JP2009087143A - 電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009087143A
JP2009087143A JP2007257746A JP2007257746A JP2009087143A JP 2009087143 A JP2009087143 A JP 2009087143A JP 2007257746 A JP2007257746 A JP 2007257746A JP 2007257746 A JP2007257746 A JP 2007257746A JP 2009087143 A JP2009087143 A JP 2009087143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
pointer
pressed
movement
buffer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007257746A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kusakabe
泰宏 日下部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2007257746A priority Critical patent/JP2009087143A/ja
Publication of JP2009087143A publication Critical patent/JP2009087143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】既存のキーボードのキー操作により、精密にポインタの制御を行う。
【解決手段】本発明の電子機器は、ポインタを表示する表示部と、ポインタの操作を行うためのキーボードと、を有してなる電子機器であって、キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、第1のキーから見た第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とするポインタ制御計算部と、ポインタ制御計算部にて計算されたポインタの移動方向と移動量に基づいて、ポインタを移動させるポインタ制御部と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータなどの電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラムに関し、特に、キーボード上のキー操作のみでポインタを制御する技術に関する。
一般的なポインティングデバイスおよびキーボードについて説明する。
マウスに代表される一般的なポインティングデバイスは、両手のどちらかを使用して操作する入力装置である。ポインティングデバイスは、コンピュータなどの電子機器において視覚的・直感的に電子機器の操作を行うことができるGUI(Graphical User Interface)環境が普及した現代では、電子機器の表示部の画面上での現在位置を示す図記号であるポインタを操作することで、位置や方向などの情報を入力するための入力装置として広く一般的に用いられている。
これに対し、キーボードは、両手を使用して操作する入力装置である。キーボードは電子機器において、GUI環境が普及する以前からキーボード上のキー操作により、電子機器の操作全般を行うことのできる入力装置として用いられてきた。GUI環境が普及した現代では、キーボードは、ポインタを操作するポインティングデバイスと併用されることが一般的であり、文字入力に特化して使用されることが多くなっている。
上述したように、現在、電子機器の使用者は、電子機器を操作するに当たり、一般的にキーボードとポインティングデバイスを併用している。このキーボードとポインティングデバイスの併用は、キーボードとポインティングデバイスの間で、手を何度も行き来させる必要があり、電子機器の操作性を損ねるといった問題がある。
また、キーボードとポインティングデバイスの併用は、キーボードとポインティングデバイスの2つの入力装置を机上に配置する必要があり、机上のスペースを広く使用してしまうという問題がある。
これら操作性およびスペースの問題を解決するための手段として、さまざまな技術が開示されている。
特許文献1および特許文献2には、キーボードのキートップにタッチパッド等の接触型センサを設け、指や手のひらと接触型センサの接触によってポインタの制御を行う技術が記載されている。
特許文献3には、キーボードのキー配置の位置情報を記憶し、キーボードにて押下された2つのキー間のベクトル情報を基に、2つのキー間の位置関係からポインタの移動方向を、2つのキー間の距離からポインタの移動量計算し、ポインタを制御する技術が記載されている。
特許文献4および特許文献5には、キーボード上に赤外線等のビームセンサを走らせ、キーボード上の手の動きをビームセンサで検知し、手の動きに合わせてポインタを操作する技術が記載されている。
特開平11−194882号公報 特開2007−018421号公報 特開2001−159943号公報 特開2003−280791号公報 特開2004−185258号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に記載されているキーボードのキートップに接触型センサを配置する技術や、特許文献4および特許文献5に記載されているキーボード上にビームセンサを走らせる技術は、既存のキーボードでは対応できず、新たにハードウェアを必要とする。そのため、新たにハードウェアを購入する必要があり、コストが増大するという課題がある。
また、特許文献3に記載されている、キーボードの押下された2つのキー間のベクトル情報を基に、2つのキーの位置関係からポインタの移動方向を、2つのキー間の距離からポインタの移動量計算し、ポインタを操作する技術では、新たなハードウェアを購入する必要はないものの、キーボード上のキー間の距離が固定されているため、ポインタの精密な移動量の制御が出来ないという課題がある。
本発明の目的は、既存のキーボードのキー操作により、精密にポインタの制御を行うことができる電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の電子機器は、
ポインタを表示する表示部と、ポインタの操作を行うためのキーボードと、を有してなる電子機器であって、
前記キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とするポインタ制御計算部と、
前記ポインタ制御計算部にて計算されたポインタの移動方向と移動量に基づいて、ポインタを移動させるポインタ制御部と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器におけるポインタ制御方法は、
ポインタを表示する表示部と、ポインタの操作を行うためのキーボードと、を有してなる電子機器におけるポインタ制御方法であって、
前記キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とする計算ステップと、
前記計算ステップにて計算されたポインタの移動方向と移動量に基づいて、ポインタを移動させる制御ステップと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のポインタ制御プログラムは、
ポインタを表示する表示部と、ポインタの操作を行うためのキーボードと、を有してなる電子機器に、
前記キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とする計算手順と、
前記計算手順にて計算されたポインタの移動方向と移動量に基づいて、ポインタを移動する制御手順と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、第1のキーから見た第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とする。
これにより、既存のキーボード上の任意のキーを使用し、キーの押下の時間間隔という精密に制御可能な量でポインタの移動量を計算することができるため、既存のキーボード上のキー操作により精密にポインタ制御を行うことができるという効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための最良の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態の電子機器の構成を示す。
図1に示すように、本実施形態の電子機器は、プログラムにて制御可能な電子機器本体1と、電子機器本体1への入力装置であるキーボード2と、を有している。
電子機器本体1は、キー入力イベント制御部11と、設定項目記憶部12と、一時記憶部13と、ポインタ制御計算部14と、ポインタ制御部15と、アプリケーション16と、を有している。なお、図1には図示していないが、電子機器本体1には、ポインタを画面上に表示する表示部が設けられている。以降の説明では、ポインタとは、この表示部の画面上に表示されるポインタのことを指すものとする。
キー入力イベント制御部11は、キーボード2上のキー操作が、ポインタを移動するポインタ移動操作のためのキー操作なのか、ポインタ移動操作以外のポインタ操作のためのキー操作なのか、ポインタ操作以外の操作(例えば、アプリケーション16に対する操作)のためのキー操作なのか、の判定を行う。
設定項目記憶部12は、キーボード2上のキー操作によりポインタ制御を行うための設定情報を記憶している記憶手段である。設定項目記憶部12に記憶されている設定情報には、キー座標テーブル121と、ポインタ制御キー情報122と、ポインタ移動量係数情報123と、が含まれる。キー座標テーブル121は、キーボード2上の全てのキーのキーコードとX座標およびY座標との対応関係を表すテーブルである。ポインタ制御キー情報122は、ポインタ操作のための特殊キーであるポインタ制御キーとして設定したキーボード2上のキーのキーコードを表す設定情報である。ポインタ制御キーには、ポインタ移動機能作動キーと、右クリック動作キーと、左クリック動作キーと、が含まれている。ポインタ移動機能作動キーは、ポインタの移動を可能にするために押下されるキーである。右クリック動作キーおよび左クリック動作キーは、それぞれマウスの右クリックおよび左クリックに相当するキーであるが、右クリック動作キーおよび左クリック動作キーの押下による右クリック動作および左クリック動作は本発明の本質的な部分ではないので、以降の説明は省略する。ポインタ移動量係数情報123は、キーボード2上のキーの押下時間からポインタの移動量を計算する際に用いられ、単位時間あたりのポインタの移動量を表すポインタ移動量係数の設定情報である。
一時記憶部13は、キーボード2上で押下されたキーのキーコードと、キーが押下された時間(押下時間)を記憶するためのバッファとして、バッファ131(第1のバッファ)とバッファ132(第2のバッファ)を有している。バッファ131は、ポインタ制御計算部14でポインタの移動方向と移動量を計算する際の始点となるキー(第1のキー)のキーコードをキーコード情報1311として、押下時間を時間情報1312として、記憶するための記憶手段である。バッファ132は、ポインタ制御計算部14でポインタの移動方向と移動量を計算する際に終点となるキー(第2のキー)のキーコードをキーコード情報1321として、押下時間を時間情報1322として、記憶するための記憶手段である。
ポインタ制御計算部14は、設定項目記憶部12と一時記憶部13の情報を基に、ポインタの移動方向と移動量の計算を行う。
ポインタ制御部15は、ポインタ制御計算部14にて計算されたポインタの移動方向と移動量を基に、ポインタを移動させる等のポインタの制御を行う。
アプリケーション16は、電子機器本体1で動作しているソフトウェアである。
以下に、本実施形態の電子機器におけるポインタ移動動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、キー入力イベント制御部11は、キーボード2上でキーが押下されると(ステップA1)、押下されたキーが、設定項目記憶部12のポインタ制御キー情報122にあらかじめ設定されているポインタ移動機能作動キーであるかの判定を行う(ステップA2)。ここでは、キー入力イベント制御部11は、押下されたキーのキーコードと、ポインタ移動機能作動キーのキーコードと、を比較することにより、上記の判定を行う。
キー入力イベント制御部11は、キーボード2上で押下されたキーがポインタ移動機能作動キーでない場合、キーボード2上でポインタ移動操作以外の操作が行われると判定し、ポインタ移動動作を終了する。
一方、キー入力イベント制御部11は、キーボード2上で押下されたキーがポインタ移動機能作動キーである場合、キーボード2上でポインタ移動操作が行われると判定し、キーボード2上でポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、ポインタ制御キー情報122にポインタ制御キーとして設定されていない任意のキーが押下されたか判定する(ステップA3)。キーが押下されていないが、ポインタ移動機能作動キーの押下が継続している場合は(ステップA11)、ステップA3の処理に戻り、キーが押下されるのを待つ。
キーボード2上でポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、キーが押下された場合、キー入力イベント制御部11は、押下されたキーを第1のキーとし、第1のキーのキーコードをキーコード情報1311として、押下時間を時間情報1312として、バッファ131に記憶する(ステップA4)。
次に、キー入力イベント制御部11は、キーボード2上でポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、さらに、ポインタ制御キーとして設定されていない第1のキー以外の任意のキーが押下されるかの判定をする(ステップA5)。キーが押下されていないが、ポインタ移動機能作動キーの押下が継続している場合は(ステップA12)、ステップA5の処理に戻り、キーが押下されるのを待つ。
キー入力イベント制御部11は、キーボード2上でポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、さらに次のキーが押下された場合、キー入力イベント制御部11は、押下されたキーを第2のキーとし、第2のキーのキーコードをキーコード情報1321として、押下時間を時間情報1322として、バッファ132に記憶する(ステップA6)。さらに、キー入力イベント制御部11は、設定記憶項目部12のキー座標テーブル121とポインタ移動量係数情報123と、バッファ131のキーコード情報1311と時間情報1312と、バッファ132のキーコード情報1321と時間情報1322と、をポインタ制御計算部14に出力する。
次に、ポインタ制御計算部14は、キー入力イベント制御部11から出力された、設定記憶項目部12のキー座標テーブル121およびポインタ移動量係数情報123と、バッファ131のキーコード情報1311および時間情報1312と、バッファ132のキーコード情報1321および時間情報1322と、を基に、ポインタの移動方向と移動量を計算する(ステップA7)。
具体的には、ステップA7においては、まず、ポインタ制御計算部14は、キー座標テーブル121を用いて、キーコード情報1311とキーコード情報1321を第1のキーと第2のキーのX座標およびY座標に変換する。変換したX座標およびY座標に基づいて、第1のキーから見た第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とする。また、ポインタ制御計算部14は、時間情報1312と時間情報1322の差分に基づいて、第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を計算し、計算した時間間隔にポインタ移動量係数情報123として設定されたポインタ移動量係数を掛けた値を、ポインタの移動量とする。計算により求めたポインタの移動方向と移動量はポインタ制御部15に出力される。
その後、ポインタ制御部15は、ポインタ制御計算部14から出力されたポインタの移動方向と移動量を基に、ポインタを移動させる(ステップA8)。
以降、キー入力イベント制御部11は、バッファ132に記憶している情報をバッファ131にコピーする(ステップA9)。この操作により、一時記憶部13は、キーボード2上での連続したキーの押下に対し、常に最新の2つのキーのキーコードと押下時間をバッファ131とバッファ132に記憶しておくことができる。
また、キー入力イベント制御部11は、バッファ132の情報のバッファ131へのコピーが終了した後も、ポインタ移動機能作動キーの押下が継続しているか判定をし(ステップA10)、ポインタ移動機能作動キーの押下が継続している場合、ステップA5の処理にもどり、キーボード2で次のキーが押下されるのを待つ。
なお、ステップA10、ステップA11、およびステップA12の処理において、ポインタ移動機能作動キーの押下が終了している場合、キー入力イベント制御部11は、キーボード2上でのポインタ移動操作が終了したと判定し、ポインタ移動動作を終了する。
以上の動作を具体的な例を挙げて説明する。
例えば、図3および図4に示すように、キーボード2上でポインタ移動機能作動キーが押下され、ポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、第1のキーとして“F”キーが押下されたとする。この場合、ステップA5に移行し、次のキーが押下されるのを待つ。
ここで、図3に示すように、キーボード2上でポインタ移動機能作動キーの押下が継続したまま、続いて第2のキーとして“L”キーが押下された場合、ステップA7に移行し、まず、“F”キーから見た“L”キーの方向が計算される。この場合、一般的なキーボードのキー配置では、“L”キーは“F”キーの真横右に位置するので、ポインタの移動方向は真横右方向となる。また、“F”キーが押下されてから“L”キーが押下されるまでの時間間隔が計算され、計算された時間間隔にポインタ移動量係数123を掛けた値がポインタの移動量となる。その後、ステップA8において、ステップA7で計算したポインタの移動方向と移動量を基に、ポインタの移動が行われる。
一方、図4に示すように、第2のキーとして“L”キーが押下される前に、ポインタ移動機能作動キーの押下が終了した場合、ステップA12により、ポインタを移動させることなく、ポインタ移動動作を終了する。
(第2の実施形態)
図5に示すように、本実施形態の電子機器は、図1に示した第1の実施形態と比較して、タイマー部17を設けた点と、設定項目記憶部12がさらにタイマー閾値情報124を記憶する点と、バッファ132がさらにキー押下間隔情報1323を記憶する点と、バッファ131とバッファ132からそれぞれ時間情報1312と時間情報1322がなくなっている点と、が異なる。その他にも、本実施形態の電子機器は、ポインタ制御キー情報122に設定されているポインタ制御キーが異なる。
以下、本実施形態の電子機器の構成のうち、第1の実施形態と異なる部分の構成について述べる。
ポインタ制御キー情報122には、ポインタ制御キーとして、ポインタ移動制御キーが追加されている。ポインタ移動制御キーは、キーボード2上のキーのうち、ポインタ移動操作に使用できるキーとして設定されたキーである。なお、本実施形態では、後述のように、第1の実施形態で用いたポインタ移動機能作動キーは不要になるので、ポインタ移動機能作動キーの設定情報は削除しても良い。
タイマー部17は、キー入力イベント制御部11によって制御され、キーボード2上でポインタ移動制御キーとして設定されたキーが押下されると、キーが押下されてからの経過時間を計測する。
設定項目記憶部12に追加で記憶されているタイマー閾値情報124は、タイマー部17で計測された時間の閾値を表すタイマー閾値の設定情報である。
バッファ131は、キーボード2上でポインタ移動制御キーとして設定されたキーが押下されると、押下されたポインタ制御キーのキーコードをキーコード情報1311として記憶する。
バッファ132は、キーボード2上でポインタ移動制御キーとして設定されたキーが押下されてから、タイマー閾値の時間が経過する前に、次のポインタ制御キーが押下されると、押下されたポインタ制御キーのキーコードをキーコード情報1321として記憶するとともに、タイマー計測部17で計測された経過時間をキー押下間隔情報1323として記憶する。
以下に、本実施形態の電子機器におけるポインタ移動動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、キー入力イベント制御部11は、キーボード2上でキーが押下されると(ステップB1)、押下されたキーが、設定項目記憶部12のポインタ制御キー情報122に設定されているポインタ移動制御キーであるかの判定を行う(ステップB2)。ここでは、キー入力イベント制御部11は、押下されたキーのキーコードと、ポインタ移動制御キーのキーコードと、を比較することにより、上記の判定を行う。
キー入力イベント制御部11は、キーボード2上で押下されたキーがポインタ移動制御キーでない場合、キーボード2上でポインタ移動操作以外の操作が行われる判断する。この場合、キーボード2上でのキーの押下は、ポインタ移動操作以外のキー操作(例えば、アプリケーション16に対する操作)として処理される(ステップB13)。
キー入力イベント制御部11は、キーボード2上で押下されたキーがポインタ移動制御キーである場合、押下されたポインタ移動制御キーを第1のキーとし、第1のキーのキーコードをバッファ131にキーコード情報1311として記憶し、タイマー部17に、第1のキーが押下されてからの経過時間の計測を開始させる(ステップB3)。
次に、キー入力イベント制御部11は、タイマー部17にて計測された経過時間が、タイマー閾値情報124にあらかじめ設定されたタイマー閾値の時間を超えていないか判定を行う(ステップB4)。
キー入力イベント制御部11は、タイマー部17にて計測された経過時間がタイマー閾値の時間を超えている場合、1つ前のキー操作に対しポインタを移動したかの判定を行い(ステップB12)、ポインタを移動していなければ、ステップB13の処理に進み、キーボード2上でのキーの押下は、ポインタ移動操作以外のキー操作(例えば、アプリケーション16に対する操作)として処理される。また、キー入力イベント制御部11は、ステップB12でポインタを移動していれば、ポインタ移動操作が終了したと判定し、ポインタ移動動作を終了する。
一方、キー入力イベント制御部11は、タイマー部17にて計測された経過時間がタイマー閾値の時間を超えていない場合に、キーボード2上でキーが押下されると(ステップB5)、押下されたキーがポインタ移動制御キーであるかの判定を行う(ステップB6)。
キー入力イベント制御部11は、キーボード2上で押下されたキーがポインタ移動制御キーでない場合、キーボード2上でポインタ移動操作以外の操作が行われる判断し、ステップB13の処理に進み、キーボード2上でのキーの押下は、ポインタ移動操作以外のキー操作として処理される。
キー入力イベント制御部11は、キーボード2上で押下されたキーがポインタ移動制御キーである場合、押下されたポインタ移動制御キーを第2のキーとし、第2のキーのキーコードをバッファ132にキーコード情報1321として記憶する(ステップB7)。また、キー入力イベント制御部11は、タイマー部17の計測を終了し、タイマー部17が計測した経過時間を読み込み、バッファ132にキー押下間隔情報1323として記憶する。さらに、キー入力イベント制御部11は、タイマー部17をリセットし、タイマー部17に、第2のキーが押下されてからの経過時間の計測を開始させる(ステップB8)。キー入力イベント制御部11は、キー座標テーブル121と、ポインタ移動量係数情報123と、キーコード情報1311と、キーコード情報1321と、キー押下間隔情報1323と、をポインタ制御計算部14に出力する。
次に、ポインタ制御計算部14は、キー入力イベント制御部11から出力された、キー座標テーブル121と、ポインタ移動量係数情報123と、キーコード情報1311と、キーコード情報1321と、キー押下間隔情報1323と、を基に、ポインタの移動方向と移動量を計算する(ステップB9)。
具体的には、ステップB9においては、まず、ポインタ制御計算部14は、キー座標テーブル121を用いて、キーコード情報1311とキーコード情報1321を第1のキーと第2のキーのX座標およびY座標に変換する。変換したX座標およびY座標に基づいて、第1のキーから見た第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とする。また、ポインタ制御計算部14は、ポインタ移動量係数情報123とキー押下間隔情報1323を基に、キー押下間隔情報1323にポインタ移動量係数情報123として設定されたポインタ移動量係数を掛けた値を計算し、その値をポインタの移動量とする。ポインタ制御計算部14は、計算により求めたポインタの移動方向と移動量を、ポインタ制御部15に出力する。
その後、ポインタ制御部15は、ポインタ制御計算部14から出力されたポインタの移動方向と移動量を基に、ポインタを移動する(ステップB10)。
以降、キー入力イベント制御部11は、バッファ132のキーコード情報1321をバッファ131のキーコード情報1311にコピーする(ステップB11)。
また、キー入力イベント制御部11は、ステップB4の処理に戻り、タイマー閾値情報124に設定したタイマー閾値の時間を超える前に、キーボード2上でさらに次のキーが押下されるかの判定を行い(ステップB5)、さらに次のキーが押下された場合、ポインタ操作が継続する可能性があると判定し、ステップB6以降の処理が続けられる。
以上の動作を具体的な例を挙げて説明する。
例えば、図7、図8、および図9に示すように、キーボード2上でポインタ移動制御キーとして設定されている“1”キーが第1のキーとして押下されたとする。この場合、ステップB4に移行し、タイマー閾値の時間を超える前に、キーボード2上で第2のキーが押下されるかの判定を行う。ここでは、タイマー閾値が1秒であるとする。
ここで、図7に示すように、キーボード2上で“9”キーが0.5秒後と、タイマー閾値である1秒を超える前に押下され、“9”キーがポインタ移動制御キーである場合、“9”キーを第2のキーとして、ステップB9に移行し、ポインタの移動方向と移動量が計算される。この場合、一般的なキーボードのキー配置では、“9”キーは“1”キーの右上45度方向に位置するので、ポインタの移動方向は右上45度方向となる。また、“1”キーが押下されてから“9”キーが押下されるまでの時間間隔は0.5秒なので、0.5秒にポインタ移動量係数を掛けた値が、ポインタの移動量となる。
また、図8に示すように、キーボード2上で“A”キーが0.5秒後と、タイマー閾値である1秒を超える前に押下されたが、“A”キーがポインタ移動制御キーでない場合、ステップB6で、これまでのキー操作はポインタ移動操作以外の操作のためのキー操作と判定され、ステップB13に移行し、ポインタ移動動作が終了する。
また、図9に示すように、タイマー閾値である1秒を超える前に、キーボード2上でキーが押下されない場合、ステップB12に移行する。この場合、前のキー操作(“1”キーの押下)でポインタの移動を行っていないので、これまでのキー操作はポインタ移動操作以外の操作のためのキー操作と判定され、ステップB13に移行し、ポインタ移動動作が終了する。
一方、図10に示すように、キーボード2上でポインタ移動制御キー以外のキーが押下された場合、ステップB2で、このキー操作はポインタ移動操作以外の操作のためのキー操作と判定され、ステップB13に移行し、ポインタ移動動作が終了する。
なお、本発明の電子機器におけるポインタ制御方法は、上述のように専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを、電子機器にて読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを電子機器に読み込ませ、実行するものであってもよい。電気機器にて読み取り可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、電子機器に内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、電子機器にて読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間の間、動的に電子機器内部の揮発性メモリのように一定時間プログラムを保持しているものを含む。
本発明は、入力装置としてキーボードを有する電子機器に利用可能である。
本発明の第1実施形態の電子機器の構成を示すブロック図である。 図1に示した電子機器におけるポインタ移動動作を説明するフローチャートである。 図1に示した電子機器におけるポインタ移動動作の具体例を説明する図である。 図1に示した電子機器におけるポインタ移動動作の具体例を説明する図である。 本発明の第2の実施形態の電子機器の構成を示すブロック図である。 図5に示した電子機器におけるポインタ移動動作を説明するフローチャートである。 図5に示した電子機器におけるポインタ移動動作の具体例を説明する図である。 図5に示した電子機器におけるポインタ移動動作の具体例を説明する図である。 図5に示した電子機器におけるポインタ移動動作の具体例を説明する図である。 図5に示した電子機器におけるポインタ移動動作の具体例を説明する図である。
符号の説明
1 電子機器本体
2 キーボード
11 キー入力イベント制御部
12 設定項目記憶部
13 一時記憶部
14 ポインタ制御計算部
15 ポインタ制御部
16 アプリケーション
17 タイマー部
121 キー座標テーブル
122 ポインタ制御キー情報
123 ポインタ移動量係数情報
124 タイマー閾値情報
131 バッファ
132 バッファ
1311 キーコード情報
1312 時間情報
1321 キーコード情報
1322 時間情報
1323 キー押下間隔情報

Claims (21)

  1. ポインタを表示する表示部と、ポインタの操作を行うためのキーボードと、を有してなる電子機器であって、
    前記キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とするポインタ制御計算部と、
    前記ポインタ制御計算部にて計算されたポインタの移動方向と移動量に基づいて、ポインタを移動させるポインタ制御部と、を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記キーボード上のキーに設定されたポインタ移動機能作動キーを記憶する設定項目記憶部と、
    前記キーボード上で、前記ポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、押下された前記ポインタ移動機能作動キー以外のキーを前記第1のキーと判断し、前記ポインタ移動機能作動キーの押下がさらに継続したままで、押下された前記ポインタ移動機能作動キーと前記第1のキー以外のキーを前記第2のキーと判断するキー入力イベント制御部と、をさらに有し、
    前記ポインタ制御計算部は、前記キー入力イベント制御部で判断された前記第1および第2のキーの情報を用いて、ポインタの移動量および移動方向を計算する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1のキーのキーコードを記憶する第1のバッファと、
    前記第2のキーのキーコードを記憶する第2のバッファと、をさらに有し、
    前記設定項目記憶部は、前記キーボード上の全てのキーのキーコードとX座標およびY座標との対応関係を表すキー座標テーブルをさらに記憶し、
    前記ポインタ制御計算部は、前記キー座標テーブルを用いて、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーのキーコードを、X座標およびY座標に変換し、変換したX座標およびY座標に基づいて、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、計算した方向をポインタの移動方向とする、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記設定項目部は、単位時間当たりのポインタの移動量を表すポインタ移動量係数をさらに記憶し、
    前記第1のバッファは、前記第1のキーが押下された押下時間をさらに記憶し、
    前記第2のバッファは、前記第2のキーが押下された押下時間をさらに記憶し、
    前記ポインタ制御計算部は、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーの押下時間の差分に基づいて、前記第1のキーが押下されてから前記第2のキーが押下されるまでの時間間隔を計算し、計算した時間間隔に前記ポインタ移動量係数を掛けた値をポインタの移動量とする、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記キーボード上のキーに設定されたポインタ移動制御キーを記憶する設定項目記憶部と、
    前記ポインタ移動制御キーが押下されてからの経過時間を計測するタイマー部と、をさらに有し、
    前記設定項目記憶部は、前記タイマー部で計測された時間の閾値を表すタイマー閾値をさらに記憶し、
    前記電子機器は、さらに、
    前記キーボード上で押下された前記ポインタ移動制御キーを前記第1のキーと判断し、前記タイマー部が計測した、前記第1のキーが押下されてからの経過時間が前記タイマー閾値の時間を超える前に、続いて押下された前記第1のキー以外の前記ポインタ移動制御キーを前記第2のキーと判断するキー入力イベント制御部を有し、
    前記ポインタ制御計算部は、前記キー入力イベント制御部で判断された前記第1および第2のキーの情報を用いて、ポインタの移動量と移動方向を計算する、請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記第1のキーのキーコードを記憶する第1のバッファと、
    前記第2のキーのキーコードを記憶する第2のバッファと、をさらに有し、
    前記設定項目記憶部は、前記キーボード上の全てのキーのキーコードとX座標およびY座標との対応関係を表すキー座標テーブルをさらに記憶し、
    前記ポインタ制御計算部は、前記キー座標テーブルを用いて、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーのキーコードを、X座標およびY座標に変換し、変換したX座標およびY座標に基づいて、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、計算した方向をポインタの移動方向とする、請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記設定項目部は、単位時間当たりのポインタの移動量を表すポインタ移動量係数をさらに記憶し、
    前記第2のバッファは、前記タイマー部が計測した、前記第1のキーが押下されてから、前記第2のキーが押下されるまでの経過時間をさらに記憶し、
    前記ポインタ制御計算部は、前記第2のバッファに記憶している経過時間に、前記ポインタ移動量係数を掛けた値をポインタの移動量とする、請求項6に記載の電子機器。
  8. ポインタを表示する表示部と、ポインタの操作を行うためのキーボードと、を有してなる電子機器におけるポインタ制御方法であって、
    前記キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とする計算ステップと、
    前記計算ステップにて計算されたポインタの移動方向と移動量に基づいて、ポインタを移動させる制御ステップと、を有することを特徴とする電子機器におけるポインタ制御方法。
  9. 設定項目記憶部に前記キーボード上のキーに設定されたポインタ移動機能作動キーを記憶するキー記憶ステップと、
    前記キーボード上で、前記ポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、押下された前記ポインタ移動機能作動キー以外のキーを前記第1のキーと判断し、前記ポインタ移動機能作動キーの押下がさらに継続したままで、押下された前記ポインタ移動機能作動キーと前記第1のキー以外のキーを前記第2のキーと判断する判定ステップと、をさらに有し、
    前記計算ステップでは、前記判定ステップで判断された前記第1および第2のキーの情報を用いて、ポインタの移動量および移動方向を計算する、請求項8に記載の電子機器におけるポインタ制御方法。
  10. 第1のバッファに前記第1のキーのキーコードを記憶する第1バッファ記憶ステップと、
    第2のバッファに前記第2のキーのキーコードを記憶する第2バッファ記憶ステップと、
    前記設定項目記憶部に前記キーボード上の全てのキーのキーコードとX座標およびY座標との対応関係を表すキー座標テーブルをさらに記憶するテーブル記憶ステップと、をさらに有し、
    前記計算ステップでは、前記キー座標テーブルを用いて、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーのキーコードを、X座標およびY座標に変換し、変換したX座標およびY座標に基づいて、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、計算した方向をポインタの移動方向とする、請求項9に記載の電子機器におけるポインタ制御方法。
  11. 前記設定項目記憶部に単位時間当たりのポインタの移動量を表すポインタ移動量係数をさらに記憶する係数記憶ステップをさらに有し、
    前記第1バッファ記憶ステップでは、前記第1のバッファに前記第1のキーが押下された押下時間をさらに記憶し、
    前記第2バッファ記憶ステップでは、前記第2のバッファに前記第2のキーが押下された押下時間をさらに記憶し、
    前記計算ステップでは、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーの押下時間の差分に基づいて、前記第1のキーが押下されてから前記第2のキーが押下されるまでの時間間隔を計算し、計算した時間間隔に前記ポインタ移動量係数を掛けた値をポインタの移動量とする、請求項10に記載の電子機器におけるポインタ制御方法。
  12. 設定項目記憶部に前記キーボード上のキーに設定されたポインタ移動制御キーを記憶するキー記憶ステップと、
    前記ポインタ移動制御キーが押下されてからの経過時間を計測するタイマー計測ステップと、
    前記設定項目記憶部に前記タイマー計測ステップで計測される時間の閾値を表すタイマー閾値をさらに記憶する閾値記憶ステップと、
    前記キーボード上で押下された前記ポインタ移動制御キーを前記第1のキーと判断し、前記タイマー計測ステップが計測する、前記第1のキーが押下されてからの経過時間が前記タイマー閾値の時間を超える前に、続いて押下された前記第1のキー以外の前記ポインタ移動制御キーを前記第2のキーと判断する判定ステップと、をさらに有し、
    前記計算ステップでは、前記判定ステップで判断された前記第1および第2のキーの情報を用いて、ポインタの移動量と移動方向を計算する、請求項8に記載の電子機器におけるポインタ制御方法。
  13. 第1のバッファに前記第1のキーのキーコードを記憶する第1バッファ記憶ステップと、
    第2のバッファに前記第2のキーのキーコードを記憶する第2バッファ記憶ステップと、
    前記設定項目記憶部に前記キーボード上の全てのキーのキーコードとX座標およびY座標との対応関係を表すキー座標テーブルをさらに記憶するテーブル記憶ステップと、をさらに有し
    前記計算ステップでは、前記キー座標テーブルを用いて、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーのキーコードを、X座標およびY座標に変換し、変換したX座標およびY座標に基づいて、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、計算した方向をポインタの移動方向とする、請求項12に記載の電子機器におけるポインタ制御方法。
  14. 前記設定項目記憶部に単位時間当たりのポインタの移動量を表すポインタ移動量係数をさらに記憶する係数記憶ステップをさらに有し、
    前記第2バッファ記憶ステップでは、前記第2のバッファに前記タイマー計測ステップが計測する、前記第1のキーが押下されてから、前記第2のキーが押下されるまでの経過時間をさらに記憶し、
    前記計算ステップでは、前記第2のバッファに記憶している経過時間に、前記ポインタ移動量係数を掛けた値をポインタの移動量とする、請求項13に記載の電子機器におけるポインタ制御方法。
  15. ポインタを表示する表示部と、ポインタの操作を行うためのキーボードと、を有してなる電子機器に、
    前記キーボード上で第1のキーが押下されてから第2のキーが押下されるまでの時間間隔を基にポインタの移動量を計算するとともに、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、その方向をポインタの移動方向とする計算手順と、
    前記計算手順にて計算されたポインタの移動方向と移動量に基づいて、ポインタを移動する制御手順と、を実行させるためのポインタ制御プログラム。
  16. 前記電子機器に、
    設定項目記憶部に前記キーボード上のキーに設定されたポインタ移動機能作動キーを記憶するキー記憶手順と、
    前記キーボード上で、前記ポインタ移動機能作動キーの押下が継続したままで、押下された前記ポインタ移動機能作動キー以外のキーを前記第1のキーと判断し、前記ポインタ移動機能作動キーの押下がさらに継続したままで、押下された前記ポインタ移動機能作動キーと前記第1のキー以外のキーを前記第2のキーと判断する判定手順と、をさらに実行させ、
    前記計算手順では、前記判定手順で判断された前記第1および第2のキーの情報を用いて、ポインタの移動量および移動方向を計算する、請求項15に記載のポインタ制御プログラム。
  17. 前記電子機器に、
    第1のバッファに前記第1のキーのキーコードを記憶する第1バッファ記憶手順と、
    第2のバッファに前記第2のキーのキーコードを記憶する第2バッファ記憶手順と、
    前記設定項目記憶部に前記キーボード上の全てのキーのキーコードとX座標およびY座標との対応関係を表すキー座標テーブルをさらに記憶するテーブル記憶手順と、をさらに実行させ、
    前記計算手順では、前記キー座標テーブルを用いて、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーのキーコードを、X座標およびY座標に変換し、変換したX座標およびY座標に基づいて、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、計算した方向をポインタの移動方向とする、請求項16に記載のポインタ制御プログラム。
  18. 前記電子機器に、
    前記設定項目記憶部に単位時間当たりのポインタの移動量を表すポインタ移動量係数をさらに記憶する係数記憶手順をさらに実行させ、
    前記第1バッファ記憶手順では、前記第1のバッファに前記第1のキーが押下された押下時間をさらに記憶し、
    前記第2バッファ記憶手順では、前記第2のバッファに前記第2のキーが押下された押下時間をさらに記憶し、
    前記計算手順では、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーの押下時間の差分に基づいて、前記第1のキーが押下されてから前記第2のキーが押下されるまでの時間間隔を計算し、計算した時間間隔に前記ポインタ移動量係数を掛けた値をポインタの移動量とする、請求項17に記載のポインタ制御プログラム。
  19. 前記電子機器に
    設定項目記憶部に前記キーボード上のキーに設定されたポインタ移動制御キーを記憶するキー記憶手順と、
    前記ポインタ移動制御キーが押下されてからの経過時間を計測するタイマー計測手順と、
    前記設定項目記憶部に前記タイマー計測ステップで計測される時間の閾値を表すタイマー閾値をさらに記憶する閾値記憶手順と、
    前記キーボード上で押下された前記ポインタ移動制御キーを前記第1のキーと判断し、前記タイマー計測手順が計測する、前記第1のキーが押下されてからの経過時間が前記タイマー閾値の時間を超える前に、続いて押下された前記第1のキー以外の前記ポインタ移動制御キーを前記第2のキーと判断する判定手順と、をさらに実行させ、
    前記計算手順では、前記判定手順で判断された前記第1および第2のキーの情報を用いて、ポインタの移動量と移動方向を計算する、請求項15に記載のポインタ制御プログラム。
  20. 前記電子機器に、
    第1のバッファに前記第1のキーのキーコードを記憶する第1バッファ記憶手順と、
    第2のバッファに前記第2のキーのキーコードを記憶する第2バッファ記憶手順と、
    前記設定項目記憶部に前記キーボード上の全てのキーのキーコードとX座標およびY座標との対応関係を表すキー座標テーブルをさらに記憶するテーブル記憶手順と、をさらに実行させ、
    前記計算手順では、前記キー座標テーブルを用いて、前記第1および第2のバッファにそれぞれ記憶されている前記第1および第2のキーのキーコードを、X座標およびY座標に変換し、変換したX座標およびY座標に基づいて、前記第1のキーから見た前記第2のキーの方向を計算し、計算した方向をポインタの移動方向とする、請求項19に記載のポインタ制御プログラム。
  21. 前記電子機器に、
    前記設定項目記憶部に単位時間当たりのポインタの移動量を表すポインタ移動量係数をさらに記憶する係数記憶手順をさらに実行させ、
    前記第2バッファ記憶手順では、前記第2のバッファに前記タイマー計測手順が計測する、前記第1のキーが押下されてから、前記第2のキーが押下されるまでの経過時間をさらに記憶し、
    前記計算手順では、前記第2のバッファに記憶している経過時間に、前記ポインタ移動量係数を掛けた値をポインタの移動量とする、請求項20に記載のポインタ制御プログラム。
JP2007257746A 2007-10-01 2007-10-01 電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラム Pending JP2009087143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007257746A JP2009087143A (ja) 2007-10-01 2007-10-01 電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007257746A JP2009087143A (ja) 2007-10-01 2007-10-01 電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009087143A true JP2009087143A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40660466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007257746A Pending JP2009087143A (ja) 2007-10-01 2007-10-01 電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009087143A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189527A (ja) * 1984-03-09 1985-09-27 Canon Inc 情報処理装置
JPS647217A (en) * 1987-06-30 1989-01-11 Toshiba Corp Device for instructing cursor movement
JPH01282624A (ja) * 1988-05-10 1989-11-14 Canon Inc 情報処理装置
JPH11102247A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Nec Corp トラックパッド内蔵型キーボード
JP2000181619A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Ricoh Co Ltd 携帯情報処理装置
JP2001159943A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Nec Software Hokkaido Ltd データ入力装置
JP2001166865A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Alpine Electronics Inc 操作指示方式
JP2003298689A (ja) * 2002-04-02 2003-10-17 Canon Inc 携帯電話
JP2006277015A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 操作装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60189527A (ja) * 1984-03-09 1985-09-27 Canon Inc 情報処理装置
JPS647217A (en) * 1987-06-30 1989-01-11 Toshiba Corp Device for instructing cursor movement
JPH01282624A (ja) * 1988-05-10 1989-11-14 Canon Inc 情報処理装置
JPH11102247A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Nec Corp トラックパッド内蔵型キーボード
JP2000181619A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Ricoh Co Ltd 携帯情報処理装置
JP2001159943A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Nec Software Hokkaido Ltd データ入力装置
JP2001166865A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Alpine Electronics Inc 操作指示方式
JP2003298689A (ja) * 2002-04-02 2003-10-17 Canon Inc 携帯電話
JP2006277015A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 操作装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3588201B2 (ja) 座標入力装置およびその制御方法
TWI584164B (zh) 在多點觸控裝置上模擬壓感
JP2006164238A (ja) タッチパッド入力情報の処理方法及びタッチパッド入力情報の処理装置
US20120007816A1 (en) Input Control Method and Electronic Device for a Software Keyboard
JP2008192092A (ja) タッチパネル装置、情報処理装置及びプログラム
JP2012104092A (ja) 視覚障害者による客体操作が可能なタッチスクリーン装置及びその装置における客体操作方法
Shimon et al. Exploring user-defined back-of-device gestures for mobile devices
JP2006236339A (ja) グラフィカルユーザインタフェースを操作する方法及びグラフィカルユーザインタフェース
JP2012137837A (ja) タッチ入力処理装置、情報処理装置およびタッチ入力制御方法
WO2014006806A1 (ja) 情報処理装置
JP5280965B2 (ja) タッチパネル装置及び方法並びにプログラム及び記録媒体
JP2007172303A (ja) 情報入力システム
CN111225107B (zh) 音量调节方法及装置、电子设备、存储介质
TW201520882A (zh) 輸入設備及輸入管理系統
JP5275429B2 (ja) 情報処理装置、プログラムおよびポインティング方法
JP5968588B2 (ja) 電子機器
US20130254691A1 (en) Operating a device with an interactive screen, and mobile device
JP6183820B2 (ja) 端末、及び端末制御方法
JP2009087143A (ja) 電子機器、電子機器におけるポインタ制御方法、およびポインタ制御プログラム
TWI439922B (zh) 手持式電子裝置及其控制方法
JP2001195170A (ja) 携帯型電子機器、入力制御装置、及び記憶媒体
JP6139647B1 (ja) 情報処理装置、入力判定方法、及びプログラム
TW200941307A (en) Extended cursor generating method and device
Tsuchida et al. TetraForce: a magnetic-based interface enabling pressure force and shear force input applied to front and back of a smartphone
JP2014082605A (ja) 情報処理装置、その制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111011