JP2009088973A - 情報配信装置、これを備えているシステム、情報配信プログラム - Google Patents

情報配信装置、これを備えているシステム、情報配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報の配信を受け付ける端末の消費電力を抑える。
【解決手段】 複数の表示装置10aへコンテンツデータを配信するコンテンツ配信サーバ20aは、複数の表示装置10a毎の通信条件が記憶されている通信条件テーブル32aと、コンテンツデータが記憶されているコンテンツ情報テーブル36aと、複数の表示装置10a毎の消費電力と相関関係のある表示装置10aの設置箇所温度の将来値を気象データ配信装置5aから取得する電力相関値取得部23aと、通信条件テーブル32に記憶されている配信予定時刻が、消費電力が大きくなる低温時間帯中であれば、消費電力が小さくなる高温時間帯中の時刻を配信予定時刻とし、これを通信条件テーブル32に格納する通信条件設定部25aと、通信条件テーブル32に格納されている配信予定時刻にコンテンツデータを配信する通信制御部26aと、を備えている。
【選択図】 図11

Description

本発明は、情報を配信する情報配信装置、これを備えている情報配信システム、及び情報配信プログラムに関する。
ネットワーク等を介して、情報を配信する技術としては、例えば、以下の特許文献1に記載されているものがある。
この技術では、端末から情報の配信要求を受けたサーバが、その時点のネットワークの輻輳度等を考慮し、輻輳度等が一定以上高い場合には、端末に対して情報を配信せずに、次の通信時刻を知らせることで、ネットワークの輻輳を抑えて、通信のために必要な電力の削減を図っている。
特開2002−202834号
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、現時点の輻輳度に基づいて次の通信時刻を定めているため、この次の通信時刻に端末が配信要求を送信した時点で、輻輳度が高い場合には、さらに次の通信時刻に配信要求を送信しなければならない。すなわち、この技術では、輻輳度が高い時間帯が継続する場合には、無駄な通信を繰り返して行ってしまい、端末の消費電力を十分に抑えることができないという問題点がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、情報の配信を受け付ける情報端末等の消費電力を抑えることができる情報配信装置、これを備えている情報配信システム、情報配信プログラムを提供することを目的とする。
前記問題点を解決するための情報配信装置に係る発明は、
通信網を介して、1以上の端末に情報を配信する情報配信装置において、
1以上の前記端末毎の通信条件が記憶されている通信条件記憶手段と、
1以上の前記端末毎の消費電力と相関関係のある電力相関値の将来の値を取得する電力相関値取得手段と、
前記電力相関値が消費電力の増加に伴って増加する場合には、1以上の前記端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値を超える全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該電力相関値が消費電力の増加に伴って減少する場合には、1以上の該端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値未満になる全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該新たな通信条件を前記通信条件記憶手段に記憶する通信条件設定手段と、
前記通信条件記憶手段に記憶されている1以上の前記端末毎の前記通信条件に従って、該当端末との間の通信処理を行う通信制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
また、前記問題点を解決するための情報配信システムに係る発明は、
前記情報配信装置と、前記1以上の端末とを備えていることを特徴とする。
また、前記問題点を解決するための情報配信プログラムに係る発明は、
通信網を介して、1以上の端末に情報を配信するコンピュータの情報配信プログラムにおいて、
前記コンピュータの記憶手段には、1以上の前記端末毎の通信条件が記憶されており、
1以上の前記端末毎の消費電力と相関関係のある電力相関値の将来の値を取得する電力相関値取得ステップと、
前記電力相関値が消費電力の増加に伴って増加する場合には、1以上の前記端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値を超える全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該電力相関値が消費電力の増加に伴って減少する場合には、1以上の該端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値未満になる全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該新たな通信条件を前記記憶手段に記憶する通信条件設定ステップと、
前記記憶手段に記憶されている1以上の前記端末毎の前記通信条件に従って、前記コンピュータの通信手段に、該当端末との間の通信処理を実行させる通信制御手ステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
ここで、前記通信条件としては、通信時間帯、通信時刻、通信経路等がある。より、具体的には、通信条件設定手段は、新たな通信条件として、通信を規制する通信時間帯を設定する、新たな通信時刻や通信経路を設定する。また、前記電力相関値としては、例えば、端末と情報配信装置との間の通信経路の輻輳度、端末の設置箇所における温度又は気温等がある。これらのうち、輻輳度及び湿度は、これらの値が増加するに連れて、端末の消費電力も増加するものであり、気温は、この値が減少するに連れて、端末の消費電力が増加するものである。
本発明によれば、将来の消費電力を想定して、端末との間の通信条件を設定しているので、端末の消費電力を抑えることができる。
以下、本発明に係る情報配信システムの各種実施形態にについて、図面を用いて説明する。
「第一の実施形態」
本発明に係る情報配信システムの第一の実施形態について、図1〜図10を用いて説明する。
本実施形態の情報配信システムは、図1に示すように、店舗Sで扱う商品の広告を表示する複数の表示装置10,10,…と、各表示装置10,10,…に広告データを配信する広告配信サーバ20と、この広告配信サーバ20をネットワーク3bを介して管理する管理者端末4と、商品の在庫数を管理する在庫管理装置5と、を備えている。なお、同図中の「」内の数値は、該当装置のIDを示している。
広告配信サーバ20から広告データを受信する各表示装置10,10,…は、後述するように、無線通信機能を備えており、無線中継局2及びネットワーク3aを介して、広告配信サーバ20と通信を行う。また、管理者端末4及び在庫管理装置5は、ネットワーク3bを介して、広告配信サーバ20と通信を行う。
表示装置10は、図2に示すように、外部と無線通信するための無線通信インタフェース11と、各種プログラムを実行するCPU12と、各種データが記憶されるメモリ13と、表示デバイス15と、これらの駆動電源である電池14とを備えている。表示デバイス15は、ここでは、電子ペーパーを用いている。この電子ペーパーとは、見た目が紙に近くて非常に薄く、電子を使って表示内容の書き換えを行うが、表示内容の維持に電力を消費しない薄型表示デバイスの一種である。この電子ペーパーとしては、プラスに帯電している白粒子とマイナスに帯電している黒粒子等を用いた電気泳動方式や、電圧をきっても半永久的に液晶分子の向きを維持するコレステリック液晶を用いたもの等がある。なお、ここでは、表示デバイス15として、電子ペーパーを用いているが、通常の液晶表示デバイスやEL表示デバイス等を用いてもよい。
広告配信サーバ20は、表示装置10側のネットワーク3aにつながっている通信インタフェース21aと、管理者端末4及び在庫管理装置5側のネットワーク3bとつながっている通信インタフェース21bと、各種プログラムを実行するCPU22と、このCPU22が実行するプログラムや各種データが記憶されている外部記憶装置30と、CPU22のワークエリアであるワークメモリ29と、を備えている。
CPU22は、機能的に、各表示装置10,10,…毎の消費電力と相関関係のある輻輳度の将来の値を取得する電力相関値取得部23と、表示装置10,10,…毎の配信優先度を定める配信優先度設定部24と、各表示装置10,10,…へ広告データを配信するときの通信条件を設定する通信条件設定部25と、各表示装置10,10,…や管理者端末4及び在庫管理装置5との通信を制御する通信制御部26と、各各表示装置10,10,…へ配信する広告データを作成する広告作成部27と、を有している。これらの各機能部は、いずれも、外部記憶装置30に格納されている情報配信プログラム31をCPU22が実行することで機能する。
外部記憶装置30には、情報配信プログラム31、通信条件テーブル32、通信経路テーブル33、在庫テーブル34、更新閾値テーブル35、広告情報テーブル36、優先度設定情報テーブル37が格納されている。
通信条件テーブル32は、各表示装置10,10,…へ広告データを配信するときの通信条件が格納されるテーブルであり、図3に示すように、表示装置IDが格納される表示装置IDフィールドbと、この表示装置10との通信経路のIDが格納される通信経路IDフィールドcと、この表示装置10への配信予定時刻が格納される配信時刻フィールドfと、この表示装置10との間の通信を規制する通信規制時間帯が格納される通信規制時間帯フィールドgとを有している。この通信条件テーブル32の各フィールドのデータは、いずれも、通信条件設定部25により格納される。
通信経路テーブル33は、各表示装置10,10,…毎の通信経路の情報が予め格納されているテーブルであり、図4に示すように、表示装置IDが格納されている表示装置IDフィールドbと、この表示装置10の通信アドレスが格納されている表示装置アドレスフィールドqと、この表示装置10と広告配信サーバ20との間で通信可能な全ての通信経路のIDが格納されている通信可能経路IDフィールドhと、通信経路IDが示す通信経路中に存在する無線中継局2のIDが格納されている中継局IDフィールドdと、この無線中継局2の通信アドレスが格納されている中継局アドレスフィールドrと、を有している。この通信経路テーブル33の各フィールドのデータは、例えば、管理者端末4から予め入力される。
在庫テーブル34は、図5に示すように、商品IDが格納される商品IDフィールドeと、この商品IDが示す商品の在庫数が格納される在庫数フィールドiと、この在庫数を更新した日時が格納される更新日時フィールドjとを有している。この在庫テーブル34の各フィールドのデータは、電力相関値取得部23により格納される。
更新閾値テーブル35は、図6に示すように、商品IDが格納されている商品IDフィールドeと、この商品IDが示す商品の広告データを更新するための更新閾値としての在庫数が格納されている更新閾値フィールドkとを有している。この更新閾値テーブル35の各フィールドのデータは、例えば、管理者端末4から予め入力される。更新閾値は、一つの商品に対して複数設定されており、商品の在庫数が少なくなるに連れて、この商品の広告データが短い間隔で更新されるよう設定されている。
広告情報テーブル36は、商品の広告に関する情報が格納されるテーブルで、図7に示すように、店舗IDが格納される店舗IDフィールドaと、表示装置IDが格納される表示装置IDフィールドbと、商品IDフィールドが格納される商品IDフィールドeと、この商品IDが示す商品の広告データを作成するための広告テンプレートが格納される広告テンプレートフィールドmと、この広告テンプレートを用いて作成された広告データが格納される広告データフィールドnと、を有している。この広告情報テーブル36の各フィールドのうち、店舗IDフィールドa、表示装置IDフィールドb、商品IDフィールドe、広告テンプレートフィールドmのデータは、例えば、管理者端末4から入力される。また、広告データフィールドnのデータは、広告作成部27により格納される。
広告テンプレートは、この実施形態では、商品の写真やその価格等を含むもので、広告作成部27は、この広告テンプレートに、この商品の在庫数を加えて、広告データを作成する。なお、ここでは、商品の在庫数を数値情報として、広告テンプレートに組み込むようにしているが、販売価格の変動が比較的大きいものに関しては、この販売価格又は割引率を数値情報として広告テンプレートに組み込むようにしてもうよい。
優先度設定情報テーブル39は、表示装置10の広告データの配信優先度を定めるために必要なデータが予め格納されているテーブルで、店舗IDが格納される店舗IDフィールドaと、表示装置IDが格納されている表示装置IDフィールドbと、店舗IDが示す店舗と表示装置IDが示す表示装置との間の距離が格納されている距離フィールドpとを有している。この優先度設定情報テーブル39の各フィールドのデータは、例えば、管理者端末4から予め入力される。
次に、図9に示すフローチャートに従って、広告配信サーバ20が各表示装置10,10,…へ広告データを配信するための通信条件の設定手順について説明する。
まず、広告配信サーバ20の電力相関値取得部23は、通信制御部26を介して、在庫管理装置5から全商品の在庫数を取得し、これを在庫テーブル34(図5)に格納する(S10)。この際、在庫管理装置5からは、各商品の商品ID、その商品の在庫数が送られ、電力相関値取得部23は、これらを在庫テーブル34の対応フィールドe,iに格納すると共に、この格納日時を更新日時フィールドjに格納する。
電力相関値取得部23は、在庫テーブル34に在庫数を格納した商品のうち、最小閾値以下の在庫数の商品があるか否かを判断する(S11)。ここで、最小閾値は、更新閾値テーブル35(図6)に格納されている各商品の複数の更新閾値のうち、最小在庫数の更新閾値であり、例えば、商品IDが「1005」の商品に関しては、更新閾値「10」が最小閾値である。
電力相関値取得部23は、最小閾値以下の在庫数の商品があると判断すると、通信制御部26により、管理者端末4へ在庫が尽きかけている旨を通知させてから(S12)、ステップ13に進む。また、最小閾値以下の在庫数の商品がないと判断すると、直ちに、ステップ13に進む。
次に、電力相関値取得部23は、在庫テーブル34(図5)及び更新閾値テーブル35(図6)を参照して、各表示装置10毎の広告の配信予定時刻を定める(S13)。例えば、ある商品の広告を表示する表示装置10の配信予定時刻を定める場合には、まず、在庫テーブル34を参照して、この商品の過去の複数時点の在庫数を取得し、これら過去の在庫数から、例えば、最小二乗法で、時間変化に伴う在庫数の変化を示す回帰曲線を求める。次に、この回帰曲線を利用して、現時点から次にこの商品の更新閾値である在庫数に至る日時を予測する。そして、電力相関値取得部23は、この日時を、この商品の広告を表示する表示装置10の配信時刻とする。
次に、ステップ13で求めた各表示装置10毎の配信時刻における通信経路の輻輳度を、表示装置10の消費電力と相関関係のある電力相関値として求める(S14)。この輻輳度の求め方は各種方法があるが、ここでは簡単のため、ある無線通信局2を利用する1以上の表示装置10の配信時刻を時系列に並べ、単位時間当たりの通信回数を輻輳度とする。
通信条件設定部25は、ステップ14で求めた各表示装置10の輻輳度が予め定めた値(目標電力相関値)を超える時間帯があるか否かを判断する(S15)。輻輳度が予め定めた値を超える時間帯がない場合には、ステップ13で求められた各表示装置10毎の配信予定時刻を、通信条件テーブル32の配信時刻フィールドfの対応表示装置IDの箇所に格納する(S23)。また、輻輳度が予め定めた値を超える時間帯がある場合、通信条件設定部25は、通信経路テーブル32(図4)を参照して、輻輳時間帯(輻輳度が予め定めた値を超える時間帯)で配信予定の表示装置10に代替通信経路があるか否かを判断する(S16)。代替通信経路がなければ、後述のステップ20に進み、代替通信経路があれば、通信経路をこの代替通信経路に変更する(S17)。すると、電力相関値取得部23は、ステップ14と同様に、各表示装置10毎の配信予定時刻における輻輳度を求める(S18)。
通信条件設定部25は、ステップ18で求められた各表示装置10の輻輳度が予め定めた値を超える時間帯があるか否かを判断する(S19)。輻輳度が予め定めた値を超える時間帯がない場合には、ステップ13で求められた各表示装置10毎の配信予定時刻を、通信条件テーブル32の配信時刻フィールドfの対応表示装置IDの箇所に格納すると共に、ステップ17で変更した代替通信経路を、通信条件テーブル32の通信経路IDフィールドcの対応表示装置IDの箇所に格納する(S23)。
また、輻輳度が予め定めた値以上の時間帯がある場合、配信優先度設定部24が、優先度設定情報テーブル39(図8)を参照して、輻輳時間帯で配信予定の各表示装置10の対応店舗Sとの間の距離を取得し(S20)、輻輳時間帯で配信予定の各表示装置10に対して、配信優先度を設定する(S21)。
この配信優先度は、対応店舗Sとの間の直線距離が短いものが高く設定される。例えば、図1において、輻輳時間帯での配信予定の表示装置10として、表示装置IDが「1001」の表示装置、表示装置IDが「1002」の表示装置、表示装置IDが「1003」の表示装置が存在する場合、これらの対応店舗Sは、店舗IDが「10」の店舗であるから、ステップ20では、この店舗Sと各表示装置10との間の距離が取得される。そして、この距離のうちで最も短い距離を示す表示装置ID「1001」の表示装置10に対して、最も高い配信優先度を設定する。以下、表示装置ID「1002」の表示装置10、表示装置ID「1003」の順で、配信優先度が低くなる。このように、店舗Sからの距離の短い表示装置10の配信優先度を高くするのは、店舗Sからの距離の長い表示装置10に表示される広告中の商品在庫数を見た消費者が、この店舗Sに着いたときに、広告中に示されていた在庫数と実際の在庫数とに多少差があっても問題ないが、店舗Sからの距離の短い表示装置10に表示される広告中の商品在庫数を見た消費者が、この店舗Sに着いたときに、広告中に示されていた在庫数と実際の在庫数とに大きな差があり、この消費者が商品を購入することができない事態を避けるためである。
このように、表示装置10と対応店舗Sとの間の直線距離は、この表示装置10から対応店舗Sまでに至る消費者の移動時間を代表する値であるから、この直線距離に替えて、表示装置10と対応店舗Sとの間の消費者の移動経路上の距離を用いても、表示装置10と対応店舗Sとの間の消費者の移動予測時間を用いてもよい。この移動予測時間を用いる場合、消費者が公共交通機関を用いる可能性が高いときには、この公共交通機関を用いたときの移動予測時間を用いるとよい。さらに、通信条件の設定時において、VICS(Vehicle Information and Communication System)を用いて、渋滞情報を取得し、この渋滞情報を加味して消費者の移動時間を予測するようにしてもよい。
通信条件設定部25は、各表示装置10の配信優先度が設定されると、輻輳時間帯で配信予定の複数の表示装置10のうちから、この輻輳時間帯にデータが配信される表示装置10の数量が予め定められた数量以下になるよう、言い換えると、この輻輳時間帯での輻輳度が前述の予め定められた値(目標電力相関値)以下になるよう、配信優先度の低い表示装置10を通信規制対象として選択する(S22)。そして、通信条件設定部25は、ステップ14で求められた配信予定時刻を通信条件テーブル32(図3)の配信時刻フィールドfに格納し、ステップ17で通信経路が変更されていればその通信経路を通信条件テーブル32の通信経路IDフィールドcに格納し、ステップ22で通信規制対象としての表示装置10が選択されていれば、この表示装置10に関して、現時点から次の通信条件の設定処理開始時刻までの間を通信規制時間帯として、通信条件テーブル32の通信規制時間帯フィールドgに格納する。例えば、今回の通信条件の設定処理開始時刻、つまり各商品の在庫数を取得した時刻が2007年2月3日の10:00である場合には、この時刻から次の通信条件設定時刻である1時間後の11:00までが通信規制時間帯となる。図3の例では、表示装置ID「1011」の表示装置10の配信時刻が「2007/2/3 10:30:00」で、通信規制時間帯が「2007/2/3 10:00〜11:00」であるため、この配信時刻には、この表示装置10に広告データが配信されない。一方、表示装置ID「2009」の表示装置10の配信時刻が「2007/2/3 13:30:00」で、通信規制時間帯が「2007/2/3 10:00〜11:00」であるため、この配信時刻には、この表示装置10に広告データが配信されない可能性があるものの、以降の通信条件設定処理で、新たな配信時刻や通信規制時間帯が設定されるため、この表示装置10への配信が一時的に規制されるかは現時点で不明ということになる。
通信条件の更新処理(S23)が終了すると、所定時間、つまりステップ10で在庫数を取得してから例えば1時間経過するまで待機し(S24)、再び、ステップ10に戻る。
次に、図10に示すフローチャートに従って、広告配信サーバ20による各表示装置10,10,…への広告データの配信手順について説明する。
広告配信サーバ20の通信制御部26は、常時、配信条件テーブル32(図3)を監視しており、配信時刻フィールドfに格納されている配信時刻から所定時間前(例えば、5秒前)になった表示装置10があるか否かを判断する(S30)。配信時刻から所定時間前になった表示装置10がある場合には、その表示装置10に関する通信規制時間帯フィールドgに通信規制時間帯が格納されているときには、この配信時刻がこの通信規制時間帯内に含まれるか否かを判断する(S31)。ステップ30で配信時刻から所定時間前になった表示装置10が無い場合、及び配信時刻が配信規制時刻に含まれる場合には、ステップ30に戻る。また、ステップ31で通信規制時間帯フィールドgに通信規制時間帯が格納されていないと判断した場合、及び配信時刻が配信規制時間帯内に含まれないと判断した場合には、広告作成部27が、広告情報テーブル36(図7)に該当表示装置10の広告テンプレートが広告テンプレートフィールドmに格納されているか否か、つまり広告作成が可能か否かを判断する(S32)。広告作成が不可能である場合には、ステップ30に戻る。また、広告作成が可能である場合には、広告作成部27は、在庫テーブル34(図5)に格納されている商品の在庫数のうち、該当表示装置10に表示する広告の商品の在庫数であって、最新の在庫数を取得し、該当表示装置10の広告テンプレートに、この最新の在庫数を組み込んで、広告データを作成し、これを広告情報テーブル(図7)の広告データフィールドnに格納する(S33)。
通信制御部26は、広告データが作成された表示装置10に関し、配信条件テーブル32の配信時刻フィールドfに格納されている配信時刻になると(S34)、通信経路テーブル32を参照して、この配信条件テーブル32の通信経路IDフィールドに格納されている通信経路IDの通信経路を確立し、この広告データを当該表示装置10へ配信する(S35)。すなわち、ここでは、ステップ17で通信経路が変更されていれば、この変更後の通信経路で広告データが目的の表示装置10へ配信される。また、ステップ13で設定した配信時刻が通信規制時間帯内であれば、この時刻での配信が行われない。
以上のように、本実施形態では、各表示装置10,10,…へのデータ配信予定時刻を定めた上で、通信が輻輳する時間帯を把握し、この時間帯では、代替通信経路で通信するか、又は配信優先度の低い表示装置10に配信予定のデータの配信を行わないようしているので、広告配信サーバ20と各表示装置10,10,…との間での輻輳を回避することができる。従って、各表示装置10,10,…のみならず、広告配信サーバ20も、通信時の消費電力を抑えることができる。
なお、ここでは、輻輳時間帯がある場合、代替通信経路で通信を実行するか、配信優先度の低い表示装置10へ配信データを配信しないようにしているが、いずれか一方のみを行うようにしてもよい。
「第一の実施形態の各種変形例」
(1)電力相関値の変形例
以上では、将来の予測在庫数から各表示装置10への配信時刻を設定し、この配信時刻から通信経路の輻輳度を求め、この輻輳度を電力相関値とし、この輻輳度が高い時間帯を消費電力の増大時間帯としている。
しかしながら、この消費電力の増大時間帯としては、以上のように輻輳時間帯を用いなくてもよく、例えば、電波状況の悪化時間帯、表示装置10の電池14の電力消費増大時間帯等を用いてもよい。
電波状況の悪化時間帯を求める方法としては、実際に電波強度を測定し、その結果から予測する方法や、湿度予測値を取得し、この湿度予測値から求める方法等が考えられる。なお、電波状況の悪化時間帯を求めるために湿度予測値を取得するのは、湿度が高まると、電波が届きにくくなる傾向があるためである。
前者の方法を実現する方法としては、例えば、各表示装置10の近傍に、電波計を設置し、一定時間毎に、各表示装置10の近傍での無線中継局2からの電波の強度を測定し、過去の電波強度の測定実績から、無線中継局2からの電波の強度が所定値(目標電力相関値)未満に弱まる時間帯を予測し、この時間帯を電波状況の悪化時間帯とする方法がある。電波計での測定結果は、この電波計又は表示装置10に一時的に蓄積しておき、表示装置10と広告配信サーバ10との間で通信する際に、電波計での測定結果を広告配信サーバ10が取得するようにするとよい。
また、後者の方法を実現する方法としては、例えば、気象庁等から将来の湿度予測値を取得し、この将来の湿度予測値から、所定値(目標電力相関値)を超える湿度となる時間帯、言い換えると、電波強度が所定値未満に弱まる時間帯を、電波状況の悪化時間帯とする方法がある。
なお、電波状況の悪化時間帯を求めるということは、通信帯域が狭まる時間帯を求めることでもなる。
また、前述した、表示装置10の電池14の電力消費増大時間帯を求める方法としては、例えば、表示装置10の設置環境温度の予測値から求める方法がある。電池は、一般的に、設置環境温度が低くなるほど、その寿命が短くなる傾向がある。これは、言い換えると、設置環境温度が低くなるほど、電池14が消費される量が増大する傾向にあると言える。そこで、例えば、気象庁から表示装置10の設置環境温度の予測値を取得し、所定温度(目標電力相関値)を越える時間帯を、電池14の電力消費量の増大時間帯とする。なお、表示装置10が、エアーコンディショナーが設置された室内に配置されている場合には、このエアーコンディショナーの各時刻毎の設定温度を設置環境温度の予測値として用いることができる。
以上の消費電力の増大時間帯を求める方法は、いずれも、表示装置10の設置環境の何らかの環境値の将来の値から求める方法である。なお、以上のいずれかの方法で、消費電力の増大時間帯を求める場合、図9で示す通信条件の設定では、同図中のステップ10〜ステップ13の処理を実行後、ステップ14で、将来の消費電力の増大時間帯を求め、ステップ15で、消費電力の増大時間帯があるかの判断処理を行い、消費電力の増大時間帯がなければステップ23に進み、消費電力の増大時間帯があれば、ステップ20に進むようにすればよい。
(2)配信優先度設定の変形例
以上では、各表示装置10,10,…と対応店舗Sとの間の距離を配信優先度設定情報とし、この距離が短い表示装置10の配信優先度を高く設定している。
しかしながら、配信優先度設定情報としては、各表示装置10,10,…と対応店舗Sとの間の距離や、前述したような消費者の移動予測時間を用いなくても、例えば、表示装置10周りの通行量、表示装置10で表示する商品の広告期間の長さや表示装置10で表示する商品の広告費用等のコンテンツ属性情報、表示装置10で表示する商品の販売重要度、配信予定時刻における表示装置10の消費電力、表示装置10の保守スケジュールや電池残量、表示装置10の装置固有情報(表示デバイスのサイズや色数等)等を用いてもよい。
表示装置10周りの通行量が多いと、この表示装置10に表示される広告を見る人の人数も多くなる。そこで、表示装置10周りの通行量を予め調べておき、通行量の多い表示装置10の配信優先度を高くするようにしてもよい。この場合、通行量としては、一日又は半日の通行量調査に基づいて、その間の全通行量を用いてもよいが、例えば、一時間単位の通行量を調査し、配信優先度設定時の時間帯での通行量を用いてもよい。さらに、ある表示装置10がバス停等の公共交通機関の乗下車位置の傍にある場合には、この公共交通機関の運行スケジュールを参照して、乗車下車位置に公共車両が至る時間の前後を含む時間帯を特に通行量の多い時間帯として扱うようにしてもよい。
商品の広告期間を配信優先度設定情報として用いる場合には、広告期間が短い広告を表示する表示装置10の配信優先度を高くするとよい。また、商品の広告費用を配信優先度設定情報として用いる場合には、広告費用が高い広告を表示する表示装置10の配信優先度を高くするとよい。また、商品の販売重要度を配信優先度設定情報として用いる場合には、販売重要度の高い商品の広告を表示する表示装置10の配信優先度を高くするとよい。販売重要度は、その商品の在庫数や、賞味期限がある場合の賞味期限までの時間、さらに、単なる営業上に理由等により、定められる。
配信予定時刻における表示装置10の消費電力を配信優先度設定情報として用いる場合には、各表示装置10,10,…毎の配信予定時刻における消費電力を、前述の「(1)消費電力の増大時間帯の求め方の変形例」で説明したような方法、すなわち、表示装置10の設定環境値である、電波強度、湿度、温度等から推定し、配信予定時刻における消費電力の少ない表示装置10の配信優先度を高くするとよい。表示装置10の設置環境値として湿度や温度を用いる場合で、表示装置10の傍にエアーコンディショナー等の環境調整器が設置されている場合には、この環境調整器の運転スケジュールが間接的に各時刻における湿度や温度を示すものとして扱ってもよい。
表示装置10の保守スケジュールを配信優先度設定情報として用いる場合には、保守日時に近い表示装置10の配信優先度を高くするとよい。これは、保守日に電池14を交換するので、保守日時に近い表示装置10に関して、優先的に電力を消費させても構わないからである。
表示装置10に設けられている電池14の残量を配信優先度設定情報として用いる場合には、電池残量の多い表示装置10の配信優先度を高くするとよい。本実施形態の表示デバイス15は、電子ペーパーであり、表示内容の書換に電力を消費し、表示内容の維持に電力を消費しないため、表示内容の書換回数(動作情報)と電池残量とは密接な相関関係がある。つまり、電池残量は表示内容の書換回数にほぼ反比例する。そこで、配信サーバ20の通信条件設定部25が表示装置10への広告データの配信回数、つまり表示内容の書換回数をカウントし、この数が多い表示装置10は電池残量が少なく、逆に、この数が少ない表示装置10は電池残量が多いとして扱うとよい。但し、電池残量を予測する方法としては、各種方法が考えられるので、他の方法で電池残量を予測してもよいことは言うまでもない。
なお、以上では、いずれも一種類の配信優先度設定情報に基づいて、配信優先度を求めているが、複数の配信優先度設定情報のそれぞれに重みを設定し、各配信優先度設定情報により定まる各配信優先度に重みを掛け、重み付けされた各配信優先度を合計して、この合計結果に基づいて、最終的な配信優先度を定めるようにしてもよい。また、配信優先度が低く、配信予定時刻に広告データが配信されなかった表示装置10に関しては、次の配信予定時刻では、配信優先度設定情報による配信優先度に関係なく、最優先で広告データを配信するようにしてもよい。
「第二の実施形態」
本発明に係る情報配信システムの第二の実施形態について、図11〜図16を用いて説明する。
第一の実施形態は、配信予定時刻で消費電力の大きい複数の表示装置10,10,…のうち、いくつかの表示装置10へのコンテンツ配信を取り止めるものであるが、本実施形態は、配信予定時刻での消費電力の大きい表示装置の配信予定時刻を消費電力の小さい他の時刻にズラすものである。また、第一の実施形態は、配信サーバ20から表示装置10へ一方的に配信データを送信する、いわゆるPUSH型の配信方式を採用しているが、本実施形態は、表示装置からの配信要求に応じて、配信サーバから配信データを送信する、いわゆるPULL型の配信方式を採用するものである。
本実施形態の情報配信システムは、図11に示すように、イベント会場でイベント案内を表示する複数の表示装置10a,10a,…と、各表示装置10a,10a,…にイベント案内コンテンツデータを配信するイベント案内コンテンツ配信サーバ20aと、このイベント案内コンテンツ配信サーバ20aをネットワーク3bを介して管理する管理者端末4と、予測気温を配信する気象データ配信装置5aと、を備えている。
イベント案内コンテンツ配信サーバ20aからイベント案内コンテンツデータを受信する各表示装置10a,10a,…は、無線通信インタフェース11と、各種プログラムを実行するCPU12aと、各種データが記憶されるメモリ13aと、表示デバイス15と、これらの駆動電源である電池14とを備えている。
CPU12aは、機能的に、通信制御部12sと表示制御部12tとを有している。また、メモリ13aには、CPU12aが実行するプログラム13sと、配信時刻テーブル13tとが格納されている。通信制御部12s及び表示制御部12tは、CPU12aがメモリ13aに格納されているプログラム13sを実行することで機能する。配信時刻テーブル13tには、コンテンツ配信サーバ20aから送信されてきた配信予定時刻が格納される。通信制御部12sは、この配信予定時刻を参照して、配信予定時刻の直前に、コンテンツ配信サーバ20aへ配信要求を送信して、イベント案内コンテンツデータと共に、次の配信予定時刻を受信する。表示装置10aの表示デバイス15は、ここでは、第一の実施形態と同様、電子ペーパーである。
イベント案内コンテンツ配信サーバ20aは、表示装置10a側のネットワーク3aにつながっている通信インタフェース21aと、管理者端末4及び気象データ配信装置5a側のネットワーク3bとつながっている通信インタフェース21bと、各種プログラムを実行するCPU22aと、このCPU22aが実行するプログラムや各種データが記憶されている外部記憶装置30aと、CPU22aのワークエリアであるワークメモリ29と、を備えている。
CPU22aは、機能的に、各表示装置10a,10a,…毎の消費電力と相関関係のある気温を取得する電力相関値取得部23と、各表示装置10a,10a,…へイベント案内コンテンツデータを配信するときの通信条件を設定する通信条件設定部25aと、各表示装置10a,10a,…や管理者端末4及び気象データ配信装置5aとの通信を制御する通信制御部26aと、を有している。これらの各機能部は、いずれも、外部記憶装置30aに格納されている情報配信プログラム31aをCPU22aが実行することで機能する。
外部記憶装置30には、情報配信プログラム31a、通信条件テーブル32a、コンテンツ情報テーブル36aが格納されている。
通信条件テーブル32aは、各表示装置10a,10a,…へイベント案内コンテンツデータを配信するときの通信条件が格納されるテーブルであり、図12に示すように、表示装置IDが格納される表示装置IDフィールドbと、この表示装置IDが示す表示装置10aの通信アドレスが格納される表示装置アドレスフィールドqと、この表示装置10aへ送るイベント案内コンテンツデータのIDが格納されるコンテンツIDフィールドeaと、この表示装置10aへの当初予定していた配信予定時刻が格納される配信時刻フィールドfと、修正された配信時刻が格納される修正配信時刻フィールドfaと、このイベント案内コンテンツの配信限度時刻が格納される配信限度時刻フィールドfbと、コンテンツが表示装置に配信されたか否かを示す配信確認情報が格納される配信確認フィールドsを有している。この通信条件テーブル32aの表示装置IDフィールドq、コンテンツIDフィールドea、配信時刻フィールドfと、配信限度時刻フィールドfbは、つまり修正配信時刻フィールドfa及び配信確認フィールドsを除くデータは、いずれも、例えば、管理者端末4から、コンテンツの配信前に予め入力される。また、修正配信時刻フィールドfaのデータは、通信条件設定部25aにより格納され、配信確認フィールドsのデータは、通信制御部26aにより格納される。
この実施形態では、表示装置IDが「A02」の表示装置のように、一つの表示装置10aに対して、複数のコンテンツ、つまり、コンテンツIDが「Aa02」のコンテンツと、コンテンツIDが「Ab02」のコンテンツが与えられることがある。これは、この表示装置10aが、例えば、一つの会場で、異なる時間帯に異なるアトラクションが行われる場合に、これらのアトラクションについて、案内コンテンツを表示するためである。このため、表示装置10aは、異なる時間帯で異なる案内コンテンツを表示するために、この表示装置10aの配信時刻テーブルには、複数の配信予定時刻が格納される場合があり、このような場合に対処できるよう、各配信予定時刻がコンテンツIDと対応付けられて、格納されている。
配信限度時刻フィールドfbに格納される配信限度時刻は、アトラクションのように、特定の時刻以降に、その案内を表示しても意味がなくなるような場合の、この特定の時刻を示している。したがって、単に、会場の位置を示す地図等がコンテンツの場合には、配信限度時刻フィールドfbに配信限度時刻は格納されない。
コンテンツ情報テーブル36aは、図13に示すように、表示装置IDが格納される表示装置IDフィールドbと、この表示装置IDが示す表示装置10aが表示するイベント案内コンテンツデータのIDが格納されるコンテンツIDフィールドeaと、このIDのコンテンツデータが格納されるコンテンツデータフィールドmaと、を有している。このコンテンツ情報テーブル36aの各フィールドのデータは、いずれも、例えば、管理者端末4から、コンテンツの配信前に予め入力される。
次に、図14に示すフローチャートに従って、イベント案内コンテンツ配信サーバ20aが各表示装置10a,10a,…へイベント案内コンテンツデータを配信するための通信条件の設定手順について説明する。なお、同図に示す設定手順が実行される前に、前述したように、通信条件テーブル32aの各フィールドのうち、修正配信時刻フィールドfaを除く全フィールドには既にデータが格納されており、コンテンツ情報テーブル36aの全フィールドにも既にデータが格納されている。
まず、コンテンツ配信サーバ20aの通信条件設定部25aが、通信条件テーブル32a(図12)の配信時刻フィールドfから、全ての表示装置10a毎の配信予定時刻を取得する(S40)。
次に、コンテンツ配信サーバ20aの電力相関値取得部23aが、通信制御部26等を介して、気象データ配信装置5aから将来の各時刻における気温を取得する(S41)。「第一の実施形態の変形例」で説明したように、表示装置10aでの電池14が消費される量は、その設置環境温度が低くなるほど、増大する傾向にある。したがって、電池14の設置環境温度、ここでは表示装置10aの設置箇所の気温と、表示装置10aの消費電力とは相関関係にあり、このステップ41では、表示装置10aの消費電力と相関関係にある相関値を取得していると言える。
次に、通信条件設定部25aは、ステップ41で取得した各時刻における気温から、例えば、10℃(目標電力相関値)未満の低温時間帯を定め、ステップ40で取得した全配信予定時刻のうちで、この低温時間帯中のものがあるか否かを判断する(S42)。低温時間帯中の配信予定時刻がなければ、後述する配信予定時刻の修正を行わずに、ステップ46に進む。また、低温時間帯中の配信予定時刻があれば、この配信予定時刻のコンテンツに関する配信限度時刻を通信条件テーブル32aから取得する(S43)。そして、ステップ41で取得した各時刻における気温から、例えば、15℃以上の高温時間帯を定め、ステップ44で取得した配信制限時刻は、この高温時間帯より前か否かを判断する(S44)。配信制限時刻が高温時間帯より前であれば、配信予定時刻の修正を行わずに、ステップ46に進む。また、配信制限時刻が高温時間帯より前でなければ、言い換えると、配信制限時刻が高温時間帯中か又は高温時間帯より後であれば、高温時間帯内で且つ配信限度時間帯以前の時刻を修正配信時刻として、これを通信条件テーブル32aの修正配信時刻フィールドfaに格納する(S45)。
例えば、図12に示すように、コンテンツIDが「Ab02」のコンテンツデータに関しては、配信予定時刻が低温時間帯であり、高温時間帯が13:05:00〜15:00:00で、配信限度時刻がこの高温時間帯中の14:55:00である場合には、高温時間帯の最初の時刻13:05:00が修正配信時刻となる。また、コンテンツIDが「Ba11」のコンテンツデータに関しては、配信予定時刻が低温時間帯であり、高温時間帯が15:30:00〜16:20:00で、配信限度時刻がこの高温時間帯より後の17:00:00である場合には、高温時間帯の最初の時刻15:30:00が修正配信時刻となる。
修正配信時刻の登録処理(S45)が終了すると、また、ステップ42で配信予定時刻が低温時間帯中のものがないと判断した場合、さらに、ステップ44で配信制限時刻が高温時間帯より前であると判断した場合には、配所定時間、つまりステップ40で配信予定時刻を取得してから例えば1時間経過するまで待機し(S46)、再び、ステップ10に戻る。
次に、図15に示すフローチャートに従って、イベント案内コンテンツ配信サーバ20aによるイベント案内コンテンツデータの配信手順について説明する。
イベント案内コンテンツ配信サーバ20aの通信制御部26aは、複数の表示装置10a,10a,…のうちのいずれかから配信要求を受信すると(S50)、この配信要求に含まれている表示装置ID及びコンテンツIDに対応する配信時刻、さらに配信確認情報を通信条件テーブル32a(図12)から取得する(S51)。この場合、通信条件テーブル32aの配信時刻フィールドfと修正配信時刻フィールドfaとのうち、配信時刻フィールドfにのみ時刻が格納されている場合には、この時刻を取得し、配信時刻フィールドfと修正配信時刻フィールドfaとの両方に時刻が格納されている場合には、修正配信時刻フィールドfaに格納されている時刻を取得する。
次に、配信要求の受信時刻がステップ51で取得した配信時刻を過ぎており、且つ配信確認情報が未配信を示しているか、を判断する(S52)。
配信要求の受信時刻がステップ51で取得した配信時刻を過ぎており、且つ配信確認情報が未配信を示している場合には、配信要求に含まれている表示装置ID及びコンテンツIDで、コンテンツ情報TL36aを検索して、対応するコンテンツデータを取得する(S53)。さらに、通信条件テーブル32aの配信時刻フィールドfに格納されている配信時刻のうち、配信要求に含まれている表示装置ID及びコンテンツIDに対応する配信時刻を次配信予定時刻として取得する(S54)。そして、ステップ53で取得したコンテンツデータと、ステップ54で取得した次配信予定時刻とを、配信要求元の表示装置10aへ配信する(S55)。
また、ステップ52において、配信要求の受信時刻がステップ51で取得した配信時刻を過ぎていない、又は、配信確認情報が配信済みを示している場合、この配信要求に応じて配信するコンテンツはないとして、コンテンツデータを送らずに、次配信予定時刻のみを配信要求元の表示装置10aへ配信する。具体的には、通信条件テーブル32aの修正配信時刻フィールドfaに格納されている配信時刻のうち、配信要求に含まれている表示装置ID及びコンテンツIDに対応する配信時刻を次配信予定時刻として取得し(S56)、これのみを配信要求元の表示装置10aへ配信する(S57)。
前述のステップ52で、配信要求の受信時刻がステップ51で取得した配信時刻を過ぎていない場合としては、コンテンツ配信サーバ20a側で修正配信時刻を設定し、この時刻が表示装置10a側へ通知されていない場合である。このような場合、表示装置10aは、修正されていない配信時刻の直前に配信要求を送信してくるので、コンテンツ配信サーバ20aは、この表示装置10aにコンテンツデータを配信せずに、通信条件テーブル32aの修正配信時刻フィールドfaに格納されている配信時刻を配信し、改めて、この修正された配信時刻の直前に配信要求させるようにしている。但し、この場合、通信条件テーブル32aの修正配信時刻フィールドfaに配信時刻が格納されていないこともあり得るので、このようなときには、配信時刻フィールドfに格納されている配信時刻を送信する。
次に、図16に示すフローチャートに従って、表示装置10aの配信要求及びコンテンツデータの受信について説明する。
表示装置10aの通信制御部12sは、常時、配信時刻テーブル13tを監視しており、この配信時刻テーブル13tに格納されている配信時刻よりもt秒(例えば1秒)前になるまで待つ(S60)。そして、配信時刻よりもt秒前になると、この配信時刻で配信される予定のコンテンツのID、及びこの表示装置10aのIDを、配信要求に含め、この配信要求をコンテンツ配信サーバ20aへ送信する(S61)。
通信制御部12sは、配信要求を送信すると、コンテンツ配信サーバ20aからこれに対する応答を受信する(S62)。この際、通信制御部12sが受信するデータとしては、コンテンツデータと次配信予定時刻、又は次配信予定時刻のみである。通信制御部12sは、この次配信予定時刻を配信時刻テーブル13tの該当コンテンツIDの欄に登録してから、ステップ60に戻る。
なお、表示装置10aの通信制御部12sがコンテンツデータを受信すると、表示制御部12tが直ちに表示デバイス15に、このコンテンツデータを表示させる。
以上のように、本実施形態では、表示装置10aへのコンテンツデータの配信予定時刻に、コンテンツデータを配信すると、表示装置10aの消費電力が大きくなると予測される場合には、別の時刻にコンテンツデータを配信するので、表示装置10aの消費電力を抑えることができる。
なお、本実施形態では、表示装置10aの設置場所における気温を電力相関値として扱っているが、「第一の実施形態の各種変形例」で述べたように、他のパラメータを電力相関値として扱ってもよい。すなわち、表示装置10aへの到達電波強度、表示装置10aの設置場所における湿度等を電力相関値として扱ってもよい。
また、本実施形態は、配信方式として、PULL型を採用しているが、第一の実施形態と同様に、PUSH型を採用しているものに適用してもよい。また、逆に、第一の実施形態において、PULL型を採用してもよい。
また、PULL型を採用した場合、図16のステップ62において、表示装置は、次配信予定時刻のみを受信し、且つ、既に取得している配信予定時刻と次配信予定時刻との差が予め定められた時間より長い場合、当該表示装置が配信規制対象になったと判定し、現表示情報は最新の情報でないことを示すコンテンツを表示するようにしてもよい。この場合、予め定められた時間及び当該コンテンツは、運用者が予め定めておき、当該表示装置に記憶させておく。
また、以上の各実施形態は、いずれも、データ配信を受ける端末が表示装置であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明に係る第一の実施形態における情報配信システムの系統図である。 本発明に係る第一の実施形態における広告配信サーバ及び表示装置の構成図である。 本発明に係る第一の実施形態における通信条件テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一の実施形態における通信経路テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一の実施形態における在庫テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一の実施形態における更新閾値テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一の実施形態における広告情報テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一の実施形態における優先度設定情報テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一の実施形態における通信条件の設定手順を示すフローチャートである。 本発明に係る第一の実施形態における広告データの配信手順を示すフローチャートである。 本発明に係る第二の実施形態におけるイベント案内コンテンツサーバ及び表示装置の構成図である。 本発明に係る第二の実施形態における通信条件テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第二の実施形態におけるコンテンツ情報テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第二の実施形態における通信条件の設定手順を示す説明図である。 本発明に係る第二の実施形態におけるイベント案内コンテンツデータの配信手順を示すフローチャートである。 本発明に係る第二の実施形態におけるイベント案内コンテンツデータの配信要求及び受信手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2:無線中継局、3a,3b:ネットワーク、4:管理者端末、5:在庫管理装置、5a:気象データ配信装置、10,10a:表示装置、12,12a:CPU、13,13a:メモリ、13t:配信時刻テーブル、14:電池、15:表示デバイス、20:広告配信サーバ、20a:イベント案内コンテンツ配信サーバ、22,22a:CPU、23,23a:電力相関値取得部、24:配信優先度設定部、25,25a:通信条件設定部、26,26a:通信制御部、30,30a:外部記憶装置、31,31a:情報配信プログラム、32,32a:通信条件テーブル、33:通信経路テーブル、34:在庫テーブル、35:更新閾値テーブル、36:広告情報テーブル、36a:コンテンツ情報テーブル、37:優先度設定情報テーブル

Claims (18)

  1. 通信網を介して、1以上の端末に情報を配信する情報配信装置において、
    1以上の前記端末毎の通信条件が記憶されている通信条件記憶手段と、
    1以上の前記端末毎の消費電力と相関関係のある電力相関値の将来の値を取得する電力相関値取得手段と、
    前記電力相関値が消費電力の増加に伴って増加する場合には、1以上の前記端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値を超える全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該電力相関値が消費電力の増加に伴って減少する場合には、1以上の該端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値未満になる全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該新たな通信条件を前記通信条件記憶手段に記憶する通信条件設定手段と、
    前記通信条件記憶手段に記憶されている1以上の前記端末毎の前記通信条件に従って、該当端末との間の通信処理を行う通信制御手段と、
    を備えていることを特徴とする情報配信装置。
  2. 請求項1に記載の情報配信装置において、
    前記通信条件は、通信時間帯又は通信時刻である、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  3. 請求項1に記載の情報配信装置において、
    各端末への情報の配信優先度を定めるために必要な優先度設定情報が記憶されている優先度設定情報記憶手段と、
    前記優先度設定情報を用いて、1以上の前記端末毎に、各端末への情報の配信優先度を定める配信優先度設定手段と、
    を備え、
    前記通信条件設定手段は、前記新たな通信条件として、前記配信優先度の低い端末を一時的に通信規制する端末として定める、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  4. 請求項3に記載の情報配信装置において、
    前記優先度設定情報は、前記端末へ送信する情報の属性情報である、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  5. 請求項3に記載の情報配信装置において、
    前記優先度設定情報は、前記端末の設置環境を調整する環境調整器の運転スケジュールと、該端末の保守スケジュールと、該端末の設置場所近傍の交通機関のスケジュールとのうちのいずれか一のスケジュールである、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  6. 請求項3に記載の情報配信装置において、
    前記優先度設定情報は、前記端末の装置特徴を示す固有情報と、該端末の動作に関する動作情報とのうちの一方の情報である、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  7. 請求項2に記載の情報配信装置において、
    前記電力相関値取得手段は、1以上の前記端末毎の将来の前記電力相関値として、各端末毎の将来の設置環境値を取得する、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  8. 請求項7に記載の情報配信装置において、
    1以上の前記端末に配信する情報は、数値情報を含み、該数値情報が示す数値が予め定められた値になると更新することが好ましい情報であり、
    前記数値情報に関する前記予め定められた値が記憶されている閾値記憶手段と、
    各端末への情報の配信優先度を定めるために必要な優先度設定情報が記憶されている優先度設定情報記憶手段と、
    前記優先度設定情報を用いて、1以上の前記端末毎に、各端末への情報の配信優先度を定める配信優先度設定手段と、
    を備え、
    前記電力相関値取得手段は、前記数値情報の現実の数値を取得し、取得した現実の該数値を用いて、該数値情報の将来の数値を予測し、該将来の数値と前記閾値記憶手段に記憶されている前記予め定められた値とを用いて、1以上の前記端末のそれぞれに配信する情報の配信時刻を定め、1以上の該端末のそれぞれに配信する情報の該配信時刻から、1以上の該端末への情報通信経路の将来の輻輳度を前記将来の電力相関値として各端末毎に求め、
    前記通信条件設定手段は、1以上の前記端末のうち、通信経路の輻輳度が目標輻輳度を超える1以上の端末の各輻輳度が該目標輻輳度以下になるよう、前記配信優先度設定手段が定めた前記配信優先度に従って、前記通信経路の輻輳度が目標輻輳度を超える1以上の端末のうち、前記情報配信装置との間での通信を一時的に規制する1以上の端末を、前記新たな通信条件として定める、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  9. 請求項1に記載の情報配信装置において、
    前記通信条件設定手段は、前記電力相関値が消費電力の増加に伴って増加する場合、前記目標電力相関値以下の予め定められた値以下になる省電力時間帯を前記将来の電力相関値から定め、該電力相関値が消費電力の増加に伴って減少する場合、前記目標電力相関値以上の予め定められた値以上になる省電力時間帯を前記将来の電力相関値から定め、該省電力時間帯内の時刻を通信時刻とし、該通信時刻を新たな通信条件とする、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  10. 請求項9に記載の情報配信装置において、
    前記通信条件記憶手段には、前記端末へ情報を配信する通信時刻の限度時刻が予め記憶されており、
    前記通信条件設定手段は、前記省電力時間帯内で且つ前記限度時刻以前の時刻を前記通信時刻とする、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  11. 請求項1、2、9及び10のいずれか一項に記載の情報配信装置において、
    前記電力相関値取得手段は、1以上の前記端末毎の前記将来の設置環境値として、1以上の該端末毎の設置場所における将来の温度又は湿度を取得する、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  12. 請求項1、2、9及び10のいずれか一項に記載の情報配信装置において、
    前記1以上の端末は、無線通信機能を備えており、該無線通信機能により情報配信装置から情報の配信を受け付け、
    前記情報配信装置の前記電力相関値取得手段は、該情報配信装置側から前記端末へ発信された電波の強度を取得する電波強度取得手段と、該電波強度取得手段が取得した過去の電波強度から将来の電波強度を予測する電波強度予測手段と、を有し、該将来の電波強度を前記将来の設置環境値とする、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  13. 請求項1に記載の情報配信装置において、
    前記通信条件は、前記1以上の端末との間の通信経路である、
    ことを特徴とする情報配信装置。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の情報配信装置と、
    前記1以上の端末と、
    を備えていることを特徴とする情報配信システム。
  15. 請求項3から6のいずれか一項に記載の情報配信装置と、
    前記1以上の端末と、
    を備え、
    前記1以上の端末は、それぞれ、前記情報配信装置から配信される前記情報を表示する表示デバイスを有し、
    前記1以上の端末のそれぞれは、前記情報配信装置の前記通信条件設定手段により、一時的に通信規制する端末として定められた場合、通信が規制されたことを示す情報を表示する、
    ことを特徴とする情報配信システム。
  16. 請求項14に記載の情報配信システムにおいて、
    前記1以上の端末は、それぞれ、前記情報配信装置から配信される前記情報を表示する表示デバイスを有し、
    前記表示デバイスは、表示内容の変更に電力を消費し、表示内容の維持に電力を消費しない電子ペーパーである、
    ことを特徴とする情報配信システム。
  17. 請求項14から16のいずれか一項に記載の情報配信システムにおいて、
    前記1以上の端末は、それぞれ、前記情報配信装置へ配信要求を送信する通信制御手段を備え、
    前記情報配信装置の前記通信制御手段は、前記1以上の端末のうちのいずれかの端末から前記配信要求を受信すると、前記通信条件記憶手段に記憶されている1以上の前記端末毎の前記通信条件に従って、該配信要求元の該当端末へ前記情報を配信する、
    ことを特徴とする情報配信システム。
  18. 通信網を介して、1以上の端末に情報を配信するコンピュータの情報配信プログラムにおいて、
    前記コンピュータの記憶手段には、1以上の前記端末毎の通信条件が記憶されており、
    1以上の前記端末毎の消費電力と相関関係のある電力相関値の将来の値を取得する電力相関値取得ステップと、
    前記電力相関値が消費電力の増加に伴って増加する場合には、1以上の前記端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値を超える全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該電力相関値が消費電力の増加に伴って減少する場合には、1以上の該端末のうちで将来の該電力相関値が目標電力相関値未満になる全端末又は一部の端末毎の新たな通信条件を求め、該新たな通信条件を前記記憶手段に記憶する通信条件設定ステップと、
    前記記憶手段に記憶されている1以上の前記端末毎の前記通信条件に従って、前記コンピュータの通信手段に、該当端末との間の通信処理を実行させる通信制御手ステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする情報配信プログラム。
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