JP2009087381A - 情報記録媒体挿入排出制御装置、情報記録媒体挿入排出制御方法、情報記録媒体挿入排出制御プログラムおよび情報記録媒体挿入排出制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体挿入排出制御装置、情報記録媒体挿入排出制御方法、情報記録媒体挿入排出制御プログラムおよび情報記録媒体挿入排出制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本願の課題の一例は、ディスクの挿入排出速度を可変にし、ディスクの挿入排出に要する時間を短縮する情報記録媒体挿入排出制御装置、情報記録媒体挿入排出制御方法、情報記録媒体挿入排出制御プログラムおよび情報記録媒体挿入排出制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【解決手段】本実施形態に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置は、複数のセンサ、センサの状態を検知するマイクロコンピュータ部、およびマイクロコンピュータ部からの指示に基づいてモータ部へ電圧を印加するDA変換部並びにドライバ部を設け、複数のセンサの出力状態によって、情報記録媒体挿入排出制御装置と光ディスクとの位置関係をマイクロコンピュータ部が認識し、複数のセンサの出力状態に応じて、モータ部へ印加する電圧をマイクロコンピュータ部が制御する構成を有している。
【選択図】図1

Description

本願は、情報記録媒体の挿入排出制御装置の分野に関する。
従来から、情報記録媒体の挿入排出制御装置のなかで、スロットインローディング方式のディスク再生装置として、特許文献1に開示されたものが知られている。
かかるディスク再生装置は、ディスクに記録された情報を再生するディスク再生装置において、ディスク挿入口に設けられ、ディスクの周縁部に当接部が当接して該当接部が互いに離隔する方向に移動する左右のスライドレバと、前記当接部が接近する方向に前記スライドレバに弾性力を付与する付勢手段と、前記左右のスライドレバの移動位置に応じて、その出力状態が変化する2個の左右のセンサと、前記左右のセンサの出力状態に応じてディスクの挿入状態を判断するディスク状態判断手段とを備えたものである。
つまり、上記特許文献1に開示されたディスク再生装置は、左右のスライドレバの移動位置に応じて2個の左右のセンサの出力状態が変化し、当該2個の左右のセンサの出力状態に応じてディスクの挿入状態を判断するようにしている。
特開2001−155401号公報
しかし、上記の装置の場合には、ディスクの搬送開始から搬送終了まで、その搬送の速度を一定としているため、ディスクの挿入動作が開始されてから完了するまで、またはディスクの排出動作が開始されてから完了するまでに時間を要していた。
そこで、本願は、上記の不都合に鑑みてなされたもので、その課題の一例は、ディスクの挿入排出速度を可変にし、ディスクの挿入排出に要する時間を短縮する情報記録媒体挿入排出制御装置、情報記録媒体挿入排出制御方法、情報記録媒体挿入排出制御プログラムおよび情報記録媒体挿入排出制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置は、情報記録媒体が挿入および排出される挿入排出口と情報記録媒体再生位置との間で前記情報記録媒体を搬送する搬送手段と、前記情報記録媒体の搬送時における、前記情報記録媒体の位置を検出する位置検出手段と、前記情報記録媒体の搬送速度を、前記位置検出手段によって検出される前記情報記録媒体の位置に基づいて少なくとも2つ以上の速度に変化させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の情報記録媒体挿入排出制御方法は、情報記録媒体が挿入および排出される挿入排出口と情報記録媒体再生位置との間で前記情報記録媒体を搬送する搬送工程と、前記情報記録媒体の搬送時における、前記情報記録媒体の位置を検出する位置検出工程と、前記情報記録媒体の搬送速度を、前記位置検出工程において検出される前記情報記録媒体の位置に基づいて少なくとも2つ以上の速度に変化させる制御工程とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項9に記載の情報記録媒体挿入排出制御プログラムは、情報記録媒体挿入排出制御装置に含まれるコンピュータを、情報記録媒体が挿入および排出される挿入排出口と情報記録媒体再生位置との間で前記情報記録媒体を搬送する搬送手段、前記情報記録媒体の搬送時における、前記情報記録媒体の位置を検出する位置検出手段、前記情報記録媒体の搬送速度を、前記位置検出手段によって検出される前記情報記録媒体の位置に基づいて少なくとも2つ以上の速度に変化させる制御手段、として機能させることを特徴とする。
次に、本願に最適な実施の形態について、図1乃至図8に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係わる情報記録媒体挿入排出制御装置Sの概要をブロックで示した図である。図2は本実施形態の情報記録媒体挿入排出制御装置Sを設けたディスク再生装置RSの要部の概略構成を示す図で、(a)平面図、(b)K矢視図、(c)L―L断面図である。図3及び図4は、情報記録媒体の位置とアクティブな状態(情報記録媒体を検出している状態)になっている位置検出手段との位置関係をあらわした状態図である。図5は、図3及び図4における情報記録媒体の位置と位置検出手段の出力状態との関係を示した図である。図6は、情報記録媒体の位置と搬送手段に印加される電圧との関係を示した図である。図7は、情報記録媒体挿入排出制御装置の情報記録媒体挿入時の動作をあらわしたフローチャートである。図8は、情報記録媒体挿入排出制御装置の情報記録媒体排出時の動作をあらわしたフローチャートである。
最初に、図1に基づいて、本実施形態に係わる情報記録媒体挿入排出制御装置の概要を説明する。
本実施形態に係わる情報記録媒体挿入排出制御装置は、搬送手段としてのディスク挿入排出部1並びにドライバ部2、DA(Digital to Analog)変換部3、制御手段としてのマイクロコンピュータ部4、AD(Analog to Digital)変換部5、位置検出手段としてのセンサ部6、およびディスク挿入スイッチ並びにディスク排出スイッチとしてのスイッチ部20を設けている。
ディスク挿入排出部1は、固定ガイド10、駆動ローラ12、直流モータ(図示せず)および駆動力伝達機構部(図示せず)等により構成されている。
情報記録媒体としての光ディスク7が、ユーザによってディスク挿入排出部1のディスク挿入方向に挿入された場合に、センサ部6が光ディスク7の存在を検知して、ディスク挿入排出部1は光ディスク7をディスク挿入排出部1の内側に引き込み、ディスク回転部16に固定する。
また、光ディスク7を排出する場合には、ディスク挿入排出部1は、ディスク回転部16に固定された光ディスクをディスク挿入排出部1の外側へ移動させ、光ディスク7を、ユーザが取り出せる位置まで排出する。
ディスク挿入排出部1の詳細については、図2を用いて説明する。
ドライバ部2は、DA変換部3から出力された情報に基づいて、ディスク挿入排出部1に設けられた光ディスク7を移動させる直流モータ(図示せず)に対して適切な電圧を印加する。直流モータに印加される電圧が大きいときは、直流モータの回転速度は速くなるので、光ディスク7は速い速度で移動する。直流モータに印加される電圧が小さいときは、直流モータの回転速度は遅くなるので、光ディスク7は遅い速度で移動する。
また、直流モータに印加される電圧の極性が変わると、直流モータの回転方向が変わる。直流モータに印加される電圧の極性を変化させることにより、光ディスクの挿入排出動作を一つの直流モータで行なうことができる。
DA変換部3は、マイクロコンピュータ部4から入力されたデジタルデータをアナログデータに変換して、ドライバ部2にアナログ電圧を出力する。
ドライバ部2は、DA変換部から入力されたアナログ電圧に基づいて、ディスク挿入排出部1内に設けられている直流モータを駆動する電圧を、直流モータに出力する。
センサ部6は複数のセンサから構成されている。センサには光センサSと機械式センサKSとがある。
一つの光センサSは、光を放出する発光ダイオード等の発光素子HSと発光素子HSから発光された光を受光する受光トランジスタ等の受光素子JSから構成されている。発光素子HSと受光素子JSとの間に光ディスク7が存在する場合には、発光素子HSから発光された光は受光素子JSに到達しない。この場合、光センサSは光ディスク7を検知したために、受光素子の出力はアクティブ状態(HIGH状態)となる。発光素子HSと受光素子JSとの間に光ディスク7が存在しない場合には、発光素子HSから発光された光は受光素子JSに到達する。この場合、光センサSは光ディスク7を検知しないために、受光素子の出力は非アクティブ状態(LOW状態)となる。
センサ部6に設けられる光センサSの数は任意に設定できるが、本実施形態においては5つの光センサと1つの機械式センサが使用されている。
機械式センサはいわゆるクランプスイッチKSと呼ばれるセンサであり、光ディスク7がディスク回転部16に固定されているか否かを検出するセンサである。光ディスク7がディスク回転部16に固定されている場合にはアクティブ状態となり、光ディスク7がディスク回転部16に固定されていない場合には、非アクティブ状態となる。
AD変換部5は、センサ部6から出力されたアナログデータをデジタルデータに変換して、マイクロコンピュータ部4にデジタルデータを出力する。AD変換部5から出力されるデジタルデータの値は、光センサSおよび機械式センサKSの出力がアクティブ状態の場合には、HIGH状態となり、非アクティブ状態の場合には、LOW状態となる。
マイクロコンピュータ部4は、AD変換部5から出力されるデジタルデータの値に基づいて、直流モータに印加する電圧をデジタルデータでDA変換部3へ出力する。
具体的には、光ディスク7がディスク回転部16に固定された後に、駆動ローラ12を回転させるギア(図示せず)がロックされて、駆動ローラ12が回転できなることを防ぐために、駆動ローラ12の回転速度が遅くなるように直流モータへの印加電圧を小さくする。直流モータへの印加電圧が小さくなると、駆動ローラ12を回転させる直流モータの回転速度が小さくなるので、駆動ローラ12を回転させるギアがロックされることを防ぐことができる。
また、光ディスク7をディスク挿入排出部1へ挿入している途中において光ディスク7がユーザによってディスク再生装置Sから引き抜かれてしまった場合には、駆動ローラ12および駆動ローラ12とともに回転するギア等の機械部品の回転音があらかじめ定めたられた音を越えた騒音とならないように、駆動ローラ12およびギア等の機械部品を回転させる直流モータへの印加電圧を小さくするように、マイクロコンピュータ部4から出力される電圧を制御する。
さらに、光ディスク7をディスク挿入排出部1へ挿入している途中において、光ディスクの中心部分の孔にユーザの指が挿入されている状態の場合には、ユーザの指がディスク挿入排出部1の挿入口ではさまれないようにするために、マイクロコンピュータ部4から出力される直流モータへの印加電圧を小さくする。
スイッチ部20はディスク挿入スイッチおよびディスク排出スイッチなどから構成されている。ユーザがこれらのスイッチを押すと、光ディスク7の搬送動作をマイクロコンピュータ部4が開始する。
以下、図2を用いて、情報記録媒体挿入排出制御装置の要部についてさらに詳しく説明する。
図2は本実施形態に係わる情報記録媒体挿入排出制御装置Sを設けた光ディスク再生装置RSの要部で、ディスク挿入排出部1、センサ部6、ディスク回転部16、ピックアップ(図示省略)等により構成されている。
ディスク挿入排出部1は、固定ガイド10、駆動ローラ12、直流モータ(図示せず)、および駆動力伝達機構部(図示省略)等により構成されている。
固定ガイド10は、駆動ローラ12とで光ディスク7を鋏み付けた状態で、駆動ローラ12の回転により光ディスク7を挿入または排出する搬送部のガイド部である。固定ガイド10は方形の板形状をしており略中央部より図示左右両側面方向(光ディスク7の挿入排出方向に対し直角方向)へ厚みが増えるように勾配が設けられ、光ディスク7の周縁部が当接する当接面11が形成されている。また、固定ガイド10の上面にはサブ基板15の取付孔と、発光素子HS2、HS3、HS4およびHS5から放出された光が通過する孔が形成されている。固定ガイド10の材料には樹脂材が用いられ成形加工により形成される。尚、固定ガイド10は、光ディスク7の挿入排出口17の上側に構成されている。
駆動ローラ12は、固定ガイド10とで光ディスク7を鋏み付けた状態で回転し、光ディスク7を所定の位置へ搬送するものである。駆動ローラ12直流モータおよび駆動力伝達機構部により回転させられる。駆動ローラ12は回転軸13と、回転軸13の外周に形成されたゴムローラ部14により構成されており、ゴムローラ部14は中央部より両端方向へ向けて増径するようにテーパー部が形成されている。また、回転軸13の両端は軸受けにより保持されており、一方の端には駆動ローラ12を回転させる歯車が固定されている。尚、駆動ローラ12は、固定ガイド10の方向へ付勢するように、ばね部材(例えば、ねじりばね又は引張コイルばね等、いずれも図示省略)により弾性保持されており、光ディスク7搬送時には光ディスク7の方向へ移動しばね部材の弾性力で光ディスク7に圧接する。そして、光ディスク7演奏時には切替えにより光ディスク7から離れるようになっている。また、駆動ローラ12の回転軸13に固定された歯車は、直流モータに接続し回転力を伝達する駆動力伝達機構部に歯合しているので、その回転方向を切り替えることにより、光ディスク7を挿入方向または排出方向へ搬送することができる。
センサ部6は、発光素子HS1、HS2、HS3、HS4並びにHS5、と受光素子JS1、JS2、JS3、JS4並びにJS5、およびクランプスイッチKSとから構成されている。光ディスク7の挿入排出通路の上方向に設けられたサブ基板15に発光素子HS2、HS3、HS4およびHS5を、また挿入排出通路の下方向に設けられたメイン基板19に受光素子JS2、JS3、JS4並びにJS5とを対向させて所定の位置(4箇所)に実装されている。
そして、光ディスク7が挿入排出通路を通過する場合に発光素子HS2、HS3、HS4およびHS5から受光素子JS2、JS3、JS4およびJS5へ向けて発せられたそれぞれの光が光ディスク7により遮光されることにより光ディスク有りとそれぞれの位置において判断される。
光ディスク7が回転するディスク回転部16の近辺にも一対の発光素子と受光素子とが設けられている。
次に光ディスク7の挿入排出動作について説明する。
光ディスク7を挿入排出口17より挿入すると、挿入された光ディスク7により発光素子HS3およびHS4から発せられた光が遮光されるので光ディスク有りと判断され、固定ガイド10に圧接していたディスク搬送用の駆動ローラ12が回転を始める。この状態で挿入された光ディスク7が駆動ローラ12に達すると駆動ローラ12の回転により吸い込まれ光ディスク7が演奏部(再生部)の方向へ搬送される。そして、光ディスク7が所定の位置に達するとスイッチ(図示省略)が作動し駆動ローラ12の回転が停止する。駆動ローラ12の回転が停止すると同時にディスククランパ18が下降して光ディスク7をディスク回転部16に固定する。これと同時に駆動ローラ12が光ディスク7から離れる。駆動ローラ12が光ディスク7から離れるとディスク回転部16が回転して光ディスク7に記録された情報の再生または記録が行われる。なお、光ディスク7は、光センサの光路を遮らないようなディスクトレー(図示せず)に載せられて搬送される。
また、演奏部から光ディスク7を取り出すには排出スイッチ(図示省略)を押すと、駆動ローラ12が光ディスク7の方向へ移動して、固定ガイド10とで光ディスク7を挟付ける。これと同時にディスククランパ18が光ディスク7から離れる。この状態で駆動ローラ12が回転(挿入時と反対方向)して、光ディスク7を挿入排出口17の方向へ搬送する。
そして、光ディスク7が所定の位置まで搬送されると、駆動ローラ12の回転が停止する。この状態で光ディスク7を手で取り出すことができる。
以下、図3乃至図6を用いて、光ディスク7の位置とセンサ部の出力状態について説明する。
図3および図4は、ディスク再生装置RSにおける光ディスク7とセンサ部6の各センサとの位置関係および各センサの出力状態をあらわした図である。
図3の(a)は、光ディスク7がディスク再生装置RSのディスク回転部16に装着された状態を示す(状態A)。この場合には、クランプスイッチKSと光センサPS1がアクティブな状態(光ディスク7の存在を認識している状態)であって、クランプスイッチKSと光センサPS1の出力状態はHIGH状態である。
図3の(b)は、光ディスク7がディスク再生装置RSのディスク回転部16から浮き上がった状態を示す(状態B)。この場合には、クランプスイッチKSは非アクティブな状態(光ディスク7がディスク回転部16に装着されていない状態)であるので、クランプスイッチKSの出力状態はLOW状態である。一方、光センサPS1はアクティブな状態(光ディスク7の存在を光センサPS1の位置で認識している状態)であるので、光センサPS1の出力状態はHIGH状態である。
図3の(c)は、光ディスク7が矢印F1の方向へディスク再生装置RSから排出される途中の状態(状態C)を示す。光ディスク7はディスク再生装置RSの挿入排出口17に近づいており、光センサPS3に係わる発光素子HS3と受光素子JS3との間、および光センサPS4に係わる発光素子HS4と受光素子JS4との間に光ディスク7がある状態である。
したがって、発光素子HS3から発光された光は光ディスク7で遮光され受光素子JS3に受光されないので、光センサPS3はアクティブな状態(光ディスク7の存在を光センサPS3の位置で認識している状態)となり、光センサPS3の出力状態はHIGH状態となる。
同様に、発光素子HS4から発光された光は光ディスク7で遮光され受光素子JS4に受光されないので、光センサPS4はアクティブな状態(光ディスク7の存在を光センサPS4の位置で認識している状態)となり、光センサPS4の出力状態はHIGH状態となる。
図3の(d)は、光ディスク7が矢印F1の方向へディスク再生装置RSからさらに排出される途中の状態(状態D)を示す。光ディスク7はディスク再生装置RSの挿入排出口17から一部が排出されており、光センサPS2に係わる発光素子HS2と受光素子JS2との間、光センサPS3に係わる発光素子HS3と受光素子JS3との間、光センサPS4に係わる発光素子HS4と受光素子JS4との間、光センサPS5に係わる発光素子HS5と受光素子JS5との間に、光ディスク7がある状態である。
したがって、発光素子HS2から発光された光は光ディスク7で遮光され受光素子JS2に受光されないので、光センサPS2はアクティブな状態(光ディスク7の存在を光センサPS2の位置で認識している状態)となり、光センサPS2の出力状態はHIGH状態となる。
同様に、発光素子HS5から発光された光は光ディスク7で遮光され受光素子JS5に受光されないので、光センサPS5はアクティブな状態(光ディスク7の存在を光センサPS5の位置で認識している状態)となり、光センサPS5の出力状態はHIGH状態となる。
なお、光センサPS3および光センサPS4は引き続き、光ディスク7の存在を認識している状態(発光素子と受光素子との間に光ディスク7が存在している状態。)なので、光センサPS3および光センサPS4の出力状態はHIGH状態である。
図4の(a)は、光ディスク7が矢印F1の方向へディスク再生装置RSからさらに排出される途中の状態(状態E)を示す。光ディスク7はディスク再生装置RSのディスク回転部16にある光センサPS1の位置からはずれる。すなわち、光センサPS1に係わる発光素子HS1と受光素子JS1との間には光ディスク7が存在しなくなるので、光センサPS1の出力状態はLOW状態へと変化する。
なお、光センサPS2、PS3、PS4およびPS5は引き続き、光ディスク7の存在を認識している状態(発光素子と受光素子との間に光ディスク7が存在している状態。)なので、光センサPS2、PS3、PS4およびPS5の出力状態はHIGH状態である。
図4の(b)は、光ディスク7が矢印F1の方向へディスク再生装置RSからさらに排出される途中の状態(状態F)を示す。光ディスク7の一端がディスク再生装置RSの内部にあり、光センサPS3およびPS4は引き続き、光ディスク7の存在を認識している状態(発光素子と受光素子との間に光ディスク7が存在している状態。)なので、光センサPS3およびPS4の出力状態はHIGH状態である。
一方、光センサPS2およびS5は、光ディスク7の存在を認識していない状態(発光素子と受光素子との間に光ディスク7が存在していない状態。)へと変化するので、光センサPS2およびS5の出力状態はLOW状態へと変化する。
図4の(c)は、光ディスク7がディスク再生装置RSから排出された状態(状態G)を示す。ディスク再生装置RS内にあるセンサ部6の全てのセンサは光ディスク7の位置を認識することができないので、クランプスイッチKSおよび光センサPS1乃至S5の全ての出力状態はLOW状態となる。
以上、説明してきたように、光ディスク7がディスク再生装置RS内から排出される場合における、光ディスク7の位置とセンサ部6に設けられた各センサの出力状態との関係を説明したが、光ディスク7がディスク再生装置RS内に挿入される場合も同様である。
すなわち、光ディスク7がディスク再生装置RS内に挿入される場合には、図4(C)の状態Gから図3(A)の状態Aへと状態が変化していくことになる。
図5は、図3および図4を用いて説明した各状態(状態A乃至G)と、クランプスイッチKSおよび光センサPS1乃至S5の出力状態の変化の様子を示した状態変化図である。
状態Aは、光ディスク7がディスク再生装置RS内においてディスク回転部16に装着されており、光ディスク7に記録されている情報が読み取り可能な状態である。したがって、クランプスイッチKSがアクティブ状態であるHIGH状態となっている。また、光センサPS1の位置に光ディスク7が存在するので、光センサPS1の出力もアクティブ状態であるHIGH状態となっている。図3(a)に対応する状態図である。
状態Bは、光ディスク7がディスク再生装置RS内においてディスク回転部16から外れた状態であるので、クランプスイッチKSは非アクティブ状態となりLOW状態となっている。図3(b)に対応する状態図である。
状態Cは、光ディスク7の一端が挿入排出口17の近辺に位置する状態である。光センサPS3に係わる発光素子HS3と受光素子JS3との間、および光センサPS4に係わる発光素子HS4と受光素子JS4との間に光ディスク7がある状態である。したがって、光センサPS3およびPS4の出力はアクティブ状態であるHIGH状態となっている。図3(c)に対応する状態図である。
状態Dは、光ディスク7の一端が、挿入排出口17からディスク再生装置RSの外へ出ている状態である。光センサPS2に係わる発光素子HS2と受光素子JS2との間、光センサPS3に係わる発光素子HS3と受光素子JS3との間、光センサPS4に係わる発光素子HS4と受光素子JS4との間、光センサPS5に係わる発光素子HS5と受光素子JS5との間に、光ディスク7がある状態である。
したがって、光センサPS2、PS3、PS4およびPS5の出力はアクティブ状態であるHIGH状態となっている。光センサPS1の出力もアクティブ状態であるHIGH状態となっている。図3(d)に対応する状態図である。
状態Eは、状態Dにおける光ディスク7の位置から、光センサPS1に対応する部分から、光ディスク7の位置がずれた状態を示す図である。光センサPS1に係わる発光素子HS2と受光素子JS2との間に、光ディスク7が存在しなくなった状態を示す。したがって、光センサPS1の出力が非アクティブ状態であるLOW状態となっている。図4(a)に対応する状態図である。
状態Fは、光ディスク7の一端がディスク再生装置RSの内部にあり、光センサPS3およびPS4は引き続き、光ディスク7の存在を認識している状態(発光素子と受光素子との間に光ディスク7が存在している状態。)なので、光センサPS3およびPS4の出力状態はHIGH状態である。その他のセンサ出力は非アクティブ状態となりLOW状態となる。図4(b)に対応する状態図である。
状態Gは、光ディスク7がディスク再生装置RSから排出された状態を示す。ディスク再生装置RS内にあるセンサ部6の全てのセンサは光ディスク7の位置を認識することができないので、クランプスイッチKSおよび光センサPS1乃至PS5の全ての出力状態はLOW状態となる。図4(c)に対応する状態図である。
図6は、駆動ローラ12を回転させる直流モータに印加される電圧を光ディスクの位置を示す状態毎にあらわした図である。直流モータに印加される電圧はマイクロコンピュータ部4からDA変換部3に出力される値で制御される。
図6(a)は、光ディスク7が状態Gから状態Aへ変化していく場合(光ディスク7がディスク再生装置RSに挿入されていく場合)の直流モータに印加される電圧の変化を示した図である。
縦軸は、直流モータに印加される電圧の値がボルト単位で示されている。電圧値が高いほど、直流モータは速い速度で回転するので、駆動ローラ12も速い速度で回転し、光ディスク7は速く移動する。電圧値が零になると、直流モータは回転を停止するので、駆動ローラ12も停止し、光ディスク7も移動しなくなる。
横軸は、光ディスク7とディスク再生装置Sとの位置関係を示す状態である。
状態Gは、光ディスク7が、駆動ローラ12の回転によって最も排出された状態を示す。この状態から、ユーザは光ディスク7をディスク再生装置Sに挿入する。
状態Fは、状態7から光ディスク7の一端が、ディスク再生装置S内に入った状態である。状態Fにおいて、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ電圧値aが印加されるように、DA変換部へ信号を出力する。
状態Eにおいても、直流モータへ印加される電圧値はaなので、状態Fにおける速度と同じ速度で、光ディスク7は、ディスク再生装置S内へ挿入される。
状態Dになると、光ディスク7の中心にある孔が挿入排出口17からディスク再生装置S内に入るので、ユーザの指が、光ディスク7と挿入排出口17との間に挟まれる可能性がなくなる。そこで、マイクロコンピュータ部が、センサ部6を介して、光ディスク7の状態が状態Dであることを検知すると、光ディスク7の搬送速度を上げるために、直流モータに電圧値bを印加する。
直流モータに印加される電圧値がaからbに上昇するので、直流モータの回転速度が上昇し、駆動ローラ12の回転速度も上昇する。その結果、光ディスク7の搬送速度が速くなり、これまでもより早く、光ディスク7がディスク回転部16に到達し、速やかに、光ディスク7に記録されている音楽や映像などの情報を視聴することができるようになる。
状態Cにおいても、光ディスク7の搬送速度を変化させる理由はないので、状態Dにおける速度と同じ速度で、光ディスク7が搬送される。
状態Bになると、光ディスク7がディスク回転部16に固定される直前の位置になるので、駆動ローラ12を回転させるギア(図示せず)がロックされて、駆動ローラ12が回転できなることを防ぐために、駆動ローラ12の回転速度が遅くなるように直流モータへの印加電圧を小さくする(電圧値をbとする)。直流モータへの印加電圧が小さくなると、駆動ローラ12を回転させる直流モータの回転速度が小さくなるので、駆動ローラ12を回転させるギアがロックされることを防ぐことができる。
状態Aにおいて、マイクロコンピュータ部4が駆動ローラ12の回転を停止させる。この状態においては、駆動ローラ12の回転が停止すると同時にディスククランパ18が下降して光ディスク7をディスク回転部16に固定する。これと同時に駆動ローラ12が光ディスク7から離れる。駆動ローラ12が光ディスク7から離れるとディスク回転部16が回転して光ディスク7に記録された情報の再生が行われる。
以上説明したように、光ディスク7をディスク再生装置RS内に挿入させる場合に、直流モータに印加させる電圧を、マイクロコンピュータ部4がセンサ部6の出力状態を基に変化させる。
次に、図6(b)について説明する。図(6)は、ディスク回転部16に装着された光ディスク7が排出される場合の直流モータに印加される電圧の変化を示した図である。
直流モータに印加される電圧は、直流モータを光ディスク7が挿入される場合とは反対方向に回転させるために、負の電圧が印加されている。
状態Aにおいて、ユーザがディスク再生装置RSに設けられたディスク排出スイッチ(図示せず)を押すと、光ディスク7がディスク回転部16から解放され、光ディスク7は駆動ローラ12によって速やかに、状態Bの位置、状態Cの位置、および状態Dの位置まで搬送される。これらの状態においては、光ディスク7を高速で移動させるために、大きい負の電圧値であるdの値が直流モータに印加される。
状態Eは、図4(b)の状態である。状態Eにおいては、光ディスク7のおおよそ半分がディスク再生装置RSから外に排出されている。光ディスク7の排出動作が終了する状態に近づく。そこで、光ディスク7の搬送速度を下げるために、マイクロコンピュータ部4は、直流モータに印加する電圧値を|d|から|c|に小さくする。
状態Fにおいては、マイクロコンピュータ部4は、直流モータに印加する電圧値を零とするが、光ディスク7は、駆動ローラ12の慣性力で、状態Fの位置まで移動する。
次に、図7に、光ディスク7が状態Gから状態Aへ変化していく場合(光ディスク7がディスク再生装置RSに挿入されていく場合)の動作をあらわすフローチャートを示す。
ステップS1において、マイクロコンピュータ部4は、センサ部6からの出力を検知することにより、光ディスク7の位置が状態Fになったか否かを判断する。センサ部6からの出力により、状態Fになったことをマイクロコンピュータ部4が検知した場合には、ステップS2に進む。センサ部6からの出力により、状態Fになったことをマイクロコンピュータ部4が検知しない場合には、ステップS1を繰り返す。
ステップS2において、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値がaとなるように、DA変換部3へ信号を出力する。電圧値aが印加された直流モータは、歯車を介して駆動ローラ12を回転させる。
ステップS3において、マイクロコンピュータ部4は、センサ部6からの出力を検知するにより、光ディスク7の位置が状態Dになったか否かを判断する。センサ部6からの出力により、状態Dになったことをマイクロコンピュータ部4が検知した場合には、ステップS4に進む。センサ部6からの出力により、状態Dになったことをマイクロコンピュータ部4が検知しない場合には、ステップS3を繰り返す。
ステップS4において、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値がb(>a)となるように、DA変換部3へ信号を出力する。電圧値bが印加された直流モータは、歯車を介して駆動ローラ12を高速で回転させる。
ステップS5において、マイクロコンピュータ部4は、センサ部6からの出力を検知するにより、光ディスク7の位置が状態Bになったか否かを判断する。センサ部6からの出力により、状態Bになったことをマイクロコンピュータ部4が検知した場合には、ステップS6に進む。センサ部6からの出力により、状態Bになったことをマイクロコンピュータ部4が検知しない場合には、ステップS5を繰り返す。
ステップS6において、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値がa(<b)となるように、DA変換部3へ信号を出力する。電圧値aが印加された直流モータは、歯車を介して駆動ローラ12を低速で回転させる。
ステップS7において、マイクロコンピュータ部4は、センサ部6からの出力を検知するにより、光ディスク7の位置が状態Aになったか否かを判断する。センサ部6からの出力により、状態Aになったことをマイクロコンピュータ部4が検知した場合には、ステップS8に進む。センサ部6からの出力により、状態Aになったことをマイクロコンピュータ部4が検知しない場合には、ステップS7を繰り返す。
ステップS8において、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値が零となるように、DA変換部3へ信号を出力する。電圧値零が印加された直流モータは、歯車を介して駆動ローラ12の回転を停止させる。
また、ステップS3において、センサ部6からの出力により、状態Dになったことをマイクロコンピュータ部4が検知した後に、センサ部6からの出力により、光センサPS1乃至光センサPS5が光ディスク7を認識することができなくなった場合には、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値をbよりも小さな値となるように、DA変換部3へ信号を出力する。
この状態は、ユーザによって、光ディスク7が光ディスク再生装置RS引き抜かれてしまったことが検知されていること示すので、駆動ローラ12および駆動ローラ12とともに回転するギア等の機械部品の回転音があらかじめ定めたられた音を越えた騒音とならないように、直流モータ、駆動ローラ12およびギア等の機械部品の回転速度を小さくすることが必要なのである。
次に、図8に、光ディスク7が状態Aから状態Gへ変化していく場合(光ディスク7がディスク再生装置RSから排出されていく場合)の動作をあらわすフローチャートを示す。
ステップS11において、マイクロコンピュータ部4は、ディスク排出スイッチ(EJECTスイッチ)が押された否かを検知する。ディスク排出スイッチが押されたことをマイクロコンピュータ部4が検知した場合には、ステップS12に進む。ディスク排出スイッチが押されたことをマイクロコンピュータ部4が検知しない場合には、ステップS11を繰り返す。
ステップS12において、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値がdとなるように、DA変換部3へ信号を出力する。電圧値dが印加された直流モータは、歯車を介して駆動ローラ12を高速で回転させ、光ディスク7をディスク再生装置RSから速やかに排出させようとする。
ステップS13において、マイクロコンピュータ部4は、センサ部6からの出力を検知することにより、光ディスク7の位置が状態Eになったか否かを判断する。センサ部6からの出力により、状態Eになったことをマイクロコンピュータ部4が検知した場合には、ステップS14に進む。センサ部6からの出力により、状態Eになったことをマイクロコンピュータ部4が検知しない場合には、ステップS13を繰り返す。
ステップS14において、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値がc(│d│>│c│)となるように、DA変換部3へ信号を出力する。電圧値cが印加された直流モータは、光ディスク7の排出動作が終了に近づいてきたので、歯車を介して駆動ローラ12を低速で回転させる。
ステップS15において、マイクロコンピュータ部4は、センサ部6からの出力を検知することにより、光ディスク7の位置が状態Fになったか否かを判断する。センサ部6からの出力により、状態Fになったことをマイクロコンピュータ部4が検知した場合には、ステップS16に進む。センサ部6からの出力により、状態Fになったことをマイクロコンピュータ部4が検知しない場合には、ステップS15を繰り返す。
ステップS16において、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値が零となるように、DA変換部3へ信号を出力する。電圧値零が印加された直流モータは、歯車を介して駆動ローラ12の回転を停止させる。
状態Fから状態Gへは、駆動ローラ12の慣性力により移動する。
また、ステップS11において、ディスク排出スイッチが押されたことをマイクロコンピュータ部4が検知した後に、センサ部6からの出力により、光センサS1乃至光センサPS5が光ディスク7を認識することができなくなった場合には、マイクロコンピュータ部4は、直流モータへ印加される電圧値が│d│よりも小さな値となる負の電圧値となるように、DA変換部3へ信号を出力する。
この状態は、ユーザによって、光ディスク7が光ディスク再生装置から引き抜かれてしまったことが検知されていることを示すので、駆動ローラ12および駆動ローラ12とともに回転するギア等の機械部品の回転音があらかじめ定めたられた音を越えた騒音とならないように、直流モータ、駆動ローラ12およびギア等の機械部品の回転速度を小さくするために直流モータの回転速度を小さくする。
なお、本願はスロットインタイプの光ディスク装置について述べてきたが、これに限られるわけではなく、ディスクトレーが付いたタイプの光ディスク装置にも適用できる。また、光ディスク以外にもMD(Mini Dics)等の光磁気ディスクやカセット等の磁気媒体など本発明の趣旨を逸脱しない範囲において様々な記録媒体の適用が可能である。
なお、図7および図8のフローチャートおよび前述した光ディスク7が光ディスク再生装置から引き抜かれてしまった後に対応する動作を行なうプログラムを、フレキシブルディスクに予め記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して予め記録しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該汎用のマイクロコンピュータ等を実施形態に係わるCPUとして機能させることも可能である。
以上述べてきたように、本実施形態においては、光ディスク7がディスク回転部16に固定される直前の位置においては、駆動ローラ12を回転させるギア(図示せず)がロックされて、駆動ローラ12が回転できなることを防ぐために、駆動ローラ12の回転速度が遅くなるように直流モータへの印加電圧を小さくする。直流モータへの印加電圧が小さくなると、駆動ローラ12を回転させる直流モータの回転速度が小さくなるので、駆動ローラ12を回転させるギアがロックされることを防ぐことができる。
また、光ディスク7をディスク挿入排出部1へ挿入している途中において、光ディスクの中心部分の孔にユーザの指が挿入されている状態の場合には、ユーザの指がディスク挿入排出部1の挿入口ではさまれないようにするために、マイクロコンピュータ部4から出力される直流モータへの印加電圧を小さくするように構成した。
また、光ディスク7をディスク挿入排出部1へ挿入している途中において光ディスク7がユーザによってトレーから取られてしまった場合には、駆動ローラ12および駆動ローラ12とともに回転するギア等の機械部品の回転音があらかじめ定めたられた音を越えた騒音とならないように、駆動ローラ12およびギア等の機械部品を回転させる直流モータへの印加電圧を小さくするように、マイクロコンピュータ部4から出力される電圧を制御することができるように構成した。
上記では、直流モータを例に挙げて説明しているが、これに限ることなく、例えば、ステッピングモータでも実現可能である。ステッピングモータは所定周期でのパルス信号により駆動するものであるが、その周期及びパルス信号幅をディスク7の搬送位置に応じて変化させることで、ディスクの搬送速度を変えることができ、直流モータと同様の作用を得ることができる。
例えば、図6(a)における電圧bに対応する状態においては、ステッピングモータに印加される電気信号の周期は、電圧aに対応する状態におけるステッピングモータに印加される電気信号の周期よりも短くする。この場合に、ステッピングモータに印加される電気信号の周期が短い場合は、電気信号の周期が長い場合に比べて、ステッピングモータの回転速度が速くなる。
また、図6(a)における電圧bに対応する状態においては、ステッピングモータに印加される電気信号のパルス幅は、電圧aに対応する状態におけるステッピングモータに印加される電気信号のパルス幅よりも長くなる。この場合に、ステッピングモータに印加される電気信号のパルス幅が短い場合は、電気信号のパルス幅が長い場合に比べて、ステッピングモータの回転速度が速くなる。
ステッピングモータに印加される電気信号の周期およびパルス幅は同時に変化させてもよいし、それぞれ独立に変化させることもできる。
また、図6(b)における電圧dに対応する状態においては、ステッピングモータに印加される電気信号の周期は、電圧cに対応する状態におけるステッピングモータに印加される電気信号の周期よりも短くなる。また、図6(b)における電圧dに対応する状態においては、ステッピングモータに印加される電気信号のパルス幅は、電圧cに対応する状態におけるステッピングモータに印加される電気信号のパルス幅よりも長くなる。
この場合にも、ステッピングモータに印加される電気信号の周期およびパルス幅は同時に変化させてもよいし、それぞれ独立に変化させることもできる。
図6(a)においてステッピングモータに印加される電気信号の位相と、図6(b)においてステッピングモータに印加される電気信号の位相とを逆相にすることにより、ステッピングモータの回転方向を反対に変化させることができる。
実施形態に係るディスク再生装置の概要構成例を示すブロック図である。 実施形態の情報記録媒体挿入排出制御装置Sを設けたディスク再生装置RSの要部の概略構成を示す図で、(a)は平面図、(b)はK矢視図、(c)はL―L断面図である。 実施形態の情報記録媒体の位置と位置検出手段との位置関係をあらわした状態図である。 実施形態の情報記録媒体の位置と位置検出手段との位置関係をあらわした状態図である。 図3及び図4における情報記録媒体の位置と位置検出手段の出力状態との関係を示した図である。 実施形態に係わる情報記録媒体の位置とモータに印加される電圧との関係を示した図である。 実施形態に係わる情報記録媒体挿入排出制御装置の情報記録媒体挿入時の動作をあらわしたフローチャートである。 実施形態に係わる情報記録媒体挿入排出制御装置の情報記録媒体排出時の動作をあらわしたフローチャートである。
符号の説明
1 ディスク挿入排出部1
2 ドライバ部
3 DA変換部
4 マイクロコンピュータ部
5 AD変換部
6 センサ部
7 光ディスク
12 駆動ローラ

Claims (10)

  1. 情報記録媒体が挿入および排出される挿入排出口と情報記録媒体再生位置との間で前記情報記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記情報記録媒体の搬送時における、前記情報記録媒体の位置を検出する位置検出手段と、
    前記情報記録媒体の搬送速度を、前記位置検出手段によって検出される前記情報記録媒体の位置に基づいて少なくとも2つ以上の速度に変化させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御装置。
  2. 請求項1に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置において、
    前記制御手段は、前記情報記録媒体が前記情報記録媒体再生位置の近傍に位置する場合には、前記情報記録媒体の搬送速度をあらかじめ定められた速度より遅くすることを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置において、
    前記制御手段は、前記位置検出手段によって検出された前記情報記録媒体が、情報記録媒体挿入排出動作を完了する前に、前記位置検出手段によって前記情報記録媒体が検出されなくなった場合には、前記情報記録媒体の搬送速度をあらかじめ定められた速度より遅くすることを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御装置。
  4. 請求項3に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置において、
    前記制御手段は、前記情報記録媒体の搬送速度をあらかじめ定められた速度より遅くするとともに、前記搬送手段の挿入または排出動作を完了させることを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置において、
    前記制御手段は、前記情報記録媒体を挿入する場合において、前記位置検出手段によって検出された前記情報記録媒体の中心部分近辺が、情報記録媒体挿入排出制御装置に挿入されるまでは、前記情報記録媒体の搬送速度をあらかじめ定められた速度より遅くし、前記情報記録媒体を排出する場合において、前記位置検出手段によって検出された前記情報記録媒体の中心部分近辺が、情報記録媒体挿入排出制御装置から排出されるまでは、前記情報記録媒体の搬送速度をあらかじめ定められた速度より早くすることを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置において、
    前記制御手段は、前記情報記録媒体の搬送速度を変化させる場合には前記搬送手段に印加される電圧の大きさを制御することを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の情報記録媒体挿入排出制御装置において、
    前記制御手段は、前記情報記録媒体の搬送速度を変化させる場合には前記搬送手段に印加される電気信号の周期または電気信号の幅の少なくとも一方を制御することを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御装置。
  8. 情報記録媒体が挿入および排出される挿入排出口と情報記録媒体再生位置との間で前記情報記録媒体を搬送する搬送工程と、
    前記情報記録媒体の搬送時における、前記情報記録媒体の位置を検出する位置検出工程と、
    前記情報記録媒体の搬送速度を、前記位置検出工程において検出される前記情報記録媒体の位置に基づいて少なくとも2つ以上の速度に変化させる制御工程と、
    を備えることを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御方法。
  9. 情報記録媒体挿入排出制御装置に含まれるコンピュータを、
    情報記録媒体が挿入および排出される挿入排出口と情報記録媒体再生位置との間で前記情報記録媒体を搬送する搬送手段、
    前記情報記録媒体の搬送時における、前記情報記録媒体の位置を検出する位置検出手段、
    前記情報記録媒体の搬送速度を、前記位置検出手段によって検出される前記情報記録媒体の位置に基づいて少なくとも2つ以上の速度に変化させる制御手段、
    として機能させることを特徴とする情報記録媒体挿入排出制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の情報記録媒体挿入排出制御プログラムがコンピュータに読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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