JP2009086599A - 光導波路デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に形成した溝部にフィルタを挿入し、しかも溝部内の空隙を減少させることのできる光導波路デバイスおよびその製造方法を得ること。
【解決手段】光導波路106、108の間に配置された溝部(スリット)には、一方の面にフィルタ103を接着した熱可塑性透明樹脂104からなるフィルタユニット105が挿入され、加熱加圧ツール123によって加熱状態で加圧され、変形される。これにより、スリット内の接着剤121は加圧され余った分が光導波路デバイス100の上面にあふれ出す。熱可塑性透明樹脂104は変形した形状で冷却され硬化する。
【選択図】図4

Description

本発明は、光導波路デバイスおよびその製造方法に係わり、特に波長の選別を行うフィルタ機能を備えた光導波路デバイスおよびその製造方法に関する。
ある種の光導波路デバイスでは、光導波路を進行する光を波長によって反射させたり透過させることによって、その進路を変更する機能を持たせるようにしている。このためには、本発明に関連する関連技術として、たとえば光導波路基板に光導波路をY字状に形成し、その分岐路に相当する位置に溝部(スリット)を設けて、ここに誘電体多層膜フィルタ(以下、単にフィルタと略称する。)を配置することが行われている(たとえば特許文献1参照)。
この第1の関連技術では、ダイシングソーにより約25μmの幅のスリットをまず形成する。次に、このスリットの幅よりもはるかに厚さが薄いフィルタに透明なくさび部品を固定したものを用意して、くさび部品をくさびの先端の細い部分からスリットに打ち込むようにしている。これにより、くさび部品がスリットの内部に押し込まれるにつれて、フィルタのくさび部品と接触していない側の面がスリットの内壁に押し付けられることになる。したがって、フィルタはスリット内に固定されることになる。
この第1の関連技術では、くさび部品の取り付けられたフィルタをスリットに圧入している。したがって、くさび部品の細い先端部分に相当する領域ではスリット内にフィルタやくさび部品が存在しない空間領域が発生してしまう。したがって、この空間領域とくさび部品の間で光の乱反射が発生してしまうという問題がある。
また、フィルタやくさび部品をスリット内で固定する接着剤を使用している場合には、この接着剤が前記した空間領域に流れ込んで固化するおそれがある。この場合にはこの流れ込んだ接着剤によって光の透過特性が損なわれるといった問題も発生する。
このような欠点を除去するために、光導波路基板に設けたスリットに平板状のフィルタを挿入して接着剤で固定することが、本発明の第2の関連技術として提案されている(たとえば特許文献2参照)。
この第2の関連技術では、スリット内に平板状のフィルタを余裕をもって挿入する必要性がある。したがって、フィルタはスリット内で接着剤によって固定していた。この結果、スリットのそれぞれの内壁と、これらに対向するフィルタの面の間にたとえば数μm以上の接着剤の層ができてしまうことになった。この結果、導波路と接着剤の間に位置する界面または接着剤とフィルタの間の界面で、光の反射ロスや、接着剤層内を透過する際の光の吸収ロスが発生し、光導波路型デバイスの特性を悪化させるという問題があった。
更に、入射側の導波路基板と出射側の導波路基板を別々に用意して、これらによってフィルタを挟み込むようにして光導波路デバイスを構成することが、本発明の第3の関連技術として提案されている(たとえば特許文献3参照)。
特開平11−109149号公報(第0021段落、図3) 特開2006−184753号公報(第0026段落、図2) 特開2007−086483号公報(第0026段落〜第0029段落、図2)
この第3の関連技術では、フィルタの両面から別々の導波路基板を取り付ける。このため、入射側と出射側の導波路同士を例えば±1μm以下といった高精度で調芯する必要があり、デバイス自体の組立が困難であり、その結果コストが大きくなる問題点があった。
そこで本発明の目的は、基板に形成した溝部にフィルタを挿入し、しかも溝部内の空隙を減少させることのできる光導波路デバイスおよびその製造方法を提供することにある。
本発明では、(イ)導波路基板の一方の面に形成された導波路の分岐する位置に導波路を横断する形で配置され、その断面が特定の形状となった溝部と、(ロ)この溝部の内壁に露出した前記した導波路の一方または双方にそれぞれ片面を接触させた、これら片面の接触数だけの板状のフィルタと、(ハ)前記した溝部内部に前記した板状のフィルタと隣接する状態で配置され、前記した接触面の反対側の面から前記した板状のフィルタを接触面方向に加圧した状態で硬化した状態の平板状で所定の波長の光を透過する熱可塑性樹脂とを光導波路デバイスに具備させる。
また、本発明では、(イ)所定の形状の光導波路を一方の面に形成した導波路基板の前記した光導波路の分岐する位置に導波路を横断する形で断面が矩形に切り取られた溝部を形成する溝部形成ステップと、(ロ)所定の波長の光を透過する熱可塑性樹脂の特定の面に光学的なフィルタを固定し、このフィルタの面と直交する方向の厚さを前記した溝部形成ステップで形成した前記した溝部の幅よりも短く調整したフィルタユニットを作成するフィルタユニット作成ステップと、(ハ)前記した溝部形成ステップで形成した溝部内に前記した所定の波長の光を透過する所定量の接着剤を収容する接着剤収容ステップと、(ニ)この接着剤収容ステップで接着剤を収容した前記した溝部に前記したフィルタユニット作成ステップで作成したフィルタユニットを前記したフィルタが前記した光導波路の特定の露出面と対向するような状態で挿入するフィルタユニット挿入ステップと、(ホ)このフィルタユニット挿入ステップで前記した溝部にフィルタユニットを挿入した状態で前記した熱可塑性樹脂を規定の温度で加熱しながら加圧してこのフィルタユニットの前記した厚さを前記したフィルタの存在する部位で前記した溝部の幅にまで変形させる熱可塑性樹脂変形ステップと、(へ)この熱可塑性樹脂変形ステップで変形後の前記した熱可塑性樹脂の温度を下げ硬化させる硬化ステップとを光導波路デバイスの製造方法に具備させる。
以上説明したように本発明によれば、熱可塑性樹脂が加熱され加圧された状態で変形したときに溝部に共に挿入されているフィルタを所定位置に固定し、硬化後もこの固定状態を保持した状態となるので、溝部の断面形状に依存せずフィルタを安定して保持することができる。また、熱可塑性樹脂はフィルタを押圧する形で変形するので、少なくとも溝部内の光軸の周囲をこの熱可塑性樹脂が覆うことになり、特にこの領域で空隙を有効に排除して光の散乱を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態における光導波路デバイスをその基板が形成された面の真上から見たものである。光導波路デバイス100は、その光導波路基板101の長方形をした上面における中央位置に所定の幅wのスリット102が設けられている。このスリット102には、平板状のフィルタ103と、平板状の熱可塑性透明樹脂104とが接着したフィルタユニット105が挿入されている。
光導波路基板101の表面には、たとえば半導体プロセスにより全体としてY字形状となるように第1〜第3の光導波路106〜108が形成されている。このうち第1および第2の光導波路106、107は、光導波路基板101の一方(図で左端側)の端面の異なった位置にそれぞれ一端を露出させ、これらの他端側はスリット102の一方(図で左端側)の切断面の位置で合流している。第3の光導波路108は、第1の光導波路106を延長した形で、スリット102の他方(図で右端側)の切断面の位置にその一端を露出させ、他端側を光導波路基板101の他方(図で右端側)の端面に配置している。スリット102の中央位置で光導波路基板101の表面を2つに折り畳んだと仮定したとき、第1の光導波路106と第3の光導波路108は、これにより形成される矩形の2つの短辺を結ぶ直線に対して対称の関係にある。また、第1の光導波路106と第2の光導波路107も、この直線に対して線対称の関係にある。
図2は、図1の第1および第3の光導波路に沿ったA−A方向に光導波路デバイスを切断した場合における切断面が光導波路に接している部分を表わしたものである。光導波路基板101の表面には第1の光導波路106と第3の光導波路108が形成されており、これらの境となるスリット102の深さはdとなっている。このスリット102内では、第1の光導波路106の端面とフィルタ103の一方の面が面接触しており、また第3の光導波路108の端面と熱可塑性透明樹脂104の一方の面が面接触している。
光導波路基板101は、たとえばシリコンから構成されている。スリット102は例えばダイシング加工により形成されており、幅wはたとえば0.2〜0.3mmで深さdは0.2〜0.4mmの寸法を有している。一例としてダイシング加工によってスリット102を形成すると、垂直性が良好で、深さの精度も良好な断面が矩形状に切り取られた溝を容易に形成することができる。
フィルタ103は、特定の波長λ0を境として、この波長λ0より短い波長の光を反射し、波長λ0と同一かこれよりも長い波長の光は透過する屈折率を有している。このようなフィルタ103は、たとえば厚さ20〜30μmの薄膜フィルタで構成することができるが、特にその材料および厚さに制限はない。熱可塑性透明樹脂104は十分小さい透過ロスで光を透過できる樹脂によって形成されている。一例をあげると、150℃程度の温度で軟化する熱可塑性ポリイミドで構成することができる。
スリット102の端面とフィルタ103の境界面およびフィルタ103と熱可塑性透明樹脂104の境界面ならびに熱可塑性透明樹脂104とスリット102の端面との境界面のそれぞれには、図示しない接着剤が介在して各部材を接着固定している。接着剤はたとえば150℃の温度から1分程度で徐々に硬化していく熱硬化性エポキシ接着剤を使用することができるが、これに限定されるものではない。
このような本実施の形態の光導波路デバイス100で、波長λ0よりも短い波長λLの第1の光111と、波長λ0よりも長い波長λHの第2の光112を矢印113で示すように第1の導波路106の端面からフィルタ103方向に入射させたとする。すると、第1の光111はフィルタ103の表面で反射されて、第2の導波路107を進行してその端面から矢印114で示すように射出される。また、第2の光112の方はフィルタ103および熱可塑性透明樹脂104を透過して、第3の導波路108を進行してその端面から矢印115で示すように射出されることになる。
次に、この光導波路デバイス100の製法を説明する。
図3は、図1に示した光導波路デバイスにフィルタユニットを挿入する状態を表わしたものである。フィルタユニット105は、図示しない熱可塑性透明樹脂シートの表面にフィルタ103を接着剤で接着し、固定後にフィルタよりひと回り大きい寸法で熱可塑性透明樹脂シートを切断して形成したものである。一例としてフィルタ103の寸法が横1.4mm、縦0.3mm、厚0.03mmの場合、熱可塑性透明樹脂104は、厚さ0.1mmのシートを、横1.8mm、縦0.5mmの大きさに切断する。この例の場合、光導波路基板101にダイシング加工により形成されたスリット102は、幅wが0.2mmで深さdが0.25mmといったサイズでよい。
このように切断後の熱可塑性樹脂104の薄膜フィルタ103の接着された面のサイズを薄膜フィルタ103のサイズよりも所定の割合だけ大きくしている。これは、熱可塑性樹脂104の加圧時の収縮で薄膜フィルタ103の歪みを最小限とするためである。
作業者は、まず光導波路基板101に形成されたスリット102の内部に接着剤121を適量塗布する。次に、フィルタユニット105の上端部を図示しない加熱加圧ツールに吸着等によって固定する。そして、一例としては150℃といった熱可塑性透明樹脂104が軟化する温度で加熱加圧ツールによって加熱しつつ、矢印122で示すようにフィルタユニット105をスリット102の内部に挿入する。このとき、本実施の形態では薄膜フィルタ103をスリット102における第1および第2の光導波路106、107の露出面と対向するように配置する。
図4は、フィルタユニットをスリットの内部に挿入した後の処理の様子を表わしたものである。フィルタユニット105がスリット102の内部に挿入されたら、加熱加圧ツール123を、なおもスリット102の底面方向に移動させるように力を加えて、熱可塑性透明樹脂104を加圧変形させる。これにより、熱可塑性透明樹脂104の加圧方向(スリット102の深さ方向)の寸法が徐々に縮小し、加圧方向に垂直な方向の寸法が徐々に増大する。そして、最終的には、フィルタユニット105におけるフィルタ103の接着された部分の厚さがスリット102の幅wまで拡大する。
このようにフィルタユニット105が加熱および加圧によって変形してスリット102内での容量が増大していくと、接着剤121はスリット102内部の閉空間に完全に充填され、遂には光導波路基板101の表面にあふれ出す。したがって、このような量に接着剤121の収容量を設定しておくことで、スリット102の内部における空隙を取り除くことができる。
この後、この加圧状態を保持しつつ接着剤121の硬化時間を経過させて、塗布された接着剤121を硬化させる。最後に加熱加圧ツール123の温度を熱可塑性透明樹脂104が硬化する温度まで低下させる。このようにして、光導波路基板101に形成されたスリット102の内壁にフィルタユニット105が密着した状態で固定されることになる。この後、フィルタユニット105との吸着を解除する等の操作によって加熱加圧ツール123を退避させる。
以上説明したように本実施の形態によれば、スリット102とフィルタ103の境界面が加熱加圧ツール123によって加圧された状態で接着剤が硬化する。したがって、この境界面に介在する接着剤121を最小量に抑えることができる。たとえば、この部分の接着剤121の層厚を1μm以下に抑えることができる。これにより、接着剤121の存在による光の反射ロスや吸収ロスの悪影響を少なくすることができ、良好な特性の光導波路デバイス100を得ることができる。
また、本実施の形態では光導波路基板101上にスリット102を形成してフィルタユニット105をこれに挿入することにしたので、光導波路基板101を2つの部品にしてこれを組み立てる必要がない。したがって、光導波路デバイス100の製造コストを増加させることがない。
<発明の変形可能性>
図5は、本発明の変形例としてのフィルタユニットをスリットに挿入して加熱加圧する状態を表わしたものである。この変形例の光導波路デバイス100Aでは、熱可塑性樹脂104のそれぞれの面に第1および第2のフィルタ1031、1032の対応するものを配置している。そして、加熱加圧ツール123によって第1および第2のフィルタ1031、1032を第1および第3の光導波路106、108の対応するものに同時に押し付けた状態で熱可塑性透明樹脂104を硬化させるようにしている。
この変形例では、たとえばX字状に分岐した光導波路のその分岐位置にフィルタユニット105Aを配置することで、いずれの方向から進行してきた光に対しても、特定の波長を境として熱可塑性透明樹脂104を経由せずに反射させることができる。
なお、以上説明した実施の形態では、光導波路基板101上に第1〜第3の光導波路106〜108が全体としてY字状に形成され、これらの分岐位置にフィルタを介在させた例を示したが、光導波路形状は変形例と同様に特に限定されるものではない。すなわち、本発明は光導波路の途中にフィルタを介在させるすべての場合に本発明を適用することができることは当然である。
また、フィルタ103についても誘電体多層膜フィルタ等の各種のフィルタを本発明で適用することができる。フィルタは接着剤で接着する必要はなく、たとえば熱可塑性樹脂104上に直接形成することも可能である。また、薄膜を使用する必要はなく、ガラス素材を使用してもよい。
更に、溝部(スリット)の形成方法もダイシング加工に限定されるものでなく、公知の各種の方法を適用することができることは当然である。特に溝部は導波路基板101の対向する2辺を結ぶスリットである必要はなく、光導波路を横断する形状の窪みであってもよい。更に溝部の断面形状は矩形である必要はなく、またその一辺は導波路基板101の一方の面に垂直であってもよいが、これに限定される必要はない。たとえばフィルタを反射した光がど導波路基板101の上部に配置されたセンサによって検出される構成を採る場合は所定の傾斜角を持つようにしてもよい。
本発明の実施の形態における光導波路デバイスの平面図である。 図1に示した光導波路デバイスのA−A方向断面図である。 図1に示した光導波路デバイスにフィルタユニットを挿入する状態を表わした説明図である。 スリット内でフィルタユニットを加圧変形させる様子を表わした断面図である。 他の実施の形態として両面にフィルタを配置したフィルタユニットが光導波路デバイスに挿入された状態を表わした断面図である。
符号の説明
100 光導波路デバイス
101 光導波路基板
103 フィルタ
104 熱可塑性透明樹脂
105、105A フィルタユニット
106 第1の光導波路
107 第2の光導波路
108 第3の光導波路
121 接着剤
123 加熱加圧ツール

Claims (7)

  1. 導波路基板の一方の面に形成された導波路の分岐する位置に導波路を横断する形で配置され、その断面が特定の形状となった溝部と、
    この溝部の内壁に露出した前記導波路の一方または双方にそれぞれ片面を接触させた、これら片面の接触数だけの板状のフィルタと、
    前記溝部内部に前記板状のフィルタと隣接する状態で配置され、前記接触面の反対側の面から前記板状のフィルタを接触面方向に加圧した状態で硬化した状態の平板状で所定の波長の光を透過する熱可塑性樹脂
    とを具備することを特徴とする光導波路デバイス。
  2. 前記特定の形状は矩形であり、その一辺は前記導波路基板の一方の面に垂直であり、前記溝部は前記導波路基板の対向する2辺を結ぶスリットであることを特徴とする請求項1記載の光導波路デバイス。
  3. 前記導波路はY字状をしており、Y字状に分岐する位置に前記溝部が配置されており、前記溝部の内壁に露出した前記導波路の一方にのみ前記フィルタが配置されていることを特徴とする請求項1記載の光導波路デバイス。
  4. 前記溝部の内壁に露出した前記導波路とこれと対向する前記板状のフィルタの間、および前記溝部内における平板状の熱可塑性樹脂ならびに前記フィルタの間には、前記所定の波長の光を透過する接着剤が加圧状態で硬化していることを特徴とする請求項1記載の光導波路デバイス。
  5. 前記板状のフィルタは前記熱可塑性樹脂の所定の面に接着された薄膜フィルタであり、そのサイズは前記熱可塑性樹脂の加圧時の前記所定の面の収縮後のサイズよりも小さくなっていることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載の光導波路デバイス。
  6. 所定の形状の光導波路を一方の面に形成した導波路基板の前記光導波路の分岐する位置に導波路を横断する形で断面が矩形に切り取られた溝部を形成する溝部形成ステップと、
    所定の波長の光を透過する熱可塑性樹脂の特定の面に光学的なフィルタを固定し、このフィルタの面と直交する方向の厚さを前記溝部形成ステップで形成した前記溝部の幅よりも短く調整したフィルタユニットを作成するフィルタユニット作成ステップと、
    前記溝部形成ステップで形成した溝部内に前記所定の波長の光を透過する所定量の接着剤を収容する接着剤収容ステップと、
    この接着剤収容ステップで接着剤を収容した前記溝部に前記フィルタユニット作成ステップで作成したフィルタユニットを前記フィルタが前記光導波路の特定の露出面と対向するような状態で挿入するフィルタユニット挿入ステップと、
    このフィルタユニット挿入ステップで前記溝部にフィルタユニットを挿入した状態で前記熱可塑性樹脂を規定の温度で加熱しながら加圧してこのフィルタユニットの前記厚さを前記フィルタの存在する部位で前記溝部の幅にまで変形させる熱可塑性樹脂変形ステップと、
    この熱可塑性樹脂変形ステップで変形後の前記熱可塑性樹脂の温度を下げ硬化させる硬化ステップ
    とを具備することを特徴とする光導波路デバイスの製造方法。
  7. 前記溝部形成ステップにおける前記所定の形状は、Y字状の形状であり、前記フィルタユニット作成ステップにおける熱可塑性樹脂に対するフィルタの固定は前記所定の波長の光を透過する接着剤の塗布により行うものであり、また、前記光学フィルタは光の選択的な透過および反射を行うためのフィルタであり、前記熱可塑性樹脂変形ステップにおける加圧は前記熱可塑性樹脂の上端部を前記溝部の底部の方向に押し付けるものであり、前記接着剤収容ステップで収容された接着剤は前記熱可塑性樹脂の変形で前記溝部からはみ出る量に調整されていることを特徴とする請求項6記載の光導波路デバイスの製造方法。
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