JP2009087440A - 制御装置、記憶装置、lsiおよび記録補償方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁気ディスク装置1の記録補正回路は、磁化反転するビットがある場合には、磁化反転するビットと、当該ビットから一つ前のビットと二つ前のビットの符号付NRZIパターンをそれぞれ検出する。そして、記録補正回路は、検出された符号付NRZIパターンの検出結果が、補償値テーブル8aに記憶されているか判定する。その結果、記録補正回路は、検出された符号付NRZIパターンの検出結果が、補償値テーブル8aに記憶されている場合には、当該パターンに対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する。
【選択図】 図1
Description
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る磁気ディスク装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。
次に、図2を用いて、図1に示した磁気ディスク装置1の構成を説明する。図2は、実施例1に係る磁気ディスク装置1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この磁気ディスク装置1は、高保持力の磁性膜を用い円板状の媒体上にトラックが形成された磁気ディスク2を回転させつつ、磁気ディスク2に対向して配置された磁気ヘッド3に記録電流を供給することにより磁気ヘッド3に磁界を発生させ、磁気ディスク2をトラック進行方向に磁化することにより磁気ディスク2にデータを記録する。
次に、図5を用いて、実施例1に係る磁気ディスク1による記録補償処理を説明する。図5は、実施例1に係る磁気ディスク1の処理動作を示すフローチャートである。
上述してきたように、磁気ディスク1は、磁気記録で発生している記録極性に依存するNLTSを補正するために、記録極性を加味して記録補償処理を実行するので、精度の高い記録補償を実現することが可能である。また、高記録密度化および高速転送化における高い信頼性を確保した記憶装置を実現することが可能である。
本発明は、少なくともエンコーダを含むライト回路もしくはリード/ライトチャネルのLSI、またはこれらにMCU、HDD等の制御回路を含むLSIなどの記録再生用のLSIに適用するようにしてもよい。具体的には、図6に例示するように、磁気ディスク装置100は、記録再生用のLSI21で構成するようにしてもよい。
また、上記の実施例1では、補償値テーブルに記憶される記録補償値が絶対値として記憶されている場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、両極性の差分から記録補償値をもとめるようにしてもよい。具体的には、図7に例示するように、非線形性が発生するパターンの記録補償値の平均値(図7の例では、T(101)、T(011)、T(111))に、非線形性が発生する各パターンでの両極性の記録補償値の差分(例えば、WPC(+0−)とWPC(−0+)の差分)の二分の一した値を加算または減算してもとめ、その値を記録補償値としてパターンの極性毎に対応付けて記憶する。
また、図2に示した磁気ディスク装置1の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、磁気ディスク装置1の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、メモリと不揮発性メモリとを統合した一つの記憶部を備えるなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記憶する記録補償値記憶部と、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出部と、
前記パターン検出部によって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償部と、
を備えることを特徴とする制御装置。
前記パターン検出部は、符号付NRZIパターンを検出し、
前記記録補償部は、前記パターン検出部によって検出された符号付NRZIパターンが前記記録補償値記憶部に記憶されている符号付NRZIパターンである場合には、当該符号付NRZIパターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行することを特徴とする付記1または2に記載の制御装置。
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記憶する記録補償値記憶部と、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出部と、
前記パターン検出部によって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償部と、
を備えることを特徴とする記憶装置。
前記パターン検出部は、符号付NRZIパターンを検出し、
前記記録補償部は、前記パターン検出部によって検出された符号付NRZIパターンが前記記録補償値記憶部に記憶されている符号付NRZIパターンである場合には、当該符号付NRZIパターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行することを特徴とする付記4または5に記載の記憶装置。
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記憶する記録補償値記憶部と、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出部と、
前記パターン検出部によって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償部と、
を備えることを特徴とするLSI。
前記パターン検出部は、符号付NRZIパターンを検出し、
前記記録補償部は、前記パターン検出部によって検出された符号付NRZIパターンが前記記録補償値記憶部に記憶されている符号付NRZIパターンである場合には、当該符号付NRZIパターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行することを特徴とする付記7または8に記載のLSI。
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記録補償値記憶部に記憶する記録補償値記憶ステップと、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出ステップと、
前記パターン検出ステップによって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償ステップと、
を含んだことを特徴とする記録補償方法。
前記パターン検出ステップは、符号付NRZIパターンを検出し、
前記記録補償ステップは、前記パターン検出ステップによって検出された符号付NRZIパターンが前記記録補償値記憶部に記憶されている符号付NRZIパターンである場合には、当該符号付NRZIパターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行することを特徴とする付記10または11に記載の記録補償方法。
2 磁気ディスク
3 磁気ヘッド
4 アクチュエータ
5 ヘッドIC
6 制御回路
7 エンコーダ
8 記録補正回路
8a 補償値テーブル
9 AGC回路
10 信号検出回路
11 デコーダ
12 サーボ復調回路
13 サーボ制御回路
14 ドライブ回路
Claims (8)
- 磁化反転の有無から非線形性が発生するパターンを検出し、当該パターンに応じて、記録補償処理を実行するように記憶装置を制御する制御装置において、
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記憶する記録補償値記憶部と、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出部と、
前記パターン検出部によって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償部と、
を備えることを特徴とする制御装置。 - 前記記録補償値記憶部は、前記記録補償値として、非線形性が発生するパターンの記録補償値の平均値に、非線形性が発生する各パターンでの両極性の記録補償値の差分を加算または減算した値を、前記パターンの極性毎に対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 磁化反転の有無から非線形性が発生するパターンを検出し、当該パターンに応じて、記録補償処理を実行する記憶装置において、
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記憶する記録補償値記憶部と、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出部と、
前記パターン検出部によって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償部と、
を備えることを特徴とする記憶装置。 - 前記記録補償値記憶部は、前記記録補償値として、非線形性が発生するパターンの記録補償値の平均値に、非線形性が発生する各パターンでの両極性の記録補償値の差分を加算または減算した値を、前記パターンの極性毎に対応付けて記憶することを特徴とする請求項3に記載の記憶装置。
- 磁化反転の有無から非線形性が発生するパターンを検出し、当該パターンに応じて、記録補償処理を実行するLSIにおいて、
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記憶する記録補償値記憶部と、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出部と、
前記パターン検出部によって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償部と、
を備えることを特徴とするLSI。 - 前記記録補償値記憶部は、前記記録補償値として、非線形性が発生するパターンの記録補償値の平均値に、非線形性が発生する各パターンでの両極性の記録補償値の差分を加算または減算した値を、前記パターンの極性毎に対応付けて記憶することを特徴とする請求項5に記載のLSI。
- 磁化反転の有無から非線形性が発生するパターンを検出し、当該パターンに応じて、記録補償処理を実行する記録補償方法において、
前記非線形性が発生するパターンにおいて、当該パターンの極性毎に記録補償値を対応付けて記録補償値記憶部に記憶する記録補償値記憶ステップと、
前記非線形性が発生するパターンとともに、当該パターンの極性を検出するパターン検出ステップと、
前記パターン検出ステップによって検出されたパターンの極性が、前記記録補償値記憶部に記憶されている場合には、当該パターンの極性に対応する記録補償値を用いて、記録データに対する記録補償処理を実行する記録補償ステップと、
を含んだことを特徴とする記録補償方法。 - 前記記録補償値記憶ステップは、前記記録補償値として、非線形性が発生するパターンの記録補償値の平均値に、非線形性が発生する各パターンでの両極性の記録補償値の差分を加算または減算した値を、前記パターンの極性毎に対応付けて前記記録補償値記憶部に記憶することを特徴とする請求項7に記載の記録補償方法。
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