JP2002303772A - 波長分離素子の治具、製造装置及び方法 - Google Patents

波長分離素子の治具、製造装置及び方法

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JP2002303772A
JP2002303772A JP2001108153A JP2001108153A JP2002303772A JP 2002303772 A JP2002303772 A JP 2002303772A JP 2001108153 A JP2001108153 A JP 2001108153A JP 2001108153 A JP2001108153 A JP 2001108153A JP 2002303772 A JP2002303772 A JP 2002303772A
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optical filter
jig
press
wavelength separation
separation element
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I Sakai
朋英 坂井
Yukio Imada
行雄 今田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入・位置調整に要する時間を短縮し、低コ
スト化が可能で均一な品質を得られる光学フィルタの光
導波路への挿入方法及び装置を提供する。 【解決手段】 光導波路の上面に溝4を切り、この溝4
内に薄板状の光学フィルタ2および溝4に光学フィルタ
2を圧接する為の圧入材3を挿入する方法において、上
記光導波路状の所定の位置に上記光学フィルタ2、及び
圧入材3を通す為のスリットを個別に設けたスリットを
有する案内具をあてがい、この案内具のスリットを通し
て上記溝4内に光学フィルタ2および圧入材3を挿入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路に光学フ
ィルタを挿入した光ファイバ用波長分離素子の製造技術
に係わり、特に挿入・位置調整に要する時間を短縮し、
低コスト化が可能で均一な品質を得られる光ファイバ用
波長分離素子の治具、製造方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】昨今、インターネットの普及等、家庭に
まで膨大な情報量の通信が行われ、安く早い通信網を設
置することが望まれてきている。そこで、光ファイバを
用いた通信網の設置が急がれているが、この光ファイバ
による通信の分離には、光ファイバ用波長分離素子が用
いられている。そして、従来の波長分離素子の製造方法
としては、例えば、特開昭63−8709号公報に記載
されたものが知られている。
【0003】図4は、従来の波長分離素子の基本構成図
を示すもので、図4において、101はθの角度で交差
する2本のV溝を有するガラス基板、102aは第1の
光ファイバ、102bは第2の光ファイバ、103は第
3の光ファイバ、104は波長λ1の光を反射し、波長
λ2の光を透過するフィルタ、105は波長λ1および
波長λ2の光を効率良く透過し、かつ光ファイバとほぼ
同等の屈折率を有する接着剤である。
【0004】この波長分離素子の製造方法について説明
すると、ガラス基板101の水平方向のV溝に1本の光
ファイバを設置し、θの角度傾いた方向のV溝には、先
端が光ファイバの軸心とθの角度をなすように研磨され
た第3の光ファイバ103を設置し、接着剤105によ
り固定する。波長λ1の光がフィルタ104により反射
されて、第3の光ファイバ103に効率良く入る位置、
つまり、第1の光ファイバ102aの中心と第3の光フ
ァイバ103の中心線との交点に加工断面がくるよう
に、各光ファイバとガラス基板101に切り込み溝を加
工する。この加工により、1本の光ファイバから第1の
光ファイバ102aと第2の光ファイバ102bが作ら
れる。そして、この溝にフィルタ104を挿入後、再
度、接着剤105により固定する。
【0005】しかしながら、上記の波長分離素子の製造
法では、次のような課題が有る。
【0006】フィルタ104は、第1の光ファイバ10
2aと第2の光ファイバ102bとの間に挿入される
為、フィルタ厚が厚いと損失が大きくなる。このため、
フィルタ104には薄型のものが使用される。しかし、
フィルタ厚が薄いと図5のように反りが発生する。この
反りが発生すると、フィルタ104で反射された波長λ
1の光は所定方向(θ方向)とは異なる為、第3の光フ
ァイバ103への入射効率は著しく劣化するという課題
を有しており、さらにこの反り量は個々に大きくばらつ
く為、入射効率は大きくばらつき均一な品質が得られな
い。
【0007】このような課題に対して図6に示すよう
に、ガラス基板の溝に光フィルタを圧接する圧入材を設
けた波長分離素子が提案されている(特願2000−1
65475)。
【0008】この方法では、ガラス基板の溝(幅100
μm程度)に光学フィルタ(厚さ15μm程度)および
圧入材(厚さ75μm程度)を挿入する必要がある。こ
のフィルタの挿入方法として、光学フィルタを機械的に
あるいはバキュームによってチャックし、そのときのフ
ィルタの位置をCCDカメラ等によってモニタリングし
つつ挿入を行う。このチャック装置はXYZθψ5軸の
微動台に取りつけられている。ガラス基板に設けられた
溝も同様にCCDカメラ等によってモニタリングする。
フィルタがうまく溝に挿入されるようにチャック装置を
移動させ、挿入終了後、フィルタを開放する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述の光学フ
ィルタの挿入方法では、光学フィルタがうまく溝に挿入
されるようになるまでの調整時間が長くなる。これは光
学フィルタと溝の平行度を合わせるための角度調整が必
要になるからである。また、フィルタを溝に圧接するよ
うに圧入材を挿入するには、さらに時間と作業熟練が必
要になる。フィルタを溝に挿入できても、圧入材を挿入
するときにフィルタを破損することもあり、破損しなく
ても溝にきちんと圧接できず均一な品質が得られない場
合がある。また、CCDカメラや5軸の微動台等が必要
になるため挿入装置のコストが増大してしまう。
【0010】そこで本発明の目的は、上記課題を解決し
挿入・位置調整に要する時間を短縮し、かつ低コストで
均一な品質を得ることができる波長分離素子の治具、製
造装置及び方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、中央に光学フィルタ、両端部に圧入材を通
過させるスリットを有し、前記光学フィルタを通過させ
る部分の出口側のスリット幅は、この光学フィルタの厚
みより大で、入口側の形状は出口側より開口した形状と
し、前記圧入材を通過させる部分の出口側のスリット幅
は、この圧入材の厚みに光学フィルタの厚みより大で、
入口側の形状は出口側より開口した形状とし、前記光学
フィルタと前記圧入材の両方を通過させる部分の出口側
のスリット幅は、この光学フィルタの厚みにこの圧入材
の厚みを加えた大きさより大で、入口側の形状は出口側
より開口した形状とした波長分離素子の治具を設けたも
のである。
【0012】この構成により、挿入・位置調整に要する
時間を短縮し、かつ低コストで均一な品質を得ることが
できる波長分離素子が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図3を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る波長分
離素子の製造方法及び装置を示している。1は光導波
路、2は光学フィルタ、3は圧入材、4は溝、5は案内
具である。案内具には光学フィルタ用のスリット6、圧
入材用のスリット7が設けられている。
【0015】ここで、スリット6、7の上部には光学フ
ィルタ2、および圧入材3が挿入しやすいように幅広の
テーパが設けられており、かつスリット長手方向は光学
フィルタ2、および圧入材3の位置が決められるように
光学フィルタ2、および圧入材3の幅より若干ひろくス
リット幅を設けておく。さらにスリット下方部は光学フ
ィルタ2および圧入材3の位置が決められるように光学
フィルタ2および圧入材3の厚みより若干広めにストレ
ート部を設ける。このとき溝4と光学フィルタ2の間に
圧入材3が挿入出来る様に図2に示すようなスリットを
形成する。こうすることで光学フィルタ2と溝4の間に
確実に圧入材3を挿入し、溝4に光学フィルタ2を圧接
することが可能となる。
【0016】まず、案内具のスリットと、光導波路の溝
4の位置を合わせる。このとき溝4の端とスリットの端
を合わせておく。そして光学フィルタ2を溝4の奥まで
挿入する。次に圧入材3を挿入する。この後、案内具を
上方に引き抜けば光導波路に光学フィルタ2および圧入
材3を挿入されている。このとき、案内具を移動させれ
ば光学フィルタ2の位置調整も可能である。
【0017】図3は、本発明の実施の形態に係る波長分
離素子の製造方法及び装置を示している。案内具のスリ
ットと光導波路の溝の位置調整において、光導波路に設
けられた溝のうち、同一直線上に無い溝に少なくとも2
つの突起物をはめ込むことにより水平方向の位置調整を
行う。このとき案内具または光導波路のどちらか一方が
自動的にならうように水平方向に自在に稼動可能な機構
を設けておくことにより、位置調整のためのCCDカメ
ラや5軸微動台等の装置を省くことができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる光学フィ
ルタの光導波路への挿入方法および装置によれば、光フ
ィルタおよび圧入材を正確かつ短時間で挿入でき、安価
な装置構成のため、低コストで均一な品質の光ファイバ
用波長分離素子を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る波長分離素子の製造
の概略図
【図2】本発明の実施の形態に係る治具のスリット部の
説明図
【図3】本発明の実施の形態に係る波長分離素子の製造
の概略図
【図4】従来の波長分離素子の基本構成図
【図5】従来の波長分離素子のフィルタ挿入状態の説明
【図6】従来の波長分離素子の出射光と強度分布の同時
調整方法の概略図
【符号の説明】
2 光学フィルタ 3 圧入材 4 溝 6 光学フィルタ用スリット 7 圧入材用スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H047 LA18 MA00 MA05 PA00 TA44 2H048 GA01 GA13 GA24 GA26 GA62 GA66

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に光学フィルタ、両端部に圧入材を
    通過させるスリットを有し、前記光学フィルタを通過さ
    せる部分の出口側のスリット幅は、この光学フィルタの
    厚みより大で、入口側の形状は出口側より開口した形状
    とし、前記圧入材を通過させる部分の出口側のスリット
    幅は、この圧入材の厚みに光学フィルタの厚みより大
    で、入口側の形状は出口側より開口した形状とし、前記
    光学フィルタと前記圧入材の両方を通過させる部分の出
    口側のスリット幅は、この光学フィルタの厚みにこの圧
    入材の厚みを加えた大きさより大で、入口側の形状は出
    口側より開口した形状としたことを特徴とする波長分離
    素子の治具。
  2. 【請求項2】 光学フィルタが通過する部分のスリット
    長さは、この光学フィルタの長さに調整精度を加えた大
    きさで、圧入材が通過する部分のスリット長さは、この
    圧入材の長さに調整精度を加えた大きさであることを特
    徴とする請求項1記載の波長分離素子の治具。
  3. 【請求項3】 波長分離素子の溝部に案内する突起を2
    つ設けたことを特徴とする請求項1、2のいずれかに記
    載の波長分離素子の治具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の波長分
    離素子の治具と、この治具を波長分離素子に設置する手
    段と、光学フィルタを前記治具を通過させて前記波長分
    離素子に挿入する手段と、圧入材を前記治具を通過させ
    て前記波長分離素子に挿入する手段とを有したことを特
    徴とする波長分離素子の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の治具を
    波長分離素子に設置する工程と、光学フィルタを前記治
    具を通過させて前記波長分離素子に挿入する工程と、圧
    入材を前記治具を通過させて前記波長分離素子に挿入す
    る工程とを有したことを特徴とする波長分離素子の製造
    方法。
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