シンク部を介してシンク部の排水管に連通しており、洗浄用水供給源に連通する洗浄用水供給管は前記シンク部に連通する第1の配管と前記給水栓(給湯水栓)に連通する第2の配管とに分岐している請求項1の靴洗浄装置。
  3. 請求項2の靴洗浄装置を用いて靴を洗浄する方法において、洗浄するべき靴をシンク部に収容する工程と、第1の配管を介して洗浄用水供給源からシンク部に洗浄用水を供給して貯留する工程と、シンク部内に貯留された洗浄用水及び収納された靴に対して所定時間だけ超音波を付加する工程と、超音波を所定時間だけ付加した後に排水機構を介してシンク部に溜まった水を排水する工程と、温水供給源から熱交換器に温水を供給してシンク部に収容された靴を加熱して乾燥する工程とを有することを特徴とする靴洗浄方法。
  4. 洗浄するべき靴をシンク部に収容する工程に先だって、洗浄するべき靴を前記手洗部に位置せしめ、給水栓から吐出された洗浄用水により洗浄するべき靴の汚れを除去する工程を実行する請求項3の靴洗浄方法。
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